JPH08191654A - 散布装置 - Google Patents

散布装置

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JPH08191654A
JPH08191654A JP7020886A JP2088695A JPH08191654A JP H08191654 A JPH08191654 A JP H08191654A JP 7020886 A JP7020886 A JP 7020886A JP 2088695 A JP2088695 A JP 2088695A JP H08191654 A JPH08191654 A JP H08191654A
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JP
Japan
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spraying
port
storage unit
powder
carrying
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JP7020886A
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English (en)
Inventor
Seiji Yasui
清司 安井
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 薬剤を貯水部の底に留めることなく、害虫
駆除を持続的に行うことができる散布装置を提供する。 【構 成】 散布装置は、粉粒体状の殺虫剤を貯蔵する
貯蔵部(6)と、この貯蔵部の下部に設けられるととも
に駆除すべき貯水部の上方に配設されている散布口(3
1)と、前記貯蔵部に貯蔵されている殺虫剤を前記散布
口から間欠的に搬出する搬出手段(36)とを備えてい
る。そして、吸排気孔(15)を貯蔵部の上部に設け、
この吸排気孔を弁(13)で開閉している。また、常時
は散布口の出口を閉じている開閉扉(44)が設けられ
ており、この開閉扉は、搬出手段により粉粒体が搬出さ
れる際に、散布口の出口を開放する。さらに、散布口に
は、ヒーターが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体を貯蔵し、間欠
的に搬出して散布する散布装置に関し、特に、貯水部に
粉粒体を散布する散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水処理槽などにおいて、槽内に
ユスリカなどの害虫の幼虫が発生し、この幼虫が成虫と
なって空中を飛び回り、周辺住民に被害を及ぼしてい
る。そして、この害虫を駆除する目的で、殺虫剤を空中
散布している。この空中散布により、成虫は駆除できる
が、卵や幼虫は駆除できず、直ぐ害虫が発生する。そこ
で、下水処理槽などの槽内に、直接殺虫剤を投入してい
る場合がある。このような殺虫剤としては、油剤や大き
な固形の薬剤がある。
【0003】一方、貯水部に粉粒体を間欠的に散布する
散布装置としては、魚類などの養殖池などにおいて、粉
または粒状すなわち粉粒体の人工飼料を散布する給餌器
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、殺虫剤とし
ての油剤は槽内の水とともに流れだし、効果に持続性が
無い。また、固形の薬剤を用いた場合には、そのサイズ
を大きくして、槽の底に投下しておき、長期間にわたっ
てゆっくりと溶解させている。したがって、その薬剤の
効果は持続性がある。しかしながら、槽の汚泥を排出し
た時に薬剤も一緒に無くなることがある。また、最終沈
殿槽においてこの固形の薬剤を用いた場合には、薬剤が
槽の底に溜まるので、槽の底に生息する濾過に必要なバ
クテリアや原生動物も害虫と一緒に死滅することがあ
る。
【0005】そこで、下水処理槽などの貯水部における
害虫駆除をする際に、薬剤を貯水部の底に留めることな
く、害虫駆除を持続的に行うために、殺虫剤を粉粒体状
とし前述の給餌器を用いて散布することを検討してい
る。しかしながら、この殺虫剤は水溶性を有しており、
従来の給餌器に貯蔵すると、粉粒体の薬剤が吸湿して溶
解、固化し、散布が困難となることがある。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、薬剤を貯水部の底に留めることなく、害虫
駆除を持続的に行うことができる散布装置を提供するこ
とを目的とし、また、殺虫剤などの吸湿性の粉粒体が溶
解、固化することなく、貯蔵や散布をすることができる
