JPH08179100A - 電子線照射装置 - Google Patents
電子線照射装置Info
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- JPH08179100A JPH08179100A JP33535394A JP33535394A JPH08179100A JP H08179100 A JPH08179100 A JP H08179100A JP 33535394 A JP33535394 A JP 33535394A JP 33535394 A JP33535394 A JP 33535394A JP H08179100 A JPH08179100 A JP H08179100A
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Abstract
ずに被照射物を照射領域に搬送すること。 【構成】 照射室１は固定遮蔽室２とその開口部を蔽う
遮蔽扉３で形成される。被照射物９を搬送するキャプス
タン１０は遮蔽扉の照射室内側に取付け、キャプスタン
の駆動装置１８は遮蔽扉の照射室外側に取り付けられて
いる。駆動装置におけるモ−タ１９の回転は、連結軸
（２０，２２，２５）、ギヤボックス（２１，２３，２
６）によってキャプスタンに伝達され、被照射物を外部
から引っ張らずに搬送することができる。メンテナンス
時、遮蔽扉３を矢印方向に移動させ、照射室を開放す
る。駆動装置に影響を与えるＸ線、オゾンは連結軸２５
を通す遮蔽扉の孔２４から洩れる部分だけであるから、
その防護、遮蔽は簡単になり、駆動装置も長寿命化す
る。
Description
射物を搬送するキャプスタンとその駆動装置を取付け、
メンテナンス性、作業効率の向上を図った電子線照射装
置に関する。
で被覆された電線、ケーブルである電子線照射装置の一
例について、互いに直交関係にある断面での照射室部分
の構成図である。電子線照射装置は自己遮蔽構造に構成
されており、照射室１は、固定遮蔽室２と、その開口部
を蔽う遮蔽扉３によって形成されており、電子線発生部
４は固定遮蔽室の奥、遮蔽扉との対向位置に取り付けら
れている。固定遮蔽室２は枠組み５の上に固定して取り
付けられており、遮蔽扉３は、同扉と支え部材６に取付
けた車輪７によって案内レール上を移動可能に構成され
ている。
らの電子線は、同発生部の走査管８から、照射室１内に
搬送される電線、ケーブル等の被照射物９に照射され
る。被照射物を搬送するキャプスタン或いはローラ（以
下、キャプスタンという）１０は、軸受１１、軸受カバ
ー部材１２、支持部材１３によって固定遮蔽室２に取り
付けられている。電線、ケーブル等の被照射物９は、固
定遮蔽室２の被照射物入口１４から転動ローラ１５を経
て二つのキャプスタン１０の間に複数回掛け渡されて照
射領域内に搬送され、転動ローラ１６、転動ローラ１５
と同一軸線上の異なる位置にある転動ローラを経て固定
遮蔽室の被照射物出口に至る。被照射物９に対する照射
領域を通過した電子線は遮蔽扉３に取り付けたビームキ
ャッチャ１７で捕捉する。
扉３を図４に示すように、矢印方向に移動させて、照射
室１を開放する。固定遮蔽室２側には、電子線照射に伴
い照射室内に生ずるオゾンに対する換気機構、走査管８
の端部にある照射窓の窓箔に吹き付ける冷却風のノズル
等があり、これらのメンテナンスと共に照射窓の窓箔は
電子線透過に伴い劣化するから定期的に交換しなければ
ならない。この点、キャプスタン１０が狭い固定遮蔽室
２側にあると、キャプスタンのメンテナンスを含めて、
固定遮蔽室内の構成要素のメンテナンス作業は甚だ面倒
な状況にある。
被照射物９は外部から引っ張って駆動しているが、電
線、ケーブル等の被照射物を外部から引っ張ると延びが
生じ、電子線の照射により加熱されていると更に延びを
助長する。したがって、延びの発生を考慮すると強く引
っ張ることができないから、電線、ケーブルの搬送速度
が制限されることになり、また、細い電線のような被照
射物では外部から引っ張ることもできない。
作業が容易にできるようにすると共に、外部から引っ張
らずに被照射物を照射領域内に搬送することができる電
子線照射装置の提供を目的とするものである。
は、固定遮蔽室及び同遮蔽室の開口部を蔽う遮蔽扉で形
成された照射室と、前記遮蔽扉の前記照射室内側に取り
付けられた、被照射物を搬送するキャプスタンと、前記
遮蔽扉の前記照射室外側に取付けられた、前記キャプス
タンの駆動装置とを備えてなることを特徴とするもので
ある。
室側ではなく、遮蔽扉についているから、遮蔽扉を開放
することにより、固定遮蔽室内とキャプスタン部のメン
テナンスが容易に行える。またキャプスタンは遮蔽扉に
設けた駆動装置によって駆動するから、外部から引っ張
らずに被照射物を照射領域内に搬送させることができ、
駆動装置は遮蔽扉の照射室外側に設けられていることに
より、照射室内に生ずるＸ線、オゾンに対する遮蔽、防
護についても、駆動装置からキャプスタンへの連結軸を
通す孔から洩れる部分を考慮すればよいから、簡単で済
む。
する。図１，図２は互いに直交関係にある断面での実施
例の構成図を示し、図２は図１の線Ａ−Ａでの断面構成
図であり、図３，４と同一符号は同等部分を示す。電子
線照射装置は自己遮蔽構造に構成されており、照射室１
は固定遮蔽室２とその開口部を蔽う遮蔽扉３によって形
