JPH08182506A - 靴中敷 - Google Patents

靴中敷

Info

Publication number
JPH08182506A
JPH08182506A JP32863394A JP32863394A JPH08182506A JP H08182506 A JPH08182506 A JP H08182506A JP 32863394 A JP32863394 A JP 32863394A JP 32863394 A JP32863394 A JP 32863394A JP H08182506 A JPH08182506 A JP H08182506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loops
insole
resin
fabric
cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32863394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuatsu Yamamoto
和厚 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP32863394A priority Critical patent/JPH08182506A/ja
Publication of JPH08182506A publication Critical patent/JPH08182506A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/0036Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design
    • A43B3/0078Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design provided with logos, letters, signatures or the like decoration
    • A43B3/0084Arrangement of flocked decoration on shoes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通気性のよい靴中敷の提供。 【構成】 目付が50/500g/m2の樹脂含有合成繊
維不織布を基布にコース方向において5〜10ループ/
25.4mm、ウエール方向において7〜15ループ/2
5.4mmの密度で繊度が少くとも400デニールの熱可
塑性合成モノフイラメントのループをタフテイングによ
り形成した布帛からなる圧縮弾性率50%以上を有する
靴中敷。 【効果】 通気性がよく、靴中挿入した化学発熱カイロ
の発熱を妨げることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着用感に優れた靴中敷
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】靴中敷には、フエルト、サラン織物、ラ
ッセル編物が一般に用いられている。中敷には、弾性、
剛性、反復力等の性能をバランス良く兼ね備えられてい
ることが要求される。しかし、前記した布敷構造物で弾
性、剛性、反復力をバランス良く具有する靴中敷は知ら
れていないようである。冬期には、使い捨てカイロを重
ねて靴中敷を使用することも多い。この場合、使い捨て
カイロの発熱を安定して行なわせるために、使用中の靴
中敷がカイロの発熱に必要な空気の供給を妨げてしまう
傾向がある。このような意味においても、公知の中敷用
布帛構造は必ずしも満足できるようなものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、弾性、剛性
及び反復力をバランス良く具有し、かかる性能の使用耐
性が優れた靴中敷の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、熱可塑性合
成繊維モノフィラメントを不織布の基布にクフティング
して得られるループパイル布帛で靴中敷を形成すること
により前記課題を解決した。すなわち、本発明は目付が
100〜500g/m2の樹脂含有合成繊維不織布を基布
にコース方向において5〜10ループ/25.4mm、ウ
エール方向において7〜15ループ/25.4mmの密度
で繊度が少くとも400デニールの熱可塑性合成モノフ
ィラメントのループをタフテイングにより形成した布帛
からなる圧縮弾性率50%以上を有する靴中敷である。
【0005】以下、添付の図を参照して、本発明の実施
態様を詳述する。図1は、本発明の靴中敷を形成するパ
イル布帛(1)の外観を図2は、パイル布帛の断面を示
す。本発明の靴中敷(10)は、400デニール以上の
合成樹脂モノフィラメントを目付が100〜500g/
m2の不織布基布(2)にタフテイング機により形成され
たモノフィラメントループ(3)を有する布帛を靴中敷
形状に裁断することにより調製される。靴中敷(10)
の形状は、つま先から踵にわたる大きさのものであって
も、踵の部分(a)を欠いた形状であってもよい。
【0006】中敷用のパイル布帛の製造に用いられる基
布は、目付が100〜500g/m2好ましくは140〜
250g/m2の熱可塑性合成重合体例えばポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレン等のポリオレフイン繊維
のニードルパンチ不織布である。不織布は、構成繊維の
太さが3〜15デニール好ましくは7〜12デニールで
アクリル系樹脂、酢酸ビニル、エチレン、塩化ビニール
基重合体、アクリル酸エステル系の樹脂を用いる樹脂加
工により厚味と剛性を付与することが好ましい。不織布
はスパンボンド法、カード法等既知方法で調製したウエ
ップを不織布の構造を固定するためニードルパンチング
されるが、そのニードルパンチの条件は構成繊維が4デ
ニール内外の場合80P/cm2 、10デニール内外の場
合200P/cm2 でほぼ同じレベルの布帛強度ものが得
られる。
【0007】タフティングループ形成用モノフィラメン
トには、400デニール以上の繊度を有する通常の溶融
押出紡糸法により得られるナイロンモノフィラメント、
ポリプロピレンモノフィラメント、ポリエチレンモノフ
ィラメント等の熱可塑性重合体モノフィラメントが使用
され、概ね2000デニール程度までが好ましく用いら
れる。モノフィラメントは繊条の断面を変えることによ
って靴中敷の構造をより圧縮に耐えるものを調製するこ
とができる。
【0008】タフテイングループの植込密度は、経方向
及び緯方向の植込密度は基本的には使用者の着用感を損
なわない領域でループ形状が着用に耐え、着用者の重み
に耐え弾性、剛性反復力のバランスを考慮して選定され
る。前記特定太さのモノフィラメントを用いる本発明の
中敷にあっては、タフテイングのループパイルのコー
ス、及びウエールのピッチはそれぞれコース方向では5
〜10ループ/2.54cm、ウエール方向では7〜15
/2.54cmの範囲で選ばれるのが好ましい。
【0009】タフテイングによりループを植付けたパイ
ル布帛は、熱セット加工を行ないループの根元を基布と
共に熱セットにより固定して中敷用布とするか、更に不
織基布の裏面側に突出たループの根元を高分子ラテック
スの薄い膜で固定効果を高めてもよい。熱セットの温度
条件は、使用するパイル用モノフィラメント素材の軟化
温度と関係する。ナイロンモノフィラメントでは170
℃〜200℃、ポリプロピレンモノフィラメントでは1
35〜160℃の熱セット温度が好適に使用される。熱
セットに際して、タフテイングループの基布面から2〜
数mm前後にそろうよう布帛の裏面を圧しループ高さ、形
状が調製される。熱セット加工を受けたパイルは硬くな
り不規則な方向に向いたパイル群を基布上に形成しパイ
ル面に剛性、反復弾性が発現する。
【0010】以上のように調製された本発明の靴中敷
(10)は、図4に示すように、靴(6)の中底に挿入
して着用される。冬期用に、使い捨てカイロ(5)を中
敷のパイル面の反対側の面(4′)に重ね合せ着用し、
足先の暖をとることができる。本発明の中敷の裏面
(4)に粘着層を設けた市販の使い捨てカイロを貼着す
ることもできる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を掲げ本発明の着想を具体的に
説明する。 実施例 下記するモノフィラメント、不織布を素材として用いて
靴中敷用パイル布帛を調製した。
【0012】タフテイング機を用いて基布にタフトルー
プを植込んだ後、ループの反対側の基布表面に酢酸ビニ
ル系ラテックスを含浸することによりループを固定し靴
中敷用の布帛を得、この布帛を所定の中敷形状に裁断し
製品を得た。この靴中敷の周縁をミシン縫い等して体裁
を整え使用に供した。この中敷のJIS−L−1021
による圧縮弾性率は94%で、繰返しの着用10日後の
それは、80%で、弾性、剛性及び反復力にバランスが
とれ、耐性の優れたものであることが確認された。又使
い捨てカイロを重ね着用した結果カイロ発熱が長時間持
続的に得られ、着用中着用部位における空気の移動が損
なわれない中敷であることが判明した。
【0013】 モノフィラメント(パイル用糸) ナイロン6、1600デニール 不織布基布 ポリエチレンテレフタレート長繊維不織布 フィラメントの繊度:10デニール フィラメントの交絡方法:ニードルパンチ法(120P/cm2 ) 目付:145g/m2 含浸樹脂:スミフレックスS830L(商品名、酢酸ビニル・ エチレン・塩化ビニル共重合体) 同上樹脂含浸量(乾量):20g/m2 タフテイング 使用針:オレガン社製FPD−7540S 針深度:11.5mm ストローク:500r.p.m 密度:コース方向6.54/25.4mm、ウエール方向9/2 5.4mm タフトループ布の熱セット 180℃、4分
【0014】
【発明の効果】本発明の靴中敷は、合成重合体のモノフ
ィラメントを不織布基布にタフテイングしたパイル構造
布により形成したものであるので、弾性、剛性、反復力
のバランスがとれ、しかもこれらの性能の着用耐性は優
れたものである。また合成重合体のモノフィラメントを
タフテイングすることによって得られる布帛構造で中敷
を形成しているから、着用時に布帛構造の通気性を維持
できるので使い捨てカイロを重ねて用いてもカイロの化
学発熱を妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の靴中敷に用いるパイル布帛の平面構造
を示す外観図である。
【図2】前記布帛の断面構造説明図である。
【図3】本発明の靴中敷の外観模型図を示す。
【図4】本発明の靴中敷の使用態様説明図である。
【符号の説明】
1…パイル布帛 2…不織布基布 3…タフテイングパイル 5…使い捨てカイロ 10…靴中敷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目付が100〜500g/m2の樹脂含有
    合成繊維不織布を基布にコース方向において5〜10ル
    ープ/25.4mm、ウエール方向において7〜15ルー
    プ/25.4mmの密度で繊度が少くとも400デニール
    の熱可塑性合成モノフィラメントのループをタフテイン
    グにより形成した布帛からなる圧縮弾性率50%以上を
    有する靴中敷。
  2. 【請求項2】 合成繊維不織布が3〜12デニールの繊
    維のニートルパンチ交織不織布である請求項1記載の靴
    中敷。
JP32863394A 1994-12-28 1994-12-28 靴中敷 Withdrawn JPH08182506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32863394A JPH08182506A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 靴中敷

