JPH08192035A - 微細気泡を発生する方法及び装置 - Google Patents
微細気泡を発生する方法及び装置Info
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- JPH08192035A JPH08192035A JP7006421A JP642195A JPH08192035A JP H08192035 A JPH08192035 A JP H08192035A JP 7006421 A JP7006421 A JP 7006421A JP 642195 A JP642195 A JP 642195A JP H08192035 A JPH08192035 A JP H08192035A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Abstract
させることが出来る方法及び装置の提供を目的としてい
る。 【構成】 環状のスリットを有する流路に水を流す工程
を有し、該環状のスリットの下流側部分には下流側に向
かって徐々に曲率半径が増加する様な曲面が形成されて
おり、前記環状スリットに連通する空気溜めを介して水
が流れている流路に高圧空気を供給する工程と、供給さ
れた高圧空気が前記曲面から剥離する際に微細気泡とな
る工程とからなっている。
Description
する方法及び装置に関し、より詳細には、大規模な設備
を必要とすること無く大量の微細気泡が混在している水
を供給することが出来る方法及び装置に関する。
は、水中に供給された高圧気体の大きな気泡を破砕する
ことを繰り返して微細気泡を発生させ、微細気泡が大量
に混入した水として供給している。
破砕して微細気泡にするためには、破砕するための乱流
発生箇所を数多く構成しなければならず、しかも多数の
乱流発生を介装した流路全体の長さも長くしなければな
らないので、配管系が非常に複雑となり、装置全体が大
型化するという問題があった。そして、配管系の複雑化
は保守作業の煩雑化、設置作業の複雑化という問題を惹
起し、装置全体の大型化は装置を設置する自由度の低
下、製造コストの高騰化という問題を惹起した。
鑑みて提案されたもので、シンプルな構成にて効率的に
微細気泡を発生させることが出来る方法及び装置の提供
を目的としている。
討の結果、流路を流れる水中に高圧空気を供給する際
に、高圧空気供給箇所に適当な曲面を形成すれば、高圧
空気は所謂「コアンダ効果」により当該曲面に沿って流
れるが、その曲面から剥離する際には、多量の微細気泡
となって流路内に混在することを見出だした。本発明
は、その様な知見に基づいて為されたものである。
のスリットを有する流路に水を流す工程を有し、該環状
のスリットの下流側部分には下流側に向かって徐々に曲
率半径が増加する様な曲面が形成されており、前記環状
スリットに連通する空気供給路を介して水が流れている
流路に高圧空気を供給する工程と、供給された高圧空気
が前記曲面から剥離する際に微細気泡となる工程、とを
含んでいる。
は、流路に環状スリットを形成し、該環状スリットの下
流側部分は下流側に向かって徐々に曲率半径が増加する
様な曲面で構成され、前記環状スリットに連通して高圧
空気を前記流路へ供給するための空気溜めを備えてお
り、前記環状スリットの下流側部分を構成する曲面は供
給された高圧空気がそこから剥離する際に微細気泡とな
る様に構成されている。
トの下流側部分を形成する前記曲面は、その接線が前記
流路の中心線に対して5〜30度の傾斜角度を形成する
様な曲面を包含して構成されているのが好ましい。
る水の水圧よりも1〜10Kg/cm2 だけ高圧である
のが好ましい。
01mmから0.5mmであるのが好ましい。
前記流路を流れる水中に、前記環状スリットを介して供
給された高圧空気は、所謂「コアンダ効果」により、環
状のスリットの下流側部分を構成する前記曲面に沿って
流れ、適当な位置(曲面の接線が、前記流路の中心線に
対して5〜30度の傾斜角度を形成する位置)に達した
ならば、高圧空気は前記曲面から剥離する。その際に、
該高圧空気は安定した流体流により一定の剪断応力が付
加されるものと考えられる。その結果、上述の知見で述
べた様に、高圧空気は曲面から剥離する際に大量の微細
気泡となって、水中に混在するのである。
返し破砕する必要は無いので、従来技術の様に、気泡破
砕のための乱流発生箇所を数多く構成する必要が無く、
従って多数の乱流発生を介装した流路も必要無い。その
ため、配管系が非常にシンプルとなり、装置全体の小型
化が達成される。そして、配管系がシンプルであるた
め、保守作業及び装置の設置作業が簡単且つ容易とな
り、装置が小型化に伴い装置を設置する場所その他の自
由度が増大し、製造コストも低額に抑えられるのであ
る。
が剥離するのに最も好適な位置的条件は、その接線が前
記流路の中心線に対して5〜30度の傾斜角度を形成す
る様な位置であり、高圧空気の圧力条件は、流路を流れ
る水の水圧よりも1〜10Kg/cm2 だけ高圧となる
