JPH08201605A - 光接続装置 - Google Patents

光接続装置

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JPH08201605A
JPH08201605A JP3301595A JP3301595A JPH08201605A JP H08201605 A JPH08201605 A JP H08201605A JP 3301595 A JP3301595 A JP 3301595A JP 3301595 A JP3301595 A JP 3301595A JP H08201605 A JPH08201605 A JP H08201605A
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JP
Japan
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light
transparent substrate
propagating
lens
receiving element
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JP3301595A
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English (en)
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Juichi Kurita
寿一 栗田
Shigeru Kawai
滋 河合
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GIJUTSU KENKYU KUMIAI SHINJOHO SHIYORI KAIHATSU KIKO
NEC Corp
Original Assignee
GIJUTSU KENKYU KUMIAI SHINJOHO SHIYORI KAIHATSU KIKO
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光利用率が高く、集光特性の波長依
存性が少なく、更には位置ずれ許容量の大きな光接続装
置を提供することを目的とする。 【構成】 透明基板11は一方の面には発光素子20と
受光素子30とが互いに一定距離離間して配置されてお
り、他方の面には発光素子20と受光素子30に対向し
た位置にビーム偏向素子41と42とがそれぞれ形成さ
れている。透明基板12は、一方の面が第1の透明基板
11の表面と当接し、他方の面が互いに一定距離離間し
て屈折型レンズ51と52とがそれぞれ形成されてい
る。透明基板13は、一方の面が第2の透明基板12の
表面と当接し、他方の面に反射膜60が被覆形成されて
いる。屈折型レンズ51と52は、それぞれ斜入射平行
光に対して子午面と球欠面における像点が一致するよう
な曲率に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光接続装置に係り、特に
光を用いて、並列高速に情報を伝達するために必要な光
接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模な情報を処理するために、高速に
演算を実行する計算機の研究が進んでいる。しかし、従
来の逐次処理に基づく演算を実行する計算機は、性能限
界に近付いていると考えられている。そこで、多数のプ
ロセッサを持ち、複数の演算を同時に実行する並列処理
アーキテクチャの研究が進んでいる。
【0003】また、この研究と並行して、高速化のため
に、多数のプロセッサ間の接続を光で行う試みも進めら
れている。光による接続は、自由空間を伝搬でき、互い
に干渉し合わないという点で、従来の電気配線より有利
である。このような光接続法として、面型の光素子を透
明基板面に実装する光接続法が文献にて提案されている
(例えば、雑誌「アプライド・オプティクス」第28巻
第9号、1602頁〜1605頁に掲載された論文「自
由空間光素子の平板集積(Planar integrationof free-s
pace optical components))。
【0004】しかし、この光接続方法の課題は、透明基
板中において、光が光学素子に対して必ず斜めに入射し
ながら伝搬していくので、軸外収差が大きくなり、光利
用率の低下を招くことにあった。
【0005】そこで、従来、この課題を解決するため
に、回折型レンズにより軸外収差を補正するという方法
