JPH08175506A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH08175506A
JPH08175506A JP33813694A JP33813694A JPH08175506A JP H08175506 A JPH08175506 A JP H08175506A JP 33813694 A JP33813694 A JP 33813694A JP 33813694 A JP33813694 A JP 33813694A JP H08175506 A JPH08175506 A JP H08175506A
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JP33813694A
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Goro Fukumori
五郎 福森
Yoshihiro Noguchi
嘉弘 野口
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YURI ROLL KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的大きい板状の多様の寸法の長方形の包
装物をほぼ自動的に包装する新規な装置である。 【構成】 確実に一枚の包装紙Bを供給する吸紙装置D
と、被包装物Aと包装紙Bの前部を折込む前折装置Eと
後部を折込む後折装置Fとによって折込まれた包装紙B
の端部をテープ貼りする時、包装紙Bの端部を押さえる
押さえ板を設けた胴貼装置Hと、コバ折りされた包装紙
Bの耳部を上部から押さえ込むような運動で押さえ込
み、しかる後、テープ貼りする横貼装置Iと、この横貼
装置Iを包装物の巾の変化に対応するように動かすため
に搬送装置を渡り板411を介して前後に分割した搬送
装置Gと、包装の完成した被包装物を製品ストック台に
整列させるジョガ装置とよりなり、前記吸紙装置、前折
装置、後折装置、搬送装置、胴貼装置、横貼装置を包装
物と包装紙の寸法からの入力によって制御するようにし
た包装装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的大きな板状長方
形状の被包装物(例えば、各種厚紙を多数積層したもの
など)をほぼ自動的に包装する新規な包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は特願昭63−52357号
(特公平6−29051号)において略板状直方体状の
被包装物を水平に装置する供給台と、該供給台上の被包
装物の前端部に包装紙を1枚づつ略垂直状態で待機させ
る包装紙垂直保持手段と上記垂直状態の包装紙に対して
当接状態で強制押入れされた被包装物を包装紙と共に挟
持して前方に移送させ、同時に包装紙の前方紙片を被包
装物上後方に折畳み且つ両側部のコバ折りを行う第1の
往復動フィンガ手段と、上記供給台より低く被包装物の
厚さより大きい段差を有し且つ第1の往復動フィンガ手
段と共に移送された被包装物を受け止める搬送台と、第
1の往復動フィンガ手段をその往動時に供給台の高さか
ら搬送台の高さに下降させ又その復動時に搬送台の高さ
から供給台の高さに上昇させる昇降手段と、搬送台上に
第1の往復動フィンガ手段によって挟持されて前方搬送
台上に降下された被包装物上に包装紙の後側紙片を前方
に折畳み且つ両側部のコバ折りを行う第2の往復動フィ
ンガ手段と、折畳まれた後側紙片の端部に粘着テープを
貼り合せるためのテープ張り手段と、折畳まれた包装紙
の耳部分の端部に粘着テープを貼り合せるためのテープ
張り手段から成る包装装置を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の包装装置
では被包装物の幅と搬送台の幅とはほぼ同じに設計され
ているが、これでは被包装物毎に装置を設計しなければ
