JPH081872A - ガスおよび水分遮断性バッグ - Google Patents

ガスおよび水分遮断性バッグ

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JPH081872A
JPH081872A JP13873794A JP13873794A JPH081872A JP H081872 A JPH081872 A JP H081872A JP 13873794 A JP13873794 A JP 13873794A JP 13873794 A JP13873794 A JP 13873794A JP H081872 A JPH081872 A JP H081872A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 内層および外層にゲルボフレックステスタ−
による耐屈曲性が10000回以上の熱可塑性樹脂層を
有し、中間層に外層寄りに透湿度(JIS Z020
8)が2g/m2 ・day以下の水分遮断性樹脂層およ
び内層寄りにヘリウム透過量5cc/m2 ・day・a
tm.以下のガス遮断性樹脂層を有する多層構造体から
なるバッグ。 【効果】 本発明の多層構造体からなるガスバッグをガ
ス回収工程に組み込むことにより一時貯蔵したガスの損
失を大幅に抑えることができ、さらに、ガス精製機、気
液分離機およびドライヤ−を設置することなく、混入し
た水分および酸素などの固化物により液化機内の諸配管
が閉塞するなどのトラブルなしに効率的な運転が可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分およびガス遮断性
に優れ、かつ耐屈曲性にも優れたバッグに関し、とくに
各種ガスの貯蔵用ガスバッグとして有用である。例えば
ヘリウムガスは液体ヘリウムの形態で輸入される高価な
ガスで、医療分野、超伝導分野などで需要が急増しガス
ヘリウムの需要を上回る傾向にある。また、ヘリウムよ
り高価なキセノン、クリプトンなどの稀ガスは自動車ヘ
ッドランプ用球、コピ−光源用やストロボなどの高光度
高級電球に使用される。さらに、液体水素も2次エネル
ギ−として将来需要拡大が見込まれている。現状ではヘ
リウムをはじめとするこれらのガスは液化ガス・コンテ
ナ−から小型断熱容器に移充填されて供給されるが、こ
れらの液体ガスは極低温で(液体ヘリウムは4.2K、
液体ネオンは27.1K、液体クリプトンは119.8
K、液体水素は20.4K)、熱侵入により蒸発しやす
い性質を有するため移充填の際に多量の蒸発損失を発生
する。また、移充填を行わない場合でもコンテナ−から
の自然蒸発ガスが発生する。これらの蒸発ガスは水分お
よびガス非透過性の膜材で作製されたガスホルダ−に一
時的に回収・貯蔵することで回収ガスの損失および純度
低下が抑制され、さらに再度液化する際のトラブルの抑
制に役立つ。
【0002】
【従来の技術】従来、前項に記載した回収プロセスでは
水分およびガス非透過性が極めて悪い合成ゴム引き織布
を素材としたガスバッグが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゴム引き織布を素材としたガスバッグでは単にガスを回
収出来れば良いと言う低次元の目的はある程度達成出来
ても、回収ガスの損失および純度低下に対する要求はま
ったく満足されない。すなわち、これらの回収ガスの損
失はもちろんの事、再液化に際して混入した水分および
酸素などの固化物により液化機内の諸配管が閉塞して液
化機が運転できないなどのトラブルが頻繁に発生する問
題があった。このため、回収工程にガス精製機、気液分
離機およびドライヤ−を設置する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前項に記載した問題を解
決するために、ガスバッグに使用するガスおよび水分遮
断性に優れた膜材について検討を進めた結果本発明に至
った。現在使用されている膜材のガスおよび水分遮断性
に対して、改善されるべき要求レベルは極めて高い水準
にある。何故ならば、回収ガスは再液化に際して中間貯
蔵のために加圧容器に150気圧の圧縮される工程が不