が考えられてきた。この補正方法の詳細は、雑誌「オプ
ティクス・コミュニケーションズ(Optics Communicati
ons)」第76巻第5号の313頁から317頁に掲載
された論文「平板光学系を用いた結像(Imaging with p
lanar optucal systems)」や、雑誌「アプライド・オ
プティクス(Applied Optics)」第30巻第25号の3
643頁から3649頁に掲載された論文「電子ビーム
描画により作成された回折限界斜め入射用反射ブレーズ
形回折光学マイクロレンズ(Diffraction-limited blaz
ed reflection diffractive microlensesfor oblique i
ncidence fabricated by electron-beam lithograph
y)」に述べられている。
【0006】図10はこの回折型レンズにより軸外収差
を補正する従来の光接続装置の一例の側面図を示す。こ
の側面は、子午面に相当する。この従来の光接続装置
は、基板70と第1の透明基板81との間に発光素子2
0と受光素子30とが互いに離間して設けられ、また第
1の透明基板81の反対側には第2の透明基板82が当
接している構成である。
【0007】第2の透明基板82は、第1の透明基板8
1側の表面で、かつ、前記発光素子20及び受光素子3
0の中間に相当する位置に所定の大きさの反射膜61が
形成され、他方の表面に回折型レンズ91及び92が互
いに離間して形成されると共に、反射膜60が被覆され
た構成である。
【0008】この従来の光接続装置によれば、発光素子
20から出射された光は、第1の透明基板81を透過し
て第2の透明基板82の回折型レンズ91に入射され、
ここで回折された後反射膜60により反射され、第2の
透明基板82内を通って反射膜61により反射されて光
路が変えられ、再び第2の透明基板82内を通って回折
型レンズ92に入射され、ここで回折された後反射膜6
0により再び反射され、更に第2の透明基板82、第1
の透明基板81をそれぞれ透過して受光素子30の受光
面に集光される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図10に示
した従来の光接続装置では、回折型レンズ90及び91
により軸外収差を補正し、受光素子30の受光面に光を
集光させることができるので、光利用率は向上している
ものの、回折を利用しているために集光特性に波長依存
性が大きく、安定な単色光源が必要であるという問題点
がある。
【0010】また、上記の従来装置では、回折効率を高
くすることが難しいために光利用率が低いという問題が
ある。更に、多くの場合、発光素子20と受光素子30
が1枚の基板上に一体化されているため、この従来装置
のような倒立関係の結像では、発光素子20と受光素子
30が一体化されている基板70と光学素子の透明基板
81、82が実線で示す本来の位置から点線で示す位置
に位置ずれした場合、同図に点線で示すように位置ずれ
方向Aとは逆方向に集光点が移動してしまうために、位
置ずれに対する集光点の許容量が小さいという問題があ
る。
【0011】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
光利用率を従来よりも向上し得る光接続装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、波長依存性が
小さく、また接続距離を大にし得る光接続装置を提供す
ることにある。
【0013】更に、本発明の他の目的は、位置ずれ許容
量の大きい光接続装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、光を出射する発光素子
と、光を受光する受光素子と、順次に積層された第1乃
至第3の透明基板とよりなる光接続装置であって、第1
の透明基板の一方の表面上にそれぞれ発光素子及び受光
素子が互いに離間して当接配置され、第1の透明基板の
他方の表面と第2の透明基板との当接面のいずれか一方
に、発光素子から出射されて第1の透明基板内を伝搬し
た光を偏向する第1のビーム偏向素子と、第2の透明基
板内を伝搬した光を偏向して該第1の透明基板内へ入射
し受光素子へ伝搬させる第2のビーム偏向素子とが形成
され、第2の透明基板と第3の透明基板との当接面のい
ずれか一方に、第2の透明基板内を伝搬した光を屈折し
て平行光に変換して第3の透明基板内へ伝搬させる第1
の屈折型レンズと、第3の透明基板内を伝搬した光を屈
折して第2の透明基板内へ入射する第2の屈折型レンズ
