JP4018305B2 - 画像処理方法及びその装置と記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像の著作権等の知的財産の保護を行うために符号化された画像の復号化を行う画像処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像の符号化方式として、フレーム内符号化方式であるMotion JPEGやDigital Video等の符号化方式や、フレーム間予測符号化を用いたH.261,H.263,MPEG−1,MPEG−2等の符号化方式が知られている。これらの符号化方式は、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)やITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)によって国際標準化されている。フレーム内符号化方式はフレーム単位で独立に符号化を行うもので、フレームの管理がし易いため、動画像の編集や特殊再生が必要な装置に最適である。また、フレーム間予測符号化方式はフレーム間予測を用いるため、符号化効率が高いという特徴を持っている。
【0003】
更に、コンピュータ・放送・通信など多くの分野で利用できる、汎用的な次世代マルチメディア符号化規格としてMPEG−4の国際標準化作業が進められている。
【0004】
このようなディジタル符号化規格の普及に伴い、コンテンツ業界からは著作権保護の問題が強く提起されるようになってきた。即ち、著作権が保護されることが十分に保証されていない規格に対しては、安心してコンテンツを提供することができない、という問題が生じている。
【0005】
このためMPEG−4ではIPMP(Intellectual Property Management and Protect)の技術が導入され、著作権を保護するために画像の再生を中断したり再開したりする機能が検討されている。この方式は著作権を保護する必要のあるフレームは再生しないことにより著作権保護を実現している。
【0006】
一方で、画像にスクランブルを施すことで、視聴者に対しある程度の概略を認識できる程度までの情報を提供する方式及びサービスが開始されている。具体的には、画像信号の内の任意の走査線や画素を置換することにより実現している。また出力される再生画像を再生装置で変換する方法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
よって、以下のような問題が発生する。
【0008】
従来のIPMP技術では、著作権を保護したい画像に対して、復号を停止したり、画像の再生を止めてしまうため、視聴者に対して全く情報を提供できない。このことは、その画像を視聴する権利を持たない視聴者(非契約者)に対して、全くコンテンツ(例えば画像)の情報が提供できないことを意味する。本来、コンテンツ提供者側は、より多くの視聴者にコンテンツを広めて、より多くの契約者を得たいというビジネス上の目的があり、その目的のためには、視聴する権利を持たない視聴者に対しても、そのコンテンツの情報をある程度は分かるように提供したいという要望がある。
【0009】
また前述の一連の画像符号化方式において、従来のスクランブルをこのビットストリーム全体にかけた場合、スクランブルを解除できない復号器を持つ視聴者、或は視聴する権利を持たない視聴者は正常な復号ができないため全く映像を認識することができないことになる。
【0010】
更に、一連の画像符号化方式は、画像の空間及び時間方向の相関を利用して高い符号化効率を実現しているが、符号化時の入力画像信号に従来のスクランブルを施すと、画像の空間及び時間方向の相関が無くなり符号化効率を著しく低下させてしまう。
【0011】
更に、ビットストリームの一部に対してスクランブルをかけたとしても、フレーム間予測符号化を用いた動画像符号化方式の再生画像では、あるフレームの歪みは次のフレームへ伝搬し次第に蓄積することになる。このため、歪みは定常的に発生しないことになり、復号側で再生画像を観た場合、スクランブルのための歪みか、或は別の誤動作による歪みかの判別がしにくくなる。
【0012】
また、近年画像符号化・復号装置の処理は複雑化しており、ソフトウエアによる符号化・復号を想定する場合もでてきた。このような場合、画像符号化・復号処理以外でスクランブル処理の負荷が大きいと、装置全体としての性能が低下するという問題がある。
【0014】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、正規の視聴権利を有さない視聴者の装置においても、大まかな画像内容が把握できる符号化された画像信号を再生できる画像処理方法及びその装置と記憶媒体を提供することにある。
【0015】
本発明の目的は、正規の視聴権利を有するか否かの認証結果とスクランブルの有無の組合せにより、大まかな画像内容が把握できる程度に、符号化された画像信号を復号して再生できる画像処理方法及びその装置と記憶媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
符号化された画像信号を復号する画像処理装置であって、
認証データを入力する認証データ入力手段と、前記認証データ入力手段により入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定手段と、符号化された画像信号を正常に復号するための第一の符号化パラメータ、または前記符号化された画像信号を画質が劣化した画像として復号するための第二の符号化パラメータを取得する取得手段と、符号化された画像信号を前記第一の符号化パラメータもしくは第二の符号化パラメータのいずれかに従ってブロック単位で復号化する復号化手段と、前記判定手段による判定結果が一致である場合は、前記第一の符号化パラメータに従って復号化された画像を選択し、前記判定手段による判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合は、前記第二の符号化パラメータに従って復号化された画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
スクランブルの有無に応じて反転された符号を含む符号化された画像信号を復号する画像処理装置であって、
認証データを入力する認証データ入力手段と、前記認証データ入力手段により入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定手段と、前記符号化された画像信号の符号を反転する反転手段と、前記符号化された画像信号もしくは前記反転手段によって符号が反転された前記画像信号のいずれかを復号化する復号化手段と、前記判定手段による判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合には、前記反転手段によって符号が反転された前記画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合、もしくは、前記判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっていない場合には、前記符号化された画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
