JPH08195948A - 動画像伝送方式 - Google Patents
動画像伝送方式Info
- Publication number
- JPH08195948A JPH08195948A JP664395A JP664395A JPH08195948A JP H08195948 A JPH08195948 A JP H08195948A JP 664395 A JP664395 A JP 664395A JP 664395 A JP664395 A JP 664395A JP H08195948 A JPH08195948 A JP H08195948A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission system
- data
- unit
- decoding
- moving image
- Prior art date
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
- G06T9/004—Predictors, e.g. intraframe, interframe coding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フレーム間予測符号化を用いた動画像伝送方式
に関し、スクランブル方式のような画像データの冗長性
を損なうことなく、また画像の乱れも少ないようにす
る。 【構成】フレーム間予測符号化における予測誤差又は予
測データ又はベクトル情報等に所定の演算処理を施して
暗号化し、これを復号化する際には復号予測誤差又はヘ
ッダ情報等において逆の演算処理を施して解読する。
に関し、スクランブル方式のような画像データの冗長性
を損なうことなく、また画像の乱れも少ないようにす
る。 【構成】フレーム間予測符号化における予測誤差又は予
測データ又はベクトル情報等に所定の演算処理を施して
暗号化し、これを復号化する際には復号予測誤差又はヘ
ッダ情報等において逆の演算処理を施して解読する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動画像伝送方式に関し、
特にフレーム間予測符号化を用いた動画像伝送方式に関
するものである。
特にフレーム間予測符号化を用いた動画像伝送方式に関
するものである。
【0002】近年、動画像の圧縮符号化及び伝送が盛ん
に行われるようになり、テレビ会議向けの、CCITT H.26
1、動画像記録向けのISO MPEG1といった標準化方式も確
立されている。
に行われるようになり、テレビ会議向けの、CCITT H.26
1、動画像記録向けのISO MPEG1といった標準化方式も確
立されている。
【0003】そして現在、これらの標準化方式を用いた
アプリケーションとしてその標準化方式に則った符号化
部から送られて来るデータは全て復号出来る復号部の開
発が行われている一方で、放送局が契約した顧客にデー
タを送る場合等のように特定の符号化部−復号部間での
み通信を行うという要求も出て来ている。
アプリケーションとしてその標準化方式に則った符号化
部から送られて来るデータは全て復号出来る復号部の開
発が行われている一方で、放送局が契約した顧客にデー
タを送る場合等のように特定の符号化部−復号部間での
み通信を行うという要求も出て来ている。
【0004】従って、特定の符号化部−復号部間でのみ
通信を行うためには動画像データを暗号化して伝送する
必要がある。
通信を行うためには動画像データを暗号化して伝送する
必要がある。
【0005】
【従来の技術】図15はフレーム間予測符号化を用いた
一般的な動画像伝送方式における符号化部の構成例を示
したもので、図16は図15に示した符号化部に対応し
た復号部の構成例を示したものである。
一般的な動画像伝送方式における符号化部の構成例を示
したもので、図16は図15に示した符号化部に対応し
た復号部の構成例を示したものである。
【0006】このような符号化部及び復号部の動作を簡
単に説明すると、まず図15に示す符号化部において、
入力した現フレームの画像データ(ブロック単位)はま
ず減算器1に与えられるとともに動き補償部2に与えら
れる。
単に説明すると、まず図15に示す符号化部において、
入力した現フレームの画像データ(ブロック単位)はま
ず減算器1に与えられるとともに動き補償部2に与えら
れる。
【0007】動き補償部2においてはフレームメモリ
(FM)3に記憶されている前フレームの画像データと
今入力して来た現フレームの画像データとを比較してそ
の動き検出を行い、その動きを示す動ベクトルをフィル
タ4に与える。
(FM)3に記憶されている前フレームの画像データと
今入力して来た現フレームの画像データとを比較してそ
の動き検出を行い、その動きを示す動ベクトルをフィル
タ4に与える。
【0008】フィルタ4ではフレームメモリ3に記憶さ
れている前フレームの画像データを動き補償部2からの
動ベクトルに従って動き補償し、これによって得られる
動き補償予測データを減算器1に与える。
れている前フレームの画像データを動き補償部2からの
動ベクトルに従って動き補償し、これによって得られる
動き補償予測データを減算器1に与える。
【0009】従って、減算器1からは現フレームの入力
画像データと前フレームの動き補償予測データとの予測
誤差データが出力されることとなる。
画像データと前フレームの動き補償予測データとの予測
誤差データが出力されることとなる。
【0010】この予測誤差データは離散コサイン変換部
(DCT)6によって直交変換が施され、この直交変換
によって得られる変換係数を量子化部7に送る。
(DCT)6によって直交変換が施され、この直交変換
によって得られる変換係数を量子化部7に送る。
【0011】量子化部7ではスカラ量子化のために複数
の量子化テーブル8が設けられており、このテーブル8
は適応的に切り替えられて用いられ、その量子化結果が
可変長符号化部9に送られる。
の量子化テーブル8が設けられており、このテーブル8
は適応的に切り替えられて用いられ、その量子化結果が
可変長符号化部9に送られる。
【0012】可変長符号化部9では符号化データ開始符
