JPH08197614A - 中空成形品の製造方法 - Google Patents

中空成形品の製造方法

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JPH08197614A
JPH08197614A JP7010509A JP1050995A JPH08197614A JP H08197614 A JPH08197614 A JP H08197614A JP 7010509 A JP7010509 A JP 7010509A JP 1050995 A JP1050995 A JP 1050995A JP H08197614 A JPH08197614 A JP H08197614A
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parison
hollow
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JP7010509A
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Kohei Harada
康平 原田
Keiichi Ishida
敬一 石田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4802Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C49/4244Means for deforming the parison prior to the blowing operation during or after laying preform into the final mould
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】通常構造の金型に対しても適用可能で、且つ、
外観に優れた中空部内を仕切る内部リブを有する中空成
形品の製造方法を提供する。 【構成】金型11とは別体に中空のパリソン15に対し
て進退自在に設けられた圧着部材12にて、予めパリソ
ン15の所定の部位を部分的に圧着してその内面間を融
着させる工程と、そのパリソン15を金型11内に入れ
て型閉めした後、金型11内にてパリソン15のエアブ
ローを行い、前記の融着させた部分を中空部内を仕切る
内部リブに形成する工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空部内を仕切る内部
リブを有する中空成形品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、中空成形品内部に隠されたリブを
有する中空成形品をブロー成形する方法としては、略平
板状の中空成形品、一般に2重壁成形品と呼ばれるもの
を対象として、例えば、特開昭49─88957号公報
に記載され、加熱軟化状態にあるシート、パイプ状等の
合成樹脂母材を成形型中に保持し、該成形型に備えた進
退可能な突出具により前記合成樹脂母材の一部を外側か
ら内側へ突出させることにより支柱部を形成する方法が
提案されている。
【0003】又、特開平3─240517号公報には、
補強リブにより二つ以上に分割された複数の中空部を有
する構造をもつブロー成形品が提案されている。又、特
公平1─29135号公報には、パリソンを降下中に2
乃至数個の水平回転ロールにて挟み送りすることにより
前記ロール間形に予備変形する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
49─88957号公報等に記載の如き、金型内に進退
可能な突出具を設ける方法では、金型構造が複雑にな
り、金型が高価となり、リブ形状の配置変更が容易で
なく、金型の大改造乃至作り直しとなり、摺動構造部
があるために、冷却/温度調節配管を設計する上で大き
な制約を受け、突出部の突出具跡が転写されて残り、
特に内部リブの外側融着部跡(突出部側に生ずる)を降
温金型転写で改善しようとすると余計に突出具の跡が転
写されることになるという問題点がある。
【0005】又、特開平3─240517号公報に記載
の方法では、特殊な成形用ダイスが必要となるという問
題点がある。又、特公平1─29135号公報に記載の
方法では、パリソンの各種形状に対応しているが、圧着
部を形成するという観点が欠如しており、中空部を仕切
る内部リブを形成することができないという問題点があ
る。
【0006】本発明は上記の如き従来の問題点を解消
し、通常構造の金型に対しても適用可能で、内部リブの
形状や配置も容易に変更することができ、冷却温調配管
の設計上の制約をなくし、且つ、外観に優れた中空部内
を仕切る内部リブを有する中空成形品の製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型とは別体
