JPH08186072A - 基板の回転塗布方法及び基板の回転塗布装置 - Google Patents

基板の回転塗布方法及び基板の回転塗布装置

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JPH08186072A
JPH08186072A JP34036994A JP34036994A JPH08186072A JP H08186072 A JPH08186072 A JP H08186072A JP 34036994 A JP34036994 A JP 34036994A JP 34036994 A JP34036994 A JP 34036994A JP H08186072 A JPH08186072 A JP H08186072A
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substrate
spin coating
temperature
holding mechanism
humidity
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JP34036994A
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Rikio Ikeda
利喜夫 池田
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一塗布成膜が困難であった例えば超低粘
度、超薄膜材料についても、その塗布による膜厚均一性
が向上し、上塗り反射防止膜や薄膜レジスト材料等)も
良好に使用できるようにした基板の回転塗布方法及び基
板の回転塗布装置を提供する。 【構成】 基板1を基板保持機構2に保持した状態で基
板への液状物質の回転塗布を行う際、基板保持機構を、
基板とほぼ同じかそれ以上の大きさにする等のことによ
り、基板の大きさに対する基板保持機構の大きさを、基
板の温度分布を改善する大きさに設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の回転塗布方法及
び基板の回転塗布装置に関する。本発明は、例えば半導
体製造工程におけるリソグラフィープロセスに利用する
ことができるもので、特に低粘度材料を回転塗布する場
合の膜厚均一を実現する手段として好ましく用いること
ができるものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、超LSIの高集積度
化が進み、それに伴ってより高い精度のパターン形成技
術が要求されている。その精度は一般にデザインルール
の±10%である。例えばデザインルール0.35μm
の超LSIでは±0.035μmの線幅均一性が要求さ
れる。
【0003】このような高集積度化の要求に対して、精
度を悪化させる原因としては、例えば次のようなことが
挙げられる。 (1)レジスト、反射防止膜、カバー膜膜厚の変動 (2)定在波効果 (3)レジスト溶解レートの変動 (4)レジスト材料の諸特性の変動 (5)露光装置の光学的、メカ的(機械的)な変動 (6)レチクルの線幅バラツキ (7)エッチングのバラツキ (8)基板の光反射率のバラツキ(酸化膜厚のバラツキ
など) (9)下地パターンによる段差 (10)雰囲気の酸やアルカリの影響(特に化学増幅型
レジストに対して)
【0004】このうち(1)〜(4)及び(10)がフ
ォトリソグラフィー工程での線幅変動要因である。特に
本発明によって解決しようとするのは、上記の(1)の
レジスト、反射防止膜、カバー膜膜厚の変動である。
【0005】このような線幅変動要因を考慮すると、デ
ザインルール0.35μmの超LSIではレジスト膜厚
均一性は5nm以下が要求されることになる。
【0006】一方、レジスト線幅バラツキの要因として
上記(2)の「定在波効果」がある。定在波効果とは、
レジスト入射光と下地からの反射光が干渉し、露光波長
とレジストの屈折率に応じた周期で感度変動が生じ、即
ちレジスト線幅変動が発生するものである(図8)。こ
れを抑えるためには入射光と反射光の干渉を低減すれば
よいが、その手段として上塗り反射防止膜(Top c
oat ARC;Top coat)が挙げられる。T
op coatとは、例えば好ましくは、レジスト表面
に透明膜を塗布し、この膜で位相反転させた光で定在波
の波を打ち消す方向に干渉させるものである。図9に、
上塗り反射防止膜の原理を示す。図9中、符号1aで基
板、1bでレジストを示し、1cでこの上塗り反射防止
膜(トップコート)を示す。また、特に符号1dで露光
光を示し、1eで定在波の位相反転による打ち消しを模
式的に示す。ところで重要なことは、この上塗り反射防
止膜の最適膜厚は数nmと非常に薄い。即ち超低粘度材
料で形成すべきものである。
【0007】次に(10)の「雰囲気の酸・アルカリの
影響(特に化学増幅型レジスト)」について説明を加え
る。
【0008】超LSIの集積度を上げるため、さらにパ
ターンの微細化が進み、リソグラフィー工程において
は、露光波長が極めて短かい248nmのKrFエキシ
マレーザー光源が採用されようとしている。
【0009】ところがKrFエキシマレーザーの波長で
は感光剤及びベース樹脂として用いられる例えばノボラ
ック樹脂の吸収が非常に大きく、レジスト下部まで十分
な光エネルギーが到達しなくなる(図10(a)の符号
1b′参照)。またこの波長領域において、露光光での
光退色性をもたせようとしても、光退色性を持つ適当な
材料がなく、従来のレジスト系では図10(b)に符号
1fで示すようにレジスト形状がテーパー状になった。
【0010】これに対し、波長248nmにおいても光
吸収の小さいいわゆる化学増幅型レジストが開発され
(シップレイ社製XP8843等)、この問題を解決し
たものとして好ましく用いられるに至っている。化学増
幅型レジストは、例えばポジ型の場合、樹脂、溶解阻止
剤、酸発生剤(感光剤)からなり、未露光部では溶解阻
止剤が樹脂を保護するため、アルカリ水溶液(現像液)
には溶けない。ところが露光部においては、光酸発生剤
から酸が発生し、この酸によって溶解阻止剤が取り去ら
れてしまう。このため、アルカリ水溶液に溶けるように
なる。図11(a)(b)にそのメカニズムを示すとお
りである。即ち、光酸発生剤1gと、ベース樹脂1hに
溶解阻止剤1i(保護基)が結合して成る化合物とを含
有する組成物(図11(a))に、露光光hνが照射さ
れると、光酸発生剤1gから酸1jが発生してこれが溶
解阻止剤1iを樹脂1hから外して、これをアルカリ可
溶とする。
【0011】この酸は触媒として働くためほとんど消費
されることがなく、次々と溶解阻止剤を外していく(こ
れが化学増幅型と呼ばれる所以である)。よって光酸発
生剤(感光剤)を少なくすることができ、レジストの光
吸収を小さくすることができるのである。さらに樹脂、
溶解阻止剤、光酸発生剤は各々独立しているから、材料
の選択領域が広くなった。この効果でKrFエキシマレ
ーザーの波長(248nm)領域で吸収の低くなってい
る樹脂が採用できるようになり、レジストとしての透過
率は十分達成され、レジスト形状はほぼ矩形になった。
【0012】以上述べたように化学増幅型レジストの出
現によって、エキシマレーザーリソグラフィーの実用化
が可能ならしめられるようになった。ところが化学増幅
型レジストであるがゆえの問題点が明らかになった。そ
れは線幅安定性の問題である。
【0013】化学増幅型レジストは露光によって発生し
