JPH08205263A - 信号伝送装置 - Google Patents

信号伝送装置

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JPH08205263A
JPH08205263A JP746295A JP746295A JPH08205263A JP H08205263 A JPH08205263 A JP H08205263A JP 746295 A JP746295 A JP 746295A JP 746295 A JP746295 A JP 746295A JP H08205263 A JPH08205263 A JP H08205263A
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station
signal
master station
slave station
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JP746295A
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Inventor
Seiji Onishi
省二 大西
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を統括する親局の自局のリセット(電源
断等)や交信相手である子局各々のリセット(電源断
等)によるデータの0クリアを通常実行する信号伝送に
より検出することができ、親局が子局のデータを再度セ
ットする機能動作で信号伝送路が混雑しないようにする
ことができる信号伝送装置を得る。 【構成】 親局(2A)に、上位システム(1)からの
制御信号(S1)を出力信号(S3)として格納するバ
ッフア(21,22)と、子局(3A1〜3An)からの
認識信号(S8)を実質的に含む出力信号(S9)と自
局の内部信号(S10)を比較するバッフア(23,2
4)とを設け、子局(3A1〜3An)に、親局(2A)
からの出力信号(S3)に基づいて認識信号S8を生成
するバッフア(32,33)生成手段を設け、親局(2
A)はバッフア(23,24)の比較結果に基づいて出
力信号S3を子局(3A1〜3An)へ伝送するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、信号伝送装置に関
し、特に例えばローカルネットワークに位置付けられる
信号伝送装置において、装置を統括する親局が自局のリ
セット(電源断等)や交信相手である子局各々のリセッ
ト(電源断等)によるデータ(伝送信号)の0クリアを
検出し、データの再セットを行う機能に用いて好適な信
号伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の信号伝送装置のシステム構
成を示すブロック図である。図において、1はローカル
ネットワークへ制御信号を与える例えば計装コントロー
ラ等の上位システム、2は上位システム1に接続され、
ローカルネットワークを統括する親局、31〜3nは信号
伝送路(シリアルバス)4を介して親局2に接続され、
親局2からの出力信号により負荷制御/運転表示等を行
う子局である。
【0003】図5は従来の信号伝送装置の親局2と子局
3の具体的回路構成の一例を示すブロック図である。な
お、ここでは、説明の都合上子局31〜3nを代表的に子
局3として表し、親局2と子局3は、後述される各信号
が格納される例えば8ビットのバッフア21〜23およ
びバッフア31,32のみを代表的に示している。ま
た、子局3のバッフア31,32は、8ビットの信号の
内この場合有効ビットである4ビットのみが格納されて
いる状態を示している。
【0004】図において、S1は上位システム1から親
局2へ転送される制御信号で、親局2のバッフア21に
格納される。S2は親局2のバッフア22にセットされ
ている内部信号(通常運転時は、制御信号S1の旧デー
タを格納)、S3は親局2が子局3へ伝送する出力信
号、S4は子局3のバッフア31にセットされている内
部信号(通常運転時は、出力信号S3の旧データを格
納)、S5は子局3が起動時に親局2に対して送出する
復旧信号、S6は親局2が定期的に子局3の運転状態を
確認するために子局3に対して送出する状態監視信号、
S7は子局3が外部からの4点入力(有効ビット4ビッ
トを含む入力)に応答して親局2へ伝送する出力信号
(親局2への入力信号)であって、この出力信号S7は
子局3では、バッフア32に格納されており、親局2に
