JPH08184635A - サージ標定システムおよびサージ標定方法 - Google Patents

サージ標定システムおよびサージ標定方法

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JPH08184635A
JPH08184635A JP32698494A JP32698494A JPH08184635A JP H08184635 A JPH08184635 A JP H08184635A JP 32698494 A JP32698494 A JP 32698494A JP 32698494 A JP32698494 A JP 32698494A JP H08184635 A JPH08184635 A JP H08184635A
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surge
station
locating
stations
transmission line
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Application number
JP32698494A
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English (en)
Inventor
Takeshi Oohira
壯 大衡
Masaaki Ozawa
正明 小沢
Toshiaki Kojima
敏明 小島
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Tohoku Electric Power Co Inc
Kyokuto Boeki Kaisha Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Kyokuto Boeki Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、かつ、小さな製造コストおよ
び設置コストで、精度良くサージ発生箇所を標定できる
サージ標定システムを提供することを目的とする。 【構成】 このシステムは、送電線50,52 に発生したサ
ージを受信するサージ受信部12,32 と、人工衛星からの
電波を受理し、これに基づいて生成された周期パルスに
したがって作動するとともに、サージ受信部12,32 から
の出力に応答して、サージの到着時間を示すカウンタ値
を生成するカウンタ18,38 と、生成されたカウンタ値を
送信するモデム24,44 とを有する局10,30 が、送電線の
送電端および/または受電端に、少なくとも複数配置さ
れている。このシステムの親局10は、モデム44により送
信されたカウンタ値を受信するモデム24と、カウンタ値
に基づいて、標定に用いるべき二つの局を選択し、前記
選択された二つの局に関するカウンタ値に基づいて、前
記サージの発生箇所までの距離を測定するCPU20とを
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線上に発生するサ
ージの発生箇所を標定するサージ標定システムに関する
ものであり、より詳細には、親局と少なくとも二以上の
子局により、サージの発生箇所を標定するサージ標定シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、送電線が地絡、短絡すること
により、或いは、送電線に雷が直撃することなどにより
発生するサージを、送電線の送電端或いは受信端に設け
られた局において受信し、サージの発生した箇所を標定
するサージ標定システムが知られている。一般に、B型
或いはマイクロB型と称される方式を用いたものが、サ
ージ標定システムとして用いられている。たとえば、B
型或いはマイクロB型と称される方式を用いたサージ標
定システムにおいては、送電線の送電端或いは受電端に
親局が配置され、送電線を介して、これと隣接するよう
に、送電端或いは受電端に子局が配置され、一定のレベ
ルに到達したサージを、隣接する親局および子局のそれ
ぞれが受信するとともに、子局が、該サージを受信した
旨を、地上系の有線の通信回線或いはマイクロ波無線を
介して親局に通知し、サージが発生してからこれが親局
に到達するまでの時間tm と、これが子局に到達するま
での時間ts との時間差を算出し、この時間差に(1) 式
に適用することにより、親局からサージの発生箇所まで
の距離D1を算出している。
【0003】 D1 =(D+c・ (tm −ts)) /2 =(D+c・Δt)/2 ・・・・・(1) (ただし、D:送電線の両端に設置された隣接する親局
と子局との間の距離、Δt=tm −ts :時間差、c:
サージ伝搬速度)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たB型或いはマイクロB型のサージ標定システムは、送
