JPH08187450A - 電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法 - Google Patents

電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法

Info

Publication number
JPH08187450A
JPH08187450A JP79195A JP79195A JPH08187450A JP H08187450 A JPH08187450 A JP H08187450A JP 79195 A JP79195 A JP 79195A JP 79195 A JP79195 A JP 79195A JP H08187450 A JPH08187450 A JP H08187450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust collecting
dust
gas flow
space
collecting electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP79195A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Mieno
光博 三重野
Kenji Shibata
憲司 柴田
Takuya Yamamoto
卓也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP79195A priority Critical patent/JPH08187450A/ja
Publication of JPH08187450A publication Critical patent/JPH08187450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダストの再飛散による集塵効率の低下を防止
することができる電気集塵装置を提供する。 【構成】 ガス導入口及び排出口が設けられた内部空間
を有する集塵容器と、ある間隔で相互にほぼ平行に配置
された平板状の集塵極であって、相互に隣接する集塵極
に挟まれた領域に集塵空間を画定し、集塵空間を流れる
ガス中のダストを捕集する集塵極と、集塵空間内に配置
され、集塵極に対して所定の直流電圧が印加される放電
極と、集塵極に捕集されたダストを取り除くためのダス
ト除去手段と、集塵空間を流れるガス流の方向と交わる
ある方向に平行移動可能で、集塵空間のガス流の上流側
端面近傍もしくは下流側端面近傍に配置されて集塵空間
内のガス流を減速するためのガス流減速手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気集塵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気集塵装置は、集塵極の構造から円筒
型と平行平板型に分けられるが、構造が簡単なこと、ス
ケールアップ及びメンテナンスの容易さから平行平板型
が一般的に使用されている。
【0003】また、集塵極に捕集されたダストの回収方
法として、洗浄液を使用する湿式電気集塵装置と洗浄液
を使用しない乾式電気集塵装置に区分される。工業的規
模では、乾式電気集塵装置が多く使用されており、湿式
電気集塵装置は、可燃性の成分が含まれている排ガスや
ミスト用の集塵に使用される。
【0004】電気集塵の原理は、放電極と集塵極で構成
された空間において、放電極に高電圧を印加することに
より生じるコロナ放電を利用したものである。コロナ放
電が起こることによりダストが帯電し、クーロン力によ
って集塵極に捕集される。
【0005】乾式電気集塵装置では、集塵極に捕集され
たダストは、通常、集塵極の所定箇所をハンマで強打し
たり、バイブレータで振動させたり(以下、槌打とい
う)することにより集塵極から剥離させる。剥離したダ
ストは、集塵極下部に設けてあるホッパに落下し回収さ
れる。
【0006】湿式電気集塵装置では、洗浄液を集塵極に
流すことにより集塵極に捕集されたダストを回収する。
洗浄液には、一般的には水が用いられるが、排ガスの凝
縮性成分やダスト中の水溶性成分が洗浄液に溶解して酸
性あるいはアルカリ性溶液となる場合は、電気集塵装置
の腐食防止のため、塩酸あるいは水酸化ナトリウム等の
薬剤を洗浄液中に添加しpHを調整する場合もある。
【0007】円筒型湿式電気集塵装置では、一般的に集
塵極上部から集塵極面に沿って洗浄液を流して濡れ壁を
