JPH08201023A - 三次元計測装置 - Google Patents

三次元計測装置

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JPH08201023A
JPH08201023A JP7013877A JP1387795A JPH08201023A JP H08201023 A JPH08201023 A JP H08201023A JP 7013877 A JP7013877 A JP 7013877A JP 1387795 A JP1387795 A JP 1387795A JP H08201023 A JPH08201023 A JP H08201023A
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image
input
measurement
point
camera
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JP7013877A
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Eiji Yamakawa
英二 山川
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価でかつ高精度の計測が可能な三次元計測
装置を提供する。 【構成】 デジタルカメラ40は撮影レンズ41を通過
した入射光53をプリズム42,43,44で3つに分
割しそれぞれを緑色の光を受光する第1および第2CC
Dセンサ45,46と青色および赤色の光を受光する第
3CCDセンサ47に入力する。このデジタルカメラ4
0が図示のない対象物に対して所定の基線長だけ離して
配置され、対象物を撮影する。異なる位置で撮影された
第1および第2のCCDセンサからの画像データを用い
てマイクロコンピュータ50はそれぞれ対応する対応点
を抽出する。抽出された対応点の信頼性が第3CCDイ
メージセンサ47からのカラー画像を用いて判断され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対象物のデジタルカ
メラを用いて異なった位置から撮影して対象物の複数の
画像を作成し、これら複数の画像上でそれぞれ対応する
対応点の位置関係を用いて対象物の三次元形状を計測す
る三次元計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCDカメラを用いた三次元計測装置の
一例としての写真測量装置が従来から提供されている。
図23は従来の写真測量装置の全体構成を示すブロック
図である。図23を参照して、従来の単板式カラーカメ
ラ200は、撮影レンズ201と、CCDセンサ203
およびCCDセンサ203に隣接して設けられた色分解
フィルタ202とを含む。色分解フィルタ202は、特
定の色の光のみが特定の画素に到達するように位置合せ
して配置されている。カラーカメラ200にはさらに、
信号処理回路204と、A/Dコンバータ205と、マ
イコン206と、撮影した画像を記録するためのメモリ
207とを含む。
【0003】図24はCCDセンサ203の受光面の部
分拡大図である。図24を参照して、R、G、Bはそれ
ぞれ赤色光、緑色光、青色光を受光する画素である。
【0004】図25は写真測量装置の他の例としてのモ
ノクロカメラ210のブロック図である。図25を参照
して、モノクロカメラ210は撮影レンズ211と、C
CDセンサ213と、信号処理回路214と、A/Dコ
ンバータ215と、マイコン216と、撮影した画像を
記録するためのメモリ217とを含む。
【0005】図26はCCDセンサ213の受光面の部
分拡大図である。図26を参照して、図中B/Wは1つ
の画素である。図23のカラーカメラ200では同じ色
の画素は3画素ごとに並んでいるのに対し、図25のモ
ノクロカメラ210ではすべての画素が同じ分光特性を
持っている。したがって、同じ画素数のCCDを用いた
場合でも、画像の分解能は図25のモノクロカメラ21
0のほうは図23のカラーカメラ200の約3倍にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、写真測量の
原理では、異なった位置で撮影された同一の対象物の複
数の画像上で、それぞれ対応する対応点の位置関係を解
析することが基本になっている。この対応点の解析精度
を上げるために、コンピュータを用いた写真解析装置が
用いられる。
【0007】このような写真解析装置では、片方の画像
の与えられた点を中心とするある大きさのエリアの画像
と、相関の最も高い画像エリアを他方の上で探し出し、
そのエリアの中心を対応点の位置としている。しかしな
がら、対象物によっては本当の対応点以外のところで相
関が最も高くなってしまうことがあり、対応点の誤検出
が起こり、高精度の計測が困難な場合があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、安価でかつ高精度の計測が可能
な三次元計測装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る、対象物
をデジタルカメラを用いて異なった位置から撮影して対
