JPH08204444A - コンバータ機能一体型ｇｐｓアンテナ - Google Patents
コンバータ機能一体型ｇｐｓアンテナInfo
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- JPH08204444A JPH08204444A JP7014593A JP1459395A JPH08204444A JP H08204444 A JPH08204444 A JP H08204444A JP 7014593 A JP7014593 A JP 7014593A JP 1459395 A JP1459395 A JP 1459395A JP H08204444 A JPH08204444 A JP H08204444A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
- H01Q1/38—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
- H01Q1/247—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set with frequency mixer, e.g. for direct satellite reception or Doppler radar
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナの構造
を簡素化して薄型化を図る。 【構成】 多層基板３３の上面にグランドプレーン４１
を設けてアンテナ素子４２を搭載するとともに、内層パ
ターン３７、回路パターン４３および電子部品４４，４
４…により周波数変換回路４５を形成する。また、内層
パターン３６が所定の特性インピーダンスを有するよう
に該内層パターン３６とエポキシ基材３４およびプリプ
レグ３８とを調整し、該内層パターン３６をアンテナ素
子４２と周波数変換回路４５とを接続する給電線として
用いる。
を簡素化して薄型化を図る。 【構成】 多層基板３３の上面にグランドプレーン４１
を設けてアンテナ素子４２を搭載するとともに、内層パ
ターン３７、回路パターン４３および電子部品４４，４
４…により周波数変換回路４５を形成する。また、内層
パターン３６が所定の特性インピーダンスを有するよう
に該内層パターン３６とエポキシ基材３４およびプリプ
レグ３８とを調整し、該内層パターン３６をアンテナ素
子４２と周波数変換回路４５とを接続する給電線として
用いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はＧＰＳアンテナに関す
るものであり、特に、カーナビゲーション等に用いられ
るコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナに関するもので
ある。
るものであり、特に、カーナビゲーション等に用いられ
るコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来此種コンバータ機能一体型ＧＰＳア
ンテナについて、図３に従って説明する。図において１
はアンテナ素子であり、該アンテナ素子１の上端面略中
央には給電点２が設けられている。而して、該アンテナ
素子１は周囲の影響を受け易いため特性を安定化させる
必要がある。そこで、該アンテナ素子１は上下両面の全
面に銅箔によるグランドプレーン３，４が形成されたア
ンテナ基板５の上面中央に搭載され、後述する同軸ケー
ブルを介してアースされている。また、前記給電点２よ
りアンテナ素子１内部に垂設された端子６は、前記アン
テナ基板５に開穿されているスルーホール７を貫通して
該アンテナ基板５下面に露出しており、該露出部分とア
ンテナ基板５とがハンダ付け（ハンダ付け部８）されて
いる。また、該アンテナ基板５下面の前記スルーホール
７近傍にはレセプタクル９が植設されており、該レセプ
タクル９と前記ハンダ付け部８とは回路パターン１０に
よって接続されている。尚、アンテナ基板５下面のグラ
ンドプレーン４は、前記ハンダ付け部８、回路パターン
１０およびレセプタクル９の夫々の輪郭に沿って削り取
られ絶縁されている。
ンテナについて、図３に従って説明する。図において１
はアンテナ素子であり、該アンテナ素子１の上端面略中
央には給電点２が設けられている。而して、該アンテナ
素子１は周囲の影響を受け易いため特性を安定化させる
必要がある。そこで、該アンテナ素子１は上下両面の全
面に銅箔によるグランドプレーン３，４が形成されたア
ンテナ基板５の上面中央に搭載され、後述する同軸ケー
ブルを介してアースされている。また、前記給電点２よ
りアンテナ素子１内部に垂設された端子６は、前記アン
テナ基板５に開穿されているスルーホール７を貫通して
