JPH0819104A - Ats速度照査装置 - Google Patents

Ats速度照査装置

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JPH0819104A
JPH0819104A JP15027094A JP15027094A JPH0819104A JP H0819104 A JPH0819104 A JP H0819104A JP 15027094 A JP15027094 A JP 15027094A JP 15027094 A JP15027094 A JP 15027094A JP H0819104 A JPH0819104 A JP H0819104A
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JP
Japan
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speed
signal
train
output
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JP15027094A
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English (en)
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Masaji Sakaba
場 正 司 坂
Koji Hamada
田 幸 治 濱
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 速度信号出力手段が、列車の速度表示を切り
替えるための速度信号をフォトカプラのオン・オフ動作
を切り替えて出力する際に、フォトカプラの立ち上がり
が速く、立ち下がりが遅くなる動作特性により、BCD
コードがオーバーラップして列車速度計の表示がちらつ
くのを防止する。 【構成】 処理手段14が列車速度を速度発電機からの
信号を基に計算し、速度信号出力手段16が列車のデジ
タル速度計に速度信号を出力する際、特定データ出力処
理手段17が前回の速度と今回の速度とを比較し、変化
があった場合は、フォトカプラのオン、オフ切り替え時
に特定データを一定時間出力した後に変化後の速度を出
力することで、BCDコードのオーバーラップを防ぎ、
表示のちらつきを防止する。特定データはゼロ出力、1
0進の1出力、無表示出力でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車の安全な運行を行
なうための自動列車停止装置(ATS)における車上設
備であるATS速度照査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のATS速度照査装置は、速度信号
入力手段により補償器からの入力に対応して速度に応じ
た電圧信号を発生させるとともに、制限速度信号入力手
段により制限速度入力に対応して速度に応じた電圧信号
を発生させ、この2つの電圧信号を比較して速度照査を
行ない、列車速度が制限速度を超えた時には、ブレーキ
信号を出力するように構成されている。
【0003】しかしながら、このような構成では、補償
器から出力された速度信号は、ATS速度照査装置に入
力された後、速度信号入力手段により速度照査手段にお
ける処理に適した信号に変換されるため、補償器から直
接列車速度計に出力される速度信号との間には誤差があ
り、この誤差が加算されて表示速度と照査速度の間に差
を生じるため、制限速度に接近した走行状態において、
列車速度計に表示されている速度は制限速度以内にも拘
らず、ATS速度照査装置では列車速度が制限速度を超
えたと計測して、ブレーキ信号を出力してしまうことが
あり、制限速度に接近した走行が困難であるという問題
があった。
【0004】このような問題を解決するために、本願出
願人は、先に特願平5−212473号明細書におい
て、制限速度に接近した状態または制限速度と同じ速度
で走行しても、列車速度計に表示されている速度が制限
速度を超えない限りブレーキ信号の出力を抑止すること
のできるATS速度照査装置を提案した。
【0005】以下、この先行発明について図面を参照し
て説明する。図13は上記先行発明の構成を示すもので
ある。図13において、101は信号入力手段であり、
列車の車輪軸に取り付けられて速度に比例した周波数の
信号を出力する速度発電機からの信号を入力する。10
2は車輪径設定手段であり、列車の車輪径に合わせて数
値を設定する。103は制限速度信号を受ける制限速度
信号入力手段、104は速度計算と速度照査を行なう処