た酸が触媒となって溶解阻止剤が分解される。ここで処
理雰囲気にアルカリが存在すると、この酸がトラップさ
れ、レジスト表層に極端な難溶化層が発生する。このた
めレジスト形状が図12に示すような形状(T−to
p)となり、線幅が本来のものより太くなってしまう
(図12中の符号1k参照)。
【0014】さらにT−topの大きさは、雰囲気のア
ルカリ濃度、暴露時間によって変化するが、これは安定
していない。よって線幅安定性が悪くなっていしまう。
【0015】また、リソグラフィー工程での線幅測定は
真上から行うのに対し、エッチングではこのT−top
が削られるから、エッチング後の線幅はレジスト下部の
幅と等しくなる。よって変換差がT−topの分だけ大
きくなってしまう。
【0016】この問題に対し、大手装置メーカーでは、
フィルターによってアルカリを除去する方法をとってい
るところもある。
【0017】一方レジストプロセスの面からは、レジス
トの上に、酸、アルカリを通さないカバー膜を設けるこ
とが考案された。この膜もまた非常に薄く、低粘度であ
る。なぜなら、このカバー膜を通して露光されるのであ
るから、この膜によって露光光が屈折してしまい、結像
に影響を与えるからである。カバー膜が厚いほど、また
ステッパーのNAが大きいほど、その影響は大きい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように超LSI製
造工程において、例えば非常に低粘度の材料が使われる
ようになってきた。またレジストもさらに薄膜化される
可能性が十分にある。
【0019】薄膜化するためには粘度を低くする必要が
ある。そのために例えば材料に占る溶媒の量を多くして
いる。
【0020】ところがその場合は、溶媒が多いために、
その気化熱が膜厚に影響することが明らかになった。こ
のような超低粘度の材料を塗布すると、図13に示すよ
うな、ウェハー周辺の塗布膜厚が薄くなる現象が生じた
のである。本発明者の知見によると、周辺では中央部よ
り、例えば5〜10nm程膜厚が厚くなることがある。
【0021】このような薄膜材料においても当然のこと
ながらレジストと同じレベル、もしくはそれ以上の膜厚
均一性が要求されており、図13のような膜厚分布は問
題である。この解決方法が強く要求されている。
【0022】上記のように化学増幅型レジストの採用に
より、良好なレジスト形状を得られる可能性が高まった
わけであるが、上述したように粘度が低く、かつ薄膜で
均一に形成しなければならない塗布剤を用いようとする
と、まだその均一で良好な塗布は実現できていないのが
実情である。
【0023】
【発明の目的】本発明は、上記問題点を解決し、均一塗
布成膜が困難であった、例えば超低粘度、超薄膜材料に
ついても、その塗布による膜厚均一性が向上し、よって
例えば上塗り反射防止膜や薄膜レジスト材料等も良好に
使用できるようにした基板の回転塗布方法及び基板の回
転塗布装置を提供することを目的とする。即ち、例えば
フォトリソグラフィー技術に適用すれば、線幅精度の向
上が実現でき、また、反射防止膜、酸・アルカリ不透過
膜等のカバー膜が使えるようになり、化学増幅型レジス
トを用いる場合もその線幅安定性が向上してその利点を
有効に発揮できる技術を提供することを目的とする。
【0024】本発明は、本発明者により見出された下記
知見に基づき、良好な膜厚分布を得るための技術として
なされたものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明者は、以下の知見
に基づいて、本発明をなすに至った。
【0026】超低粘度材料の膜厚分布が図13のよう
に、ウェハー中心Oに対して周辺になるとその膜厚が小
さくなって不均一分布になるのは、次のように説明され
る。
【0027】塗布材料には溶剤が含まれており、それが
蒸発することによってウェハーの温度が下がる。このと
き、超低粘度材料は溶媒の含有量が非常に多く、温度低
下が激しい。一方、ウェハー保持機構の接触している領
域とそうでない領域とでは、その熱容量に差がある。よ
って溶剤蒸発に伴う温度低下に差が生じ、溶剤の蒸発速
度に差が発生し、図13のような膜厚分布になる。
【0028】よって本発明の課題が解決されるために
は、ウェハー面内において温度差が生じないようにすれ
ばよい。図13において、ウェハー中心付近の膜厚分布
が平坦なのは、ウェハー保持機構によって温度が均一化
されているためと考えられる。この知見に基づき、下記
構成によって、本発明の目的を達成する。
【0029】本出願の請求項1の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布方法において、基板保持機構の大きさ
に対する基板の大きさを、基板の温度分布を改善する大
きさに設定したことを特徴とする基板の回転塗布方法で
あって、これにより上記課題を解決するものである。
【0030】ここで、基板の温度分布の改善とは、所望
の回転塗布が達成されるように基板内における温度分布
を適正化することを言う。例えば、均一な塗布膜厚を要
請するときは、一般に温度分布を均一にするように構成
する。但し、塗布すべき液状物質によっては、均一な膜
厚を得るために必ずしも均一ではない温度分布を要する
場合もあると考えられ、そのとき(例えば中央部のみを
高温にすることを要するとき)は、それに応じた所望の
温度分布にする。
【0031】本出願の請求項2の発明は、基板保持機構
を、基板とほぼ同じかそれ以上の大きさにすることを特
徴とする請求項1に記載の回転塗布方法であって、これ
により上記課題を解決するものである。
【0032】本出願の請求項3の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布方法において、基板保持機構は、基板
の回転塗布の塗布膜厚の均一性を要する部分と対応する
大きさに設定したことを特徴とする基板の回転塗布方法
であって、これにより上記課題を解決するものである。
【0033】例えば、基板保持機構は、被処理基板マイ
ナス5mm以上の大きさにする態様で実施することがで
きる。外周5mmは一般にウェハー搬送のために用いら
れ、ここにはレジスト塗布がなされないからである。
【0034】本出願の請求項4の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布方法において、基板の周辺を加熱する
ことにより、基板の温度分布を改善する構成としたこと
を特徴とする基板の回転塗布方法であって、これにより
上記課題を解決するものである。
【0035】例えば基板の周辺加熱手段として、基板の
裏面に、加熱された液体を吹き付ける態様で実施するこ
とができる。
【0036】あるいは、基板周辺の加熱方法として、基
板周辺に熱板を接近または接触させる態様で実施するこ
とができる。
【0037】本出願の請求項5の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布装置において、基板保持機構の大きさ
に対する基板保持機構の大きさを、基板の温度分布を改
善する大きさに設定したことを特徴とする基板の回転塗
布装置であって、これにより上記課題を解決するもので
ある。
【0038】本出願の請求項6の発明は、基板保持機構
を、基板とほぼ同じかそれ以上の大きさにすることを特
徴とする請求項5に記載の回転塗布装置であって、これ
により上記課題を解決するものである。