ならず、最近の製品の多様化に対応できなかった。
【0004】また、被包装物の長さについても第1の往
復動フィンガ手段と第2の往復動フィンガ手段のそれぞ
れのフィンガ板の合計長さより長い被包装物については
第1の往復動フィンガ手段と第2の往復動フィンガ手段
との間でテープ張り手段が作動するが、被包装物の長さ
が第1の往復動フィンガ手段と第2の往復動フィンガ手
段のそれぞれのフィンガ板の合計長さとほぼ等しい或い
は短い長さの場合はテープ張り手段が作動出来ないこと
となり、被包装物の長さに制限が生じた。
【0005】従来の包装装置では包装紙の両耳折返手段
において折返部材の上板がスライドして包装紙の両側の
コバ折りされた耳部を押し付けるように作動するが、製
品の厚みやカールした製品の場合に両耳折手段の上板が
スライドがスムーズに出来ないことが多かった。
【0006】また、従来の装置では供給台上の被包装物
の前端部に包装紙を1枚づつ略垂直状態で待機させる包
装紙垂直保持手段が設けられている。包装紙は1枚づつ
供給されなければならないが、時々複数枚を給紙してし
まうことがあり、確実な1枚給紙が望まれている。
【0007】また、横貼装置の作動後に製品を後方搬送
台から搬出する搬出ユニットが設けられているが、包装
後の製品の両側では包装紙の両耳折返による包装紙の重
なりで中央の厚さに比べて厚みが大きい。そのため製品
がストック台に重なってくると両側が高く、中央部が低
く湾曲するようになり、前記の搬出ユニットでは製品を
正確に押し出して整理することができないことがあり、
運搬作業の円滑さが阻害された。
【0008】従来の包装装置では折返手段や胴貼装置等
の動作の開始や終了のタイミングは、それぞれの箇所で
製品を検出するマイクロスイッチや光センサからの信号
に基づいて行なっていた。このため、各位置決めの精度
が必ずしも正確でなく、製品サイズ変更による段取り替
えの度に試運転を必要とし多大の時間を要していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記各種課題を解決する
ために成された本発明に係る包装装置は、 a)略板状直方体状の被包装物(A)を水平に装置する供
給台(1)と、該供給台(1)上の被包装物(A)の前
端部に包装紙(B)を1枚づつ略垂直状態で待機させる
包装紙垂直保持手段(2)から成る吸紙装置(D)と、 b)上記垂直状態の包装紙(B)に対して当接状態で強制
押入れされた被包装物(A)を包装紙(B)と共に挟持
して前方に移送させ、同時に包装紙(B)の前方紙片
(B1)を被包装物(A)上後方に折畳み且つ両側部の
コバ折りを行う第1の往復動フィンガ手段(3)から成
る前折装置(E)と、 c)上記供給台(1)より低く被包装物(A)の厚さより
大きい段差を有し且つ第1の往復動フィンガ手段(3)
と共に移送された被包装物(A)を受け止める搬送台
(4)から成る搬送装置(G)と、 d)第1の往復動フィンガ手段(3)をその往動時に供給
台(1)の高さから搬送台(4)の高さに下降させ又そ
の復動時に搬送台(4)の高さから供給台(1)の高さ
に上昇させる昇降手段(7)と、 e)搬送台(4)上に第1の往復動フィンガ手段(3)に
よって挟持されて搬送台(4)上に降下された被包装物
(A)上に包装紙(B)の後側紙片(B2)を前方に折
畳み且つ両側部のコバ折りを行う第2の往復動フィンガ
手段(5)から成る後折装置(F)と、 f)折畳まれた後側紙片(B2)の端部に粘着テープを貼
り合せるためのテープ張り手段(8a)から成る胴貼装
置(H)と、 g)前記搬送台(4)の後半部に配設され、傾斜板により
包装紙の両耳をすくい上げて折り返す折返手段(6)
と、折畳まれた包装紙の耳部分(B3)の端部に粘着テ
ープを貼り合せるためのテープ張り手段(8b)から成
る横貼装置(I)と、 から成る包装装置において、 h)前記搬送台(4)を前方搬送台(4A)と後方搬送台
(4B)とに分割し、両者の間に同一レベルの渡り板
(411)を設けるとともに、折返手段(6)の幅を可