象物の複数の画像を作成し、その複数の画像上でそれぞ
れ対応する対応点の位置関係を用いて対象物の三次元形
状を計測する三次元計測装置は、デジタルカメラが第1
イメージセンサと、第1イメージセンサとは異なる第2
イメージセンサとを含む。三次元計測装置はさらに、異
なる位置で撮影された第1イメージセンサの複数の画像
上でそれぞれ対応する対応点を抽出する手段と、第2イ
メージセンサで得られた画像データを用いて抽出手段で
抽出された対応点の信頼性を判断する判断手段とを含
む。
【0010】
【作用】この発明に係る三次元計測装置においては、異
なる位置で撮影された第1イメージセンサの複数の画像
上でそれぞれ対応する対応点を抽出し、その抽出された
対応点の信頼性を第2イメージセンサで得られた画像デ
ータを用いて判断する。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】まず三次元計測装置において利用する写真
測量の原理について説明する。図1は計測対象物とカメ
ラの位置関係を示す図である。図1を参照して、対象物
30をその左画像を撮影するための左カメラ31aと、
右画像を撮影するための右カメラ31bとで撮影する。
図1では2台のカメラで撮影するように図示されている
が、1台のカメラを用いて31aに示す位置で左画像を
撮影し、31bで示す位置へ移動して右画像を撮影して
もよい。左カメラ31a、右カメラ31bの結像面に結
んだ対象物30の像を図32a、図32bに示す。
【0013】図中、対象物30と像の位置が分かりやす
いように、結像面の像をレンズの物体側主点を投影中心
として対象物側に投影してある。投影されている面はそ
れぞれカメラ31a、31bの結像面に平行で、物体側
主点からレンズの焦点距離だけ対象物側に離れた位置に
ある。座標軸X,Y,Zはモデル座標軸と呼ばれ、左カ
メラ31aの物体側主点を原点とし、X軸は右カメラ3
1bの物体側主点を通り、Z軸は左カメラ31aの光軸
にとっている。κ1、φ1、κ2、φ2、ω2はそれぞ
れカメラの回転角である。画像上の点P01〜P05お
よびP11〜P15は、P01とP11、P02とP1
2、P03とP13、P04とP14、P05とP15
がそれぞれ画像上対応する。ここで左右カメラ31a、
31bの投影中心から各点P01〜P05、P11〜P
15へ直線を引きカメラの回転角κ1、φ1、κ2、φ
2、ω2を適当に選ぶと、対応する直線の組がすべて交
わるようにでき、撮影時のカメラと対象物の位置関係が
再現される。このようなκ1、φ1、κ2、φ2、ω2
を求める作業を相互標定と呼び、再現された対象物をモ
デルと呼ぶ。相互標定を行なうときカメラの基線長Bの
長さは一般的に1としている。
【0014】相互標定によってモデルが完成すれば、次
に新しい対応点が与えられたときその点に対する対象物
上の点の座標(X,Y,Z)は公知の方法で計算でき
る。但し基線長を1としているため、モデルの縮尺は1
/Bになっている。対象物の実際の座標を求めるために
は、モデルの縮尺を知る必要がある。本発明ではそのた
めの基準量として、カメラの基線長、対象物上の任意の
部分の寸法、または対象物上の任意の点までの距離を用
いている。
【0015】図2は本発明に係る三次元計測装置に用い
られるデジタルカメラ40のブロック図である。図2を
参照して、デジタルカメラ40は、撮影レンズ41と、
撮影レンズ41を透過した光53を色分解するためのプ
リズム42,43,44と、緑色の光を受光する第1C
CDセンサ45と、緑色の光を受光する第2CCDセン
サ46と、青色および赤色の光を受光する第3CCDセ
ンサ47と、第1〜第3CCDセンサ45,46,47
からの信号を受けてその処理を行なう信号処理回路48
と、信号処理されたデータをA/D変換するA/Dコン
バータ49と、デジタル信号を処理するマイクロコンピ
ュータ50と、マイクロコンピュータ50に接続され
た、撮影した画像を記録するためのメモリ51と、メモ
リ51内の画像データを外部へ転送するためのインター
フェース52とを含む。プリズム42とプリズム43の
間およびプリズム43とプリズム44の間には空気層が
あり、全反射面を形成している。
【0016】信号処理回路48は各CCDセンサ45,
46,47の出力間のレベル合せおよびγ変換等を行な
う。図3にγ変換の特性を示す。図3を参照して、横軸
はγ変換の入力となるCCD出力信号であり、縦軸は出
力信号を表わす。
【0017】図4は三次元計測装置に用いられる画像解
析装置60の全体構成を示す模式図である。画像解析装
置60は、図2に示したインターフェース52を介して
デジタルカメラ40に接続される。図4を参照して、画
像解析装置60は、CRTディスプレイ61と、キーボ
ード63と、マウス64とを含むパーソナルコンピュー
タシステムである。コンピュータ本体62は、内部に中
央処理装置、メモリ、ディスク装置、インターフェース
などを備えている。
【0018】図5は第1CCDセンサ45の画素G1
(i,j)(i=1,2,…,M、j=1,2,…,
N)の部分拡大図であり、図6は第2CCDセンサ46
の画素G2(i,j)(i=1,2,…,M、j=1,
2,…,N)の部分拡大図であり、図7は第3CCDセ
ンサ47の画素R(i,j)(i=1,2,…,M、j
=2,4,6,…,N)およびB(i,j)(i=1,
