JPH0820026B2 - バルブ開閉用遠隔監視制御装置 - Google Patents

バルブ開閉用遠隔監視制御装置

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JPH0820026B2
JPH0820026B2 JP2064117A JP6411790A JPH0820026B2 JP H0820026 B2 JPH0820026 B2 JP H0820026B2 JP 2064117 A JP2064117 A JP 2064117A JP 6411790 A JP6411790 A JP 6411790A JP H0820026 B2 JPH0820026 B2 JP H0820026B2
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雄造 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、石油化学プラント設備における多数のバル
ブを集中監視するバルブ開閉用遠隔制御装置に関する。
[従来の技術] 従来のプラント設備における集中監視用の遠隔制御装
置には、例えば特開昭49−35781号公報、特開昭50−119
179号公報、および実公平1−18938号公報に開示されて
いる如く、中央部の集中監視制御部(以下制御側とす
る)と、パイプラインに取り付けられて開閉が制御され
るバルブのある現場に設けらたバルブ制御部(以下被制
御側とする)の間に、2線式の制御回路を設け、制御側
の指令に基づいてバルブの開閉を制御し、かつ被制御側
のバルブが開いているか、閉じているかを監視するよう
になっているものがある。
この2線式の集中監視遠隔制御においては、高い値の
第1の交流電源と、その約半分程度の低い電圧の第2の
交流電源の2種類の値の電源電圧を用いている。
高い方の電圧では、被制御側にバルブを開閉する指令
を与え、かつ半波整流波の電圧極性で、バルブを開く方
向と閉じる方向への選択を行っている。
低い方の電圧は、被制御側において、バルブの全開時
と全閉時にそれぞれ作動するリミットスイッチの開閉状
態を、制御側で監視する回路を形成し、その回路を流れ
る半波整流波の方向によりバルブが全開しているか全閉
しているかを知りうるようになっている。
また、実公平1−18938号公報には、被制御側の2線
間に、被制御側に異常が生じたとき2線間を短絡するス
イッチを設け、このスイッチが被制御側で閉じたとき、
制御側においては、バルブ開検知手段とバルブ閉検知手
段の両方が同時に作動し、これを、両検知手段の論理積
(AND)で求めて、被制御側の異常を監視するようにな
っているものが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のバルブ開閉用の集中監視遠隔制御装置は、制御
側が開閉指令の主導権をもち、被制御側では、バルブの
開閉状態や制御部の異常を制御側に知らせることはでき
ても、自己の側にあるバルブを電気的に開閉操作するこ
とはできない。
制御側では、制御の指令を発した後、その制御が完了
した結果の状態を監視しているため、被制御側のバルブ
開閉制御回路が、目的とする開方向または閉方向に、確
実に制御が行われているかどうかを、制御の途中では知
ることができない。
従来の2線式でその2線間を短絡させることにより異
常を知らせるようになっているものでは、その2線間を
短絡しているときには、バルブの開閉状態がその時点で
どのようになっているかが不明であり、本来のバルブの
開閉状態を監視する目的が達成できない。
[課題を解決するための手段] 第1の交流電源(8)と、第1の交流電源(8)より
電圧の低い第2の交流電源(9)と、制御側(1)にお
いて、第1の交流電源(8)に接続され、かつ逆並列接
続されたダイオード(D1)(D2)に、それぞれバルブ開
と閉の指令を発信する発信素子(PBO1)(PBC1)を直列
接続したバルブ開閉指令回路(10)と、 同じく制御側(1)において、第2の交流電源(9)
に接続され、かつ逆並列接続されたダイオード(D3
