JPH08178638A - スキャナ用表面検査装置 - Google Patents
スキャナ用表面検査装置Info
- Publication number
- JPH08178638A JPH08178638A JP33457894A JP33457894A JPH08178638A JP H08178638 A JPH08178638 A JP H08178638A JP 33457894 A JP33457894 A JP 33457894A JP 33457894 A JP33457894 A JP 33457894A JP H08178638 A JPH08178638 A JP H08178638A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成で迅速に画像原稿の表面状態を検査
できるスキャナ用表面検査装置を提供すること。 【構成】画像原稿6の光照射位置に所定周波数で変調さ
れた検査光線を所定入射角で投光する検査光源46と、
上記画像原稿の上記光照射位置からの上記所定入射角と
異なる反射角で反射された光を検出する光検出器54
と、この光検出器54の出力から上記所定周波数成分を
分離するフィルタ回路56とを具え、フィルタ回路56
の出力信号から上記画像原稿の表面を検査するスキャナ
用表面検査装置。 【効果】簡単な構成でかつスキャナ装置の画像取込動作
中に同時にかつ迅速にフィルム表面の検査が行える。
できるスキャナ用表面検査装置を提供すること。 【構成】画像原稿6の光照射位置に所定周波数で変調さ
れた検査光線を所定入射角で投光する検査光源46と、
上記画像原稿の上記光照射位置からの上記所定入射角と
異なる反射角で反射された光を検出する光検出器54
と、この光検出器54の出力から上記所定周波数成分を
分離するフィルタ回路56とを具え、フィルタ回路56
の出力信号から上記画像原稿の表面を検査するスキャナ
用表面検査装置。 【効果】簡単な構成でかつスキャナ装置の画像取込動作
中に同時にかつ迅速にフィルム表面の検査が行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像原稿から画像を取
り込むスキャナ用の表面検査装置に関する。
り込むスキャナ用の表面検査装置に関する。
【0002】
【従来技術】画像原稿から高解像度で画像を取り込み、
デジタル画像データに変換する装置としてスキャナがあ
る。例えば、4000DPIのような高解像度で画像原
稿の画像情報を取り込むためには画像の走査密度を高く
する必要があり、小さな画像原稿でさえ画像全体を取り
込むのにかなりの時間を要する。このような時間をかけ
た後、取り込んだ画像が画像原稿の表面の傷や塵埃等に
より不良であることが判明すると、再度画像情報の取り
込みをやり直さねばならず極めて効率が悪い。そこで、
予め画像原稿の表面状態を検査することが望ましい。図
3は、従来の表面検査装置の構成を簡単に示す図であ
る。光源10からの光が被検査対象画像原稿12の表面
上に帯状のスリット光を照射し、その反射光をCCDラ
イン・センサ・カメラのような2台の撮像装置14−1
及び14−2で撮像し、撮像画像情報を2台の画像処理
装置で画像処理し、コンピュータ18により解析するも
のである。
デジタル画像データに変換する装置としてスキャナがあ
る。例えば、4000DPIのような高解像度で画像原
稿の画像情報を取り込むためには画像の走査密度を高く
する必要があり、小さな画像原稿でさえ画像全体を取り
込むのにかなりの時間を要する。このような時間をかけ
た後、取り込んだ画像が画像原稿の表面の傷や塵埃等に
より不良であることが判明すると、再度画像情報の取り
込みをやり直さねばならず極めて効率が悪い。そこで、
予め画像原稿の表面状態を検査することが望ましい。図
3は、従来の表面検査装置の構成を簡単に示す図であ
る。光源10からの光が被検査対象画像原稿12の表面
上に帯状のスリット光を照射し、その反射光をCCDラ
イン・センサ・カメラのような2台の撮像装置14−1
及び14−2で撮像し、撮像画像情報を2台の画像処理
装置で画像処理し、コンピュータ18により解析するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2のシステムは、構
成が大規模であり、コストがかかる上に画像原稿の表面