【0039】本出願の請求項7の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布装置において、基板保持機構は、基板
の回転塗布の塗布膜厚の均一性を要する部分と対応する
大きさに設定したことを特徴とする基板の回転塗布装置
であって、これにより上記課題を解決するものである。
【0040】本出願の請求項8の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布装置において、基板の周辺を加熱する
ことにより、基板の温度分布を改善する構成としたこと
を特徴とする基板の回転塗布装置であって、これにより
上記課題を解決するものである。
【0041】この場合、請求項5〜8については、前記
請求項1〜4について述べたのと対応する定義や実施態
様をとることができる。
【0042】本出願の請求項9の発明は、基板を基板保
持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布を
行う基板回転塗布方法において、塗布雰囲気の温度、及
び/または湿度を時間的及び/または位置的に、連続的
及び/または段階的に変化させることにより基板の温度
分布を改善する構成としたことを特徴とする基板の回転
塗布方法であって、これにより上記課題を解決するもの
である。
【0043】本出願の請求項10の発明は、塗布中に雰
囲気温度を上昇させることを特徴とする請求項9に記載
の基板の回転塗布方法であって、これにより上記課題を
解決するものである。
【0044】本出願の請求項11の発明は、塗布中に雰
囲気湿度を低下させることを特徴とする請求項9または
10に記載の基板の回転塗布方法であって、これにより
上記課題を解決するものである。
【0045】本出願の請求項12の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布装置において、異なる温度に設定さ
れた2台以上の雰囲気温度制御装置を有し、塗布中に第
1の温度制御装置から第2の温度制御装置に切り替える
構成としたことを特徴とする基板の回転塗布装置であっ
て、これにより上記課題を解決するものである。
【0046】この場合、第1の温度制御装置の温度より
第2の温度制御装置の温度を高くする態様で実施するこ
とができる。
【0047】本出願の請求項13の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布装置において、異なる温度に設定さ
れた2台以上の雰囲気温度制御装置を有し、基板中心付
近には第1の温度制御装置からの空気を、基板周辺には
第2の温度制御装置からの空気を主に供給する構成とし
たことを特徴とする基板の回転塗布装置であって、これ
により上記目的を達成するものである。
【0048】この場合、第1の温度制御装置の温度より
第2の温度制御装置の温度を高くする態様で実施するこ
とができる。
【0049】本出願の請求項14の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布装置において、異なる湿度に設定さ
れた2台以上の雰囲気湿度制御装置を有し、ウェハー中
心付近には第1の湿度制御装置からの空気を、ウェハー
周辺には第2の湿度制御装置からの空気を主に供給する
構成としたことを特徴とする基板の回転塗布装置であっ
て、これにより上記目的を達成するものである。
【0050】この場合、第1の湿度制御装置の湿度より
第2の湿度制御装置の湿度を低くする態様で実施するこ
とができる。
【0051】本出願の請求項15の発明は、第1の温度
及び/または湿度制御装置からの空気のあたる領域と、
第2の温度及び/または湿度制御装置からの空気のあた
る領域との境界を、基板保持機構の端とすることを特徴
とする請求項12ないし14のいずれかに記載の回転塗
布方法であって、これにより上記課題を解決するもので
ある。
【0052】本出願の請求項16の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布方法において、塗布雰囲気の湿度を
80%以上にすることを特徴とする基板の回転塗布方法
であって、これにより上記課題を解決するものである。
【0053】本出願の請求項17の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布装置において、塗布雰囲気の湿度を
80%以上にすることを特徴とする基板の回転塗布装置
であって、これにより上記課題を解決するものである。
【0054】本出願の請求項18の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布方法において、回転塗布中に雰囲気
温度、及び/または雰囲気湿度を自動的に変化させるこ
とを特徴とする基板の回転塗布方法であって、これによ
り上記課題を解決するものである。
【0055】本出願の請求項19の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布方法において、回転塗布中の基板の
温度、または塗布膜厚のデータに基づいて前記雰囲気温
度及び/または雰囲気湿度の制御を行うことを特徴とす
る基板の回転塗布方法であって、これにより上記課題を
解決するものである。
【0056】本出願の請求項20の発明は、回転塗布中
の基板の温度、または塗布膜厚のデータに基づいて温度
変化または膜厚変化を予測し、前記雰囲気温度及び/ま
たは雰囲気湿度の制御を行うことを特徴とする請求項1
8または19に記載の基板の回転塗布方法であって、こ
れにより上記課題を解決するものである。
【0057】本出願の請求項21の発明は、予め処理レ
シピを設定し、温度及び/または湿度の切り替えないし
変化を行うかどうかは、該処理レシピの番号によって決
定する構成としたことを特徴とする請求項18ないし2
0のいずれかに記載の基板の回転塗布方法であって、こ
れにより上記課題を解決するものである。
【0058】本出願の請求項22の発明は、基板を基板
保持機構に保持した状態で基板への液状物質の回転塗布
を行う基板回転塗布装置において、回転塗布中に雰囲気
温度、及び/または雰囲気湿度を自動的に変化させる機
構を具備せしめたことを特徴とする基板の回転塗布装置
であって、これにより上記課題を解決するものである。
【0059】本出願の請求項23の発明は、異なる温度
に設定された2台以上の雰囲気温度制御装置を有し、塗
布中に第1の温度制御装置から第2の温度制御装置に自
動的に切り替える構成としたことを特徴とする請求項2
2に記載の基板の回転塗布装置であって、これにより上
記課題を解決するものである。
【0060】本出願の請求項24の発明は、異なる温度
に設定された2台以上の雰囲気温度制御装置を有し、基
板中心付近には第1の温度制御装置からの空気を、基板
周辺には第2の温度制御装置からの空気を主に供給する
構成とするとともに、第2の温度制御装置からの空気を
自動的にON,OFFさせる構成とするか、またはその
設定温度を自動的に変化させる構成としたことを特徴と
する請求項22または23に記載の基板の回転塗布装置
であって、これにより上記課題を解決するものである。
【0061】本出願の請求項25の発明は、異なる温度
に設定された2台以上の雰囲気湿度制御装置を有し、基
板中心付近には第1の湿度制御装置からの空気を、基板
周辺には第2の湿度制御装置からの空気を主に供給する
構成とするとともに、第2の湿度制御装置からの空気を
自動的にON,OFFさせる構成とするか、またはその
設定湿度を自動的に変化させる構成としたことを特徴と