(D4)に、それぞれバルブの開閉を監視する受動素子
(Xo)(Xc)を直列接続したバルブ開閉監視回路(11)
と、バルブ開閉指令回路(10)とバルブ開閉監視回路
(11)を適宜に接続し、第1と第2の交流電源(8)
(9)に対し電気的に共通する共通線(4)とともに、
被制御側に接続された制御線(18)と、被制御側(2)
において、前記制御線(17)に共通接続点が接続され、
かつ逆並列接続された各ダイオード(D5)(D6)にそれ
ぞれ、ダイオード(D5)(D6)と逆極性でツェナーダイ
オード(ZD1)(ZD2)を接続するとともに、そのツェナ
ーダイオード(ZD1)(ZD2)へ、前記開閉指令回路(1
0)の指令発信素子(PBO1)(PBC1)に感応する受動素
子(Ko)(Kc)を直列接続し、かつツェナーダイオード
(ZD1)(ZD2)と受動素子(Ko)(Kc)の直列回路に、
バルブの開閉に応答する発信素子(LSO1)(LSC1)を並
列接続した開応答回路(12)と閉応答回路(13)と、か
らなる主監視制御回路(3)を備えた遠隔監視制御装置
において、第1と第2の交流電源(8)(9)のいずれ
か一方の交流電源(9)に接続され、制御側(1)にお
いては、逆並列接続されたダイオード(D7)(D8)にそ
れぞれ受動素子(Yo)(Yc)が直列に接続され、被制御
側(2)においては、逆並列接続されたダイオード
(D9)(D10)に、それぞれバルブ開閉制御におけるバ
ルブ開閉駆動に対応して動作する発信素子(oc1)(c
c1)が直列に接続され、かつ、制御側(1)と被制御側
(2)が適宜に制御線(21)で接続されている制御状況
監視回路(5)を、主監視制御回路(3)における共通
線(4)との間に、主監視制御回路(3)とは別途に設
けること。
また必要に応じて、制御状況監視回路(5)が、被制
御側(2)において、被制御側(2)の異常状態に応じ
て、制御線(21)と共通線間(4)を短絡させる発信素
子(mr)を備えていること。
第1と第2の交流電源(8)(9)のいずれか一方の
交流電源(9)に接続され、制御側(1)においては、
逆並列接続されたダイオード(D11)(D12)の一方に受
動素子(Z)が、同じく他方に発信素子(p)がそれぞ
れ直列接続され、かつ被制御側(2)においては、逆並
列接続されたダイオード(D13)(D14)の一方に発信素
子(j)が、同じく他方に受動素子(j)がそれぞれ直
列接続され、さらに発信素子(j)とダイオード
(D13)との接続点(24)と、受動素子(J)の共通線
(4)側との間に、それらと共通線(4)との接続を切
替える切替スイッチ(SS)を設けて、受動素子(J)の
作動を強制的に休止させうるようにし、受動素子(J)
を、その非作動のき、バルブ開閉操作を被制御側で行な
えるように、バルブの開閉を電気的に強制するバルブ開
閉制御回路(22)に作用させてなる制御主導権切替回路
(6)を、主監視制御回路(3)における共通線(4)
との間に、主監視制御回路(3)とは別途に設けてなる
こと。
制御主導権切替回路(6)における制御側(1)の発
信素子(p)が、被制御側(2)に発信素子(29)と電
源(30)を、また制御側(1)に受動素子(P)をも
ち、かつ制御線(32)(33)で接続されて閉回路を形成
している割込み制御回路(28)における受動素子(P)
の常閉接点(p)であること。
本発明によると、上述のようにして、前記した課題は
解決される。
[作用] 従来の2線式の制御回路の一方の回線を共通線とし
て、2線式と同様の整流選択式の制御回路が、別途に1
回路乃至複数回路形成され、その1つの回路において
は、被制御側のバルブ制御における開方向駆動制御状
態、閉方向駆動制御状態、および異常制御状態の3つの
状態を、制御側において監視しうる。
また、他の1つの2線式と同様の整流選択式の制御回
路では、バルブの開閉制御の主導権を、制御側と被制御
側のいずれかに切り替えるための、開閉制御の主導権切
り替え回路を形成し、被制御側は、必要に応じて、自己
の側のバルブの開閉操作を可能にすることができる。
さらに、上記制御回路とは別に、制御側と被制御側の
