JPH08200083A - 内燃機関の過給装置 - Google Patents

内燃機関の過給装置

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JPH08200083A
JPH08200083A JP723195A JP723195A JPH08200083A JP H08200083 A JPH08200083 A JP H08200083A JP 723195 A JP723195 A JP 723195A JP 723195 A JP723195 A JP 723195A JP H08200083 A JPH08200083 A JP H08200083A
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JP
Japan
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combustion engine
internal combustion
hydraulic
hydraulic pump
hydraulic turbine
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Application number
JP723195A
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English (en)
Inventor
Shinji Shibata
眞志 柴田
Atsushi Hiei
淳 比叡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転状態に応じた油量で動作することにより
燃費の悪化を防止することのできる油圧駆動式の内燃機
関の過給装置を提供する。 【構成】 内燃機関10によって駆動される油圧ポンプ
11によって加圧された作動油は、油圧配管102を介
して油圧タービン12に供給され油圧タービンを回転駆
動する。油圧タービン12の回転は油圧タービンに内蔵
される増速機構により増速され過給インペラ141を回
転駆動する。エアクリーナ131から吸入された吸気は
過給インペラで過給されスロットル弁134を介してイ
ンテークマニホールド133に供給される。インテーク
マニホールド内に吸気圧は吸気圧検出配管を介して油圧
ポンプにフィードバックされる。吸気圧の応じて油圧ポ
ンプの吐出量が調整される。従って内燃機関は吐出量に
応じた駆動力を供給すればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の過給装置に係
わり、特に油圧駆動式の内燃機関の過給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気効率を向上させて内燃機
関の出力を増加するために、過給装置を搭載する車両が
ある。過給装置には排気タービンで過給機を駆動するい
わゆるターボチャージャと、内燃機関の回転力によって
直接過給機を駆動するいわゆるスーパーチャージャとが
知られているが、近年内燃機関で駆動される油圧ポンプ
で高圧油圧を発生し、その油圧で油圧タービンを駆動す
る油圧駆動式の内燃機関の過給装置も使用されている。
【0003】油圧駆動式過給装置にあっても内燃機関の
運転状態に応じて最適な過給圧を得ることが必要となる
が、このために油圧モータに供給される油量を制御する
ことが必要となる。この制御機構として、高速油路、低
速油路およびバイパス路を設置し、運転状態に応じて切
替弁により油路を切り換えることにより油圧モータに供
給される油量を制御する制御機構が提案されている(特
開平3−279631公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案にかかる制御機構にあっては油圧ポンプから吐出され
る油量は運転状態に係わらず最大油量であり、低負荷運
転時には余剰油は仕事をすることなく油圧タンクに回収
される。即ち内燃機関が油圧ポンプを駆動するのに必要
な動力は運転状態にかかわらず油圧ポンプが最大油量を
吐出するために必要な動力となり、低負荷運転時には内
燃機関出力が無駄に使用されることとなる。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、運転状態に応じた油量で動作することにより燃費
の悪化を防止することのできる油圧駆動式の内燃機関の
過給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる内燃
機関の過給装置は、内燃機関によって駆動される油圧ポ
ンプと、油圧ポンプによって吐出される高圧油によって
駆動される油圧タービンと、入力軸が油圧タービンに結
合され油圧タービンの回転速度を増速して出力軸に出力
する増速機構と、出力軸に結合される過給インペラと、
を具備し、油圧ポンプが過給用インペラによって加圧さ
れた吸気圧力に応じて吐出量を変更する吐出量変更手段
を含むことを特徴とする。
【0007】第2の発明にかかる内燃機関の過給装置
は、増速機構が、油圧タービンが接続される入力軸に結
合されるアウターギヤと、アウターギヤの内側に入力軸
と同軸に配置され出力軸に結合されるサンギヤと、アウ
ターギヤの内側に配置されアウターギヤおよびサンギヤ
の双方に嵌合するプラネタリギヤと、から構成される。
【0008】
【作用】第1の発明にかかる内燃機関の過給装置にあっ
ては、油圧ポンプから吐出される作動油によって油圧タ
ービンが駆動され、増速機構によって増速されて過給イ
ンペラが駆動される。過給された吸気圧は油圧ポンプに
フィードバックされ油圧ポンプの吐出量は所定の吸気圧
を得るのに必要な油量に制御される。
【0009】第2の発明にかかる内燃機関の過給装置に
