JPH08194181A - 回転多面鏡装置 - Google Patents

回転多面鏡装置

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JPH08194181A
JPH08194181A JP381495A JP381495A JPH08194181A JP H08194181 A JPH08194181 A JP H08194181A JP 381495 A JP381495 A JP 381495A JP 381495 A JP381495 A JP 381495A JP H08194181 A JPH08194181 A JP H08194181A
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JP
Japan
Prior art keywords
polygon mirror
mirror device
polygonal mirror
disk
rotor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP381495A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Inanaga
宏 稲永
Masanobu Sakamoto
順信 坂本
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、動的なバランス修正時にお
いて不釣合量の検出精度に優れ、また修正作業中に軸受
等を損傷することのない構造をもって光ビームの走査精
度の高い回転多面鏡装置を提供することである。 【構成】 回転子1は回転軸2とリング形状の永久磁石
3と永久磁石3の磁束が通る回転子ヨーク4、そして回
転子ヨーク4に固着された多面鏡5で構成されており、
回転子1は軸受6とこれを保持するために突出したハウ
ジング7で支持されている。そして、回転軸2の下部に
は多面鏡5に対向して円盤状回転体15が取り付けられ
ている。本回転多面鏡装置の組立て後、動的なバランス
修正を行う際には、多面鏡5の上部に形成された突起1
2へおもりを付加、あるいは切削を行ない、また円盤状
回転体15の外周部近傍を切削する二面バランス修正が
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービームプリン
タ、複写機等において、光ビームを偏向走査する手段と
して用いられる回転多面鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4ならびに図5に従来の回転多面鏡装
置を示す。図4では回転子1は回転軸2と環状の永久磁
石3と永久磁石3の磁束が通る回転子ヨーク4、そして
回転子ヨーク4に固着された多面鏡5で構成されてお
り、回転子1は軸受6とこれを保持するために突出した
ハウジング7で支持されている。そして、永久磁石3の
磁束密度を高めるために固定子ヨーク8がハウジング7
に固着され、永久磁石3と固定子ヨーク8間にマグネッ
トワイヤ9と永久磁石3の極性を検出するホール素子1
0を配設した基板11がハウジング7に取り付けられて
いる。
【0003】また、回転多面鏡装置の組立後、動的なバ
ランス修正を行なう際には、多面鏡5の上部に形成され
た突起12と回転子ヨーク4の外周部13へおもりを付
加、あるいは突起12ならびに外周部13を切削して行
なう二面バランス修正を行なっている。図5では動的な
バランス修正を、多面鏡5の上部に形成された突起12
と永久磁石3の内周部14へおもりを取り付けて行なう
二面バランス修正を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】動的なバランス修正を
二面での調整作業にて行う場合には、回転子1に存在す
る不釣合量を前記不釣合量による振動振幅を電気的振動
ピックアップを用い電圧に変換して検出される。図4の
ような構造の回転多面鏡装置では、動的なバランス修正
を行う際におもりを付加、あるいは切削を行う部分が多
面鏡5の上部に形成された突起12と回転子ヨーク4の
外周部13であるため、その上下方向の距離が短い。
【0005】図6と図7に検出位置が上下に長い場合と
短い場合を示し、双方における不釣合量の検出精度の違
いを比較する。図6、図7ともに簡単のため回転子は円
筒形とする。そして、いずれの場合もQという同量のそ
の回転子で唯一の不釣合量を持つものとする。不釣合量
による振動の振幅は、前記不釣合量により発生する遠心
力と、前記遠心力のモーメントの釣合いによる加振力と
に比例する。
【0006】図6でQによりBの位置に発生する遠心力
をFbとすると、Qを支点とするFbの遠心力モーメント
はFbLとなる。FbLと釣り合うAの位置での遠心力モー
メントを6FaLとすると、FbL=6FaLとなり、Fa=
1/6Fbである。FaはAの位置に発生する加振力で、
Aの位置の振動振幅はBの1/6となる。従って、電気
的振動ピックアップにより発生する電圧値もVa=1/
6Vbである。図7の場合も図6と同様な計算でVa=1
/2Vbとなる。
【0007】図6ならびに図7において、不釣合量Qの
量と位置は、Aの位置とBの位置の振動の振幅による電
気的振動ピックアップの電圧の差をもとに検出するの