号発生部10からの符号化開始符号に基づいて可変長符
号化が行われるが、この時、動き補償部2からの動ベク
トルとテーブル8からの量子化テーブル番号とをヘッダ
情報生成部11によってヘッダとして合成することによ
り、このヘッダ情報が可変長符号化の際に更に符号化デ
ータに合成されて出力される。
号発生部10からの符号化開始符号に基づいて可変長符
号化が行われるが、この時、動き補償部2からの動ベク
トルとテーブル8からの量子化テーブル番号とをヘッダ
情報生成部11によってヘッダとして合成することによ
り、このヘッダ情報が可変長符号化の際に更に符号化デ
ータに合成されて出力される。
【0013】また、フレームメモリ3に格納するための
前フレームの復号データを生成するため、量子化部7か
ら出力されたデータを逆量子化部12によって逆量子化
する。この時、逆量子化部12はテーブル8と同じテー
ブル番号を使用するテーブル13によって逆量子化を行
い、量子化部7の入力データに対応した変換係数を出力
する。
前フレームの復号データを生成するため、量子化部7か
ら出力されたデータを逆量子化部12によって逆量子化
する。この時、逆量子化部12はテーブル8と同じテー
ブル番号を使用するテーブル13によって逆量子化を行
い、量子化部7の入力データに対応した変換係数を出力
する。
【0014】この変換係数は逆離散コサイン変換部14
によって逆変換されることにより減算器1から出力され
る予測誤差データに対応した局部復号予測誤差が出力さ
れる。
によって逆変換されることにより減算器1から出力され
る予測誤差データに対応した局部復号予測誤差が出力さ
れる。
【0015】この局部復号予測誤差データは加算器15
に与えられ、この加算器15においてフィルタ4からの
予測データをタイミング合わせ用の遅延部(DLY)5
によって一定値だけ遅延させたデータに加算し、局部復
号データとしてフレームメモリ3に格納する。
に与えられ、この加算器15においてフィルタ4からの
予測データをタイミング合わせ用の遅延部(DLY)5
によって一定値だけ遅延させたデータに加算し、局部復
号データとしてフレームメモリ3に格納する。
【0016】このようにして伝送された符号化データは
図16に示す復号部に送られ、まず可変長復号部21に
おいて量子化データに復号される。
図16に示す復号部に送られ、まず可変長復号部21に
おいて量子化データに復号される。
【0017】この量子化データは以下のように復号され
るのであるが、その復号開始を決定するため、符号化デ
ータ開始符号発生部22において可変長復号部21の出
力データから検出した符号化開始符号によってこの復号
動作が開始されることとなる。
るのであるが、その復号開始を決定するため、符号化デ
ータ開始符号発生部22において可変長復号部21の出
力データから検出した符号化開始符号によってこの復号
動作が開始されることとなる。
【0018】まず、可変長復号部21からの量子化デー
タは逆量子化部24において図15に示した逆量子化部
12と同様にテーブル25に従って量子化する前のデー
タ、即ち離散コサイン変換の変換係数に逆量子化する。
タは逆量子化部24において図15に示した逆量子化部
12と同様にテーブル25に従って量子化する前のデー
タ、即ち離散コサイン変換の変換係数に逆量子化する。
【0019】この時のテーブル25に与えられる量子化
テーブル番号は可変長復号部21によってヘッダ情報を
検出したヘッダ情報検出部23からの量子化テーブル番
号に基づいて行われる。このヘッダ情報検出部23は動
ベクトルも併せて検出するものである。
テーブル番号は可変長復号部21によってヘッダ情報を
検出したヘッダ情報検出部23からの量子化テーブル番
号に基づいて行われる。このヘッダ情報検出部23は動
ベクトルも併せて検出するものである。
【0020】逆量子化部24から出力された変換係数は
逆離散コサイン変換部(IDCT)26によって図15
の逆離散コサイン変換部14と同様に復号予測誤差デー
タに変換される。
逆離散コサイン変換部(IDCT)26によって図15
の逆離散コサイン変換部14と同様に復号予測誤差デー
タに変換される。
【0021】一方、フレームメモリ(FM)27には前
フレームの復号画像データが格納されており、この前フ
レームデータをフィルタ28によって動ベクトルに従っ
て動き補償を行い、これによって得られた動き補償予測
データを遅延部(DLY)29を介して加算器30に与
えると、加算器30では逆離散コサイン変換部26から
の復号予測誤差データとを加算して現在のフレームの画
像データを復号し、出力する。
フレームの復号画像データが格納されており、この前フ
レームデータをフィルタ28によって動ベクトルに従っ
て動き補償を行い、これによって得られた動き補償予測
データを遅延部(DLY)29を介して加算器30に与
えると、加算器30では逆離散コサイン変換部26から
の復号予測誤差データとを加算して現在のフレームの画
像データを復号し、出力する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のような符号化部
及び復号部からなる動画像伝送方式において暗号化を行
う為には、画像データを任意の方式で複雑な演算を行っ
て送信し、受信側ではこれを逆演算するデコーダを用い
て再生するというスクランブル方式が採用されており、
この方式は例えば現在では衛生放送等で用いられてい
る。
及び復号部からなる動画像伝送方式において暗号化を行
う為には、画像データを任意の方式で複雑な演算を行っ
て送信し、受信側ではこれを逆演算するデコーダを用い
て再生するというスクランブル方式が採用されており、
この方式は例えば現在では衛生放送等で用いられてい
る。
【0023】しかしながら、画像伝送装置においては、
図17に示すように、隣合う画素又は次フレームの同位
置の画素の値は殆どの場合同じであるという画像データ
の冗長性を利用して圧縮符号化を行っているものであ
り、入力画像データそのものを演算してしまうと画像デ
ータの冗長性が損なわれてしまい高能率な符号化は望め
なくなってしまう。
図17に示すように、隣合う画素又は次フレームの同位
置の画素の値は殆どの場合同じであるという画像データ
