JPH08190938A - 二次電池充放電自動試験装置用試験電池ホルダー - Google Patents

二次電池充放電自動試験装置用試験電池ホルダー

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JPH08190938A
JPH08190938A JP7001455A JP145595A JPH08190938A JP H08190938 A JPH08190938 A JP H08190938A JP 7001455 A JP7001455 A JP 7001455A JP 145595 A JP145595 A JP 145595A JP H08190938 A JPH08190938 A JP H08190938A
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JP
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battery
temperature
cooling
holder
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JP7001455A
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Toshiro Hirai
敏郎 平井
Kazuhiko Shindo
一彦 新藤
Tsutomu Ogata
努 尾形
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、充電、放電、休止に応じて試
験温度を個々の試験電池ごとに独立に変更でき、かつ、
それらの試験温度を充電、放電毎に、あるいは要求する
条件に応じて短時間に変更できる二次電池充放電自動試
験装置用試験電池ホルダーを提供することにある。 【構成】本発明は、二次電池用充放電自動試験装置に使
用される試験電池4を設置する試験電池ホルダー5であ
り、試験電池単体を、あるいは、複数個の単電池を直列
もしくは並列、もしくは直列と並列を組み合わせて構成
される試験組電池を収容でき、かつ上記二次電池用充放
電自動試験装置に結線するための正極用と負極用の一対
の端子27、28を具備する試験電池トレイ17と、該
試験電池トレイ17の周囲に配備された加熱層18、お
よび冷却層20とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種二次電池の改良、
開発に不可欠な二次電池充放電自動試験装置用試験電池
ホルダーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の小形化、高性能
化、携帯型化によって、ますます二次電池の需要が高ま
っている。それに応じて、二次電池の改良、開発はます
ます活発化してきている。
【0003】従来知られていた鉛蓄電池やニカド電池に
おいては、薄型化、角形化とともに、更なる高性能化が
盛んに行われている。一方、これら伝統的な電池系のみ
ならず、ニッケル・水素電池やリチウム電池などの新し
い電池が開発、市販されてきた。
【0004】もちろん、これらの市販電池は、ユーザー
の要求を百パーセント満たすものでなく、今後更なる高
性能化が精力的に継続されている。電池の開発には特性
試験による評価が不可欠である。しかも、その電池特性
や充放電寿命は充電、放電、さらには休止の条件によっ
て大きく左右されてくる。しかも、それらの条件は、単
に電池特性のみならず、電池の安全性にも密接に関与し
ている。
【0005】二次電池の開発にあたっては、実際に使用
される様々な条件を不足なく想定し、それに準じた電池
試験を行って、開発の指針とすることが重要である。実
際の電池は、夏の炎天下のような高温、あるいは冬の吹
雪のような低温で電池を使用(放電)し、比較的温度条
件の良好な屋内で充電するのが通常であって、しばしば
開発メーカーの電池特性や寿命評価結果と実使用でのそ
れらとに食い違いを生じ、ユーザーの不満をきたしてい
た。しかし、それら試験電池を評価するに当たって、こ
うした複雑な条件を満たす試験を可能とする充放電試験
装置はなかった。
【0006】近年、ようやく充放電装置をコンピュータ
コントロールできる装置が販売されるようになり、手作
業で、充電、放電、休止を行っていたことから解放され
るようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充放電
