JPH08178183A - 自動給油器 - Google Patents

自動給油器

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JPH08178183A
JPH08178183A JP33988194A JP33988194A JPH08178183A JP H08178183 A JPH08178183 A JP H08178183A JP 33988194 A JP33988194 A JP 33988194A JP 33988194 A JP33988194 A JP 33988194A JP H08178183 A JPH08178183 A JP H08178183A
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JP
Japan
Prior art keywords
container
space
galvanic element
electrolytic solution
seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP33988194A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Miyazaki
義弘 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOSEI KK
I N JI SHOJI KK
Original Assignee
GOSEI KK
I N JI SHOJI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス発生式の自動給油器において、誤った操
作による電解液Bの噴出を防ぐ。操作不良によるガス漏
れを防ぎ、動作を確実にする。部品の落下や紛失の危険
をなくす。梱包を容易にする。 【構成】 電解液Bを収容する空間13内にガルバニ素
子Cを、空間13から隔離した状態で収容する。容器1
0にねじ込み式のキャップ20を取り付け、キャップ2
0に棒体21を設ける。キャップ20をねじ込み、棒体
21を下げてガルバニ素子Cを電解液B中に投入する。
シール部材50により棒体21の収容空間をシールし、
棒体21の有無にかかわらず、空間13をシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内で電気化学反応
によりガスを発生させて、容器内の潤滑油を容器外へ継
続的に排出させるガス発生式の自動給油器に関する。
【0002】
【従来の技術】軸受等の給油に使用されるガス発生式の
自動給油器はドイツ国で開発され、パーマ(perma) とい
う商品名で世界各国に販売されている。我国では、特許
第502733号、同1010797号、同16675
52号により特許権が取得されている。図5にその構造
を例示する。
【0003】この自動給油器は、グリース等の潤滑油A
および電解液Bを重ねて容器1内に封入した構造になっ
ている。容器1は給油ノズルを下部に有し、上部にネジ
穴2を有する。ネジ穴2の底は脱離可能な蓋板3であ
り、その上にはガルバニ素子Cが保持されている。
【0004】使用の際には、起動ネジ4を容器1のネジ
穴2にねじ込む。そうすると、蓋板3が外れ、ガルバニ
素子Cが電解液B中に投入される。これによりガスが発
生し始め、そのガス圧により下方の潤滑油Aが容器1外
へ継続的に排出される。蓋板3が外れると、電解液Bを
収容する空間がネジ穴2を介して容器1外と連通する
が、そのネジ穴2に起動ネジ4が挿入されているため、
実際にはその連通は起こらない。すなわち、起動ネジ4
は起動後はシール部材となるのである。製品によっては
起動ネジ4の内部にガルバニ素子Cが保持されているも
のもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなガス発生式
の自動給油器では、使用中あるは使用後に起動ネジ4を
容器1から外さないことが重要である。一旦装着した起
動ネジ4が外されると、内部に蓋積されたガス圧のため
に、容器1内の電解液Bがネジ穴2から外部へ飛び出
し、作業者の皮膚に付着した場合は炎症を起こし、目の
なかにでも入れば失明を起こしかねない事故となる。そ
のため、現在製品化されるものでは図示のように起動ネ
ジ4のねじ込みの後にその操作部5が折れて本体部6か
ら分離し、ペンチ等で無理やり操作しない限り本体部6
が容器1から外れないように工夫されている。
【0006】しかし、このような自動給油器でも、例え
ば理解の少ない使用者が起動ネジ4を操作する際、傾い
た無理なねじ込みにより最後までねじ込みが行われない
まま操作部5をねじ切るといった操作不良が発生する。
そうなると、ネジ穴2がシール不良となり、容器1内に
発生したガスが外部へ漏出するために、内圧が上がら
ず、動作不良が生じる。
【0007】また、起動ネジ4の形状にかかわらず、給
油装置本体(容器1)とは別に起動部品(起動ネジ4)
が必要であり、無理な姿勢が強いられるような現場で
は、セットの際に起動部品を落とす危険性が小さくな
い。更に紛失の可能性もあり、梱包では2つの部品を組
み合わせるという作業能率上の問題もある。
【0008】本発明の目的はこれらの問題を解決し、電
解液が外部に飛び出すことがない安全な構造であること
は勿論、操作者の技量等に影響されることなく常に確実
なシールを実現でき、更に部品の落下や紛失もなく梱包
も容易なガス発生式の自動給油器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動給油器は、
容器内に潤滑油と共に封入された電解液にガルバニ素子
を投入してガスを発生させ、そのガス圧により容器内の
潤滑油を継続的に排出させるガス発生式の自動給油器に