理手段、105はブレーキ信号を出力するブレーキ信号
出力手段、106は列車速度計に速度信号を出力するフ
ォトカプラを備えた速度信号出力手段である。
【0006】次に上記先行発明の動作について説明す
る。図13において、信号入力手段101は、速度発電
機からの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にし
て処理手段104に入力する。車輪径設定手段102
は、列車の車輪径に合わせて設定された数値信号を受け
て処理手段104に入力する。制限速度信号入力手段1
03は、制限速度信号を受けて処理手段104に入力す
る。処理手段104は、これらの信号を受けて速度計算
と速度照査を行ない、ブレーキ信号出力手段105によ
りブレーキ信号を出力し、速度信号出力手段106によ
り速度信号を列車速度計に出力する。
【0007】処理手段104は、内部の高速クロック信
号により、信号入力手段101からの速度パルス信号の
間隔時間Tを計算し、車輪径設定手段102からの車輪
径Dに基づき以下のように列車速度Vを計算する。
【0008】まず速度パルス信号2発間を100KHz
の高速クロック信号でカウントした場合、このカウント
数をNとすると、間隔時間Tは次式で求められる。 T(s)=0.00001×N …(1) 速度パルスは列車の車輪が1回転する間に一定数P個発
生するので、T時間に進んだ距離Lは次式で求められ
る。 L(m)=D(m)×π÷P …(2) 列車速度VはTとLから次式で求められる。 V(m/s)=L(m)÷T(s) …(3) (3)式から列車速度V(km/h)は次式で求められ
る。 V(km/h)=3.6×L(m)÷T(s) …(4)
【0009】処理手段104は、(4)式で計算した速
度Vの値を速度信号出力手段106に対し出力する。処
理手段104はまた、(4)式で計算した速度Vと制限
速度信号入力手段103からの制限速度信号に対応した
速度VSとを比較しV>VSのとき、ブレーキ信号をブ
レーキ信号出力手段105に対し出力する。これらの処
理の結果を受けて、ブレーキ信号出力手段105は、ブ
レーキ信号を出力し、速度信号出力手段106は速度信
号を列車速度計に出力する。
【0010】図14はこのときの速度信号出力手段10
6の処理を示し、処理手段104から速度データを受け
取ると(ステップ1011)、その速度データをそのま
ま列車速度計に出力する(ステップ1012)。
【0011】このように、上記先行発明によれば、速度
発電機からの信号を受ける信号入力手段101と、車輪
径設定手段102と、制限速度信号入力手段103と、
処理手段104とにより速度計算および速度照査を行な
い、計算した列車速度値をそのまま速度信号出力手段1
06に速度信号として出力するとともに、計算した列車
速度と制限速度とを照査し、列車速度が制限速度を超え
た時にはブレーキ信号を出力するようにしているため、
列車速度計に表示されている速度とATS速度照査装置
の速度には計測誤差がなく、間違ってブレーキをかける
ことなく、安全に制限速度に接近した走行を行なうこと
ができるという効果を有する。
【0012】
【発明が解決使用とする課題】しかしながら、上記先行
発明では、列車速度計に速度信号を出力した際に、速度
信号出力手段106におけるフォトカプラのオン・オフ
動作時間の差によってBCD(binary-coded decimal)コ
ードの出力にオーバーラップが生じ、このオーバーラッ
プによって列車のデジタル速度計のバー表示にちらつき
を生じるという問題があった。例えば、図15に示すよ
うに、速度出力が39km/hから40km/hに切り
替わる時の動作タイミング(スレッシュホールド時間を
考慮したフラットな波形で表示されている。)では、フ
ォトカプラの特性から、出力信号立ち上がり(フォトカ
プラ・オン)は速く、立ち下がり(フォトカプラ・オ
フ)は遅くなるので、39km/hから40km/hに
切り替わる時、フォトカプラのオン・オフ動作時間のタ
イムラグによって、10位の桁のBCDコード出力にオ
ーバーラップが生じ、一瞬79km/hを出力するた
め、デジタル速度計のバー表示が、39km/h→79
km/h→40km/hとちらついて表示される。フォ
トカプラのオン・オフのタイムラグは数100マイクロ
秒程度になる場合があり、表示のちらつきが目視確認さ
れてしまう。
【0013】本発明は、このような先行発明の問題を解
決するものであり、列車のデジタル速度計に速度信号を
出力した際に、BCDコードのオーバーラップによる列
車速度計表示のちらつきをなくすことができる優れたA
