JPH08196086A - 直交変換装置 - Google Patents
直交変換装置Info
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- JPH08196086A JPH08196086A JP7003671A JP367195A JPH08196086A JP H08196086 A JPH08196086 A JP H08196086A JP 7003671 A JP7003671 A JP 7003671A JP 367195 A JP367195 A JP 367195A JP H08196086 A JPH08196086 A JP H08196086A
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- switching
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- switching circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】直流電力を単相三線式交流に変換する直交変換
装置の回路構成を簡単にして、低コスト化を計る。 【構成】直流電源１の直流を１組の高周波インバータ２
０により高周波の交流に変換し、高周波インバータ２０
の出力に二次巻線に中間タップを有する高周波変圧器４
０，５０をそれぞれ接続し、高周波変圧器４０，５０の
二次巻線にそれぞれ単相サイクロコンバータ６０，７０
を接続して低周波の交流に変換することにより単相三線
式交流に出力する構成とし、高周波インバータ２０の構
成を上，下アームからなるスイッチング直列回路を３組
で実現させる。
装置の回路構成を簡単にして、低コスト化を計る。 【構成】直流電源１の直流を１組の高周波インバータ２
０により高周波の交流に変換し、高周波インバータ２０
の出力に二次巻線に中間タップを有する高周波変圧器４
０，５０をそれぞれ接続し、高周波変圧器４０，５０の
二次巻線にそれぞれ単相サイクロコンバータ６０，７０
を接続して低周波の交流に変換することにより単相三線
式交流に出力する構成とし、高周波インバータ２０の構
成を上，下アームからなるスイッチング直列回路を３組
で実現させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば太陽電池，燃
料電池などの直流電源より得られる直流電力を単相三線
式交流出力に変換する直交変換装置に関する。
料電池などの直流電源より得られる直流電力を単相三線
式交流出力に変換する直交変換装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、この種の直交変換装置の第１の
従来例を示すブロック構成図である。図５において、１
は太陽電池，燃料電池などの直流電源、２，３は直流電
源１から出力される直流電圧を単相の高周波の交流電圧
に変換する単相高周波インバータ、４，５は直交変換装
置の直流−交流間を絶縁する高周波変圧器、６，７は高
周波の交流を低周波の単相交流に変換する単相サイクロ
コンバータ、８，９は単相サイクロコンバータの出力の
高調波成分を除去するフィルタであり、単相三線式交流
とするためにフィルタ８，９のそれぞれの共通端子を接
続して単相三線式交流の出力の中性点端子としている。
従来例を示すブロック構成図である。図５において、１
は太陽電池，燃料電池などの直流電源、２，３は直流電
源１から出力される直流電圧を単相の高周波の交流電圧
に変換する単相高周波インバータ、４，５は直交変換装
置の直流−交流間を絶縁する高周波変圧器、６，７は高
周波の交流を低周波の単相交流に変換する単相サイクロ
コンバータ、８，９は単相サイクロコンバータの出力の
高調波成分を除去するフィルタであり、単相三線式交流
とするためにフィルタ８，９のそれぞれの共通端子を接
続して単相三線式交流の出力の中性点端子としている。
【０００３】図６は、この種の直交変換装置の第２の従
来例を示すブロック構成図であり、図５と同一機能のも
のには同一符号を付して、その説明は省略する。すなわ
ち図６においては、フィルタ８を介して得られた低周波
の単相交流を、二次巻線に中間タップを有する低周波変
圧器１０により単相三線式交流に変換した構成である。
来例を示すブロック構成図であり、図５と同一機能のも