試験の温度までを、充電、放電に応じて変化できる装置
はまだない。せいぜい、既存の恒温槽を応用して、充
電、放電にかかわらず、複数個の試験電池をまとめて一
定の温度で充放電サイクル試験を行い、評価としている
のが現状である。もし、充電毎、放電毎に電池試験の環
境温度を変えていくとなると膨大な手間と時間を必要と
して人件費、開発費に影響をきたし、さらに、複数の試
験電池に対し、異なった温度設定が必要となると、それ
ぞれの試験電池の放電、あるいは充電の終了ごとに、い
ちいち試験を中断して温度設定を行う必要があり、人手
と時間を要するに留まらず充放電試験装置の特徴さえ損
なうことになった。
【0008】本発明の目的は、上記現状を改良するた
め、充電、放電、休止に応じて試験温度を個々の試験電
池ごとに独立に変更でき、かつ、それらの試験温度を充
電、放電毎に、あるいは要求する条件に応じて短時間に
変更できる機構を備えた二次電池充放電自動試験装置用
試験電池ホルダーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の二次電池充放電自動試験装置用試験電池ホル
ダーは、二次電池用充放電自動試験装置に使用される試
験電池を設置する試験電池ホルダーであり、試験電池単
体を、あるいは、複数個の単電池を直列もしくは並列、
もしくは直列と並列を組み合わせて構成される試験組電
池を収容でき、かつ上記二次電池用充放電自動試験装置
に結線するための正極用と負極用の一対の端子を具備す
る試験電池トレイと、該試験電池トレイの周囲に配備さ
れた加熱、および冷却用治具とから成ることを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】上記手段により本発明は、試験環境温度を充放
電に応じて速やかに変化させられるように加熱、冷却機
構を内蔵して一体化した加熱、冷却機能を持つことによ
り、充電、放電、休止に応じて試験温度を個々の試験電
池ごとに独立に変更でき、かつ、それらの試験温度を充
電、放電毎に、あるいは要求する条件に応じて短時間に
変更できる。
【0011】加熱、および冷却の機能は、室温を上昇、
または下降させられ、かつ変化させた温度を一定に保つ
機能を有しており、さらに試験電池ホルダー駆体に納ま
るものであれば何でもよい。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の試験電池ホルダーに関わる
二次電池充放電自動試験装置の構成の一概念を示したも
のである。図1において、1は試験電池収納容器であ
り、2は試験電池に一定電流の供給や低電圧の充放電な
ど具体的な試験実行を行う試験ユニットであり、3はこ
の試験ユニットや加熱、冷却温度の制御や記憶、記録を
行う制御・記録ユニットである。
【0013】試験電池収納容器1の内部には、試験電池
4を収納できる本発明の試験電池ホルダー5が設置され
ている。試験ユニット2は、定電流定電圧電源6と定電
流負荷装置7、およびスイッチS1、S2とから構成さ
れている。定電流定電圧電源6は充電、放電が一定の時
間で規定されている場合に設定電圧に達するまでの間、
定電流源として動作し、設定電圧に達した後は定電圧源
として動作する。定電流負荷装置7は、試験電池4から
供給される電流が一定の設定電流に維持されるように負
荷を変動させるものである。
【0014】制御・記録ユニット3は、充放電試験全体
を制御するCPU8、充放電試験制御とデータ記録のた
めのプログラムがあらかじめ収納されているROM9の
他、さらに作業用RAM10、プリンタ11、キーボー
ド12、充放電状態を表示する表示器13から構成され
る。
【0015】ROM9に格納されているプログラムに従
って、CPU8が試験ユニット2の定電流定電圧電源
6、定電流負荷装置7、スイッチS1、S2、のほか、
冷却温度コントローラ14や加熱温度コントローラ15
など装置全体を制御する。個々の充放電試験に必要な設
定値などはキーボード12によって入力される。
【0016】制御・記録ユニット3においては、あらか
じめ設定された条件において充放電と温度の制御を行い
ながら、試験電池4の端子電圧、電流、加熱、冷却温度
などの必要データを所定の時間間隔で測定し、記憶し、
さらに記録する。また、得られたこれらの試験データか
ら充放電の容量、エネルギー密度などを求める演算機
能、さらにそれらを一定時間ごとにプロットする特性作
成機能を具備している。
【0017】充放電に伴う温度制御は、目的とする試験