間に設けられ、被制御側に発信素子と電源を有し、かつ
制御側に受動素子を有する2線式の制御回路において
は、被制御側から適時に受動素子を動作させることによ
り、前記制御主導権切り替え回路が制御側に主導権があ
る状態にあっても、強制的に被制御側に制御の主導権が
移るように、被制御側から別の制御手段に制御を割り込
ませて、制御側のバルブの状態やパイプラインの状態並
びにバルブ近辺の状況等に即応して、制御側の判断を待
たずに、被制御側の判断で速やかに対処することができ
る。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示すものである。
(1)は、制御側(中央の集中監視制御部)、(2)
は、制御側(1)から監視と制御を受ける被制御側(パ
イプライン等に取り付けらたバルブのある現場に設けら
れたバルブ開閉制御部)である。
(3)は、共通線(4)と共に従来の交流2電源2線
式制御回路を形成している主監視制御回路である。
(5)は、共通線(4)と共に交流2線式の整流選択
制御回路を形成している制御状況監視回路である。
(6)は、共通線(4)と共に交流2線式の整流選択
制御回路を形成している制御主導権切り替え回路であ
る。
(7)は、制御側(1)において、上記各回路(3)
(5)(6)と共通線(4)の間に交流電圧を供給する
交流電源である。
主監視制御回路(3)には、高電圧出力線(8)と、
その約半分以下の電圧の第2の交流電源である低電圧出
力線(9)が接続されている。
制御状況監視回路(5)と制御主導権切り替え回路
(6)には、低電圧出力線(9)がそれぞれ接続されて
いる。
主監視制御回路(3)における高電圧出力線(8)に
つながるバルブ開閉指令回路(10)は、逆並列接続され
たダイオード(D1)(D2)と、それらにそれぞれ直列に
接続された、バルブの開と閉の指令を発信する発信素
子、例えば開指令押しボタンスイッチ(PBO1)と閉指令
押しボタンスイッチ(PBC1)とを備えている。
低電圧出力線(9)につながるバルブ開閉監視回路
(11)は、逆並列接続されたダイオード(D3)(D4
と、それらにそれぞれ直列に接続された受動素子、例え
ばリレー(XO)(XC)を備えている。
なお、指令回路(10)におけるリレー(XO)(XC)の
常閉接点(xO)(xC)および監視回路(11)における開
指令押しボタンスイッチ(PBO1)と閉指令押しボタンス
イッチ(PBC1)の常閉接点(pbo1)(pbc1)は、指令回
路(10)と監視回路(11)が、互いに2線式回路を同時
に支配できないので、いずれか一方の回路が作動してい
るときは、他方の同一整流方向の回路を遮断するよう
に、各対応回路に直列に挿入されている。
被制御側(2)におけ主監視制御回路(3)は、逆並
列接続されたダイオード(D5)(D6)と、それらにそれ
ぞれ直列に、接続された開応答回路(12)と閉応答回路
(13)を備えている。
指令回路(10)におけるダイオード(D1)(D2)の共
通接続点(14)には限流抵抗器(R1)が、また監視回路
(11)におけるダイオード(D3)(D4)の共通接続点
(15)には限流抵抗器(R2)が、それぞれ接続されてい
る。
限流抵抗器(R1)(R2)同士の接続点(16)は、開応
答回路(12)と閉応答回路(13)に逆並列にそれぞれ接
続されたダイオード(D5)(D6)同士の共通接続点(1
7)に、制御回線(18)を介して接続されている。
開応答回路(12)は、ダイオード(D5)に対して逆極
性に直列するツェナーダイオード(ZD1)、およびそれ
と直列の受動素子、例えばリレー(KO)、およびそれら
の直列回路と並列の発信素子、例えばバルブ全開検出リ
ミットスイッチ(LSO1)を備えている。
閉応答回路(13)は、ダイオード(D6)に対して逆極
性に直列するツェナーダイオード(ZD2)、およびそれ
と直列の受動素子、例えばリレー(KC)、およびそれら
の直列回路と並列の発信素子、例えばバルブ全閉検出リ
ミットスイッチ(LSC1)を備えている。
各リミットスイッチ(LSO1)(LSC1)には、互いに他
方の応答回路のリレー(KO)(KC)の常閉接点(kO1
