JPH08188214A - パイプコンベヤのパイプ構造 - Google Patents
パイプコンベヤのパイプ構造Info
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- JPH08188214A JPH08188214A JP7018675A JP1867595A JPH08188214A JP H08188214 A JPH08188214 A JP H08188214A JP 7018675 A JP7018675 A JP 7018675A JP 1867595 A JP1867595 A JP 1867595A JP H08188214 A JPH08188214 A JP H08188214A
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- Japan
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- pipe
- conveyor
- pipeline
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はパイプライン内に循環駆動する搬送
手段を内装したパイプコンベヤの折曲部に配置されるL
字形パイプまたはU字パイプなどのパイプコーナーの構
造を交換容易に改良することを目的とする。 【構成】 パイプコーナーの両端間に亘って長手方向に
沿って分割自在に接合されていることを特徴とする。各
半割りパイプコーナーの接合面にリブを形成し、このリ
ブを介して相互に圧接させるようにしてもよい。
手段を内装したパイプコンベヤの折曲部に配置されるL
字形パイプまたはU字パイプなどのパイプコーナーの構
造を交換容易に改良することを目的とする。 【構成】 パイプコーナーの両端間に亘って長手方向に
沿って分割自在に接合されていることを特徴とする。各
半割りパイプコーナーの接合面にリブを形成し、このリ
ブを介して相互に圧接させるようにしてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パイプコンベヤのパ
イプラインに用いられるパイプ構造の改良に関する。
イプラインに用いられるパイプ構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ショートリンクチエン、ローラチエン、
ワイヤーロープ等にブレードまたはバケットを等間隔に
連結した搬送手段を内蔵したパイプコンベヤでは、上記
搬送手段を循環駆動させて種々の固体物質(一例を挙げ
れば、木材または金属チップ、土砂、鉱物原料、金属性
物質、紙製品、プラスチック、魚貝類、雪、生ゴミ等)
やその他の顆粒状物質等を搬送している。図9は、従来
のリンクチェーン式パイプコンベヤの一例を示すもので
あって、直管1と、略L状やU状に曲成されたエルボ管
2との組合せにより蛇行状に形成されたパイプラインが
設けられている。このパイプラインには適宜箇所に被搬
送物の投入口3が設けられ、所定箇所に上記被搬送物を
廃棄又は搬送するための廃棄口部4が配設されている。
そして、このリンクチェーン式パイプコンベヤの内部に
は、無端チェーン5が内蔵されており、廃棄口部4近傍
に設けられて図示しないモータにより駆動する駆動輪9
に掛け渡されて上記パイプライン内をその最短距離を結
ぶように張設されて循環するようになっている(図1
0、図11参照)。
ワイヤーロープ等にブレードまたはバケットを等間隔に
連結した搬送手段を内蔵したパイプコンベヤでは、上記
搬送手段を循環駆動させて種々の固体物質(一例を挙げ
れば、木材または金属チップ、土砂、鉱物原料、金属性
物質、紙製品、プラスチック、魚貝類、雪、生ゴミ等)
やその他の顆粒状物質等を搬送している。図9は、従来
のリンクチェーン式パイプコンベヤの一例を示すもので
あって、直管1と、略L状やU状に曲成されたエルボ管
2との組合せにより蛇行状に形成されたパイプラインが
設けられている。このパイプラインには適宜箇所に被搬
送物の投入口3が設けられ、所定箇所に上記被搬送物を
廃棄又は搬送するための廃棄口部4が配設されている。
そして、このリンクチェーン式パイプコンベヤの内部に
は、無端チェーン5が内蔵されており、廃棄口部4近傍
に設けられて図示しないモータにより駆動する駆動輪9
に掛け渡されて上記パイプライン内をその最短距離を結
ぶように張設されて循環するようになっている(図1
0、図11参照)。
