JPH08189818A - 形状計測装置 - Google Patents
形状計測装置Info
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- JPH08189818A JPH08189818A JP54195A JP54195A JPH08189818A JP H08189818 A JPH08189818 A JP H08189818A JP 54195 A JP54195 A JP 54195A JP 54195 A JP54195 A JP 54195A JP H08189818 A JPH08189818 A JP H08189818A
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Abstract
レベルの差に起因して外光の影響排除が正しく行われな
くなる事を防止し、測定機の置かれる環境の明るさに影
響されない、正確な計測値が得られる形状計測装置を提
供すること。 【構成】 光源を点灯しない状態で被測定物の第1の画
像を取り込み、光源を点灯した状態で被測定物の第2の
画像を取り込む画像取込手段と、画像取り込み手段で取
り込まれた両画像における被測定物以外の部分の受光量
を計測する計測手段と、計測手段で計測された受光量に
基づき、両画像における被測定物以外の部分の出力レベ
ルが同一の出力レベルになるように制御する制御手段
と、制御手段による制御の後、第2の画像から第1の画
像を減算する事により、被測定物以外の画像情報を除去
する除去手段とを有する。
Description
ように構成された形状計測装置に関する。
と受光素子との組み合わせにおいて、発光素子の点灯時
の受光素子の受光量から、発光素子の消灯時の受光素子
の受光量を減算することにより、点灯時の受光量に含ま
れる外光の影響を除くものが特公平5−81252号に
提案されている。
来の背景除去方法では、発光素子の点灯時の受光量デー
タから、発光素子の消灯時の受光量データを減算すると
いう単純な減算だけで背景の除去を行っているため、背
景の除去がうまく行えない場合がある。例えば、画像処
理でその手法を応用した時、背景部分の受光量が、減算
しようとする画像と、減算される側の画像とで一致して
いないと、背景が除去しきれなくなり、測定誤差につな
がるおそれがある。
るさの変化に対応するために、自動的にアイリス調整す
るレンズや、受光素子の方で自動的に感度を変えて適正
な露光量に調整する機構がついているものがほとんどで
あり、そのために光源の点灯前と後では、背景画像の明
るさが変わってしまい、単純に減算するだけでは、望ま
しい背景除去ができない。
いては記述されておらず、この点については全く考慮さ
れていないという問題があった。
を取り込み、減算処理により外光の影響を除くようにし
た形状計測装置において、点灯前後の画像の取り込みレ
ベル(レンズの絞りや受光素子の感度)の差に起因して
外光の影響排除が正しく行われなくなる事を防止し、測
定機の置かれる環境の明るさに影響されない、正確な計
測値が得られる形状計測装置を提供することにある。
に、本発明の形状計測装置は、被測定物に光を照射する
光源と、光源からの光により写しだされた被測定物を撮
像する撮像装置と、撮像装置により、光源を点灯しない
状態で被測定物の第1の画像を取り込み、光源を点灯し
た状態で被測定物の第2の画像を取り込む画像取込手段
と、画像取り込み手段で取り込まれた第1及び第2の画
像における被測定物以外の部分の受光量を計測する計測
手段と、計測手段で計測された受光量に基づき、第1の
画像における被測定物以外の部分の出力レベルと、第2
の画像における被測定物以外の部分の出力レベルとが、
同一の出力レベルになるように、第1及び第2画像のう
ち少なくとも一方の画像の出力レベルを制御する制御手
段と、制御手段による制御の後、第2の画像から第1の
画像を減算する事により、被測定物以外の画像情報を除
去する除去手段と、を有することを特徴とする。
点灯後の画像を取り込んだ後、両画像の背景部分の受光
量を読取り、光源の点灯前と光源の点灯後の画像での背
景部分の出力レベルが同じになるように制御してから、
減算を行う。
する。本実施例では、形状計測装置として足形計測機を
例に挙げて説明する。図1は、足形計測機1の正面図、
図2は足形計測機1のブロック図である。3は被測定者
の足を載せるための窓部で、大人が乗っても十分耐えら
れるように強化透明硝子等でできている。この窓部3が
測定基準面となる。
させることで窓部3に置かれた足の裏部分を浮かび上が
らせる。光源4のうち、装置外に設けられているものは
被測定物の輪郭をはっきりと写しだすためのものであ
り、装置内に設けられているものは被測定物全体を写し
だすために補助的に設けられているものである。
り、撮像装置7が撮像した被測定物の画像データは演算
装置6に送られるようになっている。撮像装置7として
は、測定機が置かれた環境の明るさの変化に対応できる
ように、電気的に受光素子の感度を調節する機構を持っ
たものを使用する。これは、自動的に入射光量を調節
(アイリス調整)するレンズ機構を持ったものでもよ
い。本実施例では、自動的にCCDの感度調整が行われ
るCCDカメラを用いている。
で、8は撮像装置7の上部に設けられたフィルターであ
る。これらのフィルター2、8は、可視光をカットする
フィルターであり、背景の写りこみを減少させるために
設けられている。
で、演算装置6に接続されている。また、演算装置6に
は測定結果をプリントアウトするためのプリンタ5も接
続されている。
けることで計測機の高さを低くしても十分な光路長を稼
ぐことができるようにしている。