2,…,M、j=1,3,5,…,N)の部分拡大図で
ある。
【0019】第1CCDセンサ45と第2CCDセンサ
46は図8に示すように互いに1/2画素ずらせて位置
合せしてある。これは、1/2画素ずれた画像データを
合成して分解能を2倍にした画像データを得るためであ
る。画像解析のときには、この合成された画像をディス
プレイ61に表示する。第1CCDセンサ45と第3C
CDセンサ47は図9に示すように画素同士をぴったり
重ねて位置合せしてある。
【0020】図10および図11は合成した画像データ
と元の画像データの位置関係が分かりやすいように、元
の画像データの画素と合成した画像データの画素を重ね
た図である。図10は第1CCDセンサ45と第3CC
Dセンサ47の部分拡大図を重ね、さらに合成した画像
データの画素を重ねた図である。破線は第1CCDセン
サ45および第3CCDセンサ47の画素を示し、実線
は合成した画素を示す。図11は第2CCDセンサ46
の部分拡大図に合成した画像データの画素を重ねた図で
ある。破線は第2CCDセンサ46の画素を示し、実線
は合成した画素を示す。図10および図11において画
素101〜108は合成された画像の画素の一部であ
る。
【0021】次に画像の合成方法について説明する。合
成した画像データのR、G、Bの画素ごとのデータをそ
れぞれr(k,l)、g(k,l)、b(k,l)、
(k=1,2,…,2M,l=1,2,…,2N)とす
る。図10および図11を参照して、合成された画素1
01〜108のGのデータはそれぞれ 101:g(2i,2j)=G1(i,j) 102:g(2i,2j+1)=(G1(i,j)+G
1(i,j+1)+G2(i−1,j)+G2(i,
j))/4 103:g(2i,2j+2)=(G1(i,j+1) 104:g(2i,2j+3)=(G1(i,j+1)
+G1(i,j+2)+G2(i−1,j+1)+G2
(i,j))/4 105:g(2i+1,2j)=(G1(i,j)+G
1(i+1,j)+G2(i,j−1)+G2(i,j
+1))/4 106:g(2i+1,2j+1)=G2(i,j) 107:g(2i+1,2j+2)=(G1(i,j+
1)+G1(i+1,j+1)+G2(i,j)+G2
(i,j+1))/4 108:g(2i+1,2j+3)=G2(i,j+
1) 画素101〜108のRのデータはそれぞれ 101:r(2i,2j)=(R(i,j−1)+R
(i,j+1))/2 102:r(2i,2j+1)=(R(i,j−1)+
3R(i,j+1))/4 103:r(2i,2j+2)=R(i,j+1) 104:r(2i,2j+3)=(3R(i,j+1)
+R(i,j+3))/4 105:r(2i+1,2j)=(R(i,j−1)+
R(i,j+1)+R(i+1,j−1)+R(i+
1,j+1))/4 106:r(2i+1,2j+1)=(R(i,j−
1)+3R(i,j+1)+R(i+1,j−1)+3
R(i+1,j+1))/8 107:r(2i+1,2j+2)=(R(i,j+
1)+R(i+1,j+1))/2 108:r(2i+1,2j+3)=(3R(i,j+
1)+R(i,j+3)+3R(i+1,j+1)+R
(i+1,j+3))/8 画素101〜108のBデータはそれぞれ 101:b(2i,2j)=B(i,j) 102:b(2i,2j+1)=(3B(i,j)+B
(i,j+2))/4 103:b(2i,2j+2)=(B(i,j)+B
(i,j+2))/2 104:b(2i,2j+3)=(B(i,j+3B
(i,j+2))/4 105:b(2i+1,2j)=(B(i,j)+B
(i+1,j))/2 106:b(2i+1,2j+1)=(3B(i,j)
+B(i,j+2)+3B(i+1,j)+B(i+
1,j+2))/8 107:b(2i+1,2j+2)=(B(i,j)+
B(i,j+2)+B(i+1,j)+B(i+1,j
+2))/4 108:b(2i+1,2j+3)=(B(i,j)+
3B(i,j+2)+B(i+1,j)+3B(i+
1,j+2))/2 図12は画像解析装置60の行なう解析プログラムのメ
インフローを示すフローチャートである。図12を参照
して、まずコマンド入力を待ち(♯1)、コマンドの判
別をし適当な処理へプログラムを分岐する(♯2〜♯
9)。画像入力であれば(♯2でYes)、画像データ
入力を行ない(♯10)、カメラ40から画像データを
読込む。相互標定コマンドであれば(♯3でYes)、
相互標定の計算を実行する(♯11)。基準量入力コマ
ンドであれば(♯4でYes)、基準量入力を行ない
(♯12)、相互標定計算時に長さ1としていた基線長
の実際の値を求める。測定点入力コマンドであれば(♯
5でYes)、測定点入力を行ない(♯13)、左右画
像の測定点を入力する。測定点選択コマンドであれば
(♯6でYes)、測定点選択を行ない(♯14)、相
互標定、基準量入力、基準面入力、寸法測定、高さ測定
に用いる測定点を、既に入力されている測定点の中から
選択す。基準面入力コマンドであれば(♯7でYe
s)、基準面入力を行なう(♯15)。寸法測定コマン
ドであれば(♯8でYes)、寸法測定を行ない(♯1
6)、2点間の距離を計算する。高さ測定コマンドであ
れば(♯9でYes)、ある点から指定された基準面ま
での距離を計算する高さ測定を行なう(♯17)。
