JPH08186395A - 電磁シールド窓 - Google Patents
電磁シールド窓Info
- Publication number
- JPH08186395A JPH08186395A JP6339176A JP33917694A JPH08186395A JP H08186395 A JPH08186395 A JP H08186395A JP 6339176 A JP6339176 A JP 6339176A JP 33917694 A JP33917694 A JP 33917694A JP H08186395 A JPH08186395 A JP H08186395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- glass plate
- glass plates
- glass
- engagement groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Special Wing (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透過光に色が付かずに視認性を良好とする。
【構成】 所要の間隔で相対するガラス板１，１の周囲
を導電性材料（金属など）のスペーサー２ａにより密封
状に固定し、このガラス板１，１間の空隙内に透明な導
電性液体３を封入したことを特徴としている。
を導電性材料（金属など）のスペーサー２ａにより密封
状に固定し、このガラス板１，１間の空隙内に透明な導
電性液体３を封入したことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁波の計測器など
を備えた部屋等、電磁シールドを必要とする部屋や建物
のガラス窓に適用する電磁シールド窓に関するものであ
る。
を備えた部屋等、電磁シールドを必要とする部屋や建物
のガラス窓に適用する電磁シールド窓に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の電磁シールド用のガラス窓には目
の細かい金網が使用されており、窓を通して空気の流通
があって困る場合には１枚のガラス板と金網を重ねたも
のか、２枚のガラス板の間に金属網を封入したものが使
用されている。
の細かい金網が使用されており、窓を通して空気の流通
があって困る場合には１枚のガラス板と金網を重ねたも
のか、２枚のガラス板の間に金属網を封入したものが使
用されている。
【０００３】また、金属網以外では透明導電材料をガラ
ス板に塗布または真空蒸着したものが知られている。
ス板に塗布または真空蒸着したものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の金網を使用した
シールド窓では、遮蔽性能を上げるために網目を細かく
して素線を太くすると網の目が視界を妨げて視認性が悪
くなり、逆に視認性を良くするために網目を細かくして
素線を細くすると遮蔽性能が悪くなる欠点があった。
シールド窓では、遮蔽性能を上げるために網目を細かく
して素線を太くすると網の目が視界を妨げて視認性が悪
くなり、逆に視認性を良くするために網目を細かくして
素線を細くすると遮蔽性能が悪くなる欠点があった。
【０００５】また、透明導電材料をガラス板に塗布また
は真空蒸着したものは視認性はよいが、透過光が着色し
て色ガラスのようになる欠点がある。
は真空蒸着したものは視認性はよいが、透過光が着色し
て色ガラスのようになる欠点がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は前記従来の課
題を解決するために、所要の間隔で相対するガラス板
１，１の周囲を導電性材料（金属など）のスペーサー２
ａにより密封状に固定し、このガラス板１，１間の空隙
内に透明な導電性液体（食塩水など）３を封入してなる
電磁シールド窓を提案するものである。
題を解決するために、所要の間隔で相対するガラス板
１，１の周囲を導電性材料（金属など）のスペーサー２
ａにより密封状に固定し、このガラス板１，１間の空隙
内に透明な導電性液体（食塩水など）３を封入してなる
電磁シールド窓を提案するものである。
【０００７】
【作用】２枚の透明なガラス板１，１の間に透明な導電
性液体３を封入してあるため、透過光に色が付かずに十
分な視認性を得ることができ、また周囲を導電性のスペ
ーサー２ａに固定されているため、そのスペーサー２ａ
に接地（アース）を行うことにより電磁シールド材とし
てより十分な性能を得ることができる。
性液体３を封入してあるため、透過光に色が付かずに十
分な視認性を得ることができ、また周囲を導電性のスペ
ーサー２ａに固定されているため、そのスペーサー２ａ
に接地（アース）を行うことにより電磁シールド材とし
てより十分な性能を得ることができる。
【０００８】
【実施例】図１及び図２はこの発明のシールド窓の一実
施例を示したもので、、所要間隔で相対した２枚のガラ
ス板１，１がその周囲において金属等の導電性材料で成
形したスペーサー兼支持枠２により固定され、ガラス板
１，１間の空隙には２０％食塩水等の透明な導電性液体
３が封入されている。
施例を示したもので、、所要間隔で相対した２枚のガラ
ス板１，１がその周囲において金属等の導電性材料で成
形したスペーサー兼支持枠２により固定され、ガラス板
１，１間の空隙には２０％食塩水等の透明な導電性液体
３が封入されている。
【０００９】スペーサー兼支持枠２は、スペーサー部２
ａの両側にガラス板嵌合溝２ｂを設けた枠体で、各ガラ
ス板嵌合溝２ｂにガラス板１を嵌合してスペーサー部２
ａの側面に圧接させた状態で、その外側に空いているガ
ラス板嵌合溝２ｂ内にパテ等の防水充填材４を充填して
止水シールする。
ａの両側にガラス板嵌合溝２ｂを設けた枠体で、各ガラ
ス板嵌合溝２ｂにガラス板１を嵌合してスペーサー部２
ａの側面に圧接させた状態で、その外側に空いているガ
ラス板嵌合溝２ｂ内にパテ等の防水充填材４を充填して
止水シールする。
【００１０】図３はこの発明のシールド窓の性能試験を
行った概要を示したもので、中間に開口部のあるシール
ド間仕切５を介してシールドルームである送信室６と受
信室７を設置し、送信室６に送信アンテナ８を設置して
送信機９より同軸ケーブル１０を介して電磁波を発信
し、この電磁波を受信室７に設けた受信アンテナ１１１
で受信して同軸ケーブル１２を介して受信機１３に送っ
て電界強度を測定するように構成し、開口部を開放した
場合の電界強度とこの発明のシールド窓を取付けた場合
のそれぞれの電界強度を測定し、その差により目的のシ
ールド性能を計測した。
行った概要を示したもので、中間に開口部のあるシール
ド間仕切５を介してシールドルームである送信室６と受
信室７を設置し、送信室６に送信アンテナ８を設置して
送信機９より同軸ケーブル１０を介して電磁波を発信
し、この電磁波を受信室７に設けた受信アンテナ１１１