のには同一符号を付して、その説明は省略する。すなわ
ち図６においては、フィルタ８を介して得られた低周波
の単相交流を、二次巻線に中間タップを有する低周波変
圧器１０により単相三線式交流に変換した構成である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図５に示した第１の従
来例では、インババータ，サイクロコンバータなどの主
回路構成部品が単相二線式交流を出力する直交変換装置
の２倍必要となり、装置が大形化し、コストアップする
という問題があった。また、図６に示した第２の従来例
では、二次巻線に中間タップを有する低周波の変圧器を
必要とし、サイクロコンバータは前記変圧器の１次巻線
の電圧を制御するようにするので、前記変圧器の二次巻
線に接続されるそれぞれの負荷が不平衡の場合には、前
記それぞれの負荷の電圧が制御できないという問題もあ
った。
来例では、インババータ，サイクロコンバータなどの主
回路構成部品が単相二線式交流を出力する直交変換装置
の２倍必要となり、装置が大形化し、コストアップする
という問題があった。また、図６に示した第２の従来例
では、二次巻線に中間タップを有する低周波の変圧器を
必要とし、サイクロコンバータは前記変圧器の１次巻線
の電圧を制御するようにするので、前記変圧器の二次巻
線に接続されるそれぞれの負荷が不平衡の場合には、前
記それぞれの負荷の電圧が制御できないという問題もあ
った。
【０００５】この発明の目的は、上記問題点を解決する
単相三線式交流を出力する直交変換装置を提供すること
にある。
単相三線式交流を出力する直交変換装置を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、直流電源よ
り得られる直流電力を単相三線式交流電力に変換する直
交変換装置において、半導体スイッチ素子とダイオード
との逆並列接続で構成した第１スイッチング回路に同じ
構成の第２スイッチング回路を直列接続した第１スイッ
チング直列回路と、前記第１スイッチング回路と同じ構
成の第３スイッチング回路と第４スイッチング回路とを
直列接続した第２スイッチング直列回路と、前記第１ス
イッチング回路と同じ構成の第５スイッチング回路と第
６スイッチング回路とを直列接続した第３スイッチング
直列回路と、前記直流電源とをそれぞれ相互に並列接続
し、前記第１スイッチング直列回路の中間接続点と前記
第３スイッチング直列回路の中間接続点とに中間タップ
付き二次巻線を有する第１変圧器の一次巻線をそれぞれ
接続し、前記第３スイッチング直列回路の中間接続点と
前記第２スイッチング直列回路の中間接続点とに中間タ
ップ付き二次巻線を有する第２変圧器の一次巻線をそれ
ぞれ接続し、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第
７スイッチング回路と第８スイッチング回路とを直列接
続した第４スイッチング直列回路と、前記第１スイッチ
ング回路と同じ構成の第９スイッチング回路と第１０ス
イッチング回路とを直列接続した第５スイッチング直列
回路と、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１１
スイッチング回路と第１２スイッチング回路とを直列接
続した第６スイッチング直列回路とをそれぞれ相互に並
列接続し、前記第４スイッチング直列回路の中間接続点
に前記第１変圧器の二次巻線の一方の端子を接続し、前
記第５スイッチング直列回路の中間接続点に前記第１変
圧器の二次巻線の他方の端子を接続し、前記第６スイッ
チング直列回路の中間接続点に第１フィルタの入力端子
を接続し、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１
３スイッチング回路と第１４スイッチング回路とを直列
接続した第７スイッチング直列回路と、前記第１スイッ
チング回路と同じ構成の第１５スイッチング回路と第１
６スイッチング回路とを直列接続した第８スイッチング
直列回路と、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第
１７スイッチング回路と第１８スイッチング回路とを直
列接続した第９スイッチング直列回路とをそれぞれ相互
に並列接続し、前記第７スイッチング直列回路の中間接
続点に前記第２変圧器の二次巻線の一方の端子を接続