の冗長性を利用して圧縮符号化を行っているものであ
り、入力画像データそのものを演算してしまうと画像デ
ータの冗長性が損なわれてしまい高能率な符号化は望め
なくなってしまう。
【0024】このような観点から、特開平6−1255
53号公報においては、暗号化のためのデータ処理量を
少なくすることを目的として、入力された画像データを
ブロックに分割し、この分割したブロックが離散コサイ
ン変換して直流成分と交流成分とに分離し、直流成分は
直流量子化部で量子化し暗号化部で暗号化して多重化部
へ送るとともに、交流成分は交流量子化部で量子化され
交流エントロピー符号化部でエントロピー符号化された
後多重化部で上記の直流成分の暗号化されたデータと共
に多重化されて出力するようにしている技術が開示され
ている。
53号公報においては、暗号化のためのデータ処理量を
少なくすることを目的として、入力された画像データを
ブロックに分割し、この分割したブロックが離散コサイ
ン変換して直流成分と交流成分とに分離し、直流成分は
直流量子化部で量子化し暗号化部で暗号化して多重化部
へ送るとともに、交流成分は交流量子化部で量子化され
交流エントロピー符号化部でエントロピー符号化された
後多重化部で上記の直流成分の暗号化されたデータと共
に多重化されて出力するようにしている技術が開示され
ている。
【0025】しかしながら、このような特開平6−12
5553号公報においては、画像データの内の直流成分
しか暗号化していないので画像の乱れが大きいという問
題点があった。
5553号公報においては、画像データの内の直流成分
しか暗号化していないので画像の乱れが大きいという問
題点があった。
【0026】したがって本発明は、スクランブル方式の
ような画像データの冗長性を損なうことなく、また画像
の乱れも少ない動画像伝送方式を提供することを目的と
する。
ような画像データの冗長性を損なうことなく、また画像
の乱れも少ない動画像伝送方式を提供することを目的と
する。
【0027】
(1)上記の目的を達成するため、本発明に係る動画像
伝送方式は、現フレームの入力画像データと前フレーム
の予測データとの予測誤差に所定演算処理を施してから
符号化すると共に局部復号予測誤差に該所定演算処理の
逆演算処理を施す符号化部と、該符号化部からの符号化
データを復号化する際の復号予測誤差に対して該所定演
算処理の逆演算処理を施す復号部と、を備えている。
伝送方式は、現フレームの入力画像データと前フレーム
の予測データとの予測誤差に所定演算処理を施してから
符号化すると共に局部復号予測誤差に該所定演算処理の
逆演算処理を施す符号化部と、該符号化部からの符号化
データを復号化する際の復号予測誤差に対して該所定演
算処理の逆演算処理を施す復号部と、を備えている。
【0028】本発明においては、まず符号化部において
現フレームの入力画像データと前フレームの予測データ
との予測誤差を求め、この予測誤差に対して所定の演算
処理を施す。
現フレームの入力画像データと前フレームの予測データ
との予測誤差を求め、この予測誤差に対して所定の演算
処理を施す。
【0029】このように予測誤差に所定演算処理を施し
た後、このデータを符号化して伝送するが、符号化部に
おいて得られる局部復号予測誤差に対しても同じ所定演
算処理の逆の演算処理を施しておく。
た後、このデータを符号化して伝送するが、符号化部に
おいて得られる局部復号予測誤差に対しても同じ所定演
算処理の逆の演算処理を施しておく。
【0030】このような符号化データを符号化部から受
信した符号部では、この符号化データを符号化する際に
中間生成される復号予測誤差に対しても上記の所定演算
処理の逆演算処理を施す。
信した符号部では、この符号化データを符号化する際に
中間生成される復号予測誤差に対しても上記の所定演算
処理の逆演算処理を施す。
【0031】このようにすることにより、復号側では同
じ所定演算処理の逆演算処理を知らなければ再生出来な
いという暗号化が:画像の乱れや画像データの冗長性を
損なうことなく実現出来る。
じ所定演算処理の逆演算処理を知らなければ再生出来な
いという暗号化が:画像の乱れや画像データの冗長性を
損なうことなく実現出来る。
【0032】(2)上記の動画像伝送方式において、該
符号化部は、該予測誤差の代わりに、該予測データに該
所定演算処理を施すと共に該局部復号予測誤差に該所定
演算処理を施し、該復号部は、符号化データを復号化す
る際の復号予測誤差に対して該所定演算処理を施しても
同様に暗号化を行うことができる。
符号化部は、該予測誤差の代わりに、該予測データに該
所定演算処理を施すと共に該局部復号予測誤差に該所定
演算処理を施し、該復号部は、符号化データを復号化す
る際の復号予測誤差に対して該所定演算処理を施しても
同様に暗号化を行うことができる。
【0033】(3)また、上記(1)の動画像伝送方式
において、該予測データを動き補償予測データとし、該
符号化部は、該予測誤差の代わりに、該動き補償予測の
際に得られる動ベクトルに該所定演算処理を施し、該復
号部は、検出した該動ベクトルに該所定演算処理の逆演
算処理を施すことによっても同様に暗号化を行うことが
できる。
において、該予測データを動き補償予測データとし、該
符号化部は、該予測誤差の代わりに、該動き補償予測の
際に得られる動ベクトルに該所定演算処理を施し、該復
号部は、検出した該動ベクトルに該所定演算処理の逆演
算処理を施すことによっても同様に暗号化を行うことが
できる。
【0034】(4)また、上記(1)の動画像伝送方式
において、該符号化部は、該予測誤差の代わりに、適応
的に切り替えられる複数の量子化テーブルの選択番号に
該所定演算処理を施し、該復号部は、検出した該選択番
号に該所定演算処理の逆演算処理を施すことによっても
同様に暗号化を行うことができる。
において、該符号化部は、該予測誤差の代わりに、適応
的に切り替えられる複数の量子化テーブルの選択番号に
該所定演算処理を施し、該復号部は、検出した該選択番
号に該所定演算処理の逆演算処理を施すことによっても
同様に暗号化を行うことができる。
【0035】(5)また、上記(1)の動画像伝送方式
において、該符号化部は、該予測誤差の代わりに、符号
