JPH0820517A - 育毛剤及びその製造法 - Google Patents

育毛剤及びその製造法

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JPH0820517A
JPH0820517A JP17620194A JP17620194A JPH0820517A JP H0820517 A JPH0820517 A JP H0820517A JP 17620194 A JP17620194 A JP 17620194A JP 17620194 A JP17620194 A JP 17620194A JP H0820517 A JPH0820517 A JP H0820517A
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JP
Japan
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hair
alcohol
urine
growing agent
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP17620194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaku Rin
江澤 林
Yuki Hayashi
祐己 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOMOTO MARI
Original Assignee
NOMOTO MARI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 哺乳動物の尿由来のアルコール不溶性の高分
子物質を有効成分として含有することを特徴とする育毛
剤、及び哺乳動物の尿を水に対して透析し、得られた非
透析液を濃縮した後、アルコール、アセトン又は硫酸ア
ンモニウムを添加して沈殿物を得ることを特徴とする育
毛剤の製造法。 【効果】 哺乳動物の尿由来の真に有効な育毛剤が提供
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、哺乳動物の尿由来の高
分子物質を有効成分とする育毛剤及びその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、哺乳動物の尿からは、エリトロポ
エチン、ウロキナーゼ等の種々の生理活性物質が見出さ
れている。
【0003】しかしながら、前記エリトロポエチン、ウ
ロキナーゼを含めて哺乳動物の尿由来の物質が育毛効果
を有するとの報告はなされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、哺乳動物の
尿由来の真に有効な育毛剤及びその製造法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、真に有効
な育毛剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、哺乳動物
の尿由来のアルコール不溶性の高分子物質が極めて効果
的な育毛作用を有することを見出し、その知見に基づき
本発明を完成するに至った。即ち、本発明の育毛剤は、
哺乳動物の尿由来のアルコール不溶性の高分子物質を有
効成分として含有することを特徴とするものである。
【0006】本発明において、原料として用いられる尿
の供給動物としては、哺乳動物であれば特に制限はない
が、霊長類が好ましく、ヒトが更に好ましく、ヒト女性
が最も好ましい。
【0007】本発明の育毛剤の有効成分は、哺乳動物の
尿由来のアルコール不溶性の高分子物質であれば、その
製造法等に制限はないが、例えば、哺乳動物の尿を水に
対して透析し、得られた非透析液を濃縮した後、アルコ
ール、アセトン又は硫酸アンモニウムを添加して沈殿物
を得ることにより製造することができる。
【0008】前記の透析により、塩類等の低分子物質は
分離されるので、本発明の育毛剤の有効成分が高分子物
質であることは明らかである。透析に用いる半透膜とし
ては、塩類等の低分子物質を分離できるものであれば特
に制限はない。透析は、流水又は精製水に対して、通常
7〜10日間行う。透析後、好ましくはろ過を行って不
溶物を除去する。次いで、非透析液又はそれをろ過した
ろ液を、通常10〜200倍、好ましくは20〜100
倍に濃縮する。次いで、エタノール等のアルコール、ア
セトン又は硫酸アンモニウムを添加することにより沈殿
物としてアルコール不溶性の高分子物質を得ることがで
きる。このようにして得られた沈殿物は、そのまま本発
明の育毛剤の有効成分として用いることができる。ま
た、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマト
グラフィー等の各種精製手段により活性画分を得ること
により更に活性を高めることもできる。
【0009】有効成分である哺乳動物の尿由来のアルコ
ール不溶性の高分子物質は人体に対して毒性を示さない
ので、本発明の育毛剤における配合量について特に制限
はないが、前記沈殿物をそのまま用いた場合、その量を
本発明の育毛剤の全量に対して0.0001〜0.1重
量%とすることが好ましい。また、精製品を用いれば、
前記配合量を低減することができる。
【0010】本発明の育毛剤に用いる基剤としては、化
粧品組成物に常用されている任意のものを用いることが
でき、例えば水、エタノール等の一価アルコール類、グ
リセリン、エチレングリコール等の多価アルコール類、
油脂類、界面活性剤などを用いることができる。
【0011】本発明の育毛剤には、その効果を損なわな
い限りにおいて、育毛作用を有する他の成分や育毛剤又
は整髪料に用いることができる成分を含有せしめること
ができ、これらの成分としては、例えばホルモン類、ビ
タミン類、アミノ酸類、生薬エキス類(例えば、茜草
根、積雪草、生地黄、熟地黄、決明子の抽出物)、酢酸
クロルマジノン、ビフォナゾール、プルプリン、β−シ
トステロール、カンペステロール、大豆油不けん化物、
ウルソール酸、アジア酸、色素、レゾルシン、メントー
ル、湿潤剤、香料等が挙げられる。本発明の育毛剤は、
ヒトの頭皮又は動物の皮膚に適用した場合、強力な育毛
効果を発揮する。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0013】(実施例1) 哺乳動物の尿由来のアルコ
ール不溶性の高分子物質の調製 ヒト女性尿41Lを精製水に対して1週間、セルロース
製半透膜を用いて透析した。次いで、非透析液をろ過
し、ろ液24Lを得た。このろ液を常圧下、70℃に加
熱して1Lに濃縮した。この濃縮液に95%エタノール
5Lを添加し、生じた沈殿物をろ取した。沈殿物を乾燥
し、高分子物質の粉末1.6gを得た。
【0014】(実施例2) 処方例 以下に、本発明の育毛剤(ヘアートニック)の処方例を
示す。 処方 実施例1で得た高分子物質の粉末 0.03重量% 塩化ベンザルコニウム 0.05重量% メントール 0.3 重量% 精製水 99.62重量%
【0015】(実施例3) 適用例 実施例2のヘアートニックを被験者に適用した。その結
果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、哺乳動物の尿由来の真
に有効な育毛剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 593113156 野本 真理 東京都北区西ケ原1−21−12 (71)出願人 593113167 早川 由理 ニュー・ジーランド国、オークランド、グ レンフィールド、ジェナン・プレイス13 (72)発明者 林 江澤 東京都文京区本駒込6−23−10 (72)発明者 林 祐己 神奈川県横浜市港北区中川5−20−34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の尿由来のアルコール不溶性の
    高分子物質を有効成分として含有することを特徴とする
    育毛剤。
  2. 【請求項2】 哺乳動物の尿由来のアルコール不溶性の
    高分子物質が、哺乳動物の尿を水に対して透析して得ら
    れた非透析液を濃縮した後、アルコール、アセトン又は
    硫酸アンモニウムを添加して得られる沈殿物である請求
    項1記載の育毛剤。
  3. 【請求項3】 哺乳動物がヒトである請求項1又は2記
    載の育毛剤。
  4. 【請求項4】 哺乳動物の尿を水に対して透析し、得ら
    れた非透析液を濃縮した後、アルコール、アセトン又は
    硫酸アンモニウムを添加して沈殿物を得ることを特徴と
    する育毛剤の製造法。
  5. 【請求項5】 哺乳動物がヒトである請求項4記載の製
    造法。
JP17620194A 1994-07-06 1994-07-06 育毛剤及びその製造法 Pending JPH0820517A (ja)

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