該アンテナ基板５下面に露出しており、該露出部分とア
ンテナ基板５とがハンダ付け（ハンダ付け部８）されて
いる。また、該アンテナ基板５下面の前記スルーホール
７近傍にはレセプタクル９が植設されており、該レセプ
タクル９と前記ハンダ付け部８とは回路パターン１０に
よって接続されている。尚、アンテナ基板５下面のグラ
ンドプレーン４は、前記ハンダ付け部８、回路パターン
１０およびレセプタクル９の夫々の輪郭に沿って削り取
られ絶縁されている。
【０００３】また、アンテナ基板５には位置決め用孔１
１，１１…が開穿され、一方、鉄板製上ケース１２の上
面には該位置決め用孔１１，１１…に対峙する位置にボ
ス１３，１３…が立設されることによって、上ケース１
２上に前記アンテナ素子１を搭載したアンテナ基板５が
載置されている。該上ケース１２の内側には両面基板１
４の下面に集積回路、発振器等の電子部品１５，１５…
を搭載することにより周波数変換回路１６が形成された
フロントエンド基板１７が組み込まれている。また、上
ケース１２とフロントエンド基板１７との略中央の前記
レセプタクル９に対峙する位置に夫々角穴１８，１９が
開設されており、前記レセプタクル９には給電線として
所定の特性インピーダンス（例えば５０Ω）を有する同
軸ケーブル２０が接続され、角穴１８，１９を貫通して
前記フロントエンド基板１７に形成された周波数変換回
路１６に至っている。
１，１１…が開穿され、一方、鉄板製上ケース１２の上
面には該位置決め用孔１１，１１…に対峙する位置にボ
ス１３，１３…が立設されることによって、上ケース１
２上に前記アンテナ素子１を搭載したアンテナ基板５が
載置されている。該上ケース１２の内側には両面基板１
４の下面に集積回路、発振器等の電子部品１５，１５…
を搭載することにより周波数変換回路１６が形成された
フロントエンド基板１７が組み込まれている。また、上
ケース１２とフロントエンド基板１７との略中央の前記
レセプタクル９に対峙する位置に夫々角穴１８，１９が
開設されており、前記レセプタクル９には給電線として
所定の特性インピーダンス（例えば５０Ω）を有する同
軸ケーブル２０が接続され、角穴１８，１９を貫通して
前記フロントエンド基板１７に形成された周波数変換回
路１６に至っている。
【０００４】而して、ＧＰＳ用電波はギガヘルツ単位の
高周波電波であるので、信号特性の劣化を防止するため
に、周波数変換回路１６上の信号の流れをできるだけ直
線的になるように回路設計しなければならない。そこ
で、前記同軸ケーブル２０は前記角穴１８，１９を貫通
した後、フロントエンド基板１７の図面右端へ延設さ
れ、該位置におけるフロントエンド基板１７に植設され
ているレセプタクル２１に接続されている。斯くして、
周波数変換回路１６上の信号はフロントエンド基板１７
の右端から左端へ向けて略直線的に流れるように形成さ
れ、左端に設けられた出力コネクタ２２によって外部へ
取り出される。
高周波電波であるので、信号特性の劣化を防止するため
に、周波数変換回路１６上の信号の流れをできるだけ直
線的になるように回路設計しなければならない。そこ
で、前記同軸ケーブル２０は前記角穴１８，１９を貫通
した後、フロントエンド基板１７の図面右端へ延設さ
れ、該位置におけるフロントエンド基板１７に植設され
ているレセプタクル２１に接続されている。斯くして、
周波数変換回路１６上の信号はフロントエンド基板１７
の右端から左端へ向けて略直線的に流れるように形成さ
れ、左端に設けられた出力コネクタ２２によって外部へ
取り出される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】コンバータ機能一体型
ＧＰＳアンテナは高周波電波を取り扱う性格上、特性を
安定化させるためにアンテナ素子をグランドプレーンに
よってアースするとともに該アンテナ素子は該グランド
プレーンの中央に設ける必要があり、一方、給電線は周
波数変換回路の一端へ接続し、且つ、その反対側の端部
に出力端子を設けて信号が直線的に流れるように形成し
なければならない。従って、従来はアンテナ素子のグラ
ンドプレーン用基板を周波数変換回路用基板との二板の
基板が必要であり、また、中央部にある給電点と前記周
波数変換回路の一端とを接続するために、同軸ケーブル
等を基板上に配線しなければならず、不可避的に厚みが
増し、構造も複造であった。
ＧＰＳアンテナは高周波電波を取り扱う性格上、特性を
安定化させるためにアンテナ素子をグランドプレーンに
よってアースするとともに該アンテナ素子は該グランド
プレーンの中央に設ける必要があり、一方、給電線は周
波数変換回路の一端へ接続し、且つ、その反対側の端部
に出力端子を設けて信号が直線的に流れるように形成し
なければならない。従って、従来はアンテナ素子のグラ