化データのヘッダ情報に該所定演算処理を施し、該復号
部は、検出した該ヘッダ情報に該所定演算処理の逆演算
処理を施すことによっても同様に暗号化を行うことがで
きる。
において、該符号化部は、該予測誤差の代わりに、符号
化データのヘッダ情報に該所定演算処理を施し、該復号
部は、検出した該ヘッダ情報に該所定演算処理の逆演算
処理を施すことによっても同様に暗号化を行うことがで
きる。
【0036】(6)さらに上記(1)の動画像伝送方式
において、該符号化部は、該予測誤差の代わりに、符号
化の単位毎に付けられる符号化開始符号に暗号値を用
い、該復号部は、該暗号値により符号化開始符号を解読
することができる。
において、該符号化部は、該予測誤差の代わりに、符号
化の単位毎に付けられる符号化開始符号に暗号値を用
い、該復号部は、該暗号値により符号化開始符号を解読
することができる。
【0037】(7)さらに上記(1)〜(6)のいずれ
かの動画像伝送方式において、該所定値を外部から変え
られるようにしてもよい。
かの動画像伝送方式において、該所定値を外部から変え
られるようにしてもよい。
【0038】(8)さらに上記(1)〜(7)のいずれ
かの動画像伝送方式において、該所定演算処理が任意の
所定値の加算又は減算であってもよい。
かの動画像伝送方式において、該所定演算処理が任意の
所定値の加算又は減算であってもよい。
【0039】(9)さらに上記(1)〜(8)のいずれ
かの動画像伝送方式において、該所定値を予測誤差とし
て小さい値を選択することが好ましい。
かの動画像伝送方式において、該所定値を予測誤差とし
て小さい値を選択することが好ましい。
【0040】
【実施例】図1は、本発明(1)に係る動画像伝送方式
における符号化部の実施例を示したものであり、図2は
図1の符号化部に対応した復号部の実施例を示してい
る。
における符号化部の実施例を示したものであり、図2は
図1の符号化部に対応した復号部の実施例を示してい
る。
【0041】まず図1に示す符号化部においては、図1
5に示した従来の符号化部と比較すると判るように、減
算器1と離散コサイン変換部6との間に所定の演算処理
を行う回路として加算器16が設けられており、この加
算器16には所定の値“1”が加算されるようになって
いる。
5に示した従来の符号化部と比較すると判るように、減
算器1と離散コサイン変換部6との間に所定の演算処理
を行う回路として加算器16が設けられており、この加
算器16には所定の値“1”が加算されるようになって
いる。
【0042】また、逆離散コサイン変換部14から出力
される局部復号予測誤差に対しては上記の所定の演算処
理を行う加算器16の逆演算処理を行う回路として減算
器17を設け、これに対して所定の値“1”を減算して
加算器15に与えるようにしている点が図15の従来例
と異なっている。
される局部復号予測誤差に対しては上記の所定の演算処
理を行う加算器16の逆演算処理を行う回路として減算
器17を設け、これに対して所定の値“1”を減算して
加算器15に与えるようにしている点が図15の従来例
と異なっている。
【0043】従って、減算器1から出力される予測誤差
は図15に示した従来例の場合には殆どの場合“0”と
なって離散コサイン変換部6と量子化部7と可変長符号
化部9を介して符号化データとして伝送されるが、この
図1に示した符号化部の場合には加算器16で所定の値
“1”が加算されるため、殆どの場合予測誤差が加算器
16で加算した値“1”の分だけ大きくなって離散コサ
イン変換部6と量子化部7と可変長符号化部9とを介し
て符号化データとして伝送されることとなる。
は図15に示した従来例の場合には殆どの場合“0”と
なって離散コサイン変換部6と量子化部7と可変長符号
化部9を介して符号化データとして伝送されるが、この
図1に示した符号化部の場合には加算器16で所定の値
“1”が加算されるため、殆どの場合予測誤差が加算器
16で加算した値“1”の分だけ大きくなって離散コサ
イン変換部6と量子化部7と可変長符号化部9とを介し
て符号化データとして伝送されることとなる。
【0044】このような図1に示した符号化部の局部復
号部に対応して図2における復号部においても同様の構
成を採っており、逆離散コサイン変換部26の出力デー
タに対して減算器31において所定値“1”を減算して
加算器30に与え、出力画像データを得るようにしてい
る。
号部に対応して図2における復号部においても同様の構
成を採っており、逆離散コサイン変換部26の出力デー
タに対して減算器31において所定値“1”を減算して
加算器30に与え、出力画像データを得るようにしてい
る。
【0045】したがって、図1に示した符号化部と図2
に示した復号部とで構成された動画像伝送方式において
は、復号部において通常のデコーダ等では本当の値+任
意の値(“1”)を復号値としてしまい、更にこの値を
次フレームの予測データの算出に用いるため復号データ
と本当のデータとの誤差はどんどん累積して行き、正確
な再生が出来ないのに対し、この実施例では予測誤差デ
ータに任意の値を加算し、これを復号部で減算するよう
にしているので復号データと本当のデータとの誤差が累
積して行くことなく正常な再生が行え、簡単な暗号化が
実現される。
に示した復号部とで構成された動画像伝送方式において
は、復号部において通常のデコーダ等では本当の値+任
意の値(“1”)を復号値としてしまい、更にこの値を
次フレームの予測データの算出に用いるため復号データ
と本当のデータとの誤差はどんどん累積して行き、正確
な再生が出来ないのに対し、この実施例では予測誤差デ
ータに任意の値を加算し、これを復号部で減算するよう
にしているので復号データと本当のデータとの誤差が累
積して行くことなく正常な再生が行え、簡単な暗号化が
実現される。
【0046】図3は本発明(2)に係る動画像伝送方式
における符号化部の実施例を示したものであり、図4は
図5の符号化部に対応した復号部の実施例を示してい
る。
における符号化部の実施例を示したものであり、図4は
図5の符号化部に対応した復号部の実施例を示してい
る。
【0047】図3に示す実施例においては、図1の符号
化部のように予測誤差に対して所定値を加算するのでは
