JPH08177627A - コージェネレーション・システムにおける運用計画設定方法 - Google Patents
コージェネレーション・システムにおける運用計画設定方法Info
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
の各時点の運転方式を最適なものに設定し、年間ランニ
ングコストを低減する。 【構成】年間にわたっての各時点の推定負荷に対して、
原動機の複数の運転方式の夫々についてのエネルギシミ
ュレーションを行い、ランニングコストのうち電力基本
料金を除いたものを目的関数として、この目的関数を最
小化する運転方式の運転状態から各時点における買電量
を探索し、買電量が最大の時点の買電量を低減して、次
に買電量が大きい時点の買電量と等しくなるよう買電量
が最大の時点の発電量を増加させる運転を設定して電力
基本料金の低減を図り、これに基づき、上記の電力基本
料金を除いたランニングコストに電力基本料金を加えた
年間ランニングコストを算出して前回の年間ランニング
コストと比較し、今回のコストが前回よりも低い場合に
は、発電機の能力の範囲内で、再度上記買電量を低減す
る運転の設定に基づく電力基本料金の低減を図る。
Description
・システムにおける運用計画設定方法に関するものであ
る。
動機で発電機を駆動して電力を供給すると共に、原動機
の排熱を利用して熱供給も行う省エネルギシステムであ
り、従来の運転方式としては、原動機を常時電力負荷に
追従させて運転する電力負荷追従運転が一般的である。
が小さい時間帯における電力負荷追従運転は排熱を廃棄
する運転となるため、他の時間帯に得られる省エネルギ
効果を相殺してしまう等、電力負荷追従運転だけでは本
来の省エネルギ性、経済的メリット等の有効性を発揮さ
せることができない。
るべく、電力負荷、熱負荷等に対応して原動機の運転方
式を、電力負荷追従運転方式、熱負荷追従運転方式等の
複数の運転方式の中から選択して運用する試みが行われ
ている。このような運用方策の試みとしては、電力負
荷追従運転、熱負荷追従運転又は定格出力運転等の運転
方式の運用ルールを年間を通して予め設定した上で、年
間を通してのエネルギシミュレーションを行って経済性
等の比較検討を行うもの、コージェネレーション・シ
ステムを構成する各機器の性能特性を簡単な線形式で記
述して、エネルギ消費量を目的関数とする線形計画問題
に定式化し、これを解くことによりエネルギ消費量が最
小となる最適な運用を決定するもの等がある。(伊東弘
一・横山良平,「コージェネレーションの最適計画」,
1990年,産業図書株式会社 等参照)
は、次のような課題がある。 では、年間を通して運用方式が一定なため、エネルギ
消費量が最小となる運用を求めることがそもそも不可能
である。 のように線形計画問題を解くものでは、システムの特
性の全てを簡単な線形式で表す必要があるため、原動機
の部分負荷特性等の非線形要素が強く現れる動作領域に
おいては、実態に合わない定式化となる恐れがあり、求
めるべき結果によっては信頼性の面で問題が生じる可能
性がある。また外気温度による原動機効率の変化や排熱
の温度レベルの変化等の細かい部分までを定式化する
と、問題のサイズが大きくなり、行列の反復計算を行う
線形計画法の性質上、解を求めるのに要する計算回数
(時間)が非常に大きくなり、実用的でない。従って実
用上は上記のような非線形要因を省略しなければなら
ず、精度的な問題がある。
に、コージェネレーション・システムの各時点における
最適な運転方式を、非線形要素の影響を考慮した運転方
式を含む複数の運転方式の中から、エネルギシミュレー
ションに基づき目的関数を最小化するものとして選択す
る方法を提案している。(参考文献としては、例えば特
願平6−222094号の願書に添付した明細書及び図
面を参照。)この方法は、参考文献に示すように、コー
ジェネレーション・システムのある時点における運転状
態の測定量と、次の時点の推定量に基づいて、時々刻々
と運転方式を選択する動的な運転制御に適用できる他、
年間にわたる各時点の推定負荷のデータに基づき、年間
にわたって各時点の運転方式を最適に決定する運用計画
にも適用できるものである。本発明は後者に関するもの
で、ランニングコストを目的関数として年間にわたる各
時点の最適な運転方式を選択する際、電力の基本料金を
低減することにより、年間ランニングコストの低減を図