ンドプレーン用基板を周波数変換回路用基板との二板の
基板が必要であり、また、中央部にある給電点と前記周
波数変換回路の一端とを接続するために、同軸ケーブル
等を基板上に配線しなければならず、不可避的に厚みが
増し、構造も複造であった。
【０００６】一方、かかるＧＰＳアンテナは主としてカ
ーナビゲーションに用いられ、自動車のトランク上面等
に固定されるものであるので、できるだけ薄型であるこ
とが望ましい。
ーナビゲーションに用いられ、自動車のトランク上面等
に固定されるものであるので、できるだけ薄型であるこ
とが望ましい。
【０００７】そこで、コンバータ機能一体型ＧＰＳアン
テナの構造を簡素化して可及的に薄型にするために解決
されるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は
該課題を解決することを目的とする。
テナの構造を簡素化して可及的に薄型にするために解決
されるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は
該課題を解決することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、グランドプレーンの
中央にアンテナ素子を搭載するとともに、該アンテナ素
子の給電点とフロントエンド基板に形成された周波数変
換回路とを、所定の特性インピーダンスを有する給電線
により接続したコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナに
おいて、多層基板の最上導体層にアンテナ素子を搭載す
るためのグランドプレーンを配設するとともに、該多層
基板の下部に周波数変換回路を形成し、且つ、前記アン
テナ素子の給電点と周波数変換回路とは前記多層基板の
内層導体により接続されるとともに、該内層導体は該内
層導体を挟着する上下の絶縁基材とによって所定の特性
インピーダンスを有するように形成されているコンバー
タ機能一体型ＧＰＳアンテナを提供するものである。
するために提案されたものであり、グランドプレーンの
中央にアンテナ素子を搭載するとともに、該アンテナ素
子の給電点とフロントエンド基板に形成された周波数変
換回路とを、所定の特性インピーダンスを有する給電線
により接続したコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナに
おいて、多層基板の最上導体層にアンテナ素子を搭載す
るためのグランドプレーンを配設するとともに、該多層
基板の下部に周波数変換回路を形成し、且つ、前記アン
テナ素子の給電点と周波数変換回路とは前記多層基板の
内層導体により接続されるとともに、該内層導体は該内
層導体を挟着する上下の絶縁基材とによって所定の特性
インピーダンスを有するように形成されているコンバー
タ機能一体型ＧＰＳアンテナを提供するものである。
【０００９】
【作用】一枚の多層基板の最上導体層をアンテナ素子用
グランドプレーンとすることによって、該多層基板上に
アンテナ素子を搭載する。また、該多層基板の下方の導
体層を用いて周波数変換回路を形成する。更に該多層基
板の内層導体の幅や厚さおよび該内層導体を挟着してい
る上下の絶縁基材の誘電率や厚さを調整することによ
り、該内層導体は所定の特性インピーダンスを有するよ
うになり、かかる所定の特性インピーダンスが付加され
た内層導体を給電線として、アンテナ素子の給電点と周
波数変換回路とを接続する。斯くして、従来別々に構成
されていたアンテナ素子のグランドプレーン用基板と周
波数変換回路用フロントエンド基板と給電線との三者の
機能を一枚の多層基板が兼備することとなる。また、従
来給電線は基板外部に配線されていたが、本発明におい
ては多層基板内部に存在していることになる。従って、
基板中央の給電点と基板一端部の周波数変換回路の信号
入力部とを接続するために基板の外側に給電線配線用の
スペースを確保する必要がない。斯くして、コンバータ
機能一体型ＧＰＳアンテナの構造が簡素化され、また、
可及的に薄型に形成することができる。
グランドプレーンとすることによって、該多層基板上に
アンテナ素子を搭載する。また、該多層基板の下方の導
体層を用いて周波数変換回路を形成する。更に該多層基
板の内層導体の幅や厚さおよび該内層導体を挟着してい
る上下の絶縁基材の誘電率や厚さを調整することによ
り、該内層導体は所定の特性インピーダンスを有するよ
うになり、かかる所定の特性インピーダンスが付加され
た内層導体を給電線として、アンテナ素子の給電点と周
波数変換回路とを接続する。斯くして、従来別々に構成
されていたアンテナ素子のグランドプレーン用基板と周
波数変換回路用フロントエンド基板と給電線との三者の
機能を一枚の多層基板が兼備することとなる。また、従