検査のみに相当の時間が必要である。この表面検査の工
程が完了した後に画像原稿の画像取り込みを行うのは煩
雑である。しかし、上述のように、表面検査をしないで
画像情報の取り込みをするのも非効率である。
成が大規模であり、コストがかかる上に画像原稿の表面
検査のみに相当の時間が必要である。この表面検査の工
程が完了した後に画像原稿の画像取り込みを行うのは煩
雑である。しかし、上述のように、表面検査をしないで
画像情報の取り込みをするのも非効率である。
【0004】したがって、本発明の目的は、簡単な構成
で迅速に画像原稿の表面状態を検査できるスキャナ用表
面検査装置を提供することである。
で迅速に画像原稿の表面状態を検査できるスキャナ用表
面検査装置を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、画像原稿の情報を取
り込み中に同時に画像原稿の表面の検査を実施可能なス
キャナ用表面検査装置を提供することである。
り込み中に同時に画像原稿の表面の検査を実施可能なス
キャナ用表面検査装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、画像原稿表面に
光を照射し、上記画像原稿の透過光又は反射光を検出
し、上記画像原稿の光照射位置の画像を取り込むスキャ
ナ用の表面検査装置を提供する。この装置は、画像原稿
表面の上記光照射位置に所定周波数で変調された検査光
線を所定入射角で照射する検査光源と、上記画像原稿の
上記光照射位置からの上記所定入射角と異なる反射角で
反射された光を検出する光検出器と、該光検出器の出力
から上記所定周波数成分を分離する周波数成分分離手段
とを具え、上記周波数成分分離手段の出力信号から上記
画像原稿の表面を検査することを特徴とする。
光を照射し、上記画像原稿の透過光又は反射光を検出
し、上記画像原稿の光照射位置の画像を取り込むスキャ
ナ用の表面検査装置を提供する。この装置は、画像原稿
表面の上記光照射位置に所定周波数で変調された検査光
線を所定入射角で照射する検査光源と、上記画像原稿の
上記光照射位置からの上記所定入射角と異なる反射角で
反射された光を検出する光検出器と、該光検出器の出力
から上記所定周波数成分を分離する周波数成分分離手段
とを具え、上記周波数成分分離手段の出力信号から上記
画像原稿の表面を検査することを特徴とする。
【0007】更に、周波数成分分離手段の出力信号を所
定しきい値レベルと比較する比較手段を具え、この比較
手段の出力信号のパルス幅及びパルス数に応じて上記画
像原稿の表面を検査することを特徴とする。
定しきい値レベルと比較する比較手段を具え、この比較
手段の出力信号のパルス幅及びパルス数に応じて上記画
像原稿の表面を検査することを特徴とする。
【0008】
【実施例】図2は、本発明を実施するのに好適なスキャ
ナ装置の構成を示すブロック図である。このスキャナ装
置は、本願出願人により平成6年3月18日に出願され
た特願平6−73899号「スキャナ装置」に記載され
た装置と同一である。
ナ装置の構成を示すブロック図である。このスキャナ装
置は、本願出願人により平成6年3月18日に出願され
た特願平6−73899号「スキャナ装置」に記載され
た装置と同一である。
【0009】第1ディスク2は、例えばガラスその他の
透明な材料で形成され、共通中心軸4の周りに回転可能
に支持されている。この第1ディスク2の上側表面上に
画像原稿6が貼付されている。共通中心軸4に別の第2
ディスク8が回転可能に支持されている。この第2デス
クの上側表面上には、螺旋状のトラックが刻まれてい
る。この螺旋状のトラックは、レーザー・カッティング
により形成された原盤のトラックを周知の量産化工程で
複写したものであり、周知のコンパクト・ディスクやレ
ーザー・ディスク等の表面に形成されるものと同等のも
のである。この螺旋状のトラックは、極めて精度が高
く、隣接するトラックの間の凸部にデジタル信号を刻む
ことが出来る。この螺旋状のトラックの隣接トラック間
の間隔(トラック・ピッチ)は、例えば1.6μm(ミ
クロン)程度である。共通中心軸には、スピンドル・モ
ーター10が接続されており、このモーターの回転駆動
力により、第1及び第2ディスク2及び8は、中心軸の
周りに同軸回転する構成である。スライド支持構体12
が、第1及び第2ディスク2及び8の半径方向にスライ
ド可能に支持されている。このスライド支持構体12
