JPH08204384A - 磁界発生源の超電導磁気シールド体 - Google Patents

磁界発生源の超電導磁気シールド体

Info

Publication number
JPH08204384A
JPH08204384A JP7007965A JP796595A JPH08204384A JP H08204384 A JPH08204384 A JP H08204384A JP 7007965 A JP7007965 A JP 7007965A JP 796595 A JP796595 A JP 796595A JP H08204384 A JPH08204384 A JP H08204384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
magnetic field
superconducting
magnetic shield
superconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7007965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3474659B2 (ja
Inventor
Mitsuru Sawamura
充 澤村
Misao Hashimoto
操 橋本
Toyotaka Manabe
豊孝 眞鍋
Ikuo Ito
郁夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP00796595A priority Critical patent/JP3474659B2/ja
Publication of JPH08204384A publication Critical patent/JPH08204384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474659B2 publication Critical patent/JP3474659B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強磁界発生源の磁気シールドに超電導体を利
用する技術として、従来の円筒構造だけでは円筒軸方向
への磁界の漏洩が大きく、シールド効果は十分ではなか
った。本発明は、筒型の軸方向への漏洩を低減すること
で、全体の漏洩磁界を低減することができる超電導磁気
シールド体を提供することにある。 【構成】 筒型超電導磁気シールド体の開口端部の内方
向に超電導材からなる鍔を設け、該鍔の母線の角度およ
び内径の大きさを限定した筒型超電導磁気シールド体。
または該筒型シールド体の開口端部内部に超電導材から
なる小型の筒型または/およびドーナッツ状板を1ヶ以
上設置した筒型超電導磁気シールド体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導マグネット等の
磁界発生源の周囲を覆い、発生磁界の外部への漏洩を効
率よく磁気シールドできる超電導磁気シールド構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、超電導マグネットによる強磁
界発生源を利用した装置が考案、実用化されている。こ
のような装置では、強磁界発生源による磁界が周囲に漏
洩し、精密電子機器やCRT装置に悪影響を及ぼすこと
がある。そのため、このような装置では磁気シールド装
置を含めた装置開発がおこなわれている。
【0003】この磁気シールドに超電導体を利用する技
術は、従来、円筒構造をもつ超電導体が超電導マグネッ
トと同軸に配置したシールド体が知られている。また、
軸方向に垂直に分割されていてもシールド効果があるた
め、ディスク状円環板を多数積み重ねた円筒超電導磁気
シールド構造(特開平2−97098号公報)なども知
られている。このように単に筒型による磁気シールド効
果は、その製造方法も含めていくつか提案されている。
【0004】しかしMRIなどの強磁界発生源をシール
ドする際、従来の円筒構造だけでは、漏洩磁界の大幅な
低減は望めなかった。というのも円筒開口端部より円筒
軸方向への磁界の漏れに対して、従来の円筒構造では有
効でないためである。円筒の長さを長くし、対処するこ
とも考えられるが、この対処方法だとかなりの長さを必
要とするため、設置空間の観点から実用的ではない。こ
のことから円筒の底面部分にも超電導磁気シールド体で
覆い、出来るだけ磁界発生源を覆う構造が必要となる。
【0005】但し、実用上、マグネットを完全に覆うこ
とはできないため、底面部分の超電導磁気シールド体に
穴がある構造が必要となる。この穴があることで、穴の