電線の端部に各々に設けられた親局と子局との間で、そ
れぞれにサージが到達する時間の時間差に基づいて、親
局において、サージの発生箇所が標定されているため、
子局同志が隣接しないように、親局と子局とを、送電線
を介して、隣接して配置する必要があった。したがっ
て、子局と比較して、設備が大型の親局を、送電線の端
部に、多数配置する必要があるという問題点があった。
また、本線および分岐点を介して本線と接続された支線
とを有する送電線系統において、支線上のある点で発生
したサージを標定するためには、支線上の端部に親局或
いは子局を配置するとともに、この分岐点にも、子局或
いは親局を配置する必要があり、その結果、送電線系統
に配置すべき局の数が、著しく増大するという問題点が
あった。さらに、このようなサージ標定システムにおい
ては、隣接する親局と子局との間の全てに、高速な地上
系の有線の通信回線或いはマイクロ波無線による通信回
線を設ける必要があった。したがって、親局および子局
の双方の設備が大型化し、また、設備自体のコスト或い
はその設置コストがかかるという問題点があった。その
結果、B型或いはマイクロB型のサージ標定システム
は、通常、275KV或いはそれ以上の電圧に関するい
わゆる超高圧系のみに用いられている。
【0005】本発明は、簡単な構成で、かつ小さな製造
コストおよび設置コストで、精度良くサージの発生箇所
を標定することができるサージ標定システムおよびサー
ジ標定方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、送電線
に発生したサージを受信するサージ受信手段と、人工衛
星からの電波を受理し、これに基づいて生成された周期
パルスにしたがって作動するとともに、前記サージ受信
手段からの出力に応答して、前記サージの到着時間を示
すカウンタ値を生成するカウンタ手段と、前記カウンタ
手段により生成されたカウンタ値を送信する送信手段と
を有する局を、送電線の送電端および/または受電端
に、少なくとも複数配置したサージ標定システムであっ
て、 前記送信手段により送信されたカウンタ値を受信
する受信手段と、前記カウンタ値に基づいて、標定に用
いるべき局を選択し、前記選択された局に関するカウン
タ値に基づいて、前記サージの発生箇所までの距離を測
定する標定手段とを有する親局を備えたことを特徴とす
るサージ標定システムにより達成される。本発明の好ま
しい実施態様においては、前記親局が、前記送電線の送
電端或いは受電端に配置されている。本発明のさらに好
ましい実施態様においては、前記親局が、前記送電線か
ら離隔して配置されている。
【0007】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送電線が、本線、および、分岐点を介して前記
本線と接続された支線から構成され、前記標定手段が、
前記カウンタ値に基づいて、前記サージが、本線上に発
生したものか、或いは、支線上に発生したものかを判定
する判定手段を有している。本発明のさらに好ましい実
施態様においては、前記局が、さらに、受信したサージ
のピーク値を保持する手段を有し、前記送信手段が、前
記ピーク値を送信可能に構成され、前記親局が、前記カ
ウンタ値および前記ピーク値に基づいて、標定に用いる
べき局を選択するように構成されている。また、本発明
の目的は、送電線に発生したサージを、送電線上の所定
の位置に配置された複数の局により受信し、人工衛星か
らの電波を受理して、これに基づいて生成された周期パ
ルスにしたがって歩進するカウンタ手段により、前記複
数の局の各々により受信されたサージの到着時間を示す
カウンタ値を、それぞれ生成し、各局のカウンタ手段に
より生成されたカウンタ値を受理し、前記カウンタ値に
基づいて、標定に用いるべき二つの局を選択し、前記選
択された二つの局に関するカウンタ値に基づいて、前記
サージの発生箇所を標定するサージ標定方法によっても
達成される。
【0008】本発明の好ましい実施態様においては、前
記送電線が、本線、および、分岐点を介して前記本線と
接続された支線から構成され、前記選択するとともに標
定するステップが、前記カウンタ値に基づいて、前記サ
ージが本線上に発生したものか、或いは、支線上に発生
したものかを判定し、前記支線上に発生している場合
に、少なくとも、前記支線上の所定の位置に配置された
局を選択するように構成されている。本発明の好ましい
実施態様においては、前記送電線が、星型或いはリング
型のネットワークを構成するように配置され、前記選択
するとともに標定するステップが、最も少ないカウンタ
値、および、二番目に少ないカウンタ値に関する二つの
局を選択するように構成されている。
【0009】
【作用】本発明によれば、複数の局のうち、標定に用い
るべき二つの局を選択し、これらの局に関するカウンタ
