JPH0818226B2 - 部品加工見積装置 - Google Patents

部品加工見積装置

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JPH0818226B2
JPH0818226B2 JP30517091A JP30517091A JPH0818226B2 JP H0818226 B2 JPH0818226 B2 JP H0818226B2 JP 30517091 A JP30517091 A JP 30517091A JP 30517091 A JP30517091 A JP 30517091A JP H0818226 B2 JPH0818226 B2 JP H0818226B2
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ構成に従
って、加工部品の加工原価を自動的に見積もるととも
に、その見積もった加工原価により加工部品の加工に最
適となる加工設備を自動的に決定できるようにする部品
加工見積装置に関するものである。
【0002】機械加工分野では、NCマシンやマシニン
グセンタ等のようなコンピュータ技術を用いた生産シス
テムが広く普及しつつあり、また、機械設計分野でも、
CADシステムのようなコンピュータ支援の設計システ
ムが広く普及しつつある。これに比べて、機械加工部品
の生産管理分野では、コンピュータ技術の適用が著しく
遅れており、特に、設計段階における加工部品の加工原
価の見積もりは、生産加工技術に熟知した生産技術者の
勘とノウハウを駆使する手作業により行われているのが
実情である。これから、このような加工部品の加工原価
の見積もりの自動化を実現することで、機械加工分野全
体のコンピュータ化による自動化処理を実現していく必
要性が叫ばれているのである。
【0003】
【従来の技術】加工部品の加工原価の見積もりは、例え
ば、NCマシンやマシニングセンタ等による具体的な加
工プログラムが出来上がるときには、部品加工の手順が
数値化されているのでコンピュータ技術の適用により客
観的に実現可能となる余地があるものの、設計段階にお
いては、部品加工の手順が数値化されておらず、設計図
面に書かれた設計情報から見積もりを実行していかなく
てはならない。
【0004】これから、従来では、設計段階における机
上での加工原価の見積もりは、一般の機械設計者では実
行することができず、生産加工技術に精通した生産管理
者が、それまでの実績を元にして勘とノウハウを駆使し
た手作業で行っているというのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、勘とノウハウを駆使した手作業によ
り加工原価を見積もるために、加工原価の見積もりに時
間を要するとともに、その精度が高くないという問題点
があった。そして、生産加工技術に精通した生産管理者
でないと加工原価の見積もりが実行できないという問題
点があった。しかも、従来では、見積処理が極めて複雑
になることから、手元にある加工設備の中からその部品
加工を行うのに最適な加工設備を選定するようなことま
では行っておらず、これがために高い加工原価でもって
部品加工を実行してしまっているという問題点もあった
のである。
【0006】そして、更に大きな問題点として、設計段
階における加工原価の見積処理をコンピュータ化できな
いことから、機械加工分野全体のコンピュータ化による
自動化処理を実現できないという問題点があった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、加工部品の加工原価を自動的に見積もるとと
もに、その見積もった加工原価により加工部品の加工に
最適となる加工設備を自動的に決定できるようにする新
たな部品加工見積装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明により構成される部品加
工見積装置、2は部品加工見積装置1の備えるマンマシ
ン・インタフェース装置、3は例えば部品加工見積装置
1の備える外部記憶装置に展開される加工手順管理手段
であって、各部品グループに属する加工部品の部品形状
と加工作業との対応関係を採りつつ、各部品グループに
属する加工部品の部品加工に必要となる加工工程手順の
最大のものを管理するもの、4は例えば部品加工見積装
置1の備える外部記憶装置に展開される算定式管理手段
であって、各加工に要する標準加工時間を算出する算定
式を管理するもの、5は例えば部品加工見積装置1の備
える外部記憶装置に展開される設備機能管理手段であっ