付近の超電導磁気シールド体に高磁界が集中し、筒型端
部の磁気シールト能力が低下し、充分なシールド効果が
得られないと言う問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単なる筒型
の超電導磁気シールドでなく、筒型の軸方向への漏洩を
低減することで、全体の漏洩磁界を低減することができ
る超電導磁気シールド体の構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明で使用する“鍔の
部分”とは、模式図の図1に示す21および22に対応
する部分である。又、“母線”とは、断面模式図の図2
に示す15に対応する部分である。
【0008】本発明の第1の特徴は、筒型超電導磁気シ
ールド体において、該シールド体の開口端部の内方向に
超電導材からなる鍔を設け、該鍔の母線と筒型シールド
体の中心軸が15〜75度の角度(図2の6)を有する
ことを特徴とする筒型超電導磁気シールド体である。
【0009】本発明の第2の特徴は、筒型超電導磁気シ
ールド体において、該シールド体の開口端部の内方向に
超電導材からなる鍔を設け、該鍔の内開口径(図3の1
0)が該シールド体内部に設置されるマグネットの内径
(図3の9)の0.7〜1であることを特徴とする筒型
超電導磁気シールド体である。図3において開口径10
の長さが、長さ9の0%より大きく、30%以下までに
達することを意味する。
【0010】本発明の第3の特徴は、請求項1または2
において、該鍔の内開口端部(図8の8)に該シールド
体と同軸上に、小型の筒型超電導体を1ヶ以上有するこ
とを特徴とする筒型超電導磁気シールド体である。図4
(a)が、小型の筒型を一体ものとして構成した超電導
磁気シールド方法の1例であり、図4(b)が、部分的
に小型の筒型1″を配置した超電導磁気シールド体の1
例である。
【0011】本発明の第4の特徴は、筒型超電導磁気シ
ールド体において、該シールド体の開口端部の内部に超
電導材料からなる小型の筒型または/およびドーナッツ
状板を1ヶ以上設置することを特徴とする筒型超電導磁
気シールド体である。本方法の例を図5(a)または図
5(b)にしめす。
【0012】本発明の第5の特徴は、請求項3または4
において、該小型の筒型または/およびドーナッツ状板
の超電導層が、同心状に積層されている多層構造を有す
ることを特徴とする筒型超電導磁気シールド体である。
本構造の例を図6(a)および(b)にしめす。
【0013】
【作用】本発明は、大きく分けて2つの方法で漏洩磁界
を低減することを提案している。1つは超電導磁気シー
ルド体にかかる集中磁界の大きさをできるだけ低く抑え
る形状を選ぶ方法である。つまり印加磁界が増せば、超
電導体内に流せる最大の遮蔽電流密度(臨海電流密度)
が減少し、磁気シールド能力が低下し、漏洩磁界も大き
くなる。そのため逆にシールド体にかかる集中磁界の大
きさをできるだけ低く抑える形状を選べば、磁気シール
ド能力が向上し、結果的に漏洩磁界を低減することがで
きる。請求項1および2がこれに対応している。これら
の請求項は超電導磁気シールド体にかかる集中磁界の大
きさが高い部分(開口端部の図1の8または8′のよう
な鍔の部分)を鍔の形状寸法により解決策を図ってい
る。即ち、特に超電導体への集中磁界の侵入は、鍔の端
部部分から始まるため、この鍔の端部部分に大きな集中
磁界を与えない形状工夫が請求項1および2で提案して
いる。
【0014】また、もう1つの方法は、超電導磁気シー
ルド体にかかる集中磁界の大きさが高い部分を効率よく
補強することで、漏洩磁界を低く抑える方法である。印
加磁界が増せば、超電導体内に流せる最大の遮蔽電流密
度(臨海電流密度)が減少し、磁気シールド能力が低下
し、漏洩磁界も大きくなる。そのためシールド体を流せ
る電流の断面積を広くとることによって、磁気シールド
能力が向上し、結果的に漏洩磁界を低減することができ
る。請求項3、4および5がこれに対応している。これ
らの請求項は超電導磁気シールド体にかかる集中磁界の
大きさが高い部分(鍔の端部)に流せる電流を増加させ
る解決策を図っている。即ち、特に超電導体への磁界の
侵入は、鍔の端部部分から始まるため、この鍔の端部部
分を流れる超電導遮蔽電流の断面積を広くとることで効
率よく、磁気シールドできる形状工夫が請求項3および
5で提案されている。
【0015】以下、本発明について詳細に説明する。ま
ず請求項1における角度の限定理由について説明する。
超電導磁気シールド体を完全反磁性としてとらえると、
超電導磁気シールド体は磁界に対して磁気映像としての
役割を果たす(図7参照)。つまりシールド体表面近傍
の磁界は、マグネットに流れる電流がつくる磁界4と、