ることを目的とするものである。
ために、本発明では、年間にわたっての各時点の推定電
力負荷及び熱負荷に対して、原動機の複数の運転方式の
夫々についてのエネルギシミュレーションを行い、その
結果から各運転方式のエネルギ消費量を算出すると共
に、算出したエネルギ消費量に基づいて夫々の運転方式
を比較して目的関数を最小化する運転方式を各時点にお
いて選択し、この各時点において独立した運転方式の選
択を年間にわたって行う運用計画設定方法において、ラ
ンニングコストのうち電力基本料金を除いたものを目的
関数として選択した年間にわたる各時点の運用計画から
各時点における買電量を探索し、買電量が最大の時点の
買電量を低減して、次に買電量が大きい時点の買電量と
等しくなるように、買電量が最大の時点の発電量を増加
させる運転を設定して電力基本料金の低減を図り、これ
に基づき、上記ランニングコストに電力基本料金を加え
た年間ランニングコストを算出して前回の電力基本料金
を加えた年間ランニングコストと比較し、今回のそれが
前回よりも低い場合には、発電機の能力の範囲内で、再
度上記買電量を低減する運用計画の変更に基づく電力基
本料金の低減を図ることにより年間ランニングコストの
低減を図る運用計画設定方法を提案する。
低減する運転の設定に基づく年間ランニングコストの低
減動作は、その低減がなくなるまで、または買電量が最
大の時点の発電量が定格に到達するまで繰り返す。
数の運転方式は、電力負荷追従運転、熱負荷追従運転、
複数台定格運転、1台部分負荷運転、原動機停止運転と
することを提案する。
転のエネルギシミュレーションは、推定電力負荷を初期
値として電力負荷に対応する原動機負荷率を求めるステ
ップと、求めた負荷率に応じて発電及び排熱回収効率を
計算するステップと、原動機の排熱量を算出するステッ
プと、排熱量と熱量需要とを比較して過不足を判定する
ステップと、過不足が生じる場合に原動機の発電量を変
えずに、それ以外の機器による過不足解消運転を設定す
るステップと、過不足がない場合又は過不足解消運転を
行う場合における補機の電力負荷を計算するステップ
と、補機の電力負荷と電力負荷とを加えて原動機の電力
負荷を計算するステップと、原動機の電力負荷の収束を
判定するステップと、収束していない場合に再度、原動
機負荷率を求めるステップに移行するステップと、収束
した場合に運転状態を保存してシミュレーションを終了
するステップを有するものとすることを提案する。
機の熱負荷追従運転のエネルギシミュレーションは、熱
負荷追従運転の前時点における発電量を初期値としてそ
の電力負荷に対応する原動機負荷率を求めるステップ
と、求めた負荷率に応じて発電及び排熱回収効率を計算
するステップと、原動機の排熱量を算出するステップ
と、排熱量と需要熱量とを比較して過不足を判定するス
テップと、過不足が生じる場合に、能力の範囲内におい
て原動機による発電量を変化させて過不足解消運転を設
定するステップと、過不足がない場合又は過不足解消運
転を行う場合において補機の電力負荷を含めた電力負荷
を計算するステップと、電力負荷の収束を判定するステ
ップと、収束していない場合に再度、原動機負荷率を求
めるステップに移行するステップと、収束した場合に運
転状態を保存してシミュレーションを終了するステップ
を有するものとすることを提案する。
機の複数台定格運転のエネルギシミュレーションは、推
定電力負荷に応じて設定される運転台数の定格運転にお
いて、推定電力負荷及び需要熱量を賄う各機器の運転状
態を導出するステップを有するものとすることを提案す
る。
機の1台部分負荷運転のエネルギシミュレーションは、
原動機の最低出力から定格出力までの範囲において複数
の動作点を設定すると共に、夫々の動作点における発電
及び排熱回収効率を求め、夫々の部分負荷運転におい
て、推定電力負荷及び需要熱量を賄う各機器の運転状態
を導出するステップを有するものとすることを提案す
る。
機の停止運転のエネルギシミュレーションは、原動機停
止において、推定電力負荷及び需要熱量を賄う各機器の
運転状態を導出するステップを有するものとすることを
提案する。
に基づいて複数の運転方式につきエネルギシミュレーシ
ョンを行い、ランニングコストのうち電力基本料金を除
いたものを目的関数として運転方式を選択することによ
り、年間にわたる各時点において独立して最小コストの
運転方式を選択することができ、これから年間ランニン