(kC1)が、直列に挿入されている。しかして、一方の
応答回路の受動素子が指令を受けて作動しているとき、
他方の応答回路の発信素子であるリミットスイッチ(LS
O1)(LSC1)は、リレー(KO)(KC)の常閉接点
(kO1)(kC1)が開かれて、その回路が遮断され、発信
を停止するようになっている。
ツェナーダイオード(ZD1)(ZD2)の閾値は低電圧出
力線(9)の電圧よりも高く設定してあり、リレー
(KO)(KC)は、高電圧出力線(8)の電圧が、応答回
路(12)(13)に印加されたとき作動する。
具体的には、バルブが全閉状態にあるとき、開指令押
しボタンスイッチ(PBO1)を操作すると、開応答回路
(12)のリレー(KO)が作動し、またバルブが全開状態
にあるとき、閉指令押しボタンスイッチ(PBC1)を操作
すると、閉応答回路(13)のリレー(KC)が作動する。
リレー(KO)(KC)のいずれか一方の動作は、第2図
に示すように、リレー(KO)(KC)の切替接点(kO2
(kC2)を介してタイマー(T)を作動させ、タイマー
設定の所要時間後に、開駆動電磁開閉器(OC)もしくは
閉駆動電磁開閉器(CC)のいずれかが、そのとき作動し
たリレー(KO)(KC)に対応して作動する。
なお、制御側(1)における開指令押しボタンスイッ
チ(PBO1)および閉指令押しボタンスイッチ(PBC1
は、それらのスイッチで作動させられて自己保持する補
助リレーの接点とすることもある。
バルブ開閉監視回路(11)において、バルブ全開検出
リミットスイッチ(LSO1)が閉じると、リレー(XO)が
作動し、バルブ全閉検出リミットスイッチ(LSC1)が閉
じると、リレー(XC)が作動する。
主制御回路(3)の2線間を、仮想線で示すように、
所要の異常検出リレー等の接点(q)で短絡すると、両
リレー(XO)(XC)は同時に作動する。従来はこれを利
用して異常を監視している。
しかし、異常検出リレーが被制御側(2)の停電を検
出しているものとすると、停電のために緊急にバルブを
手動ハンドルで開または閉に操作したとすれば、この手
動操作によりバルブの開閉状態が変化しても、被制御側
(2)の停電が回復するまで、リミットスイッチ(LS
O1)(LSC1)の開閉状況は、制御側(1)に反映されな
い。
本発明においては、付加された制御状況監視回路
(5)により、これを解決している。
制御状況監視回路(5)は、制御側(1)において逆
並列接続されたダイオード(D7)(D8)と、それらにそ
れぞれ直列接続した受動素子、例えば開駆動監視リレー
(YO)と閉駆動監視リレー(YC)を備えている。
被制御側(2)においては、逆並列接続されたダイオ
ード(D9)(D10)と、それらにそれぞれ直列接続され
た発信素子、例えば前記開駆動電磁開閉器(OC)の常開
接点(oc1)と閉駆動電磁開閉器(CC)の常開接点(c
c1)を備えている。
制御側(1)のダイオード(D7)(D8)の共通接続点
(19)と被制御側の(2)のダイオード(D9)(D10
の共通接続点(20)は、限流抵抗器(R3)を介して制御
線(21)で接続されている。
この制御状況選択回路(5)は、共通線(4)と低電
圧出力線(9)の間において、主監視制御回路(3)に
おける低電圧部と同様の2線式整流選択制御回路を形成
している。
被制御側(2)におけるダイオード(D9)(D10)の
共通接続点(20)と共通線(4)の間には、制御線(2
1)と共通線(4)の間を短絡する制御モニタリレー(M
R)の常閉接点(mr)が設けられている。
制御モニタリレー(MR)は、第2図に示す如く、バル
ブ開閉制御回路(22)の電源電圧(E)を、サーモスイ
ッチ(TH)の通過した後で検出しているため、被制御側
(2)の停電と異常過熱を検知できる。
制御状況監視回路(5)における発信素子、すなわち
開駆動電磁開閉器(OC)の常開接点(oc1)と閉駆動電
磁開閉器(CC)の常開接点(cc1)は、バルブを開閉す
るときのみ短時間作動し、非作動時(常時)には、両接
点(oc1)(cc1)は共に開いている。
前記主監視制御回路(3)においては、バルブ全開検