する請求項22ないし24のいずれかに記載の基板の回
転塗布装置であって、これにより上記課題を解決するも
のである。
【0062】本出願の請求項26の発明は、回転塗布中
の基板温度、または塗布膜厚のデータに基づいて前記雰
囲気温度及び/または雰囲気湿度の制御を行う構成とし
たことを特徴とする請求項22ないし25のいずれかに
記載の基板の回転塗布装置であって、これにより上記課
題を解決するものである。
【0063】本出願の請求項27の発明は、回転塗布中
の基板の温度、または塗布膜厚のデータに基づいて温度
変化または膜厚変化を予測し、前記雰囲気温度及び/ま
たは湿度の制御を行うことを特徴とする請求項22ない
し26のいずれかに記載の基板の回転塗布装置であっ
て、これにより上記課題を解決するものである。
【0064】本出願の請求項28の発明は、予め処理レ
シピを設定し、温度及び/または湿度の切り替えないし
変化を行うかどうかは、該処理レシピの番号によって決
定する構成としたことを特徴とする請求項22ないし2
7のいずれかに記載の基板の回転塗布装置であって、こ
れにより上記課題を解決するものである。
【0065】
【作用】請求項1の発明によれば、基板の温度分布を改
善することにより、例えば基板内の均一な温度分布を得
ることにより、粘性の低い液状物質も均一に塗布され、
膜厚の均一な塗布膜が得られる。
【0066】請求項2の発明によれば、基板保持機構が
基板全面に接触するようになり、温度差が生じなくな
る。(前記したように図13においてウェハー中心付近
の膜厚分布が平坦なのは、ウェハー保持機構によって温
度が均一化されているためと考えられる)。よってこれ
により、基板の均一な温度分布が得られ、結果的に均一
な塗布膜厚分布が得られる。
【0067】請求項3の発明によれば、塗布を要する部
分の膜厚を均一にすることができる。一般にウェハー周
辺5mmは、通常、搬送のためのレジストパターニング
されないので、よって基板保持機構は基板より半径5m
m小さくても良好な結果が得られる。
【0068】請求項4の発明によれば、温度低下の激し
い領域を加熱することで、温度分布を均一にできる。例
えば基板裏面に適当な温度に加熱された液体(レジスト
の溶媒、またはレジストと反応しない有機溶剤が望まし
い)を吹き付けるようにして、温度分布を均一化でき
る。あるいは適当な温度に加熱された熱板を接近または
接触させて加熱する態様としてもよい。
【0069】請求項5ないし8の発明である回転塗布装
置は、上記回転塗布方法に各々対応した作用を示す。
【0070】次に請求項9の発明によれば、このような
温度及び/または湿度を変化させることによって基板の
温度分布を改善することにより、例えば基板内の均一な
温度分布を得ることにより、粘性の低い液状物質も均一
に塗布され、膜厚の均一な塗布膜が得られる。
【0071】即ち、本発明者らの知見によれば、塗布膜
厚は温度、湿度に大きく影響されるが、いずれも溶剤蒸
発による粘度変化が主な要因である。つまり、温度変
化、湿度変化によって回転塗布最中の溶剤蒸発の変化が
生じ、塗布材料の固形分濃度が変化して、粘度が変化し
膜厚が変化する。一般に、温度が高いほど、湿度が低い
ほど膜厚は厚くなる。この請求項9の発明は、この知見
に基づいてなされたものである。
【0072】請求項10の発明によれば、通常基板保持
機構の熱容量が基板より大きいため、基板中心付近(基
板保持機構に接触している領域)より基板周辺(保持機
構に接触していない領域)の方が雰囲気温度に追随しや
すいので、よって回転塗布最終に雰囲気温度を上げるこ
とにより基板周辺の温度が中心より高くなり、基板周辺
の塗布膜厚が薄くなることを防ぐことができる。
【0073】ところで、雰囲気温度制御装置それ自体の
設定温度を変化させることは、一般にその制御安定性上
良くない。例えば、設定温度を1C°変化させると安定
するまでに60分異常の時間を要する。
【0074】そこで請求項12や請求項13の発明のよ
うに雰囲気温度制御装置を複数台用意し、その設定温度
をずらし、必要なときに適当な該制御装置から所望の温
度に制御された空気を塗布雰囲気に送るようにする。こ
のようにすれば、雰囲気温度制御装置の設定温度を変え
る必要はないから、設定温度は安定であり、温度制御性
は向上する。
【0075】よって上記各構成を用いて、基板保持機構
の接触する領域と接触しない領域において、接触しない
領域の雰囲気温度を、接触する領域より高くすれば、塗
布膜厚が薄くなることを防ぐことができる。
【0076】例えば2台の雰囲気温度制御装置を用い、
ウェハー保持機構の接触する領域と接触しない領域とを
分けて、異なる温度に設定された空気を供給する。
【0077】請求項11の発明を適用して、基板保持機
構の接触する領域と接触しない領域において、接触しな
い領域の雰囲気湿度を、接触する領域より低くするよう
に構成すれば、塗布膜厚が薄くなることを防ぐことがで
きる。
【0078】そこで請求項14または15の発明のよう
にして、2台の雰囲気湿度制御装置を用い、ウェハー保
持機構の接触する領域と接触しない領域とに分けて、異
なる湿度に設定された空気を供給することにより、良好
な結果が得られる。
【0079】請求項16、17の発明によれば、膜厚均
一性を向上できる。即ち、超低粘度材料の膜厚均一性が
悪いのは、溶剤の多量の蒸発によるものである。よって
請求項16、17の発明のようにその塗布雰囲気の湿度
を高くすれば、その蒸発が抑えられ、良好な結果が得ら
れる。
【0080】請求項18の発明によれば、上記説明した
ような雰囲気温度及び/または雰囲気湿度を自動的に変
化させる構成としたので、上記作用を良好に果たせるこ
とができる。
【0081】請求項19ないし21の発明によれば、そ
れを更に具体的に効果的に達成できる。請求項22ない
し28の回転塗布装置によれば、上記に各々対応した装
置として、好ましい結果を得ることができる。
【0082】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。但し、
当然のことではあるが、本発明は以下の実施例により限
定を受けるものではない。
【0083】実施例1 この実施例は、本発明の請求項1,5の発明を、半導体
シリコンウェハーを被処理基板としてこれに上塗り反射
防止膜等を回転塗布する場合に適用したものである。特
にこの実施例は、請求項2,6の発明を具体化した。
【0084】図1に本実施例の構成を示す。図1に示す
ように、本実施例においては、基板1(ウェハー)を基
板保持機構2(ウェハーチャック)に保持した状態で基
板1への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法に
おいて、基板1の大きさに対する基板保持機構2の大き
さを、基板1の温度分布を改善する大きさに設定したも
のである。
【0085】特に本実施例では、基板保持機構2を、基
板1とほぼ同じか、それ以上の大きさにした。
【0086】本実施例の基板回転塗布装置は図1に示す
通りであり、基板1の大きさに対する基板保持機構2の
大きさを、基板の温度分布を改善する大きさに設定した
もので、特に基板保持機構2を、基板1とほぼ同じか、
それ以上の大きさにしたものである。
【0087】更に詳しくは、本実施例においては、図1
の如く、ウェハー(基板)保持機能(ウェハーチャッ
ク)2は、ウェハー(基板)1と同じ大きさに作られて
いる。ウェハーチャック2にはピン3が内蔵されてお
り、ウェハー1上には塗布材料を吐出するノズル5が設