グコストのうち電力基本料金分を除いたものを算出する
ことができる。
わたる各時点の買電量を探索し、最大の時点の買電量
が、次に買電量が大きい時点の買電量と等しくなるよう
に発電量を増加した運転を設定した上で、今度は、電力
基本料金を加えた年間ランニングコストの算出を行い、
この動作を、電力基本料金を加えた年間ランニングコス
トが前回よりも低減されること、また発電量の増加が能
力の範囲内であることを条件として繰り返す。このよう
にして最大買電量の低減による電力基本料金の低下と、
発電量の増加による燃料コスト等の上昇との兼ね合いに
より、年間ランニングコストが最小となる各時点の運転
方式を選択することができる。
して詳細に説明する。図1は本発明の運用計画設定方法
の動作を概略的に表した流れ図であり、まずステップS
1では、年間の各時刻につき推定される電力負荷及び熱
負荷のデータ、コージェネレーション機器の構成、特性
等のデータ、電力料金(基本料金、従量料金)、原動機
の燃料ガスの料金等のデータを入力する。このように、
この実施例では、上記年間における各時点は各時刻に対
応している。次いで、ステップS2では、各時刻のシミ
ュレーション等の対象の時刻を設定、即ち、年間の最初
の時刻とする。
の推定負荷のデータ中、推定電力負荷を初期値として電
力負荷追従運転についてのエネルギシミュレーションを
行って運転状態を導出する。このエネルギシミュレーシ
ョンの詳細については後述する。次いで、ステップS4
において、ステップS3で導出した運転状態におけるエ
ネルギ消費量を算出する。
荷を初期値として、各ステップS5,S7,S9,S1
1,S13,S15において、夫々熱負荷追従運転、複
数台定格運転、1台部分負荷運転(負荷:75%)、1
台部分負荷運転(負荷:50%)、1台部分負荷運転
(負荷:25%)及び原動機停止運転の各運転方式につ
いてのエネルギシミュレーションを行い、運転状態を導
出する。そしてこれらの夫々のステップに続くステップ
S6,S8,S10,S12,S14,S16におい
て、夫々の導出した運転状態におけるエネルギ消費量を
算出する。この例では、1台部分負荷運転は1台運転の
最小出力に対応する25%から、おおよそ非線形要素が
強く現れる動作範囲において上述した3つの動作点を設
定しているが、動作点の数は適宜である。
運転方式のエネルギシミュレーションと、それらのエネ
ルギ消費量の算出を行った後、これらのデータに基づ
き、次のステップS17において最小化すべき目的関数
に合致する運転方式の選択動作を行う。本件の場合には
目的関数は全てのランニングコストのうちから電力基本
料金を除いたものであり、このステップS17では電力
基本料金を含まない最小ランニングコストの運転方式を
選択することとなる。
時刻につき運転方式の選択が完了したか否かを判定し、
完了していない場合にはループとなり、ステップS19
において時刻を歩進してステップS3に移行する。そし
て歩進された時刻について上述したと同様なエネルギシ
ミュレーション、エネルギ消費量の算出、最小ランニン
グコストの運転方式の選択動作が行われる。
択動作が完了して、これをステップS18において判定
した場合には、ステップS20に移行して年間のランニ
ングコストの算出を行う。このランニングコストは、電
力基本料金を含む全てのランニングコストである。次い
でステップS21に移行して、今回算出した年間ランニ
ングコストを前回算出した年間ランニングコストと比較
する。今回の算出が最初の場合又は今回算出した年間ラ
ンニングコストが前回算出した年間ランニングコストよ
りも低い場合にはステップS22に移行して、年間にわ
たる各時刻の運転方式の運転状態のうち買電量を探索
し、少なくとも買電量が最も大きい時刻と、次に買電量
が大きい時刻を求める。尚、このステップS22は、最
初の動作にのみ行って買電量の大きい順に各時刻を記憶
して、後述の処理に適用することもできる。
は、買電量が最大の時刻の買電量を、買電量が次に大き
い時刻の買電量とするために必要な発電量を算出する。
次いでステップS24に移行し、ステップS23で算出
した発電量が定格発電量を越えているか、否かを判定す
る。そして算出した発電量が定格発電量を越えていない
場合には、次のステップS25において前回の買電量が
最大の時刻の発電量を、ステップS23において算出し
た値に設定し、ステップS26においてエネルギ消費量
を算出した後、ステップS20に移行し、再度、年間ラ
