JPH08178396A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH08178396A
JPH08178396A JP6328522A JP32852294A JPH08178396A JP H08178396 A JPH08178396 A JP H08178396A JP 6328522 A JP6328522 A JP 6328522A JP 32852294 A JP32852294 A JP 32852294A JP H08178396 A JPH08178396 A JP H08178396A
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JP
Japan
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heat exchange
air
air conditioner
exchange ventilator
temperature
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Pending
Application number
JP6328522A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
毅 山本
Shigeyuki Ujihira
重行 氏平
Minoru Tanaka
稔 田中
Seisuke Yamazaki
誠亮 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気調和装置に対して熱交換換気機を合理的に
連動させる。 【構成】熱交換換気機を空気調和機に連動運転するよう
に制御可能な制御手段を設ける。この制御手段は、熱交
換換気機の連動運転時に空気調和機がデフロスト運転を
する際、または、熱交換換気機の運転能力を抑制すべき
際に、熱交換換気機の連動運転を抑制する。 【効果】所定の条件では、熱交換換気機の各ファンの運
転が抑制されるので、熱交換換気機の連動運転による室
温の設定温度からの乖離も抑制される。従って、空気調
和機の負担が軽減されるとともに、室温が設定温度に立
ち上がるまでの立ち上がり時期を短縮することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置に関し、よ
り詳細には、室内から排気される室内空気と室外から給
気される外気との間で熱交換を行なわせつつ換気を行な
う熱交換換気機を空気調和機に連動可能な空気調和装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、空気調和のエネルギーを低減
するとともに、快適な空気調和を行なうために、給気フ
ァンによって室外から室内へ給気される外気と、排気フ
ァンによって室内から室外へ排気される室内空気との間
で熱交換を行なわせ、温度差を低減した外気を室内へ導
くようにした熱交換換気機が用いられている。このよう
な空気調和装置において、熱交換換気機は、室内の冷暖
房や除湿を行なう空気調和機とともに使用される場合が
あり、空気調和機に連動して熱交換換気機を動作させる
技術が従来から提案されている(例えば、特開平4−3
69341号、特開平4−369339号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、熱交換
換気機を空気調和機に連動させることは、熱交換換気機
による熱交換作用によって、空気調和機の負荷を助け、
効率的な空気調和を図ることができる。しかるに、何ら
かの原因で、空気調和機の出力が低下したり、室内に大
きな温度変化が生じた場合にも、一律に熱交換換気機を
空気調和装置に連動させると、たとえ、熱交換が行なわ
れているといえども、外気が室内に導入されることによ
って、空気調和機に負荷がかかり、好ましい空気調和を
図ることが困難になる場合がある。
【0004】例えば、空気調和機がいわゆるデフロスト
運転機能を有している場合、霜取りを行なうために、冷
媒を通常の空調運転とは逆に循環させる(以下、「デフ
ロスト運転」という)ことがある。そのような際に、換
気運転が行なわれている場合には、室温が急激に変化
し、不快感を来すことになる。或いは、設計事由にのら
ない理由で、室温が冷房時に高くなったり、暖房時に低
くなった場合にも、同様の問題が生じる。
【0005】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、空気調和装置に対して熱交換換気機を合理的に