伝送されると、バッフア23に格納される。
【0005】次に、動作について図を参照しながら説明
する。先ず、親局2のみがリセット(電源断等)から復
旧した場合を想定する。リセットにより親局2のバッフ
ア21とバッフア22にそれぞれ格納されている制御信
号S1と内部信号S2は0クリアされる。子局3では、
復旧前に親局2から伝送された出力信号S3を内部信号
S4としてバッフア31に保持しているため、本来であ
れば、親局2は子局2に対して出力信号S3の伝送は行
わない。
【0006】しかしながら、復旧後の親局2では、復旧
起動時に上位システム1からの制御信号S1が再度バッ
フア21にセットされ、0クリアされたバッフア22の
内部信号S2と比較される。このとき内部信号S2は0
クリアされたものであるので、両方の信号の内容は異な
る。そこで、親局2はそのときの制御信号S1をバッフ
ア22に内部信号S2としてセットし、この内部信号S
2を子局3に対し出力信号S3として信号伝送路4を介
して伝送する。子局3では、伝送されて来た出力信号S
3を一旦バッフア31に内部信号S4として格納した後
実質的に4点出力(有効ビット4ビットを含む出力)と
して外部に出力する。この方式は、いわゆるCSMA
(Carrier Sense Multiple Access)方式と呼ばれるも
ので、フレーム同士の衝突を減少させるために、フレー
ム送出を開始する直前(送信要求時)に信号伝送路4が
使用されているか否かを信号検出によって調べ、空いて
いれば、信号をおくりたいとき(状態変化がある場合)
に送信を行う方式である。
【0007】ところで、上記の想定では、親局2の起動
時に上位システム1からの制御信号S1の状態により親
局2から送出される出力信号S3が多数発生した場合
は、信号混雑が考えられる。つまり、親局2が信号伝送
路4を占有し、子局3が親局2に対して交信できない状
態となる。また、親局2のバッフア22に格納されてい
る内部信号S2は、起動時に“0”になるため、制御信
号S1が“0”から“1”に変化した場合のみ出力信号
S3を伝送するCSMA方式のみでは、親局2の起動時
以降に確実な信号伝送を行えない場合がある。そこで、
(制御信号S1が“1”から“0”に変化した場合で
の)確実な信号伝送を行うために、従来は、親局2の起
動時に子局3に対して信号内容に関係なく制御信号S1
を全て出力信号S3として信号伝送を実行する方法、ま
た、親局2がポーリング方式により子局3に対してバッ
フア22に格納されている内部信号S2を出力信号S3
として定期的に信号伝送を実行する方法等を駆使してい
るが、いずれにしても親局2の起動時の信号伝送路4上
の信号混雑は避けられない。
【0008】次に、子局3のみがリセット(電源断等)
から復旧した場合を想定する。リセットにより子局3の
バッフア31に格納されている内部信号S4は0クリア
される。親局2が子局3に対して再度出力信号S3の信
号伝送を行わない限り、バッフア31の内部信号S4は
0クリアのままである。親局2は子局3のリセットを定
期的に実行する状態監視信号S6の信号伝送により検出
し、該当する子局3に対して出力信号S3の信号伝送を
行う。この方式は、いわゆるポーリング方式と呼ばれ
る。
【0009】ところで、上記の想定では、親局2が行う
リセット検出は、ポーリング方式による定期的な監視で
あるため、子局3が一時的なリセット(定期的信号伝送
の間隔内でのリセット等)を発生した場合は、リセット
を検出できない場合がある。そこで、確実に子局3のバ
ッフア31に内部信号S4をセットするために、従来
は、親局2がポーリング方式により子局3に対してバッ
フア22に格納されている内部信号S2を再度出力信号
S3として定期的に信号伝送を実行する方法、また、子
局3が復旧時に復旧信号S5の信号伝送を行い、この復
旧信号S5を受けた親局2が該当する子局3にバッフア
22に格納されている内部信号S2を再度出力信号S3
として信号伝送を実行する方法等を駆使しているが、信
号伝送路4上の信号混雑は避けられない。
【0010】また、上述では、親局2,子局3の各構成
要素であるバッフアのリセットに対する従来の対策につ
いて説明したが、システム的には、共有する信号伝送路
4の故障も考えられる。この信号伝送路4の故障復旧時
は親局2では故障時間内の子局3のリセットを検出でき
ない場合がある。そこで、確実に子局3のバッフア31
に内部信号S4を再度セットするためには、子局3のみ
がリセットから復旧した場合における上述した方法が必
要になる。しかしながら、この場合も、信号伝送路4の
