JPH0818543A - 可変ビットレート符号化復号化方法、その符号化器及び復号化器 - Google Patents

可変ビットレート符号化復号化方法、その符号化器及び復号化器

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JPH0818543A
JPH0818543A JP15126694A JP15126694A JPH0818543A JP H0818543 A JPH0818543 A JP H0818543A JP 15126694 A JP15126694 A JP 15126694A JP 15126694 A JP15126694 A JP 15126694A JP H0818543 A JPH0818543 A JP H0818543A
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JP15126694A
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Kazunaga Ikeda
和永 池田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声メールにおいて復号化を効率的に行うこ
とを可能とする。 【構成】 音声メッセージの各フレームごとに、どの符
号化方法により符号化するかをモード決定部13で決定
し、これを示すモード情報を全フレーム分、誤り検出符
号化部41で一括して誤り検出符号化する。各フレーム
の音声信号を、そのフレームの決められた符号化方法に
応じて符号化部141 〜144 の1つを選択して符号化
し、前記誤り検出符号化符号21を先頭とし、各フレー
ムの音声符号化符号221 〜22n を順次送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音声信号や音楽信号な
どの音響信号をフレームごとに分割してそのフレームご
と符号化方法を選択して符号化する可変ビットレート符
号の符号化復号化方法、符号化器及び復号化器に関し、
例えば音声メールの蓄積、伝送に適用される。
【0002】
【従来の技術】音声信号あるいは音楽信号を蓄積/配送
するサービスでは、記憶媒体を効率的に利用するために
高能率音声符号化方法が利用されている。また、音声信
号あるいは音楽信号を無線で伝送する際にも、電波を効
率的に利用したり、送信電力を低減するために、高能率
音声符号化方法が利用されている。
【0003】現在、一般的に通信サービスで用いられて
いる高能率音声符号化方法としては、原音声信号をフレ
ームと呼ばれる5〜50ms程度の一定区間ごとに分割
し、それぞれのフレームの音声情報をある固定の符号化
方式、つまり一定のビットレートで符号化する方法があ
る。ディジタル自動車・携帯電話のハーフレート音声C
ODECの日本標準方式であるピッチ同期励振源符号駆
動線形予測符号化(PSI-CELP : Pitch Synchronous Inn
ovation Code Excited Linear Predictive Coding)方法
などがその一例であり、この符号化方式についての詳細
は、例えば「文献:間野,守谷,三樹,大室,"自動車電
話用ハーフレート音声コーデックの検討",信学技報,SP
-92-133 (1993)」,「大矢,須田,三木,“Pitch Sync
hronous Innovation CELP (PSI-CELP)-PDCハーフレート
音声CODEC-" ,信学技報,RCS93-78(1993)」に記載され
ている。
【0004】一方、符号化方式やビットレートが固定で
ない高能率音声符号化方法としては、原音声信号を5〜
50ms程度の一定時間のフレームに分割し、フレームご
とに原音声信号の特徴に適した符号化方式、従ってビッ
トレートも選択して符号化を行う可変ビットレート音声
符号化方式や、原音声信号をその時間区間の特徴によっ
て5〜50ms程度の固定でないフレームに分割し、その
フレームごとに原音声信号の特徴に適した符号化方式を
選択し、従ってビットレートも選択して符号化を行う可
変フレーム長音声符号化方式などが提案されており、以
下では、これらをまとめて可変モード音声符号化と呼
ぶ。可変ビットレートPSI−CELP音声符号化は、
可変ビットレート音声符号化の一例であり、この符号化
方式についての詳細は、例えば「文献:大室,間野,守
谷,“PSI−CELP音声符号化の可変ビットレート
化に関する検討”,信学技報,SP-93-139(1994-02)」に
記載されている。
【0005】固定フレーム長で固定の符号化方式と一定
のビットレートで符号化する音声符号化方式を有線伝送