連動させることのできる空気調和装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、室外の空気を室内
に導く給気ファン、室内の空気を室外に排出する排気フ
ァン、および室外の空気と室内の空気との間で熱交換を
行なわせる熱交換エレメントを有する熱交換換気機と、
熱交換換気機と連動可能に構成され、室温を調整すると
ともに、デフロスト運転機能を有する空気調和機と、室
内の温度を検出して、検出信号を出力する室温検出手段
と、室外の温度を検出して、検出信号を出力する外気温
検出手段と空気調和機により調整されるべき設定温度を
記憶する記憶部を含み、上記各検出手段の検出信号に基
づいて、上記熱交換換気機を空気調和機に連動運転する
ように制御可能な制御手段とを備えた空気調和装置にお
いて、上記制御手段は、上記熱交換換気機の連動運転時
に空気調和機がデフロスト運転を行なう際に、熱交換換
気機の各ファンの運転を抑制するものであることを特徴
とする空気調和装置である。
【0007】また、請求項2記載の構成は、請求項1記
載の空気調和装置において、上記記憶部は、空気調和機
の運転時に熱交換換気機の運転能力を抑制すべき温度領
域である換気能力抑制領域を記憶しているものであり、
上記制御手段は、上記熱交換換気機の連動運転時に室温
が換気能力抑制領域になった際に、熱交換換気機の各フ
ァンの運転を抑制するものである。
【0008】また、請求項3記載の構成は、室外の空気
を室内に導く給気ファン、室内の空気を室外に排出する
排気ファン、および室外の空気と室内の空気との間で熱
交換を行なわせる熱交換エレメントを有する熱交換換気
機と、熱交換換気機と連動可能に構成され、室温を調整
する空気調和機と、室内の温度を検出して、検出信号を
出力する室温検出手段と、室外の温度を検出して、検出
信号を出力する外気温検出手段と空気調和機により調整
されるべき設定温度を記憶する記憶部を含み、上記各検
出手段の検出信号に基づいて、上記熱交換換気機を空気
調和機に連動運転するように制御可能な制御手段とを備
えた空気調和装置において、上記記憶部は、空気調和機
の運転時に熱交換換気機の運転能力を抑制すべき温度領
域である換気能力抑制領域を記憶しているものであり、
上記制御手段は、上記熱交換換気機の連動運転時に室温
が換気能力抑制領域になった際に、熱交換換気機の各フ
ァンの運転を抑制するものであることを特徴とする空気
調和装置である。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成では、空気調和機の空調機
能がなくなるデフロスト時に、熱交換換気機の各ファン
の運転が抑制されるので、熱交換換気機の連動運転によ
る室温の設定温度からの乖離が抑制される。とりわけ暖
房時には、デフロスト運転によって暖房機能が停止して
いる際に、室温が低減することも抑制される。
【0010】また、請求項2または3記載の構成では、
室温が換気能力抑制領域内の数値である場合に、熱交換
換気機の各ファンの運転が抑制されるので、熱交換換気
機の連動運転による室温の設定温度からの乖離も抑制さ
れる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2は本発明の一実施例の空気調和装置の内部
構成を簡略化して示す断面図である。この空気調和装置
は、室1の換気を熱交換換気機2によって行なうととも
に、室内機3および室外機4を有する空気調和機5によ
り、室1内の温度および湿度を調整するようにしたもの
である。
【0012】図2を参照して、室1内の空気は、天井6
に設けた表装板7に形成された排気口7aからダクト8
を介して熱交換換気機2内に導かれ、内部の熱交換エレ
メント9を介して排気ファン10からダクト11を経
て、ベントキャップ12から室外に排気される。一方、
室外からの外気は、ベントキャップ13からダクト14
を介して熱交換換気機2内に導かれ、熱交換エレメント
9を介して給気ファン15からダクト16を経て、さら
に天井6に設けた表装板17に形成された給気口17a
から室1内に給気される。
【0013】空気調和機5の室内機3は、配管5aを介
して、室外機4との間で冷媒が循環される熱交換エレメ
ント20を備えている。循環ファン22によって表装板
26の吸込口21から熱交換エレメント20の一方側の
空間に還流されてきた室内の空気は、この熱交換エレメ
ント20で加熱または冷却された後に、表装板26に形
成した吹出口23から室1内に吹き出される。吸込口2
1からの吸込空気の温度は、サーミスタ等で構成した室
温センサTh1により検出される。
【0014】上記室外機4は、冷媒を循環させるための
圧縮機4a、循環される冷媒の流れ方向を切り換える4
路切換え弁EV、外気と冷媒との間の熱交換を図るため