けられている。
【0088】次に図2を参照して、本実施例の動作を説
明する。次の〜の動作で塗布がなされる。 ウェハー1がピン3の上に載せられる(図2
(a))。 ピン3が下がりウェハー1はウェハーチャック2に真
空吸着されて、保持される。 ウェハーチャック2の回転に伴いウェハー1が回転す
ると、ウェハー1上に超低粘度の材料6がノズル5から
供給される(図2(b))。 の回転数が上がり、超低粘度材料6が所望の膜厚にな
る(図2(c))。 このとき温度低下が発生するが、ウェハーチャック2
がウェハー1全面に接触しているため、温度低下に差は
生じない。 回転が停止し真空吸着が止まり、ピン3が上昇しウェ
ハー1が持ち上げられる(図2(d))。 搬送系7によってウェハー1は次の工程に送られる
(図2(e))。
【0089】本実施例によって、上塗りの反射防止膜用
材料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したとこ
ろ、膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0090】実施例2 この実施例は、請求項1,5の発明、特に請求項3,7
の発明を具体化させたものである。本実施例の構成図を
図3に示す。ウェハー(基板)保持機構(ウェハーチャ
ック)2は、図示の如くウェハー(基板)1より半径で
5mm小さく作られている。よってウェハー外周5mm
以外の部分は、温度低下が均一になる。動作は実施例1
と同じである。ウェハー外周5mmは搬送のためレジス
トパターンがなされないので、温度分布の改善を特に手
当てしなくてよい。
【0091】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
ウェハー外周5mmを除いて、膜厚均一性レンジで3n
m以下が得られた。
【0092】実施例3 この実施例は、請求項1,5の発明、特に請求項4,8
の発明を具体化したものである。本実施例の構成図を図
4に示す。ウェハー(基板)1より小さいウェハーチャ
ック(基板保持機構)2があり、ウェハー裏面に溶剤を
吹き付けるノズル7が設けられている。該ノズル7によ
って供給される溶剤は温調器41によって任意の温度に
保たれている。符号42で吹き付けるべき溶剤、43で
熱交換器を示す。
【0093】次に図5を参照して、本例の動作を説明す
る。 ウェハー1がウェハーチャック2に乗せられる(図5
(a))。 ウェハー1はウェハーチャック2に真空吸着され、保
持される。 ウェハー1が回転すると、ウェハー上に超低粘度の材
料6がノズル5から供給される(図5(b))。 ウェハー1の回転数が上がり、超低粘度6が所望の膜
厚になる。 このとき、ノズル71から30C°に加熱された溶剤
がウェハー1の裏面に吹き付けられ、温度低下が抑えら
れ、ウェハー1全面において温度低下に差はなくなる
(図5(c))。 回転が停止し真空吸着が止まる(図5(d))。 搬送系によってウェハー1は次の工程に送られる。
【0094】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0095】実施例4 この実施例は、請求項1,5の発明、特に請求項4,8
の発明を、実施例3とは別の態様で具体化したものであ
る。本実施例の構成図を図6に示す。図6に示すよう
に、本実施例においてはウェハー(基板)1より小さい
ウェハーチャック(基板保持機構)2があり、ウェハー
裏面に熱板81が設けられている。
【0096】次に図7を参照して本実施例の動作を説明
する。 ウェハー1がウェハーチャック2に乗せられる(図7
(a))。 ウェハー1はウェハーチャック2に真空吸着され、保
持される。 ウェハー1が回転すると、ウェハー上に超低粘度の材
料6がノズル5から供給される(図7(b))。 ウェハー1の回転数が上がり、超低粘度6が所望の膜
厚になる。 このとき、30C°に保温された熱板81がウェハー
裏面に近づき温度低下が抑えられ、ウェハー1全面にお
いて温度低下に差は生じなくなる(図7(c))。 回転が停止し真空吸着が止まる(図7(d))。 搬送系によってウェハー1は次の工程に送られる。
【0097】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0098】実施例5 この実施例は、請求項9,10の発明を具体化したもの
である。本実施例の構成図を図14に示し説明する。
【0099】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズル5が設けられ塗布材料が供給される。塗布
雰囲気はフード4で覆われその中は雰囲気温度制御装置
50によって一定温度に制御される。図14中、符号4
aはHEPAフィルターを示す。
【0100】次に図15を参照して動作を説明する。 ウェハー1がウェハーチャック2に乗せられる。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料6がノズル5より吐出される(図15
(a))。このとき、雰囲気温度は23℃とする。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき温度低下が発生す
る。 雰囲気温度制御装置50から供給される温度が23℃
から24℃に上昇する(図15(b))。 塗布雰囲気の温度が24℃に上昇し、それに伴ってウ
ェハーチャック2に接触していないウェハー1周辺の温
度が上昇する。 所定の時間後雰囲気温度は23℃に戻りウェハー1の
回転は停止し、塗布膜の形成が終了する(図15
(c))。
【0101】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0102】実施例6 この実施例は、請求項9,10,12の発明を具体化し
たものである。本実施例の構成図を図16に示し説明す
る。
【0103】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズル5が設けられ塗布材料が供給される。塗布
雰囲気はフード4で覆われその中は雰囲気温度制御装置
51、または第2の雰囲気温度制御装置52によって一
定温度に制御される。更にフード4内に入ってくる空気
は、切り替え装置8′によって第1の雰囲気温度制御装
置51、または第2の雰囲気温度制御装置52からのも
のに任意に切り替えることが可能である。
【0104】次に図17を参照して動作を説明する。 塗布雰囲気は第1の温度制御装置51によって23℃
に保たれている。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料がノズル5より吐出される(図17
(a))。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき温度低下が発生す
る。 切り替え装置8′によって24℃に設定された第2の
温度制御装置52に切り替わる(図17(b))。 塗布雰囲気の温度が24℃に上昇し、それに伴ってウ
ェハーチャック2に接触していないウェハー1周辺の温
度が上昇する。 所定の時間後、雰囲気温度装置は第1の温度制御装置
51に戻りウェハー1の回転は停止し、塗布膜の形成が
終了する(図17(c))。
【0105】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0106】実施例7 この実施例は、請求項13の発明を具体化したものであ
る。本実施例の構成図を図18に示し説明する。