作る方法が用いられる。また、平行平板型湿式電気集塵
装置では、スプレーノズルから集塵極面に間欠的に洗浄
液を噴霧する方法が用いられる。
【0008】乾式電気集塵装置においてダストを回収す
る際に集塵極を槌打すると、集塵極から剥離したダスト
がガス流に乗り再飛散する。再飛散したダストが集塵空
間外に運び出されると集塵効率が低下する。集塵効率の
低下を防止するために、従来は、再飛散量を見込んで装
置設計する方法、集塵空間の出口あるいは入口にダンパ
を設ける方法、集塵極にフィンを設ける方法、ダストが
分散しないように槌打する方法等が採用されていた。
【0009】以下に、これらの方法について説明する。
再飛散量を見込んで装置設計する方法は、最も簡便な方
法でよく用いられるが、装置が大型化するという問題が
ある。ダストの排出規制値が強化されると、集塵効果を
高めるためさらに大型化する必要が生ずる。
【0010】図5は、集塵空間の出口あるいは入口にダ
ンパを設ける方法を採用した電気集塵装置の平面断面図
を示す。図5(A)に示すように、集塵容器100内に
複数の集塵極101がガス流に平行に配置されている。
一対の集塵極101に挟まれた集塵空間の中には、棒状
の放電極102が複数本配置されている。集塵極101
の下流側には、平板状のダンパ103が、隣接する2つ
の集塵空間に対して1枚の割合で配置されている。
【0011】ダンパ103は、ガス流に平行な向き及び
垂直な向きになるように回転可能である。通常は、ダン
パ103がガス流に平行に配置され、ガスは自由に流れ
ることができる。ダンパ103がガス流に垂直な向きに
なるように回転すると、ガス流はダンパ103によって
遮られ、回転したダンパに対応する集塵空間をガスが流
れにくくなる。従って、槌打する集塵極に対応するダン
パを回転しておくことにより、再飛散したダストが集塵
空間の外に運び出されるのを抑制することができる。
【0012】図5(B)に示すように、集塵容器の出口
側を複数のガス流路に分割し、ガス流路ごとにダンパを
設けてもよい。この方法によれば、ダンパ103でガス
流路をほぼ完全に塞ぐことができるため、ガス流の流速
がほぼ0になり、再飛散したダストのほぼ全部を回収す
ることができる。しかし、ガス流路が複数になるため、
装置が複雑化、大型化するという問題がある。
【0013】集塵極にフィンを設ける方法は、再飛散し
てガス流に乗ったダストを集塵極に設けたフィンで再捕
集しようとするものである。この方法では、集塵極近傍
のダストには効果があるが、集塵極から離れたところで
は再捕集効果が低減する。さらに、フィンの数を多くす
ると適切な放電極間隔がとれず、ダストの帯電に必要な
コロナ電流を供給できなくなる。また、この方法では、
ホッパから舞い上がるダストには効果がない。
【0014】ダストが分散しないように槌打する方法
は、集塵極に捕集されているダスト層が槌打によって剥
離する際に、ダストが固まったケーキ状に剥離するよう
に槌打し、再飛散を防止しようとするものである。ケー
キ状に剥離するためには、槌打強度、槌打箇所を考慮し
て集塵極表面とダスト層との間に剪断力を加える必要が
ある。しかし、集塵極全面に剪断力のみを与えることは
困難である。捕集されたダストは剪断力以外の力も受け
るため、再飛散の防止効果を高めることは困難である。
【0015】湿式電気集塵装置では、集塵極に捕集され
たダストは洗浄液中に取り込まれ、集塵極の表面に沿っ
て流れて下部のホッパに回収される。一部のダストは再
飛散するが、再飛散したダストは大粒径化しているた
め、ガス流に乗りにくく重力により下方のホッパに回収
される。このため、湿式電気集塵装置は、乾式電気集塵
装置に比べて再飛散量が少なく集塵性能も高い。
【0016】近年、電気集塵装置の小型化を図るため
に、ガス流を高速にして電気集塵を行う技術が開発され
てきている。このような高速ガス流の下で洗浄液を噴霧
して洗浄を行うためには、ガス流速に打ち勝つ速さで洗
浄液を噴霧しなければならない。このため、噴霧した洗
浄液が集塵極表面を流れてダストを回収する効果より
も、噴霧した洗浄液粒子が集塵極に衝突することにより
捕集されたダストを剥離させる効果が大きくなる。この
剥離されたダストが再飛散量増加の要因になっている。
また、集塵極表面に届かない洗浄液粒子がガス流に乗っ
て集塵空間の外に運び出される。集塵空間の外に運び出
された再飛散粒子及び洗浄液粒子を回収するためには、
湿式電気集塵装置の後段にミストエリミネータを設置す
る必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、乾式電