や無線伝送、蓄積などに用いて、通信路や蓄積過程で符
号誤りが発生した場合には、符号誤りが重畳したフレー
ム周辺の復号音声の品質劣化は生じるものの、音声復号
化が不可能な状態に陥ることはない。しかし、可変ビッ
トレートの音声符号化方式や可変フレーム長の音声符号
化方式などの可変モード音声符号化方式では、通信路や
蓄積過程で符号誤りが発生し、フレーム長やビットレー
ト(符号化方法)を表すモード情報符号に誤りが重畳す
ると、当該フレーム以降はフレーム同期がはずれて復号
化が不可能な状態に陥る。また符号化方法を表すモード
情報符号に誤りが重畳すると、当該フレームは音声復号
化が不可能となり、復号音声に大きな品質劣化が生じ
る。
【0006】可変ビットレートの音声符号化方式や可変
フレーム長の音声符号化方式などの可変モード音声符号
化方式を伝送や蓄積に用いる場合には、通信路や蓄積過
程でモード情報符号に誤りが重畳して音声復号化が不可
能な状態に陥ることを避けなければならない。符号誤り
の発生の可能性が極めて低い高品質な伝送路や高信頼度
の記憶媒体を用いることにより、音声復号化が不可能な
状態に陥る可能性を抑えることは可能であるが、これら
を実際の音声の蓄積/伝送サービスに用いるためにはコ
スト上の問題を避けられなくなる。
【0007】このため、可変ビットレートの音声符号化
方式や可変フレーム長の音声符号化方式などの可変モー
ド音声符号化方式では以下に示す二方式のモード情報符
号の誤り対策方法を用いて、音声復号化が不可能な状態
に陥ることを避けている。その第1の方法は、各フレー
ムのモード情報符号を誤り検出符号化する方法である。
即ち、図5Aにこの方法の符号化部分の構成を示すよう
に、入力端子11からの原音声信号は音声特徴分析部1
2に入力されて、フレームと呼ばれる5〜50ms程度一
定区間に分割され、各フレームごとに音声の特徴が分析
され、入力音声信号の特徴情報がモード決定部13に供
給される。モード決定部13では、用意されている複
数、この場合四種類の符号化部141 〜144 から、そ
の入力音声信号に適した1つの符号化部を選択するため
のモード切り替え制御情報とモード符号とを生成する。
そのモード符号は誤り検出符号化部15において、誤り
検出符号化され、フレーム構成部16に入力される。フ
レームごとの入力音声信号は、また、モード決定部13
により切り替え制御され選択された符号化部14 1 〜1
4 の1つで符号化され、その符号化符号はフレーム構
成部16に供給される。フレーム構成部16では、フレ
ームごとの入力音声信号に対応する音声符号化符号と誤
り検出符号化されたモード符号とにより、そのフレーム
の符号化ビット系列が構成される。符号化ファイル構成
部17では、入力されたフレームごとの符号化ビット系
列が蓄積され、これらにより一連の音声信号分、例えば
一音声メッセージ分の符号化ビット系列が作成され、符
号化データファイルとして端子18より出力される。
【0008】図5Bにこの場合の出力される符号化デー
タファイル内のビット系列を示す。つまり、この符号化
データファイルの先頭にまず第1フレームのモード情報
誤り検出符号化符号211 が配され、次に第1フレーム
の音声信号の符号化符号22 1 が配列され、その次に第
2フレームのモード情報誤り検出符号化符号212 が配
され、これに続いて第2フレームの音声信号符号化符号
222 が配され、以下、各フレームのモード情報符号化
符号と音声信号符号化符号とが交互に配列され、最後の
第nフレームのモード情報符号化符号21n と音声信号
符号化符号22 n とが配されて、この符号データファイ
ルの末尾となる。この符号データファイルは通常パケッ
トとして伝送される。
【0009】復号側(受信側)では、このような符号化
データファイルは先頭から読み込まれ、図6に示すよう
に、入力端子31から符号分離部32で各フレームごと
のモード情報誤り検出符号化符号21i (i=1,2,
…,n)と音声信号符号化符号22i とに分離され、ま
ずモード情報誤り検出符号化符号21i は誤り検出復号
化部33で誤り検出復号化が行われ、モード情報に誤り
が検出されない場合は、そのフレームの復号されたモー
ド情報はモード決定部34に供給され、モード決定部3
4は、符号化部141 〜144 の各符号化方法と対応す
る復号化方法の復号化部351 〜354 の1つを、供給
されたモード情報に応じて切り替え制御して選択して、
符号分離部32で分離された音声信号符号化符号22i
を入力させる。その選択された復号化部でそのフレーム
の音声信号符号化符号22i が復号化され、そのフレー
ムの復号音声信号は復号信号蓄積部36に蓄積される。
全フレーム分、つまり符号化データファイル分の復号音
声信号が復号信号蓄積部36に蓄積されると、その復号