値に基づいて、標定をするように構成されているため、
複雑な送電線系統においても、配置すべき局の数を増や
す必要なく、また、親局と子局とを隣接させる必要な
く、精度良く、サージの発生箇所を標定することができ
る。また、本発明のさらに好ましい実施態様によれば、
親局が、送電線から離隔して配置されているため、大き
な整備を要する親局の数を増やす必要なく、サージの発
生箇所を標定することができる。本発明のさらに好まし
い実施態様によれば、サージが本線上に発生したもの
か、或いは、支線上に発生したものかを判定するため、
本線と支線との間の分岐点に、局を配置する必要なく、
サージの発生箇所を標定することができる。本発明のさ
らに好ましい実施態様によれば、カウンタ値およびピー
ク値に基づいて、標定すべき局が選択されるため、送電
線の状況や、分岐点の通過の有無などを考慮して、より
精度良く、サージの発生箇所を標定することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき詳細に説明を加える。本発明の実施例にかかるサ
ージ標定システムは、少なくとも一つの親局と、送電線
の本線或いは支線の端部に配置された複数の子局から構
成されている。図1は、本発明の実施例にかかるサージ
標定システムを構成する親局のブロックダイヤグラムで
ある。図1に示すように、親局10は、送電線(図示せ
ず)からのサージを受信するサージ受信部12と、サー
ジ受信部12の出力電圧と、雑音レベルよりも大きな閾
値VTHとを比較し、出力電圧の方が、閾値VTHよりも大
きいときに、所定の信号を出力するレベル検出部14
と、人工衛星(図示せず)からのGPS信号を受理する
GPS受信機16と、GPS受信機16から出力された
10MHz のクロックに基づいて、100nsecごとに計数
するとともに、リセット信号により、1秒ごとにクリア
されるカウンタ18と、親局10全体を制御するCPU
20と、CPU20に接続され、親局10を作動させる
ためのプログラムおよび所定のデータを記憶するメモリ
22と、CPU20と接続され、他の局にデータを送信
し、或いは、多の局からのデータを受信するモデム24
と、プロッタ装置26と、CRTなどの表示装置28と
を備えている。
【0011】図2は、本発明の実施例にかかるサージ標
定システムを構成する子局のブロックダイヤグラムであ
る。図2に示すように、子局30は、送電線(図示せ
ず)からのサージを受信するサージ受信部32と、サー
ジ受信部32の出力電圧と、雑音レベルよりも大きな閾
値VTHとを比較し、出力電圧の方が、閾値VTHよりも大
きいときに、所定の信号を出力するレベル検出部34
と、人工衛星(図示せず)からのGPS信号を受理する
GPS受信機36と、GPS受信機16から出力された
10MHz のクロックに基づいて、100nsecごとに計数
するとともに、リセット信号により、1秒ごとにクリア
されるカウンタ38と、子局30全体を制御するCPU
40と、CPU40に接続され、子局30を作動させる
ためのプログラムおよび所定のデータを記憶するメモリ
42と、CPU40と接続され、他の局にデータを送信
し、或いは、他の局からのデータを受信するモデム44
とを備えている。図1および図2から理解できるよう
に、このサージ標定システムを構成する親局および子局
は、親局がプロッタ装置26および表示装置28を有す
る点、および、後述するように、そのCPUの機能が異
なる点を除いて、同一の部材から構成されている。以
下、これらの部材につき、簡単に説明する。
【0012】サージ受信部12、32は、送電線(図示
せず)から伝送される高電圧のサージを受信し、これ
を、いわゆるTTL回路などの弱電回路が受け入れるこ
とができるようなレベルに変換して、レベルの変換され
たサージ信号をレベル検出部14に出力している。レベ
ル検出部14、34は、比較器を備え、サージ受信部1
2、32から出力されたサージ信号が、CPU20、4
0から与えられた所定の閾値VTHよりも大きいときに、
カウンタを停止するためのサージ受信信号を、カウンタ
18およびCPU20に出力する。GPS受信機16、
36は、GPS衛星から送信される符号化情報を受信し
て、受信された情報に基づき、これと同期した10MHz の
クロックと、1秒ごとに出力されるリセット信号とを生
成する。カウンタ18、38は、GPS受信機16から
出力される1Hzのリセット信号により、1秒ごとに初期
状態にリセットされ、10MHz のクロックにより、インク
リメントされる。また、カウンタ18、38は、レベル
検出部14、34から、サージ受信信号を受け入れる
と、その歩進を停止するように構成されている。
【0013】CPU20、40は、レベル検出部14、
34からサージ受信信号が出力された際に、停止したカ
ウンタ18、38のカウンタ値を読み取り、これをメモ
リ22、42の所定の領域に記憶するように構成されて
