JPH0818896B2 - 肥料製造方法 - Google Patents

肥料製造方法

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JPH0818896B2
JPH0818896B2 JP4031562A JP3156292A JPH0818896B2 JP H0818896 B2 JPH0818896 B2 JP H0818896B2 JP 4031562 A JP4031562 A JP 4031562A JP 3156292 A JP3156292 A JP 3156292A JP H0818896 B2 JPH0818896 B2 JP H0818896B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業廃棄物の一種である
有機質廃棄物の有効利用を図ると共に、有機質肥料と化
学肥料との中間的特性を具有する土壌改良剤としての肥
料を製造する肥料製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業廃棄物である有機質廃棄物と
しては、牛、豚、鶏等の畜糞尿、ビールカス、コヒーカ
ス、オカラ、オガクズ等の動物性廃棄物、植物性廃棄物
の種々のものが存在しているも、かかる有機質廃棄物は
それぞれの製造業者毎に個別に廃棄処理しているのが現
状であって、土壌改良剤としての複合機能を有する肥料
としては全くなく、有機質廃棄物を有効的に処理する方
法が望まれている。
【0003】又、ゴルフ場におけるフェアーウエー、テ
ィーグランド等の芝用に使用される肥料としては、窒素
肥料、リン酸肥料等の化学肥料が使用されているも、然
しながら化学肥料は速効性を有している反面、水に溶け
て流れて損失しやすいため、必要以上使用する結果とな
り、このため窒素、リン酸分等がゴルフ場に隣接する河
川に流れ込み汚染すると共に、ヘドロ状となって蓄積し
て公害の原因となる欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は有機質廃棄物
と化学肥料とを化学的に吸着させて有機化し、肥効を緩
徐にして根に優しい肥料にすると共に、水に溶ける時間
を遅延させ、河川の環境汚染等を未然に無くし、化学肥
料と有機質肥料との利点のみを兼ね備えさせ、且つ土壌
の物理的性質を改善する優れた肥料とし、又製造時にお
いては熱交換率を高くし、高い効率にて連続乾燥処理し
た肥料を製造可能とした肥料製造方法を提供せんとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく有機質廃棄物の個別廃棄処理、化学肥料による公
害の原因等の課題に鑑み、有機質廃棄物と化学肥料とを
化学的に吸着させて一体的に有機化した肥料と他の有機
物質、無機物質とを混合して土壌改良剤としての高付加
価値を具有させると共に、有機質廃棄物の有効利用を図
ることを要旨とする肥料製造方法を提供して上記欠点を
解消せんとしたものである。
【0006】以下本発明の肥料製造方法は、醗酵させて
肥料化し、乾燥処理し、混合して肥料を製造する。
【0007】又、肥料化については有機質廃棄物に所定
量の化学肥料を添加し、しかる後攪拌混合しながら好気
性醗酵させている。
【0008】又、上記有機質廃棄物としては、牛、豚、
鶏等の畜糞尿、ビールカス、コヒーカス、オカラ、オガ
クズ、ゼオライト、卵殻、貝殻等の動物性廃棄物、植物
性廃棄物があり、又化学肥料(無機質肥料)としては、
窒素肥料、リン酸肥料、カリ肥料等があり、有機質廃棄
物の少なくとも一種以上適宜混合して主原料と成し、該
主原料に化学肥料の少なくとも一種以上を適宜割合にて
添加している。
【0009】又、上記乾燥処理としては、回転制御され
る炉体内に設ける撹拌突条により前記肥料を攪拌させな
がら邪魔板により乱流状態と成した熱風に接触させて乾
燥処理している。
【0010】又、乾燥処理された肥料を粉砕機を介して
ミキサーに投入すると共に、所定量の他の有機物質、無
機物質をミキサーに投入して混合する様にしている。
【0011】又、有機物質、無機物質としては、コンニ