散布装置を提供することを二次的目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の散布装置は、粉粒体状の殺虫剤を貯蔵する
とともに下方に縮径する形状を有する貯蔵部と、この貯
蔵部の下端に設けられるとともに駆除すべき貯水部の上
方に配設されている散布口と、前記貯蔵部に貯蔵されて
いる殺虫剤を前記散布口から間欠的に搬出するとともに
前記散布口に設けられている搬出手段とを備えている。
【0008】そして、貯蔵部は略円錐形状をするととも
に、貯蔵部の下部の軸心が上部の軸心に対して偏心して
いる場合がある。また、吸排気孔を貯蔵部の上部に設け
て、この吸排気孔を弁で開閉することが好ましい。
【0009】さらに、常時は散布口の出口を閉じている
開閉扉が設けられており、この開閉扉は、搬出手段によ
り粉粒体が搬出される際に、散布口の出口を開放する。
【0010】そして、散布口を加熱するヒーターを備え
ていることが好ましい。また、前記搬出手段が外側面に
螺旋状の溝が形成されている円柱状の形状をしており、
かつ、その中心軸を中心として回転駆動可能に前記散布
口の内側に配設されている場合がある。
【0011】
【作 用】散布装置は、貯蔵部に粉粒体状の殺虫剤を
貯蔵しており、この殺虫剤を搬出手段により間欠的に搬
出して、貯蔵部の下部に設けられている散布口から、搬
出された殺虫剤を貯水部に散布する。
【0012】そして、前記貯蔵部は略円錐形状をすると
ともに、貯蔵部の下部の軸心が上部の軸心に対して偏心
している場合には、殺虫剤の落下速度が不均一となる。
したがって、殺虫剤同士が衝突し、殺虫剤の流れが詰ま
ることを防止することができる。また、密閉されている
貯蔵部から、殺虫剤などの粉粒体が搬出されると、貯蔵
部内部の気圧が低下する。したがって、弁を駆動して貯
蔵部上部に設けられた吸排気孔を開放する。そして、常
時は、この吸排気孔を弁で閉じて、湿気の侵入を防止し
ている。
【0013】さらに、常時は、開閉扉が散布口の出口を
閉じて、散布口への湿気の侵入を防止している。そし
て、搬出手段により粉粒体が搬出される際に、この開閉
扉を駆動して、散布口の出口を開放する。
【0014】そして、ヒーターが散布口を加熱すること
により、湿気の結露を防止する。また、外側面に螺旋状
の溝が形成されている円柱状の搬出手段がその中心軸を
中心として回転駆動されて、粉粒体が溝を通り搬出され
る。
【0015】
【実 施 例】次に、本発明における散布装置の一実施
例を図1ないし図4を用いて説明する。図1は本発明に
おける散布装置の一実施例の断面図である。図2は図1
の上部拡大図である。図3は図1の下部拡大図である。
図4は図3のIV断面図である。
【0016】図1において、リング状の平板の基台1
は、中央部に円形の開口2が形成されおり、この開口2
が駆除すべき下水槽などの貯水部の上方に位置してい
る。そして、この基台1には円筒状のシェル3が固定さ
れている。このシェル3の内部には、略円錐形状のホッ
パー6が先端を下にして取り付けられている。この貯蔵
部であるホッパー6は、その平断面が円形をしており、
その円の中心は、上部においてはシェル3と略同心であ
り、一方下部においては図において右側に偏心してい
る。
【0017】図1および図2において、このホッパー6
の上端はシェル3の上端部に固定されており、ホッパー
6の上部には、ホッパー6の上部の開口を密閉した状態
で閉塞する円板状の閉塞板7が固定されている。この閉
塞板7には、ホッパー6内部に粉粒体としての殺虫剤を
補給するための図示しない補給用の開口が形成され、殺
虫剤を補給後は図示しない蓋で密閉されている。また、
閉塞板7の上面に突出して形成されたフランジ9には弁
用のソレノイド11が取り付けられており、その作動軸
12には弁13が固定されている。この弁13は、閉塞
板7に形成された吸排気孔15を開閉しており、常時は
コイルバネ16により下方に付勢され、Oリング状のパ
ッキン17により気密に吸排気孔15を閉じている。一
方、弁用のソレノイド11に給電されて、弁用のソレノ
イド11が作動すると、その作動軸12が上方に変位し
て吸排気孔15を開放し、ホッパー6内部と外部との空
気の流通を可能としている。また、閉塞板7の上面には
駆動源であるモータ21が取り付けられており、その回
転軸22が閉塞板7を貫通して、ホッパー6内に突出し
ている。そして、閉塞板7の上方には、カバー24が着
脱自在に設けられており、このカバー24がこれら弁用
のソレノイド11やモータ21を覆っている。
【0018】図1、図3および図4において、ホッパー
6の下端には、円形の孔が形成されており、この孔に円
筒形の散布口31が取り付けられている。この散布口3
1は金属製であり、その外周部にはヒーター32が配設
されている。そして、散布口31は断面略逆U字状の取