とが互いに離間して設けられ、第3の透明基板の第2の
透明基板と当接している表面と反対側の表面に反射膜が
被覆形成された構成としたものである。
【0015】また、請求項2記載の発明は、上記の目的
を達成するために、上記の第1又は第2の透明基板の第
1及び第2のビーム偏向素子の間に第1の反射膜を設
け、また、上記の第2の透明基板の第1及び第2の屈折
レンズ側表面上に第2の反射膜を被覆形成して上記の第
3の透明基板を不要とした構成である。
【0016】また、請求項4記載の発明は、上記の目的
を達成するために、上記の第2及び第3の透明基板の間
に、一方の表面が第2の透明基板の第1及び第2の屈折
型レンズ側表面と当接し、他方の表面にそれぞれ第3及
び第4の屈折型レンズが互いに離間して設けられた別の
透明基板を介在した構成である。
【0017】更に、請求項5記載の発明は、上記の目的
を達成するために、上記の第2又は第3の透明基板の第
1及び第2の屈折型レンズの間に第1の反射膜を設け、
また、上記の第3の透明基板の第2の透明基板と反対側
表面に第3及び第4の屈折レンズを互いに離間して設け
ると共に、その表面上に第2の反射膜を被覆形成した構
成である。
【0018】
【作用】請求項1又は2記載の発明では、発光素子から
出射された光は第1の透明基板の第1のビーム偏向素子
を通して第2の透明基板の第1の屈折型レンズにより平
行光とされ、第3の透明基板を介してあるいは直接に反
射膜で反射された後、所定の経路を経て第2の屈折型レ
ンズを透過して第2のビーム偏向素子に入射され、更に
これより受光素子に入射される。
【0019】ここで、図6に示すように、一般的に用い
られる球面レンズ110に対して発光素子120からの
光を、球面レンズ110の光軸の外から入射すると、球
面レンズ110では軸外入射する光に対して子午面と球
欠面内の屈折に関与する面の曲率半径が異なるため、像
点が一点に集まらず、受光素子面130上非点隔差を生
じ、スポット131の径が大きく、受光素子の受光面が
小さい場合には光利用率が低下する可能性がある。
【0020】これに対し、本発明では上記したように、
屈折型レンズを用いている。この屈折型レンズは図7に
111で示すように、発光素子120から出射される光
の角度に対して、子午面と球欠面内で屈折に関与する面
の曲率半径を、受光素子面130で像点が一致するよう
に決めることにより、非点隔差を無くし、スポットの拡
がりを小さくすることができる。また、従来の光接続装
置で用いられる回折型レンズに比べて、屈折型レンズは
光利用率が大きく、かつ、集光特性の波長依存性が小さ
い。
【0021】また、請求項3又は6記載の発明の屈折型
レンズは、軸外入射光に対して子午面と球欠面における
像点が前記受光素子の受光面で一致するように、子午面
の焦点距離と球欠面の焦点距離を変えた構成であるた
め、軸外入射光を平行光にすることができる。
【0022】また、請求項4又は5記載の発明では、第
1の屈折型レンズにより取り出された平行光は、第3の
屈折型レンズを透過した後、所定の経路を経て第4の屈
折型レンズ、第2の屈折型レンズ及び第2のビーム偏向
素子を通して受光素子に入射される。これにより、本発
明では受光素子での結像関係を正立関係とすることがで
きるため、発光素子と受光素子とが一体的に上記屈折型
レンズなどに対して位置ずれが生じた場合、集光位置が
位置ずれ方向と同じ方向へ移動し、受光素子の受光面上
でのスポット移動を小さくできる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明になる光接続装置の第1実施例の側面図を示
す。同図中、図10と同一構成部分には、同一符号を付
してある。図1に示す側面は子午面に相当する。本実施
例は、図1に示すように、ガラスあるいはプラスチック
などで構成される透明基板11、12及び13が積層さ
れた構成である。透明基板11から反射膜60までの高
さは、例えば5mm程度である。
【0024】第1の透明基板11は一方の面には発光素
子20と受光素子30とが互いに一定距離離間して配置
されており、他方の面には発光素子20と受光素子30
に対向した位置に第1のビーム偏向素子41と第2のビ
ーム偏向素子42とがそれぞれ形成されている。
【0025】第2の透明基板12は、一方の面が第1の
透明基板11のビーム偏向素子41及び42が形成され
ている面と当接し、他方の面が互いに一定距離離間して
第1の屈折型レンズ51と第2の屈折型レンズ52とが
それぞれ形成されている。第3の透明基板13は、一方
の面が第2の透明基板12の屈折型レンズ51及び52