に応じて多様であるが、一例を上げると以下のようにな
る。すなわち、充電、あるいは放電の開始、または終了
直後直ちに、あるいは開始、終了後一定時間経過の後
に、加熱および冷却、あるいは加熱または冷却が開始、
あるいは終了するように制御されている。
【0018】あるいは、試験環境温度を上昇、あるいは
下降させ、その温度を一定時間モニターして一定に達し
たことを確認した後、充電、あるいは放電を開始するよ
うに制御されている。
【0019】あるいは、充電中、または放電中、一定の
パターンで試験環境温度が変化するように制御されてい
る。図2は、コンピュータを用いない場合の充放電試験
装置の構成の一概念図である。
【0020】図2において、試験ユニット2は図1の試
験ユニット2と同様の構成であるが、制御ユニット3′
は図1の制御・記録ユニット3と異なり、制御器16が
試験ユニット2と冷却、加熱温度コントローラ14、1
5を制御する。この場合、温度コントローラ14、15
の制御は、単にコントローラ14、15のオン・オフを
制御するのみであり、設定温度はコントローラ14、1
5に予め入力しておく必要がある。また、端子電圧、温
度の記録はレコーダ36にて行う。表示器13は表示ダ
イオードより構成される。
【0021】本発明の試験電池ホルダーを具備した二次
電池充放電自動試験装置は、必要なら幾つかの安全装置
を付与することができる。試験装置は、従来市販されて
いる試験装置と同様、一定の充放電時間、あるいは電圧
範囲を越えて試験は行われない機構を具備できる。
【0022】また、設定された一定の放電時間以下の放
電、あるいは設定された一定の充電時間以上の充電が行
われる場合、自動的に充放電試験を停止することができ
る。あるいはまた、充電、放電、または休止中に設定電
圧変化範囲(一定時間内にどれだけの電圧が変化するか
という設定)を越えると直ちに試験を停止させることも
可能である。
【0023】試験装置は、これら従来の安全機構に加
え、設定環境温度に達した後、一定温度以上外れた場合
には試験を停止すること、設定された一定時間内に設定
環境温度に到達しない場合には、以後の試験を停止する
こと等の安全機構が付与されてしかるべきである。
【0024】試験装置には、さらに試験電池の温度をモ
ニターし、電池本体が一定温度以上になると直ちに充放
電試験が停止する機構を具備させることも可能である。
これらの機能を有することにより、充放電と、充電、放
電に応じた温度を自動的に制御して二次電池の電池特性
を評価することが可能となる。
【0025】図3は、本発明における二次電池充放電自
動試験装置用の試験電池ホルダーの構成の一概念を示し
たものである。図3において、5は試験電池ホルダーで
あり、この容器内部に試験電池4を設置したトレイ17
を収納する。ホルダー5は二層になっており、ホルダー
5の外側に加熱層18が設けられ、内部にヒーター19
が内蔵されている。加熱層18の内壁に接して冷却層2
0が設けられ、冷却層20内部には、冷媒が流れる管2
1が内蔵されている。ヒーター19は端子22で温度コ
ントローラ15へ、冷却管21は冷却管端子23および
24にて外管を通じ冷却温度コントローラ14に連結さ
れている。また試験電池4の両端子25、26はホルダ
ー5に設置された端子27、28によって試験ユニット
2のスイッチS1、S2に連結され、電流、電圧の制御
とモニターが行われる。このようにしてトレイ17を試
験電池ホルダー5に収納した後、蓋29をしめて試験電
池収納容器1へのセットが完成する。
【0026】ここで、加熱層18内のヒーター19の代
わりに、温度範囲が比較的限定されている場合にはオイ
ル等の加熱媒体を使用することもできる。しかし、この
場合には、ヒーターのように温度を個々に可変するシス
テムにする場合にはかなり複雑な機構にならざるを得な
い。加熱を冷却の場合のように一定の温度の熱媒体を循
環させ、冷媒と熱媒体との流量コントロールによって望
む温度を取得するほうが容易である。ヒーター19の代
わりに適当な熱媒体を用いる場合には、冷却層20内の
管21と同様に構成し、加熱層18内にヒーター19に
代わって管を内蔵する。
【0027】加熱層18を冷却層20の外側に配置する
理由は、加熱は短時間で行えるが、冷却は時間を要する
ために、効率よく冷却することができるよう試験電池4
に、より接近した形で配置しているが、時間的な効率よ
り、デザイン上の理由などその他の要因を優先するなら
ば、この配置には必ずしも限定されない。