出リミットスイッチ(LSO1)とバルブ全閉検出リミット
スイッチ(LSC1)のいずれか一方が閉じて、リミットス
イッチ(LSO1)(LSC1)による発信素子が回路を閉じて
信号を発信し、半波整流波を流している状態が多い。
しかし、制御状況監視回路(5)は、開または閉駆動
電磁開閉器(OC)(CC)が作動しているときのみ、この
制御状況監視回路(5)が監視に使用されるので、監視
のための利用率は非常に低い。
本発明では、この監視の明き時間を利用して、被制御
側(2)から制御側(1)に、所要の情報を送ることが
可能である。
例えば、モニタリレー(MR)の常閉接点(mr)と並列
に、情報送出用の開閉スイッチ(ds)を設け、この開閉
スイッチ(ds)を、後述するコンピュータ(23)によ
り、モールス信号のようにON・OFF制御する。
この、ON・OFFのモールス信号は、リレー(YO
(YC)の同時動作によって、制御側(1)で判別され
る。また、モニタリレー(MR)の異常時の非作動は、そ
のON時間がモールス信号の長音時間より十分に長いこと
に基いて、容易に識別できる。
制御主導権切り替え回路(6)は、制御側(1)にお
いて逆並列接続されたダイオード(D11)(D12)と、そ
れらにそれぞれ直列に接続された受動素子であるリレー
(Z)と、発信素子であるリレー(P)の常閉接点
(p)とを備えている。
被制御側(2)においては、逆並列接続されたダイオ
ード(D13)(D14)と、それらにそれぞれ直列に接続さ
れた発信素子であるリレー(J)の常閉接点(j)と、
受信素子であるリレー(J)とを備えている。
さらに、ダイオード(D13)と、それに直列に接続さ
れた常閉接点(j)との接続点(24)と、ダイオード
(D14)と直列に接続されリレー(J)の共通線(4)
側との間には、切り替えスイッチ(SS)が設けられてい
る。
制御側(1)のダイオード(D11)(D12)の共通接続
点(25)と、被制御側(2)のダイオード(D13
(D14)の共通接続点(26)とは、限流抵抗器(R4)を
介して制御線(27)で接続されている。
この制御主導権切り替え回路(6)は、制御側(1)
の常閉接点(p)が閉じているときは、被制御側(2)
のリレー(J)を作動させるように、回路に半波整流を
流そうとする。この際に、切り替えスイッチ(SS)がリ
レー(J)の側に切り替わっていると、リレー(J)が
作動する。
リレー(J)は、第2図に示す如く、開駆動電磁開閉
器(OC)および閉駆動電磁開閉器(CC)の制御回路の電
源を、それが動作しているときに遠隔制御専用に、切り
替え接点(j2)(j3)の常開接点(j21)(j31)によっ
て切り替える。またそれが非作動のときには、常閉接点
(j22)(j32)は、被制御後(2)の方で、開駆動電磁
開閉器(OC)および閉駆動電磁開閉器(CC)を自由に操
作しうるようになっている。
すなわち、被制御側(2)の開指令押しボタンスイッ
チ(PBO2)と閉指令押しボタンスイッチ(PBC2)は、リ
レー(J)が作動しないとき、電源に接続されて、その
操作を有効にする。
このように、切り替えスイッチ(SS)は、バルブ制御
の主導権を、制御側(1)と被制御側(2)のいずれか
に切り替える。
なお、リレー(J)が非作動であって、制御側(1)
に主導権がないときは、リレー(J)の常閉接点(j1
が閉じていることにより、制御側(1)のリレー(Z)
が作動し、その状態を制御側(1)で監視することがで
きる。
切り替えスイッチ(SS)は、比較的緊急度の低い場合
に操作されるもので、バルブ設置現場の制御函の中に、
鍵を掛けて収納されている。
しかし、緊急時には、この切り替えスイッチ(SS)に
よつて、被制御側(2)である現場に制御の主導権を移
すことは困難である。
また、最近の電気制御装置は、制御電流や使用電圧の
高い容量の大きな制御回路であっても、マイクロプロセ
ッサを搭載したインテリジェント型のものとなってい
る。
そのため、インテリジェント型制御装置のコンピュー
タ部(CPU)を利用することにより、現場である被制御
側(2)の方に、精度の高い判断機能をもたすことがで