その鏡像として超電導体内に流れる鏡像電流がつくる磁
界4′の和5として現れ、結果的に超電導体表面には磁
束が侵入しない。そこで図2のような角度6をつける
と、超電導体内に流れる鏡像電流がつくる磁界4とマグ
ネットに流れる電流がつくる磁界4′とを遠ざけること
が出来て、両電流のつくる磁界の和である超電導体表面
にかかる集中磁界が低減する。結果的に超電導体付近の
磁界の低減をはかることができ、超電導体に流れる遮蔽
電流を大きくすることで、高いシールド効果が得られ
る。しかもマグネットの中心軸に対して角度6が75度
から90度までは超電導体内に流れる鏡像電流をずらす
効果が得られないし、0度から15度までは、鍔の効果
がほとんどなく、集中磁界の漏洩低減の効果が得られな
い。この理由から鍔の接線は、マグネットの中心軸に対
して角度6が15度から75度までとした(図2参
照)。
【0016】請求項2における筒型超電導磁気シールド
体の開口端部に設けた鍔の内開口径が、マグネットの内
径の0.7〜1を限定した理由について説明する。超電
導体内への集中磁界の侵入は、鍔の端部部分から始まる
ため、この鍔の端部部分に大きな集中磁界を与えないこ
とで超電導磁気シールドの破れを防ぎ、磁気遮蔽効果を
高める方法である。これは、図8に示すように鍔の端部
8がマグネットゾーン7にかからないよう、幾分長めに
取ることが望ましい。このマグネットゾーンは、先述の
超電導体内に流れる鏡像電流とマグネットに流れる電流
とがつくる磁界の和が最も大きくなる領域である。その
ため鍔の端部がこのマグネットゾーンにあると、端部で
の集中磁界は急激に増加し、磁気遮蔽効果を低下させて
しまい、漏洩磁界が大きくなる結果となる。また鍔の端
部がマグネットゾーンにかからない場合でも、マグネッ
トゾーンより短いと漏洩磁界が大きくなってしまい、意
味がない。よって鍔の端部がマグネットゾーンを超えて
いれば、鍔の端部が磁界の和が最も大きくなる領域から
遠ざけることができる。これにより超電導体内に侵入す
る磁界を低減でき、結果的に磁気遮蔽効果を増し、漏洩
磁界を低減できる。また、0.7より小さいと実用上問
題となること及び0.7付近で効果の向上代が小さくな
るためである。
【0017】請求項3における、鍔の内開口部に該シー
ルド体と同軸上に、小型の筒型超電導体を1ヶ以上有す
ることについて説明する。先述のように超電導体内への
集中磁界の侵入は、鍔の端部部分から始まる。よって、
鍔の端部部分に小型の筒型をつけることで、この鍔の端
部部分に流れる超電導遮蔽電流の断面積を広くとること
ができ、磁気遮蔽効果を高め、漏洩磁界を低く抑えるこ
とができる。この小型の筒型は、図4に示すように本体
の超電導磁気シールド体と一体なもの1′でも、部分的
に配置されたもの1″でもこの効果は有効である。
【0018】請求項4における、シールド体の開口端部
の内部に超電導材料からなる小型の筒型または/および
ドーナッツ状板を1ヶ以上設置することについて説明す
る。超電導磁気シールド体の磁気遮蔽能力は、超電導体
内部に流れる超電導遮蔽電流が担っている。そのため特
徴を生かすには、超電導磁気シールド体内をできるだけ
大きな遮蔽電流を流せる構造が必要である。つまり超電
導遮蔽電流が流れる断面積を大きくする必要がある。超
電導板材では、厚みを厚くするのは板材を重ねることで
しか対応できなかった。そこで小型の筒型を複数個配置
することで、超電導遮蔽電流が流れる断面積を筒型の長
さで稼ぐことができる。また遮蔽効果は、超電導遮蔽電
流が担っているので、図5及び図6のように筒型を2つ
以上配置することで同心上に超電導磁気シールド体が一
部存在しない場合でも、遮蔽効果は筒型の長さを長くす
ることで十分効果がある。
【0019】また、小型の筒型または/およびドーナッ
ツ状板のシールド体はできるだけ数多く配置される方が
好ましい。というのも小型の筒型または/およびドーナ
ッツ状板の内径と外径の差が大きい肉厚の形状で数少な
く覆うよりも、肉薄の形状で数多く覆う方がシールド効
果がより高く、シールド体としては好ましいためであ
る。
【0020】請求項5における、小型の筒型または/お
よびドーナッツ状板の超電導層が、同心状に積層されて
いる多層構造について説明する。超電導体が層状構造を
もつ場合、積層面に並行な磁界での方が積層面に垂直の
場合より、超電導体を流れる臨海電流密度が高いことが
一般に知られている。特にNb−Ti系合金超電導体
で、Cuなどの金属層との多層板で構成された材料は上
記の効果が顕著である。そのため磁界の方向と超電導体
の積層方向とができるだけ一致するように配置すれば、
超電導体を流れる臨界電流密度が大きくなり、結果的に
磁気シールド効果を高めることになる。先述の請求項3
