JPH08205317A - ブレーキ力調整装置及び車両制御装置 - Google Patents

ブレーキ力調整装置及び車両制御装置

Info

Publication number
JPH08205317A
JPH08205317A JP933595A JP933595A JPH08205317A JP H08205317 A JPH08205317 A JP H08205317A JP 933595 A JP933595 A JP 933595A JP 933595 A JP933595 A JP 933595A JP H08205317 A JPH08205317 A JP H08205317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking force
speed
deceleration
signal
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP933595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Chikamatsu
秀明 近松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP933595A priority Critical patent/JPH08205317A/ja
Publication of JPH08205317A publication Critical patent/JPH08205317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ余裕距離を短縮し得るブレーキ力調
整装置及び車両制御装置を提供する。 【構成】 減速度演算部1は、速度信号S1から車両8
の実減速度βrを演算する。指令部2は、多段階のブレ
ーキ力の少なくとも一つに応じた目標の減速度βmを記
憶し、速度信号S1により与えられる走行速度が現示信
号S2により与えられる制限速度を超えている時に、実
減速度βrと目標の減速度βmとの偏差に応じて指令す
るブレーキ力の一つを決定し、決定されたブレーキ力に
応じてブレーキ指令信号BS1〜BS3を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ力調整装置及
び車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両制御装置に併用されるブレ
ーキシステムは、デジタル指令式が一般に用いられる。
デジタル指令式のブレーキシステムは、交友社発行の
「わかりやすい電気指令式ブレーキ」第7頁〜第11
頁、鉄道ジャーナル社発行の鉄道ジャーナル90年7月
号「鉄道車両のブレーキ(2)」第157頁〜第159
頁に詳述されている。上記文献に記載された最も一般的
な組合わせとなる、自動列車制御装置(ATC装置)
と、純2進3ビット指令方式のブレーキシステムについ
て簡単に説明する。運転台に設置されたブレーキ設定器
は、ブレーキノッチの操作量に応じて2進数で表現され
た7段階のブレーキ力を3ビットのブレーキ指令信号と
して出力する。運転手は、信号機の現示を見ながら車両
の走行速度が現示信号の制限速度に入るようにブレーキ
ノッチを操作する。ATC装置は、現示信号の制限速度
と車両の走行速度とを照査し、走行速度が制限速度を超
えているときに、全ブレーキ(7段階)を指令する。ブ
レーキ力調整装置は、ATC装置からの全ブレーキ指令
が1本の指令線によって指令されるため、1本の指令線
から3本の指令線に分岐させて3ビットのブレーキ指令
信号に変換して出力する。ブレーキ設定器によるブレー
キ指令信号と、ブレーキ力調整装置によるブレーキ指令
信号とはオア的に処理される。従って、ATC装置が作
動したときは、常時全ブレーキが掛かる。
【0003】近年のデジタル指令式のブレーキシステム
では、乗り心地の改善等の観点から、ATC装置が作動
した時のブレーキ力を5段階のブレーキ力に固定して設
定することがある。5段階のブレーキ力は、車両が平坦
線を走行し、かつ、予定されたブレーキ力が得られるこ
とを前提として決定される。このため、ATC閉塞区間
の区間長は、5段階のブレーキ力に応じた減速度よりも
小さい減速度にて算定し、かつ、車重の軽重、路線の勾
配条件、実際のブレーキ力のバラツキ等によるブレーキ
距離の変動を考慮したブレーキ余裕距離を加味して決定
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレーキ力調整装置及び車両制御装置は、以下のような