し、前記第８スイッチング直列回路の中間接続点に前記
第２変圧器の二次巻線の他方の端子を接続し、前記第９
スイッチング直列回路の中間接続点に第２フィルタの入
力端子を接続し、前記第１フィルタの出力端子を単相三
線式交流出力の一方の出力端子とし、前記第２フィルタ
の出力端子を単相三線式交流出力の他方の出力端子と
し、前記第１変圧器の二次巻線の中間タップと、前記第
２変圧器の二次巻線の中間タップと、前記第１フィルタ
の共通端子と、前記第２フィルタの共通端子とをそれぞ
れ相互に並列接続して単相三線式交流出力の中性点端子
とする。
り得られる直流電力を単相三線式交流電力に変換する直
交変換装置において、半導体スイッチ素子とダイオード
との逆並列接続で構成した第１スイッチング回路に同じ
構成の第２スイッチング回路を直列接続した第１スイッ
チング直列回路と、前記第１スイッチング回路と同じ構
成の第３スイッチング回路と第４スイッチング回路とを
直列接続した第２スイッチング直列回路と、前記第１ス
イッチング回路と同じ構成の第５スイッチング回路と第
６スイッチング回路とを直列接続した第３スイッチング
直列回路と、前記直流電源とをそれぞれ相互に並列接続
し、前記第１スイッチング直列回路の中間接続点と前記
第３スイッチング直列回路の中間接続点とに中間タップ
付き二次巻線を有する第１変圧器の一次巻線をそれぞれ
接続し、前記第３スイッチング直列回路の中間接続点と
前記第２スイッチング直列回路の中間接続点とに中間タ
ップ付き二次巻線を有する第２変圧器の一次巻線をそれ
ぞれ接続し、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第
７スイッチング回路と第８スイッチング回路とを直列接
続した第４スイッチング直列回路と、前記第１スイッチ
ング回路と同じ構成の第９スイッチング回路と第１０ス
イッチング回路とを直列接続した第５スイッチング直列
回路と、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１１
スイッチング回路と第１２スイッチング回路とを直列接
続した第６スイッチング直列回路とをそれぞれ相互に並
列接続し、前記第４スイッチング直列回路の中間接続点
に前記第１変圧器の二次巻線の一方の端子を接続し、前
記第５スイッチング直列回路の中間接続点に前記第１変
圧器の二次巻線の他方の端子を接続し、前記第６スイッ
チング直列回路の中間接続点に第１フィルタの入力端子
を接続し、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１
３スイッチング回路と第１４スイッチング回路とを直列
接続した第７スイッチング直列回路と、前記第１スイッ
チング回路と同じ構成の第１５スイッチング回路と第１
６スイッチング回路とを直列接続した第８スイッチング
直列回路と、前記第１スイッチング回路と同じ構成の第
１７スイッチング回路と第１８スイッチング回路とを直
列接続した第９スイッチング直列回路とをそれぞれ相互
に並列接続し、前記第７スイッチング直列回路の中間接
続点に前記第２変圧器の二次巻線の一方の端子を接続
し、前記第８スイッチング直列回路の中間接続点に前記
第２変圧器の二次巻線の他方の端子を接続し、前記第９
スイッチング直列回路の中間接続点に第２フィルタの入
力端子を接続し、前記第１フィルタの出力端子を単相三
線式交流出力の一方の出力端子とし、前記第２フィルタ
の出力端子を単相三線式交流出力の他方の出力端子と
し、前記第１変圧器の二次巻線の中間タップと、前記第
２変圧器の二次巻線の中間タップと、前記第１フィルタ
の共通端子と、前記第２フィルタの共通端子とをそれぞ
れ相互に並列接続して単相三線式交流出力の中性点端子
とする。
【０００７】
【作用】この発明によれば、第１〜第３チイッチング直
列回路から形成される１組の高周波インバータで構成で
きるので主回路構成が簡単となり、第４〜第６スイッチ
ング直列回路および第７〜第９スイッチング直列回路か
ら形成される２組の単相サイクロコンバータにより単相
三線式交流出力のそれぞれの負荷の電圧を直接，個別に
制御できる。
列回路から形成される１組の高周波インバータで構成で
きるので主回路構成が簡単となり、第４〜第６スイッチ
ング直列回路および第７〜第９スイッチング直列回路か
ら形成される２組の単相サイクロコンバータにより単相
三線式交流出力のそれぞれの負荷の電圧を直接，個別に