TS速度照査装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、列車速度の変化に対応した速度信号を列
車のデジタル速度計に送出するためにオン・オフ動作を
行なう速度信号出力手段と、オン・オフ切り換え時に、
予め設定した速度信号を速度信号出力手段を介して速度
計に一定時間出力し、時間経過後に変化後の速度信号を
出力する出力処理手段とを備えたものである。
【0015】
【作用】したがって、本発明によれば、速度信号出力手
段のオン・オフ切り替え時に、出力処理手段が予め設定
した速度信号を一定時間出力するので、その間には速度
信号出力手段のオン・オフ動作にタイムラグがあっても
BCDコードがオーバーラップすることがなく、列車速
度計表示のちらつきを防止して、より安全な走行に寄与
することができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ものである。図1において、11は信号入力手段であ
り、速度発電機からの信号を受ける。12は車輪径設定
手段であり、列車の車輪径に合わせて設定する。13は
制限速度信号入力手段、14は速度計算と速度照査を行
なう処理手段、15はブレーキ信号出力手段、16は速
度信号出力手段、17は特定データ出力処理手段であ
る。
【0017】次に上記第1実施例の動作について説明す
る。図1において、信号入力手段11は、速度発電機か
らの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にして処
理手段14に入力する。車輪径設定手段12は、列車の
車輪径に合わせて設定された信号を受けて処理手段14
に入力する。制限速度信号入力手段13は、制限速度信
号を受けて処理手段14に入力する。処理手段14は、
これらの信号を受けて速度計算と速度照査を行ない、ブ
レーキ信号出力手段15によりブレーキ信号を出力し、
特定データ出力処理手段17と速度信号出力手段16に
より列車速度信号を出力する。
【0018】次にこの列車速度信号を出力する際の処理
について図2を参照して説明する。特定データ出力処理
手段17は、処理手段14から速度データを受けとる
と、前回データと今回データとを比較し(ステップ2
1)、変化したかどうかを調べる(ステップ22)。変
化があった場合には、特定データを一定時間出力した後
に変化後の速度を出力する(ステップ23、24、2
5)。特定データを一定時間出力する際には、特定デー
タを現在の出力以下の値とし、かつ一定時間を許容範囲
内(1ms以下)とすることで、この特定データの表示
を人間の目の残像効果によっては目視できないようにす
ることができる。
【0019】これらの動作タイミング例を図3に示す
(以下の本実施例におけるタイミング図は、スレッシュ
ホールド時間を考慮したフラットな波形で表示されてい
る。)。図3に示すように、フォトカプラの特性から、
出力信号立ち上がり(フォトカプラ・オン)は速く、立
ち下がり(フォトカプラ・オフ)は遅くなるので、出力
(d)+(e)+(f)+(i)=39(km/h)か
ら(c)=40km/hに切り替わる時、フォトカプラ
のオン・オフ動作時間にずれが生じるが、39km/h
→特定データ→40km/hの順でデータを出力するこ
とで、BCDコード出力にオーバーラップが生じず、ち
らつきが発生しない。
【0020】このように、上記第1の実施例によれば、
速度発電機からの信号を受ける信号入力手段11と、車
輪径設定手段12と、制限速度信号入力手段13と、処
理手段14とにより速度計算および速度照査を行ない、
計算した列車速度値を列車速度計に速度信号を出力する
際に、前回の速度と今回の速度とを比較し、変化があっ
た場合には、特定データを一定時間出力した後に変化後
の速度を出力するので、BCDコードのオーバーラップ
による列車速度計表示のちらつきをなくすことができる
という利点を有する。
【0021】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
の構成を示すものである。この第2実施例では、図1に
示した第1の実施例の構成要素である特定データ出力処
理手段を0(ゼロ)出力処理手段としたものである。図
2において、31は信号入力手段であり、速度発電機か
らの信号を受ける。32は車輪径設定手段であり、列車
の車輪径に合わせて設定する。33は制限速度信号入力
手段、34は速度計算と速度照査を行なう処理手段、3
5はブレーキ信号出力手段、36は速度信号出力手段、
37は0出力処理手段である。
【0022】次に上記第2の実施例の動作について説明
する。図4において、信号入力手段31は、速度発電機