が形成されている面と当接し、他方の面に反射膜60が
被覆形成されている。
【0026】ここで、上記の屈折型レンズ51及び52
は、例えば図5に示すように、透明基板10の一面を削
って、2つの主曲率半径r1及びr2を持つトロイダル
面の窪みを作成し、その窪みに例えばGaAsのような
透明基板10の屈折率よりも屈折率が高い物質を埋め込
むことで作製される。主曲率半径r1及びr2は、斜入
射平行光に対して、子午面と球欠面における像点が受光
素子面で一致するように、光線追跡により求めることが
できる。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
発光素子20から出射された光(例えば赤外光あるいは
可視光)は、第1の透明基板11内を伝搬して第1のビ
ーム偏向素子41により偏向された後、第2の透明基板
12内を伝搬して第1の屈折型レンズ51に斜めに入射
されて、平行光に変換される。この第1の屈折型レンズ
51より取り出された平行光は、第3の透明基板13内
を伝搬して反射膜60に至り、ここで反射されて再び第
3の透明基板13内を伝搬して第2の屈折型レンズ52
に斜めに入射される。
【0028】第2の屈折型レンズ52により集光された
光は、第2の透明基板12内を伝搬して第2のビーム偏
向素子42に入射されて偏向され、これより更に第1の
透明基板11内を伝搬して受光素子30の受光面上に結
像される。
【0029】本実施例ではレンズの曲率に自由度を持た
せて子午面と球欠面の像点を一致させて非点隔差を無く
しているため、球面レンズを用いた従来の場合よりも、
この受光面上のスポットの径を小さくできる。従って、
光利用率を大きくすることができる。また、回折型レン
ズを用いた従来装置に比し、光利用率を大きくでき、ま
た集光特性の波長依存性を小さくできる。
【0030】また、本実施例では、光は第1の屈折型レ
ンズ41により平行光に変換されるため、第3の透明基
板13の厚さを大きくすることにより、接続距離を長く
とることができる。これは、発光素子と受光素子がばら
ばらに複数個ずつ並んでいた場合、それらを接続する個
数を多くとれる点で有利である。
【0031】次に、本発明の第2実施例の構成及び動作
について図2と共に説明する。同図中、図1と同一構成
部分には同一符号を付してある。図2に示すように、本
実施例は第1の透明基板14と第2の透明基板12とが
積層された構成である。
【0032】第1の透明基板14は、一方の面には発光
素子20と受光素子30とが互いに一定距離離間して配
置されており、他方の面には発光素子20と受光素子3
0に対向した位置に第1のビーム偏向素子41と第2の
ビーム偏向素子42とがそれぞれ形成され、かつ、それ
らビーム偏向素子41及び42の中間位置に第1の反射
膜61が形成されている。
【0033】第2の透明基板12は、一方の面が第1の
透明基板14のビーム偏向素子41及び42と反射膜6
1とが形成されている面と当接し、他方の面が互いに一
定距離離間して第1の屈折型レンズ51と第2の屈折型
レンズ52とがそれぞれ形成されると共に、第2の反射
膜60で被覆された構成である。
【0034】次に、本実施例の動作について説明する。
発光素子20から出射された光は、第1の透明基板14
内を伝搬して第1のビーム偏向素子41により偏向され
た後、第2の透明基板12内を伝搬して第1の屈折型レ
ンズ51に斜めに入射されて、平行光に変換される。こ
の第1の屈折型レンズ51より取り出された平行光は、
反射膜60で反射されて再び第2の透明基板12内を伝
搬して反射膜61に至り、ここで反射されて再び第2の
透明基板12内を伝搬して第2の屈折型レンズ52に斜
めに入射される。
【0035】第2の屈折型レンズ52により集光された
光は、反射膜60で反射されて第2の透明基板12内を
伝搬して第2のビーム偏向素子42に入射されて偏向さ
れ、これより更に第1の透明基板11内を伝搬して受光
素子30の受光面上に結像される。
【0036】本実施例も第1実施例と同様に光利用率を
大きくすることができ、集光特性の波長依存性を小さく
できる。また、本実施例では、光は第1の屈折型レンズ
41により平行光に変換されるため、第2の透明基板1
2の厚さを大きくすることにより、接続距離を長くとる
ことができる。
【0037】次に、本発明の第3実施例の構成及び動作
について図3及び図8と共に説明する。図3中、図1と
同一構成部分には同一符号を付してある。図3に示すよ
うに、本実施例は第1の透明基板11と第2の透明基板
12と第3の透明基板15と第4の透明基板16とが順