【0018】
上記目的を達成するために本発明の画像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
符号化された画像信号を復号する画像処理方法であって、
認証データを入力する認証データ入力工程と、前記認証データ入力工程で入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定工程と、符号化された画像信号を正常に復号するための第一の符号化パラメータ、または前記符号化された画像信号を画質が劣化した画像として復号するための第二の符号化パラメータを取得する取得工程と、符号化された画像信号を前記第一の符号化パラメータもしくは第二の符号化パラメータのいずれかに従ってブロック単位で復号化する復号化工程と、前記判定工程による判定結果が一致である場合には、前記第一の符号化パラメータ(QP)に従って復号化された画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合には、前記第二の符号化パラメータに従って復号化された画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択工程と、を有することを特徴とする。
【0019】
上記目的を達成するために本発明の画像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
スクランブルの有無に応じて反転された符号を含む符号化された画像信号を復号する画像処理方法であって、
認証データを入力する認証データ入力工程と、前記認証データ入力工程で入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定工程と、前記符号化された画像信号の符号を反転する反転工程と、前記符号化された画像信号もしくは前記反転工程で符号が反転された前記画像信号のいずれかを復号化する復号化工程と、前記判定工程による判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合には、前記反転工程によって符号が反転された前記画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合、もしくは、前記判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっていない場合には、前記符号化された画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致で、かつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択工程と、を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、図2は、図1の符号化装置で符号化された符号を復号する画像復号装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態1では、JPEG符号化方式において量子化パラメータにスクランブルをかけた場合について説明する。尚、JPEG符号化方式の詳細についてはITU T.81を参照されたい。
【0023】
図1において、100はフレームメモリで、1フレーム分の入力画像信号を格納し、符号化単位であるマクロブロック(輝度は16×16画素、色差Cb、Crはともに8×8画素であり、輝度は4ブロック、色差は各1ブロックとなる。これは色信号構成420の場合であり、その他の色信号構成でもかまわない)として出力する。101はDCT(離散コサイン変換)器で、8×8画素単位の2次元の離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosign Transform)を行い、入力されたマクロブロックをブロック毎に順次変換してDCT係数を出力する。
【0024】
QP[j][i](j=0〜1、i=0〜63)は量子化マトリクスで、本実施の形態では、予め定められたj=0の場合の輝度信号用と、j=1の場合の色差信号用の2種類のマトリクスを指す。このマトリクスは8×8画素の2次元で構成されており、各値は8ビットで合計128(=64x2)個となる。
【0025】
105はレート制御器で、レート制御情報を入力し、後述する量子化器102及びLUT106へ量子化マトリクスQP[j][i]を出力する。量子化器102は、レート制御器105より量子化マトリクスQP[j][i]を受け取り、量子化代表値を出力する。103は可変長符号化器で、量子化代表値に対してハフマン符号化を行ってハフマンコードを出力する。106はルックアップテーブル(LUT)で、量子化器102で使用した量子化マトリクスQP[j][i]をスクランブルをかけた値QP'[j][i]へ変換する。但し、スクランブルの対象はi=3〜63とする。
【0026】
ここでLUT106は、次式に従って変換する。前述のようにJPEG符号化方式における量子化マトリクスQP[j][i]は、8ビットの値が64個ジグザグスキャンの順序で連続した輝度信号用マトリクスと色差信号用マトリクスである。本実施の形態におけるスクランブルの対象は、この量子化マトリクスの各値8ビットに対し行い、従って各QP'[j][i]は8ビットである。
【0027】
QP'[j][i]=QP[j][i] XOR 0FFH
ここで、XORは排他的論理和を示し、Hは16進数を示している。但し、i=3〜63,j=0又は1である。
【0028】
尚、本実施の形態の場合、復号側でも同じ変換式となる。
【0029】
107はセレクタで、外部から入力されるスクランブルON/OFFフラグによりQP[j][i]とQP'[j][i]のいずれかを選択し、量子化マトリクスの符号化データQPC[j][i]として出力する。ここでは、スクランブルオンの場合には、QPC[j][i]=QP'[j][i]となり、スクランブルオフの場合はQPC[j][i]=QP[j][i]となる。
【0030】
108はIP符号化器で、画像データの著作権IP(Intellectual Property)を保護するための情報を符号化し、IP符号化データを出力する。本実施の形態1では、このIPはパスワードとする。104は多重化器で、可変長符号化器103からのハフマンコードと、セレクタ107からのQPC[j][i]、更にコメントデータとして外部から入力されるスクランブルON/OFFフラグ、及びIP符号化器108から出力されるIP符号化データを、JPEG符号化方式の書式に従って多重化してビットストリームとして出力する。
【0031】
次に、図1の画像符号化装置における動作を説明する。
【0032】
入力画像信号は一旦フレームメモリ100に格納され、符号化単位であるマクロブロックとして出力される。DCT器101では、その入力されるマクロブロックをブロック毎にDCT係数へ変換する。量子化器102は、レート制御器105からの制御情報として量子化マトリクスQP[j][i]を受け取り、DCT器101から入力したDCT係数を所望の量子化代表値として出力する。可変長符号化器103は、量子化器102から出力される量子化代表値をハフマン符号化してハフマンコードを出力する。一方、LUT106は、量子化マトリクスQP[j][i]をQP'[j][i]へ変換する。
