JPH08187980A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH08187980A
JPH08187980A JP7001302A JP130295A JPH08187980A JP H08187980 A JPH08187980 A JP H08187980A JP 7001302 A JP7001302 A JP 7001302A JP 130295 A JP130295 A JP 130295A JP H08187980 A JPH08187980 A JP H08187980A
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JP
Japan
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panel
card
back panel
circuit board
bent portion
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JP7001302A
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English (en)
Inventor
Shigeo Onoda
重雄 小野田
Hajime Maeda
甫 前田
Tetsuo Washida
哲郎 鷲田
Yasuki Ikeda
泰規 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICカードの構造と組み立ての簡素化が図ら
れたICカードを得ることを目的とする。 【構成】 電子部品を搭載した回路基板と前記回路基板
の配線パターンと電気的に接続されたコネクタとを有す
るICカードにおいて、前記ICカードは、少なくとも
前記回路基板の電子部品の搭載面およびその裏面、かつ
その側面を覆うための表パネルと裏パネルとが溶接され
て固着されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICカードに関し、
特にICカードの構造と組み立ての簡素化に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来のICカード全体の外観
を示す斜視図である。そして、図22は、図21のIC
カードの内部構成を示す分解斜視図である。また、図2
3は、図21のICカードの内部構造を示す断面図であ
る。ここで、1はICカード、2はICなどの電子部
品、3は電子部品2を搭載した回路基板、4は回路基板
3と電気的、機械的に接続され外部機器(図示せず)と
の接点となるコネクタである。5はモジュールで回路基
板3とコネクタ4の組み合わせたものである。6はフレ
ームであり、モジュール5の外周を保護する。7はパネ
ルであり、表パネル7a、裏パネル7bがある。8は接
着シートであり、例えばアクリルエポキシ系のシートで
あり、パネル7とフレーム6との接着を行うものであ
る。接着シート8は、表接着シート8aと裏接着シート
8bがある。フレーム6の長辺部には、パネル7の折り
曲げ部を受け取るための溝が、図23のように設けられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなICカー
ドでは、フレームに対するパネルの位置合わせ、パネル
に対する接着シートの位置合わせなど、ICカードの組
み立てにおいて精度を要し、作業時間も多くを要すると
いう問題点があった。また、電子部品をこれまで以上に
回路基板に搭載するためには、フレームの部分を可能な
限り小さくしなければならないという問題点があった。
【0004】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、ICカードの構造と組み立ての
簡素化が図られたICカードを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るICカー
ドは、少なくとも回路基板の電子部品の搭載面およびそ
の裏面、かつその側面を覆うための表パネルと裏パネル
とが溶接されて固着されているものである。
【0006】また、表パネルおよび裏パネルは、コネク
タが接続されている箇所以外の回路基板の側面を覆うた
めの折り曲げ部が設けられている。
【0007】また、裏パネルの折り曲げ部は、表パネル
の折り曲げ部により外側から覆われるように、表パネル
の折り曲げ部よりも内側に位置し、回路基板は、裏パネ
ルの折り曲げ部により支持されている。