気集塵装置において集塵極に捕集されたダストを回収す
る際に、ダストの再飛散が原因となり集塵効率が低下す
るという問題がある。また、湿式電気集塵装置において
も、ガス流が速くなるに従いダストの再飛散の問題が顕
在化してきている。
【0018】本発明の目的は、ダストの再飛散による集
塵効率の低下を防止することができる電気集塵装置を提
供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の電気集塵装置
は、ガス導入口及び排出口が設けられた内部空間を有す
る集塵容器と、ある間隔で相互にほぼ平行に配置された
平板状の集塵極であって、相互に隣接する前記集塵極に
挟まれた領域に集塵空間を画定し、集塵空間を流れるガ
ス中のダストを捕集する前記集塵極と、前記集塵空間内
に配置され、前記集塵極に対して所定の直流電圧が印加
される放電極と、前記集塵極に捕集されたダストを取り
除くためのダスト除去手段と、前記集塵空間を流れるガ
ス流の方向と交わるある方向に平行移動可能で、前記集
塵空間のガス流の上流側端面近傍もしくは下流側端面近
傍に配置されて前記集塵空間内のガス流を減速するため
のガス流減速手段とを含む。
【0020】
【作用】ガス流を減速することにより、集塵極に捕集さ
れたダストを除去する際に再飛散したダストがガス流に
乗って外部に排出されることを防止できる。
【0021】ダスト除去対象の集塵空間内のガス流を完
全に止めると、他の集塵空間を流れるガス流の流速の増
加量が大きくなる。流速が速くなると一般に集塵能力が
低下する。また、再飛散したダストが、隣接する集塵空
間を流れるガス流に巻き込まれて外部に排出される場合
もある。
【0022】ダスト除去対象の集塵空間内のガス流を減
速し、完全には遮断しないことにより、他の集塵空間を
流れるガス流の流速の大幅な増加を抑制できる。このた
め、他の集塵空間における集塵能力の低下を抑え、再飛
散したダストが隣接する集塵空間を流れるガス流に巻き
込まれて外部に排出されることを抑制できる。
【0023】
【実施例】図1を参照して本発明の実施例による電気集
塵装置全体の概略について説明する。
【0024】図1(A)は電気集塵装置の平面断面図、
図1(B)は側面断面図を示す。集塵容器16の入口ダ
クト9から排ガスが導入されて集塵され、出口ダクト1
0から排出される。集塵容器内の入口ダクト側には整流
板7が設けられている。入口ダクト9から導入された排
ガスは整流板7によって整流され、集塵容器16内にほ
ぼ一様に流れる。
【0025】8枚の集塵極1が所定の間隔で平行平板状
に重ねられ、集塵極群が構成されている。このように構
成された集塵極群が、集塵容器16内の上流、中流、下
流部に、各集塵極1の表面がガス流の方向に平行な向き
になるように配置されている。上流、中流、下流部をそ
れぞれ第1、第2、第3セクションと呼ぶ。また、集塵
極1に挟まれた空間を集塵空間を呼ぶ。このように、各
セクション毎に集塵極に挟まれた7つのガス流路が形成
されている。第3セクションの各集塵極1は、それぞれ
ガス流の上流側部分1aと下流側部分1bに分割されて
いる。集塵極を分割することによる効果は後述する。
【0026】各集塵空間の中央部に、ガス流の向きにほ
ぼ直交するように棒状の放電極2が配置されている。各
放電極2の間隔は、集塵極1の間隔と同等かあるいは若
干狭い程度が好ましい。
【0027】放電極2は、各セクション毎に導線で接続
されており、この導線は、放電極2と集塵容器16との
絶縁を保つため、碍子室5の中に配置された碍子6を介
して集塵容器16の外に引き出されている。各セクショ
ンから引き出された導線は、それぞれセクション毎に準
備された直流電源4に接続されている。
【0028】集塵極1の下方には、ダストを回収するた
めのホッパ8が設けられている。第3セクションのガス
流の下流側には、ガス流の方向に直交する向きに移動式
カーテン11が配置されている。移動式カーテンの縦方
向の長さは、図1(B)に示すように集塵極1の縦方向
の長さよりも長くされており、その下端は、ホッパ8か
ら舞い上がるダストがガス流に乗って運ばれないように
容器内面にほぼ接している。
【0029】移動式カーテン11の横方向の長さは、後
述する理由から、乾式電気集塵装置の場合には、少なく
とも隣接する2つの集塵空間の合計の幅と同程度、湿式
電気集塵装置の場合には、少なくとも1つの集塵空間の
幅と同程度とされている。また、移動式カーテン11に
は、複数の貫通孔が設けられている。従って、移動式カ
ーテン11で集塵空間のガス流出側の端面を完全に覆っ