可欠であり、大部分の水分はその段階で液化分離するこ
ととなる。現行のガスバッグにおける問題は加圧容器
に中間貯蔵するに際して加圧容器内に多量の水分が凝縮
分離する事、この段階で凝縮分離しない水分および酸
素などが再液化に際して固化する事という問題の2段階
の問題に分けられる。水分およびガス遮断性に優れた改
良膜材はその2つの段階の問題点を解消するものでなけ
ればならない訳で、現行ガスバッグの膜材に比較してそ
の改善程度が不十分であれば項の問題がある程度改善
されても、本来最も改善されなければならない項の問
題は解決されない。
【0005】上記問題点は、内外層にゲルボフレックス
テスタ−による屈曲回数が10000回以上の熱可塑性
樹脂層を有し、中間層に外層寄りに透湿度(JIS Z
O2O8)が2g/m2 ・day(20℃)以下、好
ましくは1g/m2 ・day(20℃)以下の水分遮断
性樹脂層および内層寄りにヘリウム透過量5ml/m2
・day・atm.(20℃)以下、好ましくは3ml
/m2 ・day・atm.(20℃)以下のガス遮断性
樹脂層を有する多層構造体からなるバッグ、とくにガス
バッグを提供することによって解決される。
【0006】本願発明において、ガス遮断性樹脂として
はエチレン−ビニルアルコ−ル樹脂(以後、EVOHと
略記する)が良好であり、とくにEVOHフィルムにア
ルミ蒸着を施したものがガス遮断性が大幅に改善される
のでとくに好ましい。なたEVOHフィルムとしては、
無延伸フィルムおよび延伸フィルムいづれも使用できる
が、二軸延伸フィルムが好ましい。二軸延伸フィルムと
しては面積倍率5〜15倍、好ましくは8〜12倍のも
のが好適である。しかしながら、この様なガス遮断性樹
脂層だけでは水分遮断性が要求性能を満足しない。これ
を補うために、水分遮断性樹脂層を設けることが重要で
ある。
【0007】水分遮断性樹脂としてはフッ素樹脂が良好
であり、代表的なものとしてクロロトリフルオロエチレ
ン(以後CTFEと略記する)、フッ化エチレン−プロ
ピレン共重合樹脂(以後FEPと略記する)があげられ
る。
【0008】さらに本発明においては、外層の熱可塑性
樹脂層寄りに水分遮断層を設け、内層の熱可塑性樹脂層
寄りにガス遮断性樹脂層を設けることが重要である。こ
のことは後述する実施例1および比較例1からも十分明
らかである。
【0009】また本発明においては、内外層にゲルボフ
レックステスタ−による屈曲回数が10000回以上の
熱可塑性樹脂層を設けることが重要である。このような
内外層を設けることによって、耐屈曲性に優れ、しかも
ガス遮断性および水分遮断性に優れたバッグ、とくにガ
スバッグを得ることができる。ここで内外層に用いる熱
可塑性樹脂としては熱可塑性ポリウレタン(以下TPU
と略記する)が好適なものとしてあげられる。
【0010】TPUとは、通常高分子ジオ−ルおよび有
機ジイソシアネ−ト、および/または低分子ジオ−ルな
どの2または3成分よりなる。以下に各成分の詳細を述
べる。 高分子ジオ−ルは、重縮合、付加重合(例え
ば、開環重合)または重付加などによって得られる高分
子化合物のジオ−ルであり、代表的なものとしてはポリ
エステルジオ−ル、ポリエ−テルヂオ−ル、ポリカ−ボ
ネ−トヂオ−ルまたはこれらの共縮合物(例えば、ポリ
エステル・エ−テルジオ−ル)があげられる。これら
は、単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用
してもよい。
【0011】上記ポリエステルジオ−ルとしてはエチレ
ングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,4-ブタンジオ
−ル、1,5-ペンタンジオ−ル、3-メチル−1,5-ペンタン
ジオ−ル、1,6-ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ
−ル、2-メチルプロパンジオ−ルなどの炭素数2〜10
のアルカンのジオ−ルまたはこれらの混合物とグルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの炭素数4〜12
の脂肪族もしくは芳香族ジカルボン酸またはこれらの混
