JPH08204053A - Lsiパッケージ用複合板 - Google Patents

Lsiパッケージ用複合板

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JPH08204053A
JPH08204053A JP1360095A JP1360095A JPH08204053A JP H08204053 A JPH08204053 A JP H08204053A JP 1360095 A JP1360095 A JP 1360095A JP 1360095 A JP1360095 A JP 1360095A JP H08204053 A JPH08204053 A JP H08204053A
Authority
JP
Japan
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resin layer
polyimide resin
thermoplastic polyimide
protective film
composite board
Prior art date
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Pending
Application number
JP1360095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kitahara
幹夫 北原
Kenji Abe
憲治 阿部
Kyoichi Ishigaki
恭市 石垣
Shigeo Koba
繁夫 木場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP1360095A priority Critical patent/JPH08204053A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に金属屑等の付着のないLSIパッケー
ジ用複合板を提供する。 【構成】 金属製薄板(10)の片面に熱可塑性ポリイ
ミド樹脂層(12)を設けて成るLSIパッケージ用複
合板において、熱可塑性ポリイミド樹脂層(12)の表
面に厚み1μm〜10μmの保護フィルム(13)を密
着して貼り付けて成る上記のLSIパッケージ用複合
板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームを直接
接着し得るLSIパッケージ用複合板に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIチップは集積度がアップし高機能
化、高速化が進み、その結果消費電力が大幅に増大し、
チップの発熱量が増加する傾向にある。この発熱を効率
良くパッケージの外部に逃がすために大型の放熱板をイ
ンナーリードに接着剤を介して取り付けた放熱板付きリ
ードフレームが提案されている(特開平6−13246
2)。
【0003】この放熱板をインナーリードに取り付ける
場合、従来は両面接着シートを打ち抜き、放熱板に仮接
着してからインナーリードに接着するという方法を取っ
ていたが、この方法では、両面接着シートのロスが多い
ことと、接着工程を2回必要とするため、製造コストが
高くなるという問題があった。
【0004】本発明者等はこれらの合理化を計ることを
目的として、金属製薄板に直接接着剤を塗布した基材を
使用することを提案した(特願平5−331248)。
すなわち、金属製薄板にポリイミド前駆体、ポリイミド
またはこれらの混合物よりなるワニスを一層もしくは複
数層キュストして乾燥、キュアして複合板を製造する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この複合板をLSIパ
ッケージ用の放熱板として使用する場合、該複合板を使
用する目的に併せた幅にスリット加工する必要がある
が、この加工の際に発生した金属屑がインナーリードと
の接着層となる熱可塑性ポリイミド樹脂層に付着する。
【0006】この状態でインナーリードを接着した場
合、付着した金属屑がリード間を短絡させ絶縁不良を起
こし、信頼性が低下するという問題があった。本発明は
上記の問題を解決するためになされたものであり、その
目的とするところは、加工に伴い発生する金属屑の熱可
塑性ポリイミド樹脂層への付着を防止し、信頼性の高い
LSI用複合板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する手段】上記の目的は、金属製薄板一方
の表面に熱可塑性ポリイミド樹脂層を設けて成るLSI
パッケージ用複合板において、熱可塑性樹脂層の表面に
保護フィルムを密着させることにより達成される。而し
て、その保護フィルムの厚さは、1μm〜10μm、望
ましくは4μm〜6μmとすることが推奨される。
【0008】
【作用】上記の如き構成であると、LSIパッケージ用
複合板の加工に伴い発生する金属屑は保護フィルムに付
着し、接着剤層である熱可塑性ポリイミド樹脂層に付着
することはない。また、保護フィルムに付着した金属屑
は、保護フィルムを剥がすことにより簡単に取り除くこ
とができるものである。
【0009】
【発明を実施するための最良の態様】以下、図面により
本発明の実施例について説明する。図1ないし図4はそ
れぞれ本発明に係るLSIパッケージ用複合板の第一な
いし第四実施例を示す断面図である。
【0010】図中、1は本発明に係るLSIパッケージ
用複合板である。10は同、ステンレス、42アロイ、
アルミ等、厚み70μm〜3000μmの金属薄板を示
すが、効果的な放熱性を付与するためには、熱伝導率が
100W/mK以上の銅合金または銅が材料として好ま
しい。
【0011】また、これらの金属薄板は必要に応じ、各
種のメッキ処理が施されていても良い。11は非熱可塑
性ポリイミド樹脂であり、熱可塑性ポリイミド樹脂と共
に用いられる場合は、金属薄板とインナーリードとの絶
縁間距離を保つ目的で使用され、1μm〜50μm、好
ましくは5μm〜25μm必要である。
【0012】また、熱可塑性ポリイミド樹脂が設けられ
た面の反対側の面に使用される場合は、パッケージとし
た時の封止樹脂との密着性を向上させる目的で使用さ
れ、1μm〜20μm、好ましくは5μm〜10μm必
要である。非熱可塑性ポリイミド樹脂の特性としては、
熱可塑性ポリイミド樹脂の接着温度である200℃〜4
00℃の温度における弾性率が1×109 dyne/c
2 以上、かつ熱可塑性ポリイミド樹脂の弾性率よりも
1×102 dyne/cm 2 以上高いことが必要であ
り、これ以下では、接着時に十分な絶縁間距離が保てな
くなる。
【0013】12は熱楚歌性ポリイミド樹脂を示し、2
00℃〜400℃における弾性率が1×102 dyne
/cm2 以上、1×109 dyne/cm2 以下である
ことが必要である。1×102 dyne/cm2 未満で