信号混雑は避けられない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号伝送装置は
以上のように構成されているので、以下のような問題点
があった。すなわち、装置を統括する親局の自局のリセ
ット(電源断等)や交信相手である子局各々のリセット
(電源断等)によるデータの0クリアを検出する機能が
複雑化しているまたはその機能を持たない上に再度デー
タをセットする機能も複雑化しているまたは単なる定期
的な交信のみであるので、それらの機能を維持するため
に、信号伝送路が一時的に混雑しているのが現状であ
る。また、リセット対策のための信号伝送路の混雑は、
同時にリセット(人為的な電源操作等)する機器台数の
増加、装置の大規模化を余儀なくする傾向にある。さら
に、信号伝送路を各構成機器のリセット対策のために混
雑させることは、通常の信号伝送の応答速度や装置の信
頼性等に悪影響を及ぼす。
【0012】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、装置を統括する親局の自局のリセ
ット(電源断等)や交信相手である子局各々のリセット
(電源断等)によるデータの0クリアを通常実行する信
号伝送により検出することができ、親局が子局のデータ
を再度セットする機能動作で信号伝送路が混雑しないよ
うにすることができる信号伝送装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る信号伝送装置は、親局に、上位システムからの制御情
報を出力情報として格納する格納手段と、子局からの認
識情報と自局の内部情報を比較する比較手段とを設け、
子局に、親局からの出力情報に基づいて認識情報を生成
する生成手段を設け、親局は比較手段の比較結果に基づ
いて出力情報を子局へ伝送するようにしたものである。
【0014】請求項2記載の発明に係る信号伝送装置
は、請求項1の発明において、子局が、親局からの出力
情報を自局の出力情報に設定して認識情報を生成するも
のである。
【0015】請求項3記載の発明に係る信号伝送装置
は、請求項1の発明において、親局が、子局からの認識
情報と自局の内部情報の内容が異なるときに子局がリセ
ット状態であると判定するものである。
【0016】請求項4記載の発明に係る信号伝送装置
は、請求項1の発明において、親局が、その出力情報の
変化に基づいて子局に対し信号伝送する場合に該当する
子局からの認識情報を確認し、この認識情報が自局の内
部情報と同一の内容であれば信号伝送を実行しないもの
である。
【0017】請求項5記載の発明に係る信号伝送装置
は、請求項1または2の発明において、認識情報が、親
局からの出力情報を子局の出力情報の未使用の領域に設
定して形成されるものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明においては、親局で子局か
らの認識情報と自局の内部情報を比較し、その比較結果
に基づいて出力情報を子局へ伝送するので、装置を統括
する親局が通常実行する信号伝送のみで自局のリセット
(内部データ無し)や交信相手である子局各々のリセッ
ト(内部データ無し)を容易に検出でき、親局は子局の
データを再セットする機能動作を必要時のみ実行でき、
信号伝送路の混雑が緩和されて信号伝送路を有効に使用
できる。
【0019】請求項2記載の発明においては、子局は、
親局からの出力情報を自局の出力情報に設定して認識情
報を生成するので、子局の出力情報の空き信号を有効に
活用でき、機能追加によるデータ長の増加はなく、特に
通信速度の遅いシステムでは有用となる。
【0020】請求項3記載の発明においては、親局は、
子局からの認識情報と自局の内部情報の内容が異なると
きに子局がリセット状態であると判定するので、子局の
リセット状態を確実に把握することができる。
【0021】請求項4記載の発明においては、親局は、
その出力情報の変化に基づいて、つまり、CSMA方式
で子局に対し信号伝送する場合に該当する子局からの認
識情報を確認し、この認識情報が自局の内部情報と同一
の内容であれば信号伝送を実行しないようにしているの
で、子局からの認識情報と自局の内部情報の内容が異な
るときに子局がリセット状態であると判定するので、信
号伝送路の有効使用をより図ることができる。
【0022】請求項5記載の発明においては、認識情報
を、親局からの出力情報を子局の出力情報の未使用の領
域に設定して形成するので、データ長が変化せず、慣用
のシステムとの互換性を容易に取ることができる。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例のシステム構成を示す