来給電線は基板外部に配線されていたが、本発明におい
ては多層基板内部に存在していることになる。従って、
基板中央の給電点と基板一端部の周波数変換回路の信号
入力部とを接続するために基板の外側に給電線配線用の
スペースを確保する必要がない。斯くして、コンバータ
機能一体型ＧＰＳアンテナの構造が簡素化され、また、
可及的に薄型に形成することができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１及び図２に従
って詳述する。図１はコンバータ機能一体型ＧＰＳアン
テナ３０の実施例を示し、その分解斜視図であり、図２
はその解説縦断面図である。同図において、上ケース３
１と下ケース３２とは該コンバータ機能一体型ＧＰＳア
ンテナ３０全体をアースおよびシールドするために炭素
鋼板や真鍮等の金属板にて形成されている。
って詳述する。図１はコンバータ機能一体型ＧＰＳアン
テナ３０の実施例を示し、その分解斜視図であり、図２
はその解説縦断面図である。同図において、上ケース３
１と下ケース３２とは該コンバータ機能一体型ＧＰＳア
ンテナ３０全体をアースおよびシールドするために炭素
鋼板や真鍮等の金属板にて形成されている。
【００１１】上ケース３１の内側には多層基板３３が組
み込まれる。該多層基板３３は、先ず上方のエポキシ基
材３４の下面および下方のエポキシ基材３５の上面にエ
ッチング処理により内層パターン３６および３７を形成
した後、両エポキシ基材３４，３５を半硬化状態のエポ
キシ樹脂より成るプリプレグ３８を介して加熱圧着され
ることによって積層状態になっている。ここで、上方の
エポキシ基材３４の下面に形成された内層パターン３６
は、後述するようにコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテ
ナ３０の給電線として機能させるべく、エポキシ基材３
４およびプリプレグ３８の誘電率および厚さ等と合わせ
て、その幅および厚さが調整されることによって所定の
特性インピーダンス（例えば５０Ω）を有するように形
成されている。積層後、ドリルによって所定の位置にス
ルーホール３９，３９…が開穿され、スルーホールめっ
き４０，４０…がほどこされる。
み込まれる。該多層基板３３は、先ず上方のエポキシ基
材３４の下面および下方のエポキシ基材３５の上面にエ
ッチング処理により内層パターン３６および３７を形成
した後、両エポキシ基材３４，３５を半硬化状態のエポ
キシ樹脂より成るプリプレグ３８を介して加熱圧着され
ることによって積層状態になっている。ここで、上方の
エポキシ基材３４の下面に形成された内層パターン３６
は、後述するようにコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテ
ナ３０の給電線として機能させるべく、エポキシ基材３
４およびプリプレグ３８の誘電率および厚さ等と合わせ
て、その幅および厚さが調整されることによって所定の
特性インピーダンス（例えば５０Ω）を有するように形
成されている。積層後、ドリルによって所定の位置にス
ルーホール３９，３９…が開穿され、スルーホールめっ
き４０，４０…がほどこされる。
【００１２】そして、上方のエポキシ基材３４の上面、
即ち、多層基板３３の上面には全面に銅箔が貼着される
ことにより、アンテナ素子用グランドプレーン４１が形
成される。そして、該アンテナ素子用グランドプレーン
４１の中央にはセラミックにより成形加工されたアンテ
ナ素子４２が搭載されることによって、該アンテナ素子
４２がアースされアンテナ特性が安定化する。また、下
方のエポキシ基材３５の下面、即ち、多層基板３３の下
面には銅箔をエッチング処理することにより回路パター
ン４３が形成される。そして、該回路パターン４３上に
集積回路、発振器、抵抗器等の電子部品４４，４４…が
実装される。斯くして、該電子部品４４，４４…と前記
内層パターン３７と回路パターン４３とによって周波数
変換回路４５が形成される。
即ち、多層基板３３の上面には全面に銅箔が貼着される
ことにより、アンテナ素子用グランドプレーン４１が形
成される。そして、該アンテナ素子用グランドプレーン
４１の中央にはセラミックにより成形加工されたアンテ
ナ素子４２が搭載されることによって、該アンテナ素子
４２がアースされアンテナ特性が安定化する。また、下
方のエポキシ基材３５の下面、即ち、多層基板３３の下
面には銅箔をエッチング処理することにより回路パター
ン４３が形成される。そして、該回路パターン４３上に
集積回路、発振器、抵抗器等の電子部品４４，４４…が
実装される。斯くして、該電子部品４４，４４…と前記
内層パターン３７と回路パターン４３とによって周波数
変換回路４５が形成される。
【００１３】而して、前記アンテナ素子４２の上面中央