【0033】
次に、スクランブルオンの場合について説明する。
【0034】
スクランブルオンの場合、セレクタ107は、入力bのLUT106からのQP'[j][i]を選択し、QPC[j][i](=QP'[j][i])として出力する。またIP符号化器108は、外部から入力したIPを符号化してIP符号化データを出力する。多重化器104は、可変長符号化器103からのハフマンコードと、セレクタ107からの量子化マトリクスQPC[j][i]、更には、コメントデータとしてスクランブルON/OFFフラグ(=オン)、及びIP符号化器108からのIP符号化データをJPEG符号化方式の書式に従って多重化して出力する。
【0035】
次に、スクランブルオフの場合について説明する。
【0036】
スクランブルオフの場合、セレクタ107は、入力aの量子化マトリクスQP[j][i]を選択しQPC[j][i](QP[j][i])として出力する。IP符号化器108は、外部から入力したIPを符号化しIP符号化データを出力する。多重化器104は、可変長符号化器103からのハフマンコードと、量子化マトリクスQPC[j][i]、更にコメントデータとしてスクランブルON/OFFフラグ(=オフ)、及びIP符号化器108からのIP符号化データをJPEG符号化方式の書式に従って多重化して出力する。
【0037】
図4は、本実施の形態に係るビットストリームの概要構成について説明する図である。
【0038】
JPEG符号化方式では、符号量の制御は量子化マトリクスで行うため、スクランブルの対象はマトリクス全体となる。マトリクスは輝度用と色差用との2種類があるが、同じ構成のため図4では一方を省略して示す。IP符号化器108で生成するコメントデータは、16ビットのコメントデータスタートコードに始まり、1ビットのスクランブルON/OFFフラグ、次に4バイトのIP符号化データという構成をとる。例えば、スクランブルオン時に外部から入力したパスワードがテキストコード“ABCD”の場合、スクランブルON/OFFフラグ=1、IP符号化コード=41H,42H,43H,44H(Hは16進数を表す)となる。
【0039】
図5は、本発明の実施の形態1に係る画像符号化装置における符号化処理を示すフローチャートである。
【0040】
まずステップS1で、画像信号を入力し、ステップS2で、DCT器101により、入力された画像信号に対してDCTを実行し、そのDCT係数を量子化マトリクスQPを用いて量子化器102で量子化する。そしてステップS3で、その量子化された量子化代表値を可変長符号化器103によりハフマン符号に変換する。ステップS4では、スクランブルON/OFFフラグがオンかどうかを調べ、オンであればステップS5に進み、入力されたIPを符号化したIP符号化データ、量子化マトリクスとしてQP’、スクランブル・オンフラグ及びハフマンコードを多重化し、ステップS6でビットストリームとして出力する。
【0041】
一方、ステップS4で、スクランブルON/OFFフラグがオフであればステップS7に進み、入力されたIPを符号化したIP符号化データ、量子化マトリクスとしてQP、スクランブル・オフフラグ及びハフマンコードを多重化し、ステップS6でビットストリームとして出力する。
【0042】
次に、図2に示す画像復号装置について説明する。
【0043】
図2において、200は分配器で、入力ビットストリームをハフマンコードとQPC[j][i]、スクランブルON/OFFフラグ、及びIP符号化データに分配して、それぞれを対応する箇所に出力する。201は可変長復号器で、分配器200から出力されるハフマンコードを入力し、量子化代表値へ変換する。202は逆量子化器で、可変長復号器201から出力される量子化代表値をDCT係数として出力する。203は逆DCT器で、逆量子化器202から出力されるDCT係数を画像データへ変換する。208はIP復号器で、分配器200から出力されるIP符号化データをIPへ復号する。209はIP認証器で、IP復号器208で復号されたIPと、外部から入力した認証用IPとの認証を行う。210はセキュリティ制御器で、分配器200から入力されるスクランブルON/OFFフラグ、IP認証器209からの認証結果に基づいて切替信号221,222を出力し、後述するセレクタ204及びセレクタ207における入力信号の選択処理を制御する。セレクタ204は、セキュリティ制御器210から出力される切替信号221により、逆DCT器203からの画像データか、黒画像データのいずれかを選択する。205はフレームメモリで、マクロブロック単位の画像データを再生画像信号として出力する。206はLUTで、QPC[j][i](=QP’)を量子化マトリクスQP[j][i]へ変換する。セレクタ207は、セキュリティ制御器210からの切替信号222に応じてQP[j][i]又はQP'[j][i]を出力する。但し、QPC[j][i]は、QPの場合もあり得る(スクランブルオフの場合)ため、その際LUT206は変換処理を行わず、セレクタ207は入力aを選択する。
【0044】
次に、LUT206における変換式を説明する、この変換式は前述のように図1のLUT106と同じである。
【0045】
QP'[j][i]=QP[j][i] XOR FFH
ここで、XORは排他的論理和を示している。
【0046】
次に、図2における画像復号装置の動作について説明する。
【0047】
本実施の形態1では、分配器200において入力ビットストリームをハフマンコードとQPC[j][i]、スクランブルON/OFFフラグ、及びIP符号化データへ分配する。ハフマンコードは可変長復号器201により、量子化代表値へ復号される。
【0048】
まずスクランブルオン、且つIP認証結果がOKの場合について説明する。
【0049】
QPC[j][i](=QP'[j][i])は、図1のLUT106と逆変換特性を持つLUT206により変換されてQP[j][i]が出力される。これによりセレクタ207は、入力aにQP'[j][i]を入力し、入力bにQP[j][i]を入力する。ここではセキュリティ制御器210における認証結果がOKのため、セレクタ207は入力bのQP[j][i]を選択して逆量子化器202に出力する。こうして逆量子化器202は、図1の符号化装置の量子化器101で使用されたのと同じ量子化マトリクスQP[j][i]により逆量子化を行ってDCT係数を出力する。逆DCT器203は、逆量子化器202から出力されるDCT係数を入力し逆DCTを行って画像データを出力する。この際、セレクタ204は、入力aを選択してフレームメモリ205に出力する。その結果、この復号化装置は正常な画像を再生することができる。
【0050】
次にスクランブルオン、且つIP認証結果がNOの場合について記述する。
【0051】