合物とから得られる飽和ポリエステルジオ−ル、あるい
はポリカプロラクトングリコ−ル、ポリプロピオラクト
ングリコ−ル、ポリバレロラクトングリコ−コ−ルが好
ましく使用される。
【0012】また、上記ポリエ−テルジオ−ルとしては
ポリエチレンエ−テルグリコ−ル、ポリプロピレンエ−
テルグリコ−ル、ポリテトラメチレンエ−テルグリコ−
ル、ポリヘキサメチレンエ−テルグリコ−ルなどのポリ
アルキレンエ−テルジオ−ルが好ましく使用される。
【0013】さらに上記ポリカ−ボネ−トジオ−ルとし
ては1,4-ブタンジオ−ル、1,5-ペンタンジオ−ル、1,6-
ヘキサンジオ−ル、1,8-オクタンジオ−ル、1,10−デカ
ンジオ−ルなどの炭素数2〜12の脂肪族もしくは脂環
式ジオ−ルまたはこれらの混合物に炭酸ジフェニルもし
くはホスゲンを作用させて縮重合して得られるポリカ−
ボネ−トジオ−ルが好ましく使用される。
【0014】これらの高分子ジオ−ルの平均分子量は5
00〜3,000、好ましくは500〜2,500の範
囲内にあるのが望ましい。平均分子量が小さすぎると有
機ジイソシアネ−トとの相溶性が良すぎて生成ポリウレ
タンの弾性が乏しくなり、一方平均分子量が大きすぎる
と有機ジイソシアネ−トとの相溶性が悪くなり重合過程
での混合がうまくゆかず、ゲル状物の塊が生じたり安定
したポリウレタンが得られない。
【0015】第2の原料である低分子ジオ−ルとして
は、分子量が500未満の低分子ジオ−ル、たとえばエ
チレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1,4-ブタン
ジオ−ル、1,5-ペンタングリコ−ル、3-メチルペンタン
グリコ−ル、1,6-ヘキサンジオ−ル、1,4-ビスヒドロキ
シルベンゼンなどが脂肪族、脂環族または芳香族ジオ−
ルがあげられる。これらは単独で使用しても2種以上組
合わせて使用しても良い。
【0016】有機ジイソシアネ−トとしては4,4-ジフェ
ニルメタンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ−
ト、2,2'−ジメチル−4,4'−ジフェニルメタンジイソシ
アネ−ト、1,3-または1,4-ビス(イソシアネ−トメチ
ル)ベンゼン、1,3-または1,4-ビス(イソシアネ−トメ
チル)シクロヘキサン、4-4'−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−トなどの
芳香族、脂環族または脂肪族ジイソシアネ−トがあげら
る。これらの有機ジイソシアネ−トは単独で用いても良
いし、2種以上を混合して用いても良い。
【0017】本発明に使用するTPU中の窒素含有量
は、高分子ジオ−ル、低分子ジオ−ルおよび有機ジイソ
シアネ−トの使用割合を適宜選択することにより決定さ
れる。またTPUを製造する場合、必要に応じて有機ジ
イソシアネ−トとの反応を促進する適当な触媒を用いて
も良い。また、目的に応じて着色剤、充填剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤などの各種添加剤または潤滑剤を加え
ることもできる。
【0018】本発明においてガス遮断性樹脂層の厚み
は、5〜50mμであることが好ましく、さらに好適に
は10〜30mμである。厚みをあまり薄くしたのでは
ガス遮断性が不十分となり、またあまり厚くしたのでは
耐屈曲性の点で十分なものとはならない。
【0019】水分遮断性樹脂層の厚みは、20〜100
mμであることが好ましく、さらに好適には25〜50
mμである。厚みをあまり薄くしたのでは水分遮断性が
不十分となり、またあまり厚くしたのでは耐屈曲性の点
で十分なものとはならない。ガス遮断性樹脂としてアル
ミ蒸着を施した二軸延伸EVOHフィルムを使用する場
合、水分遮断性樹脂層の内側に設けることで使用時の外
気の湿度の影響に左右されることなく水分遮断の補助的
効果をも発揮させることができる。この結果、水分遮断
性樹脂層の厚みを大幅に低下させることができる。
【0020】内外層の熱可塑性樹脂層のそれぞれの厚み
は、20〜200mμであることが好ましく、さらに好
適には40〜100mμである。あまり薄くしたので