からの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にして
処理手段34に入力する。車輪径設定手段32は、列車
の車輪径に合わせて設定された信号を受けて処理手段3
4に入力する。制限速度信号入力手段33は、制限速度
信号を受けて処理手段34に入力する。処理手段34
は、これらの信号を受けて速度計算と速度照査を行な
い、ブレーキ信号出力手段35によりブレーキ信号を出
力し、0出力処理手段37と速度信号出力手段36によ
り列車速度信号を出力する。
【0023】次にこの列車速度信号を出力する際の処理
について図5を参照して説明する。0出力処理手段37
は、処理手段34から速度データを受けとると、前回デ
ータと今回データとを比較し(ステップ41)、変化し
たかどうかを調べる(ステップ42)。変化があった場
合には、速度値0を一定時間出力した後に変化後の速度
を出力する(ステップ43、44、45)。速度値0を
一定時間出力する際には、一定時間を許容範囲内(1m
s以下)とすることで、速度値0の表示を人間の目の残
像効果によっては目視できないようにすることができ
る。
【0024】これらの動作タイミング例を図6に示す。
図6に示すように、39km/hから40km/hに切
り替わる時、フォトカプラのオン・オフ動作時間にずれ
が生じるが、39km/h→一定時間速度値0→40k
m/hの順序でデータを出力することで、BCDコード
出力にオーバーラップが生じず、ちらつきが発生しな
い。
【0025】このように、上記第2の実施例によれば、
速度発電機からの信号を受ける信号入力手段31と、車
輪径設定手段32と、制限速度信号入力手段33と、処
理手段34とにより速度計算および速度照査を行ない、
計算した列車速度値を列車速度計に速度信号を出力する
際に、前回の速度と今回の速度とを比較し、変化があっ
た場合には、速度値0(ゼロ)を一定時間出力した後に
変化後の速度を出力するので、BCDコードのオーバー
ラップによる列車速度計表示のちらつきをなくすことが
できるという利点を有する。
【0026】(実施例3)図7は本発明の第3の実施例
の構成を示すものである。この第3実施例では、図1に
示した第1の実施例の構成要素である特定データ出力処
理手段を1出力処理手段としたものである。図7におい
て、51は信号入力手段であり、速度発電機からの信号
を受ける。52は車輪径設定手段であり、列車の車輪径
に合わせて設定する。53は制限速度信号入力手段、5
4は速度計算と速度照査を行なう処理手段、55はブレ
ーキ信号出力手段、56は速度信号出力手段、57は1
出力処理手段である。
【0027】次に上記第3の実施例の動作について説明
する。図7において、信号入力手段51は、速度発電機
からの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にして
処理手段54に入力する。車輪径設定手段52は、列車
の車輪径に合わせて設定された信号を受けて処理手段5
4に入力する。制限速度信号入力手段53は、制限速度
信号を受けて処理手段54に入力する。処理手段54
は、これらの信号を受けて速度計算と速度照査を行な
い、ブレーキ信号出力手段55によりブレーキ信号を出
力し、1出力処理手段57と速度信号出力手段56によ
り列車速度信号を出力する。
【0028】次にこの列車速度信号を出力する際の処理
について図8を参照して説明する。1出力処理手段57
は、処理手段54から速度データを受けとると、前回デ
ータと今回データとを比較し(ステップ61)、変化し
たかどうかを調べる(ステップ62)。変化があった場
合には、10進数字の1に相当する速度値を一定時間出
力した後に変化後の速度を出力する(ステップ63、6
4、65)。速度値1を一定時間出力する際には、一定
時間を許容範囲内(1ms以下)とすることで、速度値
1の表示を人間の目の残像効果によっては目視できない
ようにすることができる。
【0029】これらの動作タイミング例を図9に示す。
図9に示すように、39km/hから40km/hに切
り替わる時、フォトカプラのオン・オフ動作時間にずれ
が生じるが、39km/h→一定時間速度値1→40k
m/hの順序でデータを出力することで、BCDコード
出力にオーバーラップが生じず、ちらつきが発生しな
い。
【0030】なお、本実施例においては、列車デジタル
速度計のバー表示だけではなく、7セグメント表示にお
けるちらつきをなくすためにも速度値1を一定時間出力
することができる。すなわち、7セグメント表示におけ
る数字1が使用するセグメントに注目すると、1が数字
0〜9に使用される頻度が最も高く、速度値1の出力と
速度データ出力のセグメントパターンが重なり、事実