はスタートボタンであり、このスタートボタン11を押
すことで足形の撮像が行われる。12は電源スイッチで
あり、このスイッチをONにすることで足形計測機1に
電気が供給される。プリンタ5により測定結果がプリン
トされた用紙は図のように排出部から排出される。
に入射するのを防止するため遮光部材でできている。
初に、電源スイッチ12をONにする。被測定者は窓部
3に足を載せる。次に、スタートボタン11を押す。ス
タートボタン11は被測定者本人が押せるよう、手元ス
イッチやリモコン式にしてもよい。スタートボタン11
が押されると、自動的に光源4の点灯前の画像(背景除
去に使用する)と、光源4の点灯後の画像(足の裏部分
がくっきりと浮かび上がって写る)が、演算装置6に取
り込まれる。2つの画像の取込が行われた後は窓部3か
ら足をはずしてもよい。
を照射して撮像装置7に入射するまでの光路図を図1に
点線で示してある。
理され、所定の2地点間の距離が計測できる(詳しくは
後述する)。通常、足形の計測で測定されるのは、図4
で示したように足長13、足幅14、踵幅15、の3項
目である。もちろん、これら以外の項目の測定を行って
も良い。項目の増加、減少は演算装置6のプログラムを
変更するだけで簡単に対応することができる。
る小型プリンタ5へ送られ、測定結果がプリントアウト
される。
等)が装備されていれば、測定結果のデータを保存で
き、そのデータを統計的に処理して、各種の管理に利用
することもできる。例えば、足形のデータを靴の製造へ
フィードバックしたり、靴の小売り店で顧客管理に利用
したりする事ができる。また、演算装置6の接続コネク
タ部分を計測機外部へ出しておき、必要な時のみキーボ
ード、モニター等の演算装置周辺装置を接続して、デー
タ管理を実行する事もできる。またその様にしておけ
ば、計測機の保守にも使える。
明する。計測計算は、図5のフロー図に示すように、ス
テップ41で光源4点灯前と光源4点灯後の画像を取込
み、ステップ42で計測の妨げとなる背景を除去し(詳
しくは後述する)、ステップ43で画像処理の2値化・
ラベリングという手法を用いて被測定物の認識を行い、
ステップ44でレンズ歪み等の原因による被測定物の画
像のずれ補正を行い、ステップ45で距離計算を行うと
いう順序で行われる。測定結果は、ステップ46で内蔵
されている小型プリンタ5へ送られ、プリントアウトさ
れる。
2)を詳しく説明する。図6は光源4点灯前の取込画
像、図7は光源4点灯後の取込画像である。撮像装置7
のCCD感度調整が自動的に行われた場合、各々の取込
画像の背景の受光量(17と20)は、異なっている。
また、各々の取込画像には、撮影部屋の天井に設けられ
ている室内照明用の蛍光灯(16と19)が写ってい
る。この蛍光灯16、19のような背景を除去するため
に、光源4点灯後の取込画像から光源4点灯前の取込画
像を減算するのが以下の方法である。
法について説明する。画像処理では、画像の表現方法と
して、1画素あたりメモリの8ビットをあてて、256
階調を表現する事が多い(8ビットで、0から255の
整数値を2進数で表現できるため)。しかし、このよう
な表現方法を用いて、2つの画像の減算・加算を行う
と、計算結果が256を越える場合がある。計算結果が
256を越えると8ビットでは表現できなくなり、これ
をオーバーフローという。逆に、計算結果がマイナスに
なった場合、同様に表現できなくなり、これをアンダー
フローという。
合、オーバーフロー・アンダーフローを考慮せず、その
まま2つの画像の減算をしたのでは、画像メモリに正し
くない値が入り、それを画像としてみると背景部分の出
力が残ってしまったり、被測定物の画像部分まで、暗く
なったりして、所望の計算を行わせることができない。
った実際の背景除去について説明する。図7の破線を引
いた部分の受光量分布である図9(光源4点灯後)か
ら、図6の破線を引いた部分の受光量分布である図8
(光源4点灯前)を単純に減算すると、図10に示す出
力レベル分布が得られる(オーバーフロー・アンダーフ
ローは考慮していない)が、図10の出力レベル分布で
は、背景部分の受光量が異なっていることや、オーバー
フロー・アンダーフローの影響で、所望の測定結果が得
られない。
チャートに示す手順で行うようにする。まず、ステップ
121で2つの画像の背景部分のレベル合せをするた
め、被測定物が置かれていない部分(背景部分)の数点
で受光量を調べる。ここでは、図6(光源4点灯前)の
X1からX6までの6点の受光量と、図7(光源4点灯
後)のY1からY6までの6点の受光量を測定する。
画像の受光量の差を求め、受光量の差の平均を求める。
それを式で表すと次のようになる。
のレベル合わせをするため、図6(光源4点灯前)か
ら、ステップ122で計算した平均値(AVE)を引
く。この時、アンダーフローする部分は0に、オーバー
フローする部分は255に固定しておくようにする。図
11に、レベル合せ後の出力レベル分布図を示す。
(光源4点灯後)の画像に平均値(AVE)を足しても
よい。あるいは、平均値の半分(AVE/2)を図6
(光源4点灯前)の画像から引き、平均値の半分(AV
E/2)を図7(光源4点灯後)の画像へ足してもよ
い。いずれの場合も、アンダーフローする部分は0に、
オーバーフローする部分は255に固定しておく。
灯後の画像)から、図11(レベル合せ後の光源4点灯
前の画像)を減算する。尚、この減算時には特にオーバ
ーフロー・アンダーフローの影響を考慮する必要はな
い。
(図12)に示されるように、被測定物が特に強く浮か
び上がった画像を得ることができる。
のステップ43)を、詳しく説明する。ステップ42で