り付け板34により支持されている。さらに、散布口3
1の内部には、螺旋状の溝が外周面に形成された円柱体
36が回転可能に配置されている。この搬出手段である
円柱体36はモータ21の回転軸22の下端に固定され
ており、モータ21により回転駆動される。このモータ
21は図示しない制御装置に接続されており、この制御
装置により間欠的に作動するように制御されている。す
なわち、搬出手段は制御装置により間欠的に駆動され
る。
【0019】また、取り付け板34の長手方向(図3に
おいて左右方向)の両端部はシェル3に固定され、取り
付け板34の横方向(図4において左右方向)の両端部
は下部支持板43を介してシェル3に固定されている。
この取り付け板34の上面には扉開閉用のソレノイド3
8が取り付けられており、この扉開閉用のソレノイド3
8の作動軸39の下端には、重量のある駆動リンク41
が回転可能に取り付けられている。この駆動リンク41
は、図4に図示するように、取り付け板34の側壁の外
側に配置されている。一方、取り付け板34の側壁の内
側には、散布口31の下端の開口すなわち出口を開閉す
る開閉扉44が配設されている。この開閉扉44の端部
には、レバー44aが立ち上がって一体に形成されてい
る。このレバー44aの上端は、回動軸45の一端部に
固定されている。この回動軸45は取り付け板34の側
壁に回転可能に支持されている。そして、回動軸45は
取り付け板34の側壁を貫通し、その他端には作動レバ
ー46が固定されている。そして、作動レバー46は、
連結ピン47を介して駆動リンク41の下部に係合して
いる。なお、駆動リンク41、作動レバー46は、取り
付け板34の側壁の外側にあるので、図1においては想
像線(二点鎖線)で図示されている。しかしながら、図
3においては、駆動リンク41、作動レバー46などの
リンク機構が分かり易いように、リンク機構に関しては
図4の IIIから見た図示になっている。
【0020】この様に構成されている開閉扉44の開閉
機構は、常時は駆動リンク41の重量により、開閉扉4
4を回動軸45を中心として反時計方向に付勢し、開閉
扉44の上面を散布口31の下端の開口に確実に密着さ
せている。そして、扉開閉用のソレノイド38が通電さ
れて駆動すると、その作動軸39が上方に移動し、それ
に連れて駆動リンク41が矢印で示すように上方に移動
する。すると、連結ピン47を介して作動レバー46が
作動し、作動レバー46に固定されている回動軸45が
回動する。すると、開閉扉44は回動軸45を中心に時
計方向に回動し、散布口31の下端の開口を開放する。
【0021】この様に構成された散布装置において、カ
バー24を外して、閉塞板7の図示しない補給用の開口
から、ホッパー6内にピリプロキシフェン、フエニトロ
チオン、ペルメトリンなどの殺虫剤を投入する。この殺
虫剤は直径0.5mm、長さ2mmの円柱状のペレット
の粉粒体である。そして、補給用の開口に蓋をネジで隙
間なく取り付け、密閉する。そして、シェル3の上部を
カバー24で覆う。
【0022】そして、この散布装置は間欠的に一定量の
殺虫剤を下水槽などの貯水部に散布する。その散布動作
は、まず初めに、扉開閉用のソレノイド38に給電し
て、開閉扉44を時計方向に回動させて、散布口31の
下端の開口を開放する。そして、モータ21に給電し
て、回転軸22を一定量回転させる。すると、円柱体3
6も一定量回転し、その周面に形成されている螺旋状の
溝によりホッパー6内の殺虫剤を一定量搬出する。そし
て、この殺虫剤は散布口31の下端の開口から貯水部の
水面に散布される。散布が終了すると、扉開閉用のソレ
ノイド38への給電を停止する。すると、駆動リンク4
1は重量が有るので、その重量により、開閉扉44を反
時計方向に回動して、散布口31の下端の開口を閉塞密
閉する。一方、水面に散布された殺虫剤は水に浮き溶解
して、害虫の幼虫を駆除する。しかしながら、この殺虫
剤は前述の様に小さいので、直ぐに溶解して消失してし
まうので、間欠的にたとえば30分毎に数秒間散布する
必要がある。また、この殺虫剤は水溶性であり、吸湿し
て溶解固化する。したがって、湿気を防止するために、
前述の開閉扉44が設けられているとともに、ホッパー
6は密閉状態になっている。その結果、殺虫剤が搬出さ
れると、段々とホッパー6内の気圧が低下し、殺虫剤の
搬出が困難となる。そこで、弁用のソレノイド11を適
宜たとえば一定時間毎に駆動して、吸排気孔15を開放
してホッパー6の上部に最小限の空気を供給する。
【0023】さらに、貯水部の上方にあり、殺虫剤の散
布のために開閉扉44が開放した際などに、湿気が散布
口31内に侵入し、温度変化により結露する恐れがあ
る。そこで、この結露を防止するために、ヒーター32
により散布口31の周囲全体は加熱されている。この散