は、中間層の水分遮断性樹脂層およびガス遮断性樹脂層
の耐屈曲性の補強効果が不十分であり、あまり厚くした
のではバッグ、とくにガスバッグの重さを増して取扱が
不便などの支障をきたす。
【0021】また内外層の熱可塑性樹脂層の屈曲回数は
10000回以上であることが重要で、好ましくは20
000回以上である。
【0022】多層構造体はドライラミネ−ト法、共押出
法、共押出コ−ティング法などにより得られるが、ドラ
イラミネ−ト法が加工性の点から好ましい。またその際
各層間に接着剤を適宜設けることもできる。
【0023】この様にして得られた多層構造体は各種バ
ッグに加工される。ここでバッグとはヘリウム、キセノ
ン、クリプトン、水素などのガスバッグ、食品や工業薬
品などの包装用バッグなどがあげられるが、本発明の多
層構造体はとくにガスバックに有用である。
【0024】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに説明する。 実施例1 次の材料構成のラミネ−トフィルムをドライラミネ−ト
法により、ウレタン系の接着剤を使用して作製しガスバ
ッグを得、その水分透過性、酸素透過性、ヘリウム透過
性および耐屈曲性を従来使用の合成ゴム引き織布からな
るガスバッグと比較評価した。 ( 外 層 ) TPUフィルム (60μm、屈曲回数 15000回) (中間層1) FEPフィルム (50μm、透湿度0.9g/m2 ・day ) (中間層2) アルミ蒸着・二軸延伸EVOHフイルム (15μm、ヘリウム透過度 2cc/m2 ・day・atm)(面積延伸倍率10倍) ( 内 層 ) TPUフィルム (60μm、屈曲回数 15000回) なおTPUは(株)クラレ製「登録商標名クラミロン1
196」{ブタンジオールとアジピン酸から得られたポ
リオール(分子量1000)に4、4´−ジフエニルメ
タンジイソシアナート(MDI)およびブタンジオール
を反応させて得られた熱可塑性ポリウレタン}を使用し
た。その結果は表1に示す通りであり、従来より使用さ
れている膜材に比較して著しい改善が認められる。
【0025】比較例1〜2 実施例1に示したガスバッグにおいて、FEPフィルム
(50μm)とアルミ蒸着・二軸延伸EVOHフイルム
(15μm)の相対的配置を逆転させ、アルミ蒸着・二
軸延伸EVOHフイルム(15μm)を外層の熱可塑性
ポリウレタンフィルム(60μm)に接して配置したガ
スバッグを得た(比較例1)、また外層および内層に直
鎖状低密度ポリエチレン(屈曲回数3000回)を配置
したガスバッグを得た(比較例2)。結果を表1に示す
が、比較例1では水分、酸素およびヘリウム遮断性が要
求性能を満たしておらず、比較例2では対屈曲性が不足
していた。
【0026】
【表1】
【0027】但し、 *:g/m2 ・24hrs・cm
Hg (20℃) **:ml/m2 ・24hrs・atm. (20℃) ***:Gelbo Flex−testerにより屈
強試験でピンホールが発生する回数 (20℃)
【0028】
【発明の効果】本発明の多層構造体からなるガスバッグ
をガス回収工程に組み込むことにより一時貯蔵したガス
の損失を大幅に抑えることができ、さらに、ガス精製
機、気液分離機およびドライヤーを設置することなく、
混入した水分および酸素などの固化物により液化機内の
諸配管が閉塞するなどのトラブルなしに効率的な運転が
可能である。
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明においてガス遮断性樹脂層の厚み
は、5〜50μmであることが好ましく、さらに好適に
は10〜30μmである。厚みをあまり薄くしたのでは
ガス遮断性が不十分となり、またあまり厚くしたのでは
耐屈曲性の点で十分なものとはならない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】水分遮断性樹脂層の厚みは、20〜100
μmであることが好ましく、さらに好適には25〜50
μmである。厚みをあまり薄くしたのでは水分遮断性が
不十分となり、またあまり厚くしたのでは耐屈曲性の点
で十分なものとはならない。ガス遮断性樹脂としてアル