ても、一定量のガスが流れる。
【0030】移動式カーテン11は、ガス流の方向に対
して直交するように設けられたレール13により保持さ
れている。また、移動式カーテン11は、ワイヤ14に
より、集塵容器の外部に配置された駆動装置12に接続
されている。駆動装置12によりワイヤ14を巻き取り
あるいは繰り出すことにより、移動式カーテン11をレ
ール13に沿って移動することができる。通常の集塵動
作中は、移動式カーテン11はカーテン収納部15の中
に収納されている。
【0031】集塵極1の表面に捕集されたダストを剥離
するために、乾式電気集塵装置の場合は槌打装置が取り
付けられている。槌打装置は、例えば図1(B)に示す
ように、集塵極1近傍に配置された機械式ハンマ17で
構成される。機械式ハンマ17を矢印の方向に回転させ
て集塵極1を槌打することにより、集塵極1に機械的振
動を与えダストを剥離する。
【0032】また、湿式電気集塵装置の場合は洗浄液噴
霧装置が取り付けられている。洗浄液噴霧装置は、例え
ば図1(B)に示すように、集塵極1の上方に配置され
たスプレーノズル18で構成される。スプレーノズル1
8から洗浄液を集塵極1に吹き付けることにより、ダス
トを剥離する。なお、図1(B)では、機械式ハンマ1
7とスプレーノズル18の両方を設けた構成を示した
が、実際にはいずれか一方が配置される。
【0033】次に、図1に示す電気集塵装置の動作につ
いて説明する。ダストを含んだ排ガスが入口ダクト9か
ら集塵容器16内に導入され、整流板7を通して一様な
ガス流とされる。排ガス中に含まれていたダストは、集
塵空間内に発生するコロナ放電により帯電し、集塵極1
に捕集される。ダストが取り除かれた排ガスは出口ダク
ト10から外部に排出される。
【0034】適当な時間間隔で集塵極1を槌打し、ある
いは集塵極1に洗浄液を噴霧し、集塵極1に捕集された
ダストをホッパ8に落下させ回収する。槌打あるいは洗
浄を行う時間間隔は、排ガス中のダスト濃度、ダストの
物性等により決められる。
【0035】第3セクションの集塵極1を槌打するとき
には、槌打する集塵極1の両側の集塵空間を流れるガス
流を抑制するように移動式カーテン11を移動する。こ
のため、槌打する集塵極1の両側の集塵空間内のガス流
の流速が低下する。従って、槌打によって再飛散したダ
ストはガス流に乗って集塵空間の外部に運ばれにくくな
りホッパ8に回収される。
【0036】また、各集塵極の上流側部分1aと下流側
部分1bとを時間をずらせて槌打する。上流側部分1a
を槌打して飛散したダストのうちガス流に乗って流れる
ものの一部は下流側部分1bに捕集される。下流側部分
1bの集塵極面積は小さく捕集されているダスト量も少
ないため、下流側部分1bの槌打時に飛散するダスト量
も少ない。従って、下流側部分1bの槌打によって外部
に排出されるダスト量は比較的少ない。このように、集
塵極を上流側と下流側に分割することによって、外部に
排出されるダスト量を減少させることができる。
【0037】集塵極1に洗浄液を噴霧するときには、噴
霧する集塵極の面に接する集塵空間内のガスの流れを抑
制するように移動式カーテン11を移動する。洗浄液の
噴霧は集塵極1の片面毎に行うことができるため、少な
くとも一つの集塵空間内のガス流を抑制すればよい。
【0038】上記実施例においては、移動式カーテン1
1を第3セクションにのみ配置し、第1及び第2セクシ
ョンには配置していない。第1及び第2セクションにも
移動式カーテン11を設けてももちろん構わないが、第
1あるいは第2セクションの集塵極を槌打あるいは洗浄
する際に再飛散したダストは、その下流にある第2ある
いは第3セクションで集塵されるため、再飛散が大きな
問題とならない。従って、最下流の第3セクションに移
動式カーテンを配置することが最も効果的である。
【0039】また、上記実施例では、集塵空間のガスの
出口側を移動式カーテンで塞いでガス流を抑制する場合
について説明したが、移動式カーテンを集塵空間の入口
側に配置してもよい。図1のように第1〜3セクション
を有する構成では、第3セクションの入口側に配置して
もよい。
【0040】次に、移動式カーテンを使用した効果につ
いて、実験データを示しつつ説明する。図2(A)は、
実験データ収集のために使用した乾式電気集塵装置を示
す。本実験で使用した電気集塵装置は、図1に示す電気
集塵装置の第1及び第2セクションを除去した構成とさ
れている。
【0041】集塵極1の上流側部分1aの大きさは長さ
3.1m、高さ2m、下流側部分1bの大きさは、長さ