【0022】次に左右画像上の対応点決定のための相関
計算について説明する。この発明に係る三次元計測装置
においては、左右画像上の対応点の位置関係を元にして
三次元計測座標を計算する。
【0023】作業者はディスプレイ61上に表示された
左右画像を見ながら、どちらかの画像上に対応点の片方
をマウスを用いて入力する。以下、入力されたほうの画
像をレファレンス画像、入力された点をレファレンス点
と呼び、入力されたのとは異なるほうの画像をサンプル
画像、サンプル画像上の対応点をサンプル点と呼ぶ。
【0024】本実施例では入力されたレファレンス点に
対応するサンプル点を自動的に検出するようにしてい
る。そのためにレファレンス点を含むm×n(m,nは
整数)画素の領域の画素データとサンプル画像上のm×
n画素の領域の画素データとの相関を計算して、左右画
像の最も類似点の多い部分を見つけ出すことによって対
応点を決定している。以下、具体的に説明する。
【0025】計算に用いられるレファレンス画像の画素
をpr (i,j)、サンプル画像の画素をps (i,
j)(i=1,2,…,M、j=1,2,…,N)と
し、対応点の探索範囲を水平方向±XS、縦方向を±Y
Sとする。画素の大きさを水平Cx、垂直Cyとする。
レファレンス画像のxy座標上に与えられたレファレン
ス座標を(xr ,yr )とし、レファレンス点に最も近
い画素をpr (ir ,jr)とし、pr (ir ,jr
を中心とするm×n画素の領域をレファレンスブロック
とする。サンプル画像のxy座標上にx0 =xr ,y0
=yr とする仮のサンプル点(x0 ,y0 )を取り、こ
の点に最も近い画素をps (i0 ,j0 )とし、p
s (i0 ,j0 )を中心とするm×n画素の領域をサン
プルブロックとする。相関の評価値をH(k,l)、
(k,lは整数で、−XS≦k≦XS,−YS≦l≦Y
S)とし、次の計算により評価値を求める。
【0026】
【数1】 つまり、サンプル画像上にとったサンプルブロックを水
平方向に±XS、垂直方向に±YSの範囲で1画素ずつ
シフトしながら相関のH(k,l)評価値を計算する。
レファレンスブロックとサンプルブロックの相関が最も
大きくなるk,l、つまりH(k,l)が最小になる
k,lをkm ,lm とすると、レファレンス点に対応す
るサンプル点(xs ,ys )の座標は、 xs =x0 +Cx×kms =y0 +Cy×lm で決定できる。
【0027】本実施例ではこの計算に用いる画像データ
として第1CCDセンサ45の出力画像G1,第2CC
Dセンサ46の出力画像G2、第3CCDセンサ47の
赤色の出力画像R、および第3CCDセンサ47の青色
の出力画像Bの4個のすべてを用いる。
【0028】出力画像G1,G2,R,Bをそれぞれ独
立に用いて、上で説明したように相関の評価値H
G1(k,l)、HG2(k,l)、HR (k,l)、HB
(k,l)を計算する。HG1(k,l)はG1データだ
けを用いて計算した相関の評価値、HG2(k,l)はG
2データだけを用いて計算した相関の評価値、H
R (k,l)はRデータだけを用いて計算した相関の評
価値、HB (k,l)はBデータだけを用いて計算した
相関の評価値である。このうち、評価値HG1(k,l)
とH G2(k,l)からそれぞれサンプル点PsG1 (x
sG1 ,ysG1 )およびPsG2 (xsG2 ,ysG2 )を求
め、以下の計算式によりサンプル点Ps(xs ,ys
を仮に決定する。
【0029】xs =(xsG1 +xsG2 )/2 ys =(ysG1 +ysG2 )/2 しかし、対象物の形状によっては、レファレンス点近傍
の画像パターンに似たパターンがサンプル画像上に多数
あって、間違った位置をサンプル点と誤認している可能
性がある。そのため評価値RR (k,l)、HB (k,
l)からサンプル点PR (xR ,yR )およびPB (x
B ,yB )を求めサンプル点の信頼性を確認する。D
err を適当な値にして、(xs −xR 2 +(ys −y
R 2 ≧D err または(xs −xB 2 +(ys
B 2 ≧Derr のとき、つまりサンプル点Ps
(xs ,ys )からサンプル点PR (xR ,yR )また
はPB (xB ,yB )までの距離がある程度以上大きい
とき、そのサンプル点Ps(xs ,ys)は正しいサン
プル点の位置を示していないと判断する。
【0030】上で説明したように、本実施例では相関の
評価値は画像データの差を用いて計算している。しか
し、左右の2枚の画像を撮影する間に照明条件が変化し
たり、カメラの露出誤差などでレファレンス画像とサン
プル画像との間に露出レベルの差が発生する可能性があ
る。したがって、本実施例では、カメラ40の中で行な
われるγ変換の逆関数を用いて画像データG1,G2,
R,Bの画素データをCCDの画素の受光量に比例する
量に変換し、さらに対数変換を施している。したがっ
て、レファレンス画像とサンプル画像の間に露出の差が
あっても画素データの差を用いて相関の評価値を計算す
ることができる。
【0031】以下、計測の流れにしたがって各プログラ
ムを説明する。 (1) 撮影 まず図1に示すように対象物30の画像を左右から撮影
する。このとき、モデルの縮尺を求める段階で必要にな
る基準量を測定しておく。測定方法としては次の3つあ