ンニングコストの算出、即ち、上述したように買電量が
低減された状態における年間ランニングコストの算出を
行う。
ステップS21において前回の年間ランニングコストと
比較する。そして今回の年間ランニングコストが前回算
出した年間ランニングコストよりも低い場合、且つステ
ップS23において算出した発電量が定格発電量を越え
ていない場合には、以上のループを繰り返して買電量が
最大の時刻の買電量を、次に買電量が大きい買電量とす
る動作を次々に行う。
して行くと、最大買電量によって定まる電力基本料金が
低下して行き、この面では年間ランニングコストが低下
して行く。しかるに最大買電量を低下させるために発電
量を増加して行くと、原動機の燃料コストが電力従量料
金の減少と比較しても早く上昇するため、全体としての
年間ランニングコストは、これらの兼ね合いとなり、単
調に減少して行くものではない。一方、発電量の増加は
原動機の容量により制限され、当然、定格発電量を越え
ることはできない。従って、今回ステップS20におい
て算出した年間ランニングコストを前回算出した年間ラ
ンニングコストと比較し、今回算出した年間ランニング
コストが前回算出した年間ランニングコストよりも低く
ならなくなった場合や、ステップS23で算出した発電
量が定格発電量を越えている場合には、夫々ステップS
21、ステップS24においてループから脱出して年間
ランニングコストの最小化処理を終了する。
レーションの一例の基本的動作を表した流れ図であり、
まずステップS30において電力負荷の設定を行う。こ
の電力負荷の初期値は、上記ステップS1において入力
した推定電力負荷とし、また補機動力は最初の運転時は
0とするが、運転継続時には、各時点で電力負荷が大幅
に変らないということを前提として、前回の時点のシミ
ュレーションにおいて収束した値を用いることにより、
後述する収束を早くすることができる。
原動機負荷率を算出する。原動機負荷率は、電力負荷を
n台の原動機に、例えば容量比例配分により割り振って
求める。ステップS32では、ステップS31で算出し
た原動機負荷率により、発電及び排熱回収効率を算出
し、次いでステップS33において排熱量を算出する。
て算出した排熱量と、ステップS1において設定した需
要熱量を比較する。比較の結果、排熱量が過剰の場合に
はステップS35において過剰熱量を回収せずに廃棄す
る運転を行い、また不足の場合にはステップS36にお
いてボイラ等の補助熱源を運転して不足熱量を賄う。そ
して夫々のステップを経て次のステップS37に移行す
る。一方、排熱量と需要熱量とが等しい場合には、その
ままステップS37に移行する。
めの夫々の補機の電力負荷を算出し、次いでステップS
38において補機を含めた電力負荷全体の収束を判定す
る。即ち、ステップS38では、ステップS37におい
て算出した補機の電力負荷の値を、前回のループにおけ
るステップS37での算出値と比較し、これらの差が、
予め設定している最小変動動力A、例えば0.5kW以
下である場合には、収束と判定し、ステップS39にお
いて、この時の運転状態を保存してエネルギシミュレー
ションを終了する。一方、上記電力負荷の差が上記Aよ
りも大きい場合には、収束していないと判定して、次の
ステップS40に移行し、このステップS40におい
て、これまでの電力負荷に補機の電力負荷の差を加えて
新たな電力負荷とし、次いでステップS30に戻って、
この値を電力負荷として設定して更にシミュレーション
を継続する。
ーションの一例の基本的動作を表した流れ図であり、ス
テップS41〜S45までのステップは、電力負荷追従
運転におけるステップS30〜S34までと同様であ
る。
量が過剰の場合にはステップS46において原動機負荷
を低下させる運転を行い、また不足の場合にはステップ
S47において原動機負荷を上昇させる運転を行う。勿
論、原動機負荷の変更は、能力範囲内において行い、能
力範囲を越える場合には補助熱源により対応させる。こ
うして夫々のステップを経て次のステップS48に移行
する。一方、排熱量と需要熱量とが等しい場合には、そ
のままステップS48に移行する。
の電力負荷を、補機の電力負荷を加えて算出し、次いで
ステップS49において電力負荷の収束を判定する。即
ち、ステップS49では、ステップS48において算出
した電力負荷の値を、前回のループにおけるステップS
48での算出値と比較し、差が、予め設定している最小