おいて、電解液を収容する空間内にガルバニ素子が電解
液から隔離された状態で収容されており、ガルバニ素子
を隔離する部材を容器外からの操作による機械的な動き
により破壊し、且つ電解液を収容する空間をシールする
部材から独立した破壊手段が容器に設けられていること
を特徴とする。
【0010】
【作用】容器外から破壊手段を操作することによる破壊
手段の機械的な動きにより、ガルバニ素子を電解液から
隔離する部材が破壊され、ガルバニ素子が電解液中に投
入される。ここで破壊手段は電解液を収容する空間のシ
ール部材から独立している。すなわち、破壊手段があっ
てもなくても電解液の収容空間はシールされている。従
って電解液の飛散がなく、且つ常に確実なシールが実現
される。また、その破壊手段は容器に設けられてこれに
一体化されている。
【0011】従来の給油器では一番大切なシーリングを
使用者に委ね、起動部品を取り付けた時点で最終的なシ
ーリングを確保する点に大きな問題があるが、本発明の
給油器では、起動に関係なくシーリングを行うので、そ
のシール性が起動操作の影響を受けない。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1に本発明の第1実施例を示す。本実施
例の自動給油器は、円筒状の気密容器10、容器10の
上部に装着されたねじ込み式のキャップ20、容器10
内に配設された仕切り部材30および隔離部材40、隔
離部材40内に設けられたシール部材50を具備してい
る。
【0014】キャップ20は中央部から下方に延出した
棒体21を有する。棒体21は破壊手段である。棒体2
1の先端部は、容器10の上面中央部に設けられた孔1
1を通って容器10内に挿入されている。
【0015】仕切り部材30は、容器10内を上下に仕
切り、下方の空間12には図示されないピストンを介し
て潤滑油Aが封入されている。また上方の空間13には
電解液Bが封入されている。仕切り部材30の材質とし
てはガス透過性のものが使用されている。
【0016】隔離部材40は、仕切り部材30の上方に
保持され、その上面は周縁部および中央部を除いて容器
10の上部内面に密接している。隔離部材40の中央部
は、下方へ円筒状に突出して容器41を形成している。
容器41は空間13から隔離された空間42を内側に形
成しており、その空間41にはガルバニ素子Cが封入さ
れている。
【0017】シール部材50は、容器41内の空間42
に設けられた蛇腹式の袋体であり、容器41内に独立し
た空間51を形成して孔11を封止している。すなわ
ち、空間51は容器41の有無に関係なく、電解液Bを
収容する空間13から隔離されている。そして、前記棒
体21の先端部は、孔11を通ってこの空間51に挿入
され、シール部材50の底部を介して前記ガルバニ素子
Cに対向している。
【0018】本実施例の自動給油器を使用するには、キ
ャップ20をねじ込む。そうすると棒体21が下降し、
ガルバニ素子Cが下方に押される。このときシール部材
50は下方に延びる。これにより、容器41の底板43
が外れ、容器41内の空間42が空間13と連通するこ
とにより、ガルバニ素子Cが電解液B中に投入され、ガ
ス発生が始まる。
【0019】一方、空間42内のシール部材50によっ
て形成されている空間51は、この段階においても空間
13から隔離された状態にある。そのため、空間51内
に押し込まれた棒体21はシールに関係しない。従っ
て、ガス漏れを生じる危険がなく、また、使用中あるい
は使用後にキャップ20を不用意に緩めてもガス漏れや
電解液Bの噴出を生じる危険がない。
【0020】図2に本発明の第2実施例を示す。本実施
例の自動給油器は、容器状の隔離部材40を仕切り部材
30の中央部上に配設した点が第1実施例と異なる。他
の構成は第1実施例と実質的に同一である。
【0021】本実施例においては、キャップ20のねじ
込みにより隔離部材40の天板44が外れ、空間42が
空間13に連通することにより、ガルバニ素子Cが電解
液B中に投入され、ガス発生が始まる。しかし、シール
部材50によって形成されている空間51は、この段階
においても空間13から隔離された状態にある。そのた
め、空間51内に押し込まれた棒体21はシールに関係
しない。従って、ガス漏れを生じる危険がなく、また、
使用中あるいは使用後にキャップ20を不用意に緩めて
もガス漏れや電解液Bの噴出を生じる危険がない。
【0022】図3に本発明の第3実施例を示す。本実施
例の自動給油器では、容器10が上面が開口した容器本
体15と、その開口部を塞ぐキャップ状の蓋体16とか
らなる。蓋体16は下方に可動であって、その動きを害
しないために蛇腹式のシール部材17によって本体側と
気密に接続されている。蓋体16の下面中央部には下方
に突出した針18が破壊手段として設けられている。一
方、ガルバニ素子Cは仕切り部材3の中央部上に固定さ
れ、弾力性のある膜からなる袋状の隔離部材40を十分
に拡大させた状態でその隔離部材40内に封入されてい
る。そして、このガルバニ素子Cには前記針18が上方
から対向している。
【0023】本実施例の自動給油器においては、容器1
0の蓋体16を下方に押し込むことにより、針18の先
が、ガルバニ素子Cを包む隔離部材40にあたる。ここ
で隔離部材40は薄膜の袋体であり、且つ十分に引っ張
られた状態にある。そのため、針18の先が隔離部材4
0にあたると、その部分が破れ、その破れが広がってガ
ルバニ素子Cが露出し、電解液B中に投入される。容器
10の本体15と蓋体16の間はシール部材17によっ
てシールされ、破壊部材である針18はシールに関係し
ていないので、使用中にガス漏れを生じる危険がなく、
また、使用中あるいは使用後に蓋体16を引き上げても
ガス漏れや電解液の噴出を生じる危険がない。
【0024】図4に本発明の第4実施例を示す。本実施