に中空のパリソンに対して進退自在に設けられた圧着部
材にて、予めパリソンの所定の部位を部分的に圧着して
その内面間を融着させる工程と、そのパリソンを金型内
に入れて型閉めした後、金型内にてパリソンのエアブロ
ーを行い、前記の融着させた部分を中空部内を仕切る内
部リブに形成する工程からなる中空成形品の製造方法で
ある。
【0008】本発明において、圧着部材、特にパリソン
を圧着する部分の材質は、パリソンの樹脂温度にて変形
を生じないものであれば、金属、セラミック、樹脂、木
等が適宜使用できるが、連続成形により蓄熱していくよ
うな場合には、熱伝導率が高く、冷却等の温度制御の容
易なものが好ましい。
【0009】圧着部材の温度制御は重要であり、温度が
高すぎると、パリソンを圧着後の離型が困難となり、
又、低すぎると、パリソンの圧着部の温度が低下し、エ
アーブロー際の伸びや融着状態が悪くなるので、金型温
度と同程度の温度に維持するのが好ましい。圧着部材の
温度制御の手段としては、内部に冷却水の循環回路を設
けたり、金型外で待機中に、冷風を吹き付ける方法等が
挙げられる。
【0010】圧着部材の少なくともパリソンを圧着する
部分には、パリソンを圧着後の離型をし易くするため
に、フロンコート、シリコンコート等の離型処理を施し
ておくのが好ましい。圧着部材のパリソンを圧着する部
分以外の部分は、パリソンに接触しないように設計する
のが好ましいが、設計上接触を避けられない場合には、
その接触部にも離型処理を施しておくのが好ましい。
【0011】圧着部材によりパリソンを部分的に圧着す
る際に、パリソンが圧着部分以外の内面間が接触し易い
状態となる場合には、それを防ぐためにプリブローする
如くして僅かに膨らませておくのが好ましい。逆に、圧
着により、パリソン全体が押し潰されて内圧が上がる場
合には、パリソン内からエアーを僅かに抜いて内圧を下
げるようにするのが好ましい。
【0012】パリソン内からエアーを抜く方法として
は、例えば、エアー吹き込み口から、もしくはエアー吹
き込み口とは別に設けた経路から、エアー抜き可能な構
造としたり、パリソン先端のピンチ部を完全に密着シー
ルさせずに、わざとエアーが抜け易くしておく方法等が
挙げられる。
【0013】パリソンの所定の部位を部分的に圧着して
その内面間を融着させることにより形成される融着部分
は、パリソンの中空部内が連通するように形成されても
よいし、又、パリソンの中空部内を分断するように形成
されてもよい。パリソンの中空内部が全て連通している
場合には、エアー吹き込み口は1個所でよいが、中空内
部が分断されている場合には、各中空部毎にエアー吹き
込み口を形成する必要がある。尚、パリソンのエアーブ
ローにより融着部分より形成される、得られる中空成形
品の中空部内を仕切り内部リブは、中空成形品の中空部
内が連通するように形成されてもよい、又、中空部内を
分断するように形成されてよい。
【0014】本発明において、中空のパリソンの形状と
しては、略円筒状、楕円状、2枚以上のシートからなる
袋状のもの等が挙げられる。パリソンは、単層からなる
ものであってもよいし、又、同種あるいは異種材料から
なる複層構造をなすものであってもよい。
【0015】本発明において、パリソンを成形するのに
用いられる樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン、ポリカーボネート、ポリスチ
レン系樹脂、アクリロニトリル─ブタジエン─スチレン
共重合体、塩化ビニル系樹脂、塩素化塩化ビニル系樹
脂、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリアミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサル
フォン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリエチレン系アイオノマー、エチレン─
酢酸ビニル共重合体、エチレン─アクリル酸エチル共重
合体、フッ化ビニリデン系樹脂、ポリテトラフルオロエ
チレン等のブロー成形に用いることが可能な熱可塑性樹
脂が挙げられる。これらの樹脂は、単独で使用されても
よいし、2種以上併用されてもよい。
【0016】樹脂中には、必要に応じて、ガラス繊維、
タルク、安定剤、滑剤、難燃剤等の充填剤、改質剤等が
添加されてもよい。
【0017】以下、本発明を実施例により図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の中空成形体の製造方法に
用いられるブロー成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図2はその横断面図である。
【0018】図1及び図2において、11はブロー成形
用の金型であって、開閉自在とされた一対の型片11
1,112からなり、両者間には、型閉め状態にて、ブ