には給電点４６が設けられ、該給電点４６よりピン状の
端子４７が垂設されてアンテナ素子４２内部を通り、該
給電点４６に対峙する位置における多層基板３３に開穿
されたスルーホール３９ａを圧入貫通して該多層基板３
３下面に露出している。そして、該端子４７の露出部分
と多層基板３３とがハンダ付けされている。
には給電点４６が設けられ、該給電点４６よりピン状の
端子４７が垂設されてアンテナ素子４２内部を通り、該
給電点４６に対峙する位置における多層基板３３に開穿
されたスルーホール３９ａを圧入貫通して該多層基板３
３下面に露出している。そして、該端子４７の露出部分
と多層基板３３とがハンダ付けされている。
【００１４】一方、前記内層パターン３６の一端は前記
スルーホール３９ａのスルーホールめっき４０ａに接続
され、且つ、他端は多層基板３３の右端近傍に開穿され
たスルーホール３９ｂのスルーホールめっき４０ｂに接
続されている。また、前記周波数変換回路４５の信号入
力部３７ａも同じく該スルーホールめっき４０ｂに接続
されている。斯くして、アンテナ素子４２によって受信
されたＧＰＳ衛星からのＧＰＳ信号は、内層パターン３
６を給電線としてスルーホールめっき４０ａおよび４０
ｂを介して周波数変換回路４５右端の信号入力部３７ａ
に送られることになる。そして、該ＧＰＳ信号は該周波
数変換回路４５を略直線状に左方へ進みながら周波数変
換され、多層基板３３の左端に延設された出力コネクタ
４８よりコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナ３０外部
に出力される。
スルーホール３９ａのスルーホールめっき４０ａに接続
され、且つ、他端は多層基板３３の右端近傍に開穿され
たスルーホール３９ｂのスルーホールめっき４０ｂに接
続されている。また、前記周波数変換回路４５の信号入
力部３７ａも同じく該スルーホールめっき４０ｂに接続
されている。斯くして、アンテナ素子４２によって受信
されたＧＰＳ衛星からのＧＰＳ信号は、内層パターン３
６を給電線としてスルーホールめっき４０ａおよび４０
ｂを介して周波数変換回路４５右端の信号入力部３７ａ
に送られることになる。そして、該ＧＰＳ信号は該周波
数変換回路４５を略直線状に左方へ進みながら周波数変
換され、多層基板３３の左端に延設された出力コネクタ
４８よりコンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナ３０外部
に出力される。
【００１５】従って、該多層基板３３は、従来のコンバ
ータ機能一体型ＧＰＳアンテナにおけるアンテナ素子グ
ランドプレーン用のアンテナ基板、周波数変換回路用の
フロントエンド基板および同軸ケーブル等による給電線
の三者の機能を併せ持つことになる。斯くして、従来は
上ケースの上方と内側とに二枚の基板を設けなければな
らなかったが、本発明においては上ケース内側に一枚の
基板を設けるだけで良く、また、基板上に同軸ケーブル
等を配線する必要も無いので、構造が簡素化され可及的
に薄く形成することができる。
ータ機能一体型ＧＰＳアンテナにおけるアンテナ素子グ
ランドプレーン用のアンテナ基板、周波数変換回路用の
フロントエンド基板および同軸ケーブル等による給電線
の三者の機能を併せ持つことになる。斯くして、従来は
上ケースの上方と内側とに二枚の基板を設けなければな
らなかったが、本発明においては上ケース内側に一枚の
基板を設けるだけで良く、また、基板上に同軸ケーブル
等を配線する必要も無いので、構造が簡素化され可及的
に薄く形成することができる。
【００１６】尚、前記多層基板３３下面の回路パターン
４３は同時に周波数変換回路４５のグランドプレーンと
しても機能し、該回路パターン４３を前記上ケース３１
とがハンダ付けされることによって、アースされるとと
もに多層基板３３が上ケース３１内部に固定される。ま
た、上ケース３１の上部中央には前記アンテナ素子４２
の形状に合わせて穴部４９が開設されることによって該
穴部４９の上方にアンテナ素子４２が露出する。
４３は同時に周波数変換回路４５のグランドプレーンと
しても機能し、該回路パターン４３を前記上ケース３１
とがハンダ付けされることによって、アースされるとと
もに多層基板３３が上ケース３１内部に固定される。ま
た、上ケース３１の上部中央には前記アンテナ素子４２
の形状に合わせて穴部４９が開設されることによって該
穴部４９の上方にアンテナ素子４２が露出する。
【００１７】また、該上ケース３１の左側面には前記出
力コネクタ４８を外部へ延設するための凹欠部５０が設
けられている。更に、該上ケース３１の前後左右側面の
外側下端近傍にはボス５１，５１…が設けられ、一方、
下ケース３２の前後左右側面には小孔５２，５２…が開
穿されている。そして、上ケース３１の下方に下ケース