得られた被測定物が特に強く浮かび上がった画像を、2
値化する。2値化の際の閾値の設定方法は、僅かである
が残っている室内照明(蛍光灯)の出力レベルが、閾値
より低くなるように設定しておけばよい。図12に示す
ように、被測定物の出力レベル22と、室内照明灯部分
23の出力レベルには、大きな差があり、その閾値設定
は容易である。
いう作業を行って、左右の足の認識を行う。ラベリング
とは、2値画像において孤立している島状の画像に順番
に番号をつけていく作業である。ここで、左右の足の部
分は、それぞれ孤立しているので、別の番号がつけられ
ることになり、各々の足の認識ができる。
物の認識の妨害となる外光(蛍光灯などの室内照明)の
影響を正確に除去できるため、安定して正確な計測値を
出す事ができる。
ロック図
視図
明図
明図
分布を示す説明図
の分布を示す説明図
の分布を示す説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定物に光を照射する光源と、 光源からの光により写しだされた被測定物を撮像する撮
像装置と、 撮像装置により、光源を点灯しない状態で被測定物の第
1の画像を取り込み、光源を点灯した状態で被測定物の
第2の画像を取り込む画像取込手段と、 画像取り込み手段で取り込まれた第1及び第2の画像に
おける被測定物以外の部分の受光量を計測する計測手段
と、 計測手段で計測された受光量に基づき、第1の画像にお
ける被測定物以外の部分の出力レベルと、第2の画像に
おける被測定物以外の部分の出力レベルとが、同一の出
力レベルになるように、第1及び第2画像のうち少なく
とも一方の画像の出力レベルを制御する制御手段と、 制御手段による制御の後、第2の画像から第1の画像を
減算する事により、被測定物以外の画像情報を除去する
除去手段と、 を有することを特徴とする形状計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00054195A JP3414019B2 (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 形状計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00054195A JP3414019B2 (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 形状計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189818A true JPH08189818A (ja) | 1996-07-23 |
JP3414019B2 JP3414019B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=11476611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00054195A Expired - Lifetime JP3414019B2 (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 形状計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3414019B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002107127A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 形状測定装置 |
JP2004003086A (ja) * | 2002-04-04 | 2004-01-08 | Kagawa Prefecture | 手又は足の立体計測法及びその装置 |
US6822690B2 (en) | 2000-03-23 | 2004-11-23 | Minolta Co., Ltd. | Image processing apparatus, image pickup apparatus, and image processing method capable of eliminating effect of outside light |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP00054195A patent/JP3414019B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6822690B2 (en) | 2000-03-23 | 2004-11-23 | Minolta Co., Ltd. | Image processing apparatus, image pickup apparatus, and image processing method capable of eliminating effect of outside light |
JP2002107127A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 形状測定装置 |
JP2004003086A (ja) * | 2002-04-04 | 2004-01-08 | Kagawa Prefecture | 手又は足の立体計測法及びその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3414019B2 (ja) | 2003-06-09 |
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