問題点を有している。 (A)ブレーキ力は5段階のブレーキ力に固定されてい
るので、車重の軽重、路線の勾配条件、実際のブレーキ
力のバラツキ等によりブレーキ距離が変化し、大きなブ
レーキ余裕距離を必要としている。このため、ブレーキ
余裕距離の短縮ができず、ATC閉塞区間が長くなり、
閉塞区間を詰めた高密度運転の障害となっている。 (B)車両の走行速度が制限速度を超えているときに、
走行速度と制限速度との偏差に関係なく、5段階または
7段階のブレーキ力により車両を減速するため、乗り心
地が悪くなると共に、車輪踏面(レールとの接触面)が
すり減って車輪のフラット化を生じる。車輪のフラット
化は乗り心地の悪化や走行騒音の増加の原因となってい
る。
【0005】そこで、本発明の課題は、ブレーキ余裕距
離を短縮し得るブレーキ力調整装置及び車両制御装置を
提供することである。
【0006】本発明の更にもう一つの課題は、路線状況
等に影響されず一定のブレーキ距離を確保し得るブレー
キ力調整装置及び車両制御装置を提供することである。
【0007】本発明のもう一つの課題は、走行速度と制
限速度との偏差に応じてブレーキ力を調整し得るブレー
キ力調整装置及び車両制御装置を提供することである。
【0008】本発明のもう一つの課題は、乗り心地の悪
化及び車輪のフラット化を防止し得るブレーキ力調整装
置及び車両制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係るブレーキ力調整装置は、減速度演算部
と、指令部とを含む。前記減速度演算部は、速度信号が
入力され、前記速度信号から車両の実減速度を演算す
る。前記指令部は、多段階のブレーキ力の少なくとも一
つに応じた目標の減速度を記憶し、現示信号、前記速度
信号及び前記実減速度が入力され、前記速度信号により
与えられる走行速度が前記現示信号により与えられる制
限速度を超えている時に、前記実減速度と前記目標の減
速度との偏差に応じて指令するブレーキ力の一つを決定
し、決定されたブレーキ力に応じてブレーキ指令信号を
出力する。
【0010】前記指令部は、好ましくは、前記現示信号
により与えられる制限速度と前記速度信号により与えら
れる走行速度との偏差に応じて前記目標の減速度を決定
する。また、前記現示信号は、好ましくは、ATC現示
信号でなる。
【0011】前記指令部は、更に好ましくは、多段階の
ブレーキ力に応じた減速度が最大ブレーキ力を等分割し
て与えられる。
【0012】本発明に係る車両制御装置は、ブレーキ力
調整装置を含み、前記ブレーキ力調整装置が本発明に係
るブレーキ力調整装置でなる。前記車両制御装置は、好
ましくは、自動列車制御装置または自動列車停止装置で
ある。
【0013】
【作用】減速度演算部は、速度信号が入力され、速度信
号から車両の実減速度を演算する。指令部は、多段階の
ブレーキ力の少なくとも一つに応じた目標の減速度を記
憶し、速度信号により与えられる走行速度が現示信号に
より与えられる制限速度を超えている時に、実減速度と
目標の減速度との偏差に応じて指令するブレーキ力の一
つを決定し、決定されたブレーキ力に応じてブレーキ指
令信号を出力する。この構成によれば、実減速度がフィ
ードバックされ、実減速度が目標の減速度より小さい場
合は、指令部がブレーキ力を増加させるようなブレーキ
指令信号を出力し、実減速度が目標の減速度よりも大き
い場合は、指令部がブレーキ力を減少させるようなブレ
ーキ指令信号を出力する。このように、指令部が実減速
度を一定にするようなブレーキ指令信号を出力するか
ら、車重、路線の勾配条件、実際のブレーキ力のバラツ
キ等によるブレーキ余裕距離を短縮できる。また、実減
速度を一定にするすることができるから、路線状況等に
影響されず一定のブレーキ距離を確保できる。
【0014】指令部は、現示信号により与えられる制限
速度と速度信号により与えられる走行速度との偏差に応
じて目標の減速度を決定する。この構成によれば、制限
速度と走行速度との偏差が小さい場合は、目標の減速度
を小さく設定でき、偏差が大きい場合は目標の減速度を
大きく設定できるので、走行速度と制限速度との偏差に
応じてブレーキ力を調整し、乗り心地の悪化、車輪のフ
ラット化を防止できる。また、車輪のフラット化による
走行騒音の増加も防止できる。
【0015】本発明に係る車両制御装置は、ブレーキ力
調整装置を含み、ブレーキ力調整装置が本発明に係るブ
レーキ力調整装置でなるから、本発明に係るブレーキ力
調整装置の上記特徴及び利点の全てを有する車両制御装
置が得られる。
【0016】本発明の更に具体的な特徴及び利点は、図