【0008】また、表パネルおよび裏パネルの折り曲げ
部は、それぞれ回路基板の面に対して垂直方向に折り曲
げられている。
【0009】また、裏パネルの折り曲げ部に凸部を設
け、凸部により回路基板は支持されている。
【0010】また、裏パネルの折り曲げ部の先端は凸部
を有し、凸部は回路基板に設けられたスリットと嵌合さ
れ、スリットより突出した凸部の部分は捻られて裏パネ
ルと回路基板とが固定されている。
【0011】また、突出した部分は、回路基板の内側あ
るいは外側に倒されて裏パネルと回路基板とが固定され
ている。
【0012】また、裏パネルの折り曲げ部は2段階に折
り曲げられ、表パネルの折り曲げ部は、裏パネルの折り
曲げ部により外側から覆われるように、裏パネルの折り
曲げ部よりも内側に位置し、回路基板は、裏パネルの折
り曲げ部により支持されている。
【0013】また、表パネル及び裏パネルの折り曲げ部
は、互いに嵌合するための嵌合部がそれぞれ設けられて
いる。
【0014】また、回路基板に切り欠き部が設けられ、
切り欠き部に嵌合させるための補助フレームが設けら
れ、補助フレームと表パネルおよび裏パネルとは、超音
波溶接あるいはビスにより固着されている。
【0015】また、裏パネルは、2つの長辺が3回以上
折り曲げられた折り曲げ部を有し、折り曲げ部は、表パ
ネルの2つの長辺側とそれぞれ固着されるための面と回
路基板を支持するための面とが設けられている。
【0016】また、コネクタと対向する裏パネルの短辺
側に折り曲げ部により形成された凹部と嵌合させる背面
補助フレームを設けている。
【0017】さらに、表パネルおよび裏パネルで覆わ
れ、かつ回路基板の2つの長辺側を支持する面を有する
L字型金属フレームを設けている。
【0018】さらにまた、L字型金属フレームの一部が
変形して、表パネルと裏パネルとが固着されている。
【0019】
【作用】以上のように構成されたICカードにおいて
は、フレームに対するパネルの位置合わせ、パネルに対
する接着シートの位置合わせなどの作業が省略される。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明のICカード全体の外観を
示す斜視図である。また、図2は、図1のICカードの
内部構成を示す分解斜視図である。2〜5は、従来の装
置と同一あるいは相当する部分である。9はICカー
ド、10はパネルであり、表パネル10aと裏パネル1
0bがある。この実施例においては、従来の装置で使用
されていたフレームは使用せずに、3辺が折り曲げられ
た表、裏パネル10a、10bで、モジュールの外装を
なす。折り曲げ部は、コネクタ4が接続されている以外
の回路基板3の外周を覆うために設けられている。この
とき、表裏パネル10a、10bは、電気溶接などの溶
接により、折り曲げられた部分が強固に固定接続され
る。パネル10はステンレスで形成されており、折り曲
げ部分は、金型により形成される。また、直角に曲がる
ように、パネル10の角に切れ目を入れておいても良
い。コネクタ4は、従来からある逆差し防止部分まで一
体成形されたもの、または、別部品をコネクタ4の両サ
イドに取り付けたものを使用する。ICカードは、JE
IDA規格に基づいて構成されている。なお、図示して
いないが、コネクタ4とパネル10とは、例えば機械的
に固着されている。
【0021】以上のように、従来使用していたフレーム
および接着シートが不要になったので、カードの組み立
ての簡素化が図れる。また、フレームが無くなることに
より、回路基板を拡大することができて、電子部品の実
装密度を高くすることができる。
【0022】実施例2.図3は、この発明の第2の実施
例のICカード全体の外観を示す斜視図である。図4
は、図3のICカードの断面構造を示す断面図である。
11はパネルであり、表パネル11aと裏パネル11b
がある。2〜3は従来の装置と同一あるいは相当する部
分である。この実施例においては、従来の装置で使用さ
れていたフレームは使用せずに、3辺が折り曲げられた
表、裏パネル11a、11bで、モジュールの外装をな
す。ここで、図4に示すように、裏パネル11bの幅
は、表パネル11aの幅よりも小さくなるように構成さ
れている。パネル11a、11bの折り曲げ部は、金型
により形成される。また、折り曲げ部は、回路基板3の
面に対して垂直方向に折り曲げられている。ICカード
の組み立ては、裏パネル11bは、表パネル11aの内
側に入り、裏パネル11aの折り曲げ部の先端は、回路
基板3を受ける構造となっている。パネル11はステン
レスで形成されている。表パネル11aと裏パネル11