動とし、折返手段の上記傾斜板を渡り板(411)上で
スライドさせることができるようにした、 ことを特徴とするものである。
【0010】また、折畳まれた後側紙片の端部に粘着テ
ープを貼り合せるとき被包装物の長さが第1の往復動フ
ィンガ手段と第2の往復動フィンガ手段のそれぞれのフ
ィンガ板の合計長さと同等以下の長さの場合は、テープ
張り手段において、後側紙片の端部の押さえを作動させ
ると共に前記第1の往復動フィンガ手段のフィンガ板を
後退させてからテープ張りが作動するようにしたので、
第1の往復動フィンガ手段のフィンガ板のない分だけ短
い製品のテープ張りが可能となった。
【0011】従来の装置では包装紙の両耳折返手段にお
いて折返部材の上板がスライドして包装紙の両側のコバ
折りされた耳部を押し付けるように作動するが、製品の
厚みやカールした製品の場合に上板がスムーズにスライ
ド出来ないことが多かったので、包装紙の両耳折返手段
において折返部材の上板が製品に対して傾斜してスライ
ドし、所定位置に来た時に包装紙の両側のコバ折りされ
た耳部を上部より押し付けるように作動するようにし
た。
【0012】従来の装置では供給台上の被包装物の前端
部に包装紙を1枚づつ略垂直状態で待機させる包装紙垂
直保持手段が設けられているが、包装紙は1枚づつ供給
されなければならないが、時々複数枚を給紙してしまう
事があったので、包装紙ストック台に格納されている包
装紙の吸着装置の反対側に包装紙の1枚取りのための吸
着部材とその後部に押えロッドとを設けて包装紙を確実
に一枚だけ取り出すようにした包装紙後部の押え手段を
設けた。
【0013】また、横貼装置の作動後に製品を後方搬送
台から搬出する搬出ユニットが設けられているが、製品
は両側では包装紙の両耳折返により包装紙が数枚重なる
ため、製品厚さに比べてかなりの厚みがある。そのた
め、包装後の製品がストック台に多数重なると、ストッ
クの両側が高くなり、中央部が湾曲してくるので、前記
の搬出ユニットによって製品を後方搬送台から搬出する
時、搬出ユニットが正確に製品に引っ掛からず、製品が
不揃いに成ることがある。そこで、横貼装置の作動後に
製品を後方搬送台から搬出する搬出ユニットとは別に後
方搬送台の下部にジョガ装置を設けた。このジョガ装置
で不揃の製品をさらに押し出すことにより、製品のスト
ックを正確に揃えることができる。
【0014】従来の包装装置では被包装物のサイズの変
化に応じて手動により各センサ等の位置を調節しなけれ
ばならず、段取りがえの度に面倒な作業が必要であると
共に、センサの置き換え後も試運転を必要とし多大の時
間を要していた。また、その位置決めの精度も必ずしも
正確でなかった。そこで、上記各手段、装置の駆動源と
してサーボモータを使用し、各位置に配置する位置決め
センサの代わりに各モータに直結したエンコーダを使用
した。このため、製品や各部材の移動量や停止位置等は
制御装置に付属するデータ入力・表示装置から入力され
た被包装物、包装紙の寸法及び機械の寸法により計算
し、設定値を算出してそれぞれの駆動装置の作動値を指
示して運転するとともに、サーボモータに取り付けられ
たエンコーダからの信号により設定値通りの移動等が行
なわれたことを確認することにした。
【0015】
【実施例】図1にて本実施例の包装装置の概要を説明す
ると、略板状直方体状の被包装物Aを水平に装置する供
給台1と、該供給台1上の被包装物Aの前端部に包装紙
Bを1枚づつ略垂直状態で待機させる包装紙垂直保持手
段2から成る吸紙装置Dと、上記垂直状態の包装紙Bに
対して当接状態で強制押入れされた被包装物Aを包装紙
Bと共に挟持して前方に移送させ、同時に包装紙Bの前
方紙片を被包装物A上後方に折畳み且つ両側部のコバ折
りを行う第1の往復動フィンガ手段3から成る前折装置
Eと、上記供給台1より低く被包装物Aの厚さより大き
い段差を有し且つ第1の往復動フィンガ手段3と共に移
送された被包装物Aを受け止める搬送台4から成る搬送