【0107】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズルが設けられ塗布材料が供給される。塗布雰
囲気はフード4で覆われその中は雰囲気温度制御装置5
1から、またウェハー1付近周辺には第2の雰囲気温度
制御装置52からの空気が供給される。第1の雰囲気温
度制御装置51からの空気は23℃、第2の雰囲気温度
制御装置52からの空気は24℃に制御され、さらにそ
の境界はウェハーチャック2の端付近である。
【0108】次に本例の動作を説明する。 ウェハー1がウェハーチャック2に保持される。 ウェハー1中心付近には第1の雰囲気温度制御装置5
1から、またウェハー1周辺付近には第2の雰囲気温度
制御装置52からの空気が供給されている。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料がノズルより吐出される。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき、ウェハー1周辺の
温度は第2の雰囲気温度制御装置52によって高めに保
持されているから該周辺の膜厚が薄くなり過ぎることは
ない。 所定の時間後、ウェハー1の回転は停止し、塗布膜の
形成が終了する。
【0109】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0110】実施例8 本実施例の構成図を図19に示し、説明する。本実施例
は、請求項9,14の発明を具体化したものである。
【0111】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズルが設けられ塗布材料が供給される。塗布雰
囲気はフード4で覆われその中は雰囲気湿度制御装置6
1から、またウェハー1付近周辺には第2の雰囲気湿度
制御装置62からの空気が供給される。第1の雰囲気湿
度制御装置61からの空気は相対湿度45%、第2の雰
囲気温度制御装置62からの空気は相対湿度40%に制
御され、さらにその境界はウェハーチャック2の端付近
である。
【0112】次に本例の動作を説明する。 ウェハー1がウェハーチャック2に保持される。 ウェハー1中心付近には第1の雰囲気湿度制御装置6
1から、またウェハー1周辺付近には第2の雰囲気湿度
制御装置62からの空気が供給されている。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料がノズルより吐出される。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき、ウェハー1周辺の
湿度は第2の雰囲気湿度制御装置62によって高めに保
持されているから該周辺の膜厚が薄くなり過ぎることは
ない。 所定の時間後、ウェハー1の回転は停止し、塗布膜の
形成が終了する。
【0113】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0114】実施例9 この実施例は、請求項19の発明を具体化したものであ
る。本実施例の構成図を図20に示し説明する。
【0115】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズル5が設けられ塗布材料が供給される。塗布
雰囲気はフード4で覆われその中は雰囲気温度制御装置
50によって任意の温度に制御される。
【0116】更に、ウェハー1周辺には温度センサー5
3が設けられ、このデータを基に雰囲気温度制御装置5
0の制御を行う。
【0117】次に図21を参照して動作を説明する。 塗布雰囲気温度は雰囲気温度制御装置50によって2
3℃に制御されている。 ウェハー1がウェハーチャック2に保持される(図2
1(a))。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料6がノズル5より吐出される(図21
(b))。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき温度低下が発生す
る。 この温度低下は温度センサー53によって検知され、
そのデータは雰囲気温度制御装置50に送られる。 雰囲気温度制御装置50から供給される温度が23℃
から24℃に上昇する(図21(c))。 塗布雰囲気の温度が24℃に上昇し、それに伴ってウ
ェハーチャック2に接触していないウェハー1周辺の温
度が上昇する。 所定の時間後雰囲気温度は23℃に戻り、ウェハー1
の回転は停止し、塗布膜の形成が終了する(図21
(d))。
【0118】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0119】実施例10 この実施例は請求項18の発明を具体化したものであ
る。本実施例の構成図を図22に示し説明する。
【0120】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズル3が設けられ塗布材料が供給される。塗布
雰囲気はフード4で覆われその中は雰囲気温度制御装置
51、または第2の雰囲気温度制御装置52によって制
御される。更にウェハー1周辺には温度センサー53が
設けられ、このデータを基に雰囲気温度制御装置5は、
切り替え装置8によって第1の雰囲気温度制御装置5
1、または第2の雰囲気温度制御装置52に自動的に切
り替えられる。
【0121】次に本例の参照して動作を説明する。 塗布雰囲気温度は雰囲気温度制御装置5によって23
℃に保たれている。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料がノズル3より吐出される。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき温度低下が発生す
る。 この温度低下は温度センサー53によって検知され、
そのデータは切り替え装置8に送られる。 切り替え装置8は、温度データを基に24℃に設定さ
れた第2の温度制御装置52に切り替える。 塗布雰囲気の温度が24℃に上昇し、それに伴ってウ
ェハーチャック2に接触していないウェハー1周辺の温
度が上昇する。 所定の時間後、雰囲気温度制御は第1の温度制御装置
51に戻り、ウェハー1の回転は停止し、塗布膜の形成
が終了する。
【0122】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0123】実施例11 この実施例は、請求項18の発明を具体化したものであ
る。即ち本実施例は、基板を基板保持機構に保持した状
態で基板への液状物質の回転塗布を行う際、回転塗布中
に雰囲気温度を自動的に変化させるようにしたものであ
る。本実施例の構成図を図23に示し説明する。
【0124】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズル5が設けられ塗布材料が供給される。塗布
雰囲気はフード4で覆われその中は雰囲気温度制御装置
5から、またウェハー1周辺付近には第1の雰囲気温度
制御装置51または第2の雰囲気温度制御装置52から
の空気が供給され、その切り替えは切り替え装置8によ
って自動的に行われる。また、ウェハー中心付近と周辺
の境界はウェハーチャック2の端付近である。
【0125】更に、ウェハー1周辺には温度センサー5
3が設けられ、このデータは切り替え装置8に送られ、
このデータを基に切り替え装置8はウェハー1周辺付近
の温度を制御する装置を第1の雰囲気温度制御装置51