あっては、油圧タービン、増速機構および過給インペラ
が一体構造となり、小型となるだけでなく、組立の簡易
化および回転バランス調整の簡略化が達成される。
【0010】
【実施例】図1は本発明にかかる油圧駆動式の内燃機関
の過給装置の構成図であって、4気筒内燃機関の場合を
示す。内燃機関10のクランクシャフト101には油圧
ポンプ11が直結されており、油圧ポンプ11から吐出
された作動油は油圧配管102を介して油圧タービン1
2に供給される。
【0011】エアクリーナ131から吸入された吸気は
吸気管132を介して過給器14に供給される。過給器
14内部には油圧タービン12の出力軸121に直結さ
れた過給インペラ141が配置されており、過給インペ
ラ141が回転することにより吸気は加圧されてインテ
ークマニホールド133に供給される。なおインテーク
マニホールド133の入口には内燃機関10に供給する
吸気量を調整するためのスロットル弁134が設置され
ている。
【0012】インテークマニホールド133に供給され
た吸気は、吸気枝管135a〜dを介して内燃機関10
に吸気される。インテークマニホールド133の吸気圧
は吸気圧検出配管136によって油圧ポンプ11にフィ
ードバックされ、吸気圧に応じた油量が油圧ポンプ11
から吐出される。
【0013】図2は油圧ポンプ11の断面図であって、
油圧インペラ111には4枚の翼111a〜dが配置さ
れている。また図3は油圧インペラ111およびポンプ
ハウジング112に嵌め込まれるインペラリング113
の斜視図である。インペラリング113には4枚の翼1
11a〜dが挿入される穴113a〜dが開口してお
り、油圧インペラ111a〜dと穴113a〜dとが相
互に嵌合するように組み立てられる。
【0014】油圧インペラ111は内燃機関のクランク
シャフト101に直結されており、内燃機関の回転によ
って油圧インペラ111が駆動されると油圧インペラ1
11にタンク114から吸い込み管115を介して作動
油が供給される。油圧インペラ111の回転によって加
圧された作動油はポンプハウジング112に設けられた
吐出口116から吐出され、油圧配管102を介して油
圧タービン12に供給される。
【0015】油圧インペラ111の背面とポンプハウジ
ング112との間には、油量調整室117が設けられて
おり吸気圧検出配管136に連通している。ポンプハウ
ジング112は弾性体(例えばバネ)118によって油
圧インペラ111背面に向かって付勢されているため、
吸気圧が低い場合には油圧インペラ111a〜dは穴1
13a〜dから引き出された状態となる。従って油圧ポ
ンプ11から吐出される油量は多くなる。
【0016】過給インペラ141が回転して吸気圧が上
昇すると油量調整室117内の圧力も上昇するため、油
量調整室117の容積が弾性体118の付勢力に抗して
増大し油圧インペラ111a〜dは穴113a〜dに挿
入され、吐出される油量は減少する。即ち吸気圧に応じ
た油量が油圧ポンプ11から油圧タービン12に供給さ
れる。
【0017】図4は油圧タービンの断面図(イ)および
上面図(ロ)である。加圧された作動油は油圧タービン
12のハウジング122に形成された作動油流路123
に供給され、タービンインペラ124に衝突した後、排
油口125からタンク114に回収される。タービンイ
ンペラ124はアウタロータ126の底面に設置されて
いるため、作動油が衝突することによりタービンインペ
ラ124に生じる回転力によりアウタロータ126が回
転駆動される。
【0018】アウタロータ126の内周にはギヤが形成
されるとともに、内側にはアウタロータ126と同軸に
配置されるサンギヤ127と3つのプラネタリギヤ12
8a〜cとが設置されている。プラネタリギヤ128a
〜cはアウタロータ126の内周に形成されたギヤとサ
ンギヤ127の双方に嵌合し、アウタロータ126の回
転を増速する増速機構を形成する。なおサンギヤ127
と過給インペラ141とは直結することができ、回転バ
ランスを予め調整可能とするために一体構造とすること
が望ましい。
【0019】またプラネタリギヤ128a〜cの回転軸
は、作動油流路123の直上に配置され中空に形成さ
れ、サンギヤ127の回転軸も中空に形成される。そし
て作動油の一部はプラネタリギヤ128a〜cの回転
軸、サンギヤ127の回転軸に供給され、プラネタリギ
ヤ128a〜cの回転軸およびサンギヤ127の回転軸
に開口する給油口から噴出し、潤滑油として機能する。
【0020】この構成により潤滑油供給のためのオイル
ジェット構造が不要となり、構造を簡略化することが可
能となる。さらにサンギヤ127の回転軸を支持するフ
ローティングブッシュ129の内側から潤滑油を供給す
ることができるため、油膜形成が良好となり軸受耐力が
向上する。
【0021】さらにフローティングブッシュ129を半
円状の2分割構造とすることによりオイルホイップを抑
制でき、さらに軸受耐力を向上させることが可能とな
る。即ち本発明にかかる油圧駆動式の内燃機関の過給装
置によれば、吸気圧力に応じて油圧ポンプの吐出量が調
整されるため、内燃機関の出力を無駄に使用することが
防止される。
【0022】さらに増速機構を油圧タービンの中に組み
込むことができるため全体を小型化することができるだ
けでなく、サンギヤと過給インペラとを一体構造とした
場合には組立前に一体構造の回転バランスを調整するこ
とができ、組立によるアンバランスの発生を抑制するこ
とが可能となる。また油圧ポンプと油圧タービンとは油
圧配管で接続されるため、油圧タービンの取り付け位
置、姿勢は特に制限されない。そして過給インペラを上
向きに搭載した場合には油圧タービンからの作動油の漏
洩を防止するうえで特に有利となる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明にかかる内燃機関の過給装置