制御できる。
【０００８】
【実施例】図１は、この発明の実施例を示す単相三線式
交流を出力する直交変換装置のブロック構成図である。
図１において、１は太陽電池，燃料電池などの直流電
源、２０は直流電源１から出力される直流電圧を高周波
の交流電圧に変換する高周波インバータ、４０，５０は
高周波インバータ２０のそれぞれの出力端子に接続さ
れ、二次巻線に中間タップを有する高周波変圧器、６
０，７０は高周波変圧器４０，５０それぞれの二次巻線
から出力される高周波の交流を低周波の単相交流に変換
する単相サイクロコンバータ、８，９は単相サイクロコ
ンバータ６０，７０それぞれの出力の高調波成分を除去
するフィルタであり、単相三線式交流とするために高周
波変圧器４０，５０それぞれの二次巻線に中間タップと
フィルタ８，９のそれぞれの共通端子とを並列接続して
単相三線式交流の出力の中性点端子としている。
交流を出力する直交変換装置のブロック構成図である。
図１において、１は太陽電池，燃料電池などの直流電
源、２０は直流電源１から出力される直流電圧を高周波
の交流電圧に変換する高周波インバータ、４０，５０は
高周波インバータ２０のそれぞれの出力端子に接続さ
れ、二次巻線に中間タップを有する高周波変圧器、６
０，７０は高周波変圧器４０，５０それぞれの二次巻線
から出力される高周波の交流を低周波の単相交流に変換
する単相サイクロコンバータ、８，９は単相サイクロコ
ンバータ６０，７０それぞれの出力の高調波成分を除去
するフィルタであり、単相三線式交流とするために高周
波変圧器４０，５０それぞれの二次巻線に中間タップと
フィルタ８，９のそれぞれの共通端子とを並列接続して
単相三線式交流の出力の中性点端子としている。
【０００９】図２は、図１に示した高周波インバータ２
０、高周波変圧器４０，５０の詳細回路構成図である。
図２の回路の動作を、図３に示す動作波形図を参照しつ
つ、以下に説明する。図２において、第５スイッチング
回路Ｓ５と第６スイッチング回路Ｓ６とは、それぞれ図
３（ａ），（ｂ）に示すように常に５０％デューティで
交互に点弧しておく。
０、高周波変圧器４０，５０の詳細回路構成図である。
図２の回路の動作を、図３に示す動作波形図を参照しつ
つ、以下に説明する。図２において、第５スイッチング
回路Ｓ５と第６スイッチング回路Ｓ６とは、それぞれ図
３（ａ），（ｂ）に示すように常に５０％デューティで
交互に点弧しておく。
【００１０】第１スイッチング回路Ｓ１，第２スイッチ
ング回路Ｓ２は、高周波変圧器４０の励磁電圧波形を制
御するスイッチであり、図３（ｃ），（ｄ）に示すよう
に第５スイッチング回路Ｓ５と第６スイッチング回路Ｓ
６の切換えタイミングを中心とした最大５０％デュティ
のパルス幅で交互に点弧する。第１スイッチング回路Ｓ
１と第６スイッチング回路Ｓ６の点弧時に高周波変圧器
４０は正極性に励磁され、また第２スイッチング回路Ｓ
２と第５スイッチング回路Ｓ５の点弧時に負極性に励磁
される。
ング回路Ｓ２は、高周波変圧器４０の励磁電圧波形を制
御するスイッチであり、図３（ｃ），（ｄ）に示すよう
に第５スイッチング回路Ｓ５と第６スイッチング回路Ｓ
６の切換えタイミングを中心とした最大５０％デュティ
のパルス幅で交互に点弧する。第１スイッチング回路Ｓ
１と第６スイッチング回路Ｓ６の点弧時に高周波変圧器
４０は正極性に励磁され、また第２スイッチング回路Ｓ
２と第５スイッチング回路Ｓ５の点弧時に負極性に励磁
される。
【００１１】第３スイッチング回路Ｓ３，第４スイッチ
ング回路Ｓ４は、高周波変圧器５０の励磁電圧波形を制
御するスイッチであり、図３（ｅ），（ｆ）に示すよう
に第５スイッチング回路Ｓ５と第６スイッチング回路Ｓ
６の切換えタイミングを中心とした最大５０％デュティ
のパルス幅で交互に点弧する。第３スイッチング回路Ｓ
３と第６スイッチング回路Ｓ６の点弧時に高周波変圧器
５０は負極性に励磁され、また第４スイッチング回路Ｓ
４と第５スイッチング回路Ｓ５の点弧時に正極性に励磁
される。
ング回路Ｓ４は、高周波変圧器５０の励磁電圧波形を制
御するスイッチであり、図３（ｅ），（ｆ）に示すよう
に第５スイッチング回路Ｓ５と第６スイッチング回路Ｓ
６の切換えタイミングを中心とした最大５０％デュティ
のパルス幅で交互に点弧する。第３スイッチング回路Ｓ
３と第６スイッチング回路Ｓ６の点弧時に高周波変圧器
５０は負極性に励磁され、また第４スイッチング回路Ｓ