のファン4bを備えた周知のものである。室外機4の所
定位置には、霜を検出するための霜センサFS が取り付
けられており、この霜センサFS が霜を検出した場合に
は、上記4路切換え弁EVを切り換えて、デフロスト運
転が行なわれるように構成されている。
【0015】室1内の適所には、室内機3の電装箱31
に接続されて、空気調和機5および熱交換換気機2の動
作を制御するためのリモコンユニット30が設置されて
いる。リモコンユニット30には、いわゆるウイークリ
タイマ37が接続されている。室内機3の電装箱31と
熱交換換気機2の電装箱32との間はモニタ回線33を
介して接続されている。熱交換換気機2では、モニタ回
線33からのモニタ情報に基づいて、その動作が制御さ
れる。また、室内機3の電装箱31と室外機5の電装箱
34とは回線35を介して接続されており、室外機5の
動作を制御するための信号や、室外機5に設けられて外
気温を検出する外気温センサTh2の出力、さらには、
デフロスト運転に対応した信号の授受が行なわれる。
【0016】57は、熱交換換気機2を動作させるため
のリモコンユニットであり、熱交換換気機2の電装箱3
2に接続され、空気調和機5を動作させないときでも、
熱交換換気機2を単独で運転させることができ、またそ
の動作を制御できるようになっている。熱交換換気機2
の詳しい構成は、図3および図4に示されている。ダク
ト14からの外気は、給気通路81から熱交換エレメン
ト9を通って給気ファン15に至る経路82に従って流
通し、給気ファン15からダクト41を介して室内に供
給される。
【0017】ダクト8を介する室1からの空気は、ダン
パモータDMおよび連結ロッド83により駆動されて矢
印84方向に回動されるダンパ85の位置により、経路
86と経路87とのいずれか一方に従って流通する。す
なわち、ダンパ85が、図3において実線で示す位置に
あるときには、ダクト8からの空気は、熱交換エレメン
ト9を介して排気通路88から排気ファン10に至る経
路86に従って流通する。一方、ダンパ85が図3にお
いて二点鎖線で示す位置にあるときには、熱交換エレメ
ント9をバイパスしたバイパス通路90を介して排気通
路88から排気ファン10に至る経路87に従って流通
する。Th3はダクト14からの外気の温度を検出する
外気温センサであり、Th4はダクト8からの室内空気
の温度を検出する室温センサである。
【0018】図5は、熱交換換気機2の電気的構成を示
すブロック図である。給気ファン15のモータM1、排
気ファン10のモータM2およびダンパモータDMは制
御回路65により制御される。この制御回路65には図
外の電源装置からたとえば単相200Vの電圧が、降圧
トランス91を介して供給されている。上記電源装置か
らの電力は、ライン93,94からスイッチS1H,S
1Lを介して給気ファン15のモータM1に供給され、
また、スイッチS2H,S2Lを介して排気ファン10
のモータM2に供給されている。スイッチS1H,S2
HはそれぞれモータM1,M2の各高速回転端子T1
H,T2Hに接続されており、スイッチS1L,S2L
はそれぞれモータM1,M2の各低速回転端子T1L,
T2Lに接続されている。スイッチS1H,S1Lはい
ずれか一方が導通され、モータM1は高速回転と低速回
転との二種類の状態に切り換えられる。これによって、
給気ファン15による給気風量および排気ファン10に
よる排気風量を2種類に変化させることができる。ま
た、スイッチS1H,S1Lの両方を遮断状態として、
給気ファン15を停止状態とすることもできる。スイッ
チS2H,S2Lに関しても同様である。上記の各スイ
ッチS1H,S1L,S2H,S2Lは、制御回路65
によって制御され、これによりモータM1,M2の回転
数および回転/停止の制御が行なわれる。
【0019】さらに、上記電源装置からの電力は、制御
回路65により制御されて普通換気モードと熱交換換気
モードとを切り換えるための切換えスイッチSWから、
閉リミットスイッチ95または開リミットスイッチ96
を介してダンパモータDMに供給されている。たとえ
ば、閉リミットスイッチ95は、ダンパ85が図3にお
ける二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に回動する
ときに、実線で示す回動終端位置に至った時点でオフさ
れるマイクロスイッチで構成されている。開リミットス
イッチ96も同様に、ダンパ85が図3における実線で
示す位置から二点鎖線で示す位置に回動するときに、二
点鎖線で示す回動終端位置に至った時点でオフされるマ
イクロスイッチによって構成されている。
【0020】このような構成の熱交換換気機2では、ダ