次に積層された構成である。
【0038】第1の透明基板11は、一方の面には基板
70上に互いに一定距離離間して固定された発光素子2
0と受光素子30とが当接配置されており、他方の面に
は第1のビーム偏向素子41と第2のビーム偏向素子4
2とがそれぞれ形成されている。
【0039】第2の透明基板12は、一方の面が第1の
透明基板11のビーム偏向素子41及び42が形成され
ている面と当接し、他方の面が互いに一定距離離間して
第1の屈折型レンズ51と第2の屈折型レンズ52とが
それぞれ形成されている。
【0040】第3の透明基板15は、一方の面が第2の
透明基板12の屈折型レンズ51及び52が形成されて
いる面と当接し、他方の面が互いに上記の屈折型レンズ
51及び52間の距離よりも短い距離だけ離間して第3
の屈折型レンズ53と第4の屈折型レンズ54とがそれ
ぞれ形成されている。第4の透明基板16の第3の透明
基板15と反対側の面は反射膜60で被覆されている。
【0041】次に、本実施例の動作について説明する。
発光素子20から出射された光は、第1実施例と同様の
経路を経て第1の屈折型レンズ51に斜めに入射され
て、平行光に変換される。この第1の屈折型レンズ51
より取り出された平行光は、第3の透明基板15内を伝
搬して第3の屈折型レンズ53に斜めに入射され、更に
これより第4の透明基板16内を伝搬して第4の透明基
板16と反射膜60の境界面に集光される。
【0042】反射膜60で反射された光は、再び第4の
透明基板16内を伝搬して第4の屈折型レンズ54に斜
めに入射されて、平行光に変換される。この第4の屈折
型レンズ54より取り出された平行光は、第3の透明基
板15内を伝搬して第2の屈折型レンズ52に斜めに入
射され、更にこれより第2の透明基板12内を伝搬して
第2のビーム偏向素子42により偏向され、第1の透明
基板11内を伝搬して受光素子30の受光面に集光され
る。
【0043】本実施例も第1及び第2実施例と同様に光
利用率を大きくすることができ、集光特性の波長依存性
を小さくできる。また、本実施例では、結像関係が正立
関係であるために、位置ずれ許容量が大きい。
【0044】すなわち、このことについて図8と共に説
明するに、基板70上の発光素子20と受光素子30と
がそれぞれ図8に実線で示す位置にある場合には、光は
実線で示す矢印の光路を経て受光素子30の受光面上に
集光される。ここで、上記の基板70上の発光素子20
と受光素子30とを、それぞれ透明基板11、12、1
5及び16からなる積層構造体に対して接着する際に、
図8に実線で示す位置から矢印B方向に点線で示す位置
にまでずれたものとすると、このときに発光素子20か
ら出射された光は、結像関係が正立関係であるために、
点線で示す光路を経て集光され、集光点の位置が位置ず
れ方向と同じ方向に移動する。従って、本実施例での受
光素子30の受光面上のスポット移動は上記の位置ずれ
があっても小さく、そのために、発光素子20と受光素
子30とが設けられている基板70と透明基板11等と
の間の位置ずれ許容量を大きくできる。
【0045】次に、本発明の第4実施例の構成及び動作
について図4と共に説明する。同図中、図1と同一構成
部分には同一符号を付してある。図4に示すように、本
実施例は第1の透明基板11と第2の透明基板17と第
3の透明基板18とが積層された構成である。
【0046】第1の透明基板11は一方の面には発光素
子20と受光素子30とが互いに一定距離離間して配置
されており、他方の面には発光素子20と受光素子30
に対向した位置に第1のビーム偏向素子41と第2のビ
ーム偏向素子42とがそれぞれ形成されている。
【0047】第2の透明基板17は、一方の面が第1の
透明基板11のビーム偏向素子41及び42と反射膜6
1とが形成されている面と当接し、他方の面が互いに一
定距離離間して第1の屈折型レンズ51と第2の屈折型
レンズ52とがそれぞれ形成されると共に、それらの中
間位置に第1の反射膜61が形成されている。
【0048】第3の透明基板18は、一方の面が第2の
透明基板17の屈折型レンズ51及び52と反射膜61
とが形成されている面と当接し、他方の面が互いに屈折
型レンズ51及び52間の距離よりも短い距離だけ離間
して第3の屈折型レンズ53と第4の屈折型レンズ54
とがそれぞれ形成されると共に、反射膜60で被覆され
ている。
【0049】次に、本実施例の動作について説明する。
発光素子20から出射された光は、第3実施例と同様の
経路を経て第1の屈折型レンズ51により平行光に変換