て、各加工設備の持つ設備機能を管理するものである。
【0009】部品加工見積装置1は、入出力制御手段6
と、第1の特定手段7と、第1の算出手段8と、第2の
特定手段9と、第2の算出手段10と、評価手段11と
を備える。
【0010】この入出力制御手段6は、マンマシン・イ
ンタフェース装置2との間のインタフェース処理を実行
し、第1の特定手段7は、処理対象加工部品の加工工程
手順を特定し、第1の算出手段8は、第1の特定手段7
により特定された加工工程手順の標準加工時間を算出
し、第2の特定手段9は、第1の特定手段7により特定
された加工工程手順を実行可能とする複数の加工設備を
特定し、第2の算出手段10は、第1の算出手段8の算
出する標準加工時間を補正補間することで、第2の特定
手段9により特定された加工設備による処理対象加工部
品の加工時間相当値を算出し、評価手段11は、第2の
算出手段10の算出結果を基にして処理対象加工部品の
加工原価を見積もるとともに、その見積もった加工原価
に従って処理対象加工部品に対しての最適な加工設備を
特定する。
【0011】
【作用】本発明では、ユーザは、処理対象加工部品の加
工原価を見積もるとともに、その加工原価に従って、処
理対象加工部品の加工に最適となる加工設備を決定しよ
うとするときには、マンマシン・インタフェース装置2
を介して、第1の特定手段7に対して、その処理対象加
工部品の属する部品グループと加工形状とを入力し、第
1の算出手段8に対して、その処理対象加工部品の加工
材料を入力するとともに、第2の算出手段10に対し
て、その処理対象加工部品の生産情報を入力する。
【0012】この処理対象加工部品の属する部品グルー
プと加工形状とが入力されてくると、第1の特定手段7
は、それらの入力情報と加工手順管理手段3の管理デー
タとの対応関係をとることで、処理対象加工部品の加工
工程手順を特定する。この処理対象加工部品の加工工程
手順が特定されると、第1の算出手段8は、算定式管理
手段4の管理する算定式に従って、入力されてきた加工
材料を考慮しつつ、第1の特定手段7により特定された
加工工程手順の各加工の標準加工時間を算出してその総
和値を求めていくことで、第1の特定手段7により特定
された加工工程手順の標準加工時間を算出する。一方、
第2の特定手段9は、設備機能管理手段5の管理する設
備機能に従って、第1の特定手段7により特定された加
工工程手順を実行可能とする複数の加工設備を特定す
る。
【0013】このようにして、第1の特定手段7により
特定された加工工程手順の標準加工時間が算出され、そ
の加工工程手順を実行可能とする複数の加工設備が特定
されると、第2の算出手段10は、第1の算出手段8の
算出する標準加工時間を設備機能管理手段5の管理する
設備機能の能力差に従って補正するとともに、入力され
てきた処理対象加工部品の生産情報に従ってNCプログ
ラム作成時間等の間接時間を含める形に補間すること
で、第2の特定手段9により特定された各加工設備によ
る処理対象加工部品の加工時間相当値を算出する。そし
て、この算出処理を受けて、評価手段11は、第2の算
出手段10の算出結果を基にして各加工設備毎の処理対
象加工部品の加工原価を見積もるとともに、それらの見
積もった加工原価をマンマシン・インタフェース装置2
のディスプレイ画面に順次表示していくこと等の処理を
実行することで、ユーザに対して処理対象加工部品の加
工に最適となる加工設備を通知していくとともに、その
加工設備による処理対象加工部品の加工原価を通知して
いく。
【0014】このように、本発明によれば、コンピュー
タ構成に従って、加工部品の加工原価を自動的に見積も
ることができるようになるとともに、その見積もった加
工原価により加工部品の加工に最適となる加工設備を自
動的に決定できるようになるのである。
【0015】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、図1で説明した本発明の部品加工見積装置
1が実行する処理フローの一実施例を図示する。
【0016】ここで、図中、20は加工原価の自動見積
処理及び最適加工設備の自動選定処理の実行のために用
意される入力用データファイル、21は出力データの格
納のために用意される出力用データファイル、22はキ
ーボードやマウスやCAD装置等の入力手段、23はデ
ィスプレイ手段、24は印刷手段を表している。
【0017】この入力用データファイル20は、第1
に、軸類とかフランジ類とかギヤー類といったような各
部品グループ毎に、その部品グループに属する加工部品
の持つ可変加工形状要素としてどのようなものがあるの