音声信号を第1フレームから順次読み出して出力端子3
7から出力し、例えば音声再生する。
【0010】誤り検出復号化部33でモード情報に誤り
が検出された場合は、そのフレームiの音声信号符号化
符号22i の復号化は行わず、誤り処理部38で復号化
操作を打ち切り、必要に応じて伝送の場合であれば再送
要求を出し、蓄積の場合であれば蓄積媒体の読み直しを
行う。第2の方法は、各フレームのモード情報を誤り訂
正・検出符号化する方法である。この方法の符号化部は
図5Aに示した第1の方法のモード情報の誤り検出符号
化部15を誤り訂正・検出符号化部に置き換えたものと
なり、図5Aにかっこ書きで示している。この場合の符
号化操作は、第1の方法のモード情報の誤り検出符号化
が誤り訂正・検出符号化に置き換わる以外は第1の方法
と同様であり、従ってこの方法の符号化出力である符号
化データファイル内のビット系列は図5Bにおいて各フ
レームのモード情報誤り検出符号化符号がモード情報を
誤り訂正符号化符号に置き換えるだけである。
【0011】この方法の復号化部は図6中の誤り検出復
号化部33が誤り訂正・検出復号化部に置き換えるだけ
であって、符号化データファイルが先頭から読み込ま
れ、フレームごとに復号が行われ、フレームごとの復号
に際しては、まずモード情報符号化符号21i の誤り訂
正復号化が行われ、次に誤り検出復号化が行われる。モ
ード情報に誤りが検出されない場合は、そのフレームの
音声復号化を行い、そのフレームの復号音声を得る。モ
ード情報に誤りが検出された場合には、そのフレームの
音声復号化は行わず、復号化操作を打ち切り、必要に応
じて、伝送の場合であれば再送の要求を出し、蓄積の場
合であれば蓄積媒体の読み直しを行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変ビットレー
トの音声符号化方式や可変フレーム長の音声符号化方式
などの可変モード音声符号化方式では、モード情報に符
号誤りが発生した場合には復号不可能な状態に陥る可能
性がある。また、モード情報の符号誤り対策を施した可
変ビットレートの音声符号化方式や可変フレーム長の音
声符号化方式などの可変モード音声符号化方式では、モ
ード情報符号の誤り検出がフレームごとに行われるた
め、復号化器がモード情報誤り検出時に再送要求を出す
場合でも、モード情報に符号誤りが多く発生する場合
は、度々出される再送要求のために、常に双方向の通信
路を確保する必要がある。また、再送要求を音声復号中
に度々出すため、再送要求の制御が複雑となる。
【0013】また、従来法では、フレームごとに符号長
の短い誤り検出符号または誤り訂正・検出符号を用いる
ため、伝送路や蓄積装置の蓄積情報出力の過程でバース
ト的な符号誤りが発生する場合は、例えば1ビットのパ
リティによる誤り検出を行なう場合に偶数ビットの反転
が生じると誤りが検出されずに見逃され、フレーム同期
がくずれ、復号不可能な状態に陥ることがある。
【0014】また、フレームごとに符号長の短いモード
情報を誤り検出符号化または誤り訂正・検出符号化する
ため、フレームごとに最低1ビットの誤り保護ビットが
必要であるため、ファイル全体としての誤り保護ビット
数をファイル内のフレーム数より小さくすることが不可
能である。更に一連の情報、つまり一つの符号化データ
ファイルの全体を復号化しないと音声再生をすることが
できないため、従来では復号化音声信号を全フレーム分
バッファに蓄積する必要があり、大容量のバッファを必
要とした。また復号化操作が誤りが存在するフレームに
到達して初めてそのフレームの音声信号の復号化ができ
ないことを知る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の符号化
復号化方法は符号化手順で、各フレームの符号化方法を
特定するモード情報を、複数フレーム分まとめて誤り検
出符号化または誤り訂正・検出符号化し、復号化手順で
モード情報符号化符号を誤り検出復号化または誤り訂正
・検出復号化し、その復号化で誤りが検出されないと、
その復号化された各フレームのモード情報で対応するフ
レームの音響信号符号化符号をそれぞれ復号化する。
【0016】請求項4の発明の符号化器は各フレームの
符号化方法を特定するモード情報の複数フレーム分が蓄
積され、その蓄積されたモード情報がモード情報符号化
手段で、誤り検出符号化または誤り訂正・検出符号化さ
れ、上記蓄積されたモード情報と対応するフレームの音
響信号の符号化符号が蓄積され、上記モード情報符号化
符号の次に上記音響信号符号化符号が出力される。こゝ
で各フレームのモード情報をそれぞれ誤り検出符号化ま
たは誤り訂正・検出符号化したものを複数フレーム分蓄
積し、これを出力した後、対応する各フレームの音響信