ャクイモ、ピートモス、パーミキライト、砂、粘土、石
炭ガラ等がある。
【0012】
【作用】本発明にあっては、好気性醗酵が進むにつれ、
高含水部分の小団塊も次第に乾燥し、醗酵後期には小団
塊も細粒化されると共に、微生物の働きにより有機質廃
棄物が醗酵した有機醗酵生成物と化学肥料とを化学吸着
させて一体的に有機化し、攪拌状態の肥料に乱流状態の
熱風を接触させて、高い熱交換率にて乾燥処理し、この
乾燥処理された肥料と他の有機物質、無機物質とを混合
して物理的性質を具有させる肥料を一貫して連続生産す
る。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る肥料製造システムであり、該
肥料製造システム1の起点には醗酵槽2を設け、かかる
醗酵槽2により原料を醗酵処理している。
【0014】この醗酵槽2は屋根3を採光性を有するガ
ラス、プラスチック等の材質にて囲まれる温室効果を具
有させる建屋4内に、該建屋4の原料搬入口5から肥料
排出口6にわたってコンクリート製等にて形成される側
壁7、7aを設けて上方開口する横型の槽本体8を形成
し、該槽本体8の原料搬入口5と肥料排出口6間を移動
自在と成す撹拌混合機9を設けている。
【0015】尚、撹拌混合機9は槽本体8内の推積原料
Wを撹拌混合するスクリュー式、スクープ式等の適宜機
構を採用することも可能である。
【0016】又、槽本体8の底部からは空気を通気でき
る通気機構10を有し、通気によって好気性醗酵を促進さ
せている。
【0017】11は醗酵槽2により醗酵処理された肥料を
乾燥させる乾燥処理装置であり、該乾燥処理装置11は円
筒状の炉体12が水平方向に回転自在に設置され、かかる
炉体12の一端側に肥料投入口13を設けると共に、他端側
に乾燥肥料取出口14を設けている。
【0018】尚、本実施例では炉体12の他端側を適宜下
方と成す様に若干炉体12を傾斜させている。
【0019】15、15a …は炉体12内に設ける撹拌突条で
あり、該撹拌突条15、15a …は炉体12の内壁16における
円周方向に所定間隔にて配列するものにして、炉体12の
軸方向にわたって多数条設けている。
【0020】17、17a …は炉体12内に設ける弓形状に形
成した邪魔板であり、該邪魔板17、17a …は炉体12の内
壁16における軸方向に所定間隔にて配列するものにし
て、炉体12の軸方向に移行するに従って円周方向に所定
角度順次変位させる様に、邪魔板17、17a …の円弧側を
内壁16に固定し、かかる多数の邪魔板17、17a …の弦側
にて炉体12内の軸方向に多角状の熱風通路Lを形成して
いる。
【0021】18は乾燥肥料取出口14に設ける開閉扉であ
り、該開閉扉18は乾燥肥料取出口14の上下に設けるガイ
ド部材19、19a に扉体20をスライド自在に設け、該扉体
20にシリンダー等の駆動源21を連結し、該駆動源21によ
って扉体20をスライド開閉作動させ、乾燥肥料取出口14
の開閉度合を調整制御している。
【0022】又、乾燥肥料取出口14には、該乾燥肥料取
出口14より排出された乾燥した肥料を他に搬送する搬送
コンベア22を設けている。
【0023】尚、乾燥肥料取出口14の開閉度合に応じて
外部へ排出される乾燥した肥料の排出量を測定する適宜
なる排出量測定装置23を設けることも可能である。
【0024】24は原料投入ホッパーであり、該原料投入
ホッパー24は炉体12の肥料投入口13に連設すると共に、
肥料を肥料投入口13より炉体12内に投入する手段である
適宜モーター等の駆動源25によって作動する移送スクリ
ュー26を設け、該移送スクリュー26によりシューター27
を介して肥料を炉体12内に投入する様にしている。
【0025】又、シューター27の入口側には開閉自在な
るシャッター27a が設けられ、このシャッター27a は後
述する熱風供給装置29にて送給される熱風によって閉鎖
し、原料投入ホッパー24の移送スクリュー26を介して送
られる肥料によって開口される。
【0026】尚、肥料投入口13より炉体12内に投入され
る投入量を測定する投入量測定装置28を肥料投入口13に
関連する位置に設けることも可能である。
