JPH08177822A - 吊部材取付装置 - Google Patents

吊部材取付装置

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JPH08177822A
JPH08177822A JP32904194A JP32904194A JPH08177822A JP H08177822 A JPH08177822 A JP H08177822A JP 32904194 A JP32904194 A JP 32904194A JP 32904194 A JP32904194 A JP 32904194A JP H08177822 A JPH08177822 A JP H08177822A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊ポールの上端を前扉付吊戸棚の底板等にね
じ釘等を用いずに簡単かつ確実強固に取付ける。 【構成】 パイプ棚1の吊ポール2上端が取付けられる
アーム4と、アーム4の基端部4Bに装着される下挟持
部材7と、下挟持部材7の上側に対向状に設けられる上
挟持部材10と、上・下挟持部材7、10を連結するコ
字状の連結金具8と、前記アーム4の下側からその基端
部4B及び下挟持部材7に上下方向に貫通され、かつ前
記連結金具8の下部片8Aに螺合された挟圧固定ボルト
9とから成り、該ボルト9を回転させることにより、上
挟持部材10に対して下挟持部材7を上下動させて、棚
底板11を挟着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棚その他の物を吊部材
を用いて吊棚や固定棚に吊下げ状に取付ける際に、吊部
材上端を吊棚や固定戸棚に取付ける吊部材取付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吊戸棚等の下側にパイプ製の棚を
設ける場合、固定部例えば窓枠の上下部材間に、上下方
向に伸縮可能な2本の突張りポールを固定し、該突張り
ポールにパイプ棚の後端パイプ又は両端支持アームの後
端部を取付金具により固定している。
【0003】また、前記窓枠を利用できない場合は、吊
部材を用いている。即ち、吊部材の上端にフランジ付の
取付金具を固着し、該取付金具のフランジ部に設けたね
じ孔を利用して、吊戸棚等の底板下面に前記金具のフラ
ンジ部をねじにより固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般住宅は
もとよりマンション等においては、希望する場所例えば
吊戸棚や固定棚の下側に、突張りポールを使用できない
場合や、窓を吊棚により塞ぎたくない場合、さらには壁
面を利用できない場合には、吊部材を用いるしか方法が
なかった。
【0005】しかし、吊戸棚の底板や固定棚は、木製ボ
ードが多く採用されており、ねじ釘がきかず、吊部材を
ねじ固定できない場合があり、また、ねじ釘がきいて
も、吊部材に荷重がかかると、ねじ釘が抜ける等の問題
がある。本発明は、上述のような実状に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、吊部材の上端を、吊
戸棚の底板やパイプ棚或いは固定棚に、ねじ釘を用いる
ことなく簡単にかつ確実強固に固定できる吊部材取付装
置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、吊部材の上端が取付けられるアームと、該アーム
の基端部に装着される下挟持部材と、該下挟持部材に対
向状に設けられる上挟持部材と、上・下挟持部材を連結
するコ字状の連結金具と、前記下挟持部材に上下方向に
挿通され、かつ前記連結金具の下部片に螺合された挟圧
固定ボルトとから成ることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記アームが吊部材の上
端に着脱可能に取付けられるようになっていることを特
徴とし、前記下挟持部材に対して前記アームが取付角度
変更可能に装着されていることを特徴とすると共に、前
記連結金具の中間連結部が、扉付戸棚等の底板又は前端
棚パイプと前扉との隙間に嵌めうる厚さになっているこ
とを特徴としている。
【0008】そして、本発明は、前記下挟持部材に連結
金具の下部片が嵌入される収容凹部が設けられ、前記下
挟持部材が連結金具に対して上下動するようになってい
ることを特徴とし、前記上挟持部材が連結金具の上部片
に着脱可能に取付けられていることを特徴とすると共