号符号化符号を出力してもよい。
【0017】請求項7の発明の復号化器は複数フレーム
分のモード情報符号化符号と、上記複数フレームの音響
信号符号化符号とが分離され、その分離されたモード情
報符号化符号が誤り検出復号化または誤り訂正・検出復
号化され、その復号化で誤りが検出されないと、その復
号化された各フレームのモード情報に応じて、分離され
た音響信号符号化符号の対応するフレームのものがそれ
ぞれ復号化される。
【0018】上記各発明で入力音響信号に応じてフレー
ム長が選択され、その選択されたフレーム長を特定する
情報がモード情報に付加されている。上記各発明で一連
の音響信号の符号化符号系列、つまり一つの符号化デー
タファイルに対する全てのモード情報に対する符号化符
号をその符号化データファイルの先頭に位置させられ
る。
【0019】
【実施例】図1Aに請求項4の発明の実施例を示し、図
5Aと対応する部分に同一符号を付けてある。この実施
例においては、フレームごとのモード情報は例えば一つ
のメッセージ分、一入力音声ファイル分、つまり全フレ
ーム分がモード符号蓄積部41に蓄積される。また、フ
レームごとの符号化部141 〜144 のいずれからの出
力符号は一入力音声符号化データファイルがモード符号
蓄積部41に蓄積される。一方、各フレームの音声信号
は図5Aの場合と同様にモード情報と対応して選択され
た符号化部141 〜144 のいずれかで符号化され、そ
の各フレームの音声信号符号化符号が一入力音声ファイ
ル分音声符号蓄積部42に蓄積される。一入力音声符号
化データファイル分の符号化操作が終わった後、モード
符号蓄積部41に蓄積されたモード情報符号化符号は、
誤り検出符号化部15において一定バースト分ずつまと
めて誤り検出符号化される。誤り検出符号化のバースト
長はCRC符号化などで効率の良い誤り検出が行われる
よう、任意に選択可能である。この全モード情報誤り検
出符号化符号は符号化ファイル構成部17に供給され
る。符号化ファイル構成部17では、一入力音声ファイ
ル分の全フレームについてのモード情報の誤り検出符号
化符号21の入力が終わると、音声符号蓄積部42か
ら、各フレームごとの音声信号符号化符号が読み出さ
れ、一入力音声ファイル分の符号化符号の順に符号化デ
ータファイルに書き込まれる。
【0020】図1Bにこの符号化データファイル内のビ
ット系列を示す。このように符号化データファイルの先
頭に、全フレームにおけるモード情報を一括して誤り検
出符号化した符号列21が配され、これに続いて第1〜
第nフレームの各音声信号の符号化符号221 〜22n
が順次接続される。この符号化データファイルに対する
復号化は請求項7の発明の復号化器により行われるが、
その復号化器の実施例を図2に、図6と対応する部分に
同一符号を付けて示す。この発明では誤り検出復号化部
33で、全フレームにおけるモード情報符号化符号が誤
り検出復号化されてモード符号蓄積部44に蓄積され
る。全フレームのモード情報に誤りが検出されない場合
は、分離された音声信号符号化符号の第1〜第nフレー
ムについて各フレームごとに対応するフレームの復号化
モード情報により復号化部351 〜354 のいずれかを
選択して順次復号化する。なお、必要に応じて符号分離
部32で分離された音声信号符号化符号は音声符号化デ
ータ蓄積部45に蓄積され、モード符号蓄積部44と音
声符号化データ蓄積部45との各同一フレームについて
の情報が読み出されて、そのフレームについての符号化
が行われる。この復号化音声信号は直接出力端子37へ
出力することができる。
【0021】なお、図に示していないが符号化データフ
ァイルは、例えば通常パケット化されて伝送され、ヘッ
ダ部にデータ長、フレーム数などが付けられ、また各フ
レームのモード情報は一定のビット長であり、また誤り
検出符号化方法も既知であるから、これらを利用して全
フレームのモード情報の誤り検出符号化符号21を分離
し、これを誤り検出復号化し、その復号された情報か
ら、各フレームのモード情報を分離する。
【0022】誤り検出復号化において誤りが検出される
と、従来と同様に誤り処理部38により、音声符号化符
号の読み込み及び音声復号化を行わず、必要に応じて伝
送の場合は再送要求を行い、蓄積の場合は蓄積媒体の読
み直しを行う。図1Aにおける全フレームのモード情報
を一括して誤り検出符号化することは、全フレームのモ
ード情報を一つのデータとして誤り検出符号化する場合
に限らず、全モード情報を複数、例えば3つに分割し、
つまり3つのデータとし、これらをそれぞれ誤り検出符
号化し、図3Aに示すように、これら符号化符号21−
1,21−2,21−3を先頭に配してもよく、場合に
よっては各フレームのモード情報をそれぞれ各別に誤り
検出符号化し、図3Bに示すように、これら全ての符号
化符号211 〜21n を一括して先頭に配することをも
意味するものである。
【0023】上述では全フレームのモード情報、つまり
一連の音声メッセージ(一つの音声ファイル)中の全て
のモード情報を一括して誤り検出符号化したが、全フレ
ーム、つまり一つの音声ファイルを複数に分割し、その
各分割された部分について含まれている全てのフレーム
のモード情報をそれぞれ一括して誤り検出符号化しても
よい。この場合の一符号データファイルの例を図3Cに
示す。この例は第1〜第nフレームが第1〜第aフレー
ムと、第a+1〜第bフレームと、第b+1〜第nフレ
ームとに分けられ、第1〜第aフレームの全てのモード
情報が一括して誤り検出符号化された符号211-a が先
頭に配され、これに続いて第1〜第aフレームの各音声
符号化符号221 〜22a が順次配され、その符号22
a の次に第a+1〜第bフレームの全てのモード情報が
一括して誤り検出符号化された符号21a-b が配され、
その次に第a+1〜第bフレームの各音声符号化符号2
a+1 〜22b が順次配される。以下同様である。
【0024】この場合における復号化器の例を図4に、
図2,図6と対応する部分に同一符号を付けて示す。こ
の場合は図3Cの符号化データファイルを例とすると、
第1〜第aフレームのモード情報符号化符号211-a
誤り検出復号化し、これをモード符号蓄積部44に蓄積
し、また第1〜第aフレームの音声符号化符号221
22a を音声符号化データ蓄積部45に蓄積し、その
後、誤りが検出されない場合は第1〜第aフレームの音
声符号化符号の復号化を行ってその復号信号を復号信号
蓄積部36に蓄積する。次に第a+1〜第bフレームの
モード情報符号化符号21a+1-b を誤り検出復号化し、
誤りが検出されなければ同様にして第a+1〜第bフレ
ームの音声符号化符号22a+1 〜22b を復号して蓄積
部36に蓄積する。その後、第b−第nフレームについ
ても同様にして復号化する。
【0025】上述においてはモード情報を誤り検出符号
化したが、従来技術の項で述べたように誤り訂正・検出
符号化してもよく、しかも、上記の各場合は誤り訂正・
検出符号化を適用できる。更にモード情報については特
に限定しないが、符号化方法またはビットレートを特定
する情報のみならず、これにフレーム長を特定する情報
を付加する場合も含まれる。また上述では音声信号のメ
ッセージの符号化・復号化にこの発明を適用したが、音
響信号などの他の音響信号の符号化・復号化にも適用で
きる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば複
数フレームのモード情報を一括して誤り検出符号化、ま
たは誤り訂正符号化するため、各フレームごとにモード
情報符号化符号と対応フレームの音響信号符号化符号と
を交互に送出する場合と比較して、誤りが多く発生する
系において、再送要求を出す回数が少なくて済む。また
パケットで送受する場合は、1フレームのモード情報符
号化符号を送るのも1パケットを必要とし、複数フレー
ムのモード情報符号化符号を送る場合も1パケットが数
パケットで済む。このため、この発明では再送要求の回
数と再送量が少なくて済む。
【0027】またモード情報を一括して誤り検出符号化
または誤り訂正・符号化する際に、複数フレーム分を1
つのデータとして符号化する場合は各フレームのモード
情報を各別に誤り検出符号化または誤り訂正符号化する
場合よりも保護ビット数を少なくして伝送量を少なくす
ることができ、かつ誤り検出や誤り訂正・検出に強い符
号化をすることが可能となる。
【0028】更に一つの音響ファイル中の全てのモード
情報を一括して送出する場合は、復号化器で各フレーム
の音響符号化符号と、復号音響信号とを蓄積しておく必
要がなく、構成が簡単となる。また誤りが検出された場
合に音響符号化符号の無駄な復号化処理を行わないで済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項4の発明による符号化器の実施例を
示すブロック図、Bはその符号化出力の内容の例を示す
図である。
【図2】請求項7の発明による復号化器の実施例を示す
ブロック図。
【図3】この発明方法により作成された符号化出力の内
容の各種例を示す図。
【図4】請求項8の発明による復号化器の実施例を示す
ブロック図。
【図5】Aは従来の符号化器を示すブロック図、Bはそ
の符号化出力の内容例を示す図である。
【図6】従来の復号化器を示すブロック図。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号をフレーム分割し、その各フレ
