JPH08182662A - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JPH08182662A
JPH08182662A JP6327396A JP32739694A JPH08182662A JP H08182662 A JPH08182662 A JP H08182662A JP 6327396 A JP6327396 A JP 6327396A JP 32739694 A JP32739694 A JP 32739694A JP H08182662 A JPH08182662 A JP H08182662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradient coil
magnetic field
temperature sensor
temperature
cooler
Prior art date
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Pending
Application number
JP6327396A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Maekawa
晃伸 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRI装置においてガントリ内の被検者空間
の温度を検出する場合に、温度センサ及びMRI装置の
検出信号のいずれにも影響を及ぼさずに測定できるよう
にする。 【構成】 磁気シールド6外の冷却機7から送風ダクト
4を介して冷却空気が送り込まれ、矢印で示すように最
初に傾斜コイル2と静磁場マグネット1との間を通過し
て傾斜コイル2を冷却し、傾斜コイル2の他端まで移動
した後、排気ダクト5を介して冷却機7に回収される。
回収された空気の温度が温度センサ8で検知されて制御
装置9に伝達される。このように、磁気シールド6の外
に温度センサ8、冷却機7を設けているので温度センサ
及びに装置本体の検出信号の双方に悪影響を及ぼし合わ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療診断用のMRI装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にMRI装置(磁気共鳴イメージン
グ装置)は図2に示すように診察用ベッド44上の天板
42に載せた被検者45をガントリ41の中央部に形成
されたガントリ穴43に送り込み、磁気共鳴を利用して
人体内の断層像を写し出し診断する装置である。
【0003】このガントリ41の中には、ガントリ穴4
3に挿入された被検者の体軸方向に均一な磁場を発生さ
せるために、超電導マグネット等で構成される円筒状の
静磁場用マグネットと、被検者内の3次元位置情報を得
るために傾斜磁場を発生させる傾斜コイルが設けられて
おり、送受信アンテナからの高周波パルスによって体内
の各スピンの励起を行い、このアンテナで体内からの電
磁波を受信するようにしている。
【0004】傾斜コイルは鞍形状をしており、その磁場
の大きさを直線的に変化させるために傾斜磁場電源から
電流を与えるようにしている。
【0005】この傾斜コイルには大電流が流されるので
発熱量も多く、これを冷却するために図3のように冷媒
例えば空気を用いて冷却を行っている。
【0006】図3は図2のA−A断面を上から見た図で
あり、51は静磁場を発生させる円筒状の静磁場マグネ
ット、52は傾斜磁場を発生させる傾斜コイル、53は
ガントリカバー、54は円筒状の巻き枠である傾斜コイ
ルボビン、55は通気ダクトであり、傾斜コイル52は
傾斜コイルボビン54に巻回されて支持されている。装
置の外部から通気ダクト55へ冷却用の空気が送り込ま
れ、図の矢印に沿って空気が移動する。冷却空気は傾斜
コイル52を冷却した後、装置外部へ排気される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、傾斜コイル5
2は連続運転されると相当の高温になるので、上記冷却
システムを用いても十分に冷却が行えない場合が有る。
そこで、傾斜コイル52から発生する熱によって被検者
が存在するガントリ内の温度が許容範囲を越えないよう
にしたり、そのときのガントリ内の温度によって冷却空
気の送風量を変化させたりするためには、被検者空間の
温度を知る必要があり、従来温度センサをガントリ内に
設けて温度を測定していた。
【0008】ところが、MRI装置では被検者内の情報
を得るのに高周波パルスを用いるので、熱電対のような
温度センサでは、高周波パルスにより引き起こされるノ
イズのために正確な信号を検出することができない。
【0009】また、温度センサが働くことによって、逆
にMRI装置の送受信アンテナや、静磁場マグネットの
磁場にノイズを与え、正確な診断が行えないという問題
があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、温度センサ及びMRI装置の検出信号の
いずれにも影響を及ぼさずに、被検者空間の温度を検出
し、被検者が受ける熱の影響を低減するMRI装置を提
供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のMRI装置は、静磁場マグネットと、この
内側に配置された傾斜コイルと、これら全体を覆う磁気
シールドと、この磁気シールドの外に設けられ、装置内
の発熱源を冷却する冷却機とを備え、この冷却機から冷
媒を装置内部に送り込むとともに、冷却機に還流した冷
媒の流路に温度センサを設けたことを特徴としている。
【0012】
【作用】冷却機から冷媒が装置内に送り込まれると、装
置内の発熱源、主に傾斜コイルを冷却した後、冷却機に
還流する。この還流した冷媒は傾斜コイルから生じた熱
を奪い取ったものなので、還流した冷媒の温度を温度セ
ンサで検出することで、被検者周辺の温度状況をチェッ
クすることができるとともに、この温度センサは磁気シ
ールドの外側に設置されているので、温度センサの駆動
によって装置内部の検出信号に影響を与えることがな
く、また、装置内部の高周波信号によって温度センサの
検出信号に影響を与えることがない。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。
【0014】図1は本発明によるMRI装置の構成の上
面図を示している。
【0015】1は円筒形状を有し、被検者10の体軸方
向に均一な静磁場を発生させるための静磁場マグネッ
ト、2は励起されたスピンの3次元位置情報を得るため
に傾斜磁場を発生させる傾斜コイル、3は円筒状の傾斜
コイルボビン、4は冷媒例えば冷却空気を送り込む送風
ダクト、5はこの冷却空気を排出する排気ダクト、6は
磁気を遮断する磁気シールド、7は送風機等の冷却機、
8は温度センサ、9は制御装置、10は傾斜磁場用電
源、11はガントリカバー、12は遮蔽部材である。
傾斜コイル2は傾斜コイルボビン3に巻き回されて支持
され、傾斜コイルボビン3は静磁場マグネット1との間
に介在する部材によって支えられている。静磁場マグネ
ット1の内側に傾斜コイル2及び傾斜コイルボビン3が
配置されている。 傾斜コイルボビン3の一端は、静磁
場マグネット1との間を遮蔽するために円筒形状の遮蔽
部材8を設けており、その一方には送風ダクト4が、他
方には排気ダクト5が接続されている。
【0016】また、装置全体は磁気シールド6で覆わ
れ、磁気シールド6の一部は送風ダクト4、排気ダクト
5が通されるようになっている。この送風ダクト4、排
気ダクト5は、さらに、冷却機7に接続されている。
【0017】冷却機7の排気ダクト5が接続されている
部分には温度センサ8が設置され、排気ダクトを通って
回収される冷媒の温度を温度センサ8によって検出し、
検出信号は制御装置9に伝達される。
【0018】制御装置9から制御信号が発生し、傾斜磁
場用電源10をオン・オフするようになっている。
【0019】被検者が図のようにガントリ内に送り込ま
れると、撮影を行うために傾斜磁場を直線的に変化させ
る必要があるので傾斜コイル2には傾斜磁場電源10か
ら大量の電流が供給され発熱することになる。
【0020】そこで、磁気シールド6外の冷却機7から
送風ダクト4を介して冷却空気が送り込まれ、矢印で示
すように最初に傾斜コイル2と静磁場マグネット1との
間を通過して傾斜コイル2を冷却し、傾斜コイル2の他
端まで移動した後、排気ダクト5を介して冷却機7に回
収される。
【0021】回収された空気は傾斜コイル2から熱を奪
い取っているので、温度が上昇しており、この温度が温
度センサ8で検知されて制御装置9に伝達される。制御
装置9では、あらかじめ閾値が設定されており、前記の
温度センサ8による温度検出信号がこの閾値を越えたと
きに、傾斜磁場用電源10に遮断信号(オフ信号)を与
えるようになっている。
【0022】傾斜磁場用電源10に遮断信号が与えられ
ると、傾斜コイル2への電流供給がストップし、傾斜磁
場は発生しなくなる。
【0023】また、閾値に達するまでは、回収された空
気の温度上昇に伴って冷却機の冷却空気の送風量が増大
するように制御装置9から冷却機7に制御信号が伝達さ
れる。 したがって、あらかじめ回収された空気の温度
と実際の被検者が存在するガントリ内の温度との相関関
係を求めておき、被検者が我慢できる許容温度に対応す
る空気温度を閾値として設定しておけば、被検者にかか
る危険を防止することができる。
【0024】なお、冷却機7は外気を送り込み、回収し
た空気を排気するものであっても良いし、回収した空気
をコンプレッサー等で冷却し、この冷却空気を再び使用
するようにするものであっても良い。
【0025】以上のように、磁気シールドの外に温度セ
ンサ、冷却機を設けているので、これらの駆動ノイズが
装置本体の送受信アンテナ(RFコイル)や静磁場マグ
ネットに影響を与えることがなく、また、逆に装置本体
の送受信アンテナの高周波パルス信号が温度センサに影
響を与えないので、回収された冷媒の温度を正確に測る
ことができ、被検者に対しても適切な処置が行える。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のMRI装
置によれば、磁気シールドの外に温度センサ、冷却機を
設けているので、温度センサ及びに装置本体の検出信号
の双方に悪影響を及ぼし合うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のMRI装置の構成を示す図
である。
【図2】MRI装置の概観を示す図である。
【図3】従来のMRI装置の構成を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場マグネットと、この内側に配置さ
    れた傾斜コイルと、これら全体を覆う磁気シールドとを
    備えたMRI装置において、 装置内の発熱源を冷却するための冷却機を前記磁気シー
    ルド外に設け、この冷却機から冷媒を装置内部に送り込
    むとともに、冷却機に還流した冷媒流路に温度センサを
    設けたことを特徴とするMRI装置。
JP6327396A 1994-12-28 1994-12-28 Mri装置 Pending JPH08182662A (ja)

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JP6327396A JPH08182662A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 Mri装置

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JP6327396A JPH08182662A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 Mri装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073746A1 (de) * 2004-01-30 2005-08-11 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur kühlung elektrischer spulen und shimeisen
US20080314566A1 (en) * 2007-04-30 2008-12-25 Li Ming Chen Ventilation method and ventilation system for a magnetic resonance imaging system
CN102788960A (zh) * 2007-11-22 2012-11-21 株式会社东芝 磁共振装置

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