に、前記上部挟持部材に連結金具のカバーが着脱可能に
取付けられていることを特徴としている。
【0009】さらに、本発明は、前記カバーが側面視反
転L形を呈し、連結金具の上部片及び中間連結部を覆う
ようになっていることを特徴とし、前記アームの基端部
に上下方向の軸孔が設けられ、前記下挟持部材の下面に
突設した中空軸部が前記軸孔に回動可能に嵌合されてい
ることを特徴としている。さらにまた、本発明は、前記
中空軸が下挟持部材と別体とされていることを特徴と
し、前記アームの上面の前記軸孔の周りに複数の位置決
め凸部又は/及び凹部が設けられ、下挟持部材の下面に
前記アームの凹凸に対応してこれに係合する位置決め凸
部又は/及び凹部が設けられていることを特徴とするほ
か、前記上挟持部材に棚パイプとのずれ防止ピン挿通孔
が複数設けられていることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、まず、前記挟圧固定ボルトを
緩める(ねじ戻す)方向に回転させ、上・下挟持部材の
間隔を大きくしておき、吊戸棚の底板前端、固定棚板前
端或いは、吊戸棚の下部棚パイプ前端が、上・下挟持部
材間に嵌入されるように該両部材を水平方向に押し、連
結金具の中間連結部を棚板等の前端に押し当てた後、吊
部材の位置決めをし、前記固定ボルトを緩める(ねじ込
む)方向に回転させる。
【0011】該固定ボルトの回転によって、下挟持部材
が連結金具に対してアーム及び吊部材と共に上昇し、前
記棚板等の下面に下挟持部材が当接して、上・下挟持部
材により前記棚板、棚パイプ等を挟持する。そこで、さ
らに前記固定ボルトを回転させると、連結金具がその弾
性により上・下部片が互いに間隔を拡げる方向に撓み、
連結金具の弾性によって、上・下挟持部材が棚板等を強
力に挟持する。
【0012】そして、前扉のある吊戸棚にあっては、底
板前端と前扉間の隙間に連結金具の中間連結部が納ま
り、また、上・下挟持部材及びカバーの前端部が、前扉
の背面に当接することはない。なお、パイプ棚の場合、
上挟持部材のずれ防止ピン挿通孔に、所要長さのずれ防
止ピンを挿入することにより、上・下挟持部材が確実強
固に棚パイプに係止固定され、吊部材に荷重がかかって
も、上・下挟持部材がずれ落ちることはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜28は、本発明の第1実施例を示し、1はパ
イプ棚で左右の吊部材2に上下位置及び間隔調整可能に
固定金具3により夫々固定されている。本実施例では、
この吊部材2はポールに形成されているので、以下、吊
部材を吊ポール2と言う。4はアームで硬質合成樹脂材
により一体成形され、その先端4Aに設けたポール嵌合
孔5に、前記吊ポール2の上端が嵌合され、吊ポール2
及びアーム先端4Aが、両者を貫通するねじ6により着
脱自在に連結されている。
【0014】前記アーム4の基端部4Bには、下挟持部
材7が連結金具8を介して挟圧固定ボルト9により取付
けられており、連結金具8には上挟持部材10が下挟持
部材7と対向状に取付けられ、上・下挟持部材10、7
により棚底板11を、図1、図2に示すように、上下か
ら挟圧固定(クランプ)しうるようになっている。ま
た、前記アーム4は、図3〜図6に示すように、先端4
Aが前記嵌合孔5と直交状に設けられており、アーム基
端部4Bは、前記ポール嵌合孔5と平行な上下に貫通さ
れた筒状を呈し、その上部内周面が軸孔13とされ、下
部内周に前記挟圧固定ボルト9を挿通案内するボルト案
内筒14がリブ15を介して軸孔13と同心円状に設け
られている。
【0015】そして、アーム基端部4Bの上面には、1
2個の位置決め突起16が周方向等ピッチで設けられ、
下挟持部材7の取付角度が変更可能でかつ位置決め固定
(回り止め)が確実に行ないうるようにしてある。図7
〜図12は、前記下挟持部材7を示し、該部材7は硬質
合成樹脂製で、前半分が長方形で後半分が半円形の平面
視前方後円形を呈する容器形で、その中央部下面に中空
軸部17が突設され、該軸部17の内部には、ボルト案
内筒18がリブ19を介して軸部17と同心円状に設け
られ、中空軸部17が前記アーム4の軸孔13に、回転
可能に嵌合されるようになっている。
【0016】前記中空軸部17の上端部外周は、膨径さ
れてその下面に、前記アーム基端4Bの位置決め突起1
6が嵌合する12の位置決め凹部20が周方向に等ピッ
チで設けられている。そして、下挟持部材7の前壁7A
は、左右両端部を残して若干前方に突出され前記連結金