は、2本のアーム状の支持部14及び16を有し、上側
の支持部14で画像原稿6を光学的に読み取り、下側の
支持部16で第2ディスク8の表面の螺旋状のトラック
をトレースする構成である。
透明な材料で形成され、共通中心軸4の周りに回転可能
に支持されている。この第1ディスク2の上側表面上に
画像原稿6が貼付されている。共通中心軸4に別の第2
ディスク8が回転可能に支持されている。この第2デス
クの上側表面上には、螺旋状のトラックが刻まれてい
る。この螺旋状のトラックは、レーザー・カッティング
により形成された原盤のトラックを周知の量産化工程で
複写したものであり、周知のコンパクト・ディスクやレ
ーザー・ディスク等の表面に形成されるものと同等のも
のである。この螺旋状のトラックは、極めて精度が高
く、隣接するトラックの間の凸部にデジタル信号を刻む
ことが出来る。この螺旋状のトラックの隣接トラック間
の間隔(トラック・ピッチ)は、例えば1.6μm(ミ
クロン)程度である。共通中心軸には、スピンドル・モ
ーター10が接続されており、このモーターの回転駆動
力により、第1及び第2ディスク2及び8は、中心軸の
周りに同軸回転する構成である。スライド支持構体12
が、第1及び第2ディスク2及び8の半径方向にスライ
ド可能に支持されている。このスライド支持構体12
は、2本のアーム状の支持部14及び16を有し、上側
の支持部14で画像原稿6を光学的に読み取り、下側の
支持部16で第2ディスク8の表面の螺旋状のトラック
をトレースする構成である。
【0010】スライド支持構体12の第1支持部14に
は、画像取込部18が設けられ、第2支持部16の下端
部には、第2ディスク8の表面の螺旋状のトラックをト
レースする為の周知の光学ピックアップを含む位置検出
部20が設けられ、更に、第2支持部16の上端部には
光源21が設けられている。この位置検出部20は、レ
ーザー光線を第2ディスク8の表面上の螺旋状のトラッ
クに照射し、その反射光を検出することにより、正確に
トレースする為の信号を制御回路22に供給する。光源
21からの出力光が第1ディスク2及び画像原稿6を透
過し、画像取込部18により検出される。なお、この実
施例では、画像原稿6の透過光を検出する方式である
が、原稿の種類によっては、光源21と画像取込部18
とを同じ側に配置し、光源の出力光の反射光を検出する
ように構成しても良い。その場合には、第1ディスクは
透明な材料で形成する必要はない。この画像取込部18
の検出出力信号は制御回路22に送られる。
は、画像取込部18が設けられ、第2支持部16の下端
部には、第2ディスク8の表面の螺旋状のトラックをト
レースする為の周知の光学ピックアップを含む位置検出
部20が設けられ、更に、第2支持部16の上端部には
光源21が設けられている。この位置検出部20は、レ
ーザー光線を第2ディスク8の表面上の螺旋状のトラッ
クに照射し、その反射光を検出することにより、正確に
トレースする為の信号を制御回路22に供給する。光源
21からの出力光が第1ディスク2及び画像原稿6を透
過し、画像取込部18により検出される。なお、この実
施例では、画像原稿6の透過光を検出する方式である
が、原稿の種類によっては、光源21と画像取込部18
とを同じ側に配置し、光源の出力光の反射光を検出する
ように構成しても良い。その場合には、第1ディスクは
透明な材料で形成する必要はない。この画像取込部18
の検出出力信号は制御回路22に送られる。
【0011】制御回路22は、ディスク2及び8を回転
させる為のスピンドル・モーターを制御すると共に、ス
ライド支持構体12を直線駆動する為のスライド用モー
ター24も制御する。スライド・モーター26の回転軸
は、スライド機構ネジ28に接続されており、このスラ
イド機構ネジ26は、スライド支持構体12に係合して
いる。スライド用モーター24の回転に応じてスライド
支持構体12の位置がディスク2及び8の半径方向に沿
って移動する構成である。
させる為のスピンドル・モーターを制御すると共に、ス
ライド支持構体12を直線駆動する為のスライド用モー
ター24も制御する。スライド・モーター26の回転軸
は、スライド機構ネジ28に接続されており、このスラ
イド機構ネジ26は、スライド支持構体12に係合して
いる。スライド用モーター24の回転に応じてスライド
支持構体12の位置がディスク2及び8の半径方向に沿