成されており、電子線発生部４は固定遮蔽室２の奥、遮
蔽扉との対向位置に取り付けられている。
は、支持部材１３によって遮蔽扉３の照射室内側に取り
付けられており、キャプスタンは遮蔽扉３の照射室外側
に取り付けた駆動装置１８によって駆動される。
２０の回転は、ギヤボックス２１によって二つのキャプ
スタン１０の方向への分岐連結軸２２に伝達され、さら
にギヤボックス２３によって遮蔽扉３の孔２４を貫通す
る連結軸２５とギヤボックス２６を経てキャプスタン軸
に伝達される。照射室１内に位置するギヤボックス２６
はオゾンからギヤを保護するためにステンレス板による
ギアカバー２７でケーシングし、カバーの隙間からギア
ボックス内にオゾンの侵入を防ぐため、エアパージによ
りカバー内部を陽圧にする。
ら照射室内で発生したＸ線が洩れるので、遮蔽扉の外側
のギヤボックス２１，２３の周りは、Ｘ線遮蔽と回転し
ている連結軸からの安全を図るための保護カバーを兼ね
て例えば鉛を内張りした遮蔽ボックス２８で蔽う。この
遮蔽ボックスには保守点検用の開閉部２８1を設ける
が、Ｘ線安全対策のために、この開閉部にリミットスイ
ッチを設け、かつカギを取り付ける等により、電子線照
射装置の運転中は開かないようにし、また、閉め忘れ時
にはリミットスイッチで検知し、運転ができないように
する。
ので、被照射物を搬送するキャプスタンは照射室の遮蔽
扉についているから、遮蔽扉を開放することにより、大
きなメンテナンススペースのもとで、固定遮蔽室内、キ
ャプスタン部及びその駆動機構部のメンテナンスが容易
に行える。またキャプスタンは遮蔽扉に設けた駆動装置
によって駆動するから、外部から引っ張らずに被照射物
を照射領域内に搬送させることができる。
扉の照射室内側に設けることが考えられるが、照射室内
にはＸ線、オゾンが発生し、モ−タを含む駆動装置はＸ
線場では電気的、機械的にもトラブルを伴い、そして電
子線により発生するオゾンにより錆が生ずるから、駆動
装置全体をステンレスで蔽った鉛ボックス内に入れ、さ
らにボックス内をオゾンの侵入を防ぐためにエアパージ
する必要がある。しかし、Ｘ線から護るためには、加速
電圧８００ｋＶでは１２０〜１４０ｍｍ厚さの鉛を要
し、重量も極度に増し、そのメンテナンスも大変であ
る。この点、本発明では、キャプスタンの駆動装置は遮
蔽扉の照射室外側に設けており、照射室内側に位置する
キャプスタンの駆動に係る部分もギヤボックス（２６）
で済み、照射室内に生ずるＸ線、オゾンの影響について
も、遮蔽扉の外に洩れる部分、キャプスタンに対する連
結軸（２５）を通す遮蔽扉に設けた孔から洩れる部分を
考慮するだけでよいから、駆動装置に対する防護、遮蔽
構造も簡単、軽量に構成することができ、駆動装置は照
射室外側に設けられていることに伴い、メンテナンスも
容易となり、その長寿命化を図ることができる。
である。
は直交関係にある断面での構成図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 固定遮蔽室及び同遮蔽室の開口部を蔽う
遮蔽扉で形成された照射室と、前記遮蔽扉の前記照射室
内側に取り付けられた、被照射物を搬送するキャプスタ
ンと、前記遮蔽扉の前記照射室外側に取付けられた、前
記キャプスタンの駆動装置とを備えてなることを特徴と
する電子線照射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33535394A JP3590963B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電子線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33535394A JP3590963B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電子線照射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08179100A true JPH08179100A (ja) | 1996-07-12 |
| JP3590963B2 JP3590963B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=18287585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33535394A Expired - Fee Related JP3590963B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電子線照射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3590963B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-12-22 JP JP33535394A patent/JP3590963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3590963B2 (ja) | 2004-11-17 |
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