面を参照して更に詳しく説明する。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係るブレーキ力調整装置の構
成を示すブロック図である。本発明に係るブレーキ力調
整装置は、鉄道や新都市交通システム等において、軌道
上を走行する車両の車両制御装置、例えばATS装置、
ATC装置と一緒に使用されるものである。ブレーキ力
調整装置Aは、減速度演算部1と、指令部2とを含む。
参照符号7は軌道、8は車両である。
【0018】減速度演算部1は、速度信号S1が入力さ
れ、速度信号S1から車両8の実減速度βrを演算す
る。速度信号S1は、車両8の走行速度を示すものであ
ればよく、一般に、タコジェネレータ11が車輪の回転
数を検出し、図示しないF/V変換器が検出した回転数
を周波数/電圧変換(F/V変換)して得ることができ
る。減速度演算部1は、マイクロコンピュータで構成さ
れ、A/D変換回路を介して与えられる速度信号S1の
単位時間当りの変化から実減速度βrを演算する。
【0019】指令部2は、多段階のブレーキ力の少なく
とも一つに応じた目標の減速度βmを記憶する。指令部
2は、マイクロコンピュータで構成される。多段階のブ
レーキ力は、純2進3ビット指令方式のブレーキシステ
ムにあっては、7段階のブレーキ力を有する。目標の減
速度βmは、例えば、5段階のブレーキ力に応じた減速
度β5に設定される。7段階のブレーキ力は、例えば、
減速度β7が3.7km/h/sに設定されるので、5
段階のブレーキ力に応じた目標の減速度β5は、2.6
4km/h/sとなる。
【0020】指令部2は、速度信号S1、現示信号S2
及び実減速度βrが入力され、速度信号S1により与え
られる走行速度が現示信号S2により与えられる制限速
度を超えている時に、実減速度βrと目標の減速度βm
との偏差に応じて指令するブレーキ力の一つを決定し、
決定されたブレーキ力に応じてデジタル化されたブレー
キ指令信号BS1〜BS3を出力する。純2進3ビット
指令方式においては、ブレーキ指令信号BS1〜BS3
のそれぞれは2進数の各位に対応している。5段階のブ
レーキ力を指令する場合は、BS1とBS3が「1」と
なる。ブレーキ指令信号BS1〜BS3は、多段式中継
弁5を励磁し、ブレーキシリンダ6を作動させる。現示
信号S2は、軌道7及び車上子81を介して、ATC地
上装置71から与えられる。
【0021】指令部2は、5段階のブレーキ指令信号B
S1〜BS3を出力した時に、実減速度βrが目標の減
速度βmより小さい場合に、実減速度βrと目標の減速
度βmとの偏差に応じて、6段階または7段階のブレー
キ指令信号BS1〜BS3を出力する。例えば、偏差が
0.26km/h/sを超え、0.78km/h/s以
下の場合は、6段階のブレーキ指令信号BS1〜BS3
を出力する。偏差が0.78km/h/sを超える場合
は、7段階のブレーキ指令信号BS1〜BS3を出力す
る。5段階のブレーキ指令信号BS1〜BS3を出力し
た時に、実減速度βrが目標の減速度βmより大きい場
合に、実減速度βrと目標の減速度βmとの偏差に応じ
て、4段階〜1段階のブレーキ指令信号BS1〜BS3
を出力する。例えば、偏差が0.26km/h/sを超
え、0.78km/h/s以下の場合は、4段階のブレ
ーキ指令信号BS1〜BS3を出力する。偏差が0.7
8km/h/sを超え、1.3km/h/s以下の場合
は、3段階のブレーキ指令信号BS1〜BS3を出力す
る。
【0022】図2は本発明に係るブレーキ力調整装置を
純2進3ビット指令方式のブレーキシステムに接続した
状態を示す回路図である。図において、図1と同一参照
符号は同一性ある構成部分を示している。参照符号3は
ブレーキノッチの操作により純2進3ビットのブレーキ
指令信号S31〜S33を発生するブレーキ設定器、4
1〜43はブレーキ指令信号S31〜S33を伝送する
指令線、51は先頭車両における多段式中継弁、61は
同じくブレーキシリンダ、52は第2車両の多段式中継
弁、62は同じくブレーキシリンダである。多段式中継
弁51、52及びブレーキシリンダ61、62の構成
は、「わかりやすい電気指令式ブレーキ」第10頁〜第
11頁に詳述されている。ブレーキ指令信号BS1〜B
S3が出力された時は、運転士がブレーキノッチの操作
を止めるか、ブレーキ指令信号S31〜S33の出力を
禁止するように構成される。ダイオードD1〜D3は、
ブレーキ指令信号S31〜S33がブレーキ力調整装置
Aに流入するのを防止する。
【0023】上述したように、減速度演算部1は、速度
信号S1が入力され、速度信号S1から車両の実減速度