【0028】蓋29は、電池環境の雰囲気制御がより短
時間で可能となるように設けられているが、これについ
ても、経済的な理由等を優先する場合には、必ずしもこ
の蓋29を必要としない。
【0029】試験中の温度制御を行うために、試験電池
収納容器に直接これらの加熱、冷却機構を取り付ける方
法もあるが、後述する図5に示すように、より、コンピ
ュータ制御の特徴を生かすため、電池収納容器は複数個
設置されることが考えられる。電池収容納器を複数個ま
とめて架台に組み上げる場合、本発明における加熱、冷
却治具を付与された試験電池ホルダーを使用することに
より、個々の電池収納容器の小型化による省スペース、
および多数個の試験電池を同時に設置しなければならな
い場合の配線の簡素化が期待できるものである。
【0030】さらに、これに加えて、実際の電池の使用
携帯を考慮するに、電池を剥ぎ出しのままで使用するこ
とは極めてまれであり、通常は何らかの電池パック、あ
るいは電化製品の駆体の一部のスペースに収納されて使
用される場合が殆どである。このような場合、電池パッ
クや電化製品の駆体の温度変化は使用される電池に密着
した状態で起こる。本発明の試験電池ホルダーは、この
ような使用形態をシミュレーションするのに極めて適し
ている。
【0031】以上述べたように、本発明における試験電
池ホルダーを使用すると、試験上の便宜が図れ、さらに
より実情に即した試験条件を可能にするという大きな利
点が期待される。
【0032】図4はこの試験電池ホルダー5に関する温
度コントロール関係の構成図である。ヒーター19には
スライダック30とこれに温度コントローラ15が連結
されている。温度コントローラ15には温度センサ31
が連結されており、温度コントローラ15は制御・記録
ユニット3のCPU8または制御器16に連結される。
【0033】ヒーター19による加熱が終了すると同時
に、充放電器から、あるいはコンピュータから、冷却温
度コントローラ14より供給される冷媒循環系のバルブ
32が開くようにコントロールされ、試験電池ホルダー
5に連結された冷却管21内に冷媒が循環する機構にな
っている。本発明になる電池ホルダーの加熱、冷却機構
を付与することにより、単に室温以下への冷却のみなら
ず、ヒーター19の余熱によるホルダー内の温度降下の
緩慢性が解消され、迅速に温度変化が行われ、充放電試
験の迅速化が可能となった。温度範囲によっては、冷媒
が冷却管21に残存した状態では冷媒のガス化などによ
り、ヒーター部に損傷を起こすおそれがある。そのため
に、ガスによる残存冷媒のパージを行うパージガスライ
ン33を設け、冷媒の場合と同様にコンピュータ制御に
よってバルブ34の開閉をコントロールし、冷媒を除去
することができる。35は加熱用配線である。
【0034】ヒーター19の代わりに適当な熱媒体を使
用する場合にはスライダック30を除去し、流量可変バ
ルブを設置し、流量とバルブの開閉をCPU8、または
制御器16にて制御する。また、温度コントローラ15
の代わりに、レギュレータを冷却の場合の温度コントロ
ーラ14と同様な配置にして設ける。この場合、温度セ
ンサ31は、直接CPU8、または制御器16に接続す
る。
【0035】以下に、本発明を具体的実施例において詳
述するが、本発明は何らこれに限定されるものではな
い。 〔具体的実施例1〕加熱用にヒーター、冷却用に冷却水
を用いた加熱・冷却可能な試験電池ホルダーを作製し、
ヒーターを45℃に設定し、5分間45℃に維持した
後、20℃に冷却するようにして電池収納容器内の温度
変化を調べた。加熱層内のヒーターの加熱が終了すると
同時に、冷却層内の冷却管の弁を開き、冷却水(水道
水、温度約17℃)を循環させ、20℃に達するまで流
した。
【0036】比較のため、市販の恒温槽に電池トレイを
入れ、45℃に設定して5分間45℃に維持し、その後
設定を20℃にて恒温槽内の温度を測定した。図6に結
果を示す。図6において、6−1は、試験電池ホルダー
内部の温度変化を示す曲線であり、6−2は、比較例に
おける恒温槽内の温度変化を示す曲線である。
【0037】図6から明らかなように、本発明になる試
験電池ホルダー内部では20分程度で室温に到達するの
に対して、比較例の場合には、室温に到達するのに1時
間半程度かかった。
【0038】〔具体的実施例2〕本発明になる試験電池
ホルダーを用い、Ni/Cd電池の充放電特性を試験し
た。
【0039】放電を60℃で800ミリアンペア、充電
を20℃で800ミリアンペア、電圧範囲を1V〜1.