ブロック図であり、図4と対応する部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。図において、2Aは上
位システム1に接続され、ローカルネットワークを統括
する親局、3A1〜3Anは信号伝送路(シリアルバス)
4を介して親局2Aに接続され、親局2Aからの出力信
号により負荷制御/運転表示等を行う子局である。
【0024】図2は図1の親局2Aと子局3Aの具体的
回路構成の一例を示すブロック図である。なお、ここで
は、説明の都合上子局3A1〜3Anを代表的に子局3A
として表し、親局2Aと子局3Aは、後述される各信号
が格納される例えば8ビットのバッフア21〜24およ
びバッフア31〜33のみを代表的に示している。ま
た、子局3Aのバッフア31〜33は、8ビットの信号
の内この場合有効ビットである4ビットのみが格納され
ている状態を示している。また、バッフア21,22は
制御情報(制御信号)を出力情報(出力信号)として格
納する格納手段を構成し、バッフア23,24と後述の
図3のステップST3,ST7の機能は、認識情報(認
識信号)と内部情報(内部信号)を比較する比較手段を
構成し、バッフア32,33は認識情報を生成する生成
手段を構成する。
【0025】図において、S8は子局3Aのバッフア3
1に格納されている内部信号S4がそのままバッフア3
3にセットされた認識信号、S9はバッフア32に格納
されている出力信号S7に認識信号S8を加算して形成
された出力信号である。つまり、バッフア33に格納さ
れている認識信号S8の下位4ビット(有効ビット)が
実質的にバッフア32に格納されている出力信号S7の
上位4ビット(無効ビット)の部分に挿入されて、8ビ
ット全てが有効ビットである出力信号S9が形成され
る。この出力信号S9は子局3Aより親局2Aに入力信
号として伝送されて親局2Aのバッフア23に格納され
る。S10は親局2Aのバッフア24に格納されている
内部信号であって、この内部信号S10はバッフア23
に格納されている出力信号S9と比較するのに用いられ
る。従って、この出力信号S10も8ビット全てが有効
ビットである。信号S8,S9およびS10において、
斜線部分は、特に本実施例で採用された信号成分を表し
ている。
【0026】次に、動作について図を参照しながら説明
する。先ず、子局3Aのみがリセット(電源断等)から
復旧した場合を想定する。リセットにより子局3Aのバ
ッフア31に格納されている内部信号S4は0クリアさ
れ、4点出力は全て“0”状態となる。当然ながら、バ
ッフア33の認識信号S8も0クリアされ、復旧起動時
に親局2Aからの定期交信によりバッフア32に格納さ
れている出力信号S7と0クリアされたバッフア33の
認識信号S8が加算されて出力信号S9となり、この出
力信号S9が親局2Aに入力信号として伝送され、バッ
フア23にセットされる。親局2Aでは、このバッフア
23にセットされた出力信号S9とバッフア24に格納
されている内部信号S10とを比較し、内容が異なる場
合(この時点では当然一致していない)には、親局2A
は子局3Aのリセットを定期的に実行する状態監視信号
S6の信号伝送により検出し、該当する子局3Aに対し
て出力信号S3の信号伝送を行う。
【0027】この出力信号S3の信号伝送により子局3
Aのバッフア31に内部信号S4が再度セットされ、4
点出力がリセット前の状態に回復する。当然バッフア3
3に格納されている認識信号S8も回復する。その後も
親局2Aからの定期交信によりバッフア32に格納され
ている出力信号S7とバッフア33の認識信号S8が加
算されて出力信号S9となり、この出力信号S9が親局
2Aに入力信号として伝送され、バッフア23にセット
される。親局2Aでは、このバッフア23にセットされ
た出力信号S9とバッフア24に格納されている内部信
号S10とを比較するが、このとき両方の信号の内容が
同一のため出力信号S3の信号伝送は実行されず、信号
伝送が必要最小限に抑えられる。
【0028】さらに、このときの親局2Aにおける動作
を図3のフローチャートの処理1(ステップST1〜S
T5)を参照して説明する。ステップST1において、
状態監視信号S6による状態監視か否かを判別し、状態
監視であれば、ステップST2において、該当する子局
3Aに出力情報があるか否か、つまり、子局3Aより伝
送された出力信号S9がバッフア23にセットされてい
るか否かを判別し、出力情報があれば、ステップST3
において、バッフア24に格納されている内部信号S1