上、5→6または6→5に変化する時間以外には、ちら
つき表示をなくすことができる。これは列車デジタル速
度計にブランク表示機能がない場合に最も有効な手段と
いえる。
【0031】このように、上記第3の実施例によれば、
速度発電機からの信号を受ける信号入力手段51と、車
輪径設定手段52と、制限速度信号入力手段53と、処
理手段54とにより速度計算および速度照査を行ない、
計算した列車速度値を列車速度計に速度信号を出力する
際に、前回の速度と今回の速度とを比較し、変化があっ
た場合には、速度値1を一定時間出力した後に変化後の
速度を出力することで、BCDコードのオーバーラップ
による列車速度計表示のちらつきをなくすことができる
という利点を有する。
【0032】(実施例4)図10は本発明の第4の実施
例の構成を示すものである。この第4実施例では、図1
に示した第1の実施例の構成要素である特定データ出力
処理手段を無表示出力処理手段としたものである。図1
0において、71は信号入力手段であり、速度発電機か
らの信号を受ける。72は車輪径設定手段であり、列車
の車輪径に合わせて設定する。73は制限速度信号入力
手段、74は速度計算と速度照査を行なう処理手段、7
5はブレーキ信号出力手段、76は速度信号出力手段、
77は無表示出力処理手段である。
【0033】次に上記第4の実施例の動作について説明
する。図10において、信号入力手段71は、速度発電
機からの信号を受けて波形整形し、速度パルス信号にし
て処理手段74に入力する。車輪径設定手段72は、列
車の車輪径に合わせて設定された信号を受けて処理手段
74に入力する。制限速度信号入力手段73は、制限速
度信号を受けて処理手段74に入力する。処理手段74
は、これらの信号を受けて速度計算と速度照査を行な
い、ブレーキ信号出力手段75によりブレーキ信号を出
力し、無表示出力処理手段77と速度信号出力手段76
により列車速度信号を出力する。
【0034】次にこの列車速度信号を出力する際の処理
について図11を参照して説明する。無表示出力処理手
段77は、処理手段74から速度データを受けとると、
前回データと今回データとを比較し(ステップ81)、
変化したかどうかを調べる(ステップ82)。変化があ
った場合には、無表示データを一定時間出力した後に変
化後の速度を出力する(ステップ83、84、85)。
無表示データを一定時間出力する際には、一定時間を許
容範囲内(1ms以下)とすることで、無表示出力を人
間の目の残像効果によっては目視できないようにするこ
とができる。
【0035】これらの動作タイミング例を図12に示
す。図12に示すように、39km/hから40km/
hに切り替わる時、フォトカプラのオン・オフ動作時間
にずれが生じるが、39km/h→一定時間無表示→4
0km/hの順序でデータを出力することで、BCDコ
ード出力のオーバーラップが生じず、ちらつきが発生し
ない。
【0036】なお、本実施例においては、列車デジタル
速度計のバー表示だけではなく、7セグメント表示にお
けるちらつきをなくすためにも無表示データを一定時間
出力することができる。すなわち、列車デジタル速度計
にブランク表示機能がある場合に、7セグメント表示を
一定時間無表示にすることで、ちらつき表示をなくすこ
とができる。
【0037】このように、上記第4の実施例によれば、
速度発電機からの信号を受ける信号入力手段71と、車
輪径設定手段72と、制限速度信号入力手段73と、処
理手段74とにより速度計算および速度照査を行ない、
計算した列車速度値を列車速度計に速度信号を出力する
際に、前回の速度と今回の速度とを比較し、変化があっ
た場合には、無表示データを一定時間出力した後に変化
後の速度を出力するので、BCDコードのオーバーラッ
プによる列車速度計表示のちらつきをなくすことができ
るという利点を有する。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上記各実施例から明らかなよ
うに、速度信号出力手段のオン・オフ切り替え時または
一定時間に、出力処理手段が予め設定した速度信号を出
力するので、その間には速度信号出力手段のオン・オフ
動作にタイムラグがあってもBCDコードがオーバーラ
ップすることがなく、列車速度計表示のちらつきを防止
して、より安全な走行に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるATS速度照査装
置のブロック図
【図2】本発明の第1実施例における列車速度信号出力
処理の流れ図
【図3】本発明の第1実施例における列車速度信号出力
処理の動作タイミング図
【図4】本発明の第2実施例におけるATS速度照査装