【0027】29は熱風供給装置であり、該熱風供給装置
29は炉体12の他端側に設けられた熱風導入口30に接続さ
れ、上記邪魔板17、17a …にて形成された多角状の熱風
通路Lに熱風を送給している。
【0028】又、熱風供給装置29は炉体12内の他端側に
高温温度センサー31を設けると共に、一端側には低温温
度センサー32を設け、熱風導入口30側では約200℃以
上、肥料投入口13側では外気温度より高く、水の沸騰点
より低くなる様に熱風の送給量を制御している。
【0029】尚、本実施例では肥料投入口13側の温度は
約70℃程度にて制御している。
【0030】33は集塵装置であり、該集塵装置33は炉体
12の一端側に排気ダクト34を設け、該排気ダクト34を外
部に設けた集塵処理塔35の中間部位に接続し、炉体12内
と集塵処理塔35内とを連通させている。
【0031】又、集塵処理塔35内の適宜上方部位には水
を噴霧若しくはシャワー状に、該集塵処理塔35の内壁36
側へ向かって噴出させる拡散ノズル37を設け、一方集塵
処理塔35の適宜下方部位には内壁36に付着し、流下する
スラリー状の廃棄物を受承する様に排出コンベア38を連
設している。
【0032】尚、排出コンベア22より後述する粉砕機39
への乾燥した肥料の搬送過程において、必要に応じてカ
ルシウム、カリウム、鉄、マンガン、コバルト、ヨウ素
等のミネラルを所定量添加しても良く、又微生物(醗酵
菌)若しくは三菱商事株式会社製のヒューマス活植源
(商標)を必要に応じて所定量添加しても良い。
【0033】粉砕機39は乾燥した肥料を粉砕するボール
ミル、ロッドミル等の適宜機構からなるものにして、粉
砕機39の入口側を排出コンベア22に連設すると共に、出
口側は粉砕中に発生する粉塵を除去する集塵機40を介し
て粉砕した肥料を収容する粉砕肥料ホッパー41に連設し
ている。
【0034】尚、粉砕機39より粉砕肥料ホッパー41への
粉砕した肥料の搬送過程において、必要に応じて加水す
ると共に、土壌菌(好気性有効菌)を添加している。
【0035】42はミキサーであり、該ミキサー42は攪拌
羽43を有し、粉砕肥料ホッパー41より供給される粉砕し
た肥料と、物理的性質(吸湿、固化性等)を与える他の
コンニャクイモ、ピートモス、パーミキライト、砂、粘
土、石炭ガラ等の有機物質、無機物質等の添加材料とを
攪拌混合している。
【0036】尚、ミキサー42に投入する添加材料は、上
記の有機物質、無機物質等を改良する土壌に対応して適
宜選択して使用する。
【0037】又、粉砕肥料ホッパー41よりミキサー42へ
の粉砕した肥料を供給する過程において、所定量の木酢
液を添加し施肥した際にミミズ、コガネ虫等の発生を未
然に防止させると共に、ミキサー42にて混合する際に加
水する水分中には必要に応じて土壌菌(好気性有効菌)
を添加してもよい。
【0038】次に本発明に係る肥料製造システムによる
製造方法の各工程について説明すると、先ず、建屋4に
おける槽本体8の原料搬入口5より有機質廃棄物と所定
量の化学肥料を添加した原料を推積し、かかる推積原料
Wを撹拌混合機9により順次槽本体8の終端側である肥
料排出口6まで撹拌と混合を繰り返し処理させながら、
適度な空気を通気機構10より供給すると共に、腐植物質
(土壌菌)が含まれる水を加えて微生物である好気性菌
(活性菌)によって所定期間醗酵させて肥料と成すので
ある。
【0039】又、上記有機質廃棄物としては、牛、豚、
鶏等の畜糞尿、ビールカス、コヒーカス、オカラ、オガ
クズ、ゼオライト、卵殻、貝殻等の動物性廃棄物、植物
性廃棄物があり、又化学肥料(無機質肥料)としては、
窒素肥料、リン酸肥料、カリ肥料等があり、有機質廃棄
物の少なくとも一種以上適宜混合して主原料と成し、該
主原料に化学肥料の少なくとも一種以上を適宜割合にて
添加して推積原料Wと成している。
【0040】上記の様に撹拌混合し所定の醗酵処理が終
了した肥料としては、槽本体8内にて好気性醗酵が進む
につれ、高含水部分の小団塊も次第に乾燥し、醗酵後期
には小団塊も細粒化されると共に、微生物の働きにより
有機質廃棄物が醗酵し細粒化した有機醗酵生成物と化学
肥料とを化学吸着させて一体的に有機化させるのであ
る。
【0041】そして、上記有機化した肥料は適宜搬送手
段を介して乾燥処理装置11に搬入され乾燥処理される。
【0042】即ち、熱風供給装置29にて所定の温度に加
熱された熱風を炉体12の熱風導入口30より送給すると共
に、炉体12を所定回転速度にて回転させた状態で、原料
投入ホッパー24に有機化された肥料を投入すると、駆動
源25にて作動される移送スクリュー26にて炉体12の肥料
投入口13より連続的若しくは間歇的に順次肥料をシュー
ター27を介して炉体12内に投入する。
【0043】尚、肥料中には不純物(例えば金属、石
等) が存在しているため、この不純物を分離装置によっ
て除去分離している。
【0044】そして、投入された肥料は順次乾燥肥料取
出口4側へと移動する過程において、熱風により乾燥さ
せられ、そして乾燥肥料取出口14より順次搬送コンベア
22にて粉砕機39へと搬送される。
【0045】又、上記乾燥過程については、炉体12が回
転していることにより、投入された原料が撹拌突条15、
15a …によって掻き上げられ、所定位置にて落下されて
撹拌処理されながら、乾燥肥料取出口14へと移動する過
程で、熱風通路Lを通過する熱風に接触して順次水分が
除去され、而も邪魔板17、17a …が変位して設けられて
いることより、熱風が単純に直線的に熱風通路Lを通過
せずに、各邪魔板17、17a …に衝突して内部にて撹拌乱
流状態と成りながら熱風が排気ダクト34へと移動するこ
ととなり、高い熱交換率で乾燥させるのである。
【0046】又、高温温度センサー31、低温温度センサ
ー32により検出された夫々の温度は常に熱風供給装置29
に内装される制御装置(図示せず)に入力され、炉体12
内の原料の量に関係なく常に乾燥肥料取出口14側では約
200℃以上と成すと共に、肥料投入口13側では約70
℃程度と成る様に制御している。
【0047】よって、乾燥肥料取出口14より排出される
乾燥した肥料は種子、病原菌等が殺菌された状態で排出
されるのである。
【0048】又、炉体2の温度制御を簡易にするために
肥料投入口13から投入する量と乾燥肥料取出口14から排
出する量を一定にすることも可能とし、即ちその方法と
しては乾燥肥料取出口14の開口度合に応じて決定される
排出量に対応した量と成る様に駆動源25の回転数を制御
して移送スクリュー26によって投入される投入量を一定
と成したり、又他の方法としては、乾燥肥料取出口14よ
り排出される量を排出量測定装置23により常に測定しな
がら、この測定値に対し所定の基準値となる様に制御す
る。
【0049】次に集塵装置33については、排気ダクト34
より排出される熱風は乾燥過程にて粉塵と成った廃棄物
が存在しており、ここでは拡散ノズル37により水を集塵
処理塔35の内壁36側若しくは下方へ噴霧(又はシャワー
状)することにより、この水と接触した粉塵は内壁36に
付着し、この付着した粉塵はスラリー状と成って下方へ
流動し、そして排出コンベア38により外部に排出される
ため、集塵処理塔35からは極めてクリーンな空気のみが
排出される結果となる。
【0050】尚、排出コンベア38は乾燥処理装置11にお
ける投入した肥料のオーバーフローを取り出すことも出
来る。
【0051】次に乾燥された肥料は粉砕機39に投入さ
れ、粉末状にして原材料の均一化を図って粉砕肥料ホッ
パー41へ供給され、該粉砕肥料ホッパー41よりミキサー
42に投入する過程において必要に応じて所定量の木酢液
を添加し、かかるミキサー42に投入された粉末状の肥料
には有機物質、無機物質等の添加材料を投入し、水若し
くは水蒸気等を供給して水分調整しながら攪拌羽43によ
り攪拌混合する。
【0052】その後、混合した複合肥料を、小袋詰器44
により10キロ、大袋詰器45により20キロ程度に詰め
られ、その後はロボットパレタイザー46を介してパレッ
ト上に所定量載置される。
【0053】
【発明の効果】要するに本発明は、有機質廃棄物に所定
量の化学肥料を添加し、しかる後攪拌混合しながら好気
性醗酵させて肥料化したので、好気性醗酵が進むにつ
れ、高含水部分の小団塊も次第に乾燥し、醗酵後期には
小団塊も細粒化され、これにより細粒化される有機醗酵
生成物と、細粒化された化学肥料とを化学的に吸着させ
て一体的に有機化した肥料を使用することが出来る。
【0054】次に回転制御される炉体12内に設ける撹拌
突条15、15a …により前記肥料を攪拌させながら邪魔板
17、17a …により乱流状態と成した熱風に接触させて乾
燥処理したので、回転する炉体12により投入された肥料
が撹拌突条15、15a …によって掻き上げられると共に落
下されて撹拌処理されながら、邪魔板17、17a …によっ
て撹拌乱流状態と成る熱風に接触して順次水分を除去さ
せて乾燥処理することが出来、又熱風は各邪魔板17、17
a …に衝突して内部にて撹拌乱流状態と成ることによ
り、熱交換率を高くし、高い効率にて連続乾燥処理する
ことが出来る。
【0055】又、熱風供給装置29から送給する熱風の温
度を乾燥肥料取出口14側では約200℃以上と成すこと
により、乾燥肥料取出口14より排出される乾燥した肥料
は種子、病原菌等を殺菌させた状態で排出することが出
来、このため施肥した後の雑草の発生を未然に防止する
ことが出来ると共に、乾燥処理された肥料に土壌菌(好
気性有効菌)を添加することにより、フェアーウエー、
ティーグランド等に生菌として働きサッチの分解を促進
し、芝の健全に発育させることが出来る。
【0056】次にこの乾燥処理された肥料を粉砕機39を
介してミキサー42に投入すると共に、所定量の他の有機
物質、無機物質をミキサー42に投入し、該ミキサー42に
より混合する様にしたので、この混合した肥料を土壌改
良剤として使用すると、その肥料に含まれている肥料化
したものは、土壌中の微生物によって化学吸着している
有機醗酵生成物が無機化され、その肥料成分を徐々に少
量ずつ土壌中に放出することが出来、化学肥料に比し肥
効が緩徐であるため植物の根に極めて優しい肥料となる
と共に、化学肥料と有機醗酵生成物とを化学的に吸着さ
せているため、化学吸着されている有機醗酵生成物が無
機化されるまで化学肥料が水に溶ける時間を遅延させる
ことが出来、化学肥料のみを使用する場合に比し、河川
の環境汚染等の公害の原因を未然に無くすことが出来、
よって化学肥料と有機質肥料との利点のみを兼ね備えら
れ、且つ土壌に対して物理的性質を改善したよりグレー
ドの高い総合的なる土壌改良剤としての肥料を製造出来
る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る肥料製造システムのフローシート
図である。
【図2】肥料の醗酵槽を有する建屋の概略正面図であ
る。
【図3】建屋の醗酵槽の概略側面図である。
【図4】乾燥処理装置の一部を破断した側面図である。
【図5】乾燥処理装置の一部を示す拡大図である。
【図6】乾燥処理装置の炉体内に設ける邪魔板の配設状
態を示す概略斜視図である。
【図7】図4のAーA一部省略断面図である。
【図8】図4のBーB一部省略断面図である。
【符号の説明】
12 炉体 15、15a … 撹拌突条 17、17a … 邪魔板 39 粉砕機 42 ミキサー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C05C 13:00)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機質廃棄物に所定量の化学肥料を添加
    し、しかる後攪拌混合しながら好気性醗酵させて肥料化
    し、次に回転制御される炉体内に設ける撹拌突条により
    前記肥料を攪拌させながら邪魔板により乱流状態と成し
    た熱風に接触させて乾燥処理し、次にこの乾燥処理され
    た肥料を粉砕機を介してミキサーに投入すると共に、所
    定量の他の有機物質、無機物質をミキサーに投入し、該
    ミキサーにより混合する様にしたことを特徴とする肥料
    製造方法
JP4031562A 1992-01-21 1992-01-21 肥料製造方法 Expired - Lifetime JPH0818896B2 (ja)

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