JPH0817779B2 - 生体治療装置 - Google Patents

生体治療装置

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JPH0817779B2
JPH0817779B2 JP61073869A JP7386986A JPH0817779B2 JP H0817779 B2 JPH0817779 B2 JP H0817779B2 JP 61073869 A JP61073869 A JP 61073869A JP 7386986 A JP7386986 A JP 7386986A JP H0817779 B2 JPH0817779 B2 JP H0817779B2
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treatment
ultrasonic beam
heating
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living body
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JP61073869A
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信行 岩間
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、生体時に腫瘍や結石等を治療するための
生体治療装置に関するものである。
(従来の技術) 悪性新生物いわゆる癌に対する治療法としては、従来
より外科療法、化学療法、放射線療法および免疫療法等
が集学的治療という名のもとに実施されているが、これ
らの療法に加えて最近注目されてきたのが温熱療法(ハ
イパーサーミア)である。この治療法は腫瘍細胞の致死
温度が正常細胞に比べて低いことを利用して加温により
治療を行なうもので、悲観皿的な方法であるため、切除
不可能な病巣の治療に対して非常に有効であると考えら
れている。
温熱治療法は全身加温、局部加温および局所加温に分
類されるが、これらのうちで特に超音波を深部腫瘍に集
束照射することにより、腫瘍部位を選択的に加温して治
療を行なう局所加温法が有望視されている。
この方法は、腫瘍の比較的小さな早期に発見して治療
を行なうことがより効果的と考えられているが、特に腹
部の比較的小さな腫瘍を対象とするような場合、治療ビ
ームの集束点の位置が呼吸により変動し腫瘍以外の正常
な組織までも加温されるので効果的な治療を行ない得な
いという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように従来の技術にあっては、腫瘍が小さい場
合に呼吸の影響を受けて治療ビームを対象とする点を集
中できず適切な治療を行なうことができなかった。
この発明はこのような事情を解決するためのもので、
治療対象が小さい場合にも呼吸による位置変動の影響を
受けることなく患部に対し集中して的確かつ効率的な治
療を行なうことのできる生体治療装置を提供することを
目的としている。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段および作用) この発明の生体治療装置は、治療超音波ビームを照射
する照射手段と、生体の呼吸状態を検出する検出手段
と、前記呼吸状態の任意の時刻における生体中の治療対
象部位を設定する設定手段と、前記設定手段により設定
された治療対象部位が前記治療超音波ビームの焦点付近
に位置する時のみ前記治療超音波ビームが照射されるよ
うに、前記検出手段により検出された呼吸状態に同期さ
せて前記照射手段を制御する制御手段とを備えたことを
特徴とし、治療対象が小さい場合にも呼吸による位置変
動の影響を受けることなく患部に対し集中して的確かつ
効率的な治療を行い得るものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明す
る。
第1図は、この発明を生体加温治療装置として構成し
た実施例の概略的構成を示すものである。
まず治療ビームを照射しかつ検出する手段について述
べれば、第1図において、1は加温アプリケータ、2は
超音波断層像の検出プローブであり、これらの加温アプ
リケータ1および検出プローブ2は一体化してウォータ
ーバス3内に設けられ図示のように生体20の患部に近い
位置に装着されている。
一方、生体20の呼吸状態(以下、呼吸パターンと称す
る)を検出するための手段として、呼吸パターン検出用
のトランスデューサ4が生体20の鼻および口の付近を蔽
って設けられ、その出力側に呼吸パターン検出器5が設
けられている。
この呼吸パターン検出器5はトランスデューサ4を通
じて第2図に示すような生体20の呼吸流量パターンを検
出する。
まず超音波断層像の検出プローブ2は生体20内に駆動
受信回路6の出力に基づき超音波パルスを送信する。駆
動受信回路6は生体20からの反射エコーを検出し画像構
成回路7へ送出する。画像構成回路7は生体20の断層像
を再構成し、陰極線管8へ表示する。超音波断層像は超
音波診断装置で知られるセクタスキャンを行なってい
る。検出プローブ2を動かし第3図に示すような陰極線
管8の表示画面を見ながら、加温したい腫瘍30を画面の
中央部に移動させ検出プローブ2を固定する。
次に治療ビームの照射部位を設定する手段について述
べれば、第2図の呼吸パターンの各時刻t1,t2…tnにお
ける断層像をそれぞれ固定画面上で見て第4図に示すマ
ーカ40をキーボード9で画面上を動かし、腫瘍30の場所
へ移動させキーボード9のセット信号により加温位置検
出回路10にその時点の腫瘍の位置が記憶される。このよ
うにして順次呼吸パターンt1,t2…tnにおける腫瘍の位
置を検出し、セッティングを終了する。
加温治療時には、加温位置検出回路10は、呼吸パター
ンをモニタリングしながら、マーカ40の位置が画面のほ
ぼ中央部分にきた時点の呼吸パターンの時にのみ加温駆
動回路11を動作させる。
加温駆動回路11は画面の中央部に焦点をもつ加温アプ
リケータ1を駆動し、腫瘍30がほぼ焦点付近にある時の
み選択的に加温を行なう。
呼吸パターンの呼気終末から吸気開始までの時間は比
較的長いため、この時点での腫瘍30の位置が画面中央部
にあることが望ましい。しかし、空気を一杯吸い込んだ
時点の腫瘍30の位置が加温にふさわしい場合には吸気終
末での腫瘍30の位置を画面の中央部におくようにするこ
ともできる。