変動電力負荷B、例えば0.5kW以下である場合に
は、収束と判定し、ステップS50において、この時の
運転状態を保存してエネルギシミュレーションを終了す
る。一方、上記電力負荷の差が上記Bよりも大きい場合
には、収束していないと判定して、ステップS41に戻
って、今回の電力負荷の値をステップS41における電
力負荷として設定して更にシミュレーションを継続す
る。
シミュレーションの一例の基本的動作を表した流れ図で
あり、ステップS51では推定電力負荷に応じて原動機
の定格運転台数を設定する。この定格運転台数の設定
は、対象とするコージェネレーション・システムに応じ
て適宜の手法を利用することができる。次いでステップ
S52において推定電力負荷と需要熱量を賄う各機器の
運転状態を導出し、この運転状態を保存してシミュレー
ションを終了する。
ギシミュレーションの一例の基本的動作を表した流れ図
であり、ステップS61では選択された動作点における
原動機の効率を設定する。即ち、この流れ図は図1のス
テップS9,S11,S13に対応するもので、動作点
は1台運転の最小出力に対応する25%から、おおよそ
非線形要素が強く現れる動作範囲において設定した3点
であり、夫々の動作点における原動機の効率はデータテ
ーブルとして記憶しておくこと等により、夫々のステッ
プS9,S11,S13において、選択された原動機の
部分負荷に応じて効率を導出し、設定することができ
る。次いでステップS62では、設定された原動機の効
率に基づき、推定電力負荷と需要熱量を賄う各機器の運
転状態を導出して保存し、シミュレーションを終了す
る。
ーションの一例の基本的動作を表した流れ図であり、ス
テップS71において、原動機停止において、推定電力
負荷及び需要熱量を賄う各機器の運転状態を導出してシ
ミュレーションを終了する。
転、1台部分負荷運転及び原動機停止運転のシミュレー
ションでは分岐及びループはなく、対象とするコージェ
ネレーション・システムにおいて予め設定されたこれら
の方式における具体的運転方法と、推定電力負荷及び需
要熱量に応じて運転状態を導出することができる。
出した各運転方式における運転状態、即ち、発電量、買
電量又は売電量、排熱量、補助熱源への供給熱量、補機
の電力等に基づき、上述したステップS4,S6,S
8,S10,S12,S14,S16において適宜の手
法によりエネルギ消費量を算出することができる。ま
た、これらのステップでは、上述したとおり運用計画設
定方法選択の目的関数に応じて、エネルギ消費量に対応
するコスト等の算出を行わせることができる。
示す効果がある。 コージェネレーション・システムにおいて、年間の各
時点における最適な運転方式を複数の運転方式の中から
選択して運用計画を設定することができる。 ランニングコストを目的関数として年間にわたる各時
点の最適な運転方式を選択する際、電力の基本料金を低
減することにより、年間ランニングコストの低減を図る
ことができる。
例を表した流れ図である。
ンの一例の基本的動作を表した流れ図である。
の一例の基本的動作を表した流れ図である。
ションの一例の基本的動作を表した流れ図である。
ーションの一例の基本的動作を表した流れ図である。
の一例の基本的動作を表した流れ図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 年間にわたっての各時点の推定電力負荷
及び熱負荷に対して、原動機の複数の運転方式の夫々に
ついてのエネルギシミュレーションを行い、その結果か
ら各運転方式のエネルギ消費量を算出すると共に、算出
したエネルギ消費量に基づいて夫々の運転方式を比較し
て目的関数を最小化する運転方式を各時点において選択
し、この各時点において独立した運転方式の選択を年間
にわたって行う運用計画設定方法において、ランニング
コストのうち電力基本料金を除いたものを目的関数とし
て選択した年間にわたる各時点の運用計画から各時点に
おける買電量を探索し、買電量が最大の時点の買電量を
低減して、次に買電量が大きい時点の買電量と等しくな
るように、買電量が最大の時点の発電量を増加させる運
転を設定して電力基本料金の低減を図り、これに基づ
き、上記ランニングコストに電力基本料金を加えた年間
ランニングコストを算出して前回の電力基本料金を加え
た年間ランニングコストと比較し、今回のそれが前回よ
りも低い場合には、発電機の能力の範囲内で、再度上記