るが、どれか1つだけ測定しておけばよい。
【0032】(i) 左右カメラ31a、31b間の基
線長を測定する。 (ii) 対象物30上の任意の2点間の間隔(以下基
準長と呼ぶ)を測定する。たとえば、P1 とP5 の間隔
である。
【0033】(iii) 左カメラ31aまたは右カメ
ラ31bから対象物上の任意の点までの距離(以下、基
準距離と呼ぶ)を測定する。たとえば、左カメラ31a
から対象物上の点P5 までの距離を測定する。
【0034】(2) 画像データの入力 画像解析装置60の外部インターフェース(不図示)を
デジタルカメラ40のインターフェース52に接続す
る。画像解析装置60の計測プログラムを起動して、画
像入力コマンドを入力すると、図12を参照して、プロ
グラムは♯2から画像データ入力ルーチン(♯10)へ
分岐する。以下このルーチンについて説明する。
【0035】図13は画像データ入力のルーチンを示す
フローチャートである。左画像の画像データG1,G
2,R,Bをカメラ40から画像解析装置60へ入力す
る(♯30)。入力された画像データに対し既に説明し
たような処理を加えて表示用画像データを合成し(♯3
1)、ディスプレイ61に左画像を表示する(♯3
2)。上記と同様に右画像データG1,G2,R,Bの
入力、表示用画像データの合成、ディスプレイ61の表
示を行なう(♯33〜♯35)。次に既に説明したよう
に左右画像のG1,G2,R,Bデータに対して逆γ変
換および対数変換が行なわれ(♯35)、ディスプレイ
に表示される(♯36)。次いでプログラムは図12の
♯1へ戻り、コマンド入力待ちとなる。
【0036】(3) 測定点の入力 相互標定のためのパスポイントとして用いる測定点の入
力を行なう。測定点入力コマンドを入力すると、図12
に示したプログラムは♯5から♯13へ分岐し、測定点
の入力ルーチンに入る。このルーチンについて図14を
参照して説明する。
【0037】図14を参照して、測定点入力ルーチンに
おいては、まずマウスのクリック待ちとなる(♯4
1)。そこで対象物30上のパスポイントにしたい点を
マウスを用いて入力する。点の入力は左右どちらの画像
でもよい。すると既に説明したように、入力した点をレ
ファレンス点としてサンプル点探索の計算が行なわれ、
左右画像の対応点を決定し(♯42)、ディスプレイ6
1に表示する(♯43)。相互標定が既に実行されてい
るかどうかをチェックし(♯44)、実行されていれば
(♯44でYes)、今入力した測定点のモデル座標を
計算する(♯45)。まだ相互標定が実行されていなけ
れば(♯44でNo)、何もせずにメインルーチンへ戻
って図12の♯1でコマンド待ちとなる。このような測
定点の入力を繰返し、少なくとも5個以上の測定点を入
力する。測定点はパスポイントとして少なくとも5点入
力する必要がある。このとき、パスポイントのための測
定点だけではなくて、三次元計測を行ないたい点もまと
めて入力しておいても差し支えない。
【0038】(4) 相互標定 相互標定の前に、まずパスポイントとして用いる測定点
を5点以上選択する。ポイント選択コマンドを入力する
と、プログラムは図12の♯6から♯14へ分岐する。
次に測定点選択ルーチンについて図15を参照して説明
する。
【0039】図15を参照して、測定点選択ルーチンに
入るとまずマウスのクリック待ちになる(♯51)。そ
こで画像上の測定点の近傍でマウスをクリックする。ク
リックされた点に最も近い測定点を探し、そこまでの距
離を計算する(♯52)。計算された距離がある程度の
値より大きいかどうかを判断する(♯53)。ある程度
の値より小さければ(♯53でYes)、測定点が選択
されたものとみなし、その測定点を選択状態にして図1
2に示したメインルーチンに戻り、♯1でコマンド待ち
となる。
【0040】同様に、選択の操作を繰返し、パスポイン
トにしたい測定点をすべて選択状態にする。ここで相互
標定コマンドを入力するとプログラムは♯3から♯11
へ分岐し、相互標定を行なう。図16は相互標定のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。図16を参照し
て、相互標定ルーチンにおいては、まず選択状態になっ
ている測定点が5個以上あるかどうかをチェックする
(♯61)。4個以下の場合は(♯61でNo)、エラ
ー表示をした後(♯65)、メインルーチンへ戻る。5
個以上ある場合は(♯61でYes)、公知の方法で相
互標定計算を行ない(♯62)、外部標定要素κ1、φ
1、κ2、φ2、ω2を求めた後、既に入力されている
測定点のモデル座標を計算する(♯63)。次いで選択
されていた測定点の選択状態を解除し(♯64)、メイ
ンルーチンへ戻り、♯1でコマンド待ちになる。
【0041】(5) 基準量の入力 次にモデルの縮尺を求めるための基準量を入力する。方
法は既に説明したように2台のカメラの基線長を用いる
方法、対象物上の任意の部分の寸法(基準長)を用いる
方法、および対象物までの距離(基準距離)を用いる方
法がある。図12においてまず基準量入力コマンドを入
力するとプログラムは♯4から♯12へ分岐し、基準量
入力ルーチンに入る。
【0042】図17は基準量入力ルーチンの内容を示す
フローチャートである。図17を参照して、基準長入力
ルーチンにおいては、まず基準量の種類の入力待ちとな