また、加温アプリケータ1の焦点は可変であってもよ
い。この場合加温アプリケータ1は、超音波リニアアレ
ー振動子で構成され、加温駆動回路11の信号にしたがっ
てアレー振動子の一部分を駆動する。アレー振動子は、
電子フオーカスによって決った深さに焦点が結ばれてい
る。アレー振動子は一次元,二次元を問わず使うことが
できる。ただし、一次元のアレー振動子を用いる場合に
は、腫瘍の移動する方向にアレー振動子の方向を合せて
配置することが必要である。
第5図は超音波アレー振動子1aの駆動素子の切換の様
子を示す説明図で、実線で示した呼吸パターンの呼気終
末部での腫瘍30の位置の場合超音波アレー振動子1aのn1
〜n32までの素子を使用し腫瘍30の深さに集束してい
る。
呼吸パターンの各点に対応してアレー振動子1aの駆動
する素子を順次移動させ、吸気の終末で腫瘍が破線で示
す30′の位置にきたときアレー振動子1aのnn〜nmの素子
を使用し同様の深さで駆動する。
このようにして、常に呼吸パターンに同期させて、超
音波を同一部位に照射し続けることができる。
なお、加温アプリケータとして二次元アレー振動子を
用いた場合には呼吸による腫瘍の移動の方向に特にアプ
リケータを合わせる必要がなく二次元的な照射部位の移
動を行なうことができる。また電子走査によりアレー振
動子全体を使用しながら、照射部位を移動させることも
できる。
かくして、この生体治療装置は生体の呼吸パターンに
同期させて患部に集中させることができるのでムダや悪
影響のない的確な治療を行なうことができる。
上記実施例は、加温による治療を行なうものとして構
成されているが、第1図の加温アプリケータ1,加温位置
検出回路10および加温駆動回路11に代えて第6図に示す
ように砕石用アプリケータ1′,砕石用位置検出回路1
0′および砕石用駆動回路11′を用いることによりこの
発明を結石破砕用として構成し、強力な超音波を照射さ
せることにより例えば腎結石を呼吸による結石移動の影
響を受けることなく破砕する治療を行なうことができ
る。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものでは
なく要旨を変更しない範囲において種々変形して実施す
ることができる。
この発明は加温による治療や砕石による治療だけでな
く、他の目的の治療に拡大して使用することが可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明によれば、治療対象が小さ
い場合でも呼吸による位置変動の影響を受けることなく
患部に対し集中して的確かつ効率的な治療を行なうこと
のできる生体治療装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を加温による治療を行なうものとして
構成した実施例の概略的な構成図、第2図は生体の呼吸
パターンの説明図、第3図は表示画面上の腫瘍を示す説
明図、第4図は表示画面上のマーカを示す説明図、第5
図は超音波アレー振動子の振動素子の切換えの状態を示
す説明図、第6図はこの発明を砕石用として構成した実
施例の概略的構成図である。 1……加温アプリケータ、1′……砕石用アプリケータ 2……超音波断層像の検出プローブ 3……ウオータバス、4……トランスデューサ 5……呼吸パターン検出器 6……駆動受信回路、7……画像構成回路 8……陰極線管、9……キーボード 10……加温位置検出回路 10′……砕石用位置検出回路、11……加温駆動回路 11′……砕石用駆動回路、20……生体 30……腫瘍 40……マーカ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】治療超音波ビームを照射する照射手段と、 生体の呼吸状態を検出する検出手段と、 前記呼吸状態の任意の時刻における生体中の治療対象部
    位を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された治療対象部位が前記治療
    超音波ビームの焦点付近に位置する時のみ前記治療超音
    波ビームが照射されるように、前記検出手段により検出
    された呼吸状態に同期させて前記照射手段を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする生体治療装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は前記治療超音波ビームの焦
    点位置が前記設定された治療対象部位となるよう前記呼
    吸状態に同期させて焦点位置を変化させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の生体治療装置。
  3. 【請求項3】前記照射手段は一次元又は二次元の超音波
    アレー振動子で構成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の生体治療装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は前記呼吸状態に同期させて
    前記超音波アレー振動子の駆動を制御することを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の生体治療装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は前記呼吸状態における呼気
    終末から吸気開始までの時間又は吸気終末の時点に前記
    治療超音波ビームを照射することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の生体治療装
    置。
  6. 【請求項6】前記治療対象部位の設定は超音波断層像の
    表示画面上で設定されることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の生体治療装置。
  7. 【請求項7】前記治療超音波ビームは加温治療又は結石
    破砕用の治療超音波ビームであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の生体治
    療装置。
JP61073869A 1986-03-31 1986-03-31 生体治療装置 Expired - Lifetime JPH0817779B2 (ja)

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