なく、フィルタ4から出力される予測データに対して加
算器16により所定値“1”を加算するようにしてい
る。
化部のように予測誤差に対して所定値を加算するのでは
なく、フィルタ4から出力される予測データに対して加
算器16により所定値“1”を加算するようにしてい
る。
【0048】そして、図1の符号化部と同様に逆離散コ
サイン変換部14の出力データに対しても減算器17に
より所定値“1”を減算するようにしている。
サイン変換部14の出力データに対しても減算器17に
より所定値“1”を減算するようにしている。
【0049】このような符号化部の動作においては、予
測データに所定値“1”を加算すると、減算器1で入力
画像データから所定値“1”が減算されることになるの
で、減算器1から出力される予測誤差データは殆どの場
合において“−1”となる。
測データに所定値“1”を加算すると、減算器1で入力
画像データから所定値“1”が減算されることになるの
で、減算器1から出力される予測誤差データは殆どの場
合において“−1”となる。
【0050】また、この符号化部における局部復号部に
おいては逆離散コサイン変換部14から出力される局部
復号予測誤差データに対して所定値“1”を減算するの
ではなく、加算器16aを設け、ここで所定値“1”を
加算することにより、予測誤差データを“−1”の近似
値から元の予測誤差に戻すようにしている。
おいては逆離散コサイン変換部14から出力される局部
復号予測誤差データに対して所定値“1”を減算するの
ではなく、加算器16aを設け、ここで所定値“1”を
加算することにより、予測誤差データを“−1”の近似
値から元の予測誤差に戻すようにしている。
【0051】また、図4に示した復号部においても、図
3の符号化部における局部復号部と同様に、逆離散コサ
イン変換部14から出力される復号予測誤差データに対
して加算器32により所定値“1”を加算して図3の符
号化部における予測誤差が殆ど“−1”となった暗号デ
ータをここで解読している。
3の符号化部における局部復号部と同様に、逆離散コサ
イン変換部14から出力される復号予測誤差データに対
して加算器32により所定値“1”を加算して図3の符
号化部における予測誤差が殆ど“−1”となった暗号デ
ータをここで解読している。
【0052】この実施例の場合には、符号化部も復号部
も加算回路だけで済むことになるので、回路の共用化が
可能である。
も加算回路だけで済むことになるので、回路の共用化が
可能である。
【0053】図5は本発明(3)に係る動画像伝送方式
の符号化部の実施例を示したもので、図6はこの図5の
符号化部に対応した符号部の実施例を示したものであ
る。
の符号化部の実施例を示したもので、図6はこの図5の
符号化部に対応した符号部の実施例を示したものであ
る。
【0054】まず図5に示した符号化部においては、予
測方式として従来例と同様に動き補償予測を使用した場
合、動き補償部2から得られる動ベクトルをそのまま伝
送せずに加算器16により任意の値としての所定値
“1”を加算してからヘッダ情報生成部11でヘッダ情
報を生成し、可変長符号化部9から符号化データとして
送出するようにしている。
測方式として従来例と同様に動き補償予測を使用した場
合、動き補償部2から得られる動ベクトルをそのまま伝
送せずに加算器16により任意の値としての所定値
“1”を加算してからヘッダ情報生成部11でヘッダ情
報を生成し、可変長符号化部9から符号化データとして
送出するようにしている。
【0055】したがって、この符号化部においては上記
の実施例のように予測誤差データを暗号化させていない
ので、局部復号部においてもその暗号化を解読する手段
は設ける必要がない。
の実施例のように予測誤差データを暗号化させていない
ので、局部復号部においてもその暗号化を解読する手段
は設ける必要がない。
【0056】また、図6に示す復号部においては、図5
の符号化部において動ベクトルに所定値“1”が加算さ
れているので、ヘッダ情報検出部23で検出された動ベ
クトルに対して減算器31により所定値“1”を減算し
てからフィルタ28に与えている。
の符号化部において動ベクトルに所定値“1”が加算さ
れているので、ヘッダ情報検出部23で検出された動ベ
クトルに対して減算器31により所定値“1”を減算し
てからフィルタ28に与えている。
【0057】このようにして、この実施例では動ベクト
ルに所定値“1”を加算すると、復号側ではこの分を減
算しないと間違った参照値から予測データを算出するこ
とになるので、検出した動ベクトルから所定値“1”を
減算して正しい画像データの再生を行っている。
ルに所定値“1”を加算すると、復号側ではこの分を減
算しないと間違った参照値から予測データを算出するこ
とになるので、検出した動ベクトルから所定値“1”を
減算して正しい画像データの再生を行っている。
【0058】この実施例の場合には、上記の実施例にお
いて符号化部に2箇所に演算回路が必要であるが、この
実施例の場合には加算器が1箇所だけで済むことにな
る。
いて符号化部に2箇所に演算回路が必要であるが、この
実施例の場合には加算器が1箇所だけで済むことにな
る。
【0059】図7は本発明(4)に係る動画像伝送方式
における符号化部の実施例を示したものであり、図8は
図7の符号化部に対応した復号部の実施例を示したもの
である。
における符号化部の実施例を示したものであり、図8は
図7の符号化部に対応した復号部の実施例を示したもの
である。
【0060】図7に示した符号化部の実施例において
は、今度はヘッダ情報としての量子化テーブル番号に対
して暗号化を行っている。
は、今度はヘッダ情報としての量子化テーブル番号に対
して暗号化を行っている。
【0061】すなわち、量子化部7はテーブル8におけ
る複数のテーブルの中から適応的に最適なテーブルを選
択し、このテーブル番号をヘッダ情報として可変長復号
化部9より符号化データに含めて伝送するが、この実施
例ではこのテーブル番号をそのまま送らずに、加算器1
6により任意の値として所定値“1”を加算して暗号化
し、これをヘッダ情報に含めて伝送するようにしてい
る。
る複数のテーブルの中から適応的に最適なテーブルを選
