JPH08179273A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08179273A
JPH08179273A JP32304494A JP32304494A JPH08179273A JP H08179273 A JPH08179273 A JP H08179273A JP 32304494 A JP32304494 A JP 32304494A JP 32304494 A JP32304494 A JP 32304494A JP H08179273 A JPH08179273 A JP H08179273A
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voltage
circuit
signal
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scanning
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JP32304494A
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Inventor
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
Shoji Iwasaki
章二 岩崎
Akinori Matsushita
明紀 松下
Masahiro Nakamura
正博 中村
Koji Maeda
耕志 前田
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大画素数で高品質表示を行う単純マトリクス
駆動を行う。 【構成】 互いに直交する電極群を有する液晶セルと、
走査電圧を与える走査回路と、画信号に応じた電圧を与
える信号回路と、所定のバイアス値の電圧を供給する電
源回路とを設ける。走査回路の選択電圧は正負の選択電
圧とし、信号回路は選択電圧の中間値近傍の2種類の信
号電圧を用いる。 【効果】 画信号が著しく増加しても信号回路は低電圧
で負担は少なく高速処理できる。そして集積回路や電子
回路は誤動作したり暴走したりすることはなく、又液晶
に直流電圧が印加されるままになることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はいわゆる単純マトリクス
駆動に好適な、とりわけ走査回路として正負の選択電圧
を用いる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、互いに直交する電極群を有す
る液晶セルの駆動、いわゆる単純マトリクス駆動に於て
は、一方の電極群の電極に順次電圧レベルの高い電圧を
与え、その電圧レベルの高い電圧を印加しているときに
他方の電極群に画信号に応じた電圧を与える線順次走査
を行っており、さらに液晶に直流を印加しないために特
公昭57−57718号公報に示されるように極性反転
をさせていた。
【0003】つまり、例えばここにV0とV1という電
圧と、その中間電圧Vb1〜4があったとする。そし
て、フレーム毎に極性反転する交流化信号Mを与えるこ
とで交流駆動することを例に取る。最初のフレームの特
定の時間にYnの電極にV0を与え、他のY電極にはV
b1を与えることでYnを走査し、他方Ynに対応する
1行分の画信号に応じてX電極群に、表示したいとき
(選択画素)はV1を、表示させたくないとき(非選択
画素)はVb2を与える。そして次のフレームにおい
て、特定の時間にYnの電極にV1を与え、他のY電極
にはVb4を与えることでYnを走査し、他方Ynに対
応する1行分の画信号に応じてX電極群に、表示したい
ときはV0を、表示させたくないときはVb3を与え
る。このようにして表示させたい画素にV0−V1電圧
またはV1−V0の電圧を与えることで、画素の選択と
交流化を行ってきた。この様子をn番目とn+1番目の
走査電極COMについて走査側電圧Vcomと信号側電
圧Vsegの関係を図9に示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような方法は、比
較的大きい電圧が取り扱える走査側、信号側の駆動回路
(集積回路素子)が準備されればそれでよく、例えば走
査電極の数が3〜4本のときは数ボルトの低い電圧でよ
いが、走査電極数が多くなってそれにより時分割数が大
きくなると、実効値を確保するためにV0〜V1間電圧
が大きくなり、例えば1/200デューティでは20〜
35ボルトが必要となる。これにより交流化信号の切替
え時に液晶に起因する大きな容量性負荷電流が流れ、消
費電力が多くなる。また最近の液晶表示装置は、640
×480画素(VGA)から1024RGB×768画
素(カラーXGA)(信号側1ライン画素数3072)
にまで発展しようとしており、そのためにはデータ転送
時間その他の動作が高速化するので高速高耐圧集積回路
が必要になってきた。しかし集積回路にとって、高速化
と高耐圧化は相反する仕様であり、実現が困難となって
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点を考慮
して成されたもので、まず走査回路は少なくとも正負の
選択電圧のいずれかを選択して所定の走査電極に供給
し、信号回路は走査回路の正の選択電圧と負の選択電圧
の中間値近傍の選択電圧より遥かに小さい信号電圧を画
信号に応じて選択的に電極に供給し、走査回路と信号回
路の役割を分離するもので、その具体的な構成を発明の
要旨とするものである。
【0006】まず本発明は、駆動電圧の供給に関し、帰
還回路、より好ましくは微分型帰還回路を有したバッフ
ァにより信号電圧を出力する電源回路を設けるものであ
る。さらにはそのようなバッファを信号回路の電圧より
も低い電圧で駆動したものである。
【0007】さらに本発明は、選択電圧と信号電圧の供
給において、信号電圧を選択電圧より抵抗分割しバッフ
ァを介することによって生成し、その抵抗分割点にクラ
ンプ回路を設けるもので、より好ましくは電源回路は、
選択電圧や信号電圧のほかにこれらの駆動集積回路の電
源電圧も生成し、これら電圧間、とりわけ選択電圧と走
査回路駆動電圧の電圧間に出力電位反転防止手段を設け
たものである。
【0008】次いで本発明は、以下の実施例で説明する
ように、正負の選択電圧を走査電圧とし選択電圧の中間
値近傍の信号電圧と組み合わせて利用するに際して、電
圧処理と信号の授受に関して有用な多数の技術を開示す
るものである。
【0009】
【作用】本発明は上述のように、信号周期の遅い走査回
路は正負の大きな値の選択電圧を走査電圧として用い、
画信号に応じて選択電圧の中間値近傍の小さい値の信号
電圧を用いるので、画信号が著しく増加しても信号回路
は低電圧で負担は少なく高速処理できる。
【0010】そしてこのように走査回路と信号回路が異
なる電圧範囲を扱うことになるが、高速応答の必要な信
号電圧については電力供給を安定に速やかにならしめ、
表示品位を高め、集積回路が誤動作したり暴走したりす
ることはなく、又液晶に直流電圧が印加されるままにな
ることもない。
【0011】
【実施例】図1は本発明実施例の液晶表示装置のブロッ
ク図で、1は互いに直交する電極群を有する液晶セル
で、例えばスーパーツイストネマティック液晶表示器な
どの電界効果型液晶が利用できる。これらの液晶セル1
の電極は、いわゆる単純マトリクスを構成し、画素交点
に能動素子を持たないものである。
【0012】2は、その液晶セル1の一方の電極群に走
査電圧を与える走査回路で、正負の電圧−VL、+VH
と中間電圧Vmのいずれかを選択して所定の電極に供給
するものであり、このうち−VL、+VHは選択電圧で
ある。3は、液晶セル1の他方の電極群に画信号に応じ
た電圧を与える信号回路で、特には走査回路2の正の選
択電圧+VHと負の選択電圧−VLの中間値近傍の2種
類の信号電圧−Vb、+Vbを画信号に応じて選択的に
電極に供給するものである。
【0013】4は、走査回路2と信号回路3に所定のバ
イアス値の電圧を供給する電源回路で、少なくとも正負
の選択電圧−VL、+VHと信号電圧−Vb、+Vbと
中間電圧Vmとを出力し、より好ましくは、走査回路2
や信号回路3、さらには信号授受回路5やバッファ45
の駆動電圧Vic、Vis、Vibをも供給する。この
電源回路4は、電圧発生回路41、スイッチング回路
(SW回路)42、強制放電回路43、抵抗分割回路4
4、及びバッファ回路45からなり、後に詳述する。
【0014】5は信号授受回路で、信号回路3に供給さ
れる各種タイミング信号や画信号に応じた信号はそのま
まバッファを介して伝送すればよいが、走査回路2に対
しては駆動伝達レベル(Vic〜VL)が供給電源レベ
ル(VDD〜VEE)と異なるのでレベルシフトを行っ
たり、初期化信号を付加して与える必要があるので、こ
れらの処理を行う回路である。
【0015】この様な構成についてより詳細に説明す
る。まず本発明における電圧関係を図2の中央部に示
す。図2は0−5ボルト電圧VEE−VDDを基に各電
圧値を生成する場合を示しており、供給された電源レベ
ルはそのまま信号回路3の駆動電圧Visとして用いる
他、選択電圧と信号電圧の供給において、信号電圧を選
択電圧より抵抗分割しバッファを介することによって生
成し、駆動電圧Visの範囲内で信号電圧+Vb、−V
bを得る。一方0ボルトラインVEEから正負の選択電
圧−VL、+VHと走査回路2の駆動電圧Vicを生成
させる。これら選択電圧−VL、+VHと信号電圧−V
b、+Vbの電位を相互に位置付けることで中間電圧V
mを得る。このように、一つの電圧0−5ボルトVEE
−VDDしか与えられないときには、その電圧の略中央
を中間電圧Vmとし、一方の電圧VEEから選択電圧−
VL、+VHを生成するのが効率的で好ましい。
【0016】これら選択電圧や信号電圧の大きさは、電
圧平均化法に準じて求められるもので、例えば1/24
0デューティの駆動の場合最適バイアス値は1:16.
5であり、選択電圧30ボルトに対して、供給電源0ボ
ルトレベルに対する信号電圧は4.3ボルトと0.7ボ
ルトである。この様な電圧関係により、図3aに示すよ
うな電圧波形で走査・駆動し、液晶に印加される電圧は
同図bのようになる。尚これらの図において、走査電圧
はVcom、信号電圧はVseg、バイアス電圧±Vb
はV0、V1液晶印加電圧はVcellと表記している
場合がある。またこの図において、走査電圧は一定の周
期で正負いずれかの選択電圧が選択される様子を示して
いるが、信号回路3から出力される信号電圧は画信号と
極性反転に伴って2つの値のうちどちらを選択されるの
か変化するので、2つの信号電圧のいずれをも算盤の駒
状に記載して表現しているのであって、図のままのよう
に両方の信号電圧が選択されるのでもなければ電圧波形
が緩やかに変化するものでもない。
【0017】この駆動により、走査回路2の集積回路の
出力段は従来の略倍の耐電圧を必要とするが、走査線数
に応じた低速処理であり、出力段で3つの電位のうち一
つを選択するので交流化信号の切り替え時の大きな電流
は発生せず、また従来見られがちだったクロストーク発
生の基になる波形崩れもきわめて生じ難い。一方信号回
路3は上述の例でわずか5ボルトという低電圧で駆動さ
れ、高速駆動に適しているばかりか、集積回路の面積も
小さくできるので、ミリメートル単位で液晶周辺の幅
(通称額縁)を短くするのに凌ぎを削っていることに対
しても幅の狭い駆動素子が利用・配置できるので好まし
い。
【0018】そして特徴的なことは、電源回路4は、選
択電圧と走査回路駆動電圧を生成するにあたって、その
両電圧間に出力電位反転防止手段を設け、抵抗分割によ
る電圧をバッファに導いて形成し、その抵抗分割点にク
ランプ回路を設けてあり、また好ましくは帰還回路を有
するバッファを少なくとも信号電圧の出力段に有してお
り、さらにそのバッファは信号回路の電圧よりも低い電
圧で駆動される様に構成されていることである。
【0019】電源回路4は、より好ましくは1チップ集
積回路の中に組み込まれる。その内図4に示されるよう
に、電圧発生回路41はDC−DCコンバータ411か
らなり、図2に示すように選択電圧−VLと走査回路駆
動電圧の電圧差(Vic)が一定電圧(例えば3ボルト
以上)になったことを検出して、他の選択電圧+VHを
立ち上げるようにスイッチ回路42が構成されており、
これは走査回路2が正常に働く動作電圧領域になった後