かを管理して、その管理データに基づいて、それらの可
変加工形状要素の設定を実現する後述の図面情報入力画
面の表示を実現している。すなわち、例えば、図3
(a)に示すスタッドや、図3(b)に示すバーや、図
3(c)に示すピンや、図3(d)に示すスピンドル等
からなる軸類の持つ可変加工形状要素としてどのような
ものがあるのかを管理して、その管理データに基づい
て、軸類の持つ可変加工形状要素の設定を実行する図面
情報入力画面の表示を実現しているのである。
【0018】入力用データファイル20は、第2に、各
部品グループに属する加工部品の部品形状と加工作業と
の対応関係を採りつつ、各部品グループに属する加工部
品の部品加工に必要となる加工工程手順の最大のもの
(以下、最大加工工程手順情報と称する)を管理する。
すなわち、図4に示すように、例えば軸類には、図中の
「形状名」に記述されるように、基準平行面や、軸心の
キリ穴や、外円筒面等といった部品形状があって、図中
の「作業名」に記述されるように、それらの部品形状に
1対1に対応する加工作業として、面削り荒/仕上作業
や、センタきりもみ作業や、外丸削り荒/仕上作業等と
いった加工作業があって、四方締チャックセンタ等のよ
うな現場加工作業者の手作業も含めて、軸類の加工部品
を部品加工するには最大25工程の加工工程手順がある
ということを管理するのである。
【0019】入力用データファイル20は、第3に、各
加工(ケガキ作業や検査作業等のような加工設備を用い
ない手作業のものも含む)に要する標準加工時間(正味
の加工作業に要する時間と、段取りに要する時間の2種
類がある)を算出する算定式を管理する。すなわち、図
5ないし図7に示すような標準加工時間を算出する算定
式を管理するとともに、図8に示すように、これらの算
定式がどのような加工作業のときに適用されるのかとい
う情報を管理するのである。ここで、図5ないし図7中
の「:」は、そこで別式になることを表しており、ま
た、式中の“DN”は取付回数/回、“DC”は切削径
(mm)あるいは歯モジュール、“LC”は切削長(m
m)、“CC”はとりしろ(mm)、“HC”は刃具径(m
m)、“FZ”は材質係数、“AC”は切削幅(mm)、
“SC”はねじピッチ(mm)あるいは歯ねじれ角
(度)、“ZC”は歯車歯数あるいは刃具幅(mm)、
“PC”はケガキ穴数、“W”はケガキ面数あるいは作
業個所数、“FCT”は切削係数、“KAISU1”と
“KAISU2”は切削回数、“D3”と“D4”と
“D5は作業法により異なる常数である。
【0020】入力用データファイル20は、第4に、各
加工設備の持つ設備機能を管理する。すなわち、各加工
設備の加工可能な加工作業情報とか、同種類の加工設備
間での能力差情報といったような各加工設備の持つ各種
の設備機能を管理するのである。この管理により、例え
ば、心間距離400mmの円筒研削盤では500mmの軸を
持つ加工材料の研削は不可能であり、A平面研削盤では
「▽▽▽▽」の仕上面の研削加工は不可能であり、Bー
NC旋盤の加工能力はC普通旋盤の加工能力の1.2倍で
あるというような各種の設備機能情報が管理されること
になる。
【0021】そして、入力用データファイル20は、第
5に、加工原価の見積処理要求に先立って入力されてく
る各種の素材情報を管理する。すなわち、素材の材料情
報とか、素材の形状情報というような各種の素材情報を
管理するのである。
【0022】入力用データファイル20は、これらのデ
ータ管理を規定のコードを用いて実行している。すなわ
ち、加工作業法については、図9ないし図13に示すコ
ードを用いて管理し、加工形状等については図14及び
図15に示すコードを用いて管理し、素材形状について
は図16に示すコードを用いて管理し、素材材質につい
ては図17に示すコードを用いて管理している。この図
12及び図13に示すように、加工法としては、純粋な
機械加工作業以外の板金作業や製缶作業等のようなもの
も含める構成を採って、これらの作業も見積もり対象と
する構成を採っているのである。
【0023】次に、図2に示す処理フローに従って、本
発明の部品加工見積装置1の実行する処理について詳細
に説明する。部品加工見積装置1は、処理対象となる加
工部品の加工原価の見積処理と最適加工設備の選定処理
を実行するときには、図2の処理フローに示すように、
先ず最初に、ステップ1で、ユーザに対して、ディスプ
レイ画面を介して処理対象加工部品の属する部品グルー
プを指定するよう指示するとともに、この指示に応答し
て入力手段22から入力されてくる部品グループを処理
対象加工部品の属する部品グループとして設定してい
く。この対話処理は、具体的には、用意してある部品グ
ループをディスプレイ画面上に表示して、その中からユ
ーザに選択させていくことで実行することになる。
【0024】次に、ステップ2で、ステップ1の処理で
設定した部品グループに対応付けて用意されている図面
情報入力画面を表示するとともに、この図面情報入力画
面の表示に応答して入力手段22から入力されてくる処
理対象加工部品の加工形状情報を設定していく。すなわ
ち、部品グループが軸類に設定されているときには、軸
類の加工形状情報の指定を指示する図18に示すような
図面情報入力画面を表示することで、処理対象加工部品
の加工形状情報の入力を指示して設定していくよう処理
するのである。ユーザは、この図面情報入力画面を介し
て、処理対象加工部品の加工形状情報を極めて簡単に入
力できることになる。
【0025】ここで、図18について詳細に説明するな
らば、この図の図面情報入力画面は、入力を要求する加
工形状の大項目として、「基準平行面」、「直交加工
面」、「軸心のキリ穴」、「軸心タップ穴」、「その他
キリ穴」、「外円筒面」、「外回転曲面」、「外直線み
ぞ」、「外円周みぞ」というものがあり、それらの詳細
項目として、例えば「基準平行面」では、「加工方向
数」、「個所数」、「面あらさ」、「最大切削径」、
「最小切削径」、「平均切削径」、「平均切削長」とい
うものがあることを表示して、これらの各大項目の必要
な詳細項目に対して、ユーザに値を入力していくことを
要求(「平均切削径」等は装置側で自動算出する)する
ものである。なお、この図18に設定されている値は、
具体的には、図3(a)に示した軸類のスタッドを想定
したものである。
【0026】部品加工見積装置1は、このステップ2で
は、更に、ユーザに対して、ディスプレイ画面を介して
処理対象加工部品の素材形状や素材材質等の素材情報を
指定するよう指示するとともに、この指示に応答して入
力手段22から入力されてくる素材情報を処理対象加工
部品の素材情報として設定していく処理を実行していく
ことになる。
【0027】続いて、ステップ3で、ユーザに対して、
ディスプレイ画面を介して処理対象加工部品の生産情報
(総生産台数や、6カ月等における月産台数等の情報)
を指定するよう指示するとともに、この指示に応答して
入力手段22から入力されてくる生産情報を処理対象加
工部品の生産情報として設定していく。
【0028】このようにして、処理対象加工部品の加工
原価の見積もりと最適加工設備の選定とを実行する上で
必要となる情報の設定処理が終了すると、部品加工見積
装置1は、続くステップ4で、図面情報入力画面により
入力されてきた加工形状情報と、入力用データファイル
20に管理されている設定された部品グループ対応の最
大加工工程手順情報との対応関係をとることで、処理対
象加工部品の加工工程手順を特定する複合工程手順表を
作成する。
【0029】このとき作成される複合工程手順表は、図
4に示した軸類の最大加工工程手順情報に従って説明す
るならば、図19に示すように、処理対象加工部品がこ
の最大加工工程手順情報の内のどの加工工程を必要とす
るのかということを表示するものとなる。この複合工程
手順表は、単純に双方の対応関係をとることで作成され
るものではないのであって、例えば、図面情報入力画面
により入力された加工形状情報を用いて、面削り荒だけ
で済むものなのか、面削り仕上も要するものであるのと
かいったような判断機構の判断を加えつつ自動作成され
るものである。なお、図19では、スタッドの以外の軸
類の加工部品についての複合工程手順表についても併せ
て図示してある。
【0030】部品加工見積装置1は、複合工程手順表を
作成すると、続いて、ステップ5で、作成した複合工程
手順表の中から不要工程を排除するとともに、それに続
くステップ6で、残された工程毎に、標準加工時間を算
出する算定式を対応付けていく処理を実行する。このス
テップ5及びステップ6の処理に従って、図19に図示
したスタッドの複合工程手順表は、図20に示すような
ものに変換されていくことになる。
【0031】このようにして、処理対象加工部品の加工
に必要となる加工工程手順と、その加工工程手順におけ
る各加工工程の標準加工時間を算出する算定式とを特定
すると、部品加工見積装置1は、続くステップ7で、そ
の特定された算定式を用いて、その各加工工程の標準加
工時間を算出する。このとき、ステップ2の処理で設定
された素材情報が用いられることになる。そして、続く
ステップ8で、入力用データファイル20の管理する設
備機能情報を参照して、ステップ5の処理により特定さ
れた加工工程手順を実行可能とする複数の加工設備を選
定する。
【0032】このステップ7及びステップ8の処理に従
って、図21に示すように、スタッドの加工に必要とな
る各加工工程の正味と段取りの標準加工時間が、素材材
質を考慮しつつ算出されることになるとともに、例え
ば、番号1111と番号1113の加工設備を用いれば、NO1な
いしNO9までの加工工程を一度に実行できるのに対し
て、番号1112の加工設備を用いると実行できないとか、
番号1114の加工設備を用いれば、NO11とNO12との加工工
程を一度に実行できるのに対して、番号1115の加工設備
を用いると実行できないとかいったように、スタッドの
加工を実行可能とする複数の加工設備が選定されること
になる。
【0033】部品加工見積装置1は、標準加工時間の算
出処理と加工設備の選定処理を実行すると、続いて、ス
テップ9で、入力用データファイル20から選定した加
工設備の持つ能力差係数(標準加工時間の加工に対して
の能力差を表す)を読み出す。すなわち、上述の図21
の例で説明するならば、図22に示すように、番号1111
と番号1113と番号1114の加工設備の持つ能力差係数を読
み出すのである。
【0034】続いて、ステップ10で、この読み出した
能力差係数を用いて、ステップ7の処理で算出された標
準加工時間を補正していくことで各加工設備毎の正味の
加工時間と段取り時間とを算出していくとともに、この
算出した段取り時間については入力されてきた生産情報
に従って1個当たりに換算して、この換算した段取り時
間と正味の加工時間との合計値を算出していくことで、
各加工設備毎の各加工工程に要する加工の個別時間を算
出していく。そして、続くステップ11で、入力用デー
タファイル20の管理する設備機能情報を参照すること
で、NCプログラムの作成等といった加工設備利用のた
めの間接工数を評価(総生産台数で除算することで評価
する)して、この間接工数値とステップ10で算出され
た個別時間との合計値で表される評価値を算出してい
く。
【0035】このステップ10及びステップ11の処理
に従って、図22に示した番号1111の加工設備が間接工
数を必要としないものであり、図22に示した番号1113
の加工設備が間接工数を必要とするものである場合にあ
って、10台のスタッドを加工する場合には、例えば図
23に示すような個別時間と評価値とが得られることに
なる。これにより、“7.2”の評価値を示す番号1111の
加工設備を用いるよりも、“6.7”の評価値を示す番号
1113の加工設備を用いる方が有利であることが判断可能
となる。
【0036】そして、部品加工見積装置1は、最後に、
ステップ12で、入力用データファイル20の管理する
加工設備の稼働単価情報と工数単価情報と加工材料費情
報とに従って、図24に示すように、選定した加工設備
毎に処理対象加工部品の加工原価と材料費とを見積もっ
て、この見積もった値を出力用データファイル21に格
納していくとともに、ユーザからの要求に応じて順番に
ディスプレイ手段23に表示し、更に印刷手段24にプ
リントアウトしていく。図25に、ディスプレイ手段2
3及び印刷手段24に出力していく具体的な出力フォー
マットの一例を図示する。
【0037】この出力処理により、ユーザは、処理対象
とした加工部品を加工するのに最適となる加工設備を特
定することができるとともに、そのときの加工原価を正
確に得ることができるようになるのである。なお、加工
原価の見積もり基準は、工数を基準(加工設備のあるも
のとないものとがある)とするもの以外に、重量を基準
にしていくものと、面積を基準にしていくものとがあ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータ構成に従って、加工部品の加工原価を自動
的に見積もることができるようになるとともに、その見
積もった加工原価により加工部品の加工に最適となる加
工設備を自動的に決定できるようになる。これから、生
産加工技術に精通していない生産管理者でも、加工部品
の加工原価を短時間に高い精度でもって客観的に見積も
れるようになるとともに、手元にある加工設備の中から
その部品加工を行うのに最適な加工設備を選定すること
ができるようになる。
【0039】このように、本発明を用いることで、生産
の初期段階で、作業量予測、隘路部署の発見、予定原価
の把握ができるようになり、生産管理及び原価管理全般
に渡って信頼できる基本データを提供できるようになる
とともに、機械加工分野全体のコンピュータ化による自
動化処理を実現できるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の部品加工見積装置の実行する処理フロ