βrを演算する。指令部2は、多段階のブレーキ力の少
なくとも一つに応じた目標の減速度βmを記憶し、速度
信号S1により与えられる走行速度が現示信号S2によ
り与えられる制限速度を超えている時に、実減速度βr
と目標の減速度βmとの偏差に応じて指令するブレーキ
力の一つを決定し、決定されたブレーキ力に応じてデジ
タル化されたブレーキ指令信号を出力する。このため、
実減速度βrがフィードバックされ、実減速度βrが目
標の減速度βmより小さい場合は、指令部2がブレーキ
力を増加させるようなブレーキ指令信号BS1〜BS3
を出力し、実減速度βrが目標の減速度βmよりも大き
い場合は、指令部2がブレーキ力を減少させるようなブ
レーキ指令信号BS1〜BS3を出力する。このよう
に、指令部2が実減速度βrを一定にするようなブレー
キ指令信号BS1〜BS3を出力するから、車重、線路
の勾配条件、実際のブレーキ力のバラツキ等によるブレ
ーキ余裕距離を短縮できる。また、実減速度βrを一定
にするすることができるから、路線状況等に影響され
ず、一定のブレーキ距離を確保できる。
【0024】指令部2は、現示信号S2により与えられ
る制限速度と速度信号S1により与えられる走行速度と
の偏差に応じて目標の減速度βmを決定する。このた
め、制限速度と走行速度との偏差が小さい場合は、目標
の減速度βmを小さく設定でき、偏差が大きい場合は目
標の減速度βmを大きく設定でき、走行速度と制限速度
との偏差に応じてブレーキ力を調整し、乗り心地の悪
化、車輪のフラット化を防止できる。また、車輪のフラ
ット化による走行騒音の増加も防止できる。
【0025】指令部2は、多段階のブレーキ力に応じた
減速度が最大ブレーキ力を等分割して与えられる。この
ため、実減速度βrの調整がスムーズに行なわれ、乗り
心地の悪化、車輪のフラット化を防止できる。
【0026】実施例では、現示信号S2がATC現示信
号で与えられる。ATC現示信号は、多段階の速度信号
でなる。ATC現示信号S2の一例を示すと、75現
示、55現示、40現示、25現示、0現示があり、そ
れぞれが制限速度75km/h、55km/h、40k
m/h、25km/h、0km/hを指令する。このた
め、制限速度75km/hを超えて走行した時は、自動
的に制限速度75km/hまで減速される。運転士が5
5現示を75現示と間違えた場合は、速度差20km/
hに応じた目標の減速度βmが設定され、その目標の減
速度βmで55km/hまで減速される。従って、AT
C閉塞区間の区間長は、目標の減速度βmで減速した場
合のブレーキ距離まで短縮でき、ATC閉塞区間を詰め
た高密度運転が可能となる。また、図示しないATC装
置に同期して適切なブレーキ力を調整できる。
【0027】図3は本発明に係るブレーキ力調整装置の
具体的な動作を説明する図である。横軸は走行距離、縦
軸は走行速度を示してある。図は、閉塞区間1T〜3T
のそれぞれに55現示、40現示、25現示が与えら
れ、自動的に減速する場合を示してある。線路条件は、
閉塞区間1Tが平坦、閉塞区間2Tが上り勾配、閉塞区
間3Tが下り勾配となっている。目標の減速度βmは、
5段階のブレーキ力に応じた減速度β5に設定される。
【0028】閉塞区間1Tでは、閉塞区間1Tの線路条
件が平坦であるから、5段階のブレーキ指令信号B5
(BS1及びBS3が「1」)が出力される。閉塞区間
2Tでは、閉塞区間2Tの線路条件が上り勾配であるか
ら、5段階のブレーキ指令信号B5では実減速度βrが
目標の減速度βmより大きくなり、4段階のブレーキ指
令信号B4(BS3が「1」)が出力される。閉塞区間
3Tでは、閉塞区間3Tの線路条件が下り勾配であるか
ら、5段階のブレーキ指令信号B5では実減速度βrが
目標の減速度βmより小さくなり、6段階のブレーキ指
令信号B6(BS2及びBS3が「1」)が出力され
る。閉塞区間1T〜3Tのブレーキ距離L1〜L3は、
実減速度βrが目標の減速度βmに調整されるから、速
度差に比例した距離となる。ブレーキ距離L1は、ブレ
ーキ距離L2及びL3の4/3倍となる。
【0029】ブレーキ力調整装置は、車両の速度制御を
する図示しない車両制御装置内に設けることもできる。
例えば、車両制御装置がATC装置であれば、本発明に
係るブレーキ力調整装置の上記特徴及び利点の全てを有
するATC装置が得られる。ATS装置についても同様
である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)ブレーキ余裕距離を短縮し得るブレーキ力調整装
置及び車両制御装置を提供できる。 (b)路線状況等に影響されず一定のブレーキ距離を確