【0003】ここで上記リンクチェーン式パイプコンベ
ヤでは駆動輪9による無端チェーン6の折返し方向は特
に限定されるものではなく、上下方向(図示例)でも左
右方向でもよい。また、パイプラインは折返しのない一
方通行的にレイアウトされていてもよい。上記無端チェ
ーン5は卵形リンク6の向きを互いに直交して多数連結
したものからなり、適宜間隔毎に円形状の外周を有する
ブレード7が固着されていて該ブレード7により被搬送
物Aを搬送するようになっている。従って、無端チェー
ン5はパイプラインの各コーナー部の内側コーナーの内
周面に常に接して循環し、且つブレード7が上記内周面
と衝合し無端チェーン5を捻りながら旋回しており、パ
イプラインのコーナー部を越えるとブレード7は無端チ
ェーンの捻れの反発力で逆方向に旋回して復帰しこれを
繰り返しながら循環して被搬送物を排出するようになっ
ている(図9参照)。そのため、このようなリンクチェ
ーン式パイプコンベヤにおいては、エルボ管2のコーナ
ー部の内周面は無端チェーン5の循環およびブレード7
の旋回による捻れや戻りによる回転によって強く擦られ
て、摩耗しやすいという問題があった。
ヤでは駆動輪9による無端チェーン6の折返し方向は特
に限定されるものではなく、上下方向(図示例)でも左
右方向でもよい。また、パイプラインは折返しのない一
方通行的にレイアウトされていてもよい。上記無端チェ
ーン5は卵形リンク6の向きを互いに直交して多数連結
したものからなり、適宜間隔毎に円形状の外周を有する
ブレード7が固着されていて該ブレード7により被搬送
物Aを搬送するようになっている。従って、無端チェー
ン5はパイプラインの各コーナー部の内側コーナーの内
周面に常に接して循環し、且つブレード7が上記内周面
と衝合し無端チェーン5を捻りながら旋回しており、パ
イプラインのコーナー部を越えるとブレード7は無端チ
ェーンの捻れの反発力で逆方向に旋回して復帰しこれを
繰り返しながら循環して被搬送物を排出するようになっ
ている(図9参照)。そのため、このようなリンクチェ
ーン式パイプコンベヤにおいては、エルボ管2のコーナ
ー部の内周面は無端チェーン5の循環およびブレード7
の旋回による捻れや戻りによる回転によって強く擦られ
て、摩耗しやすいという問題があった。
【0004】そこで、従来、図12に示すように、この
パイプラインのコーナー部に配置されたエルボ管2の表
面を熱処理して、耐摩耗性を向上させたり、または、図
13に示すようにパイプラインのエルボ管2の内側コー
ナーに、補強板10を溶接して肉厚を厚くすることなど
により、使用寿命の延長を図ることが行われている。し
かし、前記熱処理では、その補修または交換に要する時
間および費用に比べてそれほど使用寿命が延長するもの
でもなかった。すなわち、使用寿命が尽きてエルボ管2
を交換する場合は、エルボ管2が一体型のため、内部に
組込まれているリンクチェーンをいったん外す必要があ
り、そのため、パイプラインコーナーの交換は面倒であ
り、かつ多くの時間を要するものであった。また、補強
板3をエルボ管2の内側コーナーに溶着する構成では、
肉厚を増した分だけ寿命は延びるものの、材料として高
炭素、高硬度鋼を使用するため、一度欠損した場合は、
補修のために溶接部を外し、補強板を交換しなければな
らないが、一旦設置されたパイプラインに対するこれら
の作業は非常に困難であり、多くの時間を要するもので
あった。このような問題点は、上記構成のリンクチェー
ン式パイプコンベヤに限らず、更にコーナー部に限ら
ず、パイプの管路内をチェーンやワイヤその他の伝動部
材が移動する際に管路内を強く擦る構造の場合には共通
の欠点であって、この種の技術分野において解決が待た
れている。
パイプラインのコーナー部に配置されたエルボ管2の表
面を熱処理して、耐摩耗性を向上させたり、または、図
13に示すようにパイプラインのエルボ管2の内側コー
ナーに、補強板10を溶接して肉厚を厚くすることなど
により、使用寿命の延長を図ることが行われている。し
かし、前記熱処理では、その補修または交換に要する時
間および費用に比べてそれほど使用寿命が延長するもの
でもなかった。すなわち、使用寿命が尽きてエルボ管2
を交換する場合は、エルボ管2が一体型のため、内部に
組込まれているリンクチェーンをいったん外す必要があ
り、そのため、パイプラインコーナーの交換は面倒であ
り、かつ多くの時間を要するものであった。また、補強
板3をエルボ管2の内側コーナーに溶着する構成では、