布口31には図示しない温度センサーが設けられ、この
温度センサーの検出値に基づいて制御手段によりヒータ
ー32は、設定温度たとえば45℃に温度制御されてい
る。そして、この設定温度は、散布口31が結露しない
様に、少なくとも外気温よりも高く、たとえば一日や一
年の内の最高気温と略同じか、それ以上に設定されてい
る。
【0024】また、この実施例の場合には、搬出手段が
周面に螺旋状の溝が形成された円柱体36で構成されて
いるので、殺虫剤を一定量ずつ搬出することができる定
量搬出装置を構成することができる。また、円柱体36
の上方において殺虫剤が溶融固化することがあるが、こ
の実施例においては、円柱体36全体が散布口31内に
配設されているので、散布口31の上部において殺虫剤
が固化することになる。そして、散布口31の空間は狭
いので、固化した殺虫剤は、円柱体36が回転したとき
に、円柱体36の螺旋状の溝により強制的に搬出するこ
とができる。この円柱体36の回転は短い周期で、たと
えば略30分毎に行われており、散布口31の上部で殺
虫剤が固化したとしても、この固化が大きくなる前に搬
出される。なお、円柱体36の上部がホッパー6内に突
出していると、広い空間を有するホッパー6内で殺虫剤
が固化する。したがって、円柱体36が回転しても、固
化した殺虫剤は広いホッパー6内を移動してなかなか搬
出されず、ホッパー6内で段々と大きくなり、搬出不可
能になることがある。
【0025】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変
更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記
に例示する。 (1)実施例においては、ホッパー6内には、殺虫剤を
貯蔵しているが、殺虫剤以外の粉粒体たとえば魚類の餌
などを貯蔵することも可能である。
【0026】(2)円柱体36からなる搬出手段、吸排
気孔15の弁13、散布口31の下端の開口の開閉扉4
4、ヒーター32などの具体的構成は適宜変更可能であ
る。 (3)実施例においては、円柱体36の全体が散布口3
1内に配設されているが、円柱体36の上部が、ホッパ
ー6内に突出していることも可能である。なお、円柱体
36の上部も散布口31内に配設した方が、円柱体36
の上方の粉粒体が円柱体36により強制的に搬出される
ので、円柱体36の上方において溶融固化した粉粒体を
速やかに搬出することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、粉粒体状の殺虫剤を貯
蔵するとともに下方に縮径する形状を有する貯蔵部と、
この貯蔵部の下端に設けられるとともに駆除すべき貯水
部の上方に配設されている散布口と、前記貯蔵部に貯蔵
されている殺虫剤を前記散布口から間欠的に搬出すると
ともに前記散布口に設けられている搬出手段とを備えて
いるので、粉粒体状の殺虫剤が貯水部に間欠的に散布さ
れる。そして、間欠的に散布された殺虫剤は溶解して貯
水部に生息する害虫の幼虫などを駆除する。したがっ
て、殺虫剤が水とともに流されても、殺虫剤は間欠的に
散布されており、継続して害虫を駆除することができ
る。また、殺虫剤は粉粒体であるので、貯水部に散布さ
れると直ぐに溶解し、殺虫剤が貯水部の底部に溜まるこ
ともない。その結果、貯水部の底に生息している濾過な
どに必要なバクテリアや原生動物が害虫と一緒に死滅す
ることがなくなる。また、搬出手段により殺虫剤を効率
よく散布することができる。
【0028】そして、前記貯蔵部は略円錐形状をすると
ともに、貯蔵部の下部の軸心が上部の軸心に対して偏心
している場合には、殺虫剤の落下速度が不均一となる。
したがって、殺虫剤同士が衝突し、殺虫剤の流れが詰ま
ることを防止することができる。また、貯蔵部に貯蔵し
ている粉粒体を湿気から守るために、貯蔵部を密閉した
場合にも、吸排気孔を貯蔵部の上部に設け、そして、こ
の吸排気孔を弁で開閉しているので、粉粒体が貯蔵部か
ら搬出されて、貯蔵部内部の空気圧が減少すると、弁を
駆動して吸排気孔を開放して空気を貯蔵部内に供給する
ことができる。したがって、貯蔵部内の空気圧が減少し
て、粉粒体の搬出が困難となることはない。また、常時
は、吸排気孔は弁により閉じられているので、貯蔵部内
に湿気が侵入することを防止できる。その結果、粉粒体
が湿気により劣化したり、溶解したりすることを防止す
ることができる。
【0029】さらに、常時は散布口の出口を閉じている
開閉扉が設けられており、この開閉扉は、搬出手段によ
り粉粒体が搬出される際に、散布口の出口を開放するの
で、散布口は常時は開閉扉により外の湿気から保護され
ており、そして、粉粒体を散布する時だけ外気に晒され
る。したがって、散布口が湿気ることを減少させること