保し得るブレーキ力調整装置及び車両制御装置を提供で
きる。 (c)走行速度と制限速度との偏差に応じてブレーキ力
を調整し得るブレーキ力調整装置及び車両制御装置を提
供できる。 (d)乗り心地の悪化及び車輪のフラット化を防止し得
るブレーキ力調整装置及び車両制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキ力調整装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係るブレーキ力調整装置を純2進3ビ
ット指令方式のブレーキシステムに接続した状態を示す
回路図である。
【図3】本発明に係るブレーキ力調整装置の具体的な動
作を説明する図である。
【符号の説明】
A ブレーキ力調整装置 1 減速度演算部 2 指令部 S1 速度信号 S2 現示信号 βr 実減速度 βm 目標の減速度 BS1〜BS3 ブレーキ指令信号 3 ブレーキ設定器 S31〜S33 ブレーキ指令信号(ブレーキ設定器) 41〜43 指令線 5 多段式中継弁 6 ブレーキシリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減速度演算部と、指令部とを含むブレー
    キ力調整装置であって、 前記減速度演算部は、速度信号が入力され、前記速度信
    号から車両の実減速度を演算するものであり、 前記指令部は、多段階のブレーキ力の少なくとも一つに
    応じた目標の減速度を記憶し、現示信号、前記速度信号
    及び前記実減速度が入力され、前記速度信号により与え
    られる走行速度が前記現示信号により与えられる制限速
    度を超えている時に、前記実減速度と前記目標の減速度
    との偏差に応じて指令するブレーキ力の一つを決定し、
    決定されたブレーキ力に応じてブレーキ指令信号を出力
    するものであるブレーキ力調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレーキ力調整装置で
    あって、 前記指令部は、前記現示信号により与えられる制限速度
    と前記速度信号により与えられる走行速度との偏差に応
    じて前記目標の減速度を決定するブレーキ力調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のブレーキ力調
    整装置であって、 前記現示信号は、ATC現示信号でなるブレーキ力調整
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のブレーキ力調
    整装置であって、 前記指令部は、多段階のブレーキ力に応じた減速度が最
    大ブレーキ力を等分割して与えられるブレーキ力調整装
    置。
  5. 【請求項5】 ブレーキ力調整装置を含み、車両の速度
    制御をする車両制御装置であって、 前記ブレーキ力調整装置は、請求項1、2、3または4
    の何れかに記載されたものでなる車両制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車両制御装置であっ
    て、 前記車両制御装置は、自動列車制御装置または自動列車
    停止装置である車両制御装置。
JP933595A 1995-01-24 1995-01-24 ブレーキ力調整装置及び車両制御装置 Pending JPH08205317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP933595A JPH08205317A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 ブレーキ力調整装置及び車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP933595A JPH08205317A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 ブレーキ力調整装置及び車両制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08205317A true JPH08205317A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11717608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP933595A Pending JPH08205317A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 ブレーキ力調整装置及び車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08205317A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320037A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Toshiba Corp 車両定位置停止自動制御装置および車両運転支援装置。