買電量を低減する運用計画の変更に基づく電力基本料金
の低減を図ることにより年間ランニングコストの低減を
図ることを特徴とするコージェネレーション・システム
における運用計画設定方法 - 【請求項2】 買電量を低減する運転の設定に基づく年
間ランニングコストの低減動作は、その低減がなくなる
まで繰り返すことを特徴とする請求項1記載のコージェ
ネレーション・システムにおける運用計画設定方法 - 【請求項3】 買電量を低減する運転の設定に基づく年
間ランニングコストの低減動作は、買電量が最大の時点
の発電量が原動機の定格に到達するまで繰り返すことを
特徴とする請求項1記載のコージェネレーション・シス
テムにおける運用計画設定方法 - 【請求項4】 エネルギシミュレーションを行う原動機
の複数の運転方式は、電力負荷追従運転、熱負荷追従運
転、複数台定格運転、1台部分負荷運転、原動機停止運
転である請求項1記載のコージェネレーション・システ
ムにおける運用計画設定方法 - 【請求項5】 原動機の電力負荷追従運転のエネルギシ
ミュレーションは、推定電力負荷を初期値として電力負
荷に対応する原動機負荷率を求めるステップと、求めた
負荷率に応じて発電及び排熱回収効率を計算するステッ
プと、原動機の排熱量を算出するステップと、排熱量と
熱量需要とを比較して過不足を判定するステップと、過
不足が生じる場合に原動機の発電量を変えずに、それ以
外の機器による過不足解消運転を設定するステップと、
過不足がない場合又は過不足解消運転を行う場合におけ
る補機の電力負荷を計算するステップと、補機の電力負
荷と電力負荷とを加えて原動機の電力負荷を計算するス
テップと、原動機の電力負荷の収束を判定するステップ
と、収束していない場合に再度、原動機負荷率を求める
ステップに移行するステップと、収束した場合に運転状
態を保存してシミュレーションを終了するステップを有
することを特徴とする請求項4記載のコージェネレーシ
ョン・システムにおける運用計画設定方法 - 【請求項6】 原動機の熱負荷追従運転のエネルギシミ
ュレーションは、熱負荷追従運転の前時点における発電
量を初期値としてその電力負荷に対応する原動機負荷率
を求めるステップと、求めた負荷率に応じて発電及び排
熱回収効率を計算するステップと、原動機の排熱量を算
出するステップと、排熱量と需要熱量とを比較して過不
足を判定するステップと、過不足が生じる場合に、能力
の範囲内において原動機による発電量を変化させて過不
足解消運転を設定するステップと、過不足がない場合又
は過不足解消運転を行う場合において補機の電力負荷を
含めた電力負荷を計算するステップと、電力負荷の収束
を判定するステップと、収束していない場合に再度、原
動機負荷率を求めるステップに移行するステップと、収
束した場合に運転状態を保存してシミュレーションを終
了するステップを有することを特徴とする請求項4記載
のコージェネレーション・システムにおける運用計画設
定方法 - 【請求項7】 原動機の複数台定格運転のエネルギシミ
ュレーションは、推定電力負荷に応じて設定される運転
台数の定格運転において、推定電力負荷及び需要熱量を
賄う各機器の運転状態を導出するステップを有すること
を特徴とする請求項4記載のコージェネレーション・シ
ステムにおける運用計画設定方法 - 【請求項8】 原動機の1台部分負荷運転のエネルギシ
ミュレーションは、原動機の最低出力から定格運転まで
の範囲において複数の動作点を設定すると共に、夫々の
動作点における発電及び排熱回収効率を求め、夫々の部
分負荷運転において、推定電力負荷及び需要熱量を賄う
各機器の運転状態を導出するステップを有することを特
徴とする請求項4記載のコージェネレーション・システ
ムにおける運用計画設定方法 - 【請求項9】 原動機の停止運転のエネルギシミュレー
ションは、原動機停止において、推定電力負荷及び需要
熱量を賄う各機器の運転状態を導出するステップを有す
ることを特徴とする請求項4記載のコージェネレーショ
ン・システムにおける運用計画設定方法
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-12-28 JP JP32829194A patent/JP3640262B2/ja not_active Expired - Fee Related
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