３２を嵌め込む時には、該ボス５１，５１…と小孔５
２，５２…とが夫々相互に係止することによって下ケー
ス３２を容易に着脱することができる。而して、メイン
テナンスの際は該下ケース３２を取り外すと、周波数変
換回路４５の電子部品４４，４４…が露出することにな
るのでメインテナンスも容易になる。
力コネクタ４８を外部へ延設するための凹欠部５０が設
けられている。更に、該上ケース３１の前後左右側面の
外側下端近傍にはボス５１，５１…が設けられ、一方、
下ケース３２の前後左右側面には小孔５２，５２…が開
穿されている。そして、上ケース３１の下方に下ケース
３２を嵌め込む時には、該ボス５１，５１…と小孔５
２，５２…とが夫々相互に係止することによって下ケー
ス３２を容易に着脱することができる。而して、メイン
テナンスの際は該下ケース３２を取り外すと、周波数変
換回路４５の電子部品４４，４４…が露出することにな
るのでメインテナンスも容易になる。
【００１８】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【００１９】
【発明の効果】この発明は上記一実施例にて詳述した如
く、一枚の多層基板にアンテナ素子のグランドプレーン
用基板と周波数変換回路用フロントエンド基板と給電線
との三者の機能を兼備させるように構成されている。ま
た、従来給電線は同軸ケーブル等を用いて基板上に配線
されていたが、本発明においては多層基板の内層導体と
その周囲の絶縁基材とによって該内層導体に所定の特性
インピーダンスを与え、給電線としてアンテナ素子と周
波数変換回路とを接続している。
く、一枚の多層基板にアンテナ素子のグランドプレーン
用基板と周波数変換回路用フロントエンド基板と給電線
との三者の機能を兼備させるように構成されている。ま
た、従来給電線は同軸ケーブル等を用いて基板上に配線
されていたが、本発明においては多層基板の内層導体と
その周囲の絶縁基材とによって該内層導体に所定の特性
インピーダンスを与え、給電線としてアンテナ素子と周
波数変換回路とを接続している。
【００２０】従って、従来は二枚の基板が必要であった
が、本発明においては一枚の基板を設けるだけで良く、
また基板上に給電線として同軸ケーブル等を配線する必
要がないので構造が簡素化され、可及的に薄型に形成す
ることができる等、正に諸種の効果を奏する発明であ
る。
が、本発明においては一枚の基板を設けるだけで良く、
また基板上に給電線として同軸ケーブル等を配線する必
要がないので構造が簡素化され、可及的に薄型に形成す
ることができる等、正に諸種の効果を奏する発明であ
る。
【図１】本発明の一実施例を示し、その分解斜視図。
【図２】本発明の一実施例を示し、その解説縦断面図。
【図３】従来例を示し、その解説縦断面図。
３０ コンバータ機能一体型ＧＰＳアンテナ ３３ 多層基板 ３４，３５ エポキシ基材 ３６ 給電線として用いられる内層パターン ３７ 周波数変換回路として用いられる内層パタ
ーン ３７ａ 信号入力部 ３８ プリプレグ ３９ スルーホール ４０ スルーホールめっき ４１ アンテナ素子用グランドプレーン ４２ アンテナ素子 ４３ 回路パターン ４４ 電子部品 ４５ 周波数変換回路 ４６ 給電点 ４７ 端子 ４８ 出力コネクタ
ーン ３７ａ 信号入力部 ３８ プリプレグ ３９ スルーホール ４０ スルーホールめっき ４１ アンテナ素子用グランドプレーン ４２ アンテナ素子 ４３ 回路パターン ４４ 電子部品 ４５ 周波数変換回路 ４６ 給電点 ４７ 端子 ４８ 出力コネクタ
Claims (1)
- 【請求項１】 グランドプレーンの中央にアンテナ素子
を搭載するとともに、該アンテナ素子の給電点とフロン
トエンド基板に形成された周波数変換回路とを、所定の
特性インピーダンスを有する給電線により接続したコン
バータ機能一体型ＧＰＳアンテナにおいて、多層基板の
最上導体層にアンテナ素子を搭載するためのグランドプ
レーンを配設するとともに、該多層基板の下部に周波数
変換回路を形成し、且つ、前記アンテナ素子の給電点と
周波数変換回路とは前記多層基板の内層導体により接続
されるとともに、該内層導体は該内層導体を挟着する上
下の絶縁基材とによって所定の特性インピーダンスを有
するように形成されていることを特徴とするコンバータ
機能一体型ＧＰＳアンテナ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7014593A JPH08204444A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | コンバータ機能一体型ｇｐｓアンテナ |