って移動する構成である。
【0012】以上のようなディスク型スキャナ装置によ
れば、極めて高い解像度で画像原稿6の画像情報を取り
込むことが可能である。本発明は、かかるスキャナ装置
に好適な表面検査装置であるが、上述のようなディスク
型スキャナ装置に限定されるものではない。従来より使
用されているドラム型のスキャナ装置やフラット型スキ
ャナ装置にも使用可能である。
れば、極めて高い解像度で画像原稿6の画像情報を取り
込むことが可能である。本発明は、かかるスキャナ装置
に好適な表面検査装置であるが、上述のようなディスク
型スキャナ装置に限定されるものではない。従来より使
用されているドラム型のスキャナ装置やフラット型スキ
ャナ装置にも使用可能である。
【0013】図1は、図2のスキャナ装置を使用した本
発明によるスキャナ用表面検査装置の実施例の構成を示
すブロック図である。図1の光源21に対応してハロゲ
ンランプ30及び光ガイド32がある。この光源からの
出力光は透明ディスク2及び画像原稿6を透過して画像
取込部18に送られる。画像取込部18は、レンズ及び
ピンホール等の入力光学系34と赤色光のみを透過させ
るダイクロイック・ミラー36と、青色光のみを透過さ
せるダイクロイック・ミラー38と、赤色光(R)、緑
色光(G)及び青色光(B)を夫々検出する光検出器4
0、42及び44で構成されている。この構成は、上述
の特願平6−73899号「スキャナ装置」に記載され
たものと同様である。図1において更に、発光ダイオー
ドの如き検査光源46を設け、出力した検査光線(赤外
線)を画像原稿6の画像情報取込のための照射位置に投
光する。検査光源46は、パルス駆動源48により駆動
され、例えば100MHzの高周波数でオン・オフす
る。よって、検査光源46から出力される検査光線は、
周波数100MHzのパルス列光線となる。この時、検
査光線の入射角と同一の反射角で殆どの検査光線が反射
されるが、画像原稿6の表面上に傷、汚れ、塵埃等があ
ると、僅かながら乱反射が発生する。この乱反射した光
の一部が画像取込部18にも入力される。この検査光線
は赤外線なので画像情報には影響を与えない。入力光学
系34とダイクロイック・ミラー36との間にビーム・
スプリッタ50が設けられ、取り込んだ光の一部を抽出
する。ビーム・スプリッタ50からの反射光は、赤外線
を通過させるフィルタ52を介してホトダイオード(P
D)の如き光検出器54により検出され、電気信号に変
換される。
発明によるスキャナ用表面検査装置の実施例の構成を示
すブロック図である。図1の光源21に対応してハロゲ
ンランプ30及び光ガイド32がある。この光源からの
出力光は透明ディスク2及び画像原稿6を透過して画像
取込部18に送られる。画像取込部18は、レンズ及び
ピンホール等の入力光学系34と赤色光のみを透過させ
るダイクロイック・ミラー36と、青色光のみを透過さ
せるダイクロイック・ミラー38と、赤色光(R)、緑
色光(G)及び青色光(B)を夫々検出する光検出器4
0、42及び44で構成されている。この構成は、上述
の特願平6−73899号「スキャナ装置」に記載され
たものと同様である。図1において更に、発光ダイオー
ドの如き検査光源46を設け、出力した検査光線(赤外
線)を画像原稿6の画像情報取込のための照射位置に投
光する。検査光源46は、パルス駆動源48により駆動
され、例えば100MHzの高周波数でオン・オフす
る。よって、検査光源46から出力される検査光線は、
周波数100MHzのパルス列光線となる。この時、検
査光線の入射角と同一の反射角で殆どの検査光線が反射
されるが、画像原稿6の表面上に傷、汚れ、塵埃等があ
ると、僅かながら乱反射が発生する。この乱反射した光
の一部が画像取込部18にも入力される。この検査光線
は赤外線なので画像情報には影響を与えない。入力光学
系34とダイクロイック・ミラー36との間にビーム・
スプリッタ50が設けられ、取り込んだ光の一部を抽出
する。ビーム・スプリッタ50からの反射光は、赤外線
を通過させるフィルタ52を介してホトダイオード(P
D)の如き光検出器54により検出され、電気信号に変
換される。
【0014】なお、光検出器54は、ビーム・スプリッ
タ50により画像取込部18で取り込んだ光の一部を抽
出した光を検出しているが、この構成に限定されるもの
ではない。この光検出器54は、画像原稿6の表面上か