で受信して同軸ケーブル１２を介して受信機１３に送っ
て電界強度を測定するように構成し、開口部を開放した
場合の電界強度とこの発明のシールド窓を取付けた場合
のそれぞれの電界強度を測定し、その差により目的のシ
ールド性能を計測した。
【００１１】この結果を図４に示す。
【００１２】
【発明の効果】以上の通りこの考案によれば、透過光に
色が付かずに視認性の非常に良い電磁シールド窓を構成
できる。
色が付かずに視認性の非常に良い電磁シールド窓を構成
できる。
【図１】この発明のシールド窓の縦断正面図。
【図２】この発明のシールド窓の斜視図。
【図３】この発明のシールド窓の性能試験を行った概要
を示す平面図。
を示す平面図。
【図４】この発明のシールド窓の性能試験の結果を示す
線図。
線図。
１ ガラス板 ２ スペーサー兼支持枠 ２ａ スペーサー部 ２ｂ ガラス板嵌合溝 ３ 導電性液体 ４ 防水充填材 ５ シールド間仕切 ６ 送信室 ７ 受信室 ８ 送信アンテナ ９ 送信機 １０ 同軸ケーブル １１ 受信アンテナ １２ 同軸ケーブル １３ 受信機
Claims (1)
- 【請求項１】 所要の間隔で相対するガラス板の周囲を
導電性材料のスペーサーにより密封状に固定し、前記ガ
ラス板間の空隙内に透明な導電性の液体を封入してなる
ことを特徴とする電磁シールド窓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6339176A JPH08186395A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 電磁シールド窓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6339176A JPH08186395A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 電磁シールド窓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08186395A true JPH08186395A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18324963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6339176A Pending JPH08186395A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | 電磁シールド窓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08186395A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003521814A (ja) * | 2000-02-01 | 2003-07-15 | レイセオン・カンパニー | 高パワー無線周波数放射に対する光送信機／受信機の遮蔽 |
| JP2006073991A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-03-16 | Sony Corp | 電磁波抑制材料、電磁波抑制デバイス、並びに電子機器 |
| JP2006319048A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Sony Corp | 電磁波抑制材料、電磁波抑制デバイス、並びに電子機器 |
| JP2007109805A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Sony Corp | 電磁波抑制部材及び半導体デバイス |
| KR100841043B1 (ko) * | 2008-04-02 | 2008-06-24 | 이붕희 | 트랜스페랜트 월을 갖는 엠알아이용 실드룸 |
| CN109413982A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-03-01 | 南京信息工程大学 | 一种海水电磁屏蔽体 |
-
1994
- 1994-12-29 JP JP6339176A patent/JPH08186395A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003521814A (ja) * | 2000-02-01 | 2003-07-15 | レイセオン・カンパニー | 高パワー無線周波数放射に対する光送信機／受信機の遮蔽 |
| JP2006073991A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-03-16 | Sony Corp | 電磁波抑制材料、電磁波抑制デバイス、並びに電子機器 |
| EP1624741A3 (en) * | 2004-08-02 | 2008-11-05 | Sony Corporation | Electromagnetism suppressing material, electromagnetism suppressing device, and electronic appliance |
| US7959821B2 (en) | 2004-08-02 | 2011-06-14 | Sony Corporation | Electromagnetism suppressing material, electromagnetism suppressing device, and electronic appliance |
| JP2006319048A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Sony Corp | 電磁波抑制材料、電磁波抑制デバイス、並びに電子機器 |
| JP2007109805A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Sony Corp | 電磁波抑制部材及び半導体デバイス |
| KR100841043B1 (ko) * | 2008-04-02 | 2008-06-24 | 이붕희 | 트랜스페랜트 월을 갖는 엠알아이용 실드룸 |
| CN109413982A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-03-01 | 南京信息工程大学 | 一种海水电磁屏蔽体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040611 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040720 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041116 |