ンパ85による室内空気の流通経路の切換えによって、
熱交換エレメント9で外気と室内空気との間での熱交換
を行ないつつ換気を行なう熱交換換気モードと、室1か
ら排気される室内空気を熱交換エレメント9をバイパス
させて熱交換を伴うことなく換気を行なわせる普通換気
モードとを切り換えることができる。普通換気モード
は、たとえば春や秋等の中間期において、外気を直接室
1に給気して、いわゆる外気冷房または外気暖房を行な
う際等に選択される。
【0021】図6は上記の空気調和装置の全体の電気的
構成を示すブロック図である。同図を参照して、熱交換
換気機2および室内機3は、それぞれが有する伝送回路
51,52を介して信号の伝送を行ない、室内機3およ
び室外機4はそれぞれが有する伝送回路53,54を介
して制御信号等の授受を行なう。室内機3とリモコンユ
ニット30との間の信号の授受は、伝送回路55,56
を介して達成される。
【0022】リモコンユニット30は、空気調和機5の
運転/停止、冷房運転、暖房運転、ドライ運転、送風運
転等の運転モードの設定、温度の設定および風量の設定
等を行なうためのスイッチ60を備え、このスイッチ6
0からの信号をエンコーダで構成した制御回路61に入
力し、この制御回路61で操作されたスイッチに対応し
た制御信号を作成して伝送回路56から送信する構成と
なっている。ここで、制御回路61は、図示しないマイ
クロコンピュータを含んでいる。このマイクロコンピュ
ータには、図7に示す換気能力抑制領域が記憶されてい
る。
【0023】同図は、室内温度を横軸に、室外温度を縦
軸にして、室内温度−室外温度の特性を表したものであ
り、直線L1は、室内温度と室外温度とが同じである状
態を示しており、一点鎖線L2は、上記マイクロコンピ
ュータに記憶されている設定温度であり、破線L3は、
設定温度よりも所定の温度(本実施例では、5℃)だけ
室内温度が低い状態を示し、破線L4は、設定温度より
も所定の温度(本実施例では、5℃)だけ室内温度が高
い状態を示している。
【0024】上記直線L1と、破線L3と、室外温度が
低い状態にある横軸X1に囲まれる領域D1は、暖房時
における換気能力抑制領域を、直線L1と、破線L4と
室外温度が低い状態にある横軸X2とに囲まれる領域D
2は、冷房時における換気能力抑制領域を、それぞれ示
している。これらの領域D1、D2では、室外温度の方
が室内温度よりも、設定温度から離れているため、換気
が行なわれると、熱交換を行なっているにしても、空気
調和機5の負荷が増加する領域である。従って、これら
の領域D1、D2では、図1に示す制御に基づき、換気
能力が抑制されるのである。この換気能力の抑制は、熱
交換換気機2の給気ファン15および排気ファン10の
スイッチSH1、S1L、S2H、S2Lを選択的に或
いは全て停止させることにより達成される。
【0025】室内機3は、リモコンユニット30、室外
機4および熱交換換気機2からの信号が入力され、ま
た、これらに各種の制御信号を与える制御回路62を備
えている。この制御回路62にはまた循環ファン22の
モータM3を駆動する駆動回路63が接続され、上記の
室温センサTh1(図2参照)が接続されている。熱交
換換気機2には、上記の制御回路65が設けられてい
る。この制御回路65には、室内機3の制御回路62か
ら、空気調和機5の運転状態等のモニタ情報が伝送回路
52,51およびモニタ回線33を介して与えられる。
このモニタ情報は、空気調和機5が運転状態が停止状態
を表す情報と、リモコンユニット30から設定される設
定温度を表す温度情報とを含んでいる。
【0026】熱交換換気機2の制御回路65には、上述
の外気温センサTh3および室温センサTh4(図3参
照)が接続されている。さらに、給気ファン15、排気
ファン10の各モータM1,M2およびダンパ85を駆
動するためのダンパモータDMをそれぞれ駆動する駆動
回路66が接続されている。この駆動回路66は、上述
のスイッチS1H,S1L,S2H,S2L等を含むも
のである。
【0027】室外機4は、室内機3からの制御信号を受
信するとともに室内機3に各種の信号を与える制御回路
70を備えている。この制御回路70は、外気と冷媒と
の間の熱交換のためのファン4bを駆動するモータM
4、圧縮機4aを駆動するモータM5および冷媒の流れ
方向を切り換える4路切換え弁EVを駆動する駆動回路
71に制御信号を与える。また、外気温センサTh4の
出力に対応した温度情報や、デフロスト運転に対応した
デフロスト運転情報は、伝送回路54,53を介して室
内機3の制御回路62に与えられる。
【0028】空気調和機5が運転状態にあるときには、