ロー成形すべき形成品の外面形状に対応するキャビティ
が形成されている。型片111,112の壁内には、冷
却兼温度調節用の配管111a,112aが設けられて
いる。
【0019】12は金型11とは別体とされた圧着部材
であって、一対の開閉自在とされた部材121,122
からなる。圧着部材12の一対の部材121,122の
相対する面には、それぞれ、閉じたときにパリソンを圧
着する短冊状の複数個の突条121a,122aが等間
隔をなすように立設されている〔図3(a),(b)参
照〕。
【0020】突条121a,122aは、部材121,
122の相対する部位に対をなすように設けられるのが
好ましいが、その高さは必ずしも対をなすような同じ高
さである必要はなく、閉じた状態にてパリソンの所定の
部位を部分的に圧着したときに、その内面間を融着させ
ることが可能な任意の組み合わせとなっておればよい。
【0021】尚、一対の部材121,122の相対する
面に設けられるパリソンを圧着する部分としては、図4
(a),(b)に示す如く、短冊状の複数個の突条12
1bが等間隔をなすように水平に突出するように設けら
れていてもよく、又、図5(a),(b)に示す如く、
突条121cが格子状をなすように突出して設けられて
いてもよく、又、図6(a),(b)に示す如く、多数
の突起121dが突出するように設けられていてもよ
い。
【0022】圧着部材12の部材121,122の、下
端部には軸123が挿通され、上端部には軸124が挿
通されおり、部材121,122はその軸123,12
4上を摺動自在とされている。軸123の両端部には、
それぞれ、エアシリンダー125,126のシリンダー
軸125a,126aの先端部が連結されており、その
伸縮により圧着部材12の部材121,122を開型状
態の金型1の横方向から型片111,112間に前進さ
せたり、後退させたりすることができるようにされてい
る。
【0023】又、金型1の型片111,112の上下に
は、それぞれ、二対の相対するガイド片131,132
を有するガイド13が設けられており、圧着部材12の
部材121,122が開型状態の金型11の型片11
1,112間に進出したときに、型片111,112の
下端部及び上端部を支持して、シリンダー133,13
4により軸123,124上を金型11の開閉方向に摺
動させることができるようにされている。そして、その
摺動により、圧着部材12の部材121,122間が開
閉できるようにされている。
【0024】次に、図1及び図2に示すブロー成形装置
を用いた、本発明の中空成形品の製造方法の一例を、そ
の工程順に示す図7〜図12を参照して説明する。ま
ず、図7及び図8に示す如く、型開き状態の金型11の
型片111,112の内側に、圧着部材12の部材12
1,122の上下端部をガイド13のガイド片131,
132にて支持した状態にて待機させる。その圧着部材
12の部材121,122間に、加熱軟化状態の中空の
パリソン15を降下させる。
【0025】次に、図9及び図10に示す如く、ガイド
片131,132をシリンダー133,134により金
型の型閉め方向に移動させて、部材121,122の相
対する面に設けられた突条121a,122aをパリソ
ン15に押し込んで圧着し、その内面間を融着させる。
【0026】次に、図11に示す如く、ガイド片13
1,132を金型の型開き方向に移動させるとともに、
部材121,122の端部をガイド13のガイド片13
1,132より外し、シリンダー125,126のシリ
ンダー軸125a,126aを縮めて、圧縮部材12の
部材121,122を型開き状態の金型11の型片11
1,112間より後退させる。
【0027】次に、図12に示す如く、部分的に内面が
融着されたパリソン15を金型11の型片111,11
2間に入れて型閉め状態となした後、そのパリソン15
内の融着部分を隔てて形成された空間内にエアーをを吹
き込んで、パリソン15を金型11の型面に押し付け
る。
【0028】最後に、所定時間経過後、金型11を開型
状態として、キャビティの内面形状に対応する外面形状
を備えたブロー形成品を取り出して、一連のブロー成形
を終了する。
【0029】図13は、本発明の中空成形体の製造方法
に用いられるブロー成形装置の別の例を示す縦断面図で
あり、図14はその横断面図である。
【0030】図13,14において、21はブロー成形
用の金型であって、開閉自在とされた一対の型片21
1,212からなり、両者間には、閉型状態にて、ブロ
ー成形すべき形成品の外面形状に対応するキャビティが
形成されている。型片211,212の壁内には、冷却
兼温度調節用の配管211a,212aが設けられてい
る。
【0031】22は金型21の上部に設けられた圧着部
材であって、一対の開閉自在とされた部材221,22
2からなる。一対の部材221,222には、それぞ
れ、閉じたときにパリソンを部分的に圧着する複数対の
圧着ローラ221a,222aが設けられている。一対