0と実質的に認識信号S8を含むバッフア23にセット
されている出力信号S9を比較し、一致してなければ、
子局3Aに異常があり、リセットにより子局3Aのバッ
フア31の内容は0クリアの状態にあり、ステップST
4において、親局2Aは該当する子局3Aのリセットを
定期的に実行する状態監視信号S6の信号伝送により検
出し、ステップST5において、親局2Aは、バッフア
22に格納されている内部信号S2を出力信号S3とし
て該当する子局3Aに対して再送信する。
【0029】なお、ステップST1で状態監視でなく、
また、ステップST2で該当する子局3Aに出力情報が
なく、また、ステップST3で内部信号10と出力信号
S9が一致していれば、いずれも出力信号S3の信号伝
送は実行されず、処理1の動作を終了する。この動作が
定期交信(ポーリング式)による処理である。
【0030】次に、親局2Aのみがリセット(電源断
等)から復旧した場合を想定する。リセットにより親局
2Aのバッフア21とバッフア22にそれぞれ格納され
ている制御信号S1と内部信号S2は0クリアされる。
そして、復旧起動時に上位システム1からの制御信号S
1が再度バッフア21にセットされ、0クリアされたバ
ッフア22の内部信号S2と比較される。このとき内部
信号S2は0クリアされたものであるので、両方の信号
の内容は異なる。そこで、親局2はそのときの制御信号
S1をバッフア22に内部信号S2としてセットする。
【0031】さらに、復旧起動後に定期交信により収集
されバッフア23に格納された子局3Aからの実質的に
認識信号S8(上位4ビット)を含む出力信号S9と、
バッフア24に格納されている内部信号S10とを比較
する。このとき、両方の信号は一致していないので、先
にバッフア22にセットした内部信号S2を子局3に対
し出力信号S3として信号伝送路4を介して伝送する。
かくして、実質的に親局2Aのバッフア21に格納され
ている制御信号S1と子局3Aのバッフア31に格納さ
れている内部信号S4が異なる場合のみ親局2Aから子
局3Aに対して出力信号S3の信号伝送が実行されるの
で、親局2Aの起動時でも信号伝送を必要最小限に抑え
ることができる。
【0032】さらに、このときの親局2Aにおける動作
を図3のフローチャートの処理2(ステップST6〜S
T8)を参照して説明する。ステップST6において、
出力信号S3に変化があるか否か、つまり、バッフア2
1に格納されている制御信号S1とバッフア22に格納
されている内部信号S2が一致しているか否かを判別
し、両方の信号が一致してなければ、ステップST7に
おいて、バッフア24に格納されている内部信号S10
と該当する子局3Aからの実質的に認識信号S8を含む
バッフア23にセットされている出力信号S9を比較
し、一致してなければ、ステップST8において、親局
2Aは、バッフア22に格納されている内部信号S2を
出力信号S3として該当する子局3Aに対して送信す
る。
【0033】なお、ステップST6で出力信号S3に変
化がなく、また、ステップST7で内部信号10と出力
信号S9が一致していれば、いずれも出力信号S3の信
号伝送は実行されず、処理2の動作を終了する。この動
作が上位システム1からの信号変化(CSMA方式)に
よる処理である。
【0034】このように、本実施例では、装置を統括す
る親局が通常実行する信号伝送のみで自局のリセット
(内部データ無し)や交信相手である子局各々のリセッ
ト(内部データ無し)を容易に検出でき、親局は子局の
データを再セットする機能動作を必要時のみ実行でき、
信号伝送路の混雑が緩和されて信号伝送路を有効に使用
できる。また、子局の入力と出力の合計が8点(8ビッ
ト)と設定し、各出力信号の空き信号を有効に活用する
ため、機能追加によるデータ長の増加はなく、特に通信
速度の遅いシステムでは有用である。また、データ長が
変化しないため、慣用のシステムとの互換性も容易に取
ることができる。
【0035】実施例2.なお、上記実施例では、この発
明を入出力8点の子局に適用した場合について説明した
が、これに限定されず、その他の入出力量例えば8点以
上(バイト単位)の子局にも同様に適用でき、同様の効
果を奏する。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、親局に、上位システムからの制御情報を出力情報と
して格納する格納手段と、子局からの認識情報と自局の
内部情報を比較する比較手段とを設け、子局に、親局か
らの出力情報に基づいて認識情報を生成する生成手段を
設け、親局は比較手段の比較結果に基づいて出力情報を