で、AとBの電圧の差ΔVが大きいほどより正確にQが
検出可能となる。図6のΔV6と図7のΔV7を比較する
と、ΔV6=5/6Vb、ΔV7=1/2Vbであるので、
ΔV6>ΔV7。このように図7の場合は図6の場合に比
べ、不釣合量Qの検出精度が悪くなる。不釣合量の正確
な検出が出来なければ動的なバランスを正確に修正する
ことが困難となるため、レーザービームプリンタ等への
応用において印刷品質の低下を招くという問題があっ
た。
【0008】また、図5のような構造の回転多面鏡装置
では、図4の場合に比べバランス修正位置間の距離が長
くなるため不釣合量の検出には若干の向上が見られる
が、下側の修正位置が永久磁石3の内周部14であるた
め、修正時に軸受6から回転子1を抜き差しする必要が
あり修正作業に手間がかかるのみならず、回転子1の抜
き差しを何度も繰り返すと軸受6が損傷し、回転軸2と
軸受6との嵌合状態が変化して回転多面鏡装置の回転時
に振動が発生し、軸受6の寿命も低下する。そのため多
面鏡5による光ビームの走査精度が低下して、レーザー
ビームプリンタ等への応用において印刷品質の低下を招
くという問題があった。
【0009】本発明の目的は、動的なバランス修正時に
おいて不釣合量の検出精度に優れ、また修正作業中に軸
受等を損傷することのない作業性の良い構造をもって光
ビームの走査精度の高い回転多面鏡装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転多面鏡装置
は以下に記載する内容で上記の課題を解決した。実施例
に対応する図1で説明すると、動的なバランス修正を行
なう際に不釣合量の検出精度を高めるために回転軸2下
部に多面鏡5と対向して円盤状回転体15を取付け、多
面鏡5の上部に形成された突起12と共に円盤状回転体
15の外周部付近を動的なバランス修正位置とすること
で解決した。
【0011】
【作用】上記のように回転軸2の下部に円盤状回転体1
5を取り付けた構成では、動的なバランス修正の際の修
正位置が多面鏡5の上部に形成された突起12と円盤状
回転体15の外周部付近であるため、バランス修正位置
間の距離が回転多面鏡装置の最大高さと等しくなり、動
的なバランス修正時に不釣合量の検出精度が向上する。
【0012】また、上記のように修正位置は回転多面鏡
装置の最上部と最下部である。従って、双方とも外側に
露出しているため修正作業時に軸受6から回転子1を抜
き差しする必要がない。そのため、回転軸2と軸受6の
嵌合状態が変化することがなく振動も発生しない。さら
に、軸受6の損傷による寿命の低下も避けることができ
る。総じて光ビームの走査精度の高い回転多面鏡装置を
提供することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を示す図である。図1で
は回転子1は回転軸2とリング形状の永久磁石3と永久
磁石3の磁束が通る回転子ヨーク4、そして回転子ヨー
ク4に固着された多面鏡5で構成されており、回転子1
は軸受6とこれを保持するために突出したハウジング7
で支持されている。そして、回転軸2の下部には多面鏡
5に対向して円盤状回転体15が取り付けられている。
また、永久磁石3の磁束密度を高めるために固定子ヨー
ク8がハウジング7に固着され、永久磁石3と固定子ヨ
ーク8間にマグネットワイヤ9と永久磁石3の極性を検
出するホール素子10を配設した基板11がハウジング
7に取り付けられている。
【0014】本回転多面鏡装置の組立て後、動的なバラ
ンス修正を行う際には多面鏡5の上部に形成された突起
12へおもりを付加、あるいは切削を行ない、また円盤
状回転体15の外周部近傍を切削する二面バランス修正
が行われる。
【0015】以上が本実施例の回転多面鏡装置である。
このように構成された回転多面鏡装置によれば、バラン
ス修正位置が回転子1の両端部に設けられているため、
図4または図5で説明した従来例に比べ、動的なバラン
ス修正時に不釣合量の検出精度が向上して正確にバラン
ス修正が行える。また、双方のバランス修正位置とも外
側に露出しており修正時に回転軸2と軸受6を抜き差し
する必要がなく、また軸受6が損傷することがない。よ
って、本回転多面鏡装置は回転時に振動が発生すること
がなく、多面鏡5による光ビームの走査精度が向上す
る。
【0016】図2は本発明による別の実施例を示す図で
ある。本回転多面鏡装置では図1の構造のうち円盤状回
転体15が回転軸2に本回転多面鏡装置の回転方向とは
逆方向のネジで取り付けられており、そのため本回転多
面鏡装置の回転中に回転軸2と円盤状回転体15との締
め付けがゆるむことがなく、ゆるみによって発生する回
転子1の動的なバランスにくるいを生じることがない。
従って、本構造による回転多面鏡装置では使用過程にお
いても回転時に振動が発生することがなく回転多面鏡1
5による光ビームの走査精度が維持される。
【0017】図3は本発明による別の実施例を示す図で
ある。本回転多面鏡装置では図2の構造のうち円盤状回
転体15の外周部付近に環状の凹部17が設けられてい
る。そのため、本回転多面鏡装置では動的なバランス修
正を行なう際、多面鏡5の上部に形成された突起12の
内周部16と円盤状回転体15に設けられた環状の凹部
17へおもりを付加して修正作業を行なうことができる
ため、切削作業による衝撃で軸受6が損傷することを回
避できる。