きる。また、バルブやプラント設備を保護するための基
礎データは、現場側で多く発生しているので、それを利
用するには好都合である。
そこで、バルブの設定場所周辺で各種の基礎データを
集めて、バルブの開閉制御に最適の予測を、インテリジ
ェント型制御装置のコンピュータ(23)に行なわせる。
この場合、通常の制御は中央集中型であって制御側
(1)に主導権を持たせてあり、緊急を要する異常が生
じたとき、コンピュータ(23)が強制的に割込みをかけ
て、制御の主導権をコンピュータ(23)に引渡す。
(28)は、コンピュータ(23)によって制御される割
込み制御回路である。
割込み制御回路(28)は、被制御側(2)にコンピュ
ータ(23)によって開閉されるリレーの接点等の発信素
子(29)と、電源(30)を備え、制御側(1)は、発信
素子(29)の開閉に感応するリレー(P)等の受動素子
(31)を備えている。
発信素子(29)と受動素子(31)は、制御線(32)
(33)によって、電源(30)とともに閉回路を形成して
いる。
リレー(P)は、制御主導権切り替え回路(6)の制
御側(1)に、リレー(J)を作動する発信素子として
の常閉接点(p)を備えている。
これにより、制御主導権切り替え回路(6)の切替ス
イッチ(SS)がリレー(J)の側になっていても、リレ
ー(P)が作動すると、常閉接点(p)が開いて、リレ
ー(J)の作動を停止させ、制御の主導権は被制御側
(2)に移る。
コンピュータ(23)が、開駆動電磁開閉器(OC)およ
び閉駆動電磁開閉器(CC)を直接制御するには、開指令
押しボタンスイッチ(PBO2)と閉指令押しボタンスイッ
チ(PBC2)とそれぞれ並列に、コンピュータ(23)で開
閉される接点(34)(35)を設けておく。
また、割込み制御回路(28)の発信素子(29)は、押
しボタンスイッチ等として、手動で割込みをかけ、開操
作押しボタンスイッチ(PBO2)と閉操作押しボタンスイ
ッチ(PBC2)によって、手動で開閉を操作することもで
きる。
第2図において、特に説明しなかった接点や素子は、
次の通りである。
(CO2)〜(CO6)は、開駆動電磁開閉器の接点、(CC
2)〜(CC6)は、閉駆動電磁開閉器の接点、(LSO2
は、バルブ全開検出リミットスイッチ、(LSC2)は、バ
ルブ全閉検出リミットスイッチ、(TSO)は、開方向オ
ーバートルク検出用トルクスイッチ、(TSC)は、閉方
向オーバートルク検出用トルクスイッチ、(M)は、モ
ータ、(V)は、バルブである。
[効果] (a)バルブ全開、全閉の状態のみでなく、開閉駆動制
御状況の監視ができる。
(b)制御の明き時間に、被制御側(2)から所要のデ
ータが送れる。
(c)異常事態の発生時にも、バルブの開閉状態が不明
となることはない。
(d)被制御側(2)に制御の主導権を移すことができ
る。
(e)制御主導権切替回路(6)を別途に制御して、他
の制御手段から、容易に割込み制御をかけることができ
る。
(f)割込み制御を行なう制御手段は、コンピュータで
も、手動でも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すバルブの遠隔制御装
置における通信主要部の電気回路図、 第2図は、被制御側におけるバルブ制御装置の電気回路
図である。 (1)制御側、(2)被制御側 (3)主監視制御回路、(4)共通線 (5)制御状況監視回路、(6)制御主導権切替回路 (7)交流電源、(8)高電圧出力線 (9)低電圧出力線、(10)バルブ開閉指令回路 (11)バルブ開閉監視回路、(12)開応答回路 (13)閉応答回路、(14)共通接続点 (15)共通接続点、(16)接続点 (17)共通接続点、(18)制御回線 (19)共通接続点、(20)共通接続点 (21)制御線、(22)バルブ開閉制御回路 (23)コンピュータ、(24)接続点 (25)共通接続点、(26)共通接続点 (27)制御線、(28)割込み制御回路 (29)発信素子、(30)電源 (31)受動素子、(32)(33)制御線 (34)(35)接点、(T)タイマー (M)モータ、(V)バルブ (D1)〜(D14)ダイオード (ZD1)(ZD2)ツェナダイオード (R1)〜(R4)限流抵抗器 (PBO1)(PBO2)開指令押しボタンスイッチ (PBC1)(PBC2)閉指令押しボタンスイッチ (LSO1)〜(LSO4)バルブ全開検出リミットスイッチ (LSC1)〜(LSC4)バルブ全閉検出リミットスイッチ (OC)開駆動電磁開閉器、(CC)閉駆動電磁開閉器 (XO)(XC)(KO)(KC)(Z)(J)(P)リレー (YO)開駆動監視リレー (YC)閉駆動監視リレー (MR)制御モニタリレー (SS)スイッチ (ds)開閉スイッチ (E)電源電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の交流電源と、 第1の交流電源より電圧の低い第2の交流電源と、 制御側において、第1の交流電源に接続され、かつ逆並
    列接続されたダイオードに、それぞれバルブ開と閉の指
    令を発信する発信素子を直列接続したバルブ開閉指令回
    路と、 同じく制御側において、第2の交流電源に接続され、か
    つ逆並列接続されたダイオードに、それぞれバルブの開
    閉を監視する受動素子を直列接続したバルブ開閉監視回
    路と、 バルブ開閉指令回路とバルブ開閉監視回路を接続し、第
    1と第2の交流電源に対して電気的に共通する共通線と
    ともに、被制御側に接続された制御線と、 被制御側において、前記制御線に共通接続点が接続さ
    れ、かつ逆並列接続された各ダイオードにそれぞれ、ダ
    イオードと逆極性でツェナーダイオードを接続するとと
    もに、そのツェナーダイオードへ、前記バルブ開閉指令
    回路の指令発信素子に感応する受動素子を直列接続し、
    かつツェナーダイオードと受動素子の直列回路に、バル
    ブの開閉に応答する発信素子を並列接続した開応答回路
    と閉応答回路 とからなる主監視制御回路を備えた遠隔監視制御装置に
    おいて、 第1と第2の交流電源のいずれか一方に接続され、制御
    側においては、逆並列接続されたダイオードにそれぞれ
    受動素子が直列に接続され、被制御側においては、逆並
    列接続されたダイオードに、それぞれバルブ開閉制御に
    おけるバルブ開閉駆動に対応して動作する発信素子が直
    列に接続され、かつ、制御側と被制御側が制御線で接続
    されている制御状況監視回路を、主監視制御回路におけ
    る共通線との間に、主監視制御回路とは別途に設けたこ
    とを特徴とするバルブ開閉用遠隔監視制御装置。
  2. 【請求項2】制御状況監視回路が、被制御側において、
    被制御側の異常状態に応じて、制御線と共通線間を短絡
    させる発信素子を備えている請求項(1)記載のバルブ
    開閉用遠隔監視制御装置。
  3. 【請求項3】第1の交流電源と、 第1の交流電源より電圧の低い第2の交流電源と、 制御側において、第1の交流電源に接続され、かつ逆並
    列接続されたダイオードに、それぞれバルブ開と閉の指
    令を発信する発信素子を直列接続したバルブ開閉指令回
    路と、 同じく制御側において、第2の交流電源に接続され、か
    つ逆並列接続されたダイオードに、それぞれバルブの開
    閉を監視する受動素子を直列接続したバルブ開閉監視回
    路と、 バルブ開閉指令回路とバルブ開閉監視回路を接続し、第
    1と第2の交流電源に対して電気的に共通する共通線と
    ともに、被制御側に接続された制御線と、 被制御側において、前記制御線に共通接続点が接続さ
    れ、かつ逆並列接続された各ダイオードにそれぞれ、ダ
    イオードと逆極性でツェナーダイオードを接続するとと
    もに、そのツェナーダイオードへ、前記バルブ開閉指令
    回路の指令発信素子に感応する受動素子を直列接続し、
    かつツェナーダイオードと受動素子の直列回路に、バル
    ブの開閉に応答する発信素子を並列接続した開応答回路
    と閉応答回路 とからなる主監視制御回路を備えた遠隔監視制御装置に
    おいて、 第1と第2の交流電源のいずれか一方に接続され、制御