子局へ伝送するようにしたので、装置を統括する親局が
通常実行する信号伝送のみで自局のリセット(内部デー
タ無し)や交信相手である子局各々のリセット(内部デ
ータ無し)を容易に検出でき、親局は子局のデータを再
セットする機能動作を必要時のみ実行でき、信号伝送路
の混雑が緩和されて信号伝送路を有効に使用できるとい
う効果がある。
【0037】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明において、子局が、親局からの出力情報を自局の出
力情報に設定して認識情報を生成するので、請求項1の
発明の効果に加えて、子局の出力情報の空き信号を有効
に活用でき、機能追加によるデータ長の増加はなく、特
に通信速度の遅いシステムでは有用となるという効果が
ある。
【0038】請求項3記載の発明によれば、請求項1の
発明において、親局が、子局からの認識情報と自局の内
部情報の内容が異なるときに子局がリセット状態である
と判定するので、請求項1の発明の効果に加えて、子局
のリセット状態を確実に把握することができるという効
果がある。
【0039】請求項4記載の発明によれば、請求項1の
発明において、親局が、その出力情報の変化に基づいて
子局に対し信号伝送する場合に該当する子局からの認識
情報を確認し、この認識情報が自局の内部情報と同一の
内容であれば信号伝送を実行しないので、請求項1の発
明の効果に加えて、信号伝送路の有効使用をより図るこ
とができるという効果がある。
【0040】請求項5記載の発明によれば、請求項1ま
たは2の発明において、認識情報が、親局からの出力情
報を子局の出力情報の未使用の領域に設定して形成され
るので、請求項1または2の発明の効果に加えて、デー
タ長が変化せず、慣用のシステムとの互換性を容易に取
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる信号伝送装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】 この発明にかかる信号伝送装置の一実施例の
要部の具体例を示すブロック図である。
【図3】 この発明にかかる信号伝送装置の一実施例の
動作説明に供するためのフローチャートである。
【図4】 従来の信号伝送装置を示すブロック図であ
る。
【図5】 従来の信号伝送装置の具体的回路構成の一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 上位システム、2A 親局、3A 子局、4 信号
伝送路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位システムに接続された親局と、該親
    局に信号伝送路を介して接続された複数の子局とを備え
    た信号伝送装置において、 上記親局に、上記上位システムからの制御情報を出力情
    報として格納する格納手段と、上記子局からの認識情報
    と自局の内部情報を比較する比較手段とを設け、 上記子局に、上記親局からの出力情報に基づいて上記認
    識情報を生成する生成手段を設け、 上記親局は上記比較手段の比較結果に基づいて上記出力
    情報を上記子局へ伝送するようにしたことを特徴とする
    信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記子局は、上記親局からの出力情報を
    自局の出力情報に設定して認識情報を生成する請求項1
    記載の信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記親局は、上記子局からの認識情報と
    自局の内部情報の内容が異なるときに上記子局がリセッ
    ト状態であると判定する請求項1記載の信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記親局は、その出力情報の変化に基づ
    いて上記子局に対し信号伝送する場合に該当する子局か
    らの認識情報を確認し、該認識情報が自局の内部情報と
    同一の内容であれば信号伝送を実行しない請求項1記載
    の信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 上記認識情報は、上記親局からの出力情
    報を子局の出力情報の未使用の領域に設定して形成され
    る請求項1または2記載の信号伝送装置。
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