４と第５スイッチング回路Ｓ５の点弧時に正極性に励磁
される。
【００１２】上述の動作により高周波インバータ２０
は、第１スイッチング回路Ｓ１，第２スイッチング回路
Ｓ２の点弧と第３スイッチング回路Ｓ３，第４スイッチ
ング回路Ｓ４の点弧とを各々個別に制御することによ
り、図３（ｇ），（ｈ）に示すように高周波変圧器４
０，５０はそれぞれ独立に制御が可能となる。図４は、
図１に示す単相サイクロコンバータ６０の詳細回路構成
図である。
は、第１スイッチング回路Ｓ１，第２スイッチング回路
Ｓ２の点弧と第３スイッチング回路Ｓ３，第４スイッチ
ング回路Ｓ４の点弧とを各々個別に制御することによ
り、図３（ｇ），（ｈ）に示すように高周波変圧器４
０，５０はそれぞれ独立に制御が可能となる。図４は、
図１に示す単相サイクロコンバータ６０の詳細回路構成
図である。
【００１３】図４の回路において、出力端子Ｒ，Ｎ間に
正電圧を出力する場合の動作について説明する。第１１
スイッチング回路Ｓ１１を点弧し、高周波変圧器４０の
励磁が正極性の場合には第７スイッチング回路Ｓ７を、
また高周波変圧器４０の励磁が負極性の場合には第９ス
イッチング回路Ｓ９を、さらに高周波変圧器４０の励磁
がゼロの場合には第７スイッチング回路Ｓ７，第９スイ
ッチング回路Ｓ９をそれぞれ点弧する。これにより、正
電流出力時には第７スイッチング回路Ｓ７のダイオード
（第９スイッチング回路Ｓ９のダイオード），第１１ス
イッチング回路Ｓ１１または第７スイッチング回路Ｓ７
のダイオード，第９スイッチング回路Ｓ９のダイオー
ド，第１１スイッチング回路Ｓ１１を通流し、負電流出
力の場合には、第７スイッチング回路Ｓ７（第９スイッ
チング回路Ｓ９），第１１スイッチング回路Ｓ１１のダ
イオードまたは第７スイッチング回路Ｓ７，第９スイッ
チング回路Ｓ９，第１１スイッチング回路Ｓ１１のダイ
オードを通流する。
正電圧を出力する場合の動作について説明する。第１１
スイッチング回路Ｓ１１を点弧し、高周波変圧器４０の
励磁が正極性の場合には第７スイッチング回路Ｓ７を、
また高周波変圧器４０の励磁が負極性の場合には第９ス
イッチング回路Ｓ９を、さらに高周波変圧器４０の励磁
がゼロの場合には第７スイッチング回路Ｓ７，第９スイ
ッチング回路Ｓ９をそれぞれ点弧する。これにより、正
電流出力時には第７スイッチング回路Ｓ７のダイオード
（第９スイッチング回路Ｓ９のダイオード），第１１ス
イッチング回路Ｓ１１または第７スイッチング回路Ｓ７
のダイオード，第９スイッチング回路Ｓ９のダイオー
ド，第１１スイッチング回路Ｓ１１を通流し、負電流出
力の場合には、第７スイッチング回路Ｓ７（第９スイッ
チング回路Ｓ９），第１１スイッチング回路Ｓ１１のダ
イオードまたは第７スイッチング回路Ｓ７，第９スイッ
チング回路Ｓ９，第１１スイッチング回路Ｓ１１のダイ
オードを通流する。
【００１４】次に、出力端子Ｒ，Ｎ間に負電圧を出力す
る場合の動作について説明する。第１２スイッチング回
路Ｓ１２を点弧し、高周波変圧器４０の励磁が正極性の
場合には第１０スイッチング回路Ｓ１０を、高周波変圧
器４０の励磁が負極性の場合には第８スイッチング回路
Ｓ８を、さらに高周波変圧器４０の励磁がゼロの場合に
は第８スイッチング回路Ｓ８，第１０スイッチング回路
Ｓ１０をそれぞれ点弧する。これにより、正電流出力時
には第８スイッチング回路Ｓ７（第１０スイッチング回
路Ｓ１０），第１２スイッチング回路Ｓ１２のダイオー
ドまたは第８スイッチング回路Ｓ８，第１０スイッチン
グ回路Ｓ１０，第１２スイッチング回路Ｓ１２のダイオ
ードを通流し、負電流出力の場合には、第８スイッチン
グ回路Ｓ８のダイオード（第１０スイッチング回路Ｓ１
０のダイオード），第１２スイッチング回路Ｓ１２また
は第８スイッチング回路Ｓ８のダイオード，第１０スイ
ッチング回路Ｓ１０のダイオード，第１２スイッチング
回路Ｓ１２を通流する。
る場合の動作について説明する。第１２スイッチング回
路Ｓ１２を点弧し、高周波変圧器４０の励磁が正極性の
場合には第１０スイッチング回路Ｓ１０を、高周波変圧
器４０の励磁が負極性の場合には第８スイッチング回路
Ｓ８を、さらに高周波変圧器４０の励磁がゼロの場合に
は第８スイッチング回路Ｓ８，第１０スイッチング回路
Ｓ１０をそれぞれ点弧する。これにより、正電流出力時
には第８スイッチング回路Ｓ７（第１０スイッチング回