0.9m、高さ2mであり、合計8対の集塵極が配置さ
れている。全体の集塵面積は112m2 、集塵極の間隔
は300mmである。
【0042】図2(B)は、移動式カーテンを拡大した
平断面図を示す。移動式カーテン11は、集塵極1bと
同一間隔で配置された3枚の仕切板31と、仕切板31
の間に配置された平板状のダンパ32を含んで構成され
ている。仕切板31及びダンパ32は硬質塩化ビニルで
形成されている。ダンパ32を回転することにより開度
を調整する。ここで、ダンパの法線方向とガス流の方向
との成す角をθ度としたとき、θ/90を開度と定義し
た。開度が0%のとき対応する集塵空間の断面がほぼ完
全に塞がれる。
【0043】また、開口率を、集塵空間内のガス流の方
向に対して垂直な仮想断面へ移動式カーテンを平行投影
したときのガス通過可能領域の面積の、集塵空間の断面
積に対する割合と定義する。すなわち、開口率は(1−
cosθ)で表される。
【0044】仕切板31が集塵極1bとほぼ同一平面内
に配置されるように移動式カーテン11を移動し、ダン
パ32を回転することにより、対応する集塵空間内のガ
スの流れを調整することができる。
【0045】実験は、ダスト量10g/m3 Nを含むガ
スを流し、ガス温度135℃、水分8%となる条件で実
施した。槌打による再飛散量を評価するために、集塵す
る時間を一定にして槌打によるダストの剥離量が同一に
なるようにした。通常運転時における集塵空間内の流速
が2m/s、1.5m/s及び1.2m/sの場合につ
いて、開度を50%、35%、23%及び8%として出
口含塵量を評価した。このときの開口率は、それぞれ2
9.3%、14.7%、6.5%及び0.8%となる。
【0046】集塵極を複数回槌打すると、最初の槌打で
最大の飛散が起こり、回を追うごとに飛散量は少なくな
る。このため、JIS Z8808によるダスト濃度測
定方法では再飛散量を評価できない。従って、本実験で
は、煙道用デジタル煤塵濃度計を用いて再飛散量を測定
した。
【0047】表1は、各流速における出口含塵量を無槌
打時を100とした相対値で示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1からわかるように、流速によらず開度
を50%から小さくしていくと出口含塵量は減少する。
開度が23%近傍で出口含塵量は最小となり、さらに開
度を小さくしていくと、出口含塵量は増加する。
【0050】開度が大きいときは、ガス流の流速が比較
的大きいため飛散したダストがガス流に乗って外部に排
出されるためと考えられる。開度を小さくしすぎたとき
に、却って出口含塵量が増加するのは、以下のように考
察される。
【0051】すなわち、開度を小さくしすぎると、移動
式カーテンを配置した集塵空間内のガス流をほぼ遮断し
た状態になる。このため他の集塵空間内のガス流の流速
の増加量が大きくなる。また、ガス流の乱れが起こり、
ダストが集塵空間を通らないで集塵空間の上方もしくは
下方をそのまま通過するものと考えられる。さらに、集
塵空間の下方を吹き抜けるガス流は、下部のホッパに回
収されたダストを舞上げて出口へ運んでしまうおそれが
ある。
【0052】このように、集塵空間内のガスの流れを抑
制するための移動式カーテンの開度には、最適な範囲が
あることがわかる。表1から、流速が2.0〜1.2m
/sの範囲では、開度を23%近傍にすると、出口含塵
量が少ないことがわかる。また、開度を35%にする
と、流速が1.2m/sのときには、出口含塵量の増加
は少ないが、流速が1.5〜2.0m/sのときには、
出口含塵量が大幅に増加する。また、8%にすると、流
速が1.2〜2.0m/sのときに出口含塵量が増加す
るが、その増加量は少ない。流速が1.2〜2.0m/
sのときに、開度を8〜30%(開口率8.0〜11
%)の範囲にすれば、出口含塵量の増加を抑えることが
できるであろう。流速がこの範囲以外のときであって
も、開度を8〜30%程度とすることにより、出口含塵
量の増加を抑制することが期待される。
【0053】さらに開度を細かく変化させて出口含塵量
を評価したところ、通常運転時の流速2.0m/sのと
きは開度15%(開口率2.8%)、流速1.5m/s
のときは開度20%(開口率4.9%)、流速1.2m
/sのときは開度30%(開口率10.9%)のときが
最適であることがわかった。この結果から、流速が1.
7〜2.2m/sのときは、開度が13〜17%(開口
率2.1%〜3.5%)、流速が1.3〜1.7m/s
のときは、開度が18〜22%(開口率4.0%〜5.