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32863394A JPH08182506A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 靴中敷

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08182506A true JPH08182506A (ja) 1996-07-16

Family

ID=18212450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32863394A Withdrawn JPH08182506A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 靴中敷

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08182506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006454A1 (ja) * 2004-07-14 2006-01-19 Teijin Fibers Limited 靴内部材および靴中敷きおよび長靴
CN100409784C (zh) * 2004-01-09 2008-08-13 帝人纤维株式会社 靴内部材料、鞋垫及长靴

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100409784C (zh) * 2004-01-09 2008-08-13 帝人纤维株式会社 靴内部材料、鞋垫及长靴
WO2006006454A1 (ja) * 2004-07-14 2006-01-19 Teijin Fibers Limited 靴内部材および靴中敷きおよび長靴
US7709075B2 (en) 2004-07-14 2010-05-04 Teijin Fibers Limited Internal material of sole, shoe insole and boot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8590345B2 (en) Footwear structure with textile upper member
JP5597784B1 (ja) 織物
US7051460B2 (en) Light weight shoes
US3325323A (en) Tufting through a porous backing which is subsequently fused
KR100450272B1 (ko) 부직합성포,그제조방법및그사용방법
JP2017148422A (ja) 履物用編物
JPH08182506A (ja) 靴中敷
KR200381783Y1 (ko) 흡습성이 양호한 매트
US6367398B1 (en) Reversible sculptured rug and method of manufacture
US20210267294A1 (en) Garment
JPH0451602Y2 (ja)
JP3777519B2 (ja) 履物足敷
JP2005192724A (ja)
JP3237097U (ja) 敷きパッド
CN218737478U (zh) 一种能够立体排水的鞋底以及包含该鞋底的鞋
JPH0352407Y2 (ja)
JPH0721121Y2 (ja) 靴の中敷
JP2004308054A (ja) 成型芯地
JP2003061707A (ja) 履物底敷と裁断加工法
JPS6338254Y2 (ja)
JPS6223841Y2 (ja)
JP3285650B2 (ja) インソール
JPH0731681Y2 (ja) 吸汗性長靴
JP2003319803A (ja) 靴用防水内装部材およびその製造法
JPS5846144Y2 (ja) タフテツドカ−ペツト用一次裏地

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305