路Ｓ１０），第１２スイッチング回路Ｓ１２のダイオー
ドまたは第８スイッチング回路Ｓ８，第１０スイッチン
グ回路Ｓ１０，第１２スイッチング回路Ｓ１２のダイオ
ードを通流し、負電流出力の場合には、第８スイッチン
グ回路Ｓ８のダイオード（第１０スイッチング回路Ｓ１
０のダイオード），第１２スイッチング回路Ｓ１２また
は第８スイッチング回路Ｓ８のダイオード，第１０スイ
ッチング回路Ｓ１０のダイオード，第１２スイッチング
回路Ｓ１２を通流する。
【００１５】以上では、中間タップを有する高周波変圧
器４０の二次巻線の出力から得られる高周波の交流を、
低周波の単相交流に変換する単相サイクロコンバータ６
０の動作について説明したが、中間タップを有する高周
波変圧器５０の二次巻線の出力から得られる高周波の交
流を、低周波の単相交流に変換する単相サイクロコンバ
ータ７０の動作も上述の動作と同様なので、ここでは、
その説明を省略する。
器４０の二次巻線の出力から得られる高周波の交流を、
低周波の単相交流に変換する単相サイクロコンバータ６
０の動作について説明したが、中間タップを有する高周
波変圧器５０の二次巻線の出力から得られる高周波の交
流を、低周波の単相交流に変換する単相サイクロコンバ
ータ７０の動作も上述の動作と同様なので、ここでは、
その説明を省略する。
【００１６】また、高周波インバータ２０、単相サイク
ロコンバータ６０，７０のスイッチング動作には、いず
れの変換回路においても図示しないスナバ回路を設け
て、上述のスイッチング動作をさせることがある。
ロコンバータ６０，７０のスイッチング動作には、いず
れの変換回路においても図示しないスナバ回路を設け
て、上述のスイッチング動作をさせることがある。
【００１７】
【発明の効果】この発明によれば、１組の高周波インバ
ータで構成できるので主回路構成が簡単，低コストとな
り、２組の単相サイクロコンバータにより単相三線式交
流出力のそれぞれの負荷の電圧を直接，個別に制御でき
るので、例えば太陽光発電システム、燃料電池発電シス
テムに好適な直交変換装置を提供できる。
ータで構成できるので主回路構成が簡単，低コストとな
り、２組の単相サイクロコンバータにより単相三線式交
流出力のそれぞれの負荷の電圧を直接，個別に制御でき
るので、例えば太陽光発電システム、燃料電池発電シス
テムに好適な直交変換装置を提供できる。
【図１】この発明の実施例を示す直交変換装置のブロッ
ク構成図
ク構成図
【図２】図１の高周波インバータの詳細回路図
【図３】図２の動作説明図
【図４】図１のサイクロコンバータの詳細回路図
【図５】従来例を示す直交変換装置のブロック構成図
【図６】従来例を示す直交変換装置のブロック構成図
１ 直流電源 ２，３ 単相高周波インバータ ４，５ 変圧器 ６，７ 単相サイクロコンバータ ８，９ フィルタ １０ 変圧器 ２０ 高周波インバータ ４０ 変圧器 ５０ 変圧器 ６０ 単相サイクロコンバータ ７０ 単相サイクロコンバータ Ｓ１〜Ｓ１８ 第１〜第１８スイッチング回路
Claims (1)
- 【請求項１】直流電源より得られる直流電力を単相三線
式交流電力に変換する直交変換装置において、 半導体スイッチ素子とダイオードとの逆並列接続で構成
した第１スイッチング回路に同じ構成の第２スイッチン
グ回路を直列接続した第１スイッチング直列回路と、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第３スイッチン
グ回路と第４スイッチング回路とを直列接続した第２ス
イッチング直列回路と、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第５スイッチン
グ回路と第６スイッチング回路とを直列接続した第３ス
イッチング直列回路と、 前記直流電源とをそれぞれ相互に並列接続し、 前記第１スイッチング直列回路の中間接続点と前記第３
スイッチング直列回路の中間接続点とに中間タップ付き
二次巻線を有する第１変圧器の一次巻線をそれぞれ接続
し、 前記第３スイッチング直列回路の中間接続点と前記第２
スイッチング直列回路の中間接続点とに中間タップ付き
二次巻線を有する第２変圧器の一次巻線をそれぞれ接続
し、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第７スイッチン
グ回路と第８スイッチング回路とを直列接続した第４ス