    ームごとに、符号化方法を選択して符号化する可変ビッ
    トレート符号化復号化方法において、 符号化手順で、上記各フレームの符号化方法を特定する
    モード情報を、複数フレーム分まとめて、誤り検出符号
    化または誤り訂正・検出符号化し、 復号化手順で、上記モード情報符号化符号を誤り検出復
    号化または誤り訂正・検出復号化し、 その復号化で誤りが検出されないと、その復号化された
    各フレームのモード情報で対応するフレームの音響信号
    符号化符号をそれぞれ復号化することを特徴とする可変
    ビットレート符号化復号化方法。
  2. 【請求項2】 上記モード情報は、上記音響信号の一連
    のものの分がまとめられ、かつその誤り検出符号化また
    は誤り訂正検出符号化符号は上記一連の音響信号が符号
    化されたものの先頭に配されていることを特徴とする請
    求項1記載の可変ビットレート符号化復号化方法。
  3. 【請求項3】 上記各フレームはフレーム長も選択し、
    各フレームごとのモード情報に、その選択したフレーム
    長を特定する情報が加えられていることを特徴とする請
    求項1または2記載の可変ビットレート符号化復号化方
    法。
  4. 【請求項4】 音響信号をフレーム分割し、その各フレ
    ームに、符号化方法を選択して符号化する可変ビットレ
    ート符号化器において、 上記各フレームの符号化方法を特定するモード情報を複
    数フレーム分蓄積する手段と、 上記蓄積されたモード情報を誤り検出符号化または誤り
    訂正・検出符号化するモード情報符号化手段と、 上記蓄積されたモード情報と対応するフレームの上記符
    号化された音響信号を蓄積する手段と、 上記モード情報符号化手段よりの符号化符号を出力し、
    その後、上記蓄積された符号化音響信号を出力する合成
    出力手段と、 を具備する可変ビットレート符号化器。
  5. 【請求項5】 上記音響信号の符号化フレーム長を特定
    する情報が上記各モード情報に付加されていることを特
    徴とする請求項4記載の可変ビットレート符号化器。
  6. 【請求項6】 上記合成出力手段は、一連の音響信号の
    符号化の終了後に動作する構成とされていることを特徴
    とする請求項4または5記載の可変ビットレート符号化
    器。
  7. 【請求項7】 各フレームごとのモード情報に応じた符
    号化方法により、そのフレームの符号化音響信号を復号
    化する可変ビットレート復号化器において、 複数フレーム分のモード情報符号化符号と上記複数フレ
    ームと対応した複数フレーム分の音響信号符号化符号と
    を分離する手段と、 その分離されたモード情報符号化符号を誤り検出復号化
    または誤り訂正・検出復号化を行う手段と、 その復号化手段で誤りが検出されないと、その復号化さ
    れた各フレームのモード情報に応じて上記分離された音
    響信号符号化符号の対応するフレームをそれぞれ復号化
    する音響情報復号化手段と、 を具備する可変ビットレート符号復号化器。
  8. 【請求項8】 上記分離されたモード情報符号化符号を
    一旦蓄積し、上記誤り検出復号化手段へ供給するモード
    符号蓄積手段と、上記復号された音響信号を一次蓄積す
    る復号音響信号蓄積手段と、 を具備することを特徴とする請求項7記載の可変ビット
    レート符号復号化器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003515178A (ja) * 1999-10-28 2003-04-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド フレームエラーに対する感度を低減する符号化体系パターンを使用する予測音声コーダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515178A (ja) * 1999-10-28 2003-04-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド フレームエラーに対する感度を低減する符号化体系パターンを使用する予測音声コーダ
JP4805506B2 (ja) * 1999-10-28 2011-11-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド フレームエラーに対する感度を低減する符号化体系パターンを使用する予測音声コーダ

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