されて第3の屈折型レンズ53に斜めに入射される。第
3の屈折型レンズ53に入射した光は反射膜60で反射
されて第3の屈折型レンズ53より第3の透明基板18
内を伝搬して第3の透明基板18と反射膜61の境界面
に集光される。
【0050】反射膜61で反射された光は、再び第3の
透明基板18内を伝搬して第4の屈折型レンズ54に斜
めに入射されて、平行光に変換される。この第4の屈折
型レンズ54に入射した光は反射膜60で反射されて第
4の屈折型レンズ54より第3の透明基板18内を伝搬
して第2の屈折型レンズ52に斜めに入射され、更にこ
れより第2の透明基板17内を伝搬して第2のビーム偏
向素子42により偏向され、第1の透明基板11内を伝
搬して受光素子30の受光面に集光される。
【0051】本実施例も第3実施例と同様に結像関係が
正立関係であるために、位置ずれ許容量が大きいという
特長がある。
【0052】次に、本発明の効果の実験例について説明
する。本発明の代表例として図3の第3実施例の構成
を、図9に示すように、空気中に発光素子121と屈折
率が1.45である屈折型レンズ112、113、11
4、115と反射膜62と受光素子131とを図示の如
くに配置した共焦点レンズ系により実現し、発光素子1
21と受光素子131とを一体的に移動した場合の受光
素子131の受光面上での集光点の位置ずれとスポット
径を計算した。
【0053】なお、屈折レンズ112〜115としては
入射角20°で入射する平行光に対して子午面と球欠面
での像点が受光面上で一致するように、515μm、4
60μmという二つの曲率半径をもたせた両凸トロイダ
ルレンズを用いた。また、図9に示すように、屈折型レ
ンズ112及び113は同一平面上で、発光素子121
の発光面と受光素子131の受光面とを結ぶ平面に対し
て473μm離間し、かつ、同一平面上の屈折型レンズ
114及び115に対して945μm離間配置し、反射
膜62と屈折型レンズ114及び115の平面との間は
473μmだけ離間配置した。
【0054】従来の倒立関係の光学系においては、発光
素子及び受光素子の移動量の2倍の距離だけ集光点が移
動するのに対し、この実験光学系によれば、発光素子1
21及び受光素子131が一体的に±20μm移動した
としても、結像関係が正立関係であるために、受光素子
131の受光面でのスポットの移動量は0.6μm以下
という極めて小さな移動量に抑えられた。
【0055】また、屈折レンズ112〜115の代わり
に従来の球面レンズ(曲率半径515μm)を用いた場
合、発光素子ビームNA(開口数)が0.1のときにス
ポット径が20μmになるのに対し、屈折レンズ112
〜115としてトロイダルレンズを用いたこの実験光学
系によれば、スポット径は6μmと極めて小さくできる
ことが確かめられた。このスポット径縮小効果は、入射
角が大きくなれば更に顕著になる。
【0056】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば第1及び第2のビーム偏向素子4
1及び42や図2の反射膜61はそれぞれ第2の透明基
板12側に設けてもよく、また、図3及び図4に示した
第1及び第2の屈折型レンズ51及び52や図4の反射
膜61は、第3の透明基板13、18側に設けてもよ
い。更に、図3の第3及び第4の屈折型レンズ53及び
54は、第4の透明基板16側に設けてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
屈折型レンズを用い、発光素子から出射される光の角度
に対して、子午面と球欠面内で屈折に関与する面の曲率
半径を、受光素子面で像点が一致するように決めること
により、非点隔差を無くし、スポットの拡がりを小さく
するようにしたため、受光素子の受光面が小さくても光
を利用できる光利用率を従来よりも向上できる。
【0058】また、本発明によれば、従来の光接続装置
で用いられる回折型レンズに比べて、屈折型レンズは光
利用率が大きく、集光特性の波長依存性が小さいため
に、発光素子として従来よりも波長安定度の要求されな
い安価な発光素子を使用できる。
【0059】また、本発明によれば、軸外入射光に対し
て子午面と球欠面における像点が前記受光素子の受光面
で一致するように、子午面の焦点距離と球欠面の焦点距
離を変えた構成とした屈折型レンズを用いることによ
り、軸外入射光を平行光にすることができるため、透明
基板の厚さを厚くできることから接続距離を大にするこ
とができる。
【0060】更に、本発明によれば、受光素子での結像
関係を正立関係とすることにより、発光素子と受光素子