らの乱反射光線を検出するのが目的であるから、検査光
線の入射角と異なる反射角の反射光を検出できる位置で
あればどこに配置しても構わない。その場合には、光検
出器54で乱反射光の一部を直接検出する構成にすれ
ば、ビーム・スプリッタ50は必要でない。
タ50により画像取込部18で取り込んだ光の一部を抽
出した光を検出しているが、この構成に限定されるもの
ではない。この光検出器54は、画像原稿6の表面上か
らの乱反射光線を検出するのが目的であるから、検査光
線の入射角と異なる反射角の反射光を検出できる位置で
あればどこに配置しても構わない。その場合には、光検
出器54で乱反射光の一部を直接検出する構成にすれ
ば、ビーム・スプリッタ50は必要でない。
【0015】光検出器54の出力信号は、例えば100
MHzを通過帯域とするバンドパスフィルタ(BPF)
のような周波数成分分離回路56に供給され、検査光線
の周波数成分が分離検出される。この周波数成分分離回
路56の出力信号はAM検波器58で検波される。この
検波器58の出力は、画像原稿6の表面上の傷、汚れ、
塵埃等に起因する乱反射光成分を表している。この検波
出力を所定の基準レベルVrefと比較器60で比較し、
パルス成形すると、比較出力は、画像原稿表面の傷等の
数に比例してパルスが発生し、その出力のパルス幅は、
傷等の大きさに比例することになる。よって、比較器6
0の出力パルスをパルス測定器62により測定する。パ
ルス測定器62は、カウンタ及びパルス幅測定機能を有
しており、パルスのカウント値により、画像原稿6上の
傷等の数が判り、各パルスのパルス幅により表面の傷等
の大きさが判る。したがって、これらの測定結果から画
像原稿6の表面上の検査を容易に行うことができる。ま
た、この表面検査は、画像原稿6の画像情報の取込動作
中にも同時に行えるので、画像情報の取込が終了する前
に不良状態になったか否かが判断できる。マイクロ・プ
ロセッサ64は、パルス測定器62のパルスのカウント
値又はパルス幅が所定許容値を越えた場合に警報器66
から警報したり又は警告表示等を発生することにより不
良の発生を操作者に知らせるようにしても良い。
MHzを通過帯域とするバンドパスフィルタ(BPF)
のような周波数成分分離回路56に供給され、検査光線
の周波数成分が分離検出される。この周波数成分分離回
路56の出力信号はAM検波器58で検波される。この
検波器58の出力は、画像原稿6の表面上の傷、汚れ、
塵埃等に起因する乱反射光成分を表している。この検波
出力を所定の基準レベルVrefと比較器60で比較し、
パルス成形すると、比較出力は、画像原稿表面の傷等の
数に比例してパルスが発生し、その出力のパルス幅は、
傷等の大きさに比例することになる。よって、比較器6
0の出力パルスをパルス測定器62により測定する。パ
ルス測定器62は、カウンタ及びパルス幅測定機能を有
しており、パルスのカウント値により、画像原稿6上の
傷等の数が判り、各パルスのパルス幅により表面の傷等
の大きさが判る。したがって、これらの測定結果から画
像原稿6の表面上の検査を容易に行うことができる。ま
た、この表面検査は、画像原稿6の画像情報の取込動作
中にも同時に行えるので、画像情報の取込が終了する前
に不良状態になったか否かが判断できる。マイクロ・プ
ロセッサ64は、パルス測定器62のパルスのカウント
値又はパルス幅が所定許容値を越えた場合に警報器66
から警報したり又は警告表示等を発生することにより不
良の発生を操作者に知らせるようにしても良い。
【0016】以上、本発明の好適実施例を説明したが、
本発明は、上述の実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変形及
び修正を加え得ることは当業者には明らかである。例え
ば、上述の実施例はディスク型スキャナ装置を使用して
説明したが、従来のドラム型スキャナ装置やフラット型
スキャナ装置にも同様に利用可能であり、応用範囲は広
い。
本発明は、上述の実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変形及
び修正を加え得ることは当業者には明らかである。例え
ば、上述の実施例はディスク型スキャナ装置を使用して
説明したが、従来のドラム型スキャナ装置やフラット型
スキャナ装置にも同様に利用可能であり、応用範囲は広