例の自動給油器は、蓋体16自体が破壊手段となってい
る点、隔離部材40の上部が下部に対して分離可能で且
つ蓋体16に一体接続されている点で、第3実施例と相
違する。
【0025】本実施例の自動給油器においては、容器1
0の蓋体16を引き上げることにより、隔離部材40の
上部が下部から分離し、隔離部材40内のガルバニ素子
Cが電解液B中に投入される。破壊手段である蓋体16
は、本体15との間がシール部材17によってシールさ
れ、その動きがシールに関係していないので、使用中に
ガス漏れを生じる危険がなく、また、使用中あるいは使
用後に蓋体16を引き上げてもガス漏れや電解液の噴出
を生じる危険がない。
【0026】キャップ20や蓋体16はねじ込み形、ね
じ込みによらない直進形のいずれでもよい。また、キャ
ップ20や蓋体16を用いずに棒体21や針18等の破
壊手段を直接操作する構成や、破壊手段の側にガルバニ
素子Cを組み込む構成を採用することが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の自動給油
器は、ガルバニ素子の投入機構とシーリングとを切り離
し、そのシーリングを使用者に委ねない構成としている
ので、電解液の飛び出しがなく安全であり、且つ操作者
によってシーリングが影響されず確実な動作を維持する
ことができる。また、ガルバニ素子の投入機構が容器に
一体化されているので、部品の落下や紛失がなく、梱包
においても作業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す自動給油器の主要部
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す自動給油器の主要部
断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す自動給油器の主要部
断面図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す自動給油器の主要部
断面図である。
【図5】従来の自動給油器を示す断面図である。
【符号の説明】
10 容器 15 本体 16 蓋部 18 針 20 キャップ 21 棒体 30 仕切り部材 40 隔離部材 50 シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に潤滑油と共に封入された電解液
    にガルバニ素子を投入してガスを発生させ、そのガス圧
    により容器内の潤滑油を継続的に排出させるガス発生式
    の自動給油器において、 電解液を収容する空間内にガルバニ素子が電解液から隔
    離された状態で収容されており、ガルバニ素子を隔離す
    る部材を容器外からの操作による機械的な動きにより破
    壊し、且つ電解液を収容する空間をシールする部材から
    独立した破壊手段が容器に設けられていることを特徴と
    する自動給油器。
  2. 【請求項2】 破壊手段が容器を貫通し且つ軸方向に移
    動可能な棒体であり、棒体の容器内に位置する部分が、
    その移動方向に変形可能なシール部材により電解液から
    隔離された空間に配置され、棒体の先端がガルバニ素子
    に対向する請求項1に記載の自動給油器。
  3. 【請求項3】 ガルバニ素子に対向する容器の一部分が
    ガルバニ素子に対して移動可能であり、その容器の一部
    分が破壊手段を兼ねその移動によりガルバニ素子を隔離
    する部材を破壊する請求項1に記載の自動給油器。
JP33988194A 1994-12-27 1994-12-27 自動給油器 Pending JPH08178183A (ja)

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JP33988194A JPH08178183A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 自動給油器

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JP33988194A JPH08178183A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 自動給油器

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ID=18331707

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JP33988194A Pending JPH08178183A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 自動給油器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021039928A1 (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 川崎重工業株式会社 ガスタービンエンジン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021039928A1 (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 川崎重工業株式会社 ガスタービンエンジン
JP2021036142A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 川崎重工業株式会社 ガスタービンエンジン

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