および4での小型筒内は、円筒軸方向成分の磁界が大き
くなると予測され、したがって小型の筒型には、小型の
筒型の軸方向に超電導体の積層面をもつ構造が磁気シー
ルドとして有効である。また図9のように小型の筒型が
台形型の円筒14でもよく、磁界の方向によってはこの
方が好ましい場合がある。
【0021】
【実施例】磁界発生源としては外径290mm、内径27
0mm、長さ360mmの超電導マグネットを使用した。測
定にはマグネット中心磁界が1.5テスラの状態で行っ
た。また超電導磁気シールド体としては、厚さ1mm、外
径400mm、長さ400mmのCu/Nb−Ti多層円筒
を用いた。これを1組使い、磁界発生源に対して同軸に
覆った。磁界の測定にはガウスメーターおよびホール素
子を用いた。また、実施例3から5での5ガウス領域の
減少は、底面の一部が径270mmの穴の空いた鍔附きの
Cu/Nb−Ti多層円筒での5ガウス領域を基準とし
た。
【0022】(実施例1)超電導磁気シールド体とし
て、底面の一部が径270mmの穴の空いた鍔附きのCu
/Nb−Ti多層円筒を用いた。底面と円筒軸のなす角
度は15度刻みで0度から90度までの7種類で実験を
おこなった。マグネット励磁状態での、底面と円筒軸の
なす角度の違いによる、5ガウス領域面積を測定した。
その結果を図10に示す。角度が90度の場合の5ガウ
ス領域面積で規格化している。図から分かるように、角
度付けることで漏洩磁界が減少し、磁気シールド効果が
向上している。
【0023】(実施例2)Cu/Nb−Ti多層円筒の
底面の穴(鍔の内開口径)の大きさをかえた場合の5ガ
ウス領域面積を測定した。その結果を図11に示す。図
から分かるように、超電導磁気シールドの底面の開口端
部が、マグネットの内径を超えてマグネット内径の長さ
の30%以下まで覆うことで漏洩磁界が減少し、磁気シ
ールド効果が向上している。
【0024】(実施例3)超電導磁気シールド体とし
て、底面の一部が径272mmの穴の空いた鍔附きのCu
/Nb−Ti多層円筒を用いた。これに外径272mm、
厚さ2mm、長さ30mmのCu/Nb−Ti多層円筒を鍔
の端部に装着し、5ガウス領域面積を測定し、底面の一
部が径270mmの穴の空いた鍔附きのCu/Nb−Ti
多層円筒で何も装着しない場合と比較した。結果とし
て、鍔の端部に小型の円筒を装着することで5ガウス領
域は48%減少し、磁気シールド効果が向上しているこ
とが分かった。
【0025】(実施例4)超電導磁気シールド体とし
て、底面が全く無いCu/Nb−Ti多層円筒を基本と
し、これに厚さ6mm、幅13mm、外径が283mmから3
87mmまで13mmきざみ、合計5個の小型円筒形の超電
導磁気シールド体を同心状にし、上記の底面が全く無い
Cu/Nb−Ti多層円筒の鍔の端部に配置した。結果
として、5個の小型の円筒を装着することで5ガウス領
域は16%減少し、磁気シールド効果が向上しているこ
とが分かった。
【0026】(実施例5)超電導磁気シールド体とし
て、底面が全く無いCu/Nb−Ti多層円筒を用い
た。これに長さ20mm外径が270mmから390mmまで
10mmきざみ、合計13種類の円筒型超電導磁気シール
ド体を同心状にし、上記の底面が全く無いCu/Nb−
Ti多層円筒の鍔の端部に配置した。結果として、13
個の小型の円筒を装着することで5ガウス領域は29%
減少し、磁気シールド効果が向上していることが分かっ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明の超電導磁気シールド体によれ
ば、筒型の軸方向への漏洩を低減することで、全体の漏
洩磁界を低減することができ、発生磁界の外部への漏洩
を良好に磁気シールドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超電導磁気シールドの一部に底面(鍔)を有す
る筒型の断面図及び斜視図(a)及び超電導磁気シール
ドの底面の全く底を有さない筒型の断面図及び斜視図
(b)。
【図2】超電導磁気シールドの一部に底面(鍔)を有す
る筒型において、底面がマグネットの中心軸に対してあ
る角度をもった場合の超電導磁気シールド体の断面模式
図及び斜視図。
【図3】超電導磁気シールドの一部に底面(鍔)を有す
る筒型において、底面(鍔の内開口端部)がマグネット
の内径を超えて覆う場合の断面図及び断面斜視図。
【図4】(a)は超電導磁気シールドの一部に底面
(鍔)を有する筒型に対して、鍔の開口端部に全く底を
有さない小型の筒型が一体ものとなる場合の断面図の1
例、(b)は小型の筒型を鍔開口端部に配置した場合の
断面図の1例。
【図5】(a)は全く底を有さない筒型において、それ
より小型の全く底を有さない小型の筒型を複数個配置し