の部材221,222はシリンダー23,24により、
金型の開閉方向に開閉できるようにされいる。
【0032】次に、図13,14に示すブロー成形装置
を用いた、本発明の中空成形品の製造方法の一例を、そ
の工程順に示す図15〜図18を参照して説明する。ま
ず、図15及び図16に示す如く、開型状態の金型21
の型片211,212の上部に圧着部材22の部材22
1,222を開いた状態にしておき、その間に、加熱軟
化状態の中空のパリソン25を降下させていく。
【0033】パリソン25の先端部が通過した時点で、
パリソン25を降下させつつ、圧着部材22の部材22
1,222をシリンダー23,24により金型の型閉め
方向に閉じて、複数対の圧着ローラー221a,222
aにより縦方向の複数部分を部分的に圧着し、その内面
間を融着させる。
【0034】次に、図17に示す如く、圧着部材22の
部材221,222間をシリンダー23,24により金
型の型開き方向に開く。
【0035】次に、図18に示す如く、部分的に内面が
融着されたパリソン25を金型21の型片211,21
2間に入れて型閉め状態となした後、そのパリソン25
内の融着部分を隔てて形成された空間内にエアーをを吹
き込んで、パリソン25を金型21の型面に押し付け
る。
【0036】最後に、所定時間経過後、金型21を開型
状態として、キャビティの内面形状に対応する外面形状
を備えたブロー形成品を取り出して、一連のブロー成形
を終了する。
【0037】
【作用】本発明の中空体の製造方法は、金型とは別体に
中空のパリソンに対して進退自在に設けられた圧着部材
にて、予めパリソンの所定の部位を部分的に圧着してそ
の内面間を融着させる工程と、そのパリソンを金型内に
入れて型閉めした後、金型内にてパリソンのエアブロー
を行い、前記の融着させた部分を中空部内を仕切る内部
リブに形成する工程からなることにより、通常構造の金
型に対しても適用可能で、内部リブの形状や配置も容易
に変更することができ、冷却温調配管の設計上の制約を
なくし、且つ、外観に優れた中空部内を仕切る内部リブ
を有する中空成形品を製造することができる。
【0038】
【実施例】実施例1 図1及び図2に示すブロー成形装置を用いて、図7〜図
12を参照して説明した工程により、図19に示す如
き、幅250mm×長さ400mm×厚み40mmの二
重壁平板の中空部内を仕切る内部リブが形成された中空
成形品の製造を行った。パリソンを成形する樹脂として
は、高密度ポリエチレン(旭化成社製、商品名「B98
0」)を用いた。パリソンの樹脂温度を230℃とし、
金型11の温度を60℃とした。
【0039】圧着部材としては、図3に示す如く、一対
の部材121,122の相対する面には、それぞれ、閉
じたときにパリソンに押し込まれる短冊状の複数個の突
条121aが等間隔をなすように立設されており、材質
がS55Cからなり、突条121aの表面にテフロンコ
ーティングされたものを用いた。
【0040】その結果、通常構造の金型を用いて、外観
に優れた中空部内を仕切る内部リブを有する中空成形品
を得ることができた。
【0041】実施例2 図13及び図14に示すブロー成形装置を用いて、図1
5〜図18を参照して説明した工程によったこと以外
は、実施例1と同様にして、図19に示す如き、幅25
0mm×長さ400mm×厚み40mmの二重壁平板の
中空部内を仕切る内部リブが形成された中空成形品の製
造を行った。その結果、通常構造の金型を用いて、外観
に優れた中空部内を仕切る内部リブを有する中空成形品
を得ることができた。
【0042】実施例3 圧着部材として、一対の部材121,122の相対する
面に、図4(a),(b)に示す如く、短冊状の複数個
の突条121bが等間隔をなすように水平に突出するよ
うに設けられているものを用いたこと以外は実施例1と
同様にして、中空成形品の製造を行った。その結果、通
常構造の金型を用いて、外観に優れた中空部内を仕切る
内部リブを有する中空成形品を得ることができた。
【0043】実施例4 金型の温度を125℃まで常温したのち、ブロー成形を
行い、金型の温度を60℃まで冷却した後、開型して中
空成形品を取り出す冷熱成形を行ったこと以外は実施例
1と同様にして実施例1と同様の中空成形品の製造を行
った。その結果、得られた中空成形品の内部リブに対応
する外面には熱融着の際の痕跡は全く見えなくなってい
た。
【0044】比較例1 従来技術の特開昭49─88957号公報に記載の方法
に準じて、実施例1と同じ形状のキャビティを有する金
型を用いて、中空成形品の製造を行った。金型の内部リ
ブに対応するキャビティの直下の部分に冷却配管を設け
ることができなかったので、得られた中空成形品の内部
リブに対応する外面にヒケの発生が見受けられた。
【0045】比較例2 従来技術の特開昭49─88957号公報に記載の方法
による場合には、内部リブの配置を変えるには金型のキ
ャビティの形状そのものを作り変える必要があった。