範囲であり、環状スリットの幅は0.001mmから
0.5mmであることが判明した。従って、これ等の条
件を充足すれば、大量の微細気泡が極めて効率的に発生
するのである。
明する。図1は本発明にかかる微細気泡を発生する方法
を実施する微細気泡発生装置を例示する模式断面図を示
している。パイプ状に形成され、その流路入口6の直径
が拡大された流路1は、その流路1を取囲むようにリン
グ状に形成された高圧空気の空気溜め2が配置され、そ
の空気溜め2は接続口4において、空気回路7を介して
図示しないエアコンプレッサに接続されている。
には環状のスリット入口5が設けられ、その環状のスリ
ット入口5は、流路1の下流側(図の上側)に向かって
徐々に縦断面の曲率半径Rが増加するようなコーン状の
曲面3aで構成されている。そして、この環状スリット
入口5及びコーン状曲面3aにより、流路1に連通する
環状スリット3が形成されている。
流路1の中心線Cに対する傾斜角θが5〜30度の範囲
(例えば10度)となる様に形成されている。また、空
気溜め2の空気圧は、流路1の水圧に比較して、1〜1
0Kg/cm2 の範囲の数値(例えば5Kg/cm2 )
だけ高い圧力となる様に設定されている。さらに、前記
環状スリット3の幅は、0.001mmから0.5mm
の範囲(例えば0.3mm)の数値となる様に形成され
ている。
る。図示しないエアコンプレッサを駆動して高圧空気を
空気溜め2に供給すれば、前記環状スリット入口5を介
して環状スリット3に供給された高圧空気は、所謂「コ
アンダ効果」により、環状スリット入口5より流路1の
下流側に構成されたコーン状の曲面3aに沿って流れ
る。そして、環状スリット3が流路1に開口する箇所
で、高圧空気は水が流れている流路1に供給される。
aに沿って巻き付く様に流れる高圧空気は、その環状ス
リット3のコーン状の曲面3aの接戦方向が流路1の中
心線に対し傾斜角θが10度に形成された箇所に到達し
たならばコーン状の曲面3aから剥離し、その際に、大
量の微細気泡として水中に噴出される(微細気泡生成工
程を構成する)。ここで、傾斜角θが10度に形成され
た箇所は、傾斜角が5〜30度の範囲に該当し、上述の
知見に記述したとおり、高圧空気は曲面に沿って流れ、
該曲面から剥離する際に大量の微細気泡となるのであ
る。
気が供給されるとき、流路1の水が静止状態であって
も、供給される高圧空気は環状スリット3から噴出する
状態で供給されるので、そのジェット効果により水は流
路入口6から吸込まれて流れが形成される。その結果、
前述した態様で発生した大量の微細気泡の浮力による自
然循環を補う様な形で、浄化すべき水の循環が強化さ
れ、例えば本装置を汚泥浄化装置等に用いる場合には汚
泥浄化の効率向上に効果がある。
た通り、高圧空気が剥離するのに最も好適な条件を充足
している。すなわち、コーン状の曲面3aの接線は前記
流路1の中心線に対して10度の傾斜角度を有している
ので、「5〜30度の傾斜角度」という条件を満たして
おり、高圧空気の圧力条件は流路を流れる水の水圧より
も5Kg/cm2 だけ高いので、「流路中の水圧よりも
1〜10Kg/cm2だけ高圧の範囲」という条件を満
たしており、環状スリットの幅は0.3mmであるので
「スリット幅は0.001mmから0.5mmの範囲
内」という条件も満たしているのである。従って、大量
の微細気泡が極めて効率的に発生する。
めに、大きな気泡を繰返し破砕する必要は無いので、従
来技術の様に、気泡破砕のための乱流発生箇所を数多く
構成する必要が無く、従って多数の乱流発生のための機
構(エルボ、オリフィス、じゃま板等)を介装した流路
も必要無い。
の微細気泡を発生させることが出来るのである。その結
果、例えば、汚泥浄化装置に用いる場合には、装置を小
型化出来るため、設置する場所等の自由度が増加し、総
体的にコストを低くする事ができるのである。
いう簡単な作業により、微細気泡を水中に大量に混在さ
せる事ができる。 (2) 大きな気泡を繰返し破砕する必要は無く、気泡
破砕のための乱流発生箇所を数多く設ける必要が無い。
そのため、従来技術に比して構造が極めて簡単である。 (3) 流路に流れを生成する作用があり、汚泥浄化に
用いれば効率が飛躍的に向上する。 (4) 装置が小型化される。 (5) 小型化される結果として、設置場所の自由度が
向上する。
式断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 環状のスリットを有する流路に水を流す
工程を有し、該環状のスリットの下流側部分には下流側
に向かって徐々に曲率半径が増加する様な曲面が形成さ
れており、前記環状スリットに連通する空気溜めを介し
て水が流れている流路に高圧空気を供給する高圧空気供
給工程と、供給された高圧空気が前記曲面から剥離する
際に微細気泡となる微細気泡生成工程、とを含むことを
特徴とする微細気泡を発生する方法。 - 【請求項2】 環状のスリットの下流側部分を形成する
前記曲面は、その接線が前記流路の中心線に対して5〜