9%)、流速が1.1〜1.3m/sのときは、開度が
27〜33%(開口率8.9%〜13.1%)となるよ
うにして槌打することが好ましいと考えられる。
【0054】この最適な開度としたとき、ダスト除去を
行う集塵空間内のガス流の流速は0.7〜0.9m/s
になる。このことから、通常運転時の流速によらず、集
塵空間内のガス流の流速を0.7〜0.9m/sとして
ダスト除去を行うことが好ましいことがわかる。
【0055】上記の実験では、移動式カーテンの開度を
変化させて出口含塵量を測定するために、2枚羽を有す
るダンパ型カーテンを用いたが、最適な開度(開口率)
が決まれば、最適な開口率を有する貫通孔を開けた平板
状のカーテンを用いてもよい。平板状のカーテンとする
ことにより、ダンパ型カーテンに比べて装置を小型化す
ることが可能になる。
【0056】また、上記の実験では乾式電気集塵機につ
いて評価したが、集塵極から飛散したダストが出口まで
運ばれる機構は湿式電気集塵機の場合も同様であるた
め、流速、開口率の好適値は湿式電気集塵機にもあては
まるであろう。
【0057】本実験においては、7流路1セクションの
みの電気集塵装置を使用したが、商業規模の電気集塵装
置では、流路数がもっと多く、かつセクション数も多い
ため、移動式カーテンの効果はもっと高いと考えられ
る。
【0058】次に、図1に示す電気集塵装置の移動式カ
ーテンの構造の詳細について図3、図4を参照して説明
する。図3(A)は、移動式カーテンの斜視図を示す。
軟質ビニールシート21が長方形枠状のサッシ20によ
って平面状に保持されている。3枚のサッシ20が図の
ようにヒンジ22によって接続されており、互い違いに
折り畳むことができる。軟質ビニールシート21には、
好適な開口率を有する貫通孔25が形成されている。
【0059】図3(B)は、移動式カーテンをガイドレ
ール13に取り付けた状態を示す。サッシ20のヒンジ
22の部分には、ねじりコイルスプリング30が取り付
けられており、常時、カーテン11を折り畳む方向に力
が働いている。
【0060】カーテン11を折り畳んだ時に、互いに隣
り合うサッシ20の上辺端部に吊支軸24が取り付けら
れている。吊支軸24は、ガイドレール13に沿って移
動できる走行台車23に回転可能なように取り付けられ
ている。カーテン11の両端のサッシ20の外側の辺の
上下端にワイヤ14が取り付けられている。なお、ガス
流によりカーテン11が揺動する場合には、カーテン1
1の下側にもガイドレール13を設けることが好まし
い。
【0061】図4はカーテン11を電気集塵装置に配置
した状態の概略平面図を示す。図4(A)に示すよう
に、一方のワイヤ14は駆動装置12内に設けられてい
る駆動プーリ25に巻き付けられている。他方のワイヤ
14は、集塵容器に取り付けられたプーリ27、28を
介して駆動装置12内に設けられている駆動プーリ26
に巻き付けられている。電気集塵装置の通常動作時は、
カーテン11はバネ力により折り畳まれて図1(A)に
示すカーテン収納部15内に収納されている。
【0062】図4(B)に示すように、駆動プーリ25
を固定したまま駆動プーリ26でワイヤ14を巻き取る
と、折り畳まれていたカーテン11が広げられる。図4
(C)に示すように、駆動プーリ26でワイヤ14を巻
き取ると同時に駆動プーリ25から同量のワイヤ14を
送りだすことにより、広げられたカーテン11を移動す
ることができる。このように、駆動プーリ25、26の
巻き取り、送り出し量を調整することにより、カーテン
11を所望の位置に移動することができる。
【0063】このように、カーテン11を折り畳み式と
することにより、図1(A)のカーテン収納部15の大
きさを小さくすることができる。図3(A)では、カー
テンの材質として軟質ビニールシートを使用した場合に
ついて説明したが、カーテンの材質は排ガス温度によっ
て適宜選択することが好ましい。排ガス温度が300℃
程度の場合は鉄板、アルミ板等、140℃程度の場合は
FRP(ファイバ強化プラスチック)板等、90℃程度
の場合は樹脂板等を使用することができる。また、常温
の場合には、図3(A)のように軟質ビニールシートを
サッシで保持した構造としてもよい。特に、湿式電気集
塵装置の場合は、通常、常温で使用されるため、軟質ビ
ニールシートをサッシで保持したカーテンを使用するこ
とができる。
【0064】上記実施例では、乾式電気集塵装置の場合
は槌打する集塵極の両側の2流路、湿式電気集塵装置の
場合は洗浄する面に面した1流路を移動式カーテンで遮
断する場合について説明したが、遮断する流路数はそれ
以上でもよい。電気集塵装置の全流路数、ガス流量もし
くはダスト濃度等により同時に遮断できる流路数が異な
る。同時に遮断できる流路数が多くなれば、同時に複数
枚の集塵極を槌打もしくは洗浄できるため、ダスト回収
時間を短縮することができる。従って、電気集塵装置の
全流路数、ガス流量もしくはダスト濃度等、及び所望の
ダスト回収時間から、同時に遮断する流路数を選ぶこと
が好ましい。
【0065】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乾式及び湿式電気集塵装置の集塵極に捕集されたダスト