る(♯71)。ここで基準量として基線長を選び、撮影
時に測定しておいた基線長B 0 を入力すると(♯72で
Yes)、モデルの基線長BはB0 /Bの値に更新され
た後(♯75)、既に入力済の測定点のモデル座標を、
更新されたBを用いて計算し直す(♯76)。
【0043】基準量として対象物の任意の部分の寸法
(基準長)を用いる場合には、予めその部分の両端の点
を測定点として入力しておき、基準量入力コマンドを入
力する前にその点を選択状態にしておかなければならな
い。その状態で基準量入力コマンドを入力し、♯71で
基準量の種類の入力待ちのときに基準量として基準長を
選び、撮影時に測定しておいた基準長L0 を入力する
(♯73でYes)。このときは選択状態の測定点の数
をチェックし2個でなければ(♯77でNo)、エラー
表示をしてメインルーチンへ戻る(♯82)。
【0044】選択状態の測定点の数が2個であれば(♯
77でYes)、選択状態の点間の距離Lsが計算され
(♯78)、モデルの基線長Bは、B×L0 /Lsの値
に更新された後(♯79)、既に入力済の測定点のモデ
ル座標を更新されたBを用いて計算し直す(♯80)。
次いで測定点の選択状態を解除し(♯81)、メインル
ーチンへ戻る。
【0045】基準量として対象物までの距離(基準距
離)を用いる場合には、予め基準距離を測定した対象物
側の点を測定点として入力しておき、基準量入力コマン
ドを入力する前にその点を選択状態にしておかなければ
ならない。その状態で基準量入力コマンドを入力する。
♯71で基準量の種類の入力待ちのときに基準量とし
て、基準距離を選び、撮影時に測定しておいた基準距離
0 を入力する(♯74でYes)。この場合は、選択
状態の測定点の数をチェックし(♯83)、1個でなけ
れば(♯83でNo)、エラー表示をしてメインルーチ
ンへ戻る(♯88)。選択状態の測定点の数が1個であ
れば(♯83でYes)、選択状態の点までの距離Ds
が計算され(♯84)、モデルの基線長BはB×D0
Dsの値に更新され(♯85)、既に入力済の測定点の
モデル座標を更新されたBを用いて計算し直す(♯8
6)。次いで測定点の選択状態を解除し(♯87)、メ
インルーチンへ戻る。
【0046】(6) 寸法測定 寸法測定のコマンドを入力する前に、測定したい部分の
両端の測定点を選択状態にする。その状態で寸法測定コ
マンドを入力すると、プログラムは図12の♯8から♯
16へ分岐する。図18を参照して寸法測定サブルーチ
ンについて説明する。
【0047】このルーチンではまず選択状態の測定点の
数をチェックし(♯91)、2個以外のときは(♯91
でNo)、エラー表示をした後(♯95)、メインルー
チンへ戻る。選択状態の測定点が2個の場合は(♯91
でYes)、その2点間の距離を計算する(♯92)。
選択されている2点のモデル座標をそれぞれ(X1,Y
1,Z1)、(X2,Y2,Z2)とすると2点間の距
離は次の式で計算できる。
【0048】D={(X1−X2)2 +(Y1−Y2)
2 +(Z1−Z2)2 1/2 測定結果はディスプレイ61に表示され(♯93)、測
定点の選択状態が解除され(♯94)、メインルーチン
へ戻る。
【0049】(7) 基準面入力 本実施例の三次元計測装置では、ある点から基準面まで
の高さを計測する「高さ測定」機能を有している。たと
えば樹木の樹高を計測する場合に、木の先端と根元の両
方が見えていれば寸法測定機能を用いて樹高測定は可能
である。しかし、手前に物があって根元が見えないよう
な場合、高さ測定機能を用いて見えている地面を基準面
として樹高を計測することができる。高さ測定に先立
ち、基準面入力コマンドを用いて基準面を入力しておか
なければならない。基準面入力を行なうには、まず基準
面を定義する測定点を3点選択状態にしてから基準面入
力コマンドを入力する。基準面入力のルーチンでは選択
された3点を含む面を基準面としてその面の方程式をた
てる。選択された3点の座標を(X1,Y1,Z1)、
(X2,Y2,Z2)、(X3,Y3,Z3)、面の方
程式をZ=aX+bY+cとすると、a,b,cは以下
の式で表される。
【0050】a={(Z2−Z1)・(Y2−Y3)−
(Z2−Z3)・(Y2−Y1)}/{(X2−X1)
・(Y2−Y1)−(X2−X3)・(Y2−Y1)} b={(Z2−Z1−a)(X2−X1)}/(Y2−
Y1) c=Z1−a・X1−b・Y1 図19は図12の♯15で示した基準面入力ルーチンを
示すフローチャートである。図19を参照して、まず選
択された測定点の数をチェックする(♯101)。選択
された測定点が3点でなければ(♯101でNo)、エ
ラー表示をしてメインルーチンへ戻る(♯104)。選
択された点が3点であれば(♯101でYes)、上で
説明したように基準面の方程式をたてた後(♯10
2)、選択された測定点を解除してメインルーチンへ戻
る(♯103)。
【0051】(8) 高さ測定 ある点(X0,Y0,Z0)から平面Z=aX+bY+
cへ降ろした垂線の長さHは垂線とこの平面との交点を
点(Xh,Yh,Zh)とすると次の式で表わされる。
【0052】H={(Xh−X0)2 +(Yh−Y0)
2 +(Zh−Z0)2 1/2 ただし、 Xh={(1+b2 )X0+b(Z0−b・Y0−
c)}/(a2 +b2 +1) Yh={(1+a2 )Y0+b(Z0−a・X0−