いる。なお、このメモリ22、42の所定の領域には、
カウンタ値として得られる可能性のある値とは異なる予
め定められた初期値が記憶されており、CPU20、4
0により、メモリのこの領域がアクセスされたときに、
カウンタ18、38のカウンタ値に書き換えられる。ま
た、後述するように、親局10のCPU20は、所定の
場合に、モデム24に対して、子局30のモデム44に
情報を送信し、子局30のメモリ42に記憶されたカウ
ンタ値を、親局10に送信すべき旨を指令するように構
成されている。さらに、子局30のCPU40は、子局
30のレベル検出部34からサージ受信信号が与えられ
た場合に、モデム44に、その旨を親局10のモデム2
4に送信すべき旨を指令するように構成されている。こ
こに、サージ標定システムを構成する親局10および子
局30が配置される送電線系統上の位置について説明す
る。
【0014】図3は、本発明の実施例にしたがって、送
電線系統に配置された親局および子局を示す図である。
図3に示すように、この送電線系統は、バス型であり、
本線50および支線52−1ないし52−3から構成さ
れている。支線52−1ないし52−3の各々は、分岐
点53を介して、本線50に、それぞれ接続されてい
る。また、本線上に位置する送電端に親局10が配置さ
れ、本線上或いは支線上に位置する受電端の各々に、子
局30−1ないし30−5が配置されている。たとえ
ば、送電端は、発電所が該当し、受電端は、変電所が該
当し得る。また、本発明の実施例にかかるサージ標定シ
ステムで用いられる標定原理は、B型或いはマイクロB
型と称されるサージ標定システムにおいて行われている
ものと、ほぼ同様である。このように構成されたサージ
標定システムの動作を以下に説明する。図4は、親局1
0のCPU20によるサージ標定処理を示すフローチャ
ートである。図4に示すように、親局10のCPU20
は、親局10自身、或いは、子局30−1ないし30−
5の何れが、サージを受信しているかどうかを調べる
(ステップ401)。このステップにおいて、CPU2
0は、親局10のレベル検出部14が、サージ受信信号
を出力しているかどうかを調べ、かつ、モデム24に、
子局30−1ないし30−5の何れかから、サージが受
信された旨の通信がなされているかどうかを調べる。い
ずれの局も、サージを受信していない場合には、処理を
終了し、その一方、何れかの局が、サージを受信してい
る場合には、親局がサージを受信したのか、子局がサー
ジを受信したのかを判断する(ステップ402)。
【0015】モデム24は、CPU20からの指令に基
づいて、子局30−1ないし30−5のCPU40が、
メモリ42に記憶されたカウンタ値およびサージのピー
ク値を親局10に送信するように、子局30−1ないし
30−5のモデム44に、所定の情報を送信する(ステ
ップ403)。子局30−1ないし30−5の各々のC
PU40は、モデム44が受信した情報にしたがって、
メモリ42の所定の領域に記憶されたカウンタ値を読み
だして、これをモデム44を介して、親局10のモデム
24に送信する。子局30−1ないし30−5の各々の
カウンタ値を、モデム24を介して受理したCPU20
は、これらの値に基づいて、標定に使用すべき局を選択
し(ステップ404)、選択された二つの局のカウンタ
値を用いて、サージが発生した点を標定する(ステップ
405)。以下、本実施例において、標定に使用すべき
局を選択する処理を説明する。まず、親局10のCPU
20は、サージの発生した場所が、本線上であるか、或
いは、支線上であるかを以下のように判断する。ここ
に、図5は、CPU20による処理を説明するために、
図3に示す送電線系統における各局間の距離を示す図で
ある。この各局間の距離に関する情報は、親局10のメ
モリ22の所定の領域に、予め記憶されている。図5に
おいて、本線50上の点Pでサージが発生した場合であ
って、親局10および子局30−4にサージが受信され
た場合には、標定原理にしたがった(1) 式に基づいて、
親局10から点Pまでの距離DPを、下記の(2) 式のよ
うに算出することができる。
【0016】 DP=((d1 +d3 +d5 +d7 ) +c・Δt)/2 ・・・・(2) (ただし、Δt=tm −ts :サージが発生してからこ
れが親局10に到達するまでの時間tm と、これが子局
30−4に到達するまでの時間ts との時間差)これに
対して、支線52−1上の点Qでサージが発生した場合
に、サージが発生してからこれが親局10に到達するま
での時間をtm 、これが子局30−4に到達するまでの
時間をts 、支線30−1と本線50との分岐点53か
ら、点Qまでの距離をxとすると、 tm ・c=d1 +x ts ・c=d3 +d5 +d7 +x となる。ここで、c・Δt= (tm ・c−ts ・c) を
考えると、 c・Δt=d1 −d3 −d5 −d7 ・・・・(3) (3) 式を、(2) 式に代入すると、親局10から点Qまで
の距離DQは、 DQ=((d1 +d3 +d5 +d7 ) +(d1 −d3 −d5 −d7 ))/2 =d1 ・・・・(4) と算出される。
【0017】同様に、支線52−2上の点Rでサージが
発生した場合も、(2) 式に基づいて、親局10から点R
までの距離DRは、DR=d1 +d3と算出される。す
なわち、本実施例において用いられる標定原理に従う
と、支線上のある点でサージが発生した場合に、親局か
らサージが発生した点までの距離は、サージが発生した
点を含む支線および本線を接続する分岐点と、親局との
間の距離として算出される。したがって、本実施例にお
いては、求められた距離が、親局10から分岐点53ま
での距離から所定の範囲内であった場合には、支線でサ
ージが発生している可能性があると判断する。この場合
には、CPU20は、その分岐点から延びる支線の端部
に設けられた子局30を標定に使用すべき局の一方とし
て選択し、この子局30のカウンタ値と親局10或いは
この子局30に隣接して本線上に設けられた子局30の
カウンタ値とを用いて、標定演算を行なう。たとえば、
前述したように、点Qでサージが発生した場合、すなわ
ち、本線上の二局のカウンタ値を用いて距離標定を行っ
て、親局10からの距離が、d1近傍となった場合に、
分岐点53から延びる支線52−1の端部に設けられた
子局30−1のカウンタ値と、親局10のカウンタ値と
を用いて、距離標定がなされる。また、点Rでサージが
発生した場合には、分岐点53から延びる支線52−2
の端部に設けられた子局30−2のカウンタ値10と、
親局10或いは本線50上に設けられている子局30−
4のカウンタ値とを用いて、距離標定がなされる。
【0018】このように、本線上の二つの局を用いて、
距離標定を行うことにより求められた距離が、本線と支
線との分岐点から所定の範囲内に含まれる場合には、こ
の分岐点から延びる支線上の子局と、本線上の親局或い
は子局との間で、距離標定を行なうことにより、本線上
に分岐点が存在するような送電線系統であっても、確実
にサージを検出して、精度良く、サージが発生した点ま
での距離を標定することができる。これに対して、CP
U20は、サージが本線上で発生していると判断された
場合には、本線上に配置された二つの局10、30−4
を標定に使用すべき局として選択し、これらの局のカウ
ンタ値を用いてサージが発生した点を標定する。なお、
本実施例においては、標定に使用すべき局の一方とし
て、本線上に配置された親局或いは子局が選択されてい
るが、これに限定されるものではなく、支線上に配置さ
れた局を選択するようにアルゴリズムを構成してもよ
い。このように、所定の二つの局を選択することによ
り、親局10のCPU20は、選択された局のカウンタ
値の差分値を算出し、選択された二局の間の距離と、算
出された差分値から、前述した標定原理に基づいて、選
択された局の一方から、サージが発生した箇所までの距
離を算出することができる。
【0019】本実施例によれば、送電線上にサージが発
生した場合に、親局10は、各子局30のカウンタ38
のカウンタ値を受理し、これらの値および親局10自身
のカウンタ18のカウンタ値に基づいて、標定に用いる
べき局を選択し、選択された局のカウンタ値を用いて標
定を行うため、子局と親局が隣接するように、送電線上
に局を配置する必要なく、また、分岐点を有する送電線
系統において分岐点上に局を配置する必要なく、したが
って、演算のための大型の設備を要する親局を、送電線
の端部に多数配置する必要なく、精度良く、サージの発
生箇所を標定することができる。さらに、親局10が、
標定に使用すべき最適な局を選択するため、より精度良
く、サージの発生箇所を標定することができる。次に、
本発明の他の実施例にかかる送電線システムについて説
明する。図6は、この実施例にしたがって、送電線系統
に配置された子局および親局を示す図、図7は、この実
施例にかかる送電線システムを構成する親局のブロック
ダイヤグラムである。図6に示すように、この送電線系
統は、図3に示された送電線系統と同様に、バス型であ
り、本線50および支線52−1ないし52−3から構
成される。しかしながら、送電端の各々には、子局30
−0ないし30−4が配置され、親局100は、送電線
から離隔して位置している。図7に示すように、親局1
00は、CPU120、メモリ122、モデム124、
プロッタ装置126および表示装置128から構成さ
れ、これらは、図1に示す親局10の対応する構成部品
と同様に構成されている。また、図1および図7から理
解されるように、本実施例の親局100は、図1の親局
10と比較すると、サージ受信部12、レベル検出部1
4、GPS受信機16およびカウンタ18が省略されて
いる。なお、本実施例で用いられる子局は、図2に示す
子局30と同様に構成されている。
【0020】このように構成されたサージ標定システム
の動作を以下に説明する。図8は、本発明の他の実施例
における親局100のCPU120によるサージ標定処
理を示すフローチャートである。送電線系統の端部に配
置された何れかの子局30が、サージを受信すると、子
局30のCPU40は、モデム44を介して、サージを
受信した旨およびカウンタ38に記憶されたカウンタ値
を、親局100に送信する。親局100のモデム124
は、前述した何れかの子局30からの情報を受信する
と、これをCPU120に伝達する(ステップ80
1)。親局100、何れかの子局30から、サージを受
信した旨の情報を受信した場合に、親局100のモデム
124は、CPU120からの指令に基づいて、前述し
た子局以外の子局のメモリ42に記憶されたカウンタ値
を親局100に送信するように、子局30のモデム44
に、所定の情報を送信する(ステップ803)。子局3
0のCPU40は、モデム44を介して受理した、親局
100のCPU120からの指令にしたがって、メモリ
44の所定の領域に記憶されたカウンタ値を読みだし
て、これをモデム44を介して、親局100のモデム1
24に送信する。
【0021】このように、送電線系統の所定の位置に配
置された子局30−0ないし30−4の各々のカウンタ
38のカウンタ値を、親局100のCPU120が受理
すると、CPU120は、これらに基づいて、標定に使
用すべき局を選択する(ステップ804)。このアルゴ
リズムは、先に説明した実施例と同様であり、まず、本
線上のある点でサージが発生したか否かを判断し、この
判断に基づいて、最も標定に適した二つの局が、子局3
0−0ないし子局30−4から選択される。次いで、C
PU120は、選択された二つの子局のカウンタ値の差
分値を算出し、選択された二局の間の距離と、算出され
た差分値から、前述した標定原理に基づいて、選択され
た局の一方から、サージが発生した箇所までの距離を算
出する(ステップ805)。本実施例によれば、送電線
上にサージが発生した場合に、送電線から離隔して位置
している親局100が、送電線系統の所定の位置に配置
された各子局30のカウンタ18のカウンタ値を受理
し、これらの値に基づいて、標定に用いるべき局を選択
し、選択された局のカウンタ値を用いて標定を行うた
め、演算のための大型の設備を要する親局を、送電線の
端部に配置しなくとも、サージ発生箇所を標定すること
が可能となる。さらに、親局100が、標定に使用すべ
き最適な局を選択するため、より精度良く、サージの発
生箇所を標定することができる。
【0022】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の
設計上の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に
包含されるものであることはいうまでもない。たとえ
ば、前記実施例においては、バス型の送電線系統に、本
発明を適用しているが、これに限定されるものではな
く、図9に示すような星型の送電線系統、或いは、図1
0に示すようなリング型の送電線系統に、本発明を提供
可能であることは明らかである。星型の送電線系統に本
発明を適用する場合には、図9(a)に示すように、親
局10を、その中心に配置し、子局30−1ないし30
−6を、放射状に延びる送電線の端部に配置してもよい
し、或いは、図9(b)に示すように、親局を送電線系
統から離隔して配置し、送電線系統の中心および送電線
の端部に、子局30−0ないし30−6を配置してもよ
い。これらの場合に、親局10のCPU20は、サージ
の発生箇所が、本線であるか或いは支線であるかを判断
する必要がないため、これを判断する処理が省略され
る。たとえば、図9(a)に示す位置に局を配置した場
合には、親局10と、親局のカウンタ値に最も隣接する
カウンタ値を、そのメモリ42に記憶している子局30
を標定に使用すべき局として選択し、これらのカウンタ
値を用いて、サージが発生した位置を標定すればよい。
また、図9(b)に示す位置に局を配置した場合には、
子局30−0と、この子局30−0のカウンタ値に最も
隣接するカウンタ値を、そのメモリ42に記憶している
子局30−1ないし30−6の一つを標定に使用すべき
局として選択し、これらのカウンタ値を用いて、サージ
が発生した位置を標定すればよい。
【0023】さらに、親局を、放射状に延びる送電線の
端部に配置し、子局を送電線の中心および残りの送電線
の端部に配置してもよいことは明らかである。また、リ
ング型の送電線系統に本発明を適用する場合には、図1
0(a)に示すように、一つの親局および複数の親局
を、送電線系統内の所定の位置に配置してもよいし、或
いは、図10(b)に示すように、送電線系統内の所定
の位置には、複数の子局を配置し、親局を、送電線系統
から離隔して配置してもよいことはもちろんである。こ
