JPH081816Y2 - 柱型墨出し治具 - Google Patents
柱型墨出し治具Info
- Publication number
- JPH081816Y2 JPH081816Y2 JP14356789U JP14356789U JPH081816Y2 JP H081816 Y2 JPH081816 Y2 JP H081816Y2 JP 14356789 U JP14356789 U JP 14356789U JP 14356789 U JP14356789 U JP 14356789U JP H081816 Y2 JPH081816 Y2 JP H081816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- fittings
- pillar
- corner
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種建築現場において、これから構築され
る柱の大きさに合った墨出しを行うために使用する柱型
墨出し治具に関する。
る柱の大きさに合った墨出しを行うために使用する柱型
墨出し治具に関する。
各種建築現場においては、これから構築される柱の大
きさに合った墨出しが行われる。
きさに合った墨出しが行われる。
従来この種の墨出し作業は、「墨壺」といわれる治具
を使用して行われていた。この墨壺は、直線を線引きす
るために使用される治具であり、墨汁を墨綿にしみこま
せて収容する墨壺本体と、先端に仮子を備え適宜巻取ら
れたり、引き出されたりする糸、等から構成されてい
る。
を使用して行われていた。この墨壺は、直線を線引きす
るために使用される治具であり、墨汁を墨綿にしみこま
せて収容する墨壺本体と、先端に仮子を備え適宜巻取ら
れたり、引き出されたりする糸、等から構成されてい
る。
そして、まず、柱が構築される場所に、柱芯を墨出し
して、該柱芯を基準にして計測しながら、上記墨壺を使
用して柱の大きさに合った墨出しを行っていた。
して、該柱芯を基準にして計測しながら、上記墨壺を使
用して柱の大きさに合った墨出しを行っていた。
上記従来の構成によると次のような問題があった。
墨壺を使用した墨出し作業は、二人の作業員が一組と
なって行なわなければならず、作業効率が悪いととも
に、その作業も繁雑であった。
なって行なわなければならず、作業効率が悪いととも
に、その作業も繁雑であった。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその
目的とするところは、柱の大きさにあった墨出し作業
を、一人の作業員で迅速かつ正確に行うことを可能とす
る柱型墨出し治具を提供することにある。
目的とするところは、柱の大きさにあった墨出し作業
を、一人の作業員で迅速かつ正確に行うことを可能とす
る柱型墨出し治具を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願考案による柱型墨出し治
具は、同一平面内であって任意の四角形のコーナー部に
配置されそれぞれ直交する二方向にガイド部を備えた4
個のコーナー部金具と、上記4個のコーナー部金具の相
対するガイド部間にそれぞれ配置されガイド部に沿って
スライドする4個のスライド金具と、上記スライド金具
をコーナー部金具に対して任意の位置で固定する固定手
段と、上記4個のスライド金具にそれぞれスライド可能
に取付けられた4個のカーソル部と、を具備したことを
特徴とするものである。
具は、同一平面内であって任意の四角形のコーナー部に
配置されそれぞれ直交する二方向にガイド部を備えた4
個のコーナー部金具と、上記4個のコーナー部金具の相
対するガイド部間にそれぞれ配置されガイド部に沿って
スライドする4個のスライド金具と、上記スライド金具
をコーナー部金具に対して任意の位置で固定する固定手
段と、上記4個のスライド金具にそれぞれスライド可能
に取付けられた4個のカーソル部と、を具備したことを
特徴とするものである。
まず、これから構築しようとする柱の大きさにあった
寸法の四角形を形成するべく、各コーナー部金具とスラ
イド金具とを相対的にスライドさせる。
寸法の四角形を形成するべく、各コーナー部金具とスラ
イド金具とを相対的にスライドさせる。
所定の大きさの四角形が形成されたら、固定手段によ
って、スライド金具とコーナー部金具とを固定する。
って、スライド金具とコーナー部金具とを固定する。
次に、各カーソル部をスライド金具の所定位置(例え
ば中心位置)にくるように移動させて固定する。
ば中心位置)にくるように移動させて固定する。
その状態で、これから柱が構築される場所に治具を搬
入し、予め墨出しされている柱芯の線に、対向する一対
のカーソル部を結ぶ線を一致させた状態で治具を載置す
る。
入し、予め墨出しされている柱芯の線に、対向する一対
のカーソル部を結ぶ線を一致させた状態で治具を載置す
る。
後は、コーナー部金具の外側又は内側等を定規として
使用して、柱の大きさに合った墨出しを行なえばよい。
使用して、柱の大きさに合った墨出しを行なえばよい。
以下第1図ないし第7図を参照して本考案の一実施例
を説明する。
を説明する。
第1図は本実施例による柱型墨出し装置の全体構成を
示す斜視図であり、まず、4個のコーナー部金具1が配
置されている。このコーナー部金具1はL字状をなして
いて、直交する二方向に延長されたガイド部3、3を備
えている。
示す斜視図であり、まず、4個のコーナー部金具1が配
置されている。このコーナー部金具1はL字状をなして
いて、直交する二方向に延長されたガイド部3、3を備
えている。
上記ガイド部3は、第2図ないし第4図にも示すよう
に、その横断面形状が略コ字状をなしていて、その上面