c)}/(a2 +b2 +1) Zh={(a2 +b2 )Z0+a・X0+b・Y0+
c)}/(a2 +b2 +1) 図20は図12の♯17で示した高さ測定サブルーチン
の内容を示すフローチャートである。図20を参照して
高さ測定のサブルーチンについて説明する。高さ測定コ
マンドを入力すると、図12に示したメインルーチンに
おいて♯9から♯17へ分岐し、図20のサブルーチン
に入る。まず基準平面が既に入力されているかどうかを
チェックし(♯111)、入力されていなければ(♯1
11でNo)、エラー表示を行ないメインルーチンへ戻
る(♯115)。基準平面が入力されていれば(♯11
1でYes)、選択されている点から基準面までの距離
を計算し(♯112)、ディスプレイに表示し(♯11
3)、測定点の選択状態を解除しメインルーチンへ戻る
(♯114)。
【0053】以上、本発明の実施例を基本的な測定の流
れに沿って説明した。この実施例で用いた基線長および
基準距離は、撮影レンズ41の物体側主点1をカメラ側
の起点と考えた。しかしながら、物体側主点1を起点に
していては、三脚に載せたカメラの角度を変えただけで
起点の位置が変化してしまい、その都度基準量を測定し
直さなけれがならない。ここでたとえばカメラの三脚ね
じの位置などを起点にすれば、カメラの角度を変化させ
ても起点の位置は変化しないので、基準量を測定し直す
必要がなくなる。この場合、測定した基準量の物体側主
点位置を起点とした基準量に換算する必要がある。以
下、その換算の方法を説明する。
【0054】図21はカメラの三脚ねじの位置を起点に
した場合の測定した基準量を物体側主点位置を起点にし
た基準量に換算する方法を説明するための図である。図
21を参照して、カメラボディ111は光軸113を有
する撮影レンズ112と、三脚ねじ115とを含む。光
軸113上に物体側主点114が存在する。ここでは三
脚ねじ115の位置を基線長を測定する起点にした場合
について説明する。三脚ねじ115を原点として光軸1
13に平行にz軸を、カメラ111に水平方向にx軸
を、垂直方向にy軸を図のようにとる。撮影レンズ11
2の物体側主点114のxyz座標上の位置を(xc,
yc,zc)とすると、図1を参照して左カメラ31a
の三脚ねじの位置をモデル座標の原点、右カメラ31b
は三脚ねじの位置をモデル座標の(B,0,0)とす
る。左カメラ31aはその位置で三脚ねじ115を中心
に、Y軸の正の方向に向かって右回りにφ1、Z軸の正
の方向に向かって右回りにκ1、回転した方向を向いて
いる。右カメラ31bはその位置で三脚ねじ115を中
心に、Z軸の正の方向に向かって右回りにκ2、Y軸の
正の方向に向かって右回りにφ2、X軸に正の方向に向
かって右回りにω2回転した方向を向いている。したが
って、モデル座標上の左カメラ31aの物体側主点の位
置(X1,Y1,Z1)および右カメラ31bの物体側
主点の位置(X2、Y2,Z2)は次のように表わされ
る。
【0055】X1=x1・cosφ1・cosκ1−y
1・cosφ1・sinκ1−zc・sinφ1 Y1=x1・sinκ1+y1・cosκ1 Z1=−x1・sinφ1・cosκ1+y1sinφ
1・sinκ1−zc・cosφ1 X2=x2・cosφ2・cosκ2−y2・cosφ
2・sinκ2−zc・sinφ2+B Y2=x2・(cosω2・sinκ2+sinω2・
sinφ2・cosκ2)+y2・(cosω2・co
sκ2−sinω2・sinφ2・sinκ2)+zc
・sinω2・2cosφ2 Z2=x2・(sinω2・sinκ2−cosω2・
sinφ2・cosκ2)+y2・(sinω2・co
sκ2+cosω2・sinφ2・cosκ2)−zc
・cosω2・cosφ2 実際には相互標定を行なってκ1、φ1、κ2、φ2、
ω2の値が確定し、基準量として基線長Bが入力された
ときに上記の計算を実行してX1,Y1,Z1,X2,
Y2,Z2を求め、次の式を用いて物体側主点を起点と
した基線長Bcを計算すればよい。
【0056】Bc=((X1−X2)2 +(Y1−Y
2)2 +(Z1−Z2)2 1/2 本実施例では、モデルの縮尺を求めるための基準量とし
てカメラの基線長、カメラから対象物の上の任意の点ま
での距離、または対象物上の任意の部分の寸法が必要で
ある。しかしこれらすべてが直接測定できない場合で
も、間接的に基線長を測定することができる。このこと
を図22を用いて説明する。
【0057】図22は間接的に基線長を測定する方法を
説明するための図である。図22を参照して、左カメラ
123と右カメラ124とを用いて対象物121を物差
し122を用いて測定するものとする。物差し122は
必ずしも物差しでなくてもよく、長さの分かっているも
のであれば何でもよい。物差し122は左カメラ12
3、右カメラ124のどちらからも見える位置に置かれ
ている。この状態で左カメラで物差し122の画像およ
び対象物121の画像をそれぞれ撮影し、右カメラで物
差し122の画像および対象物121の画像をそれぞれ
撮影する。つまり共通の基線長Bで対象物121および
物差し122の画像を撮影する。撮影した画像のうち物
差し122の撮影した画像を本実施例の三次元計測装置
を用いて解析し、基準長として物差しの長さを与えてや
ると図17に示した基準量入力ルーチンの♯79で基線