を剥離する際に、捕集されたダストが外部に再飛散する
量を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による電気集塵装置の平面断面
図及び側面断面図である。
【図2】本発明の他の実施例による電気集塵装置の平面
断面図である。
【図3】本発明の実施例による電気集塵装置の移動式カ
ーテンの斜視図である。
【図4】本発明の実施例による電気集塵装置の移動式カ
ーテンの動作を説明するための移動式カーテン及び駆動
機構の概略平面図である。
【図5】従来例による電気集塵装置の平面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 集塵極 2 放電極 4 直流電源 5 碍子室 6 碍子 7 整流板 8 ホッパ 9 入口ダクト 10 出口ダクト 11 移動式カーテン 12 駆動装置 13 ガイドレール 14 ワイヤ 15 カーテン収納部 16 集塵容器 17 機械式ハンマ 18 スプレーノズル 20 サッシ 21 軟質ビニールシート 22 ヒンジ 23 走行台車 24 吊支軸 25、26 駆動プーリ 27、28 プーリ 30 ねじりコイルスプリング 31 仕切板 32 ダンパ 100 集塵容器 101 集塵極 102 放電極 103 ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B03C 3/78

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス導入口及び排出口が設けられた内部
    空間を有する集塵容器と、 ある間隔で相互にほぼ平行に配置された平板状の集塵極
    であって、相互に隣接する前記集塵極に挟まれた領域に
    集塵空間を画定し、集塵空間を流れるガス中のダストを
    捕集する前記集塵極と、 前記集塵空間内に配置され、前記集塵極に対して所定の
    直流電圧が印加される放電極と、 前記集塵極に捕集されたダストを取り除くためのダスト
    除去手段と、 前記集塵空間を流れるガス流の方向と交わるある方向に
    平行移動可能で、前記集塵空間のガス流の上流側端面近
    傍もしくは下流側端面近傍に配置されて前記集塵空間内
    のガス流を減速するためのガス流減速手段とを含む電気
    集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス流減速手段は、貫通孔を有する
    板状部材である請求項1記載の電気集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス流減速手段を前記集塵空間のガ
    ス流の上流側端面近傍もしくは下流側端面近傍に配置
    し、前記集塵空間内のガス流に対して垂直な仮想断面へ
    前記板状部材を平行投影したときのガス通過可能領域の
    面積が、前記集塵空間の断面積の0.8〜11%である
    請求項2記載の電気集塵装置。
  4. 【請求項4】 前記集塵容器には、前記ガス流減速手段
    を収納するための収納部が形成されている請求項1〜3
    のいずれかに記載の電気集塵装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ある方向とほぼ平行に配置
    され、前記ガス流減速手段を前記ある方向に移動可能に
    保持するためのガイドレールと、 前記ガイドレールに保持された前記ガス流減速手段を前
    記ある方向に移動させるための駆動手段とを含む請求項
    1〜4のいずれかに記載の電気集塵装置。
  6. 【請求項6】 前記ガス流減速手段は、折り畳み可能で
    ある請求項1〜5のいずれかに記載の電気集塵装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも3枚以上の平板状の集塵極を
    ある間隔で相互にほぼ平行に配置して、該集塵極に挟ま
    れた少なくとも2つ以上の集塵空間を画定し、該集塵空
    間内に放電極を配置し、該集塵空間内にガスを流しつつ
    前記集塵極と放電極との間で放電させて集塵を行う電気
    集塵装置の前記集塵極に捕集されたダストの除去方法に
    おいて、 前記複数の集塵空間のうち一部の集塵空間を選択し、選
    択された集塵空間のガス流入もしくは流出側の端面近傍
    または内部にガス流を一部遮蔽する遮蔽物を置き、ガス
    流を減速する工程と、 ガス流を減速した状態で、前記選択された集塵空間を画
    定する集塵極に捕集されているダストを除去する工程と
    を含み、 前記集塵空間内のガス流に対して垂直な仮想断面へ前記
    板状部材を平行投影したときのガス通過可能領域の面積
    が、前記集塵空間の断面積の0.8〜11%であるダス
    ト除去方法。
  8. 【請求項8】 前記ガス流を減速する工程において、前
    記選択された集塵空間内のガス流の流速が0.7〜0.