れらの場合には、標定に使用すべき局として、最も小さ
なカウンタ値および二番目に小さなカウンタ値を有する
二つの局を選択し、これらの局のカウンタ値を用いて、
サージが発生した位置を標定すればよい。さらに、前記
実施例においては、カウンタ値に基づいて、標定のため
に用いるべき局を選択しているが、これに限定されるも
のではなく、各局が受信したサージのピーク値を保持す
るように構成し、このピーク値に基づいて、標定のため
に用いるべき局を選択するように構成してもよい。この
場合に、図1および図2に示される親局10および子局
30のレベル検出部14、34は、受信したサージのピ
ーク値を保持するピークホールド回路を備え、保持され
たピーク値を、CPU20、40に伝達するように構成
され、また、CPU20、40は、与えられたピーク値
を、メモリ22、42の所定の領域に記憶するように構
成される。子局30においては、このピーク値は、カウ
ンタ値とともに、所望に応じて、モデム44から、親局
10のモデム24に伝達される。
【0024】このように構成されたサージ標定システム
においては、ピーク値に対応するデータを受理した親局
10のCPU20が、各局のピーク値を比較し、最も大
きな値を有する局および二番目に大きな値を有する局
を、標定に使用すべき局として選択し、これらの局のカ
ウンタ値を用いて、サージが発生した位置を標定する。
このように構成された実施例によれば、送電線の影響或
いは分岐点の影響を受けていない局を選択することがで
き、簡単な構成で、精度良くサージの発生した位置を標
定することが可能となる。また、特許請求の範囲に記載
された各手段は、必ずしも物理的手段を意味するもので
はなく、各手段の機能が、ソフトウエアにより実現され
る場合も、本発明は包含する。たとえば、1つの手段の
機能が、2以上の物理的手段により実現されても、ま
た、2以上の手段の機能が、1つの物理的手段により実
現されてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で、かつ小
さな製造コストおよび設置コストで、精度良くサージの
発生箇所を標定することができるサージ標定システムお
よびサージ標定方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にかかるサージ標定シ
ステムを構成する親局のブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、本発明の実施例にかかるサージ標定シ
ステムを構成する子局のブロックダイヤグラムである。
【図3】図3は、本発明の実施例にしたがって、送電線
系統に配置された親局および子局を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施例にかかるサージ標定シ
ステムの親局のCPUによるサージ標定処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図5は、CPUによる処理を説明するために、
図3に示す送電線系統における各局間の距離を示す図で
ある。
【図6】図6は、本発明の他の実施例にしたがって、送
電線系統に配置された子局および親局を示す図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例にかかる送電線シ
ステムを構成する親局のブロックダイヤグラムである。
【図8】図8は、本発明の他の実施例にかかるサージ標
定システムの親局のCPUによるサージ標定処理を示す
フローチャートである。
【図9】図9は、本発明にしたがった親局および子局が
配置された星型の送電線系統を示す図である。
【図10】図10は、本発明にしたがった親局および子
局が配置されたリング型の送電線系統を示す図である。
【符号の説明】
10 親局 12、32 サージ受信部 14、34 レベル検出部 16、36 GPS受信機 18、38 カウンタ 20、40 CPU 22、42 メモリ 24、44 モデム 26 プロッタ 28 表示装置 30 子局 50 本線 52 支線 53 分岐点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線に発生したサージを受信するサー
    ジ受信手段と、人工衛星からの電波を受理し、これに基
    づいて生成された周期パルスにしたがって作動するとと
    もに、前記サージ受信手段からの出力に応答して、前記
    サージの到着時間を示すカウンタ値を生成するカウンタ
    手段と、前記カウンタ手段により生成されたカウンタ値
    を送信する送信手段とを有する局を、送電線の送電端お
    よび/または受電端に、少なくとも複数配置したサージ
    標定システムであって、 前記送信手段により送信されたカウンタ値を受信する受
    信手段と、前記カウンタ値に基づいて、標定に用いるべ
    き二つの局を選択し、前記選択された二つの局に関する
    カウンタ値に基づいて、前記サージの発生箇所までの距
    離を測定する標定手段とを有する親局を備えたことを特
    徴とするサージ標定システム。
  2. 【請求項2】 前記親局が、前記送電線の送電端或いは
    受電端に配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載のサージ標定システム。
  3. 【請求項3】 前記親局が、前記送電線から離隔して配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載のサージ
    標定システム。
  4. 【請求項4】 前記送電線が、本線、および、分岐点を
    介して前記本線と接続された支線から構成され、前記標
    定手段が、前記カウンタ値に基づいて、前記サージが、
    本線上に発生したものか、或いは、支線上に発生したも
    のかを判定する判定手段を有することを特徴とする請求
    項1または2に記載のサージ標定システム。
  5. 【請求項5】 前記局が、さらに、受信したサージのピ
    ーク値を保持する手段を有し、前記送信手段が、前記ピ
    ーク値を送信可能に構成され、前記親局が、前記カウン
    タ値および前記ピーク値に基づいて、標定に用いるべき
    局を選択するように構成されたことを特徴とする請求項
    1ないし4の何れか一項に記載のサージ標定システム。
  6. 【請求項6】 送電線に発生したサージを、送電線上の
    所定の位置に配置された複数の局により受信し、 人工衛星からの電波を受理し、これに基づいて生成され
    た周期パルスにしたがって歩進するカウンタ手段によ
    り、前記複数の局の各々により受信されたサージの到着
    時間を示すカウンタ値を、それぞれ生成し、 各局のカウンタ手段により生成されたカウンタ値を受理
    し、前記カウンタ値に基づいて、標定に用いるべき二つ
    の局を選択し、前記選択された二つの局に関するカウン
    タ値に基づいて、前記サージの発生箇所を標定すること
    を特徴とするサージ標定方法。
  7. 【請求項7】 前記選択するとともに標定するステップ
    が、前記送電線上の所定の位置に配置された局に含まれ
    る親局によりなされることを特徴とする請求項6に記載
    のサージ標定方法。
  8. 【請求項8】 前記選択するとともに標定するステップ
    が、前記送電線から離隔して配置された親局によりなさ
    れることを特徴とする請求項6に記載のサージ標定方
    法。
  9. 【請求項9】 前記送電線が、本線、および、分岐点を
    介して前記本線と接続された支線から構成され、前記選
    択するとともに標定するステップが、前記カウンタ値に
    基づいて、前記サージが本線上に発生したものか、或い
    は、支線上に発生したものかを判定し、前記支線上に発
    生している場合に、少なくとも、前記支線上の所定の位
    置に配置された局を選択するように構成されたことを特
    徴とする請求項6ないし8の何れか一項に記載のサージ
    標定方法。
  10. 【請求項10】 前記送電線が、星型のネットワークを
    構成するように配置され、前記選択するとともに標定す
    るステップが、最も少ないカウンタ値、および、二番目
    に少ないカウンタ値に関する二つの局を選択するように
    構成されたことを特徴とする請求項6ないし8の何れか
    一項に記載のサージ標定方法。
  11. 【請求項11】 前記送電線が、リング型のネットワー
    クを構成するように配置され、前記選択するとともに標
    定するステップが、最も少ないカウンタ値、および、二
    番目に少ないカウンタ値に関する二つの局を選択するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項6ないし8の何
    れか一項に記載のサージ標定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015138013A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 九電テクノシステムズ株式会社 故障点標定システム及び故障点標定方法
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JP6597933B1 (ja) * 2018-09-20 2019-10-30 中国電力株式会社 地絡点標定装置、地絡点標定システム、地絡点標定方法、プログラム、記録媒体

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