【0018】従って、本構造による回転多面鏡装置では
回転時に振動が発生することがない。また、軸受6の寿
命の低下も避けることができ、総じて多面鏡5による光
ビームの走査精度が向上する。また、上記のように多面
鏡5の上部に形成された突起12の内周部16と円盤状
回転体15に設けられた環状の凹部17におもりを取付
けた際、おもりの外周側は壁になっているためおもりが
遠心力により飛散する恐れがない。よって、本構造によ
る回転多面鏡装置では動的なバランス修正時の作業効率
が向上する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転多面鏡装置の動的なバランス修正時において不釣合量
の検出精度が向上し、正確なバランス修正が可能とな
る。また、動的なバランス修正時に軸受の損傷が起こら
なくなり、寿命が向上する。従って、光ビームの走査精
度の高い回転多面鏡装置が実現できる。また、その走査
精度を使用過程においても維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の別の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図3】 本発明の別の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図4】 従来例を示す縦断面図である。
【図5】 別の従来例を示す縦断面図である。
【図6】 バランス修正時における不釣合量の検出位置
間距離による不釣合量の検出精度の説明図である。
【図7】 バランス修正時における不釣合量の検出位置
間距離による不釣合量の検出精度の説明図である。
【符号の説明】
1は回転子、2は回転軸、3は永久磁石、4は回転子ヨ
ーク、5は多面鏡、6は軸受、7はハウジング、8は固
定子ヨーク、9はマグネットワイヤ、10はホール素
子、11は基板、12は多面鏡5の上部に形成された突
起、13は回転子ヨーク4の外周部、14は永久磁石3
の内周部、15は円盤状回転体、16は多面鏡5の上部
に形成された突起12の内周部、17は円盤状回転体1
5に設けられた環状の凹部である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを偏向走査する回転多面鏡装置
    において、 多面鏡と同一回転軸上に前記多面鏡と対向して円盤状回
    転体を有することを特徴とする回転多面鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記円盤状回転体が回転軸下部にねじで
    固定され、ねじの方向が回転多面鏡装置の回転方向と逆
    になっていることを特徴とする請求項1記載の回転多面
    鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記円盤状回転体の外周部付近に環状の
    凹部を有することを特徴とする請求項1または2記載の
    回転多面鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記円盤状回転体が回転多面鏡装置のハ
    ウジングより外部に露出していることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の回転多面鏡装置。
JP381495A 1995-01-13 1995-01-13 回転多面鏡装置 Withdrawn JPH08194181A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP381495A JPH08194181A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 回転多面鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP381495A JPH08194181A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 回転多面鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08194181A true JPH08194181A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11567664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP381495A Withdrawn JPH08194181A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 回転多面鏡装置

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Country Link
JP (1) JPH08194181A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112269261A (zh) * 2020-09-30 2021-01-26 广州新可激光设备有限公司 一种高速往复转动振镜的制造工艺

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402