とが一体的に屈折型レンズなどに対して位置ずれが生じ
た場合、集光位置が位置ずれ方向と同じ方向へ移動し、
受光素子の受光面上でのスポット移動を、結像関係が倒
立関係の場合よりも大幅に小さくできるため、従来に比
べて位置ずれ許容度が大きい光接続を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面図である。
【図2】本発明の第2実施例の側面図である。
【図3】本発明の第3実施例の側面図である。
【図4】本発明の第4実施例の側面図である。
【図5】本発明で用いられる屈折型レンズの一例の斜視
図である。
【図6】球面レンズを用いた時の軸外入射光に対する像
点の位置説明図である。
【図7】本発明の作用説明図である。
【図8】本発明の第3実施例の作用説明図である。
【図9】本発明の効果を示す実験の配置図である。
【図10】従来の一例の側面図である。
【符号の説明】
10 透明基板 11、14 第1の透明基板 12、17 第2の透明基板 13、15、18 第3の透明基板 16 第4の透明基板 20、120、121 発光素子 30、131 受光素子 41 第1のビーム偏向素子 42 第2のビーム偏向素子 50、111〜115 屈折型レンズ 51 第1の屈折型レンズ 52 第2の屈折型レンズ 53 第3の屈折型レンズ 54 第4の屈折型レンズ 60、61、62 反射膜 70 基板 130 受光素子面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する発光素子と、光を受光する
    受光素子と、順次に積層された第1乃至第3の透明基板
    とよりなる光接続装置であって、 前記第1の透明基板の一方の表面上にそれぞれ前記発光
    素子及び受光素子が互いに離間して当接配置され、該第
    1の透明基板の他方の表面と前記第2の透明基板との当
    接面のいずれか一方に、前記発光素子から出射されて該
    第1の透明基板内を伝搬した光を偏向する第1のビーム
    偏向素子と、前記第2の透明基板内を伝搬した光を偏向
    して該第1の透明基板内へ入射し前記受光素子へ伝搬さ
    せる第2のビーム偏向素子とが形成され、 前記第2の透明基板と前記第3の透明基板との当接面の
    いずれか一方に、前記第2の透明基板内を伝搬した光を
    屈折して平行光に変換して前記第3の透明基板内へ伝搬
    させる第1の屈折型レンズと、前記第3の透明基板内を
    伝搬した光を屈折して前記第2の透明基板内へ入射する
    第2の屈折型レンズとが互いに離間して設けられ、 前記第3の透明基板の前記第2の透明基板と当接してい
    る表面と反対側の表面に反射膜が被覆形成された構成と
    したことを特徴とする光接続装置。
  2. 【請求項2】 光を出射する発光素子と、光を受光する
    受光素子と、積層された第1及び第2の透明基板とより
    なる光接続装置であって、 前記第1の透明基板の一方の表面上にそれぞれ前記発光
    素子及び受光素子が互いに離間して当接配置され、該第
    1の透明基板の他方の表面と前記第2の透明基板との当
    接面のいずれか一方に、前記発光素子から出射されて該
    第1の透明基板内を伝搬した光を偏向する第1のビーム
    偏向素子と、前記第2の透明基板内を伝搬した光を偏向
    して前記第1の透明基板内へ入射し前記受光素子へ伝搬
    させる第2のビーム偏向素子とが形成されると共に、該
    第1及び第2のビーム偏向素子の中間位置に第1の反射
    膜が形成され、 前記第2の透明基板の前記第1の透明基板と当接してい
    る表面と反対側の表面に、該第2の透明基板内を伝搬し
    た光を屈折して平行光に変換する第1の屈折型レンズ
    と、該第2の透明基板内を伝搬した光を屈折する第2の
    屈折型レンズとが互いに離間して形成されると共に、該
    第1の屈折型レンズからの光を反射して前記第1の反射
    膜方向へ伝搬させ、かつ、該第2の屈折型レンズからの
    光を反射して前記第2のビーム偏向素子方向へ伝搬させ
    る第2の反射膜が被覆形成された構成としたことを特徴
    とする光接続装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の屈折型レンズは、軸
    外入射光に対して子午面と球欠面における像点が前記受
    光素子の受光面で一致するように、子午面の焦点距離と