具8の保持壁とされている。また、下挟持部材7内に
は、多数のリブ21が、前記連結金具8の下部片8Aを
収容しかつ、該下部片8Aに対して下挟持部材7が所要
範囲上下移動可能なように、しかも上下動案内部を形成
するように収容凹部7C設けられており、連結金具下部
片8Aの収容凹部7C及び前壁7Aを除く外周部のリブ
21上面21Aが、下挟持部材7の周壁上面7Bと略面
一とされ、該周壁上面7B及びリブ上面21Aが、棚底
板11下面に当接するようにして挟持面圧が小さくなる
ようにしてある。
【0017】なお、前記周壁上面7Bとリブ上面21A
は、図8、図11に示すように、後方円形側が前方端よ
りも高くなるように微少角度(θ)をもって傾斜せら
れ、後端間隔を狭くして下挟持部材7が棚底板11に対
して滑り難くされ、挟圧固定を確実強固にしうるように
してある。図13、図14は、前記連結金具8を示し、
側面視略コ字状で下部片8A端が上部片8Bよりも若干
長くされ、上・下片8A、8Bが上下方向に若干撓んで
弾発力を作用させうるようになっており、前記下部片8
Aには、前記固定ボルト9を螺合させるねじ孔22が設
けられ、前記上部片8Bには2つの係止孔23が設けら
れている。
【0018】なお、連結金具8はその中間連結部8Cの
厚さtが、棚底板11と前扉D(図2参照)の間隙Cよ
りも小さくされており、また、下挟持部材7の前壁7A
の厚さと、前記連結部8Cの厚さtの和が、前記間隙C
よりも若干小さくなっていて、前扉Dを有する吊戸棚に
も取付けうるようになっている(図2参照)。図15〜
図20は、前記上挟持部材10を示し、該部材10も下
挟持部材7と同じ硬質合成樹脂製で、平面視前方後円形
を呈する上蓋状とされ、前半方形部には、連結金具上部
片8Bの嵌合凹部24が形成されており、該凹部24上
面24Aに連結金具上部片8Bの係合孔23に対応して
係合突起25が設けられ、さらに、前記凹部24は前方
が開放され後方にカバー係止片挿通孔26が設けられ、
前記凹部24の左右両対向端縁がカバー係止部27とさ
れている。
【0019】そして、上挟持部材10の前記凹部24の
後方上面10A中央部に、その下面28Aが前記上面1
0Aと面一となる隆起部28が設けられ、該隆起部28
の下面28A後端に、カバー係止溝29が左右方向に延
設されている。また、上挟持部材10の後部には、任意
数(本例では7個)のずれ防止ピン挿通孔30が同一円
周上に配設され、パイプ棚に取付ける場合に、該孔30
に図21、図22に示す合成樹脂製のずれ防止中空ピン
31を1〜2本適所に挿入できるようになっている。
【0020】なお、上挟持部材10の下面10Bは、図
16、図19に示すように、上面10A及び凹部上面2
4Aに対して、微少角度(θ)だけ後端側が低くなるよ
うに傾斜させてある。また、上挟持部材10内には、適
所にリブ32が設けられ、十分な強度を確保すると共に
軽量化が図られている。前記連結金具8の前端は、上挟
持部材10の前端より金具厚さt分だけ突出している
が、これを上挟持部材10の前端と面一か又ははさらに
後方に若干退入させることができる。
【0021】図23〜図27は、連結金具8上部片8B
のカバーを示し、該カバー33は上挟持部材10の前記
凹部24に、前記連結金具上部片8Bの上から嵌合され
るように、上挟持部材10と同じ硬質合成樹脂により略
方形板状に成形されている。そして、該カバー33は、
下面に複数のリブ34を備えると共に、左右両端にのみ
下向きの側壁33Aを備え、該側壁33A前端側の左右
両外面に、前記凹部24上端のカバー係止部27の下側
に嵌入係止される係止突条35が前後方向に設けられ、
後端の左右方向中央部には、前記上挟持部材10の隆起
部28下側に挿入され、かつ係止溝29に嵌入係止され
る係止突条36を備えた係止片37が突設されている
(図2参照)。
【0022】上記第1実施例において、吊ポール取付装
置を図2に示す状態に組立てる場合、前記アーム4の軸
孔13にその上方から下挟持部材7の中空軸部17を嵌
入し、下挟持部材7内に中間連結部8Cが前側になるよ
うに連結金具下部片8Aを嵌入した後、挟圧固定ボルト
9をアーム4のボルト案内筒14にその下方から挿入す
ると共に、下挟持部材7のボルト案内筒18を貫通し
て、前記ボルト9の上端を連結金具8のねじ孔22にね
じ込む。
【0023】次に、上挟持部材10の前記凹部24を連
結金具上部片8Bの下側に位置させ、該凹部24に連結
金具上部片8Bをその係合孔23が前記係合突起25に