JP2009136117A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Univ Nihon 運転操作解析方法、運転操作解析装置、及び、運動操作解析プログラム
US8010271B2 (en) 2007-05-30 2011-08-30 Mitsubishi Electric Corporation Brake control device for electric vehicle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320037A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Toshiba Corp 車両定位置停止自動制御装置および車両運転支援装置。
JP4664730B2 (ja) * 2005-05-10 2011-04-06 株式会社東芝 車両定位置停止自動制御装置および車両運転支援装置。
US8010271B2 (en) 2007-05-30 2011-08-30 Mitsubishi Electric Corporation Brake control device for electric vehicle
JP2009136117A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Univ Nihon 運転操作解析方法、運転操作解析装置、及び、運動操作解析プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5440489A (en) Regulating a railway vehicle
US4459668A (en) Automatic train control device
US4217643A (en) Speed maintaining control of train vehicles
EP0539885B1 (en) Optimal train running-pattern calculating apparatus and system including the same
JP2011205738A (ja) 自動列車運転装置
US4270716A (en) Transit vehicle speed control apparatus and method
US5474267A (en) Method and device for a smooth and timely deceleration or stop in automatic train control
KR20110056412A (ko) 차량 운전 장치
JPH06284519A (ja) 列車走行制御装置
JPH08205317A (ja) ブレーキ力調整装置及び車両制御装置
JPH0799708A (ja) 列車自動運転装置
JP4673498B2 (ja) 自動列車停止装置及び自動列車停止方法
JP4172007B2 (ja) 車上主体型自動列車制御装置
JP4025954B2 (ja) 車上主体型自動列車制御装置
US4556941A (en) Transit vehicle speed maintaining control apparatus and method
JPH1169516A (ja) 力行カット方式を用いた自動列車制御装置
JPH11103508A (ja) 可変式加減速パターン生成方法
JPH0690508A (ja) 自動列車運転装置
JP4025955B2 (ja) 車上主体型自動列車制御装置
JPH07193916A (ja) ブレーキ力調整装置及び車両制御装置
JP3262953B2 (ja) 列車の目標減速度制御装置
JP3186933B2 (ja) 列車の速度制御装置
JPH07131907A (ja) 電車のインバータ群制御装置
JPH118906A (ja) 鉄道車両用ブレーキ制御装置
JPH0576107A (ja) 電気車制御装置