には、スライド溝5が形成されているとともに、上面の
端部には係止ボルト7が内側に貫通して取付けられてい
る。
に、その横断面形状が略コ字状をなしていて、その上面
には、スライド溝5が形成されているとともに、上面の
端部には係止ボルト7が内側に貫通して取付けられてい
る。
上記4個のコーナー部金具1は、任意の大きさの四角
形のコーナーに配置されており、上記四角形の各一辺に
相当する位置には、4個のスライド金具9が配置されて
いる。
形のコーナーに配置されており、上記四角形の各一辺に
相当する位置には、4個のスライド金具9が配置されて
いる。
上記スライド金具9は、第5図ないし第7図にも示す
ように、その中央にスライド溝11を備えているととも
に、両端部には溝13、13をそれぞれ備えている。そし
て、スライド金具9の両端部は、コーナー部金具1、1
の相対するガイド部3、3内にスライド可能に挿入され
ている。
ように、その中央にスライド溝11を備えているととも
に、両端部には溝13、13をそれぞれ備えている。そし
て、スライド金具9の両端部は、コーナー部金具1、1
の相対するガイド部3、3内にスライド可能に挿入され
ている。
上記スライド金具9は、その両端部に固定ねじ部15、
15を備えている。この固定ねじ部15は、コーナー部金具
1のスライド溝5より上方に突出させた状態で取付けら
れた固定ねじ16と、上記固定ねじ16に螺合する固定ナッ
ト17とから構成されている。上記固定ナット17をねじ込
むことにより、スライド金具9をコーナー部金具1に対
して任意の位置で固定する。
15を備えている。この固定ねじ部15は、コーナー部金具
1のスライド溝5より上方に突出させた状態で取付けら
れた固定ねじ16と、上記固定ねじ16に螺合する固定ナッ
ト17とから構成されている。上記固定ナット17をねじ込
むことにより、スライド金具9をコーナー部金具1に対
して任意の位置で固定する。
又、上記係止ボルト7の先端は、既に述べたように、
ガイド部3の内側に突出していて、スライド金具9の溝
13に係合している。スライド金具9は、上記係止ボルト
7によってガイドされながらスライドする。
ガイド部3の内側に突出していて、スライド金具9の溝
13に係合している。スライド金具9は、上記係止ボルト
7によってガイドされながらスライドする。
上記スライド溝11には、カーソル部19がスライド可能
に取付けられている。このカーソル部19は、スライド金
具9の上面側に配置され鋭利な形状に形成された指標部
22を備えたカーソル21と、スライド金具9の下面側より
差し込まれた固定ねじ23と、この固定ねじ23に螺合して
いて、適宜ねじ込むことにより、カーソル21をスライド
金具9の任意の位置に固定する固定ナット25とから構成
されている。
に取付けられている。このカーソル部19は、スライド金
具9の上面側に配置され鋭利な形状に形成された指標部
22を備えたカーソル21と、スライド金具9の下面側より
差し込まれた固定ねじ23と、この固定ねじ23に螺合して
いて、適宜ねじ込むことにより、カーソル21をスライド
金具9の任意の位置に固定する固定ナット25とから構成
されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、柱型墨出し治具により形成される四角形を、こ
れから構築しようとする柱の大きさに合わせる。すなわ
ち、各スライド金具9を、コーナー部金具1に対して適
宜伸縮させて、四角形の大きさを決定する。
れから構築しようとする柱の大きさに合わせる。すなわ
ち、各スライド金具9を、コーナー部金具1に対して適
宜伸縮させて、四角形の大きさを決定する。
尚、この場合、コーナー部金具1の外側の線を基準に
してその大きさを決定する。
してその大きさを決定する。
大きさが決定されたら、各固定ねじ部15の固定ナット
17をねじ込んで、スライド金具9の位置を固定する。次
に、4個のカーソル部19を適宜スライドさせて、スライ
ド金具9に固定する。通常は、四角形の一辺の中心に固
定する。
17をねじ込んで、スライド金具9の位置を固定する。次
に、4個のカーソル部19を適宜スライドさせて、スライ
ド金具9に固定する。通常は、四角形の一辺の中心に固
定する。
一方、構築現場には、第1図中線図X、Yで示すよう
に、これから構築される柱の芯が予め墨出しされてい
る。そこに大きさが決定された柱型墨出し治具を搬入し
て、所定位置に配置する。すなわち、対向する一対のカ
ーソル部19のカーソル21の指標22を結ぶ線が、上記柱芯
の墨出し線X、Yに一致するように配置する。
に、これから構築される柱の芯が予め墨出しされてい
る。そこに大きさが決定された柱型墨出し治具を搬入し
て、所定位置に配置する。すなわち、対向する一対のカ
ーソル部19のカーソル21の指標22を結ぶ線が、上記柱芯
の墨出し線X、Yに一致するように配置する。
後は、配置された柱型墨出し治具のコーナー部金具1
の外側線を定規として使用して、柱の大きさに合った線
を墨出しすればよい。
の外側線を定規として使用して、柱の大きさに合った線
を墨出しすればよい。
以上本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
ができる。
まず、これから構築しようとする柱の大きさに合った
墨出し作業が容易になった。これは、本実施例による柱
型墨出し治具によって、柱の大きさに合った四角形を形
成し、それを構築場所に載置するだけで、柱の大きさに
合った墨出しを行うことができるからである。
墨出し作業が容易になった。これは、本実施例による柱
型墨出し治具によって、柱の大きさに合った四角形を形
成し、それを構築場所に載置するだけで、柱の大きさに
合った墨出しを行うことができるからである。
又、作業員も一人で事足り、従来の墨壺を使用する場
合のように、二人の作業員を要することはない。
合のように、二人の作業員を要することはない。
スライド金具9をコーナー部金具1に対して適宜スラ
イドさせることにより、任意の大きさの四角形を形成す
ることができるので、種々の大きさの柱の墨出しに適用
できる。
イドさせることにより、任意の大きさの四角形を形成す
ることができるので、種々の大きさの柱の墨出しに適用
できる。
尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではな
い。
い。
前記一実施例では、コーナー部金具1の外側の線を使
用して柱の型を墨出ししたが、コーナー部金具1の内側
の線を使用してもよい。この場合には、予め内側の線を
使用して柱の大きさに合った四角形を形成することにな
る。
用して柱の型を墨出ししたが、コーナー部金具1の内側
の線を使用してもよい。この場合には、予め内側の線を
使用して柱の大きさに合った四角形を形成することにな
る。
又、コーナー部金具とスライド金具のスライド方式、
固定手段、等の構成については、図示するものに限定さ
れることはない。
固定手段、等の構成については、図示するものに限定さ
れることはない。
以上詳述したように本考案による柱型墨出し治具によ
ると、スライド金具をコーナー部金具に対して適宜スラ
イドさせて、任意の大きさの四角形を形成し、それを柱
の構築箇所に載置すれば、それを利用して、柱型を容易
に墨出しすることができ、柱型墨出し作業の省力化を図
ることができる。
ると、スライド金具をコーナー部金具に対して適宜スラ
イドさせて、任意の大きさの四角形を形成し、それを柱
の構築箇所に載置すれば、それを利用して、柱型を容易
に墨出しすることができ、柱型墨出し作業の省力化を図
ることができる。
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示す図で、第
1図は柱型墨出し装置の全体斜視図、第2図は伸張した
状態のコーナー部金具とスライド金具の断面図、第3図
は収縮した状態のコーナー部金具とスライド金具の断面
図、第4図は第3図のIV-IV断面図、第5図はスライド
金具の平面図、第6図は第5図のVI-VI断面図、第7図
は第5図のVII-VII断面図である。 1コーナー部金具、9スライド金具 15固定ねじ部(固定手段)、19カーソル部
1図は柱型墨出し装置の全体斜視図、第2図は伸張した
状態のコーナー部金具とスライド金具の断面図、第3図
は収縮した状態のコーナー部金具とスライド金具の断面
図、第4図は第3図のIV-IV断面図、第5図はスライド
金具の平面図、第6図は第5図のVI-VI断面図、第7図
は第5図のVII-VII断面図である。 1コーナー部金具、9スライド金具 15固定ねじ部(固定手段)、19カーソル部
Claims (1)
- 【請求項1】同一平面内であって任意の四角形のコーナ
ー部に配置されそれぞれ直交する二方向にガイド部を備
えた4個のコーナ部金具と、上記4個のコーナー部金具
の相対するガイド部間にそれぞれ配置されガイド部に沿
ってスライドする4個のスライド金具と、上記スライド
金具をコーナー部金具に対して任意の位置で固定する固
定手段と、上記4個のスライド金具にそれぞれスライド
可能に取付けられた4個のカーソル部と、を具備したこ
とを特徴とする柱型墨出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14356789U JPH081816Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 柱型墨出し治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14356789U JPH081816Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 柱型墨出し治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382179U JPH0382179U (ja) | 1991-08-21 |
JPH081816Y2 true JPH081816Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31690332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14356789U Expired - Lifetime JPH081816Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 柱型墨出し治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081816Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101627309B1 (ko) * | 2009-12-24 | 2016-06-03 | 엔아이씨 오토텍 가부시키가이샤 | 프레임재 및 구조물 |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP14356789U patent/JPH081816Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0382179U (ja) | 1991-08-21 |
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