によれば、過給インペラによって過給された吸気圧が油
圧ポンプにフィードバックされ、油圧ポンプの吐出量を
吸気圧を得るのに必要な油量に制御されるため、内燃機
関の動力の無駄な使用を防止することが可能となり燃費
を向上することが可能となる。
【0024】第2の発明にかかる内燃機関の過給装置に
よれば、油圧タービン、増速機構および過給インペラを
が一体構造とすることができ、小型化できるだけでな
く、組立の簡易化および回転バランス調整の簡略化が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる内燃機関の過給装置の構成図で
ある。
【図2】油圧ポンプの断面図である。
【図3】油圧インペラとインペラリングの斜視図であ
る。
【図4】油圧タービンおよび上面図である。
【符号の説明】
10…内燃機関 101…クランクシャフト 102…油圧配管 11…油圧ポンプ 12…油圧タービン 131…エアクリーナ 132…吸気管 133…インテークマニホールド 134…スロットル弁 135a〜d…吸気枝管 136…吸気圧検出配管 14…過給装置 141…過給インペラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関によって駆動される油圧ポンプ
    と、 前記油圧ポンプによって吐出される高圧油によって駆動
    される油圧タービンと、 前記油圧タービンに入力軸が接続され、前記油圧タービ
    ンの回転速度を増速して出力軸に出力する増速機構と、 前記出力軸に結合される過給インペラと、を具備する内
    燃機関の過給装置において、 前記油圧ポンプが前記過給用インペラによって加圧され
    た吸気圧力に応じて吐出量を変更する吐出量変更手段を
    含むことを特徴とする内燃機関の過給装置。
  2. 【請求項2】 前記増速機構が、 前記油圧タービンが結合される入力軸に直結されるアウ
    ターギヤと、 前記アウターギヤの内側に入力軸と同軸に配置され、出
    力軸に結合されるサンギヤと、 前記アウターギヤの内側に配置され、前記アウターギヤ
    および前記サンギヤの双方に嵌合するプラネタリギヤ
    と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の過給装置。
JP723195A 1995-01-20 1995-01-20 内燃機関の過給装置 Pending JPH08200083A (ja)

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JP723195A JPH08200083A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 内燃機関の過給装置

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JP723195A JPH08200083A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 内燃機関の過給装置

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JPH08200083A true JPH08200083A (ja) 1996-08-06

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ID=11660229

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JP723195A Pending JPH08200083A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 内燃機関の過給装置

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JP (1) JPH08200083A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7000601B2 (en) 2003-06-02 2006-02-21 Honda Motor Co., Ltd. Supercharger with a planetary gear mechanism
JP2011001961A (ja) * 2010-08-03 2011-01-06 Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland 船舶用推進システム
JP2013076409A (ja) * 2013-01-17 2013-04-25 Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland 船舶用推進システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7000601B2 (en) 2003-06-02 2006-02-21 Honda Motor Co., Ltd. Supercharger with a planetary gear mechanism
JP2011001961A (ja) * 2010-08-03 2011-01-06 Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland 船舶用推進システム
JP2013076409A (ja) * 2013-01-17 2013-04-25 Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland 船舶用推進システム

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