い。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成でかつスキ
ャナ装置の画像取込動作中に同時にかつ迅速に画像原稿
の表面の検査が行えるので極めて利用価値が高い。
ャナ装置の画像取込動作中に同時にかつ迅速に画像原稿
の表面の検査が行えるので極めて利用価値が高い。
【図1】本発明の一実施例の構成を簡略に示すブロック
図である。
図である。
【図2】本発明を利用するのに好適なスキャナ装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】従来の表面検査装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
6 画像原稿 18 画像取込部 21 光源 46 検査光源 48 パルス駆動源 50 ビーム・スプリッタ 54 光検出器 56 周波数成分分離手段 60 比較器 62 パルス測定器 64 マイクロ・プロセッサ 66 警報器
Claims (2)
- 【請求項1】 画像原稿表面に光を照射し、上記画像原
稿の透過光又は反射光を検出し、上記画像原稿の光照射
位置の画像を取り込むスキャナ用の表面検査装置であっ
て、 上記画像原稿表面の上記光照射位置に所定周波数で変調
された検査光線を所定入射角で投光する検査光源と、 上記画像原稿の上記光照射位置からの上記所定入射角と
異なる反射角で反射された光を検出する光検出器と、 該光検出器の出力から上記所定周波数成分を分離する周
波数成分分離手段とを具え、 上記周波数成分分離手段の出力信号から上記画像原稿の
表面を検査することを特徴とするスキャナ用表面検査装
置。 - 【請求項2】 上記周波数成分分離手段の出力信号を基
準しきい値レベルと比較する比較手段を具え、 該比較手段の出力信号のパルス幅及びパルス数に応じて
上記画像原稿の表面を検査することを特徴とする請求項
1記載のスキャナ用表面検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33457894A JPH08178638A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | スキャナ用表面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33457894A JPH08178638A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | スキャナ用表面検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178638A true JPH08178638A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18278971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33457894A Pending JPH08178638A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | スキャナ用表面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08178638A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015184053A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | バンドー化学株式会社 | 表面モニタリング装置、クリーニング装置、及び搬送装置 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP33457894A patent/JPH08178638A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015184053A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | バンドー化学株式会社 | 表面モニタリング装置、クリーニング装置、及び搬送装置 |
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