択し、このテーブル番号をヘッダ情報として可変長復号
化部9より符号化データに含めて伝送するが、この実施
例ではこのテーブル番号をそのまま送らずに、加算器1
6により任意の値として所定値“1”を加算して暗号化
し、これをヘッダ情報に含めて伝送するようにしてい
る。
【0062】このように、量子化テーブルに任意の値を
加算すると復号側ではこの分を減算しないと誤った量子
化テーブルを用いて復号化を行うため復号データも狂っ
てしまう。
加算すると復号側ではこの分を減算しないと誤った量子
化テーブルを用いて復号化を行うため復号データも狂っ
てしまう。
【0063】そこで、図8に示す復号部においてはヘッ
ダ情報検出部23で検出された量子化テーブル番号を減
算器31により所定値“1”だけ減算して、図7の符号
化部における動き補償部2から生成された動ベクトルに
戻してからテーブル25に与えて正常な符号化動作を行
うようにしている。
ダ情報検出部23で検出された量子化テーブル番号を減
算器31により所定値“1”だけ減算して、図7の符号
化部における動き補償部2から生成された動ベクトルに
戻してからテーブル25に与えて正常な符号化動作を行
うようにしている。
【0064】この実施例においても、符号化部における
所定演算処理を行う回路は加算器1つで済むことにな
る。
所定演算処理を行う回路は加算器1つで済むことにな
る。
【0065】図9は本発明(5)に係る動画像伝送方式
における符号化部の実施例を示したものであり、図10
は図9に示した符号化部に対応した復号部の実施例を示
したものである。
における符号化部の実施例を示したものであり、図10
は図9に示した符号化部に対応した復号部の実施例を示
したものである。
【0066】まず図9に示した符号化部においては、図
5及び図7のようにヘッダ情報生成部11の前段で暗号
化を行う代わりに、ヘッダ情報生成部11から出力され
たヘッダ情報全体に対して暗号化を行うために、加算器
16を設け、任意の値としての所定値“1”を加算して
から可変長符号化部9に与えるようにしている点が異な
っている。
5及び図7のようにヘッダ情報生成部11の前段で暗号
化を行う代わりに、ヘッダ情報生成部11から出力され
たヘッダ情報全体に対して暗号化を行うために、加算器
16を設け、任意の値としての所定値“1”を加算して
から可変長符号化部9に与えるようにしている点が異な
っている。
【0067】したがって、ヘッダ情報に所定値“1”を
加算しているので復号側ではこの分を減算しないと間違
ったヘッダ情報を用いて動ベクトル及び量子化テーブル
番号等を復号するため復号データも狂ってくる。
加算しているので復号側ではこの分を減算しないと間違
ったヘッダ情報を用いて動ベクトル及び量子化テーブル
番号等を復号するため復号データも狂ってくる。
【0068】このため、図10に示した復号部において
は、可変長復号部21から得られたヘッダ情報をヘッダ
情報検出部23で動ベクトル及び量子化テーブル番号に
分離する前に、減算器31により所定値“1”を減算し
てからヘッダ情報の検出を行ってテーブル25に量子化
テーブル番号を与え且つフィルタ28に動ベクトルを与
えるようにしている。
は、可変長復号部21から得られたヘッダ情報をヘッダ
情報検出部23で動ベクトル及び量子化テーブル番号に
分離する前に、減算器31により所定値“1”を減算し
てからヘッダ情報の検出を行ってテーブル25に量子化
テーブル番号を与え且つフィルタ28に動ベクトルを与
えるようにしている。
【0069】この実施例の場合にも、符号化部において
は所定の演算処理を施す回路として加算器が一つだけで
済むことになる。
は所定の演算処理を施す回路として加算器が一つだけで
済むことになる。
【0070】図11は本発明(6)に係る動画像伝送方
式における符号化部の実施例を示したものであり、図1
2は図11の符号化部に対応した復号部の実施例を示し
たものである。
式における符号化部の実施例を示したものであり、図1
2は図11の符号化部に対応した復号部の実施例を示し
たものである。
【0071】まず図11に示した符号化部においては、
符号化データ開始符号発生部10において暗号化を図っ
たものである。
符号化データ開始符号発生部10において暗号化を図っ
たものである。
【0072】すなわち、この符号化データ開始符号発生
部10は通常ユニークワードとして秘密の値でない所定
値を用いて復号部における復号を開始させているが、こ
の実施例ではこの符号化データ開始符号発生部10にお
ける符号化開始符号に当事者のみしか知らない値を設定
しておく。
部10は通常ユニークワードとして秘密の値でない所定
値を用いて復号部における復号を開始させているが、こ
の実施例ではこの符号化データ開始符号発生部10にお
ける符号化開始符号に当事者のみしか知らない値を設定
しておく。
【0073】これにより、復号側では符号化データ開始
符号を解読することによってデータの先頭を認識し復号
を開始するため、この復号データ開始符号を秘密の値と
することにより、通常の復号部における復号化データ開
始符号解読部33ではこの秘密の値を解読出来ないこと
となる。
符号を解読することによってデータの先頭を認識し復号
を開始するため、この復号データ開始符号を秘密の値と
することにより、通常の復号部における復号化データ開
始符号解読部33ではこの秘密の値を解読出来ないこと
となる。
【0074】そこで、図12の復号部においては復号デ
ータ開始符号解読部33が図11の符号化部における符
号化データ開始符号発生部10に設定された秘密の値が
解読出来るように予め設定されている。
ータ開始符号解読部33が図11の符号化部における符
号化データ開始符号発生部10に設定された秘密の値が
解読出来るように予め設定されている。
【0075】このようにして符号化側と復号側の符号化
開始符号をマッチングさせて復号を開始させることが出
来るようにしている。
開始符号をマッチングさせて復号を開始させることが出
来るようにしている。
【0076】図13は本発明(7)に係る動画像伝送方
式における符号化部の実施例を示したものであり、図1
4は図13の符号化部に対応した復号部の実施例を示し
たものである。