6Vの範囲で1サイクル充放電を行った。比較のため
に、市販の恒温槽に電池を入れ、手動にて、充電、放電
終了後に設定を変え加熱、自然冷却をさせて使用し、同
様の充放電試験を行った。
【0040】試験結果を図7に示す。図7において、曲
線7−1は電池電圧プロファイル、曲線7−2は、電池
ホルダー内の電池表面温度の変化を示している。また、
曲線7−3は、比較例における電池電圧プロファイル、
曲線7−4は比較例における恒温槽内の電池表面温度の
変化を示している。曲線7−1と曲線7−3を比較して
分かるように本発明の電池収納容器では、充放電試験時
間が短縮でき、効率的な試験を遂行できることがわか
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、二次電池の各種特性
を試験評価する場合、本発明における試験電池ホルダー
を用いると、より実使用条件に近い充電、放電における
環境温度を設定した多様な試験を行うことができ、かつ
試験を効率的に遂行することが可能となって、二次電池
の開発や評価において極めて大きな貢献を果たすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における試験電池ホルダーが適用される
二次電池充放電試験装置の一実施例を示す構成説明図で
ある。
【図2】本発明における試験電池ホルダーが適用される
二次電池充放電試験装置の他の実施例を示す構成説明図
である。
【図3】本発明における試験電池ホルダーの一例を示す
横断面図及び縦断面図である。
【図4】本発明における試験電池ホルダーの温度制御系
統に関する構成の一例を示す構成説明図である。
【図5】本発明における試験電池ホルダーが適用される
二次電池充放電試験装置のシステム化の一例を示す構成
説明図である。
【図6】本発明の具体的実施例1における試験電池ホル
ダー内の温度変化の試験結果を示す特性図である。
【図7】本発明の具体的実施例2におけるNi/Cd電
池を使用した試験結果を示す特性図である。
【符号の説明】
1…試験電池収納容器 2…試験ユニット 3…制御・記録ユニット 4…試験電池 5…試験電池ホルダー 6…定電流定電圧電源 7…定電流負荷装置 8…CPU 9…ROM 10…RAM 11…プリンタ 12…キーボード 13…表示器 14…冷却温度コントローラ 15…加熱温度コントローラ 16…制御器 17…試験電池トレイ 18…加熱層 19…ヒーター 20…冷却層 21…冷却管 22…ヒーター端子 23…冷却管端子 24…冷却管端子 25…試験電池正極端子 26…試験電池負極端子 27…正極端子 28…負極端子 29…蓋 30…スライダック 31…温度センサ 32…冷媒循環開閉バルブ 33…パージガスライン 34…ガス開閉バルブ 35…加熱用配線 36…レコーダ S1…端子スイッチ S2…端子スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池用充放電自動試験装置に使用さ
    れる試験電池を設置する試験電池ホルダーであり、試験
    電池単体を、あるいは、複数個の単電池を直列もしくは
    並列、もしくは直列と並列を組み合わせて構成される試
    験組電池を収容でき、かつ上記二次電池用充放電自動試
    験装置に結線するための正極用と負極用の一対の端子を
    具備する試験電池トレイと、該試験電池トレイの周囲に
    配備された加熱、および冷却用治具とから成ることを特
    徴とする二次電池充放電自動試験装置用試験電池ホルダ
    ー。
JP7001455A 1995-01-09 1995-01-09 二次電池充放電自動試験装置用試験電池ホルダー Pending JPH08190938A (ja)

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