QPC[j][i](=QP'[j][i])は、図1のLUT106の逆変換特性を持つLUT206により変換されてQP[j][i]を出力する。これによりセレクタ207は、入力aにQP'[j][i]、入力bにQP[j][i]をそれぞれ入力する。そしてセキュリティ制御器210における認証結果がNOのため、切替信号222によりセレクタ207は入力aのQP'[j][i]を選択する。これにより逆量子化器202は、図1の符号化装置の量子化器101で使用されたのとは異なる量子化マトリクスQP'[j][i]により逆量子化を行ってDCT係数を逆DCT器203に出力する。逆DCT器203は、このDCT係数を入力し逆DCTを実行して画像データを出力する。セレクタ204では、切替信号221に従って入力aを選択してフレームメモリ205へ出力する。その結果、スクランブルによる歪みのある画像が再生される。
【0052】
次に、スクランブルオフで、且つIP認証結果がOKの場合について記述する。
【0053】
QPC[j][i](=QP[j][i])はセレクタ207の入力aに入力される。ここではセキュリティ制御器210における認証結果がOKのため、セレクタ207は切替信号221に従って入力aを選択してQP[j][i]を逆量子化器202に出力する。逆量子化器202は、このQP[j][i]により逆量子化を行い、DCT係数を逆DCT器203に出力する。逆DCT器203は、このDCT係数を入力し逆DCTを実行して画像データを出力する。またセレクタ204では、認証結果がOKを示す切替信号221に応じて、入力aを選択してフレームメモリ205へ出力する。その結果、正常な画像が再生される。
【0054】
次に、スクランブルオフで、且つIP認証結果がNOの場合について記述する。
【0055】
QPC[j][i](=QP[j][i])は、セレクタ207の入力aに入力されており、セキュリティ制御器210では認証結果がNOのため、セレクタ207、逆量子化器202、逆DCT器203は意味を持たず、切替信号221に応じて、セレクタ204で入力bの黒画像を選択してフレームメモリ205へ出力することになる。その結果、黒画像が再生される。
【0056】
この図2の復号化装置における復号化処理の流れを図6のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
まずステップS11で、可変長復号器201によりハフマンコードを復号し、ステップS12で、この符号化された画像信号がスクランブルオンで符号化されているかどうかをみる。そうであればステップS13に進み、IP認証がOKかどうかを調べ、そうであればステップS14に進み、逆量子化器202において、受信した量子化マトリクスQP’をLUT206で変換した量子化マトリクスQPを使用して逆量子化する。そしてステップS15で、この逆量子化したDCT係数を逆DCTにより元の画像信号に戻し(この場合は正常な画像信号が再生される)、ステップS16で、フレームメモリ205に記憶する。
【0058】
又ステップS13で、IP認証がOKでない時はステップS17に進み、逆量子化器202において、受信した量子化マトリクスQP’を使用して逆量子化してステップS15に進む。この場合は、符号化に使用したのとは異なる量子化マトリクスQP’により逆量子化されるため、スクランブルによる歪みのある画像が再生されることになる。
【0059】
又ステップS12で、スクランブルがオフの場合はステップS18に進み、IP認証がOKかどうかを調べ、そうであればステップS19に進み、受信した量子化マトリクスQPを用いて逆量子化を行う。そしてステップS15に進み、逆DCを実行して、正常な画像信号に復号してフレームメモリ205に格納する。またステップS18で、IP認証がOKでない時はステップS20に進み、セレクタ207により黒画像信号を選択してステップS16に進み、フレームメモリ205にその黒画像信号を格納する。
【0060】
図3は、前述の実施の形態1に係る画像復号化装置における画像の復号化結果を説明する図で、セキュリティ制御器210におけるIP認証器209の認証結果、セレクタ204及びセレクタ207における選択される入力、及び再生画像との関係が示されている。
【0061】
ここではスクランブルON/OFFフラグとIP認証結果との組み合わせにより4種類の状態を持ち、セレクタ204,207それぞれの選択結果から、結果として、3種類(正常、歪みあり、黒画像)の再生画像の状態を生成することが可能である。
【0062】
[実施の形態1の変形例]
前述のLUT106,206は、入出力の対応が1対1であれば良く、本実施の形態1の変換式の代わりにテーブルを用意して実現してもかまわない。
【0063】
また本実施の形態1ではJPEG符号化方式について述べたが、動画像符号化として知られるMotion JPEGへの対応も可能である。
【0064】
また本実施の形態1の各機能をソフトウエアにより実現してもかまわない。
【0065】
また本実施の形態1では、IPをパスワードとしたが、著作権を保護するための情報であればその他のものでもかまわない。またIPを4バイトと固定しているが他のビット長でもかまわない。また復号化装置が復号不可能を示す静止画像の種類を黒画像としているが、これは他の画像でもかまわない。
【0066】
また量子化マトリクスQP[j][i]におけるスクランブル対象をi=3〜63としたが、他の範囲でもかまわない。この範囲を設定することでスクランブルの歪み量を調整することができる。
【0067】
以上説明したように本実施の形態1によれば、スクランブルをビットストリーム全体ではなく、限定された量子化マトリクスQP[j][i]に対して行うことにより、装置の処理の負荷は少なくて済む。
【0068】
またQP[j][i]は量子化のための制御データであり、スクランブルのかかったビットストリームを直接復号すると歪みはブロック内に閉じたものとなる。本実施の形態1の場合、正常な画像よりもブロック歪みやモスキート歪みと言われる量子化歪みを多く発生した画像を再生することになり、結果としてスクランブルを解除できない視聴者は、画像の概観を認識するに留まることになる。
【0069】
またパスワードはコメントデータとして多重化する際、前述のQP[j][i]で用いたLUTのような変換機能を含むことも可能である。この変換機能を多段で組み込むことにより、よりセキュリティ性を高くすることが期待できる。
【0070】
[実施の形態2]
図7は本発明の実施の形態2に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図で、図8はこれに対応する動画像復号化装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態2では、MPEG−4符号化方式において、VOP(Video Object Plane)毎に存在する固定長5ビットの量子化化パラメータに対してスクランブルをかけた場合について説明する。尚、MPEG−4符号化方式の詳細についてはISO/IEC勧告書を参照されたい。
【0071】
尚、図7に示す構成要素のうち、前述の実施の形態1と同様の構成要素については同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。更に局部復号をするために次の構成要素を配置する。
【0072】