式における符号化部の実施例を示したものであり、図1
4は図13の符号化部に対応した復号部の実施例を示し
たものである。
【0077】まず図13に示す符号化部の実施例におい
ては、図1に示した符号化部における加算器16に与え
られる所定値“1”をソフトウェアの制御を受けたCP
U20によって任意の値に設定出来るようにしている。
ては、図1に示した符号化部における加算器16に与え
られる所定値“1”をソフトウェアの制御を受けたCP
U20によって任意の値に設定出来るようにしている。
【0078】そして、これに伴って、逆離散コサイン変
換部14から出力される局部復号予測誤差データに対し
ても減算器17に与えられる所定値をCPU20からの
任意の値に設定出来るようにしている。
換部14から出力される局部復号予測誤差データに対し
ても減算器17に与えられる所定値をCPU20からの
任意の値に設定出来るようにしている。
【0079】これにより、この符号化部においては、減
算器1からの予測誤差データは殆どの場合“任意の値”
となり、この任意の値が離散コサイン変換部6と量子化
部7と可変長符号化部9とを介して符号化データとして
伝送されることとなり、このようにCPU20を用いて
任意の値に設定出来れば、ソフトウェア19の交換のみ
で暗号が変更可能となる。
算器1からの予測誤差データは殆どの場合“任意の値”
となり、この任意の値が離散コサイン変換部6と量子化
部7と可変長符号化部9とを介して符号化データとして
伝送されることとなり、このようにCPU20を用いて
任意の値に設定出来れば、ソフトウェア19の交換のみ
で暗号が変更可能となる。
【0080】そして、このように任意の値に予測誤差を
暗号化するので、図14に示す復号部においてもこれに
対応して、逆離散コサイン変換部26から出力される復
号予測誤差データに対して減算器31にCPU35を介
してソフトウェア34から任意の値が減算出来るように
している。
暗号化するので、図14に示す復号部においてもこれに
対応して、逆離散コサイン変換部26から出力される復
号予測誤差データに対して減算器31にCPU35を介
してソフトウェア34から任意の値が減算出来るように
している。
【0081】なお、上記の実施例においては所定の演算
処理を行う回路として加算器を用い、この所定の演算処
理の逆演算処理を行う回路として減算器を用いている
が、この逆、即ち所定の演算処理を行う回路として減算
器を用い、その逆演算処理を行う回路として加算器を用
いてもよい。
処理を行う回路として加算器を用い、この所定の演算処
理の逆演算処理を行う回路として減算器を用いている
が、この逆、即ち所定の演算処理を行う回路として減算
器を用い、その逆演算処理を行う回路として加算器を用
いてもよい。
【0082】また、このように加算器又は減算器に与え
る任意の値として所定値“1”を用いたが、予測誤差デ
ータやヘッダ情報が大きくならないようなデータであれ
ばどのようなデータを用いても構わない。
る任意の値として所定値“1”を用いたが、予測誤差デ
ータやヘッダ情報が大きくならないようなデータであれ
ばどのようなデータを用いても構わない。
【0083】さらには、図5及び図6に示した実施例の
他は、予測方式として動き補償予測方式に限定されな
い。
他は、予測方式として動き補償予測方式に限定されな
い。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る動画
像伝送方式によれば、フレーム間予測符号化における予
測誤差又は予測データ又はベクトル情報等に所定の演算
処理を施して暗号化し、これを復号化する際には復号予
測誤差又はヘッダ情報等において逆の演算処理を施して
解読するように構成したので、画像データの冗長性を損
なうことなく簡単な暗号・解読化を実現することが出来
る。
像伝送方式によれば、フレーム間予測符号化における予
測誤差又は予測データ又はベクトル情報等に所定の演算
処理を施して暗号化し、これを復号化する際には復号予
測誤差又はヘッダ情報等において逆の演算処理を施して
解読するように構成したので、画像データの冗長性を損
なうことなく簡単な暗号・解読化を実現することが出来
る。
【図1】本発明(1)に係る動画像伝送方式の符号化部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図2】本発明(1)に係る動画像伝送方式の復号部の
実施例を示したブロック図である。
実施例を示したブロック図である。
【図3】本発明(2)に係る動画像伝送方式の符号化部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図4】本発明(2)に係る動画像伝送方式の復号部の
実施例を示したブロック図である。
実施例を示したブロック図である。
【図5】本発明(3)に係る動画像伝送方式の符号化部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図6】本発明(3)に係る動画像伝送方式の復号部の
実施例を示したブロック図である。
実施例を示したブロック図である。
【図7】本発明(4)に係る動画像伝送方式の符号化部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図8】本発明(4)に係る動画像伝送方式の復号部の
実施例を示したブロック図である。
実施例を示したブロック図である。
【図9】本発明(5)に係る動画像伝送方式の符号化部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図10】本発明(5)に係る動画像伝送方式の復号部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図11】本発明(6)に係る動画像伝送方式の符号化
部の実施例を示したブロック図である。
部の実施例を示したブロック図である。
【図12】本発明(6)に係る動画像伝送方式の復号部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図13】本発明(7)に係る動画像伝送方式の符号化
部の実施例を示したブロック図である。