    側においては、逆並列接続されたダイオードの一方に受
    動素子が、他方に発信素子がそれぞれ直列接続され、か
    つ被制御側においては、逆並列接続されたダイオードの
    一方に発信素子が、同じく他方に受動素子がそれぞれ直
    列接続され、さらにダイオードと発信素子との接続点
    と、受動素子の共通線側との間に、それらと共通線との
    接続を切替える切替スイッチを設けて、受動素子の作動
    を強制的に休止させうるようにし、受動素子を、その非
    作動のとき、バルブ開閉操作を被制御側で行なえるよう
    に、バルブの開閉を電気的に制御するバルブ開閉制御回
    路に作用させてなる制御主導権切替回路を、主監視制御
    回路における共通線との間に、主監視制御回路とは別途
    に設けたことを特徴とするバルブ開閉用遠隔監視制御装
    置。
  4. 【請求項4】制御主導権切替回路における制御側の発信
    素子が、被制御側に発信素子と電源をもち、制御側に受
    動素子をもち、かつ制御線で接続されて閉回路を形成し
    ている割込み制御回路における受動素子の常閉接点であ
    る請求項(3)記載のバルブ開閉用遠隔監視制御装置。
  5. 【請求項5】第1の交流電源と、 第1の交流電源より電圧の低い第2の交流電源と、 制御側において、第1の交流電源に接続され、かつ逆並
    列接続されたダイオードに、それぞれバルブ開と閉の指
    令を発信する発信素子を直列接続したバルブ開閉指令回
    路と、 同じく制御側において、第2の交流電源に接続され、か
    つ逆並列接続されたダイオードに、それぞれバルブの開
    閉を監視する受動素子を直列接続したバルブ開閉監視回
    路と、 バルブ開閉指令回路とバルブ開閉監視回路を適宜に接続
    し、第1と第2の交流電源に対して電気的に共通する共
    通線とともに、被制御側に接続された制御線と、 被制御側において、前記制御線に共通接続点が接続さ
    れ、かつ逆並列接続された各ダイオードにそれぞれ、ダ
    イオードと逆極性でツェナーダイオードを接続するとと
    もに、そのツェナーダイオードへ、前記バルブ開閉指令
    回路の指令発信素子に感応する受動素子を直列接続し、
    かつツェナーダイオードと受動素子の直列回路に、バル
    ブの開閉に応答する発信素子を並列接続した開応答回路
    と閉応答回路 とからなる主監視制御回路を備えた遠隔監視制御装置に
    おいて、 第1と第2の交流電源のいずれか一方に接続され、制御
    側においては、逆並列接続されたダイオードにそれぞれ
    受動素子が直列に接続され、被制御側においては、逆並
    列接続されたダイオードに、それぞれバルブ開閉制御に
    おけるバルブ開閉駆動に対応して動作する発信素子が直
    列に接続され、かつ、制御側と被制御側が制御線で接続
    されている制御状況監視回路を、主監視制御回路におけ
    る共通線との間に設け、 第1と第2の交流電源のいずれか一方に接続され、制御
    側においては、逆並列接続されたダイオードの一方に受
    動素子が、他方に発信素子がそれぞれ直列接続され、か
    つ被制御側においては、逆並列接続されたダイオードの
    一方に発信素子が、同じく他方に受動素子がそれぞれ直
    列接続され、さらにダイオードと発信素子との接続点
    と、受動素子の共通線側との間に、それらと共通線との
    接続を切替える切替スイッチを設けて、受動素子の作動
    を強制的に休止させうるようにし、受動素子を、その非
    作動のとき、バルブ開閉操作を被制御側で行なえるよう
    に、バルブの開閉を電気的に制御するバルブ開閉制御回
    路に作用させてなる制御主導権切替回路を、主監視制御
    回路における共通線との間に設けたことを特徴とするバ
    ルブ開閉用遠隔監視制御装置。
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