bは、2つのパネルの重なった部分を、電気溶接などの
溶接により、固着接続する。ICカードは、JEIDA
規格に基づいて構成されている。
【0023】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、モジュールの厚さ方向の位
置決めが容易にできる。また、パネル11の一部が重な
っているために、溶接などにより、強固にパネル11を
固定することができる。
【0024】実施例3.図5は、この発明の第3の実施
例のICカード全体の外観を示す斜視図である。図6
は、図5のICカードの断面構造を示す断面図である。
12はパネルであり、表パネル12aと裏パネル12b
がある。2〜3は従来の装置と同一あるいは相当する部
分である。この実施例においては、従来の装置で使用さ
れていたフレームは使用せずに、3辺が折り曲げられた
表、裏パネル12a、12bで、モジュールの外装をな
す。パネル12はステンレスで形成されており、折り曲
げ部分は、金型により形成される。裏パネル12bの折
り曲げ部には、数箇所に凸部が設けられている。パネル
12に設けた凸部は、折り曲げ部の途中でも先端でもか
まわない。組み立てにおいては、裏パネル12bは、表
パネル12aの内側に位置し、裏パネル12bの折り曲
げ部に設けた数箇所の凸部で回路基板3を受けている。
この凸部は、裏パネル12bの折り曲げ部の凸部形成箇
所に、折り曲げ部の表面側から裏面(ICカード内部)
へ、金型を押し入れることにより、図5のような凸部を
形成している。表パネル12aと裏パネル12bの重な
った部分を、電気溶接などの溶接により、固着接続す
る。
【0025】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、モジュールの厚さ方向の位
置決めが容易にできるとともに、モジュールの平面方向
の位置決めも容易にできる。また、パネル12が一部重
なっているため、溶接などにより、強固に固定すること
ができる。さらに、電子部品2の実装密度も実施例2に
比べて、凸部の分だけ小さくなるが、従来の装置よりも
大きくなる。
【0026】実施例4.図7は、この発明の第4の実施
例のICカードの表裏パネルを示す図である。13はパ
ネルであり、表パネル13aと裏パネル13bがある。
この実施例においては、裏パネル13bの折り曲げ部の
先端には数箇所に凸部が設けられており、回路基板3に
は、この凸部に相当する部分にスリットが設けられてい
る。パネル13はステンレスで形成されており、折り曲
げ部分は、金型により形成される。図8は、組み立てた
時のICカードの内部構成を示す断面図である。2〜3
は、従来の装置と同一あるいは相当する部分である。組
み立てにおいては、裏パネル13bの折り曲げ部が、表
パネル13aの折り曲げ部の内側に位置し、その先端に
設けた凸部は、回路基板3に設けたスリットに嵌合して
いる。そこで、裏パネル13bに設けた凸部で回路基板
3のスリットより出た部分を捻る事により双方の固定を
なす。表パネル13aと裏パネル13bの重なった部分
を、電気溶接などの溶接により、固着接続する。
【0027】また、図9に示すように、裏パネル13b
に設けた凸部で回路基板3のスリットより出た部分を内
側(IC搭載側)に倒すことによって双方の固定しても
良い。さらに、外側(表パネル13aの折り曲げ部側)
に倒しても良い。以上のように構成することにより、実
施例1に記載した効果とともに、モジュールの厚さ方向
の位置決めが容易にできるとともに、モジュールの平面
方向の位置決めも容易にできる。しかも、モジュールの
回路基板3は、裏パネル13bに固定されているため
に、剛性を高めることができ、その固定は簡単な作業で
対応できる。また、パネル13が一部重なっているた
め、溶接などにより、強固に固定することができる。
【0028】実施例5.図10は、この発明の第5の実
施例のICカードの表裏パネルを示す図である。14は
パネルであり、表パネル14aと裏パネル14bがあ
る。この実施例においては、裏パネル14bの折り曲げ
部に2段階に折り曲げられた段差を設定している。パネ
ル14はステンレスで形成されており、折り曲げ部分
は、金型により形成される。図11は、組み立てた時の
ICカードの内部構成を示す断面図である。2〜3は従
来の装置と同一あるいは相当する部分である。ここで、
裏パネル14bは、回路基板3を受けており、表パネル
14aの折り曲げ部が裏パネル14bの折り曲げ部の内
側に位置している。
【0029】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、モジュールの回路基板3を
厚さ方向で3辺で受けており、厚さ方向の位置決めが容
易にできるとともに、モジュールの平面方向の位置決め
も容易にできる。また、2段階に裏パネル14bを絞っ
ているので強度の面でも有利となる。
【0030】実施例6.図12は、この発明の第6の実
施例のICカードの内部構成を示す分解斜視図である。
15はパネルであり、表パネル15aと裏パネル15b
がある。2〜5は従来装置と同一あるいは相当する部分
である。3辺が折り曲げられた表、裏パネル15a、1
5bで、モジュールの外装をなす。パネル15はステン
レスで形成されており、折り曲げ部分は、金型により形
成される。この実施例においては、回路基板3の一部に
切り欠き部を設けて、この切り欠き部分にコネクタ4と
分離された補助フレーム16を配設する。図13は、図
12に示したICカードの内部構造を示す断面図であ
る。補助フレーム16とこの補助フレーム16に接する
パネル15とは、超音波溶接により固着させる。また、
図13に示したように、ビス17により、パネル15と
補助フレーム16とをビス止めにより固着しても良い。
【0031】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、補助フレーム16を設定し
ていない回路基板3の部分に従来に比べて電子部品2を
より一層搭載することができるので、ICカードの実装
面積が向上する。しかも、補助フレーム16とパネル1
5をビス17により機械的に接続しているため、ICカ
ードとしての強度も向上する。
【0032】実施例7.図14は、この発明の第7の実
施例のICカードの内部構成を示す分解斜視図である。
2〜5は従来装置と同一あるいは相当する部分である。
18はパネルであり、表パネル18aと裏パネル18b
がある。表パネル18aと折り曲げ部を備えた裏パネル
18bとで、モジュールの外装をなす。19は、背面補
助フレームであり、ICカードの後端部の裏パネル18
bが折り曲げられてできた凹部と嵌合させるためのもの
である。パネル18はステンレスで形成されており、折
り曲げ部分は、金型により形成される。この実施例にお
いては、裏パネル18bの2つの長辺がそれぞれ3回以
上折り曲げられており、折り曲げられた端部は回路基板
3を受ける形状となる。また、表パネル18aと裏パネ
ル18bの重なった平面外周部をスポットまたは超音波
などの溶接にて直接固着する。図15は、図14に示し
たICカードの内部構造を示す断面図である。
【0033】また、図16に示したように、ICカード
の組み立てにおいて、表パネル18aと裏パネル18b
を溶接により固着させる際に、溶接電極25を裏パネル
18bが折り曲げられてできた凹部に挿入した後に平面
外周部を溶接したり、裏パネル18bに穴を空け、その
穴に溶接電極26を通して溶接する。
【0034】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、裏パネル18bが3回以上
折り曲げられているので、パネル18の両サイドは、パ
ネル18だけで剛性が確保できる。また、折り曲げられ
た裏パネル18bの端部は回路基板3を受けるようにし
ているので、回路基板3がその厚さ方向および平面方向
で位置決めされる。また、表パネル18aと裏パネル1
8bは、側面側ではなく、平面側から溶接したので、溶
接時に必要とする溶接電極25、26が使用できる。
【0035】実施例8.図17は、この発明の第8の実
施例のICカードの内部構成を示す分解斜視図である。
2〜5は従来装置と同一あるいは相当する部分である。
20はパネルであり、表パネル20aと裏パネル20b
がある。表パネル20aと折り曲げ部を備えた裏パネル
20bで、モジュールの外装をなす。21はL字型のア
ルミ引き抜き材であり、回路基板3の両サイドに、回路
基板3を保持してかつパネル20に接するように配設さ
れている。22は、背面補助フレームであり、ICカー
ドの後端部の裏パネル20bが折り曲げられてできた凹
部と嵌合させるためのものである。パネル20はステン
レスで形成されており、折り曲げ部分は、金型により形
成される。この実施例においては、裏パネル20bの両
サイドがそれぞれ折り曲げられ、折り曲げられた部分の
内側にL字型のアルミ引き抜き材21を配設する。折り
曲げ部は2回折り曲げられている。図18は、図17で
示したICカードの内部構成を示した図である。表パネ
ル20aと裏パネル20bは、電気溶接などにより溶接
される。
【0036】また、図18に示したように、L字型のア
ルミ引き抜き材23の上方部に設けられた突出部を表パ
ネル20aと裏パネル20bの間から出し、ICカード
組み立て時に、L字型のアルミ引き抜き材23を上下面
より加圧してその突出部を変形させて、パネル20をか
しめ止めのように固着させても良い。
【0037】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、回路基板3がL字型のアル
ミ引き抜き材21の幅広い領域で支持されるので、IC
カードとしての機械的強度向上に寄与できる。また、表
パネル20aと裏パネル20bの固着をL字型のアルミ
引き抜き材23の加圧という簡単な工程により、パネル
20を強固に固定させることができる。
【0038】実施例9.図19は、この発明の第9の実
施例のICカードの表裏パネルを示す図である。2〜3
は従来装置と同一あるいは相当する部分である。24は
パネルであり、表パネル24aと裏パネル24bがあ
る。折り曲げ部を備えた表パネル24aと裏パネル24
bで、モジュールの外装をなす。パネル24はステンレ
スで形成されており、折り曲げ部分は、金型により形成
される。この実施例においては、表パネル24aの折り
曲げ部に複数個のスリットが設けられ、裏パネル24b
の折り曲げ部には、そのスリットに嵌合するための凸部
が設けられている。図20は、ICカードを組み立てた
ときのカードの内部構造を示す図である。組み立てにお
いては、裏パネル24bの凸部は、表パネル24aのス
リットに入り、かつ折り曲げ部は共にICカードの内側
に傾斜しているために、組み立てた後は、嵌合部の摩擦
により容易に抜けない。ここで、表裏パネル24a、2
4bのスリットと凸部の関係は逆であっても構わない。
【0039】以上のように構成することにより、実施例
1に記載した効果とともに、表裏パネル24a、24b
を嵌合させるだけで強固に固定することができる。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、フレームに対するパネルの位置合わせ、パネルに
対する接着シートの位置合わせなどの作業が省略される
ので、ICカードの構造と組み立ての簡素化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のICカード全体の外
観を示す斜視図である。
【図2】図1のICカードの内部構成を示す分解斜視図
である。
【図3】この発明の第2の実施例のICカード全体の外
観を示す斜視図である。
【図4】図3のICカードの断面構造を示す断面図であ
る。
【図5】この発明の第3の実施例のICカード全体の外
観を示す斜視図である。
【図6】図5のICカードの断面構造を示す断面図であ
る。
【図7】この発明の第4の実施例のICカードの表裏パ
ネルを示す図である。
【図8】ICカードを組み立てた時の内部構成を示す断
面図である。
【図9】ICカードを組み立てた時の内部構成を示す断
面図である。
【図10】この発明の第5の実施例のICカードの表裏
パネルを示す図である。
【図11】ICカードを組み立てた時の内部構成を示す
断面図である。
【図12】この発明の第6の実施例のICカードの内部
構成を示す分解斜視図である。
【図13】図12に示したICカードの内部構造を示す
断面図である。
【図14】この発明の第7の実施例のICカードの内部
構成を示す分解斜視図である。
【図15】図14に示したICカードの内部構造を示す
断面図である。
【図16】図14に示したICカードの組み立て工程を
示した図である。
【図17】この発明の第8の実施例のICカードの内部
構成を示す分解斜視図である。
【図18】図17で示したICカードの内部構成を示し
た図である。
【図19】この発明の第9の実施例のICカードの表裏
パネルを示す図である。
【図20】ICカードを組み立てたときのカードの内部
構造を示す図である。
【図21】従来のICカード全体の外観を示す斜視図で
ある。
【図22】図21のICカードの内部構成を示す分解斜
視図である。
【図23】図21のICカードの内部構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
10、11、12、13、14、15、18、20、2
4…パネル;16…補助フレーム;17…ビス;19、
22…背面補助フレーム;21、23…アルミ引き抜き
材;25、26…溶接電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 泰規 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社北伊丹製作所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を搭載した回路基板と前記回路
    基板の配線パターンと電気的に接続されたコネクタとを
    有するICカードにおいて、 前記ICカードは、少なくとも前記回路基板の電子部品
    の搭載面およびその裏面、かつその側面を覆うための表
    パネルと裏パネルとが溶接されて固着されていることを
    特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 前記表パネルおよび裏パネルは、前記コ
    ネクタが接続されている箇所以外の前記回路基板の側面
    を覆うための折り曲げ部が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のICカード。
  3. 【請求項3】 前記裏パネルの折り曲げ部は、前記表パ
    ネルの折り曲げ部により外側から覆われるように、前記
    表パネルの折り曲げ部よりも内側に位置し、前記回路基
    板は、前記裏パネルの折り曲げ部により支持されている
    ことを特徴とする請求項2記載のICカード。
  4. 【請求項4】 前記表パネルおよび前記裏パネルの折り
    曲げ部は、それぞれ前記回路基板の面に対して垂直方向
    に折り曲げられていることを特徴とする請求項3記載の
    ICカード。
  5. 【請求項5】 前記裏パネルの折り曲げ部に凸部を設
    け、前記凸部により前記回路基板は支持されていること
    を特徴とする請求項3記載のICカード。
  6. 【請求項6】 前記裏パネルの折り曲げ部の先端は凸部
    を有し、前記凸部は前記回路基板に設けられたスリット
    と嵌合され、前記スリットより突出した前記凸部の部分
    は捻られて前記裏パネルと前記回路基板とが固定されて
    いることを特徴とする請求項3記載のICカード。
  7. 【請求項7】 前記突出した部分は、前記回路基板の内
    側あるいは外側に倒されて前記裏パネルと前記回路基板
    とが固定されていることを特徴とする請求項6記載のI
    Cカード。
  8. 【請求項8】 前記裏パネルの折り曲げ部は2段階に折
    り曲げられ、前記表パネルの折り曲げ部は、前記裏パネ
    ルの折り曲げ部により外側から覆われるように、前記裏
    パネルの折り曲げ部よりも内側に位置し、前記回路基板
    は、前記裏パネルの折り曲げ部により支持されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のICカード。
  9. 【請求項9】 前記表パネル及び前記裏パネルの折り曲
    げ部は、互いに嵌合するための嵌合部がそれぞれ設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のICカード。
  10. 【請求項10】 前記回路基板に切り欠き部が設けら
    れ、前記切り欠き部に嵌合させるための補助フレームが
    設けられ、前記補助フレームと前記表パネルおよび前記
    裏パネルとは、超音波溶接あるいはビスにより固着され
    ていることを特徴とする請求項1記載のICカード。
  11. 【請求項11】 前記裏パネルは、2つの長辺が3回以
    上折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部
    は、前記表パネルの2つの長辺側とそれぞれ固着される
    ための面と前記回路基板を支持するための面とが設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のICカード。
  12. 【請求項12】 前記コネクタと対向する前記裏パネル
    の短辺側に前記折り曲げ部により形成された凹部と嵌合
    させる背面補助フレームを設けたことを特徴とする請求
    項11記載のICカード。
  13. 【請求項13】 前記表パネルおよび前記裏パネルで覆
    われ、かつ前記回路基板の2つの長辺側を支持する面を
    有するL字型金属フレームを設けたことを特徴とする請
    求項1記載のICカード。
  14. 【請求項14】前記L字型金属フレームの一部が変形し
    て、前記表パネルと前記裏パネルとが固着されているこ
    とを特徴とする請求項13記載のICカード。
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