    球欠面の焦点距離を変えた構成であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の光接続装置。
  4. 【請求項4】 光を出射する発光素子と、光を受光する
    受光素子と、順次に積層された第1乃至第4の透明基板
    とよりなる光接続装置であって、 前記第1の透明基板の一方の表面上にそれぞれ前記発光
    素子及び受光素子が互いに離間して当接配置され、該第
    1の透明基板の他方の表面と前記第2の透明基板との当
    接面のいずれか一方に、前記発光素子から出射されて該
    第1の透明基板内を伝搬した光を偏向する第1のビーム
    偏向素子と、前記第2の透明基板内を伝搬した光を偏向
    して該第1の透明基板内へ入射し前記受光素子へ伝搬さ
    せる第2のビーム偏向素子とが形成され、 前記第2の透明基板と前記第3の透明基板との当接面の
    いずれか一方に、前記第2の透明基板内を伝搬した光を
    屈折して平行光に変換して前記第3の透明基板内へ伝搬
    させる第1の屈折型レンズと、前記第3の透明基板内を
    伝搬した光を屈折して前記第2の透明基板内へ入射する
    第2の屈折型レンズとが互いに離間して設けられ、 前記第3の透明基板と前記第4の透明基板との当接面の
    いずれか一方に、該第3の透明基板内を伝搬した光を屈
    折して該第4の透明基板内へ伝搬させる第3の屈折型レ
    ンズと、該第4の透明基板内を伝搬した光を屈折して該
    第3の透明基板内へ入射する第4の屈折型レンズとが互
    いに離間して設けられ、 前記第4の透明基板の前記第3の透明基板と当接してい
    る表面と反対側の表面に、前記第3の屈折型レンズより
    の光を反射して前記第4の透明板内へ伝搬させる反射膜
    が被覆形成された構成としたことを特徴とする光接続装
    置。
  5. 【請求項5】 光を出射する発光素子と、光を受光する
    受光素子と、積層された第1乃至第3の透明基板とより
    なる光接続装置であって、 前記第1の透明基板の一方の表面上にそれぞれ前記発光
    素子及び受光素子が互いに離間して当接配置され、該第
    1の透明基板の他方の表面と前記第2の透明基板との当
    接面のいずれか一方に、前記発光素子から出射されて該
    第1の透明基板内を伝搬した光を偏向する第1のビーム
    偏向素子と、前記第2の透明基板内を伝搬した光を偏向
    して前記第1の透明基板内へ入射し前記受光素子へ伝搬
    させる第2のビーム偏向素子とが形成され、 前記第2の透明基板と前記第3の透明基板との当接面の
    いずれか一方に、前記第2の透明基板内を伝搬した光を
    屈折して平行光に変換して前記第3の透明基板内へ伝搬
    させる第1の屈折型レンズと、該第3の透明基板内を伝
    搬した光を屈折して該第2の透明基板内へ入射する第2
    の屈折型レンズとが互いに離間して形成されると共に、
    該第1及び第2の屈折型レンズの中間位置に第1の反射
    膜が形成され、 前記第3の透明基板の前記第2の透明基板と当接してい
    る表面と反対側の表面に、該第3の透明基板内を伝搬し
    た光を屈折する第3の屈折型レンズと、該第3の透明基
    板内を伝搬した光を屈折する第4の屈折型レンズとが互
    いに離間して形成されると共に、該第3の屈折型レンズ
    からの光を反射して前記第1の反射膜方向へ伝搬させ、
    かつ、該第4の屈折型レンズからの光を反射して前記第
    2の屈折型レンズ方向へ伝搬させる第2の反射膜が被覆
    形成された構成としたことを特徴とする光接続装置。
  6. 【請求項6】 前記第1乃至第4の屈折型レンズは、軸
    外入射光に対して子午面と球欠面における像点が前記受
    光素子の受光面で一致するように、子午面の焦点距離と
    球欠面の焦点距離を変えた構成であることを特徴とする
    請求項4又は5記載の光接続装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05172633A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Nec Corp 光接続装置および光接続装置用光学系
JPH06208012A (ja) * 1993-01-08 1994-07-26 Nec Corp 光接続素子

Patent Citations (2)

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