【0046】比較例3 金型の温度を125℃まで常温したのち、ブロー成形を
行い、金型の温度を60℃まで冷却した後、開型して中
空成形品を取り出す冷熱成形を行ったこと以外は比較例
1と同様にして比較例1と同様の中空成形品の製造を行
った。その結果、得られた中空成形品の内部リブに対応
する外面には熱融着の際の痕跡は全く見えなくなった
が、逆に突出具の分割線跡がくっきりと転写されてしま
った。
【0047】
【発明の効果】本発明の中空成形品の製造方法は、上記
の如き構成とされているので、通常構造の金型を用い
て、外観に優れた中空部内を仕切る内部リブを有する中
空成形品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明の中空成形体の製造方法に用い
られるブロー成形装置の一例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すブロー成形装置の横断面図である。
【図3】本発明に用いられる圧着部材の一例の説明図で
あり、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明に用いられる圧着部材の別の例の説明図
であり、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図5】本発明に用いられる圧着部材の別の例の説明図
であり、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図6】本発明に用いられる圧着部材の別の例の説明図
であり、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図7】図1及び図2に示すブロー成形装置を用いた、
本発明の中空成形品の製造方法の一例の工程を説明する
縦断面図である。
【図8】図7の横断面図である。
【図9】図1及び図2に示すブロー成形装置を用いた、
本発明の中空成形品の製造方法の一例の工程を説明する
縦断面図である。
【図10】図9の横断面図である。
【図11】図1及び図2に示すブロー成形装置を用い
た、本発明の中空成形品の製造方法の一例の工程を説明
する横断面図である。
【図12】図1及び図2に示すブロー成形装置を用い
た、本発明の中空成形品の製造方法の一例の工程を説明
する横断面図である。
【図13】本発明の本発明の中空成形体の製造方法に用
いられるブロー成形装置の別の例を示す縦断面図であ
る。
【図14】図13に示すブロー成形装置の横断面図であ
る。
【図15】図13及び図14に示すブロー成形装置を用
いた、本発明の中空成形品の製造方法の別の例の工程を
説明する縦断面図である。
【図16】図15の横断面図である。
【図17】図13及び図14に示すブロー成形装置を用
いた、本発明の中空成形品の製造方法の別の例の工程を
説明する横断面図である。
【図18】図13及び図14に示すブロー成形装置を用
いた、本発明の中空成形品の製造方法の別の例の工程を
説明する横断面図である。
【図19】本発明により得られる中空成形品の一例を示
す斜視図である。
【符合の説明】
11,21 金型 12,22 圧着部材 13 ガイド 15,25 パリソン 111,112,211,212 型片 121,122,221,222 部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型とは別体に中空のパリソンに対して
    進退自在に設けられた圧着部材にて、予めパリソンの所
    定の部位を部分的に圧着してその内面間を融着させる工
    程と、そのパリソンを金型内に入れて型閉めした後、金
    型内にてパリソンのエアブローを行い、前記の融着させ
    た部分を中空部内を仕切る内部リブに形成する工程から
    なることを特徴とする中空成形品の製造方法。
JP7010509A 1995-01-26 1995-01-26 中空成形品の製造方法 Pending JPH08197614A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528342A (ja) * 2005-02-04 2008-07-31 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 延伸ブロー成形によって容器を形成するプロセス、及びそのプロセスによって形成される容器
WO2016096617A1 (de) * 2014-12-15 2016-06-23 Kautex Textron Gmbh & Co. Kg Behälter aus thermoplastischem kunststoff sowie verfahren zur herstellung des behälters

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