長Bが計算される。この基線長Bは対象物121の左右
写真の基線長として用いることができる。
【0058】なお、本実施例によれば、第1CCDセン
サ45と第2CCDセンサ46が互いに1/2画素ずら
せて配置されているため、カラーカメラでありながら、
CCDセンサの画素数が少々少なくても分解能を高くす
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る三次元計
測装置によれば、異なる位置で撮影された第1イメージ
センサの複数の画像上でそれぞれ対応する対応点を抽出
し、その抽出された対応点の信頼性を第2イメージセン
サで得られた画像データを用いて判断するようにしたた
め、対応点が簡単な構成でかつ誤りなく検出できる。そ
の結果、安価でかつ高精度の計測が可能な三次元計測装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る三次元計測装置の計測の原理を
説明するための模式図である。
【図2】この発明に係る三次元計測装置に用いられるカ
メラの構成を示すブロック図である。
【図3】カメラのγ変換特性を示す図である。
【図4】三次元計測装置に用いられるパーソナルコンピ
ュータの外観図である。
【図5】第1CCDセンサの受光面の部分拡大図であ
る。
【図6】第2CCDセンサの受光面の部分拡大図であ
る。
【図7】第3CCDセンサの受光面の部分拡大図であ
る。
【図8】第1CCDセンサと第2CCDセンサの画素の
位置関係を示す図である。
【図9】第1CCDセンサと第3CCDセンサの画素の
位置関係を示す図である。
【図10】表示用画像データの画素と第1および第3C
CDセンサの画素の位置関係を示す図である。
【図11】表示用画像データの画素と第2CCDセンサ
の画素の位置関係を示す図である。
【図12】メインルーチンのフローチャートである。
【図13】画像データ入力ルーチンのフローチャートで
ある。
【図14】測定点入力ルーチンのフローチャートであ
る。
【図15】測定点選択ルーチンのフローチャートであ
る。
【図16】相互標定ルーチンのフローチャートである。
【図17】基準量入力ルーチンのフローチャートであ
る。
【図18】寸法測定ルーチンのフローチャートである。
【図19】基準面入力ルーチンのフローチャートであ
る。
【図20】高さ測定メインルーチンのフローチャートで
ある。
【図21】物体側主点と三脚ねじの位置関係を説明する
ための図である。
【図22】間接的にカメラの基線長を測定する方法を説
明するための図である。
【図23】従来の写真測量装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】CCDセンサ203の受光面の部分拡大図で
ある。
【図25】モノクロカメラ210のブロック図である。
【図26】CCDセンサ213の受光面の部分拡大図で
ある。
【符号の説明】
30 対象物 31a 左カメラ 31b 右カメラ 32a,32b 像 40 デジタルカメラ 41 撮影レンズ 42,43,44 プリズム 45 第1CCDセンサ 46 第2CCDセンサ 43 第3CCDセンサ 48 信号処理回路 49 A/Dコンバータ 50 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物をデジタルカメラを用いて異なっ
    た位置から撮影して前記対象物の複数の画像を作成し、
    前記複数の画像上でそれぞれ対応する対応点の位置関係
    を用いて前記対象物の三次元形状を計測する三次元計測
    装置であって、 前記デジタルカメラは第1イメージセンサと、前記第1
    イメージセンサとは異なる第2イメージセンサとを含
    み、 異なる位置で撮影された前記第1イメージセンサの複数
    の画像上でそれぞれ対応する対応点を抽出する抽出手段
    と、 前記第2イメージセンサで得られた画像データを用いて
    前記抽出手段で抽出された対応点の信頼性を判断する判
    断手段とを含む、三次元計測装置。
JP7013877A 1995-01-31 1995-01-31 三次元計測装置 Withdrawn JPH08201023A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054779A1 (ja) * 2003-12-03 2005-06-16 School Juridical Person Of Fukuoka Kogyo Daigaku 非接触三次元計測方法および装置
JP2005346393A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Fuji Heavy Ind Ltd ステレオ画像認識装置及びその方法
WO2007007998A1 (en) * 2005-07-11 2007-01-18 Kwang-Don Park 3-dimensional image detector
JP2009168658A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Nikon Corp 三次元形状計測装置

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