はその後の加工における接着状態の保持が困難であり、
1×109 dyne/cm2 を越えると十分な接着力が
得られない。熱可塑性ポリイミド樹脂12の厚みは、1
μm〜50μm、好ましくは5μm〜30μm必要であ
る。
【0014】熱可塑性ポリイミド樹脂12及び非熱可塑
性ポリイミド樹脂11は公知の方法により、逐次または
同時に金属製薄板10に塗布された後、乾燥、キュアさ
れる。13は保護フィルムであり、合成樹脂をフィルム
状に薄くしたものであり、熱可塑性ポリイミド樹脂層1
2の表面に密着して貼り付けられる。
【0015】本発明において保護フィルムは、その厚み
が重要であり、その材質は特に限定されるものではな
く、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンビニルアセテート、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエーテルス
ルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレン
オキサイド等公知の合成樹脂製フィルムが使用できる。
【0016】この保護フィルムの厚さは、1μm未満で
あると強度が不充分となり、作業中容易に伸びてしま
い、またシワが発生してLSIパッケージ用複合板に平
滑に貼り付けることができない。また、10μmを越え
るとフィルムに剛性が生じ、自己粘着性が低下し、熱可
塑性ポリイミド樹脂層12に密着させて貼り付けること
が困難になる。従って、この保護フィルムの厚さは、1
μm〜10μm、望ましくは3μm〜6μmとすること
が推奨される。
【0017】而して、保護フィルム13は、LSIパッ
ケージ用複合板1を適宜の形状に加工した後引き剥が
し、汚染されていない熱可塑性ポリイミド樹脂層12を
露出させる。この後、保護フィルム13が引き剥がされ
たLSIパッケージ用複合板を200℃〜400℃まで
加熱し、熱可塑性ポリイミド樹脂層12が溶融してから
リードフレーム等を圧着し、それを冷却固化させるもの
である。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るLSIパッケージ用複合板
は叙上の如く構成されるので、本発明によるときは、汚
染されていない熱可塑性ポリイミド樹脂層の表面にリー
ドフレーム等を接着することができるので、絶縁不良が
起こらず、信頼性の高いLSIパッケージを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るLSIパッケージ用複合板の第一
実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係るLSIパッケージ用複合板の第二
実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係るLSIパッケージ用複合板の第三
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明に係るLSIパッケージ用複合板の第四
実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・LSIパッケージ用複合板 10・・・・金属製薄板 11・・・・非熱可塑性ポリイミド樹脂層 12・・・・熱可塑性ポリイミド樹脂層 13・・・・保護フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木場 繁夫 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製薄板(10)の一方の表面に、熱可
    塑性ポリイミド樹脂層(12)を設けて成るLSIパッ
    ケージ用複合板において、熱可塑性ポリイミド樹脂層
    (12)の表面に、厚さが1μm〜10μmである保護
    フィルム(13)を密着貼り付けしたことを特徴とする
    LSIパッケージ用複合板(1)。
  2. 【請求項2】金属製薄板(10)の一方の表面に、非熱
    可塑性ポリイミド樹脂層(11)を介して熱可塑性ポリ
    イミド樹脂層(12)を設けて成るLSIパッケージ用
    複合板において、熱可塑性ポリイミド樹脂層(12)の
    表面に、厚さが1μm〜10μmである保護フィルム
    (13)を密着貼り付けしたことを特徴とするLSIパ
    ッケージ用複合板(1)。
  3. 【請求項3】金属製薄板(10)の一方の表面に、熱可
    塑性ポリイミド樹脂層(12)及び他の表面に非熱可塑
    性ポリイミド樹脂層(11)を設けて成るLSIパッケ
    ージ用複合板において、熱可塑性ポリイミド樹脂層(1
    2)の表面に、厚さが1μm/10μmである保護フィ
    ルム(13)を密着貼り付けしたことを特徴とするLS
    Iパッケージ用複合板(1)。
  4. 【請求項4】金属製薄板(10)の一方の表面に、非熱
    可塑性ポリイミド樹脂層(11)を介して熱可塑性ポリ
    イミド樹脂層(12)及び他の表面に非熱可塑性ポリイ
    ミド樹脂層(11)を設けて成るLSIパッケージ用複
    合板において、熱可塑性ポリイミド樹脂層(12)の表
    面に、厚さが1μm〜10μmである保護フィルム(1
    3)を密着貼り付けしたことを特徴とするLSIパッケ
    ージ用複合板(1)。金属製薄板(10)の少なくとも
    一方の表面に非熱可塑性樹脂層(11)を介して熱可塑
    性樹脂層(12)を設けて成るLSIパッケージ用複合
    板において、 熱可塑性樹脂層(12)の表面に保護フィルム(13)
    を密着したことを特徴とする上記のLSIパッケージ用
    複合板(1)。
  5. 【請求項5】保護フィルム(13)の厚さが1μm〜1
    0μmである請求項1に記載のLSIパッケージ用複合
    板(1)。
JP1360095A 1995-01-31 1995-01-31 Lsiパッケージ用複合板 Pending JPH08204053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021251214A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16 株式会社カネカ 積層体、片面金属張積層板および多層プリント配線板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021251214A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16 株式会社カネカ 積層体、片面金属張積層板および多層プリント配線板

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