肉厚を増した分だけ寿命は延びるものの、材料として高
炭素、高硬度鋼を使用するため、一度欠損した場合は、
補修のために溶接部を外し、補強板を交換しなければな
らないが、一旦設置されたパイプラインに対するこれら
の作業は非常に困難であり、多くの時間を要するもので
あった。このような問題点は、上記構成のリンクチェー
ン式パイプコンベヤに限らず、更にコーナー部に限ら
ず、パイプの管路内をチェーンやワイヤその他の伝動部
材が移動する際に管路内を強く擦る構造の場合には共通
の欠点であって、この種の技術分野において解決が待た
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記事情に
鑑みて創案されたもので、この主たる課題は、パイプコ
ンベヤのパイプラインの管路内の摩耗、損傷に対する補
修をパイプライン設置後にも簡便、かつ短時間に行なう
ことができるパイプコンベヤのパイプ構造を提供するこ
とにある。
鑑みて創案されたもので、この主たる課題は、パイプコ
ンベヤのパイプラインの管路内の摩耗、損傷に対する補
修をパイプライン設置後にも簡便、かつ短時間に行なう
ことができるパイプコンベヤのパイプ構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、搬送手段を内装したパイプコンベヤのパイ
プラインのパイプを長手方向に分割可能にするという手
段を講じた。すなわち、この発明は、(a).パイプライン
内に循環駆動する搬送手段を内装したパイプコンベヤに
用いられるパイプであって、(b).両端間に亘って長手方
向に沿ってパイプ構成片が分割自在に接合されている、
という技術的手段を講じている。なお、このパイプは、
一対のパイプ構成片が2分割自在に接合させて、一方の
構成片の肉厚を他方の構成片の肉厚よりも厚く設定して
もよい。また、パイプは直管、曲管または折曲管などで
あってもよく、内装する搬送手段と接触する側のパイプ
構成片の肉厚を接触しない側のパイプ構成片よりも厚く
設定することが好ましい。
決するため、搬送手段を内装したパイプコンベヤのパイ
プラインのパイプを長手方向に分割可能にするという手
段を講じた。すなわち、この発明は、(a).パイプライン
内に循環駆動する搬送手段を内装したパイプコンベヤに
用いられるパイプであって、(b).両端間に亘って長手方
向に沿ってパイプ構成片が分割自在に接合されている、
という技術的手段を講じている。なお、このパイプは、
一対のパイプ構成片が2分割自在に接合させて、一方の
構成片の肉厚を他方の構成片の肉厚よりも厚く設定して
もよい。また、パイプは直管、曲管または折曲管などで
あってもよく、内装する搬送手段と接触する側のパイプ
構成片の肉厚を接触しない側のパイプ構成片よりも厚く
設定することが好ましい。
【0007】
【作用】このパイプコンベヤのパイプ構造においては、
その両端間に亘って長手方向に沿ってパイプ構成片が分
割自在に接合されているから、摩耗等によりパイプの交
換が必要となった場合は、ボルトなどの接合部材を取外
し、パイプ構成片を相互に引離せばよいから、内装され
ているリンクチェーン等の搬送手段を取外す必要は全く
なくなる。また、摩耗する側のパイプ構成片の肉厚を厚
することにより、重量化を抑えながら耐久性を高めるこ
とができる。
その両端間に亘って長手方向に沿ってパイプ構成片が分
割自在に接合されているから、摩耗等によりパイプの交
換が必要となった場合は、ボルトなどの接合部材を取外
し、パイプ構成片を相互に引離せばよいから、内装され
ているリンクチェーン等の搬送手段を取外す必要は全く
なくなる。また、摩耗する側のパイプ構成片の肉厚を厚
することにより、重量化を抑えながら耐久性を高めるこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明のパイプコンベヤのパイプ
構造の好適実施例について図面を参照して説明する。第
1実施例はパイプコンベヤのパイプ構造をコーナー部分
に適用したものであって、図1ないし図3に示すよう
に、両端開口部間に亘って折曲部の内側と外側とになる
ようにそれぞれ長手方向に沿って2つに分割自在に接合
されているパイプ構成片11a、11bからなってい
る。
構造の好適実施例について図面を参照して説明する。第
1実施例はパイプコンベヤのパイプ構造をコーナー部分
に適用したものであって、図1ないし図3に示すよう
に、両端開口部間に亘って折曲部の内側と外側とになる
ようにそれぞれ長手方向に沿って2つに分割自在に接合
されているパイプ構成片11a、11bからなってい
る。
【0009】このパイプ構成片は、パイプの管内に内装
する搬送手段と接触する側、即ち内周側のパイプ構成片
11aの肉厚の厚みXを接触しない側、即ち外周側のパ
イプ構成片11bの厚みYよりも厚く設定している。こ
れにより、摩耗しやすい内周側のパイプ構成片11aの
耐久性を増すことができる。なお、この実施例において
パイプ構成片11a、11bは互いに略対称形をなし、
それらの両端開口部にはそれぞれ外向きにフランジ12
a、12bが形成されている。
する搬送手段と接触する側、即ち内周側のパイプ構成片
11aの肉厚の厚みXを接触しない側、即ち外周側のパ
イプ構成片11bの厚みYよりも厚く設定している。こ
れにより、摩耗しやすい内周側のパイプ構成片11aの
耐久性を増すことができる。なお、この実施例において
パイプ構成片11a、11bは互いに略対称形をなし、
それらの両端開口部にはそれぞれ外向きにフランジ12
a、12bが形成されている。
【0010】また、フランジ12a、12b相互間の接
合面にはフランジ12a−12a間、12b−12b間
を結ぶようにしてそれぞれ一対の内側リブ13a、外側
リブ13a’および内側リブ13b、外側リブ13b’
が形成され、内側リブ13a、13b相互が、また外側
リブ13a’、13b’相互がパッキング14を介して
相互に液密に接合されている。これらパイプ構成片11
a、11b相互間の接合は、これらリブ13a、13
b、13a’、13b’に複数穿設された接合孔15を
介し例えばボルト16、ナット17により圧締させるこ
とがことができる。
合面にはフランジ12a−12a間、12b−12b間
を結ぶようにしてそれぞれ一対の内側リブ13a、外側
リブ13a’および内側リブ13b、外側リブ13b’
が形成され、内側リブ13a、13b相互が、また外側
リブ13a’、13b’相互がパッキング14を介して
相互に液密に接合されている。これらパイプ構成片11
a、11b相互間の接合は、これらリブ13a、13
b、13a’、13b’に複数穿設された接合孔15を
介し例えばボルト16、ナット17により圧締させるこ
とがことができる。
【0011】摩耗等によりパイプコーナーの交換が必要
となった場合は、フランジ12a、12bと直管(図示
しない)のフランジとの接合を解き、ついでボルト1
6、ナット17を弛めて取外す。そして、各パイプ構成
片11a、11bを相互に引離し、ついで新たなパイプ
構成片11a、11bを用い、リンクチェーン等の搬送
手段を中にしてその外側から内側リブ13a、13b相
互、および外側リブ13a’、13b’相互をパッキン
グ14を介して密着させる。
となった場合は、フランジ12a、12bと直管(図示
しない)のフランジとの接合を解き、ついでボルト1
6、ナット17を弛めて取外す。そして、各パイプ構成
片11a、11bを相互に引離し、ついで新たなパイプ
構成片11a、11bを用い、リンクチェーン等の搬送
手段を中にしてその外側から内側リブ13a、13b相
互、および外側リブ13a’、13b’相互をパッキン
グ14を介して密着させる。
【0012】その状態でボルト16、ナット17により
締付け、フランジ12a、12bを介して隣接するパイ
プ(図示しない)のフランジと接合させて緊締すること
により交換作業を終了させることができる。従って、内
装されているリンクチェーン等の搬送手段を取外す作業
は全く必要としない。
締付け、フランジ12a、12bを介して隣接するパイ
プ(図示しない)のフランジと接合させて緊締すること
により交換作業を終了させることができる。従って、内
装されているリンクチェーン等の搬送手段を取外す作業
は全く必要としない。
【0013】図4は図2のパイプ構造を直管に適用した
場合の異なる実施例を断面図で示す。このパイプ構成片
11a’(11b’)では、下側の肉厚Xが厚くなり、
上側の周壁の肉厚Yを薄く設定しているので、連結時に
は、下側の壁面の肉厚を厚くすることができる。
場合の異なる実施例を断面図で示す。このパイプ構成片
11a’(11b’)では、下側の肉厚Xが厚くなり、
上側の周壁の肉厚Yを薄く設定しているので、連結時に
は、下側の壁面の肉厚を厚くすることができる。
【0014】なお、図示例(図1から図4)の場合、内
周側(下側)と外周側(上側)とに二分割したパイプ構
成片11a(11a’)、11b(11b’)について
説明したが、パイプ構成片が互いに対称形をなすように
2分割自在としてもよい。図5は図1でエルボ管に用い
たパイプ構造の異なる実施例を示す。このパイプ構成片
11a’(11b’)では、内周側の肉厚Xが厚くな
り、その他の周壁の肉厚Yを薄く設定しているので、連
結時には、内周側の壁面の肉厚を厚くすることができ
る。そして、パイプラインに組み合わせる際に、肉厚が
厚く設定された側をパイプの管内に内装された搬送手段
と接触する側となるように配置して連結される。これに
より、摩耗しやすい側に配置されたパイプ構成片11a
の耐久性を増すことができる。
周側(下側)と外周側(上側)とに二分割したパイプ構
成片11a(11a’)、11b(11b’)について
説明したが、パイプ構成片が互いに対称形をなすように
2分割自在としてもよい。図5は図1でエルボ管に用い
たパイプ構造の異なる実施例を示す。このパイプ構成片
11a’(11b’)では、内周側の肉厚Xが厚くな
り、その他の周壁の肉厚Yを薄く設定しているので、連
結時には、内周側の壁面の肉厚を厚くすることができ
る。そして、パイプラインに組み合わせる際に、肉厚が
厚く設定された側をパイプの管内に内装された搬送手段
と接触する側となるように配置して連結される。これに
より、摩耗しやすい側に配置されたパイプ構成片11a
の耐久性を増すことができる。
【0015】また、図6は、図5のパイプ構造を直管に
適用した異なる実施例を示す。このパイプ構成片11
a’(11b’)では、下側の肉厚Xが厚くなり、上側
の肉厚Yを薄く設定しているので、対称形状のパイプ構
成片11a’及び11b’の連結時には、下側の壁面の
肉厚を厚くすることができる。更に、この発明では、各
パイプ構成片の肉厚X,Yはそれぞれ同一の厚みであっ
てもよい。図7、図8に示す実施例ではエルボ管(第5
実施例)および直管(第6実施例)の各パイプ構成片1
1a”と11b”の肉厚を同じサイズとした構成を図示
する。なお、前記図4から図8の各実施例で、図1乃至
図3の実施例と同一構成には同一符号を付して説明を省
略する。
適用した異なる実施例を示す。このパイプ構成片11
a’(11b’)では、下側の肉厚Xが厚くなり、上側
の肉厚Yを薄く設定しているので、対称形状のパイプ構
成片11a’及び11b’の連結時には、下側の壁面の
肉厚を厚くすることができる。更に、この発明では、各
パイプ構成片の肉厚X,Yはそれぞれ同一の厚みであっ
てもよい。図7、図8に示す実施例ではエルボ管(第5
実施例)および直管(第6実施例)の各パイプ構成片1
1a”と11b”の肉厚を同じサイズとした構成を図示
する。なお、前記図4から図8の各実施例で、図1乃至
図3の実施例と同一構成には同一符号を付して説明を省
略する。
【0016】その他、この発明では、パイプの形状は前
記各実施例に限定されることなく、曲管、折曲管、直管
その他の任意形状であっても適用することができる。ま
た、摩耗しやすい側に配置されるパイプ構成片の素材を
耐摩耗性に優れた素材とすることもできる。
記各実施例に限定されることなく、曲管、折曲管、直管
その他の任意形状であっても適用することができる。ま
た、摩耗しやすい側に配置されるパイプ構成片の素材を
耐摩耗性に優れた素材とすることもできる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、ショートリンクチエ
ン、ローラチエン、ワイヤーロープ等にブレードまたは
バケット等を等間隔に連結した搬送手段を内蔵したパイ
プコンベヤにおいて、摩耗しやすく、交換が要求される
パイプの部分を、長手方向に沿って分割自在に接合した
ので、交換に際し、内部に組込まれているリンクチェー
ン等の搬送手段を外す必要がなくなり、そのため、パイ
プラインコーナーの交換を簡単、かつ短時間(例えば従
来の一体型パイプコーナーの場合に比べて約3分の1程
度)で行うことができる。また、摩耗しやすい側に配置
されるパイプ構成片の厚みを厚くしたり、素材を耐摩耗
性に変更することで、一体に同一形状、同一素材で成形
する場合に比べて大幅なコストダウンを図ることができ
る。更に、図5、図6に示したような一対のパイプ構成
片の肉厚を左右対称とした構造や、図7、図8に示した
ような一対のパイプ構成片の肉厚を同一にしたもので
は、それぞれパイプ構成片が1種類でよいので量産しや
すくコストダウンが図れる。
ン、ローラチエン、ワイヤーロープ等にブレードまたは
バケット等を等間隔に連結した搬送手段を内蔵したパイ
プコンベヤにおいて、摩耗しやすく、交換が要求される
パイプの部分を、長手方向に沿って分割自在に接合した
ので、交換に際し、内部に組込まれているリンクチェー
ン等の搬送手段を外す必要がなくなり、そのため、パイ
プラインコーナーの交換を簡単、かつ短時間(例えば従
来の一体型パイプコーナーの場合に比べて約3分の1程
度)で行うことができる。また、摩耗しやすい側に配置
されるパイプ構成片の厚みを厚くしたり、素材を耐摩耗
性に変更することで、一体に同一形状、同一素材で成形
する場合に比べて大幅なコストダウンを図ることができ
る。更に、図5、図6に示したような一対のパイプ構成
片の肉厚を左右対称とした構造や、図7、図8に示した
ような一対のパイプ構成片の肉厚を同一にしたもので
は、それぞれパイプ構成片が1種類でよいので量産しや
すくコストダウンが図れる。
【図1】この発明のパイプコンベヤのパイプコーナーの
一方の端面を示す図である。
一方の端面を示す図である。
【図2】図2(a)は図1のII−II線断面図、図2
(b)は図1のパイプコーナーのうちの一方のパイプ構
成片の接合面を示す平面図である。
(b)は図1のパイプコーナーのうちの一方のパイプ構
成片の接合面を示す平面図である。
【図3】図1のパイプコーナーの一部の側面図である。
【図4】第2実施例の直管の断面図である。
【図5】第3実施例のパイプコーナーのうちの一方のパ
イプ構成片の接合面を示す平面図である。
イプ構成片の接合面を示す平面図である。
【図6】第4実施例の直管のうちの一方のパイプ構成片
の接合面を示す平面図である。
の接合面を示す平面図である。
【図7】第5実施例のパイプコーナーのうちの一方のパ
イプ構成片の接合面を示す平面図である。
イプ構成片の接合面を示す平面図である。
【図8】第6実施例の直管のうちの一方のパイプ構成片
の接合面を示す平面図である。
の接合面を示す平面図である。
【図9】従来のリンクチェーン式パイプコンベヤの一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図10】従来のパイプラインの内部を示す一部破断斜
視図である。
視図である。
【図11】従来のパイプラインのコーナー部の内部状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図12】従来のエルボ管の状態を説明する断面図であ
る。
る。
【図13】従来のエルボ管の他の例を説明する断面図で
ある。
ある。
1…直管 2…エルボ管 3…供給口 4…廃棄部 5…無端チェーン 7…円盤 9…駆動輪 10…補強板 11a、11b…パイプ構成片 12a、12b…フランジ 13a、13b…内側リブ 13a’、13b’…外側リブ 14…パッキング 15…接合孔 16…ボルト 17…ナット
Claims (4)
- 【請求項1】 パイプライン内に循環駆動する搬送手段
を内装したパイプコンベヤに用いられるパイプであっ
て、 両端間に亘って長手方向に沿ってパイプ構成片が分割自
在に接合されていることを特徴とするパイプコンベヤの
パイプ構造。 - 【請求項2】 一対のパイプ構成片が分割自在に接合さ
れており、一方の構成片の肉厚を他方の構成片の肉厚よ
りも厚く設定してなることを特徴とした請求項1に記載
のパイプコンベヤのパイプ構造。 - 【請求項3】 分割面間にパッキングが介在しているこ
とを特徴とした請求項1または2に記載のパイプコンベ
ヤのパイプ構造。 - 【請求項4】 パイプの管内に内装する搬送手段と接触
する側のパイプ構成片の肉厚を接触しない側のパイプ構
成片よりも厚く設定してなることを特徴とする請求項1
または2に記載のパイプコンベヤのパイプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01867595A JP3382046B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | パイプコンベヤのパイプ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01867595A JP3382046B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | パイプコンベヤのパイプ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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