ができる。その結果、散布口において粉粒体が溶解付着
して、散布が困難となることが減少する。
【0030】そして、散布口を加熱するヒーターを備え
ているので、散布口における結露を防止することができ
る。したがって、散布口において、粉粒体が溶解付着す
ることが減少する。その結果、溶解付着により粉粒体が
落下しにくくなることを防止することができる。
【0031】また、前記搬出手段が外側面に螺旋状の溝
が形成されている円柱状の形状をしており、かつ、その
中心軸を中心として回転駆動可能に前記散布口の内側に
配設されているので、搬出手段の上部付近にある粉粒体
は、湿気により多少固化しても螺旋状の溝により強制的
に搬出される。したがって、粉粒体が搬出手段付近で搬
出が困難となることが減少する。なお、散布用の開口の
開閉のみで、粉粒体を自由降下させている場合には、粉
粒体が少し溶解すると直ちに搬出が困難となることがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における散布装置の一実施例の断
面図である。
【図2】図2は図1の上部拡大図である。
【図3】図3は図1の下部拡大図である。
【図4】図4は図3のIV断面図である。
【符号の説明】
6 ホッパー(貯蔵部) 15 吸排気孔 13 弁 31 散布口 32 ヒーター 36 円柱体(搬出手段) 44 開閉扉

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体状の殺虫剤を貯蔵するとともに、
    下方に縮径する形状を有する貯蔵部と、 この貯蔵部の下端に設けられるとともに、駆除すべき貯
    水部の上方に配設されている散布口と、 前記貯蔵部に貯蔵されている殺虫剤を前記散布口から間
    欠的に搬出するとともに、前記散布口に設けられている
    搬出手段とを備えている散布装置。
  2. 【請求項2】 前記貯蔵部は略円錐形状をするととも
    に、貯蔵部の下部の軸心が上部の軸心に対して偏心して
    いることを特徴とする請求項1記載の散布装置。
  3. 【請求項3】 粉粒体を貯蔵する密閉された貯蔵部と、 前記貯蔵部の下部に設けられた散布口と、 前記貯蔵部に貯蔵されている粉粒体を前記散布口から間
    欠的に搬出する搬出手段と、 前記貯蔵部の上部に設けられている吸排気孔と、 この吸排気孔を開閉する弁とを備えている散布装置。
  4. 【請求項4】 粉粒体を貯蔵する貯蔵部と、 前記貯蔵部の下部に設けられた散布口と、 前記貯蔵部に貯蔵されている粉粒体を前記散布口から間
    欠的に搬出する搬出手段と、 常時は前記散布口の出口を閉じており、前記搬出手段に
    より粉粒体が搬出される際には、前記散布口の出口を開
    く開閉扉とを備えている散布装置。
  5. 【請求項5】 粉粒体を貯蔵する貯蔵部と、 前記貯蔵部の下部に設けられた散布口と、 前記貯蔵部に貯蔵されている粉粒体を前記散布口から間
    欠的に搬出する搬出手段と、 前記散布口を加熱するヒーターとを備えている散布装
    置。
  6. 【請求項6】 粉粒体を貯蔵する貯蔵部と、 前記貯蔵部の下部に設けられ、かつ内面が円筒状の散布
    口と、 前記貯蔵部に貯蔵されている粉粒体を前記散布口から間
    欠的に搬出する搬出手段とを備えている散布装置であっ
    て、 前記搬出手段が外側面に螺旋状の溝が形成されている円
    柱状の形状をしており、かつ、その中心軸を中心として
    回転駆動可能に前記散布口の内側に配設されていること
    を特徴としている散布装置。
JP7020886A 1995-01-17 1995-01-17 散布装置 Pending JPH08191654A (ja)

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JP7020886A JPH08191654A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 散布装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531034A (ja) * 2017-08-30 2020-11-05 ブランデンバーグ・イノベーション・リミテッド オビトラップおよび昆虫媒介疾病を抑制する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531034A (ja) * 2017-08-30 2020-11-05 ブランデンバーグ・イノベーション・リミテッド オビトラップおよび昆虫媒介疾病を抑制する方法

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