ーの一実施例である。
【図3】軸類の部品グループに属する加工部品の説明図
である。
【図4】軸類の最大加工工程手順情報の説明図である。
【図5】標準加工時間を算出する算定式の説明図であ
る。
【図6】標準加工時間を算出する算定式の説明図であ
る。
【図7】標準加工時間を算出する算定式の説明図であ
る。
【図8】各算定式の適用される作業例の説明図である。
【図9】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実施
例である。
【図10】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図11】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図12】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図13】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図14】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図15】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図16】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図17】部品加工見積装置で用いるコード情報の一実
施例である。
【図18】図面情報入力画面の一実施例である。
【図19】複合工程手順表の説明図である。
【図20】本発明の処理の説明図である。
【図21】本発明の処理の説明図である。
【図22】本発明の処理の説明図である。
【図23】本発明の処理の説明図である。
【図24】本発明の処理の説明図である。
【図25】出力フォーマットの一実施例である。
【符号の説明】
1 部品加工見積装置 2 マンマシン・インタフェース装置 3 加工手順管理手段 4 算定式管理手段 5 設備機能管理手段 6 入出力制御手段 7 第1の特定手段 8 第1の算出手段 9 第2の特定手段 10 第2の算出手段 11 評価手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象加工部品の加工原価を見積もる
    とともに、該加工原価に従って、処理対象加工部品の加
    工に最適となる加工設備を決定できるようにする部品加
    工見積装置であって、 各部品グループに属する加工部品の部品形状と加工作業
    との対応関係を採りつつ、該加工部品の部品加工に必要
    となる加工工程手順の最大のものを管理する加工手順管
    理手段(3) と、各加工に要する標準加工時間を算出する
    算定式を管理する算定式管理手段(4) と、各加工設備の
    持つ設備機能を管理する設備機能管理手段(5) とを備え
    るとともに、 処理対象加工部品の属する部品グループと、処理対象加
    工部品の加工形状とが指定されるときに、上記加工手順
    管理手段(3) の管理データとの対応関係をとることで、
    処理対象加工部品の加工工程手順を特定する第1の特定
    手段(7) と、 上記算定式管理手段(4) の管理する算定式に従って、上
    記第1の特定手段(7)により特定された加工工程手順の
    標準加工時間を指定される加工材料を考慮しつつ算出す
    る第1の算出手段(8) と、 上記設備機能管理手段(5) の管理する設備機能に従っ
    て、上記第1の特定手段(7) により特定された加工工程
    手順を実行可能とする複数の加工設備を特定する第2の
    特定手段(9) と、 上記第1の算出手段(8) の算出する標準加工時間を、上
    記設備機能管理手段(5) の管理する設備機能と指定され
    る処理対象加工部品の生産情報とに従って補正補間する
    ことで、上記第2の特定手段(9) により特定された各加
    工設備による処理対象加工部品の加工時間相当値を算出
    する第2の算出手段(10)と、 上記第2の算出手段(10)の算出結果を基にして処理対象
    加工部品の加工原価を見積もるとともに、該加工原価に
    従って処理対象加工部品に対しての最適な加工設備を特
    定可能とする評価手段(11)とを備えることを、 特徴とする部品加工見積装置。
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