    9m/sである請求項7記載のダスト除去方法。
  9. 【請求項9】 前記ダストを除去する工程は、前記選択
    された集塵空間の両側の少なくとも一方の集塵極に機械
    的振動を与え、 機械的振動を与える集塵極が、選択された集塵空間以外
    の他の集塵空間も画定している場合には、該他の集塵空
    間のガス流入もしくは流出側の端面近傍または内部にも
    ガス流を一部遮蔽する遮蔽物を置く請求項7または8記
    載のダスト除去方法。
JP79195A 1995-01-06 1995-01-06 電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法 Pending JPH08187450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP79195A JPH08187450A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP79195A JPH08187450A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08187450A true JPH08187450A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11483515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP79195A Pending JPH08187450A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08187450A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711477B1 (ko) * 2001-08-14 2007-04-24 주식회사 포스코 전기집진기에 있어서 탈진제어장치
US7252701B2 (en) * 2003-06-24 2007-08-07 Alstom Technology Ltd Method of cleaning electric filter and electric filter
CN100448547C (zh) * 2005-01-18 2009-01-07 孙熙 分室停风振打电除尘方法
JP2009539579A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 アルストム テクノロジー リミテッド 湿式静電集塵装置
CN102728471A (zh) * 2012-07-03 2012-10-17 福建龙净环保股份有限公司 一种电除尘器
CN104384022A (zh) * 2014-09-17 2015-03-04 苏州新协力环保科技有限公司 一种粉尘处理装置
CN105013612A (zh) * 2014-04-21 2015-11-04 红安金源科技环保设备有限公司 横向袋式模块静电收尘器
CN114433359A (zh) * 2022-01-24 2022-05-06 浙江菲达环保科技股份有限公司 一种关通道式电除尘器
KR20230088096A (ko) * 2021-12-10 2023-06-19 한국에너지기술연구원 호퍼 내 우회유로 차단이 가능한 전기집진기, 및 그 작동방법
CN117443583A (zh) * 2023-12-08 2024-01-26 济南环陶环保工程有限公司 一种脱硫用湿式电除尘装置及其控制系统

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711477B1 (ko) * 2001-08-14 2007-04-24 주식회사 포스코 전기집진기에 있어서 탈진제어장치
US7252701B2 (en) * 2003-06-24 2007-08-07 Alstom Technology Ltd Method of cleaning electric filter and electric filter
CN100448547C (zh) * 2005-01-18 2009-01-07 孙熙 分室停风振打电除尘方法
JP2009539579A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 アルストム テクノロジー リミテッド 湿式静電集塵装置
CN102728471A (zh) * 2012-07-03 2012-10-17 福建龙净环保股份有限公司 一种电除尘器
CN105013612A (zh) * 2014-04-21 2015-11-04 红安金源科技环保设备有限公司 横向袋式模块静电收尘器
CN104384022A (zh) * 2014-09-17 2015-03-04 苏州新协力环保科技有限公司 一种粉尘处理装置
KR20230088096A (ko) * 2021-12-10 2023-06-19 한국에너지기술연구원 호퍼 내 우회유로 차단이 가능한 전기집진기, 및 그 작동방법
CN114433359A (zh) * 2022-01-24 2022-05-06 浙江菲达环保科技股份有限公司 一种关通道式电除尘器
CN117443583A (zh) * 2023-12-08 2024-01-26 济南环陶环保工程有限公司 一种脱硫用湿式电除尘装置及其控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6783575B2 (en) Membrane laminar wet electrostatic precipitator
JP3572164B2 (ja) 除塵装置
KR101801748B1 (ko) 복합식 집진 장치
JPH08187450A (ja) 電気集塵装置及び集塵極のダスト除去方法
CN107213984A (zh) 一种电磁除尘器及烟气净化系统
CN103878064A (zh) 一种库仑电除尘器
US10625197B2 (en) Sieve array and precipitator device and method of treating exhaust
WO2014122756A1 (ja) 集塵装置、集塵装置の電極選定方法及び集塵方法
KR102284828B1 (ko) 집진장치
JP6752736B2 (ja) 電気集塵装置
JP7453414B2 (ja) フィルターバッグ保護エアカーテン生成モジュールを含むろ過集塵機の粉塵再飛散防止装置及びこれを備えるろ過集塵機
JPH11147018A (ja) So3 ミストの捕集装置
JPH07299387A (ja) 電気集塵装置
JP2001046907A (ja) 電気集塵装置
Liao et al. Electrostatic precipitation of submicron particles with an enhanced unipolar pre-charger
KR102000020B1 (ko) 비산먼지 집진장치
KR102284836B1 (ko) 집진장치
CN108554633B (zh) 一种高效静电除尘器
CN104888961A (zh) 车载式仿生静电除尘空气净化器
US4940471A (en) Device for cleaning two-stage electrostatic precipitators
CN206980975U (zh) 一种电磁除尘器及烟气净化系统
JPH09187675A (ja) 微粒体除去装置
JP7139120B2 (ja) 電気集塵装置
CN117548229B (zh) 一种静电布袋混合除尘装置及其控制方法
JP3654675B2 (ja) ウェザールーバー

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330