図7において、300は逆量子化器で、量子化器102の出力に対し逆量子化を行う。301は逆DCT器で、逆量子化器300の出力に対して逆DCTを行う。302はフレームメモリで、逆DCT器301の局部復号出力を格納する。逆量子化器300、逆DCT器301及びフレームメモリ302は、フレーム間予測符号化のために使用される部分である。303はルックアップテーブル(LUT)で、量子化器102で使用した量子化パラメータQPに対しスクランブルを施したQP’へ変換する。304は減算器で、フレームメモリ302から出力された予測データをフレームメモリ100からの出力から減算する。305は加算器で、フレームメモリ302から出力された予測データを逆DCT器301の出力に加算する。
【0073】
ここで、このLUT303は次式に従って変換を行う。
【0074】
このスクランブルの対象は、この5ビットに対して行い、従ってQP,QP’とも5ビットである。
【0075】
QP’= FFH XOR QP
ここでXORは排他的論理和を示す。
【0076】
尚、本実施の形態2の場合、図8の復号化装置でも同様の変換式となる。
【0077】
以上のように構成された画像符号化装置における動作を次に説明する。
【0078】
この実施の形態2に係る画像符号化装置は、前述の実施の形態1の画像符号化装置をMPEG−4に従う動画像符号化装置としたものであり、逆量子化器300、逆DCT器301、フレームメモリ302、及びLUT106の内容が異なるので、それらの周辺についてのみ説明する。
【0079】
本実施の形態2では、入力画像信号はDCT器101、量子化器102を経て量子化代表値として出力され、可変長符号化器103で符号化されて多重化器104に出力される。この量子化代表値はまた逆量子化器300を経て逆DCT器301により局部的に復号された画像信号としてフレームメモリ302へ格納される。またLUT303は、レート制御器105からの量子化パラメータQPをQP’へ変換する。
【0080】
図9は、本実施の形態2におけるビットストリームの概要構成について示す図である。
【0081】
MPEG−4符号化方式では、符号量の制御はVOP(Video Object Plane)層の5ビットの量子化パラメータvop_quantで行うため、スクランブルの対象はこのvop_quantとなる。IP符号化器108で生成するユーザデータは、32ビットのユーザデータスタートコードに始まり、1ビットのスクランブルON/OFFフラグ、次に4バイトのIPデータという構成をとる。例えばスクランブルオン時にIPデータがテキストコード“ABCD”の場合、スクランブルON/OFFフラグ=1、IP=41H,42H,43H,44H(Hは16進数を表す)となる。また、vop_quantはVOP単位に存在するため、いわゆるフレーム毎にスクランブルの制御が可能である。
【0082】
図8は、本発明の実施の形態2に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図で、図8における構成要素のうち、前述の実施の形態1(図2)と同様の構成要素については同一番号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0083】
500は可変長復号器で、分配器200からの出力を可変長復号する。501は逆量子化器で、量子化パラメータの符号化データQPC[j][i]により可変長復号器500の出力に対して逆量子化を行う。502は逆DCT器で、逆量子化501の出力に対して逆DCTを施す。503はセレクタで、セキュリティ制御器504からの切替信号231に従って、2系統ある可変長復号器、逆量子化器、逆DCT器の組の一方か、又は黒画像から1つを選択する。セキュリティ制御器504は、分配器200からのスクランブルON/OFFフラグ、IP認証器209からの認証結果に基づいて、切替信号231,232を出力してセレクタ207及びセレクタ503を制御する。505はLUTで、QPC(=QP’)をQPに変換する。506はフレームメモリで、フレーム間予測符号化された符号化データの差分データを発生するために使用される。507,508は加算器で、差分データを逆DCT器203、502の出力に対して加算する。
【0084】
図8において、前述の実施の形態1と異なる点は、可変長復号器、逆量子化器、逆DCT器を2系統持つことである。可変長復号器500、逆量子化器501、逆DCT器502の経路は、スクランブルを解除せずにQPを使用する経路であり、一方、可変長復号器201、逆量子化器202、逆DCT器203の経路はスクランブルを解除したQPを使用する経路である。
【0085】
次に図8における画像復号化装置の動作について説明する。
【0086】
まずスクランブルオン、且つIP認証結果がOKの場合について記述する。
【0087】
この場合、図7のセレクタ107はLUT303の出力(QP’)を選択して出力する。そして逆変換特性を持つLUT505は、QPC(=QP’)を変換してQPを出力する。この場合、セレクタ207は入力aにQP’を、入力bにQPを入力することになる。そしてセキュリティ制御器504では認証結果がOKであるため、切替信号232により、セレクタ207により入力bのQPを選択させる。これにより逆量子化器202は、符号化装置で使用されたのと同じ量子化マトリクスQPを使用して逆量子化を行ってDCT係数を出力する。逆DCT器203は、このDCT係数を入力して画像データを出力する。この際、セレクタ503は、セキュリティ制御器504からの切替信号231により入力cを選択して出力する。その結果、正常な画像が再生される。
【0088】
次にスクランブルオン、且つIP認証結果がNOの場合について記述する。
【0089】
この場合、図7の符号化装置の出力は前述の場合と同様であるが、スクランブルオンのため、セキュリティ制御器504からの切替信号232により、セレクタ207は入力bのQPを選択する。こうして逆量子化器202は、符号化で使用された量子化マトリクスQPを用いて逆量子化を行ってDCT係数を出力する。そして逆DCT器203は、このDCT係数を入力して正常に復号された画像データを出力する。
【0090】
また、分配器200から出力された画像データは、可変長復号器500、逆量子化器501、逆DCT器502により復号化されている。逆量子化器501では、符号化で使用されたのとは異なる量子化マトリクスQP’を用いて逆量子化を行っているので、逆DCT器502より出力される画像データにより、スクランブルによる歪みのある画像が再生される。
【0091】
セレクタ503はセキュリティ制御器504からの切替信号231により入力bを選択して出力するように設定されている。従って、スクランブルによる歪みのある画像が再生されることになる。
【0092】
次にスクランブルオフ、且つIP認証結果がOKの場合について記述する。
【0093】
セキュリティ制御器504からは認証結果がOKのため、切替信号232によりセレクタ207は入力a(QP)を選択して逆量子化器202に出力する。この逆量子化器202は、符号化の際の量子化マトリクスと同じQPにより逆量子化を行ってDCT係数を出力し、このDCT係数は逆DCT器203で変換されて、正常な画像信号が出力される。この際、セレクタ503はセキュリティ制御器504からの切替信号231により、入力bもしくは入力cを選択して出力するように設定されている。その結果、正常な画像が再生されることになる。
【0094】
次に、スクランブルオフで、且つIP認証結果がNOの場合について説明する。
【0095】
セキュリティ制御器504では認証結果がNOのため、セレクタ503はセキュリティ制御器504からの切替信号231により入力aの黒画像を選択して出力することになる。その結果、黒画像が再生される。
【0096】
図10は、この実施の形態2に係る画像復号化装置におけるセキュリティ制御器504、セレクタ207、セレクタ503の選択状態、及び再生画像との関係を説明する図である。
【0097】
尚、この実施の形態2に係る符号化処理及び復号化処理のフローチャートは、前述の実施の形態1と実質的に同様であるので、それらの説明を省略する。
【0098】
このように本実施の形態2によれば、スクランブルON/OFFフラグとIP認証結果により、セレクタ207、セレクタ503を制御し、その結果、3種類の再生画像の状態を生成することが可能である。
【0099】
[実施の形態2の変形例]
LUT303,505では、入出力の対応が1対1であれば良く、本実施の形態2の変換式の代わりにテーブルを用いて実現してもかまわない。また本実施の形態2の各機能をソフトウエアにより実現してもかまわない。
【0100】
以上説明したように本実施の形態2によれば、スクランブルをビットストリーム全体ではなく、限定されたQPに対して行うことにより、装置の処理の負荷は少なくて済む。
【0101】
またQPは量子化の制御データであり、スクランブルのかかったビットストリームを直接復号すると歪みはブロック内に閉じたものとなる。
【0102】
本実施の形態2の場合、正常な画像よりもブロック歪みやモスキート歪みと言われる量子化歪みを多く発生した画像を再生することになり、その結果、スクランブルを解除できない視聴者は、画像の概観を認識するに留まることになる。
【0103】
またパスワードはユーザデータとして多重する際、前述のQPで用いたLUTのような変換機能を含むことも可能である。このような変換機能を多段で組み込むことでより、よりセキュリティ性が高くなることが期待できる。
【0104】
またこれらの2系統に対し局部復号画像を格納するフレームメモリ506を可変長復号器201、逆量子化器202、逆DCT器203用として備えることにより、フレームメモリ205には正常な復号画像が格納されるため、可変長復号器201、逆量子化器202、逆DCT器203の経路から生成されるスクランブルによる歪みがフレーム毎に蓄積するのを防止することができる。
【0105】
[実施の形態3]
図11は、本発明の実施の形態3に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図、図12はこれに対応する動画像復号装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態3では、MPEG−4符号化方式において、DCT係数の符号化データであるハフマンコードの符号ビットを反転することでスクランブルをかける場合について説明する。
【0106】
まず図11に示す動画像符号化装置について説明する。この図11における構成要素のうち、前述の実施の形態1,2と同様の構成要素については同一番号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0107】
600は符号反転器で、可変長符号化器103からのハフマンコードを入力して符号反転する。MPEG−4におけるハフマンコードの符号ビットは、ビット列末尾の1ビットであり、正の場合は“0”、負の場合は“1”である。よって、この符号ビットを反転することが符号反転器600の処理となる。尚、DCT係数のブロック内をジグザグスキャン順序で連続した列をDCT[i](i=0〜63)とした場合、反転するハフマンコードは、i=3〜63とする。
【0108】
601はセレクタで、外部から入力するスクランブルON/OFFフラグに応じて、可変長符号化器103からの出力と、符号反転器600の出力のいずれか一方を選択して多重化器602に出力している。多重化器602は、セレクタ601から出力されたハフマンコード、外部から入力されるスクランブルON/OFFフラグ、及びIP符号化器108から出力されるIP符号化データをユーザデータとして多重化してビットストリームとして出力する。
【0109】
このような画像符号化装置における画像符号化装置の動作を次に説明する。
【0110】
この図に示した実施の形態3の画像符号化装置は、前述の実施の形態2の動画像符号化装置でのスクランブルの対象QPをハフマンコードの符号ビットへ置き換えたものであるので、可変長符号化以降の周辺動作について説明する。
【0111】
本実施の形態3では、可変長符号化器103から出力されたハフマンコードに対し、同時に符号反転器600により、その符号ビットが反転されたハフマンコードを生成する。この可変長符号化器103の出力と符号反転器600の出力のいずれかが、スクランブルON/OFFフラグに応じて、セレクタ601で選択され、多重化器602へ入力される。
【0112】
次に図12に示す画像復号装置について説明する。
【0113】
図12は、本発明の実施の形態3に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図である。この装置は図8と同様に、可変長復号器、逆量子化器、逆DCT器からなる組を2系統持つ。また図12における前述の実施の形態1及び2と同様の構成要素については同一番号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0114】
700は分配器で、入力したビットストリームからDCT係数を符号化したハフマンコード、ユーザデータとして多重化されたスクランブルON/OFFフラグ、及びIP符号化コードを分配する。701はセレクタで、後述するセキュリティ制御器504からの切替信号242により、分配器700の出力もしくは符号反転器600の出力のいずれかを選択する。入力ビットストリームは分配器700によりハフマンコード、スクランブルON/OFFフラグ、及びIP符号化コードに分配される。符号反転器600は、ハフマンコードを入力して符号反転したハフマンコードを出力する。以降では正常なハフマンコードを正常符号、符号反転したハフマンコードを反転符号と称す。
【0115】
まずスクランブルオン、且つIP認証結果がOKの場合について記述する。
【0116】
セレクタ701は入力aに反転符号、入力bに正常符号を入力する。そしてセキュリティ制御器504では認証結果がOKであるため、切替信号242によりセレクタ701により、入力bの正常符号を選択させる。こうして正常なハフマンコードは可変長復号器201で復号され、逆量子化器202で逆量子化されてDCT係数を出力する。そして逆DCT器203は、このDCT係数を入力して正常な画像データを出力する。この際、セレクタ503は、セキュリティ制御器504からの切替信号241により入力cを選択するように指示されているので、正常な画像信号が再生されることになる。
【0117】
次にスクランブルオン、且つIP認証結果がNOの場合について記述する。
【0118】
この場合、スクランブルオンのため、セキュリティ制御器504からの切替信号242により、セレクタ701はbの符号が元に戻された正常なコードを選択する。可変長復号器201、逆量子化器202、逆DCT器203は符号反転したコードを入力し、正常に復号された画像データを出力する。
【0119】
また分配器700から出力された画像データは、可変長復号器500、逆量子化器501、逆DCT器502により復号化されている。ここでは、反転(スクランブル)された符号化データにより復号化を行っているので、逆DCT器502より出力される画像データにより、スクランブルによる歪みのある画像が再生される。
【0120】
セレクタ503はセキュリティ制御器504からの切替信号241により、入力bを選択して出力するように設定されている。従って、スクランブルによる歪みのある画像が再生されることになる。
【0121】
次に、スクランブルオフで、且つIP認証結果がOKの場合について記述する。
【0122】
この場合はセキュリティ制御器504で認証結果がOKであるため、切替信号242により、セレクタ701は入力aを選択して正常符号を可変長復号器201により復号する。こうして復号されたデータは逆量子化器202により逆量子化されてDCT係数が出力される。逆DCT器203は、このDCT係数を入力し正常な画像データを出力する。この際、セレクタ503はセキュリティ制御器504からの切替信号241により、入力bもしくはcを選択して出力する様に設定されている。その結果、正常な画像を再生することになる。
【0123】
次にスクランブルオフ、且つIP認証結果がNOの場合について記述する。
【0124】
この場合、セキュリティ制御器210では認証結果がNOのため、切替信号241により、セレクタ503は入力aの黒画像を選択して出力することになる。その結果、この場合には黒画像が再生される。
【0125】
図13は本発明の実施の形態3に係る画像符号化装置におけるハフマン符号化した符号の処理方法を説明するフローチャートで、図11のセレクタ601の処理に相当している。
【0126】
ここではまずステップS31でスクランブルON/OFFフラグがオンかどうかを調べ、オンであればステップS32に進み、ハフマン符号の符号ビットを反転して出力する。
【0127】
図14は、この実施の形態3に係る画像復号化装置における処理を示すフローチャートである。
【0128】
まずステップS41で、入力ビットストリームに含まれるスクランブルON/OFFフラグがオンかどうかを調べ、オンであればステップS42に進み、IP認証がOKかどうかをみる。IP認証がOKであればステップS43に進み、符号反転器600により符号反転されたコードを入力し、ステップS44で、そのコードを可変長復号器201、逆量子化器202及び逆DCT器203により復号する。これにより正常な画像が再生される。
【0129】
又ステップS42でIP認証がOKでないときは直接ステップS44に進み、符号ビットが反転されたハフマン符号を基に復号処理を行って、スクランブル歪みのある画像を再生する。
【0130】
またステップS41で、スクランブルON/OFFフラグがオフであればステップS45に進み、IP認証がOKかどうかをみる。IP認証がOKであればステップS44に進み、元々符号反転されていないハフマンコードを入力し、ステップS44で、そのコードを可変長復号器201、逆量子化器202及び逆DCT器203により復号する。これにより正常な画像が再生される。
【0131】
又ステップS45でIP認証がOKでないときはステップS46に進み、セレクタ503の入力aを選択し、黒画像を再生する。
【0132】
[実施の形態3のその他の構成]
本実施の形態3の各機能をソフトウエアにより実現してもかまわない。
【0133】
またハフマンコードのスクランブル対象を前述のようにi=3〜63としたが、他の範囲でもかまわない。この範囲を設定することでスクランブルの歪みを調整することができる。
【0134】
以上のように本実施の形態3によれば、スクランブルをビットストリーム全体ではなくハフマンコードの符号ビットに対して行うことで、装置の処理の負荷は少なくて済む。
【0135】
またハフマンコードは、ブロック毎に符号反転されるため、スクランブルのかかったビットストリームを直接復号すると歪みはブロック内に閉じたものとなる。
【0136】
また本実施の形態3の場合、正常な画像よりもブロック歪みやモスキート歪みと言われる量子化歪みを多く発生した画像を再生することになり、その結果、スクランブルを解除できない視聴者は、画像の概観を認識するに留まることになる。
【0137】
またこれらの2つの系統に対し局部復号画像を格納するフレームメモリ205を可変長復号器201、逆量子化器202、逆DCT器203用として持つことで、フレームメモリ205には正常な復号画像が格納されるため、可変長復号器201、逆量子化器202、逆DCT器203の経路から生成されるスクランブルによる歪みがフレーム毎に蓄積していくことを防止することができる。
【0138】
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0139】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0140】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0141】
以上説明したように本実施の形態によれば、ビットストリームの一部の限定された制御データに対してスクランブルを行うため、符号化データ全体を対象とするよりもその処理の負荷は少なくて済む。また復号画像は完全に停止することなく再生を続けることになり、その歪みはブロック内に閉じたものとなるため、スクランブルを解除できない視聴者は画像の概観を認識するという状態を作ることが可能となる。
【0142】
また本実施の形態によれば、ストリーム内にIP符号化データ、及び著作権を保護するフレームのフラグを設けることにより、所望の画像の一部に対してコンテンツ提供者の著作権を守ることが可能となる。
【0143】
更にビットストリーム内のスクランブルON/OFFフラグ及びIPの組み合わせにより、正常再生画像、及びスクランブルによる歪みのある画像を再生することが可能となる。
【0144】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、正規の視聴権利を有するか否かの認証結果とスクランブルの有無との組合せにより、おおよその概観を認識できる程度の画像を含めた3種類の画像(正常、スクランブル画像、復号不可能を示す静止画像)を再生できるという効果がある。
【0145】
また本発明によれば、正規の視聴権利を有さない視聴者の装置においても、大まかな画像内容が把握できる符号化された画像信号を再生できるという効果がある。
【0146】
また本発明によれば、正規の視聴権利を有さない視聴者の装置においても、大まかな画像内容が把握できる程度に、符号化された画像信号を復号して再生できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態1に係るセキュリティ制御器の入出力と再生画像の関係を示す図である。
【図4】本実施の形態1に係るビットストリームの構成を説明するための図である。
【図5】本実施の形態1に係る画像符号化装置における符号化処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態1に係る画像復号化装置における復号化処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るビットストリームの構成を説明するための図である。
【図10】本実施の形態2に係るセキュリティ制御器の入出力と再生画像の関係を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本実施の形態3に係る画像符号化装置における処理を示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態3に係る画像復号化装置における復号化処理を示すフローチャートである。
Claims (9)
- 符号化された画像信号を復号する画像処理装置であって、
認証データを入力する認証データ入力手段と、
前記認証データ入力手段により入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定手段と、
符号化された画像信号を正常に復号するための第一の符号化パラメータ、または前記符号化された画像信号を画質が劣化した画像として復号するための第二の符号化パラメータを取得する取得手段と、
符号化された画像信号を前記第一の符号化パラメータもしくは第二の符号化パラメータのいずれかに従ってブロック単位で復号化する復号化手段と、
前記判定手段による判定結果が一致である場合は、前記第一の符号化パラメータに従って復号化された画像を選択し、前記判定手段による判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合は、前記第二の符号化パラメータに従って復号化された画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 更に、前記第二の符号化パラメータを変換し、前記第一の符号化パラメータを生成する変換手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第一の符号化パラメータは、前記第二の符号化パラメータを排他的論理和演算することにより変換されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記復号化手段は、
前記符号化された画像信号を可変長復号化する可変長復号化手段と、
前記可変長復号化手段により復号されたデータを前記パラメータ変換手段から出力される前記符号化パラメータに従って逆量子化する逆量子化手段と、
前記逆量子化手段により逆量子化された結果を逆DCTする逆DCT手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - スクランブルの有無に応じて反転された符号を含む符号化された画像信号を復号する画像処理装置であって、
認証データを入力する認証データ入力手段と、
前記認証データ入力手段により入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定手段と、
前記符号化された画像信号の符号を反転する反転手段と、
前記符号化された画像信号もしくは前記反転手段によって符号が反転された前記画像信号のいずれかを復号化する復号化手段と、
前記判定手段による判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合には、前記反転手段によって符号が反転された前記画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合、もしくは、前記判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっていない場合には、前記符号化された画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記復号化手段は、
前記符号化された画像信号を可変長復号化する可変長復号化手段と、
前記可変長復号化手段により復号されたデータを逆量子化する逆量子化手段と、
前記逆量子化手段により逆量子化された結果を逆DCTする逆DCT手段と、を有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 符号化された画像信号を復号する画像処理方法であって、
認証データを入力する認証データ入力工程と、
前記認証データ入力工程で入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定工程と、
符号化された画像信号を正常に復号するための第一の符号化パラメータ、または前記符号化された画像信号を画質が劣化した画像として復号するための第二の符号化パラメータを取得する取得工程と、
符号化された画像信号を前記第一の符号化パラメータもしくは第二の符号化パラメータのいずれかに従ってブロック単位で復号化する復号化工程と、
前記判定工程による判定結果が一致である場合には、前記第一の符号化パラメータ(QP)に従って復号化された画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合には、前記第二の符号化パラメータに従って復号化された画像を選択し、前記判定結果が不一致でありかつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - スクランブルの有無に応じて反転された符号を含む符号化された画像信号を復号する画像処理方法であって、
認証データを入力する認証データ入力工程と、
前記認証データ入力工程で入力された前記認証データと、前記画像信号とともに入力される認証データとの整合を判定する判定工程と、
前記符号化された画像信号の符号を反転する反転工程と、
前記符号化された画像信号もしくは前記反転工程で符号が反転された前記画像信号のいずれかを復号化する復号化工程と、
前記判定工程による判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合には、前記反転工程によって符号が反転された前記画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっている場合、もしくは、前記判定結果が一致で、かつ前記画像信号にスクランブル処理が掛かっていない場合には、前記符号化された画像信号を復号化した画像を選択し、前記判定結果が不一致で、かつ前記画像信号にスクランブルが掛かっていない場合には、復号不可能を示す静止画像を選択する選択工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項7又は8に記載の画像処理方法を、コンピュータに実行させる制御プログラムを記憶した、コンピュータにより読取り可能な記憶媒体。
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