または第2の雰囲気温度制御装置52に自動的に切り替
える。
【0126】次に本例の動作を説明する。 ウェハー1がウェハーチャック2に保持される。 ウェハー1中心付近、周辺付近とも、第1の雰囲気温
度制御装置装置5から23℃に制御された空気が供給さ
れている。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料がノズルより吐出される。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき温度低下が発生す
る。 この温度低下は温度センサー53によって検知され、
そのデータを基に切り替え装置8によってウェハー1周
辺に供給される空気は第2の雰囲気温度制御装置52
(設定温度24℃)に切り替えられる。 所定の時間後ウェハー1の回転は停止し、塗布膜の形
成が終了するとともに、切り替え装置8はもとに戻り、
ウェハー1全域に第1の雰囲気温度制御装置5から空気
が供給される。
【0127】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0128】実施例12 この実施例は請求項18の発明を具体化したものであ
る。即ち本実施例は、基板を基板保持機構に保持した状
態で基板への液状物質の回転塗布を行う際、回転塗布中
に雰囲気湿度を自動的に変化させるようにしたものであ
る。本実施例の構成図を図24に示し説明する。
【0129】ウェハー(基板)1はウェハー(基板)保
持機構であるウェハーチャック2に保持される。その上
方にはノズル5が設けられ塗布材料が供給される。塗布
雰囲気はフード4で覆われウェハー1中心付近には第1
の雰囲気湿度制御装置61から、またウェハー1周辺付
近には第1の雰囲気湿度制御装置61または第2の雰囲
気湿度制御装置62からの空気が供給され、その切り替
えは切り替え装置8によって自動的に行える。また、ウ
ェハー中心付近と周辺の境界はウェハーチャック2の端
付近である。
【0130】更にウェハー1の周辺には膜厚センサー5
4が設けられ、そのデータは切り替え装置8に送られ、
このデータを基に切り替え装置8はウェハー1周辺付近
の湿度を制御する装置を第1の雰囲気湿度制御装置61
または第2の雰囲気湿度制御装置62に自動的に切り替
える。
【0131】次に本例の参照して動作を説明する。 ウェハー1がウェハーチャック2に保持される。 ウェハー1中心付近、周辺付近とも、第1の雰囲気湿
度制御装置装置61から相対湿度45%に制御された空
気が供給されている。 ウェハー1が1000/minの回転数で回転し、超
低粘度材料がノズル5より吐出される。 ウェハー1が3000/minの回転数で回転し膜厚
が所望の膜厚に近づくが、このとき温度低下が発生す
る。 この膜厚変化は膜厚センサー54によって検知され、
このデータを基に切り替え装置8によってウェハー1周
辺に供給される空気は第2の雰囲気湿度制御装置62
(設定湿度40%)に切り替えられる。 所定の時間後ウェハー1の回転は停止し、塗布膜の形
成が終了するとともに、切り替え装置8はもとに戻り、
ウェハー1全域に第1の雰囲気湿度制御装置61から空
気が供給される。
【0132】本実施例によって上塗りの反射防止膜用材
料AQUATAR(ヘキスト社製)を塗布したところ、
膜厚均一性はレンジで3nm以下が得られた。
【0133】本実施例ではこのように、回転塗布中の基
板の塗布膜厚のデータに基づいて雰囲気湿度の制御を行
うようにしたが、これを予め処理レシピを設定し、湿度
の切り替えないし変化を行うかどうかを、該処理レシピ
の番号によって決定する構成とすることができる。膜厚
データ以外のデータに基づいて制御する場合も同様であ
る。
【0134】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、均一塗布
成膜が困難であった、例えば超低粘度、超薄膜材料につ
いても、その塗布による膜厚均一性が向上し、よって例
えば上塗り反射防止膜や薄膜レジスト材料等も良好に使
用できるようにした基板の回転塗布方法及び基板の回転
塗布装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成図である。
【図2】実施例1の動作を示す図である。
【図3】実施例2の構成図である。
【図4】実施例3の構成図である。
【図5】実施例3の動作を示す図である。
【図6】実施例4の構成図である。
【図7】実施例4の動作を示す図である。
【図8】定在波効果を示す図である。
【図9】上塗り反射防止膜の原理を示す図である。
【図10】従来技術の問題点を示す図である。
【図11】化学増幅型レジストのメカニズムを示す図で
ある。
【図12】従来技術の問題点を示す図で、T−top形
状を示す図である。
【図13】超低粘度材料の膜厚分布を示す図である。
【図14】実施例5の構成図である。
【図15】実施例5の動作を示す図である。
【図16】実施例6の構成図である。
【図17】実施例6の動作を示す図である。
【図18】実施例7の構成図である。
【図19】実施例8の構成図である。
【図20】実施例9の構成図である。
【図21】実施例9の動作を示す図である。
【図22】実施例10の構成図である。
【図23】実施例11の構成図である。
【図24】実施例12の構成図である。
【符号の説明】
1 基板(ウェハー) 2 基板保持機構(ウェハーチャック) 3 ピン 4 フード 5 ノズル 51 第1の雰囲気温度制御装置 52 第2の雰囲気温度制御装置 53 温度センサー 54 膜厚センサー 61 第1の雰囲気湿度制御装置 62 第2の雰囲気湿度制御装置 71 加熱媒体吹き付け用ノズル 8,8′切り替え装置 81 熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/16 502 H01L 21/30 574

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法におい
    て、 基板の大きさに対する基板保持機構の大きさを、基板の
    温度分布を改善する大きさに設定したことを特徴とする
    基板の回転塗布方法。
  2. 【請求項2】基板保持機構を、基板とほぼ同じかそれ以
    上の大きさにすることを特徴とする請求項1に記載の回
    転塗布方法。
  3. 【請求項3】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法におい
    て、 基板保持機構は、基板の回転塗布の塗布膜厚の均一性を
    要する部分と対応する大きさに設定したことを特徴とす
    る基板の回転塗布方法。
  4. 【請求項4】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法におい
    て、 基板の周辺を加熱することにより、基板の温度分布を改
    善する構成としたことを特徴とする基板の回転塗布方
    法。
  5. 【請求項5】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置におい
    て、 基板の大きさに対する基板保持機構の大きさを、基板の
    温度分布を改善する大きさに設定したことを特徴とする
    基板の回転塗布装置。
  6. 【請求項6】基板保持機構を、基板とほぼ同じかそれ以
    上の大きさにすることを特徴とする請求項5に記載の回
    転塗布装置。