熱交換気機2は、室内機3から与えられる上記のモニタ
情報に基づいて空気調和機5と連動して動作する。本実
施例において、この連動運転は、熱交換換気機2の制御
回路65で行なわれる。次に図1を参照して、本実施例
の制御について詳述する。ステップS1では、モニタ情
報に基づいて空気調和機5が運転を行っているかどうか
が判断される。もしも、停止状態である場合には、ステ
ップS2で給気ファン15および排気ファン10を停止
させてステップS1に戻る。給気ファン15および排気
ファン10の停止は、スイッチS1H,S1L,S2
H,S2Lの全てを遮断状態とすることにより達成され
る。
【0029】空気調和機5が運転状態であると判断され
ると、ステップS3で空気調和機5がデフロスト運転を
行なっているかどうかが判断される。ここで、デフロス
ト運転が行なわれている場合には、ステップS4で、熱
交換換気機2の換気抑制運転が行なわれる。この換気抑
制運転は、熱交換換気機2の給気ファン15および排気
ファン10のスイッチSH1、S1L、S2H、S2L
を選択的に或いは全て停止させることにより達成され
る。なお、冷房時には、このステップS3は省略され
る。
【0030】他方、空気調和機5が通常の空調運転を行
なっている場合、ステップS5で、スイッチSWを閉リ
ミットスイッチ95側に接続して熱交換換気モードとさ
れる。そして、次のステップS6では、スイッチS1
L,S2Lが導通されて、給気風量および排気風量の少
ない微少風量での運転が行なわれる。この動作状態を以
下では微風運転モードという。
【0031】ステップS7では所定時間T1が待機され
る。この所定時間T1は、室外からの外気がダクト14
を介して外気温センサTh3に至るまでの時間と、室内
空気がダクト8を経て室温センTh4に至るまでの時間
とのうち、いずれか長い方の時間に設定される。次に、
ステップS8では、外気温センサTh3が検出する外気
温TOAと、室温センサTh4が検出する室温TRAと
の読込が開始される。この外気温TOAおよび室温TR
Aの読込が行なわれるときには、ステップS5での処理
によって、外気および室内空気がセンサTh3,Th4
の近傍に達しているから、外気温および室温の検出は正
確に行なわれることになる。
【0032】ステップS9では、読み込まれた外気温T
OAと室温TRAとに基づいて、リモコンユニット30
で設定されている設定温度TSに対し、室温TRAが換
気能力抑制領域D1(またはD2)内に入っているかど
うかが判別される。ここで、室温センサTh4で検出さ
れる室内空気の温度TRAが、上記領域D1(またはD
2)内に含まれていない場合、ステップS10に進んで
換気モードが選択され、ステップS11で設定風量で給
気ファン15および排気ファン10を運転する。さら
に、ステップS12で、空気調和機5が運転されている
かどうかが判別され、運転されている場合には、ステッ
プS3に戻り、運転が停止されている場合には、ステッ
プS2に戻る。
【0033】他方、室内空気の温度TRAが、上記領域
D1(またはD2)内に含まれている場合、ステップS
4と同様な換気能力抑制運転がステップS13により行
なわれる。ステップS14では、所定の設定時間T2
(本実施例では2時間)だけステップS10による換気
能力抑制運転が行なわれ、所定時間T2経過後は、ステ
ップS10に進む。
【0034】以上説明したように、本実施例の構成で
は、空気調和機1の空調機能がなくなるデフロスト時
に、或いは、室温TRAが換気能力抑制領域D1、D2
内の数値である場合に、熱交換換気機2の各ファン1
5、10の運転が抑制されるので、熱交換換気機2の連
動運転による、室温TRAの設定温度からの乖離も抑制
される。従って、本実施例では、空気調和機5の負担が
軽減されるとともに、室温TRAが設定温度に立ち上が
るまでの立ち上がり時期を短縮することができるという
顕著な効果を奏する。とりわけ、暖房時に室温が低減す
ることも抑制されるので、室内にいる人がコールド感
(不快感)を感じることがないという利点がある。
【0035】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成で
は、熱交換換気機の連動運転による室温の設定温度から
の乖離が抑制されるので、空気調和機の負担が軽減され
るとともに、室温が設定温度に立ち上がるまでの立ち上
がり時期を短縮することができるという顕著な効果を奏
する。特に請求項1の構成において、暖房時に室温が低
減することも抑制されるので、室内にいる人がコールド
感(不快感)を感じることがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和装置において、熱