| US08/593,931 US5668563A (en) | 1995-01-31 | 1996-01-30 | Integral type flat antenna provided with converter function |
| DE69600976T DE69600976T2 (de) | 1995-01-31 | 1996-01-31 | Integrierte Flachantenne mit Umwandlungsfunktion |
| EP96101361A EP0725457B1 (en) | 1995-01-31 | 1996-01-31 | Integral type flat antenna provided with converter function |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7014593A JPH08204444A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | コンバータ機能一体型ｇｐｓアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08204444A true JPH08204444A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11865480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7014593A Pending JPH08204444A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | コンバータ機能一体型ｇｐｓアンテナ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5668563A (ja) |
| EP (1) | EP0725457B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08204444A (ja) |
| DE (1) | DE69600976T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2020202426A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | 株式会社ナイルワークス | 受信装置、ドローン |
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| JPH09307329A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-28 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ及びその製造方法並びにアンテナを備えた電 子機器又は電子時計 |
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| FR2826187B1 (fr) * | 2001-06-19 | 2003-08-08 | France Telecom | Antenne imprimee a large bande et a plusieurs elements rayonnants |
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-
1995
- 1995-01-31 JP JP7014593A patent/JPH08204444A/ja active Pending
-
1996
- 1996-01-30 US US08/593,931 patent/US5668563A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-01-31 EP EP96101361A patent/EP0725457B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-01-31 DE DE69600976T patent/DE69600976T2/de not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69600976T2 (de) | 1999-04-15 |
| DE69600976D1 (de) | 1998-12-24 |
| US5668563A (en) | 1997-09-16 |
| EP0725457B1 (en) | 1998-11-18 |
| EP0725457A1 (en) | 1996-08-07 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |