JPH08187603A - 溝入れバイト - Google Patents
溝入れバイトInfo
- Publication number
- JPH08187603A JPH08187603A JP225995A JP225995A JPH08187603A JP H08187603 A JPH08187603 A JP H08187603A JP 225995 A JP225995 A JP 225995A JP 225995 A JP225995 A JP 225995A JP H08187603 A JPH08187603 A JP H08187603A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- clamp arm
- throw
- mounting seat
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チップポケットを改良して切屑の排出を良く
寿命の延長が得られる溝入れバイトを提供する。 【構成】 スロ−アウエイチップを保持しているバイト
ホルダのクランプア−ム上面を、スロ−アウエイチツプ
のすくい面と同一面もしくは若干低めに形成するととも
にその後部を切上げたチップポケットを設け、かつ前記
チップポケットの切り込み送り方向の距離をスロ−アウ
エイチップのすくい面の長さＡの２Ａ以上２．５以下の
範囲に設け、更にスロ−アウエイチップの装着角度を１
５°から３５°の範囲に設けた溝入れバイトである。
寿命の延長が得られる溝入れバイトを提供する。 【構成】 スロ−アウエイチップを保持しているバイト
ホルダのクランプア−ム上面を、スロ−アウエイチツプ
のすくい面と同一面もしくは若干低めに形成するととも
にその後部を切上げたチップポケットを設け、かつ前記
チップポケットの切り込み送り方向の距離をスロ−アウ
エイチップのすくい面の長さＡの２Ａ以上２．５以下の
範囲に設け、更にスロ−アウエイチップの装着角度を１
５°から３５°の範囲に設けた溝入れバイトである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バイトホルダ−の先端
部に設けたチップ取付座にスロ−アウエイチップを挿入
して固定し、溝入れ加工や突っ切り加工に用いる溝入れ
バイトに関するものである。
部に設けたチップ取付座にスロ−アウエイチップを挿入
して固定し、溝入れ加工や突っ切り加工に用いる溝入れ
バイトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】第３図は、従来のこの種の溝入れバイト
を示すものである。この溝入れバイト１は、板状のバイ
トホルダ−２の先端面３に、上面４と下面５との間に開
口するスロ−アウエイチップ８取り付け用のチツプ取付
座６が形成され、このチップ取付座６に切刃７を有する
スロ−アウエイチツプ８を着脱自在に装着したものであ
る。
を示すものである。この溝入れバイト１は、板状のバイ
トホルダ−２の先端面３に、上面４と下面５との間に開
口するスロ−アウエイチップ８取り付け用のチツプ取付
座６が形成され、このチップ取付座６に切刃７を有する
スロ−アウエイチツプ８を着脱自在に装着したものであ
る。
【０００３】ここで、チップ取付座６は、先端開口部側
から基端側下方に向けて漸次接近する一対の上面壁６ａ
および底面壁６ｂによって形成されており、これらの上
面壁６ａおよび底面壁６ｂには、断面略逆Ｖ字状の凸部
が形成されている。他方、これら上面壁６ａおよび底面
壁６ｂに当接するスロ−アウエイチップ８の上下面８
ａ、８ｂには、それぞれ上記凸部に係合する断面Ｖ字状
の凹部が形成されている。そして、スロ−アウエイチッ
プ８はその上下面８ａ、８ｂの凹部を上面壁６ａおよび
底面壁６ｂの凸部に係合させて、くさび効果により上記
チップ取付座６内に固定されている。また、上記上面壁
６ａの上方はクランプア−ム９として作用し、更にその
上面の傾斜面１０は切屑排出用チツプポケットの役割を
果たしている。
から基端側下方に向けて漸次接近する一対の上面壁６ａ
および底面壁６ｂによって形成されており、これらの上
面壁６ａおよび底面壁６ｂには、断面略逆Ｖ字状の凸部
が形成されている。他方、これら上面壁６ａおよび底面
壁６ｂに当接するスロ−アウエイチップ８の上下面８
ａ、８ｂには、それぞれ上記凸部に係合する断面Ｖ字状
の凹部が形成されている。そして、スロ−アウエイチッ
プ８はその上下面８ａ、８ｂの凹部を上面壁６ａおよび
底面壁６ｂの凸部に係合させて、くさび効果により上記
チップ取付座６内に固定されている。また、上記上面壁
６ａの上方はクランプア−ム９として作用し、更にその
上面の傾斜面１０は切屑排出用チツプポケットの役割を
果たしている。
【０００４】ところで、上記従来の溝入れバイト１で切
削を行うと、発生する切屑により傾斜面１０の部分が擦
られて摩耗し上面壁６ａの上部が痩せてしまうので、ク
ランプア−ム９として作用する保持力が半減し、挿入さ
れているスロ−アウエイチツプ８が切削中びびり振動を
生じたり更には破損して脱落してしまう等の欠点を有す
る。
削を行うと、発生する切屑により傾斜面１０の部分が擦
られて摩耗し上面壁６ａの上部が痩せてしまうので、ク
ランプア−ム９として作用する保持力が半減し、挿入さ
れているスロ−アウエイチツプ８が切削中びびり振動を
生じたり更には破損して脱落してしまう等の欠点を有す
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、切削時に発生する切屑による
クランプア−ム上面２１の摩耗を無くし、スロ−アウエ
イチップ１２の保持力が低下しないようにして切屑排出
性及び切削能率の向上を計った溝入れバイト１１を提供
することを目的としている。
鑑みなされたものであり、切削時に発生する切屑による
クランプア−ム上面２１の摩耗を無くし、スロ−アウエ
イチップ１２の保持力が低下しないようにして切屑排出
性及び切削能率の向上を計った溝入れバイト１１を提供
することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の溝入れバイト１
１は、スロ−アウエイチップ１２を保持しているバイト
ホルダ１３のクランプア−ム上面２１は、スロ−アウエ
イチップ１２のすくい面１５と同一面もしくは若干低め
に形成するとともにその後部を切り上げて設け、かつ前
記クランプア−ム上面２１の切り込み送り方向の距離Ｂ
をスロ−アウエイチツプ１２のすくい面１５の長さＡの
２Ａ以上２．５Ａ以下の範囲に設けたことを特徴とする
溝入れバイト１１である。
１は、スロ−アウエイチップ１２を保持しているバイト
ホルダ１３のクランプア−ム上面２１は、スロ−アウエ
イチップ１２のすくい面１５と同一面もしくは若干低め
に形成するとともにその後部を切り上げて設け、かつ前
記クランプア−ム上面２１の切り込み送り方向の距離Ｂ
をスロ−アウエイチツプ１２のすくい面１５の長さＡの
２Ａ以上２．５Ａ以下の範囲に設けたことを特徴とする
溝入れバイト１１である。
【０００７】
【作用】本発明の溝入れバイト１１は、バイトホルダ−
１３のクランプア−ム上面２１を、スロ−アウエイチッ
プ１２のすくい面１５と同一面か若干低めに形成すると
ともにその後部のクランプア−ム上面２１の切り込み送
り方向の距離Ｂをすくい面１５の距離Ａの２Ａ以上２．
５Ａ以下の範囲になるように大きく形成しているので、
クランプア−ム上面２１の摩耗が大幅に減少するととも
に切り屑の排出性及び切削能率の向上が得られる。
１３のクランプア−ム上面２１を、スロ−アウエイチッ
プ１２のすくい面１５と同一面か若干低めに形成すると
ともにその後部のクランプア−ム上面２１の切り込み送
り方向の距離Ｂをすくい面１５の距離Ａの２Ａ以上２．
５Ａ以下の範囲になるように大きく形成しているので、
クランプア−ム上面２１の摩耗が大幅に減少するととも
に切り屑の排出性及び切削能率の向上が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、図面にもとづき、本発明の実施例につ
いて図１及び図２に基づき詳しく説明する。本発明の溝
入れバイト１１について述べると、バイトホルダ−１３
の先端面１６に、上面１７と下面１８との間に開口する
スロ−アウエイチップ１２取り付け用のチップ取付座１
９が形成され、このチップ取付座１９に切刃１４を有す
るスロ−アウエイチップ１２を着脱自在に装着するが、
このチップ取付座１９は、先端開口部側から基端側下方
に向けて漸次接近する一対の上面壁１９ａおよび底面壁
１９ｂによつて形成されており、これらの上面壁１９ａ
および１９ｂには、断面略逆Ｖ字状の凸部が形成されて
いる。他方、これら上面壁１９ａおよび底面壁１９ｂに
当接するスロ−アウエイチップ１２の上下面１２ａおよ
び１２ｂには、それぞれ上記凸部に係合する断面Ｖ字状
の凹部が形成されている。そして、スロ−アウエイチッ
プ１２はその上下面１２ａ、１２ｂの凹部を上面壁１９
ａおよび底面壁１９ｂの凸部に係合させて、くさび効果
により上記チップ取付座１９内に固定されている。また
上記上面壁１９ａの上部はクランプア−ム２０として弾
性力でスロ−アウエイチップ１２に押圧力が作用するよ
うに構成されている。前記クランプア−ム２０の上面
は、チップ取付座１９に挿着されたスロ−アウエイチッ
プ１２のすくい面１５と同一面もしくは若干低めに形成
しその後端部を切り上げたクランプア−ム上面２１を設
けている。前記クランプア−ム上面２１の切り込み送り
方向の距離Ｂは、スロ−アウエイチップ１２の切刃先端
１４から切り上げられた位置迄の距離で、すくい面１５
の長さＡの２Ａ以上２．５Ａ以下の範囲内で設けられ
る。これは、切屑の擦過による磨耗を極力避けることと
切り屑をスム−スに排出するために設けたものである。
また、前記チツプ取付座１９の底面壁１９ｂはバイトホ
ルダ−１３の下面１８に対して大きく傾斜させて設けて
あり、その角度は１５°から３５°の範囲内で設け、前
記クランプア−ム２０の上面であるクランプア−ム上面
２１の表面の摩耗による強度低下を考慮して前記クラン
プア−ム２０の肉圧が増加するように傾斜角度を大きく
設けたものである。
いて図１及び図２に基づき詳しく説明する。本発明の溝
入れバイト１１について述べると、バイトホルダ−１３
の先端面１６に、上面１７と下面１８との間に開口する
スロ−アウエイチップ１２取り付け用のチップ取付座１
９が形成され、このチップ取付座１９に切刃１４を有す
るスロ−アウエイチップ１２を着脱自在に装着するが、
このチップ取付座１９は、先端開口部側から基端側下方
に向けて漸次接近する一対の上面壁１９ａおよび底面壁
１９ｂによつて形成されており、これらの上面壁１９ａ
および１９ｂには、断面略逆Ｖ字状の凸部が形成されて
いる。他方、これら上面壁１９ａおよび底面壁１９ｂに
当接するスロ−アウエイチップ１２の上下面１２ａおよ
び１２ｂには、それぞれ上記凸部に係合する断面Ｖ字状
の凹部が形成されている。そして、スロ−アウエイチッ
プ１２はその上下面１２ａ、１２ｂの凹部を上面壁１９
ａおよび底面壁１９ｂの凸部に係合させて、くさび効果
により上記チップ取付座１９内に固定されている。また
上記上面壁１９ａの上部はクランプア−ム２０として弾
性力でスロ−アウエイチップ１２に押圧力が作用するよ
うに構成されている。前記クランプア−ム２０の上面
は、チップ取付座１９に挿着されたスロ−アウエイチッ
プ１２のすくい面１５と同一面もしくは若干低めに形成
しその後端部を切り上げたクランプア−ム上面２１を設
けている。前記クランプア−ム上面２１の切り込み送り
方向の距離Ｂは、スロ−アウエイチップ１２の切刃先端
１４から切り上げられた位置迄の距離で、すくい面１５
の長さＡの２Ａ以上２．５Ａ以下の範囲内で設けられ
る。これは、切屑の擦過による磨耗を極力避けることと
切り屑をスム−スに排出するために設けたものである。
また、前記チツプ取付座１９の底面壁１９ｂはバイトホ
ルダ−１３の下面１８に対して大きく傾斜させて設けて
あり、その角度は１５°から３５°の範囲内で設け、前
記クランプア−ム２０の上面であるクランプア−ム上面
２１の表面の摩耗による強度低下を考慮して前記クラン
プア−ム２０の肉圧が増加するように傾斜角度を大きく
設けたものである。
【０００９】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は、バイトホルダ
−１３の先端部に傾斜させて設けたチップ取付座１９に
スロ−アウエイチップ１２を装着しバイトホルダ−１３
本体の弾性力により前記スロ−アウエイチップ１２を挟
むように固定してなる溝入れバイトにおいて、スロ−ア
ウエイチップ１２を保持しているバイトホルダ−１３の
クランプア−ム上面２１を、スロ−アウエイチツプ１２
のすくい面１５と同一面かもしくは若干低めに形成する
とともにその後部を切り上げたクランプア−ム上面２１
を設け、かつ前記クランプア−ム上面２１の切り込み送
り方向の距離Ｂをスロ−アウエイチップ１２のすくい面
１５の長さＡの２Ａ以上２．５以下の範囲に設け、更に
前記チップ取付座１９の傾斜角θは１５°から３５°の
範囲に設けているので、クランプア−ム上面２１の摩耗
が大幅に減少し、クランプア−ム２０の保持力が長期間
維持され、更に切り屑の排出性が良くなるので切削能率
の向上が計られる利点を有する。
−１３の先端部に傾斜させて設けたチップ取付座１９に
スロ−アウエイチップ１２を装着しバイトホルダ−１３
本体の弾性力により前記スロ−アウエイチップ１２を挟
むように固定してなる溝入れバイトにおいて、スロ−ア
ウエイチップ１２を保持しているバイトホルダ−１３の
クランプア−ム上面２１を、スロ−アウエイチツプ１２
のすくい面１５と同一面かもしくは若干低めに形成する
とともにその後部を切り上げたクランプア−ム上面２１
を設け、かつ前記クランプア−ム上面２１の切り込み送
り方向の距離Ｂをスロ−アウエイチップ１２のすくい面
１５の長さＡの２Ａ以上２．５以下の範囲に設け、更に
前記チップ取付座１９の傾斜角θは１５°から３５°の
範囲に設けているので、クランプア−ム上面２１の摩耗
が大幅に減少し、クランプア−ム２０の保持力が長期間
維持され、更に切り屑の排出性が良くなるので切削能率
の向上が計られる利点を有する。
【図１】本発明に係わる溝入れバイトの側面図である。
【図２】図１に示す溝入れバイトの平面図である。
【図３】従来の溝入れバイトの側面図である。
１． 溝入れバイト ２． バイトホルダ− ３． バイトホルダ−の先端面 ４． バイトホルダ−の上面 ５． バイトホルダ−の下面 ６． チップ取付座 ６ａ．チップ取付座の上面壁 ６ｂ．チップ取付座の底面壁 ７． 切刃 ８． スロ−アウエイチップ ８ａ．スロ−アウエイチツプの上面 ８ｂ．スロ−アウエイチツプの下面 ９． クランプア−ム １０． 傾斜面 １１． 溝入れバイト １２． スロ−アウエイチップ １３． バイトホルダ− １４． 切刃 １５． すくい面 １６． バイトホルダ−の先端面 １７． バイトホルダ−の上面 １８． バイトホルダ−の下面 １９． チツプ取付座 １９ａ．チツプ取付座の上面壁 １９ｂ．チップ取付座の底面壁 ２０． クランプア−ム ２１． クランプア−ムの上面
Claims (2)
- 【請求項１】 バイトホルダ−の先端部に傾斜させて設
けたチップ取付座にスロ−アウエイチップを装着しバイ
トホルダ−本体の弾性力により前記チップを挟むように
固定してなる溝入れバイトにおいて、スロ−アウエイチ
ップを保持しているバイトホルダ−のクランプア−ム上
面を、スロ−アウエイチップのすくい面と同一面もしく
は若干低めに形成するとともにその後部を切り上げて設
け、かつ前記クランプア−ム上面２１の切り込み送り方
向の距離Ｂをスロ−アウエイチップのすくい面の長さＡ
の２Ａ以上２．５Ａ以下の範囲に設けたことを特徴とす
る溝入れバイト。 - 【請求項２】 前記チップ取付座の傾斜角θは１５°か
ら３５°の範囲に設けたことを特徴とする請求項１に記
載の溝入れバイト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP225995A JPH08187603A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 溝入れバイト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP225995A JPH08187603A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 溝入れバイト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08187603A true JPH08187603A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11524375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP225995A Pending JPH08187603A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 溝入れバイト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08187603A (ja) |
-
1995
- 1995-01-10 JP JP225995A patent/JPH08187603A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020205 |