部の実施例を示したブロック図である。
【図14】本発明(7)に係る動画像伝送方式の復号部
の実施例を示したブロック図である。
の実施例を示したブロック図である。
【図15】従来例の符号化部の構成例を示したブロック
図である。
図である。
【図16】従来例の復号部の構成例を示したブロック図
である。
である。
【図17】従来例の問題点を説明するために画素とフレ
ームとの関係を示した図である。
ームとの関係を示した図である。
1,31 減算器 2 動き補償部 3,27 フレームメモリ 4,28 フィルタ 5,29 遅延部 6 離散コサイン変換部 7 量子化部 8,25 テーブル 9 可変長符号化部 11 ヘッダ情報生成部 12,24 逆量子化部 13 テーブル 14,26 逆離散コサイン変換部 15〜17,16a,30,32 加算器 18,22 符号化データ開始符号発生部 21 可変長復号部 23 ヘッダ情報検出部 33 符号化データ開始符号解読部 19,34 ソフトウェア 20,35 CPU 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (9)
- 【請求項1】現フレームの入力画像データと前フレーム
の予測データとの予測誤差に所定演算処理を施してから
符号化すると共に局部復号予測誤差に該所定演算処理の
逆演算処理を施す符号化部と、 該符号化部からの符号化データを復号化する際の復号予
測誤差に対して該所定演算処理の逆演算処理を施す復号
部と、 を備えたことを特徴とする動画像伝送方式。 - 【請求項2】請求項1に記載の動画像伝送方式におい
て、該符号化部が、該予測誤差の代わりに、該予測デー
タに該所定演算処理を施すと共に該局部復号予測誤差に
該所定演算処理を施し、該復号部が、符号化データを復
号化する際の復号予測誤差に対して該所定演算処理を施
すことを特徴とした動画像伝送方式。 - 【請求項3】請求項1に記載の動画像伝送方式におい
て、該予測データが動き補償予測データであり、該符号
化部が、該予測誤差の代わりに、該動き補償予測の際に
得られる動ベクトルに該所定演算処理を施し、該復号部
が、検出した該動ベクトルに該所定演算処理の逆演算処
理を施すことを特徴とした動画像伝送方式。 - 【請求項4】請求項1に記載の動画像伝送方式におい
て、該符号化部が、該予測誤差の代わりに、適応的に切
り替えられる複数の量子化テーブルの選択番号に該所定
演算処理を施し、該復号部が、検出した該選択番号に該
所定演算処理の逆演算処理を施すことを特徴とした動画
像伝送方式。 - 【請求項5】請求項1に記載の動画像伝送方式におい
て、該符号化部が、該予測誤差の代わりに、符号化デー
タのヘッダ情報に該所定演算処理を施し、該復号部が、
検出した該ヘッダ情報に該所定演算処理の逆演算処理を
施すことを特徴とした動画像伝送方式。 - 【請求項6】請求項1に記載の動画像伝送方式におい
て、該符号化部が、該予測誤差の代わりに、符号化の単
位毎に付けられる符号化開始符号に暗号値を用い、該復
号部が、該暗号値により符号化開始符号を解読すること
を特徴とした動画像伝送方式。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の動画像
伝送方式において、該所定値を外部から変えられるよう
にしたことを特徴とする動画像伝送方式。 - 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載の動画像
伝送方式において、該所定演算処理が任意の所定値の加
算又は減算であることを特徴とした動画像伝送方式。 - 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載の動画像
伝送方式において、該所定値が予測誤差として小さい値
が選択されることを特徴とした動画像伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP664395A JPH08195948A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 動画像伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP664395A JPH08195948A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 動画像伝送方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08195948A true JPH08195948A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11644056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP664395A Withdrawn JPH08195948A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 動画像伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08195948A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174375A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Kddi Corp | 画像スクランブル装置および画像デスクランブル装置 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP664395A patent/JPH08195948A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174375A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Kddi Corp | 画像スクランブル装置および画像デスクランブル装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |