JPH08179169A - 双方向光モジュール - Google Patents

双方向光モジュール

Info

Publication number
JPH08179169A
JPH08179169A JP6319772A JP31977294A JPH08179169A JP H08179169 A JPH08179169 A JP H08179169A JP 6319772 A JP6319772 A JP 6319772A JP 31977294 A JP31977294 A JP 31977294A JP H08179169 A JPH08179169 A JP H08179169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
emitting element
optical
receiving element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6319772A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Himi
進 氷見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6319772A priority Critical patent/JPH08179169A/ja
Publication of JPH08179169A publication Critical patent/JPH08179169A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で低コストな双方向モジュールを提供す
る。 【構成】発光素子と受光素子が光軸上に直結するように
Siサブ基板上に搭載され、Siサブ基板上に形成されたV
溝に光ファイバが固定され、電極端子付パッケージにこ
れらを搭載し気密封止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種光伝送分野におい
て用いられる光伝送モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを伝送路として用いた光通信
は幹線系通信はもとより、ファクトリーオートメーショ
ン(FA)、オフィスオートメーション(OA)、構内通信網(L
AN)、CATVシステム、無線アナログ伝送システム、装置
間を多芯の光ファイバでつなぐ光インタコネクトシステ
ム等への適用が進められている。更に近年、将来の広帯
域サービスを狙ったB-ISDNサービスを各家庭まで提供す
るために光加入者網の低コスト化が最重要課題として検
討されている。
【0003】これらの光通信システムにおいてシステム
コストの低減、サービスの拡張、経済的保守管理システ
ムを実現するためには、いくつかの異なる波長を1本の
光ファイバで双方向伝送する技術が必要である。従っ
て、これらのシステムに用いられる光モジュールは、OE
/EO機能のほかに、いくつかの異なる波長を合波,分波
する光合分波機能を有することが必要である(図7
(a))。更に、波長の多重数を増加するためには、光合分
波機能を上り,下りで多段接続していく必要がある(図
7(b))。
【0004】従来の双方向モジュールは機能的には発光
素子,受光素子,光合波機能に分けられる。光合波機能
として干渉膜フィルタを用いるもの(特開昭61−150533
号公報)、光導波路を用いるもの('91年電子情報通信学
会秋季大会C-201、光加入者ワークショップ)等種々提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(特開昭6
1-150533号公報)では、発光素子,受光素子の他に光合
分波の機能を有する部品が必要となり、部品点数が増加
することは避けられなかった。また、発光素子からの光
(あるいは、伝送路ファイバからの光)が光結合系、干渉
膜フィルタ等の光学的部品を経由してファイバ(あるい
は受光素子)に結合するため個々の部品を高精度に光軸
合わせする必要があり、部品点数の増加に比例して組立
て工程が複雑となった。
【0006】上記従来技術('91年電子情報通信学会秋季
大会C-201、光加入者ワークショップ)では干渉膜フィル
タのかわりに、光回路の集積化の容易な石英ガラス導波
路タイプの方向性結合器を導入したものである。導波路
タイプは光回路の集積化には適しているが下記の点で課
題があった。即ち、発光素子,受光素子のハイブリッド
実装を行うと、発光素子,受光素子の実装スペースが必
要なため導波路間隔を一定の間隔以上にする必要があり
導波路素子の小型化、量産効果による低価格化に課題が
あった。発光素子を導波路に結合させるためにはレンズ
等の集束光学系との高精度な光軸調整が必要であり、さ
らに光ファイバと導波路の光軸調整も必要なため組立方
法に課題がある。また、導波路のクラッドモードによる
迷光が受光素子へ漏れ込むためこれを阻止するための何
らかの手段が必要であった。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
小型,低価格で低漏話なモジュールを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモジュールでは発光素子,受光素子の透過
特性に着目し、光合分波機能を有する別の部品を用いる
ことなく双方向伝送を実現するものである。
【0009】一般に発光素子の活性層、光素子の受光領
域はバンドギャップエネルギEgによって決まる波長λEg
(LD),λEg(PD)とするとλ1<λEg(LD),λEg(PD)の波
長に対しては吸収性であり、λEg(LD),λEg(PD)<λ2
の波長に対しては透明な性質を持つ。この特性を用いる
と、発光素子,受光素子を光軸上に直列に配置すること
で双方向伝送が可能である。図1(a)に示す様に、発光
素子1の波長λ2の光は図2(a)に示す特性を有する受
光素子2を透過し光ファイバ7に結合する。光ファイバ
7からの波長λ2の光は図2(c)に示す特性を有する発
光素子3を透過し図2(d)に示す特性を有する受光素子
4で受光される。一方、発光素子3からの波長λ1の光
は光ファイバ7に結合し、図2(a)に示す特性を有する
受光素子2で受光する。従って発光素子と受光素子を直
列に配置することで光合分波機能を有する部品7−1を
追加することなく、図7(a)に相当する双方向伝送が実
現する。
【0010】また、図7(b)に示す様に波長多重数を更
に増やす場合は、波長λ3(λ3>λ2)の光が発光素
子1,受光素子4を透過する性質を利用して、波長λ3
の光ポートを発光素子1,受光素子4に設けることによ
り、光合分波機能を有する部品7−2を更に追加するこ
となく多重数を1増加することが可能である。
【0011】
【作用】本発明では、発光素子と受光素子を光軸上に直
列に配置することにより、発光素子のバンドギャップ波
長λEg(LD)、受光素子のバンドギャップ波長λEg(PD)に
対してλ1<λEg(LD),λEg(PD)<λ2を満たす波長λ
1,λ2に対して双方向伝送を行うことができる。ま
た、波長λ3(λ3>λ2)の光ポートを発光素子1,受
光素子4に設けることにより、波長λ3(λ3>λ2)の
波長を更に多重することができる。
【0012】また、発光素子1からの迷光が、受光素子
2へ漏れ込む場合は、受光素子2が発光素子からの波長
λ1の光を受光しないため、低漏話なモジュールとして
機能する。発光素子3からの迷光は、発光素子3の受光
素子側に波長λ1の光を反射するコーティングが施され
ており、受光素子側へ漏れ込まないので低漏話なモジュ
ールとして機能する。
【0013】また発光素子の活性層、受光素子の受光領
域を形成する材料を変えることで波長λ1,λ2の値を
変えることができる。
【0014】また、モジュールは2個の光素子と光ファ
イバで構成されているため、同一基板上の一体化実装を
容易に行うことが可能であり、小型で低コストなモジュ
ールとして機能する。
【0015】
【実施例】図3,図4に本発明の双方向モジュールの第
一の実施例を示す。図3に光素子と光ファイバを搭載し
たサブ基板の断面図を示す。
【0016】発光素子1,受光素子2は微細加工に適し
ているSiサブ基板3−4の上にはんだ等で固定されてい
る。Si基板表面にはSiO2酸化膜が形成され素子電極が蒸
着されている。サブ基板には光ファイバ3−5を搭載す
るV溝3−6が高精度なウェットエッチング等により、
形成されている。光ファイバはV溝に搭載後、同様にV
溝が形成されたSiの固定用蓋3−3で接着、あるいはは
んだ固定される。
【0017】本実施例に用いられる受光素子は受光素子
の受光領域を導波構造として形成した(3−2)導波型の
受光素子が用いられる。発光素子は活性層を導波構造と
して形成した発光素子が用いられる。長波帯(1.3μm以
上)の光を用いる場合を一例に説明する。受光素子の受
光領域はInP基板上に形成された、導波構造を有する
光受光層よりなる。受光領域はInGaAsの混晶により形成
されており、バンドギャップ波長はこの混晶の組成比を
変えること、あるいはP等の別組成を含む混晶を形成す
ることで制御できる。従って、発光素子の発光波長(た
とえば1.55μm)に対して、受光層を透明にすることが
可能であり、受光素子を介して発光素子の光を光ファイ
バに導くことができる。
【0018】発光素子の活性層3−1と受光素子の受光
層3−2は素子基板を上側にしてサブ基板3−4に実装
した時にサブ基板表面から同一の高さとなるように成長
させることで縦方向は無調整で実装可能である。また光
ファイバと受光素子はSiサブ基板に形成された高精度な
V溝と光ファイバ外径精度を2μm程度にすることで無
調整で実装することが可能である。
【0019】図4にサブ基板をパッケージに気密封止し
たモジュール外観を示す。サブ基板3−4をパッケージ
4−1内に搭載し、サブ基板にパターニングされた電極
パタンとパッケージ電極端子をワイヤホンディングし
(4−2)、ふた(図には示されていない)で封止すること
により、小型で低コストな双方向モジュールとして機能
する。
【0020】図5,図6に本発明の第二の実施例を示
す。
【0021】発光素子1,受光素子2は微細加工に適し
ているSiサブ基板5−1の上にはんだ等で固定されてい
る。Si基板表面にはSiO2酸化膜が形成され素子電極が蒸
着されている。サブ基板の両側には光ファイバ5−5を
搭載するV溝5−2が高精度なウェットエッチング等に
より形成されている。光ファイバはV溝に搭載後、同様
にV溝が形成されたSiの固定用蓋5−3で接着、あるい
ははんだ固定される。
【0022】本実施例の光素子は、波長λ3の光を多重
する機能を付加するために、受光素子2の受光層の組成
比を更に制御し、波長λ3の光に対して透明にすること
ができる。波長λ2の発光素子はバンドギャップ波長〜
λ2であるので、λ3>λ2の場合は波長λ3の光は活
性層を透過することができる。発光素子と受光素子を実
施例1と同様に直結し、その両端に光ファイバを設ける
ことで、図7(b)と同等な波長多重伝送が可能となる。
【0023】図6に実施例1と同様にサブ基板をパッケ
ージ6−1に気密封止したモジュール外観を示す。光素
子2個と光ファイバ2本で構成されており、小型で低コ
ストな双方向モジュールとして機能する。
【0024】
【発明の効果】本発明の双方向モジュールによれば、部
品点数が少なく、構成が簡単なため、光軸調整の容易
性、波長多重数の追加の容易性が図られ、小型で経済
性,量産性に優れた双方向モジュールを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】双方向モジュールの原理の説明図。
【図2】本発明に用いる発光素子,受光素子の透過特性
図。
【図3】サブ基板の構造の説明図。
【図4】双方向モジュールの斜視図。
【図5】波長多重機能を追加した双方向モジュールのサ
ブ基板の側面図。
【図6】波長多重機能を追加した双方向モジュールの斜
視図。
【図7】従来の双方向モジュールのブロック図。
【符号の説明】
3−4…サブSiサブ基板、4−1…パッケージ、4−
2…ワイヤ、4−3…電極端子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長λ2で発光する発光素子と、波長λ2
    の光は透過し波長λ1(λ1<λ2)の光を受光する受光
    素子を、発光素子の光を受光素子へ導く光結合系を介し
    て、あるいは直接に結合するように光軸上に配置し、受
    光素子を透過した波長λ2の透過光を光ファイバへ導く
    光結合系を介して、あるいは直接結合するように、光フ
    ァイバを光軸上に配置したことを特徴とする双方向光モ
    ジュール。
  2. 【請求項2】波長λ1で発光し波長λ2の光は透過し、
    素子の一端を波長λ1の光を反射するコーティングを施
    した発光素子を、前記発光素子からの波長λ1の光を光
    ファイバへ導き、前記光ファイバからの波長λ2の光を
    前記発光素子へ導く光結合系を介して、あるいは直接に
    結合するように光軸上に配置し、前記発光素子を透過し
    た波長λ2の光を波長λ2以上の光を受光する受光素子
    へ導く光結合系を介して、あるいは直接結合するよう
    に、受光素子を光軸上に配置したことを特徴とする双方
    向光モジュール。
  3. 【請求項3】請求項1において、波長λ2で発光し、波
    長λ3(λ3>λ2)の光は透過し素子の一端を波長λ2
    の光を反射するコーティングを施した発光素子を用い、
    第二の光ファイバを前記光ファイバからの波長λ3の光
    を発光素子に導く光結合系を介して、あるいは直接に結
    合するように光軸上に配置した双方向光モジュール。
  4. 【請求項4】請求項2において、波長λ3(λ3>λ2)
    の光を透過する受光素子を用い、第二の光ファイバへ波
    長λ3の光を導く光結合系を介して、あるいは直接に結
    合するように前記光ファイバを光軸上に配置した双方向
    光モジュール。
  5. 【請求項5】請求項1または2において発光素子,受光
    素子が同一のサブ基板に搭載されており、前記サブ基板
    に形成された溝に光ファイバが搭載され、前記サブ基板
    を電極端子付のパッケージに気密封止しされている双方
    向光モジュール。
  6. 【請求項6】請求項3または4において、前記発光素
    子,前記受光素子が同一のサブ基板に搭載されており、
    前記サブ基板の両端に形成された溝に前記第一の光ファ
    イバ、前記第二の光ファイバが搭載され、前記サブ基板
    が電極端子付パッケージに気密封止されている双方向光
    モジュール。
JP6319772A 1994-12-22 1994-12-22 双方向光モジュール Pending JPH08179169A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6319772A JPH08179169A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 双方向光モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6319772A JPH08179169A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 双方向光モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08179169A true JPH08179169A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18114014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6319772A Pending JPH08179169A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 双方向光モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08179169A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19823213A1 (de) * 1998-05-25 1999-12-09 Siemens Ag Bidirektionale optische Sende- und Empfangseinrichtung
KR100296382B1 (ko) * 1999-04-26 2001-07-12 윤종용 평면도파로형 광모듈 제작방법
US7058309B1 (en) 1998-07-29 2006-06-06 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Optoelectronic transceiver

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19823213A1 (de) * 1998-05-25 1999-12-09 Siemens Ag Bidirektionale optische Sende- und Empfangseinrichtung
DE19823213C2 (de) * 1998-05-25 2002-02-21 Infineon Technologies Ag Bidirektionale optische Sende- und Empfangseinrichtung
US7058309B1 (en) 1998-07-29 2006-06-06 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Optoelectronic transceiver
KR100296382B1 (ko) * 1999-04-26 2001-07-12 윤종용 평면도파로형 광모듈 제작방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5764826A (en) PD/LD module and PD module
Ishio et al. Review and status of wavelength-division-multiplexing technology and its application
US5960135A (en) Optical integrated circuit for bidirectional communications and method for producing the same
US7991290B2 (en) Optical prism and optical transceiver module for optical communications
US5479547A (en) Optical multiplexer and demultiplexer module including multiplexing and demultiplexing filter film
US20030128916A1 (en) Wavelength-multiplexing bidirectional optical transmission module
CA2225135A1 (en) Optoelectronic circuit
JP3767156B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
CN101622716B (zh) 使用可调谐薄膜滤波器的集成波长可选择光电二极管
JP2000241642A (ja) 光送受信モジュール
KR100630804B1 (ko) 박막필터를 이용한 다파장 광 송수신 모듈, 다중 및 역다중화기
JPH0675137A (ja) 光伝送モジュール
JPH0685374A (ja) 光通信用波長多重送受信器
Yamada et al. A hybrid integrated optical WDM transmitter/receiver module for optical subscriber systems utilizing a planar lightwave circuit platform
JPH08179169A (ja) 双方向光モジュール
Han et al. Fabrication of a TFF-attached WDM-type triplex transceiver module using silica PLC hybrid integration technology
KR101226704B1 (ko) 경사각을 이용한 광 파워 감시 모듈
JP2865789B2 (ja) 光伝送モジュール
CN101276027A (zh) 光学模块
KR101216732B1 (ko) 박막형 가요성 인쇄회로기판을 이용한 광 파워 감시 모듈, 및 그 제조 방법
SUMIDA et al. High-silica guided-wave hybrid optical transmitting-receiving module
Yoshida et al. Packaging and reliability of photonic components for subscriber network systems
Hashimoto et al. Hybrid integration of active devices on PLC
KR20030081294A (ko) 병렬로 배열된 광송수신기의 정렬 구조
JP2000352643A (ja) 光送受信モジュール