嵌合するように挿入した後、前記連結金具上部片8B上
面にカバー33を、その係止突条36が前記カバー係止
片挿通孔26の前側に位置するように当てがい、次い
で、カバー33を後方に向けて連結金具上部片8B上を
スライドさせることにより、カバー33の左右の係止突
条35が上挟持部材10のカバー係止部27の下側に嵌
入してこれに係止されると共に、カバー33先端の係止
片37が撓みながらスライドしてその係止突条36がカ
バー係止溝29に嵌入係合する。
【0024】以上のようにして、係止突条36がカバー
係止溝29に係合すると、カバー33は自然に抜け落ち
ることはない。そこで、吊ポール2を図1、図2に示す
ように棚底板11に取付ける場合、挟圧固定ボルト9を
緩め、連結金具8に対して下方に移動させ、上・下挟持
部材7、10間隔を棚底板11厚さよりも十分大きく開
いた状態で、上・下挟持部材7、10をその間に棚底板
11が嵌まるように後方に押し、連結金具8の中間連結
部8Cを棚底板11前端面11Aに当接させた後、前記
ボルト9を締付け方向に回転させる。
【0025】この状態では、上挟持部10の下面10B
が棚底板11上に当接し、これに連結金具8、ボルト9
及びアーム4を介して吊ポール2が吊下げられている。
前記ボルト9の締付け回転により、下挟持部材7がアー
ム4を介してボルト9により引き上げられ、該部材上面
7Bが棚底板11の下面に当接する。さらに前記ボルト
9を締付け方向に回転させると、連結金具8の下部片8
Aが若干撓み、それ以上は連結金具8が撓まず、前記ボ
ルト9が回らなくなり、上・下挟持部材7、10が棚底
板11を連結金具8の弾発力により強力に挟着固定す
る。
【0026】また、前扉Dを備えた吊戸棚の場合でも、
前記棚底板11の前端面11Aと前扉Dの間に隙間Cが
あるときは、図2に示すように、連結金具8の中間連結
部8C及び下挟持部材7の前壁7Aの厚さ分が、前記隙
間Cに納まり、前扉Dの閉鎖に支障をきたすことはな
い。なお、前記隙間Cが小さい場合、前記下挟持部材7
の前壁7A前端面が、連結金具8の中間連結部8Cの前
面と面一か又は後方に位置するように、連結金具8を組
込むことにより、容易に対応できる。
【0027】そして、前記棚底板11の前端面11Aか
らの吊ポール4の距離、左右の位置は、図28に例示す
るように、挟圧固定ボルト9を緩めた状態で、下挟持部
材7に対してアーム4を、前記軸部17を中心として左
右方向に回転させ、図中2点鎖線401、402、40
3、404で示すように、任意にアーム4角度を変更す
ることにより選択できる。即ち、パイプ棚1の前端位置
を、吊戸棚の前扉D、棚底板前端面11Aに対して任意
に変更できる。
【0028】図29は、本発明の第2実施例を示し、第
1実施例と異なるところは、下挟持部材7の中空軸部1
7を分離独立させた点、下挟持部材7の上面に中蓋40
を設けて3個のボルト挿通孔41及びナット収納孔42
を設けると共に、下挟持部材7の上面7B及び中蓋40
上面を面一の平坦面とした点、前記連結金具8の上・下
部片8A、8Bにねじ孔43、44を前記孔41に対応
して設けた点、上挟持部材10への連結金具8及びカバ
ー33の取付けをビス45により行なうようにした点、
及び、下挟持部材7に前記連結間具下部片8Aのねじ孔
43に対応してボルト挿通孔(図示省略)を設けて、そ
の中央の孔には挟圧固定ボルト9をアーム4下方から、
その前後の孔には短寸のボルト46を下挟持部材7の直
下から挿入し、前記連結金具下部片8Aのねじ孔43に
ねじ込んだ後、中蓋40のボルト挿通孔41からナット
収納孔42に位置したボルト9、46上端に夫々ナット
47を螺着した点である。
【0029】第2実施例においては、構造がシンプルに
なっているが、基本的な構成及び作用・効果は第1実施
例と同じであるから、第1実施例と共通する部分には同
符号を付し、詳細説明は省略する。図30、図31は、
連結金具8のカバーの他の実施例を示し、該カバー13
3は、図23〜図27に示すカバー33の前端に、連結
金具中間連結部8Cの前面を覆う前カバー部133Bを
下向きに設けて側面視反転L形とした点で異なっている
が、前記カバー33と同じように、上挟持部材10に嵌
着できる。したがって、図23〜図27と共通する部分
については同符号を付し、詳細説明を省略する。
【0030】図32は、吊ポール2の下端部に、浅い平
鉢状のスパイスラック48を取付けた例を示している。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、第1実施例における上・下挟持部材7、10の挟持