た場合の断面図の1例、(b)は一部に底面(鍔)を有
する筒型において、それより小型の全く底を有さない筒
型を複数個配置した場合の断面図の1例。
【図6】(a)図5(a)の形状で超電導金属層が筒型
の軸を中心とした同心状に積層されている多層構造をも
つ場合の断面図の1例、(b)は図5(b)の形状で超
電導金属層が筒型の軸を中心とした同心状に積層されて
いる多層構造をもつ場合の断面図の1例。
【図7】磁界発生源に対する超電導磁気シールド体によ
る磁気映像効果の断面模式図及び斜視図。
【図8】超電導磁気シールドの一部に底面(鍔)を有す
る筒型の断面図及び断面斜視図。
【図9】小型の台形型の円筒超電導磁気シールドの断面
斜視図及び斜視図。
【図10】本発明における実施例1の測定結果のグラ
フ。
【図11】本発明における実施例2の測定結果のグラ
フ。
【符号の説明】
1 超電導磁気シールド体(底面の一部に底面を有す
る筒型) 1′ 超電導磁気シールド体(底面の一部に底面を有す
る筒型に小型の円筒が一体ものとして構成されたもの) 1″ 超電導磁気シールド体(全く底面を有さない小型
の円筒) 2 磁界発生源 3 磁界発生源の鏡像 4 磁界発生源による磁界 4′ 磁界発生源の鏡像による鏡像磁界 5 現実に加わる磁界(4と4′の和) 6 超電導磁気シールドの底面の一部がマグネットの
中心軸となす角度 7 マグネットゾーン 8 鍔の端部(一部に底面を有する筒型において) 8′ 鍔の端部(全く底面を有さない筒型において) 9 マグネットの内径の長さ 10 鍔の長さ(マグネット内径を超えて内側に出た
長さ) 10′ 鍔の内開口径の長さ 11 超電導磁気シールド体(全く底面を有さない円
筒) 12 同心状の小型超電導磁気シールド体(全く底面
を有さない円筒) 13 内部に軸を中心に超電導層が積層した構造をも
つ同心状の小型超電導磁気シールド体(全く底面を有さ
ない円筒) 14 内部に軸を中心に超電導層が積層した構造をも
つ同心状の小型超電導磁気シールド体(全く底面を有さ
ない台形型の円筒) 15 鍔の母線 21 鍔の部分(一部に底面を有する筒型において) 22 鍔の部分(全く底面を有さない筒型において)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 郁夫 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒型超電導磁気シールド体において、該
    シールド体の開口端部の内方向に超電導材からなる鍔を
    設け、該鍔の母線と筒型シールド体の中心軸が15〜7
    5度の角度を有することを特徴とする筒型超電導磁気シ
    ールド体。
  2. 【請求項2】 筒型超電導磁気シールド体において、該
    シールド体の開口端部の内方向に超電導材からなる鍔を
    設け、該鍔の内開口径が該シールド体内部に設置される
    マグネット内径の0.7〜1であることを特徴とする筒
    型超電導磁気シールド体。
  3. 【請求項3】 該鍔の内開孔部に該シールド体と同軸上
    に、小型の筒型超電導体を1ヶ以上有することを特徴と
    する請求項1または2記載の筒型超電導磁気シールド
    体。
  4. 【請求項4】 筒型超電導磁気シールド体において、該
    シールド体の開口端部の内部に、超電導材料からなる小
    型の筒型または/およびドーナッツ状板を1ヶ以上設置
    することを特徴とする筒型超電導磁気シールド体。
  5. 【請求項5】 該小型の筒型または/およびドーナッツ
    状板の超電導層が、同心状に積層されている多層構造を
    特徴とする請求項3または4記載の筒型超電導磁気シー
    ルド体。
JP00796595A 1995-01-23 1995-01-23 磁界発生源の超電導磁気シールド体 Expired - Fee Related JP3474659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00796595A JP3474659B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 磁界発生源の超電導磁気シールド体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00796595A JP3474659B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 磁界発生源の超電導磁気シールド体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08204384A true JPH08204384A (ja) 1996-08-09