30度の傾斜角度を形成する様な曲面を包含して構成さ
れている請求項1に記載の微細気泡を発生する方法。 - 【請求項3】 前記高圧空気の圧力は、流路を流れる水
の水圧よりも1〜10Kg/cm2 だけ高圧である請求
項1、2のいずれかに記載の微細気泡を発生する方法。 - 【請求項4】 流路に環状スリットを形成し、該環状ス
リットの下流側部分は下流側に向かって徐々に曲率半径
が増加する様な曲面で構成され、前記環状スリットに連
通して高圧空気を前記流路へ供給するための空気溜めを
備えており、前記環状スリットの下流側部分を構成する
曲面は供給された高圧空気がそこから剥離する際に微細
気泡となる様に構成されていることを特徴とする微細気
泡を発生する装置。 - 【請求項5】 前記曲面は、その接線が前記流路の中心
線に対して5〜30度の傾斜角度を形成する様な曲面を
包含して構成されている請求項4に記載の微細気泡を発
生する装置。 - 【請求項6】 前記高圧空気の圧力は、流路を流れる水
の水圧よりも1〜10Kg/cm2 だけ高圧である請求
項4、5のいずれかに記載の微細気泡を発生する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006421A JPH08192035A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 微細気泡を発生する方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006421A JPH08192035A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 微細気泡を発生する方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08192035A true JPH08192035A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11637914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006421A Pending JPH08192035A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 微細気泡を発生する方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08192035A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013175994A1 (ja) * | 2012-05-21 | 2013-11-28 | 株式会社ソルエース | 散気装置 |
KR101633235B1 (ko) * | 2015-11-27 | 2016-06-23 | 동명대학교산학협력단 | 마이크로 버블 발생장치 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP7006421A patent/JPH08192035A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013175994A1 (ja) * | 2012-05-21 | 2013-11-28 | 株式会社ソルエース | 散気装置 |
JP2013240748A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Sorueesu:Kk | 散気装置 |
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CN104321134A (zh) * | 2012-05-21 | 2015-01-28 | 株式会社太阳达人 | 气体分散装置 |
US9446357B2 (en) | 2012-05-21 | 2016-09-20 | Solace Co., Ltd. | Aeration equipment |
KR101633235B1 (ko) * | 2015-11-27 | 2016-06-23 | 동명대학교산학협력단 | 마이크로 버블 발생장치 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040413 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040527 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050413 |
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A02 | Decision of refusal |
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