ミ蒸着を施した二軸延伸EVOHフィルムを使用する場
合、水分遮断性樹脂層の内側に設けることで使用時の外
気の湿度の影響に左右されることなく水分遮断の補助的
効果をも発揮させることができる。この結果、水分遮断
性樹脂層の厚みを大幅に低下させることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】内外層の熱可塑性樹脂層のそれぞれの厚み
は、20〜200μmであることが好ましく、さらに好
適には40〜100μmである。あまり薄くしたので
は、中間層の水分遮断性樹脂層およびガス遮断性樹脂層
の耐屈曲性の補強効果が不十分であり、あまり厚くした
のではバッグ、とくにガスバッグの重さを増して取扱が
不便などの支障をきたす。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに説明する。 実施例1 次の材料構成のラミネ−トフィルムをドライラミネ−ト
法により、ウレタン系の接着剤を使用して作製しガスバ
ッグを得、その水分透過性、酸素透過性、ヘリウム透過
性および耐屈曲性を従来使用の合成ゴム引き織布からな
るガスバッグと比較評価した。 ( 外 層 ) TPUフィルム (60μm、屈曲回数 15000回) (中間層1) FEPフィルム (50μm、透湿度0.9g/m2 ・day ) (中間層2) アルミ蒸着・二軸延伸EVOHフイルム (15μm、ヘリウム透過度 2ml/m2 ・day・atm)(面積延伸倍率10倍) ( 内 層 ) TPUフィルム (60μm、屈曲回数 15000回) なおTPUは(株)クラレ製「登録商標名クラミロン1
196」{ブタンジオールとアジピン酸から得られたポ
リオール(分子量1000)に4、4´−ジフエニルメ
タンジイソシアナート(MDI)およびブタンジオール
を反応させて得られた熱可塑性ポリウレタン}を使用し
た。その結果は表1に示す通りであり、従来より使用さ
れている膜材に比較して著しい改善が認められる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 但し、 *:g/m2 day (20℃) **:ml/m2 day・atm. (20℃) ***:Gelbo Flex−testerにより屈
強試験でピンホールが発生する回数 (20℃)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層および外層にゲルボフレックステス
    タ−による耐屈曲性が10000回以上の熱可塑性樹脂
    層を有し、中間層に外層寄りに透湿度(JISZ 02
    08)が2g/m2 ・day以下の水分遮断性樹脂層お
    よび内層寄りにヘリウム透過量5ml/m2 ・day・
    atm.以下のガス遮断性樹脂層を有する多層構造体か
    らなるバッグ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多層構造体からなるガス
    バッグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038622A (ja) * 2005-06-30 2007-02-15 Kyoraku Co Ltd 積層チューブおよびインク供給用チューブ
WO2014002623A1 (ja) * 2012-06-26 2014-01-03 日本合成化学工業株式会社 積層体、及びそれを用いた包装体並びにプレススルーパック

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WO2014002623A1 (ja) * 2012-06-26 2014-01-03 日本合成化学工業株式会社 積層体、及びそれを用いた包装体並びにプレススルーパック
JP2014028508A (ja) * 2012-06-26 2014-02-13 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 積層体、及びそれを用いた包装体並びにプレススルーパック

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