面である上面7B、下面10Bを、第2実施例のような
リブのない面一の平坦面とすることができ、逆に第2実
施例に上・下挟持部材7、10の上下挟持面7B、10
Bを第1実施例のようにリブ面で挟圧し面圧を低くする
ことができるほか少なくとも上挟持部材10には連結金
具上部片8Bをインサート成形により一体化するなど、
適宜設計変更可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のように、パイプ棚など
の吊ポールの上端が取付けられるアームと、該アームの
基端部に装着される下挟持部材と、該下挟持部材に対向
状に設けられる上挟持部材と、上・下挟持部材を連結す
るコ字状の連結金具と、前記アームの下側からその基端
部及び下挟持部材に上下方向に貫通され、かつ前記連結
金具の下部片に螺合された挟圧固定ボルトとから成るこ
とを特徴とするものであるから、棚板にねじ釘等を用い
ることなく、また棚パイプに吊ポールを簡単かつ確実強
固に取付けることができる。
【0032】また、本発明は、前記アームが吊ポールの
上端に着脱可能に取付けられるようになっていることを
特徴とするものであるから、アーム又は吊ポールの相互
交換が簡単である。そして、本発明は、前記下挟持部材
に対して前記アームが取付角度変更可能に装着されてい
ることを特徴とするものであるから、吊ポールの棚底板
前端又は前端棚パイプからの距離或いは下挟持部材に対
する関係位置を任意に変えることができる。
【0033】さらに、本発明は、前記連結金具の中間連
結部が、扉付戸棚等の底板又は前端棚パイプと前扉との
隙間に嵌めうる厚さになっていることを特徴とするもの
であるから、扉付の戸棚等の底板又は棚パイプにも確実
強固にかつねじ釘等を用いることなく簡単に取付けるこ
とができる。さらにまた、本発明は、前記アームの基端
部に上下方向の軸孔が設けられ、前記下挟持部材の下面
に突設した中空軸部が前記軸孔に回動可能に嵌合されて
いることを特徴とするものであるから、アームの下挟持
部材への取付けを容易にかつ安定にすることができると
共に、アームの向きを自在に変更できる。
【0034】そして、本発明は、前記アームの上面の前
記軸孔の周りに複数の位置決め凸部又は/及び凹部が設
けられ、下挟持部材の下面に前記アームの凹凸に対応し
てこれに係合する位置決め凸部又は/及び凹部が設けら
れていることを特徴とするものであるから、アームの下
挟持部材に対する位置決めを確実強固にできる。さら
に、本発明は、前記上挟持部材に棚パイプとのずれ防止
ピン挿通孔が複数設けられていることを特徴とするもの
であるから、パイプ棚に吊ポールを取付ける際も、棚パ
イプに前記上挟持部材をずれ防止ピンを介して確実強固
に係止固定でき、パイプ棚からのずれ落ちを完全に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によりパイプ棚を取付けた
吊ポールを棚底板に挟持固定した状態を示す全体斜視図
である。
【図2】同第1実施例の中央縦断側面図である。
【図3】同実施例のアーム平面図である。
【図4】図3の一部破断正面図である。
【図5】図4の一部破断右側面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】同実施例の下挟持部材の平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図8の右側面図である。
【図10】図8の下面図である。
【図11】図7のB−B線断面図である。
【図12】図7のC−C線断面図である。
【図13】同実施例の連結金具の平面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】同実施例の上挟持部材の平面図である。
【図16】図15の正面図である。
【図17】図15の右側面図である。
【図18】図15の左側面図である。
【図19】図15のD−D線断面図である。
【図20】図15のE−E線断面図である。
【図21】同実施例のずれ防止ピンの一部破断正面図で
ある。
【図22】図21の左側面図である。
【図23】同実施例の連結金具カバーの平面図である。
【図24】図23の左側面図である。
【図25】図23の正面図である。
【図26】図23の一部破断右側面図である。
【図27】図23のF−F線断面図である。
【図28】同実施例におけるアームの取付角度変更例説
明図である。
【図29】本発明の第2実施例を示す全体分解斜視図で