イッチング直列回路と、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第９スイッチン
グ回路と第１０スイッチング回路とを直列接続した第５
スイッチング直列回路と、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１１スイッチ
ング回路と第１２スイッチング回路とを直列接続した第
６スイッチング直列回路とをそれぞれ相互に並列接続
し、 前記第４スイッチング直列回路の中間接続点に前記第１
変圧器の二次巻線の一方の端子を接続し、 前記第５スイッチング直列回路の中間接続点に前記第１
変圧器の二次巻線の他方の端子を接続し、 前記第６スイッチング直列回路の中間接続点に第１フィ
ルタの入力端子を接続し、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１３スイッチ
ング回路と第１４スイッチング回路とを直列接続した第
７スイッチング直列回路と、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１５スイッチ
ング回路と第１６スイッチング回路とを直列接続した第
８スイッチング直列回路と、 前記第１スイッチング回路と同じ構成の第１７スイッチ
ング回路と第１８スイッチング回路とを直列接続した第
９スイッチング直列回路とをそれぞれ相互に並列接続
し、 前記第７スイッチング直列回路の中間接続点に前記第２
変圧器の二次巻線の一方の端子を接続し、 前記第８スイッチング直列回路の中間接続点に前記第２
変圧器の二次巻線の他方の端子を接続し、 前記第９スイッチング直列回路の中間接続点に第２フィ
ルタの入力端子を接続し、 前記第１フィルタの出力端子を単相三線式交流出力の一
方の出力端子とし、 前記第２フィルタの出力端子を単相三線式交流出力の他
方の出力端子とし、 前記第１変圧器の二次巻線の中間タップと、前記第２変
圧器の二次巻線の中間タップと、前記第１フィルタの共
通端子と、前記第２フィルタの共通端子とをそれぞれ相
互に並列接続して単相三線式交流出力の中性点端子とす
ることを特徴とする直交変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7003671A JPH08196086A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 直交変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7003671A JPH08196086A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 直交変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08196086A true JPH08196086A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11563896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7003671A Pending JPH08196086A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 直交変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08196086A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108400712A (zh) * | 2018-02-10 | 2018-08-14 | 杰华特微电子（杭州）有限公司 | 一种高效降压电路及其控制方法 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7003671A patent/JPH08196086A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108400712A (zh) * | 2018-02-10 | 2018-08-14 | 杰华特微电子（杭州）有限公司 | 一种高效降压电路及其控制方法 |
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