に各種信号や液晶駆動電圧(選択電圧などのバイアス電
圧)が与えられるように配慮されたものである。なお、
電源電圧が印加される場合、選択電圧と走査回路駆動電
圧の両電圧間に、ツェナーダイオードなどからなる出力
電位反転防止手段412が設けられることによって、異
なる電圧範囲の信号を扱う上で一層集積回路の誤動作が
防止でき、保護が行える。また強制放電回路43は不均
衡に電圧が残留することによって液晶が劣化することを
防止するもので、印加電圧VDDの5ボルトの存在を確
認して、5ボルトがなくなれば短絡抵抗を介して両選択
電圧を短絡させることとしている。これらの検出は必要
に応じて、他の制御信号等を利用してもよい。
【0020】選択電圧が電圧発生回路41により形成さ
れるのに対して、信号電圧+Vb、−Vbは抵抗分割回
路44とバッファ45により形成される。図5は抵抗分
割回路を示しているが、単一の液晶セル1に選択電圧と
信号電圧の異なる電圧系が供給されることを考慮して、
その抵抗分割点にクランプ回路441が設けられてい
る。なお、抵抗分割回路44を利用することにより、液
晶セル1が正負の電圧に対して対称的でない特性を示す
場合、例えば液晶セル1がカラー表示を行うために一方
の電極にのみカラーフィルターを有していて電圧印加極
性に応じて異なる特性を示す場合、中間電位Vmをシフ
トさせるのにも抵抗値の変更だけで一定のバランスを保
ったままシフトさせることができ、好ましい。
【0021】またバッファ45は、図6に示すように、
帰還回路451を有した演算増幅回路450で構成し、
応答性と出力電力確保の為に信号回路の電圧Vis=V
DD−VEEのVEEよりも低い電圧で駆動され、例え
ばVib=VDD−VLの電圧で駆動されている。これ
はバッファ45を、その取扱電圧である+−VbがVD
DとVEEの間の電圧である点を考慮して信号回路Vi
sと同じ電圧で駆動すると、本来本発明の方式では出難
い筈のゴーストと呼ばれる不良表示や画像の乱れが現れ
たので、この原因を供給電源に点で検討した結果、高い
方の電圧VDDよりも低い方の電圧の影響を受けやすい
ことが分かったためになされたものであり、−VLを用
いないときでも例えばVEEより2〜5ボルト低い電圧
の電源を利用するのが好ましい。
【0022】上述したバッファ45は、液晶印加電圧に
歪みが生じた場合のことを考慮し、非走査期間の点灯部
の電圧と非点灯部の電圧を平衡させ、クロストークの発
生を防ぐことを目的として、帰還回路を持たせるのが好
ましい。例えば、300×820のドットマトリクス表
示器に、200×10ドットと10×400ドットの直
線を描画したとき、電源回路にボルテージホロアのバッ
ファを設けた場合にいずれの直線延長上においても淡い
ゴーストが観察されたが、信号電圧+Vb、−Vbに図
6の様な帰還回路を用いた場合いずれの直線延長上にも
室温でゴーストは現れなかった。さらに、とりわけ濃度
調整に伴ってクロストークが目立つが、電圧変化に依存
したバイアス変動が押さえられるので、この様な表示濃
度調整においてもクロストークを目立たなくさせること
ができた。この様な帰還回路としては、図のような微分
型の回路が最も効果があったが、その出力に接続された
コンデンサー452の容量の大きさには、バッファの出
力能力と液晶負荷の大きさにより最適値(範囲)がある
ことも分かったので、モジュールモデル毎に出力コンデ
ンサー452の大きさを定め、微分帰還回路451のコ
ンデンサもしくは抵抗はトリマ型にするのが最も好まし
い。
【0023】さらに信号授受回路5において、信号回路
3に供給される各種タイミング信号や画信号に応じた信
号はそのままバッファを介して伝送すればよいが、走査
回路2に対してはレベルシフトを行う必要があると説明
したが、そのレベルシフト回路は例えば図7に示すよう
なACカップリングコンデンサを用いた回路で行う。こ
の様に信号授受回路5においてフローティングを行うに
当っても、電源立ち上げ直後の入力端子への信号印加で
許容入力電圧範囲を越えたり、電源の立ち下げで残留容
量のため入力信号がある状態で電源が落ちてしまうな
ど、液晶が容量負荷となるためにバッファとして用いる
集積回路素子が損傷するケースが生じた。そこで図8の
ようにACコンデンサ55の後ろの入力に保護用のクラ
ンプ回路を設けたり、図8aに示すようなバイパス電流
路を形成したり、同図bに示すように入力端子にダンパ
ー抵抗を直列にいれる事で、この様な問題が解決でき
た。
【0024】本発明にあっては、1.図2に示す様に電
源の立ち上げに一定の順序を付けることで駆動素子を保
護する。2.フローティングを行うレベルシフト回路に
ACカップリングコンデンサと微分定数設定用の抵抗を
使用することで異なる電圧で駆動される駆動素子への入
力の安定化を計る。3.定常的にあるレベルに固定され
ている信号用のレベルシフト回路において、電源投入時
にある特定の遅延時間を有して初期化を行う。4.強制
放電回路43において、図2に示すように、液晶用電源
電圧+VH、−VLの減衰時定数を駆動用電圧Vicの
減衰時定数よりも早く減衰させることで異なる電圧範囲
で駆動させる集積回路素子を保護する。5.信号回路用
信号電圧(バイアス電圧)+−Vbを信号回路用駆動電
源電圧Visの範囲内の電圧とする場合、電源回路のバ
ッファ45の電源電圧Vibは駆動用の電源Visを共
用することを基本としその電圧VEEよりも低い電位を
利用する。6.信号回路用信号電圧(バイアス電圧)+
−Vbの供給に際して、帰還型クロストーク対策回路を
用いる。7.抵抗分割回路44を用いることにより電圧
発生回路41のバラ付きをおさえ、(VH−VL)/2
=Vm=(VDD−VEE)/2と平衡な電圧が供給で
きる。8.液晶セル1がいわゆる単純マトリクスである
ためクロストークが生じることがあるが、抵抗分割回路
44のバランス調整でクロストークを軽減できる。9.
液晶セル1の駆動電圧特性が極性を有する場合、液晶セ
ルの特性に合わせて抵抗分割回路44の電圧をシフトさ
せることができる。等の数々の長所を有する。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように、走査回路は正負
の選択電圧を走査電圧として用い、画信号に応じて選択
電圧の中間値近傍の2種類の信号電圧を用いるので、画
信号が著しく増加しても信号回路は低電圧で負担は少な
く高速処理できる。そしてこのように走査回路と信号回
路が異なる電圧範囲を扱うことになり、さらには選択電
圧が大きくなることとなるが、その大きな選択電圧は順
次、略決まったシーケンスまたは時間差で発生され印加
されるので、集積回路が誤動作したり暴走したりするこ
とはなく、又液晶に直流電圧が印加されたままになるこ
ともない。
【0026】そしてこのように走査回路と信号回路が異
なる電圧範囲を扱い、走査回路と信号回路が別々の駆動
電圧で駆動されても、高速応答の必要な信号電圧につい
ては電力供給を安定に速やかにならしめ、表示品位を高
め、集積回路が誤動作したり暴走したりすることはな
く、又液晶に直流電圧が印加されるままになることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の液晶表示装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る電圧のタイムチャートである。
【図3】本発明実施例に係る駆動波形図で、aは交流化
信号及び走査回路と信号回路の出力電圧、bは液晶に印
加される電圧を示す。
【図4】電源回路のうち、周辺部を含めた電圧発生回路
の回路図である。
【図5】本発明実施例に係る電源回路の抵抗分割回路の
回路図である。
【図6】本発明実施例に係る電源回路のバッファの回路
図である。
【図7】本発明実施例に係る信号授受回路のレベルシフ
ト回路の回路図である。
【図8】a、bともレベルシフト回路の回路図である。
【図9】従来例に係る駆動波形図で、交流化信号と2組
の走査回路と信号回路の出力電圧を示す。
【符号の説明】
1 液晶セル 2 走査回路 3 信号回路 4 電源回路 5 信号授受回路
フロントページの続き (72)発明者 松下 明紀 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 中村 正博 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 前田 耕志 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する電極群を有する液晶セル
    と、該液晶セルの一方の電極群に走査電圧を与える走査
    回路と、前記液晶セルの他方の電極群に画信号に応じた
    電圧を与える信号回路と、前記走査回路と前記信号回路
    に所定のバイアス値の電圧を供給する電源回路とを具備
    した液晶表示装置において、 前記走査回路は正負の選択電圧のいずれかを選択して所
    定の電極に走査電圧として供給し、前記信号回路は前記
    走査回路の正の選択電圧と負の選択電圧の中間値近傍の
    信号電圧を画信号に応じて選択的に電極に供給し、前記
    電源回路は帰還回路を有するバッファを有し少なくとも
    前記正負の選択電圧と前記信号電圧を出力することを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 互いに直交する電極群を有する液晶セル
    と、該液晶セルの一方の電極群に正負の選択電圧のいず
    れかを選択して所定の電極に走査電圧として与える走査
    回路と、前記液晶セルの他方の電極群に前記走査回路の
    正の選択電圧と負の選択電圧の中間値近傍の2種類の信
    号電圧を画信号に応じて与える信号回路と、前記走査回
    路と前記信号回路に所定のバイアス値の電圧と各回路の
    駆動電圧を供給する電源回路とを具備した液晶表示装置
    において、 前記電源回路は、抵抗分割による電圧をバッファに導い
    て形成し、その抵抗分割点にクランプ回路を設けてある
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 互いに直交する電極群を有する液晶セル
    と、該液晶セルの一方の電極群に正負の選択電圧のいず
    れかを選択して所定の電極に走査電圧として与える走査
    回路と、前記液晶セルの他方の電極群に前記走査回路の
    正の選択電圧と負の選択電圧の中間値近傍の2種類の信
    号電圧を画信号に応じて与える信号回路と、前記走査回
    路と前記信号回路に所定のバイアス値の電圧と各回路の
    駆動電圧を供給する電源回路とを具備した液晶表示装置
    において、 前記電源回路は、供給電源から前記選択電圧と走査回路
    駆動電圧を生成し、その両電圧間に出力電位反転防止手
    段を具備していることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 互いに直交する電極群を有する液晶セル
    と、該液晶セルの一方の電極群に走査電圧を与える走査
    回路と、前記液晶セルの他方の電極群に画信号に応じた
    電圧を与える信号回路と、前記走査回路と前記信号回路
    に所定のバイアス値の電圧を供給する電源回路とを具備
    した液晶表示装置において、 前記走査回路は正負の選択電圧のいずれかを選択して所
    定の電極に走査電圧として供給し、前記信号回路は前記
    走査回路の正の選択電圧と負の選択電圧の中間値近傍の
    信号電圧を画信号に応じて選択的に電極に供給し、前記
    電源回路は前記信号回路の電圧よりも低い電圧で駆動さ
    れるバッファで前記信号電圧を出力することを特徴とす
    る液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003060867A1 (fr) * 2001-12-27 2003-07-24 Renesas Technology Corp. Systeme de commande d'affichage

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CN100354903C (zh) * 2001-12-27 2007-12-12 株式会社瑞萨科技 显示驱动控制系统

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