ある。
【図30】第1実施例におけるカバーの変形例を示す側
面図である。
【図31】図30の右側面図である。
【図32】本発明実施例装置によりスパイスラックを固
着した吊ポールを棚底板に取付けた例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 パイプ棚 2 吊ポール 4 アーム 4A アーム先端 4B アーム基端部 7 下挟持部材 7B 上面 7C 収容凹部 8 連結金具 8A 下部片 8B 上部片 8C 中間連結部 9 挟圧固定ボルト 10 上挟持部材 10A 上面 10B 下面 11 棚底板 11A 前端面 13 軸孔 16 位置決め突起 17 中空軸部 20 位置決め凹部 30 ピン挿通孔 31 ずれ防止ピン 33 カバー 133 カバー D 扉

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊部材の上端が取付けられるアームと、
    該アームの基端部に装着される下挟持部材と、該下挟持
    部材に対向状に設けられる上挟持部材と、上・下挟持部
    材を連結するコ字状の連結金具と、前記下挟持部材に上
    下方向に挿通され、かつ前記連結金具の下部片に螺合さ
    れた挟圧固定ボルトとから成ることを特徴とする吊部材
    取付装置。
  2. 【請求項2】 前記アームが吊部材の上端に着脱可能に
    取付けられるようになっていることを特徴とする請求項
    1に記載の吊部材取付装置。
  3. 【請求項3】 前記下挟持部材に対して前記アームが取
    付角度変更可能に装着されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の吊部材取付装置。
  4. 【請求項4】 前記連結金具の中間連結部が、扉付戸棚
    等の底板又は前端棚パイプと前扉との隙間に嵌めうる厚
    さになっていることを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の吊部材取付装置。
  5. 【請求項5】 前記下挟持部材に連結金具の下部片が嵌
    入される収容凹部が設けられ、前記下挟持部材が連結金
    具に対して上下動するようになっていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1つに記載の吊部材取付装
    置。
  6. 【請求項6】 前記上挟持部材が連結金具の上部片に着
    脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1つに記載の吊部材取付装置。
  7. 【請求項7】 前記上部挟持部材に連結金具のカバーが
    着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項6
    に記載の吊部材取付装置。
  8. 【請求項8】 前記カバーが側面視反転L形を呈し、連
    結金具の上部片及び中間連結部を覆うようになっている
    ことを特徴とする請求項7に記載の吊部材取付装置。
  9. 【請求項9】 前記アームの基端部に上下方向の軸孔が
    設けられ、前記下挟持部材の下面に突設した中空軸部が
    前記軸孔に回動可能に嵌合されていることを特徴とする
    請求項1〜8のいずれか1つに記載の吊部材取付装置。
  10. 【請求項10】 前記中空軸が下挟持部材と別体とされ
    ていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに
    記載の吊部材取付装置。
  11. 【請求項11】 前記アームの上面の前記軸孔の周りに
    複数の位置決め凸部又は/及び凹部が設けられ、下挟持
    部材の下面に前記アームの凹凸に対応してこれに係合す
    る位置決め凸部又は/及び凹部が設けられていることを
    特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の吊部
    材取付装置。
  12. 【請求項12】 前記上挟持部材に棚パイプとのずれ防
    止ピン挿通孔が複数設けられていることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれか1つに記載の吊部材取付装置。
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