  7. 【請求項7】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置におい
    て、 基板保持機構は、基板の回転塗布の塗布膜厚の均一性を
    要する部分と対応する大きさに設定したことを特徴とす
    る基板の回転塗布装置。
  8. 【請求項8】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置におい
    て、 基板の周辺を加熱することにより、基板の温度分布を改
    善する構成としたことを特徴とする基板の回転塗布装
    置。
  9. 【請求項9】基板を基板保持機構に保持した状態で基板
    への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法におい
    て、 塗布雰囲気の温度、及び/または湿度を時間的及び/ま
    たは位置的に、連続的及び/または段階的に変化させる
    ことにより基板の温度分布を改善する構成としたことを
    特徴とする基板の回転塗布方法。
  10. 【請求項10】塗布中に雰囲気温度を上昇させることを
    特徴とする請求項9に記載の基板の回転塗布方法。
  11. 【請求項11】塗布中に雰囲気湿度を低下させることを
    特徴とする請求項9または10に記載の基板の回転塗布
    方法。
  12. 【請求項12】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置にお
    いて、 異なる温度に設定された2台以上の雰囲気温度制御装置
    を有し、塗布中に第1の温度制御装置から第2の温度制
    御装置に切り替える構成としたことを特徴とする基板の
    回転塗布装置。
  13. 【請求項13】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置にお
    いて、 異なる温度に設定された2台以上の雰囲気温度制御装置
    を有し、基板中心付近には第1の温度制御装置からの空
    気を、基板周辺には第2の温度制御装置からの空気を主
    に供給する構成としたことを特徴とする基板の回転塗布
    装置。
  14. 【請求項14】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置にお
    いて、 異なる湿度に設定された2台以上の雰囲気湿度制御装置
    を有し、ウェハー中心付近には第1の湿度制御装置から
    の空気を、ウェハー周辺には第2の湿度制御装置からの
    空気を主に供給する構成としたことを特徴とする基板の
    回転塗布装置。
  15. 【請求項15】第1の温度及び/または湿度制御装置か
    らの空気のあたる領域と、第2の温度及び/または湿度
    制御装置からの空気のあたる領域との境界を、基板保持
    機構の端とすることを特徴とする請求項12ないし14
    のいずれかに記載の回転塗布方法。
  16. 【請求項16】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法にお
    いて、 塗布雰囲気の湿度を80%以上にすることを特徴とする
    基板の回転塗布方法。
  17. 【請求項17】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置にお
    いて、 塗布雰囲気の湿度を80%以上にすることを特徴とする
    基板の回転塗布装置。
  18. 【請求項18】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法にお
    いて、 回転塗布中に雰囲気温度、及び/または雰囲気湿度を自
    動的に変化させることを特徴とする基板の回転塗布方
    法。
  19. 【請求項19】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布方法にお
    いて、 回転塗布中の基板の温度、または塗布膜厚のデータに基
    づいて前記雰囲気温度及び/または雰囲気湿度の制御を
    行うことを特徴とする基板の回転塗布方法。
  20. 【請求項20】回転塗布中の基板の温度、または塗布膜
    厚のデータに基づいて温度変化または膜厚変化を予測
    し、前記雰囲気温度及び/または雰囲気湿度の制御を行
    うことを特徴とする請求項18または19に記載の基板
    の回転塗布方法。
  21. 【請求項21】予め処理レシピを設定し、温度及び/ま
    たは湿度の切り替えないし変化を行うかどうかは、該処
    理レシピの番号によって決定する構成としたことを特徴
    とする請求項18ないし20のいずれかに記載の基板の
    回転塗布方法。
  22. 【請求項22】基板を基板保持機構に保持した状態で基
    板への液状物質の回転塗布を行う基板回転塗布装置にお
    いて、 回転塗布中に雰囲気温度、及び/または雰囲気湿度を自
    動的に変化させる機構を具備せしめたことを特徴とする
    基板の回転塗布装置。
  23. 【請求項23】異なる温度に設定された2台以上の雰囲
    気温度制御装置を有し、塗布中に第1の温度制御装置か
    ら第2の温度制御装置に自動的に切り替える構成とした
    ことを特徴とする請求項22に記載の基板の回転塗布装
    置。
  24. 【請求項24】異なる温度に設定された2台以上の雰囲
    気温度制御装置を有し、基板中心付近には第1の温度制
    御装置からの空気を、基板周辺には第2の温度制御装置
    からの空気を主に供給する構成とするとともに、第2の
    温度制御装置からの空気を自動的にON,OFFさせる
    構成とするか、またはその設定温度を自動的に変化させ
    る構成としたことを特徴とする請求項22または23に
    記載の基板の回転塗布装置。
  25. 【請求項25】異なる温度に設定された2台以上の雰囲
    気湿度制御装置を有し、基板中心付近には第1の湿度制
    御装置からの空気を、基板周辺には第2の湿度制御装置
    からの空気を主に供給する構成とするとともに、第2の
    湿度制御装置からの空気を自動的にON,OFFさせる
    構成とするか、またはその設定湿度を自動的に変化させ
    る構成としたことを特徴とする請求項22ないし24の
    いずれかに記載の基板の回転塗布装置。
  26. 【請求項26】回転塗布中の基板温度、または塗布膜厚
    のデータに基づいて前記雰囲気温度及び/または雰囲気
    湿度の制御を行う構成としたことを特徴とする請求項2
    2ないし25のいずれかに記載の基板の回転塗布装置。
  27. 【請求項27】回転塗布中の基板の温度、または塗布膜
    厚のデータに基づいて温度変化または膜厚変化を予測
    し、前記雰囲気温度及び/または湿度の制御を行うこと
    を特徴とする請求項22ないし26のいずれかに記載の
    基板の回転塗布装置。
  28. 【請求項28】予め処理レシピを設定し、温度及び/ま
    たは湿度の切り替えないし変化を行うかどうかは、該処
    理レシピの番号によって決定する構成としたことを特徴
    とする請求項22ないし27のいずれかに記載の基板の
    回転塗布装置。
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