JP3474659B2 JP3474659B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=11680189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00796595A Expired - Fee Related JP3474659B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 磁界発生源の超電導磁気シールド体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474659B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7432705B2 (en) 2002-11-29 2008-10-07 Hitachi, Ltd. Magnetic shields and instruments for measuring biomagnetic fields

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7432705B2 (en) 2002-11-29 2008-10-07 Hitachi, Ltd. Magnetic shields and instruments for measuring biomagnetic fields

Also Published As

Publication number Publication date
JP3474659B2 (ja) 2003-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5309106A (en) Magnetic field generator
EP0817211A1 (en) Superconducting magnet device and magnetic resonance imaging device using the same
JPH0838455A (ja) 平形磁気共鳴イメージング磁石
JPH08196518A (ja) Mri装置
US5581223A (en) Superconducting magnet
JP3474659B2 (ja) 磁界発生源の超電導磁気シールド体
EP1966622A1 (en) Magnetic resonance scanner with a longitudinal magnetic field gradient system
JP3824412B2 (ja) 結晶引上装置用超電導磁石装置
US7170291B2 (en) Additional fringe field shield for a superconducting magnet coil system
US5355275A (en) Current limiting device for electromagnetic coil employing gap containing superconductive shield
JPH0744105B2 (ja) 電磁石
JP2003265437A (ja) 磁気共鳴イメージングのための傾斜コイル
US6215384B1 (en) Magnet including shielding
JPH10328159A (ja) 静磁場発生装置
JP3646595B2 (ja) 静止誘導電器
US4800355A (en) Electromagnet having magnetic shield
JPH05327263A (ja) 磁気シールドルーム
US6633215B2 (en) Superconducting magnetic resonance imaging magnet assembly and method with reverse wire channel orientation
JPH08236983A (ja) 超電導磁気シールド方法
JPH03139328A (ja) Mri装置用超電導マグネット
JPS6264024A (ja) 不要輻射防止装置
US6657527B2 (en) Apparatus and method for fabricating magnet support structure
JPH0510335Y2 (ja)
JP4228110B2 (ja) 開放型磁石装置
JPH07106164A (ja) 中性点リアクトル

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees