JPH08195255A - 多極コネクタ - Google Patents

多極コネクタ

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JPH08195255A
JPH08195255A JP7006627A JP662795A JPH08195255A JP H08195255 A JPH08195255 A JP H08195255A JP 7006627 A JP7006627 A JP 7006627A JP 662795 A JP662795 A JP 662795A JP H08195255 A JPH08195255 A JP H08195255A
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JP
Japan
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connector
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male
female
insertion force
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JP7006627A
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Inventor
Susumu Hashimoto
進 橋本
Eiji Yamatani
栄次 山谷
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Marelli Corp
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Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 数多くの端子を有する場合にも、最大必要挿
入力を低く抑えることができる多極コネクタを提供す
る。 【構成】 絶縁ハウジング11内に複数の雄端子13を
収容した雄コネクタM2、および、絶縁ハウジング1内
に複数の雌端子3を収容した雌コネクタF2からなり、
雄コネクタM2を雌コネクタF2に挿入して両端子1
3、3を接触させるようにした多極コネクタT2におい
て、両コネクタM2、F2のいずれか一方のコネクタの
複数の端子13、3を、両コネクタM2、F2の挿入方
向に位置ずれした複数段の端子群に分けて絶縁ハウジン
グ11、1に収容し、雄コネクタM2の挿入力P6が、
雄コネクタM2を雌コネクタF2に挿入したときに最初
に相手の端子13と接触する端子群の最大挿入力P4を
越えないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の端子を有する
多極コネクタに関し、特に、雄コネクタと雌コネクタと
の挿入力を低く抑える多極コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数の端子を有する多極コネクタにおい
ては、一度に複数の雄端子を雌端子に挿入しようとする
と、大きな挿入力が必要とされ、その作業に力を要する
ばかりでなく、力の限界から端子数が制約されることと
なる。
【0003】このため、この挿入力をなるべく低く抑え
るものとして、例えば、実開昭62−65784号公報
に記載されているような多極コネクタT1が知られてい
る(図7参照)。
【0004】この多極コネクタT1は、雌コネクタF1
と雄コネクタM1とから構成されている。
【0005】雌コネクタF1は、雌コネクタハウジング
31に、2つの端子収容室31aが形成され、この端子
収容室31a内に雄端子32、33が配設されているも
のである。
【0006】この雄端子32、33の配設位置は、第1
雄端子32の先端部32aが、図示のように、第2雄端
子33の先端部33aよりもずらし量L1だけ前出する
ように設定されている。
【0007】また、雄コネクタM1は、雄コネクタハウ
ジング41に、2つの端子収容室41aが形成され、こ
の端子収容室41a内に雌端子42、43が配設されて
いるものである。
【0008】この雌端子42、43の先端部42a、4
3aは、雄端子32、33が挿入されるように筒状に形
成され、さらに、挿入された雄端子32、33を係止す
るための湾曲部42b、43bが形成されている。ま
た、この雌端子42、43は、雄端子32、33の挿入
方向に対して同位置に配設されている。
【0009】そして、雄コネクタM1と雌コネクタF1
とを接続する場合には、初めに第1雄端子32の先端部
32aに、第1雌端子42の先端部42aが接触する。
このときの雄コネクタM1の挿入力は、図8中曲線S1
で示すように、挿入ストロークに比例して増加し、先端
部32aが湾曲部42bに達した時点で、ピーク値P1
となり、その後低下して、一定挿入力N1となる。
【0010】一方、第2雄端子33の先端部33aは、
ずらし量L1だけ遅れて第2雌端子43の先端部43a
に挿入される。このときの挿入力も、第2雄端子33だ
けをとって考えると、曲線S1と同一の曲線S2で表わ
されるように変化する。
【0011】そして、第1雄端子32と第2雄端子33
とを挿入してゆくのに必要な総挿入力は、曲線S3で示
すように変化し、そのピーク値(最大必要挿入力)P3
は、2つのピーク値P1、P2を足した値よりも、低く
なるようになっている。
【0012】すなわち、この多極コネクタT1は、雄端
子32、33の挿入位置(挿入ストローク)をずらすこ
とによって、総挿入力のピーク値P3を低く抑えるもの
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
多極コネクタT1に対して、数多くの雄、雌端子を配設
しようとした場合、図8から明らかなように、総挿入力
のピーク値P3が、階段状に上昇してゆくため、端子数
がさほど多くなくても、大きな挿入力が必要とされ、端
子数が制限されるという問題がある。
【0014】そこでこの発明は、数多くの端子を有する
場合にも、最大必要挿入力を低く抑えることができる多
極コネクタを提供することを課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題に着目してなされたもので、請求項1に記載の発明
は、絶縁ハウジング内に複数の端子を収容した雄コネク
タ、および、絶縁ハウジング内に複数の相手端子を収容
した雌コネクタからなり、前記雄コネクタを前記雌コネ
クタに挿入して前記両端子を接触させるようにした多極
コネクタにおいて、前記両コネクタのいずれか一方のコ
ネクタの複数の端子を、前記両コネクタの挿入方向に位
置ずれした複数段の端子群に分けて当該絶縁ハウジング
に収容し、前記雄コネクタの挿入力が、前記雄コネクタ
を前記雌コネクタに挿入したときに最初に相手の端子と
接触する端子群の最大挿入力を越えないようにしたこと
を特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記両コネクタ
のいずれか一方のコネクタの複数の端子を、前記両コネ
クタの挿入方向に2位置に位置ずれした2段の端子群に
分けて当該絶縁ハウジングに収容したことを特徴とす
る。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記両コネクタ
のいずれか一方のコネクタの複数の端子を、前記両コネ
クタの挿入方向に3位置に位置ずれした3段の端子群に
分けて当該絶縁ハウジングに収容したことを特徴とす
る。
【0018】請求項4に記載の発明は、絶縁ハウジング
内に複数の端子を収容した雄コネクタ、および、絶縁ハ
ウジング内に複数の相手端子を収容した雌コネクタから
なり、前記雄コネクタを前記雌コネクタに挿入して前記
両端子を接触させるようにした多極コネクタにおいて、
前記両コネクタのいずれか一方のコネクタの複数の端子
を、前記両コネクタの挿入方向に位置ずれした複数段の
端子群に分けて当該絶縁ハウジングに収容し、前記複数
段の端子群の位置ずれ量を、前記雄コネクタを前記雌コ
ネクタに挿入したときに最初に相手の端子と接触したと
きから当該端子群に基づく挿入力が最大となる最大挿入
力を発生する挿入ストロークよりも大きくしたことを特
徴とする。
【0019】
【作用】この発明によれば、絶縁ハウジング内に複数の
端子を収容した雄コネクタ、および、絶縁ハウジング内
に複数の相手端子を収容した雌コネクタからなり、前記
雄コネクタを前記雌コネクタに挿入して前記両端子を接
触させるようにした多極コネクタにおいて、前記両コネ
クタのいずれか一方のコネクタの複数の端子を、前記両
コネクタの挿入方向に位置ずれした複数段の端子群に分
けて当該絶縁ハウジングに収容し、前記雄コネクタの挿
入力が、前記雄コネクタを前記雌コネクタに挿入したと
きに最初に相手の端子と接触する端子群の最大挿入力を
越えないようにしたので、前記雄コネクタを前記雌コネ
クタに挿入する際に必要な前記雄コネクタの挿入力は、
前記最大挿入力を越えないように常に維持される。従っ
て、前記雄コネクタが最初に相手の端子と接触する端子
群以外の端子を多数収容していても、前記雄コネクタを
前記雌コネクタに挿入する作業がきわめて円滑に行える
こととなる。
【0020】また、前記最大挿入力から割り出される次
の端子群、すなわち前記雄コネクタを前記雌コネクタに
挿入したときに最初に相手の端子と接触する端子群の次
に前記雌コネクタの相手端子と接触する端子群の数を決
めることによって、前記最大挿入力を許容値に抑えたう
えで、数多くの端子を雄雌コネクタに収容することがで
きることとなる。
【0021】さらに、雄雌コネクタに収容される端子数
を同じくする多極コネクタにおいては、従来の多極コネ
クタと比較して、雄コネクタの挿入力、すなわち、その
最大挿入力を低く設定でき、その挿入作業がきわめて円
滑、かつ容易に行えることとなる。
【0022】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0023】図1から図6は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0024】この実施例における多極コネクタT2は、
図1に示すように、雄コネクタM2と雌コネクタF2と
から構成されている。
【0025】雌コネクタF2は、雌コネクタハウジング
1に、複数の雌端子3が配設されているものである。
【0026】雌コネクタハウジング1は、図1(a)お
よび図2に示すように、ほぼ矩形のキャップ状を呈し、
その下端部1aには、回路基板2が取り付けられてい
る。また、雄コネクタハウジング1の凹部1b内面に沿
うようにして、帯板状の雌端子3が複数個、互いに平行
に取り付けられ、その先端部3aは、図2に示すよう
に、回路基板2から下方に突出していて、この回路基板
2から突出した先端部3aは、回路基板2の回路導体2
aに半田3bによって接続されている。
【0027】雄コネクタM2は、雄コネクタハウジング
11に、複数の雄端子13が配設されているものであ
る。
【0028】雄コネクタハウジング11は、図4に示す
ように、基底部11aと、この基底部11aから立ち上
げられた突出部11bとを有し、この突出部11bに複
数の雄端子13が取り付けられている。
【0029】これらの雄端子13は、雄コネクタハウジ
ング11の中央部に位置する第2雄端子群15と、その
他の雄端子13からなる第1雄端子群14とにグループ
分けされている。
【0030】これらの雄端子13には、全て同一のもの
が使用されており、図3に示すように、雄コネクタハウ
ジング11内の第1、第2ケースランス16、17によ
って固定されている。第1ケースランス16は、第2ケ
ースランス17よりもずらし量L2だけ前出しており、
これによって、第1雄端子群14の接触端部13aが、
第2雄端子群15の接触端部13aよりもずらし量L2
だけ前出するようになっている(図1(b)参照)。
【0031】ここで、第1雄端子群14の雄端子13の
数、および、第2雄端子群15の雄端子13の数は、次
の手順により設定される。
【0032】すなわち、雄コネクタM2を雌コネクタF
2に挿入すると、第1雄端子群14の雄端子13の接触
端部13aが、図5に示すように、まず初めに雌コネク
タF2の雌端子3に接触し、引き続く雄コネクタM2の
挿入によって、その挿入ストロークが、図6中ずらし量
L2に達した時点で第2雄端子15の雄端子13も雌コ
ネクタF2の雌端子3に接触することとなる。
【0033】そこで、第1雄端子群14の雄端子13の
接触端部13aが雌コネクタF2の雌端子3に接触し、
このときの雄コネクタM2の挿入力は、図6中曲線S4
で示すように、第1雄端子群14の雄端子13の接触端
部13aが雌コネクタF2の雌端子3に接触したときか
ら挿入ストロークに比例して増加し、雄コネクタM2の
挿入ストロークが行程X1に達した時点で、ピーク値で
ある第1最大挿入力P4となり、その後低下して、一定
挿入力(第1摺動力)N4となる。
【0034】従って、この第1最大挿入力P4が、許容
される設定値(例えば、人が通常難なく出すことができ
る力)内に納まるように、第1雄端子群14の雄端子1
3の数を設定してある。
【0035】また、第2雄端子群15の雄端子13の数
は、次の手順により設定されている。
【0036】すなわち、第2雄端子群15の雄端子13
の接触端部13aが雌コネクタF2の雌端子3に接触
し、このときの第2雄端子群15だけの雄コネクタM2
の挿入力は、図6中曲線S5で示され、雄コネクタM2
の挿入ストロークが行程X3に達した時点で、ピーク値
である第2最大挿入力P5となり、その後低下して、一
定挿入力N5となる。
【0037】従って、この第2最大挿入力P5は、第1
雄端子群14の雄端子13の接触端部13aが、雌コネ
クタF2の雌端子3に接触することにより発生する第1
最大挿入力P4から、その後の一定挿入力N4を差し引
いた挿入力差Y1内に納まるように、第2雄端子群15
の雄端子13の数を設定してある。
【0038】また、前記ずらし量L2についても、図6
中の曲線S4で示す挿入力に曲線S5で示す挿入力を加
算した曲線S6で示す総挿入力の最大必要挿入力P6
が、第1最大挿入力P4を越えない量(同等以下)にな
るように、設定するものである。
【0039】すなわち、第1雄端子群14の雄端子13
の接触端部13aが、雌コネクタF2の雌端子3に接触
することにより発生する雄コネクタM2の第1最大挿入
力P4を曲線S6で示す総挿入力の最大必要挿入力P6
が越えない量に、ずらし量L2の値が決定されている。
【0040】なお、図中符合12は、雄コネクタM2が
取り付けられる自動車のインストルメントパネルであ
り、雄コネクタM2は、図1(b)において、前後左右
に微小変位可能にインストルメントパネル12に取り付
けられており、図示省略のメータハウジングの裏面に雌
コネクタF2が配設されていて、このメータハウジング
をインストルメントパネル12に装着すると、雄コネク
タM2が雌コネクタF2に接続するものである。
【0041】次に、このような構成からなる多極コネク
タT2の作用について、説明する。
【0042】図示省略のメータハウジングをインストル
メントパネル12に装着することにより、雄コネクタM
2が雌コネクタF2に接続すると、まず初めに、第1雄
端子群14の雄端子13の接触端部13aが、雌コネク
タF2の雌端子3に接触し、このときから雄コネクタM
2の挿入力は、図6中曲線S4で示すように、挿入スト
ロークが行程X1に達した時点で、ピーク値である第1
最大挿入力P4となり、その後低下して、一定挿入力
(第1摺動力)N4となる。
【0043】第2雄端子群15の雄端子13の接触端部
13aが、ずらし量L2だけ遅れて雌コネクタF2の雌
端子3に接触し、このときの第2雄端子群15だけにつ
いての雄コネクタM2の挿入力は、曲線S4と同様な図
6中曲線S5で示される。
【0044】ここで、図6に示すように、第1最大挿入
力P4が生じる挿入位置(挿入ストローク)を行程X
1、第1摺動力N4が開始される挿入位置を行程X2と
し、第2雄端子群15の第2最大挿入力P5が生じる挿
入位置を行程X3とする。また、第1最大挿入力P4と
第1摺動力N4と差を挿入力差Y1とすると、これらの
関係は、次のようになる。
【0045】行程X1 ≦ ずらし量L2 行程X2 ≦ 行程X3 挿入力差Y1 ≧ 第2最大挿入力P5 この結果、第1雄端子群14と第2雄端子群15とを挿
入してゆくのに必要な雄コネクタM2の挿入力は、曲線
S6で示すように変化し、そのピーク値(最大必要挿入
力)P6は、第1最大挿入力P4と同等以下となる。
【0046】すなわち、この多極コネクタT2では、コ
ネクタM2の挿入力を第1最大挿入力P4に近い状態を
全体として維持することによって、最大必要挿入力P6
を低く抑えているものである。
【0047】このように、予め設定された許容値である
第1最大挿入力P4に近い状態を全体として維持するこ
とによって、最大必要挿入力P6を低く抑えているた
め、同じ数の端子を有する従来のような多極コネクタT
1と比べて、第1最大挿入力P4すなわち最大必要挿入
力P6を低く設定することができる。逆に、最大必要挿
入力P6を同値に設定した場合には、従来の多極コネク
タT1と比べて、より多くの端子を配設することができ
ることになる。
【0048】上記実施例では、多極コネクタT2につい
ては、接触端部13aを有する雄端子13を収容したコ
ネクタM2と、回路基板2から延びる雌端子3を有する
雌コネクタF2となるものが説明されているが、図7に
示す従来例のような雄端子32、33、雌端子42、4
3についても適用でき、従って端子の形状は、上記実施
例のものに限定されないことは明かである。
【0049】また、上記実施例では、コネクタM2に収
容される雄端子13について第1雄端子群14と、第2
雄端子群15とに分け、この両者間にずらし量を設けた
ものが説明されているが、これとは逆に、雌コネクタF
2に雌端子3について雄端子13の挿入方向にずらし量
を設けた複数の雌端子群に分けた場合についても、同等
の効果が得られることは言うまでもない。
【0050】さらに、上記実施例では、コネクタM2に
収容される雄端子13について第1雄端子群14と、第
2雄端子群15と2段に分け、この両者間にずらし量を
設けたものが説明されているが、雄端子13を3段以上
に分け、それらの間にずらし量を設けたものであっても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、絶縁ハウジング内に複数の端子を収容した雄コネ
クタ、および、絶縁ハウジング内に複数の相手端子を収
容した雌コネクタからなり、前記雄コネクタを前記雌コ
ネクタに挿入して前記両端子を接触させるようにした多
極コネクタにおいて、前記両コネクタのいずれか一方の
コネクタの複数の端子を、前記両コネクタの挿入方向に
位置ずれした複数段の端子群に分けて当該絶縁ハウジン
グに収容し、前記雄コネクタの挿入力が、前記雄コネク
タを前記雌コネクタに挿入したときに最初に相手の端子
と接触する端子群の最大挿入力を越えないようにしたの
で、前記雄コネクタを前記雌コネクタに挿入する際に必
要な前記雄コネクタの挿入力は、前記最大挿入力を越え
ないように常に維持される。従って、前記雄コネクタが
最初に相手の端子と接触する端子群以外の端子を多数収
容していても、前記雄コネクタを前記雌コネクタに挿入
する作業がきわめて円滑に行えることとなる。
【0052】また、前記最大挿入力から割り出される次
の端子群、すなわち前記雄コネクタを前記雌コネクタに
挿入したときに最初に相手の端子と接触する端子群の次
に前記雌コネクタの相手端子と接触する端子群の数を決
めることによって、前記最大挿入力を許容値に抑えたう
えで、数多くの端子を雄雌コネクタに収容することがで
きることとなる。
【0053】さらに、雄雌コネクタに収容される端子数
を同じくする多極コネクタにおいては、従来の多極コネ
クタと比較して、雄コネクタの挿入力、すなわち、その
最大挿入力を低く設定でき、その挿入作業がきわめて円
滑、かつ容易に行えることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における多極コネクタを示
し、(a)は、雌コネクタの断面図であり、(b)は、
雄コネクタの正面図である。
【図2】同一実施例における雌コネクタの断面を示し、
図1(a)中のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同一実施例における雄コネクタの断面を示し、
(a)は、図1(b)中のB−B線に沿う断面図であ
り、(b)は、図1(b)中のC−C線に沿う断面図で
ある。
【図4】同一実施例における雄コネクタを示す一部切欠
斜視図である。
【図5】同一実施例において、雄コネクタを雌コネクタ
に挿入した状態を示す断面図である。
【図6】同一実施例において、雌コネクタに対する雄コ
ネクタの挿入力と挿入ストロークとの関係を示す図面で
ある。
【図7】従来例における多極コネクタの断面を示し、
(a)は、雌コネクタの断面図であり、(b)は、雄コ
ネクタの断面図である。
【図8】同従来例において、雌コネクタに対する雄コネ
クタの挿入力と挿入ストロークとの関係を示す図面であ
る。
【符号の説明】
1 雌コネクタハウジング 3 雌端子 11 雄コネクタハウジング 13 雄端子 14 第1雄端子群 15 第2雄端子群 P4 第1最大挿入力 P5 第2最大挿入力 P6 最大必要挿入力 N4 第1摺動力 Y1 挿入力差 L2 ずらし量 T2 多極コネクタ M2 雄コネクタ F2 雌コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ハウジング内に複数の端子を収容し
    た雄コネクタ、および、絶縁ハウジング内に複数の相手
    端子を収容した雌コネクタからなり、前記雄コネクタを
    前記雌コネクタに挿入して前記両端子を接触させるよう
    にした多極コネクタにおいて、 前記両コネクタのいずれか一方のコネクタの複数の端子
    を、前記両コネクタの挿入方向に位置ずれした複数段の
    端子群に分けて当該絶縁ハウジングに収容し、前記雄コ
    ネクタの挿入力が、前記雄コネクタを前記雌コネクタに
    挿入したときに最初に相手の端子と接触する端子群の最
    大挿入力を越えないようにしたことを特徴とする多極コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記両コネクタのいずれか一方のコネク
    タの複数の端子を、前記両コネクタの挿入方向に2位置
    に位置ずれした2段の端子群に分けて当該絶縁ハウジン
    グに収容したことを特徴とする請求項1に記載の多極コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記両コネクタのいずれか一方のコネク
    タの複数の端子を、前記両コネクタの挿入方向に3位置
    に位置ずれした3段の端子群に分けて当該絶縁ハウジン
    グに収容したことを特徴とする請求項1に記載の多極コ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 絶縁ハウジング内に複数の端子を収容し
    た雄コネクタ、および、絶縁ハウジング内に複数の相手
    端子を収容した雌コネクタからなり、前記雄コネクタを
    前記雌コネクタに挿入して前記両端子を接触させるよう
    にした多極コネクタにおいて、 前記両コネクタのいずれか一方のコネクタの複数の端子
    を、前記両コネクタの挿入方向に位置ずれした複数段の
    端子群に分けて当該絶縁ハウジングに収容し、前記複数
    段の端子群の位置ずれ量を、前記雄コネクタを前記雌コ
    ネクタに挿入したときに最初に相手の端子と接触したと
    きから当該端子群に基づく挿入力が最大となる最大挿入
    力を発生する挿入ストロークよりも大きくしたことを特
    徴とする多極コネクタ。
JP7006627A 1995-01-19 1995-01-19 多極コネクタ Pending JPH08195255A (ja)

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KR20000022614A (ko) * 1998-09-08 2000-04-25 루이스 에이. 헥트 선택 접속 커넥터 조립체
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CN114080733A (zh) * 2019-07-09 2022-02-22 株式会社自动网络技术研究所 连接器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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