交換換気機の制御動作を説明するためのフローチャート
である。
【図2】上記空気調和装置の概略構成を示す簡略化した
断面図である。
【図3】熱交換換気機の内部構成を示す簡略化した断面
図である。
【図4】熱交換換気機の内部構成を示す簡略化した断面
図である。
【図5】熱交換換気機の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】上記空気調和装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図7】室内温度と室外温度とにおける換気能力抑制領
域を示すグラフである。
【符号の説明】
2 熱交換換気機 3 室内機 4 室外機 5 空気調和機 9 熱交換エレメント 10 排気ファン 15 給気ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 稔 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 山崎 誠亮 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外の空気を室内に導く給気ファン(15)、
    室内の空気を室外に排出する排気ファン(10)、および室
    外の空気と室内の空気との間で熱交換を行なわせる熱交
    換エレメント(9) を有する熱交換換気機(2) と、 熱交換換気機(2) と連動可能に構成され、室温を調整す
    るとともに、デフロスト運転機能を有する空気調和機
    (5) と、 室内の温度を検出して、検出信号を出力する室温検出手
    段(Th1,Th4) と、 室外の温度を検出して、検出信号を出力する外気温検出
    手段(Th2,Th3) と空気調和機(5) により調整されるべき
    設定温度を記憶する記憶部(61)を含み、上記各検出手段
    (Th1〜Th4)の検出信号に基づいて、上記熱交換換気機
    (2) を空気調和機(5) に連動運転するように制御可能な
    制御手段(61,62,65,70) とを備えた空気調和装置におい
    て、 上記制御手段(61,62,65,70) は、上記熱交換換気機(2)
    の連動運転時に空気調和機(5) がデフロスト運転を行な
    う際に、熱交換換気機(2) の各ファン(15,10)の運転を
    抑制するものであることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気調和装置において、 上記記憶部(61)は、空気調和機(5) の運転時に熱交換換
    気機(2) の運転能力を抑制すべき温度領域(D1,D2) であ
    る換気能力抑制領域(D1,D2) を記憶しているものであ
    り、 上記制御手段(61,62,65,70) は、上記熱交換換気機(2)
    の連動運転時に室温が換気能力抑制領域(D1,D2) になっ
    た際に、熱交換換気機(2) の各ファン(15,10)の運転を
    抑制するものである。
  3. 【請求項3】室外の空気を室内に導く給気ファン(15)、
    室内の空気を室外に排出する排気ファン(10)、および室
    外の空気と室内の空気との間で熱交換を行なわせる熱交
    換エレメント(9) を有する熱交換換気機(2) と、 熱交換換気機(2) と連動可能に構成され、室温を調整す
    る空気調和機(5) と、 室内の温度を検出して、検出信号を出力する室温検出手
    段(Th1,Th4) と、 室外の温度を検出して、検出信号を出力する外気温検出
    手段(Th2,Th3) と 空気調和機(5) により調整されるべき設定温度を記憶す
    る記憶部(61)を含み、上記各検出手段(Th1〜Th4)の検出
    信号に基づいて、上記熱交換換気機(2) を空気調和機
    (5) に連動運転するように制御可能な制御手段(61,62,6
    5,70) とを備えた空気調和装置において、 上記記憶部(61)は、空気調和機(5) の運転時に熱交換換
    気機(2) の運転能力を抑制すべき温度領域(D1,D2) であ
    る換気能力抑制領域(D1,D2) を記憶しているものであ
    り、 上記制御手段(61,62,65,70) は、上記熱交換換気機(2)
    の連動運転時に室温が換気能力抑制領域(D1,D2) になっ
    た際に、熱交換換気機(2) の各ファン(15,10)の運転を
    抑制するものであることを特徴とする空気調和装置。
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