置のブロック図
【図5】本発明の第2実施例における列車速度信号出力
処理の流れ図
【図6】本発明の第2実施例における列車速度信号出力
処理の動作タイミング図
【図7】本発明の第3実施例におけるATS速度照査装
置のブロック図
【図8】本発明の第3実施例における列車速度信号出力
処理の流れ図
【図9】本発明の第3実施例における列車速度信号出力
処理の動作タイミング図
【図10】本発明の第4実施例におけるATS速度照査
装置のブロック図
【図11】本発明の第4実施例における列車速度信号出
力処理の流れ図
【図12】本発明の第4実施例における列車速度信号出
力処理の動作タイミング図
【図13】従来におけるATS速度照査装置のブロック
【図14】従来における列車速度信号出力処理の流れ図
【図15】従来における列車速度信号出力処理の動作タ
イミング図
【符号の説明】
11 信号入力手段 12 車輪径設定手段 13 制限速度信号入力手段 14 処理手段 15 ブレーキ信号出力手段 16 速度信号出力手段 17 特定データ出力処理手段 31 信号入力手段 32 車輪径設定手段 33 制限速度信号入力手段 34 処理手段 35 ブレーキ信号出力手段 36 速度信号出力手段 37 0出力処理手段 51 信号入力手段 52 車輪径設定手段 53 制限速度信号入力手段 54 処理手段 55 ブレーキ信号出力手段 56 速度信号出力手段 57 1出力処理手段 71 信号入力手段 72 車輪径設定手段 73 制限速度信号入力手段 74 処理手段 75 ブレーキ信号出力手段 76 速度信号出力手段 77 無表示出力処理手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車速度の変化に対応した速度信号を列
    車のデジタル速度計に送出するためにオン・オフ動作を
    行なう速度信号出力手段と、前記オン・オフ切り換え時
    に、予め設定した速度信号を前記速度信号出力手段を介
    して前記速度計に一定時間出力し、前記時間経過後に変
    化後の速度信号を出力する出力処理手段とを備えたAT
    S速度照査装置。
  2. 【請求項2】 予め設定した速度信号がゼロの速度信号
    である請求項1記載のATS速度照査装置。
  3. 【請求項3】 予め設定した速度信号が10進数字にお
    ける1の速度信号である請求項1記載のATS速度照査
    装置。
  4. 【請求項4】 予め設定した速度信号が無表示出力信号
    である請求項1記載のATS速度照査装置。
  5. 【請求項5】 速度発電機からの信号を受ける入力手段
    と、車輪径設定手段と、制限速度信号入力手段と、速度
    計算および速度照査を行なう処理手段と、ブレーキ信号
    出力手段と、特定データ出力処理手段と、列車のデジタ
    ル速度計にBCDコードの速度信号を出力する速度信号
    出力手段とを備え、前記速度信号出力手段が列車速度計
    に速度信号を出力する際に、前記特定データ出力処理手
    段が、前回の速度と今回の速度とを比較し、変化があっ
    た場合には、特定データを一定時間出力した後に変化後
    の速度を出力するATS速度照査装置。
  6. 【請求項6】 特定データがゼロの速度値である請求項
    5記載のATS速度照査装置。
  7. 【請求項7】 特定データが10進数字における1の速
    度信号である請求項5記載のATS速度照査装置。
  8. 【請求項8】 特定データが一定時間列車速度計表示が
    無表示となる速度値である請求項5記載のATS速度照
    査装置。
JP15027094A 1994-06-30 1994-06-30 Ats速度照査装置 Pending JPH0819104A (ja)

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JP15027094A JPH0819104A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 Ats速度照査装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101059191B1 (ko) * 2010-01-11 2011-08-25 김봉택 열차 운행 제어 시스템 및 그 방법
US8945655B2 (en) 2007-07-10 2015-02-03 Conopco, Inc. Stable and consumable compositions

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