装置Gと、第1の往復動フィンガ手段3をその往動時に
供給台1の高さから搬送台4の高さに下降させ又その復
動時に搬送台4の高さから供給台1の高さに上昇させる
昇降手段7と、搬送台4上に第1の往復動フィンガ手段
3によって挟持されて搬送台4上に降下された被包装物
A上に包装紙Bの後側紙片を前方に折畳み且つ両側部の
コバ折りを行う第2の往復動フィンガ手段5から成る後
折装置Fと、折畳まれた後側紙片の端部に粘着テープを
貼り合せるためのテープ張り手段8aから成る胴貼装置
Hと、搬送台4の末端部に配設された包装紙の両耳折返
手段6と、折畳まれた包装紙の耳部分の端部に粘着テー
プを貼り合せるためのテープ張り手段8bから成る横貼
装置Iと製品を搬出する搬出ユニット95とを設けた包
装装置である。
【0016】上記の構成の包装装置の作動を説明する
と、図2において、包装紙Bが供給台1上に載置された
被包装物Aの前端面に垂直状態に保持されており、その
状態から図3に示すように被包装物Aを包装紙Bに当接
させて手動などによって強制的に押し入れると、被包装
物Aの前側が包装紙Bと共に第1の往復動フィンガ手段
3に挟持される。この時、包装紙Bは垂直状態から解除
され、その前側紙片B1が被包装物A上を後方に折り曲
げられると共に左右両側部の突出紙片がコバ折りされ
る。
【0017】図4に示すように第1の往復動フィンガ手
段3が被包装物Aを包装紙Bと共に挟持して供給台1か
ら下方位置の前方搬送台4A上に昇降手段7の案内を受
けて前方に移動する。
【0018】図5に示すように前方搬送台4A上におい
て第1の往復動フィンガ手段3が被包装物A及び包装紙
Bの前面を挟持した状態で、第2の往復動フィンガ手段
5が往動して包装紙Bの後側紙片B2を被包装物A上前
方に折畳むと共に左右の突出紙片をコバ折りする。この
間に、包装紙垂直保持手段2が作動して包装紙Bを垂直
待機状態とする。
【0019】次いで後述するテープ張り手段8aにて後
側紙片B2の端を封緘することができ、その後第1及び
よび第2の往復動フィンガ手段3、5が図2に示す位置
に往動復帰する。往動時に第1の往復動フィンガ手段3
は昇降手段7の案内を受ける。
【0020】図3の如く第1の往復動フィンガ手段3の
往動と前方搬送台4A上に設けられたベルトコンベヤ4
1等によって前方搬送台4Aと同一レベルの渡り板41
1を通過し、これに連なる後方搬送台4B上に設けられ
たベルトコンベヤ42等によって、既に包装紙Bがコバ
折りまで折畳まれた被包装物A(一点鎖線で示す)は前
方に移送されて両耳折返手段6を通過する。ここで、コ
バ折りされた左右の突出紙片が被包装物Aの側面と上面
に折り返され、後述のテープ張り手段8aにてその端部
が封緘されて包装は完了し、製品はベルトコンベヤ42
と搬出ユニット95によってストック台にストックされ
る。
【0021】図2から図12によって本発明の構成を詳
述すると、テーブルリフタ10上には複数の被包装物A
が積層され、最上部の被包装物Aから逐次水平状態でエ
アテーブル100上に供給される。その後、レベル検出
器の信号を受けて昇降装置11が作動し、テーブルリフ
タ10は次の被包装物Aをエアテーブル100上に供給
する位置まで上昇する。エアテーブル100の上面に多
数の孔が設けられ、そこから圧力空気が噴出するように
なっているため、重い被包装物Aでも移動が容易であ
る。
【0022】包装紙垂直保持手段2は、前記の供給台1
上の被包装物Aに隣接して機台の両側に設けられたフレ
ーム21と、該フレーム21の上方に一端が固定した懸
吊チェーン22と、該懸吊チェーン22を半巻してモー
タ駆動するギヤスプロケット23と、該ギヤスプロケッ
ト23及び上記固定点の間に保持された錘バー24と、
上記懸吊チェーン22の他端に吊るされた吸引手段25
とから成る。
【0023】錘バー24と吸引手段25はフレーム21
間に架設され、夫々フレーム21に付設された垂直案内
レールに沿って互いに反対方向に上下動可能とされてい
る。
【0024】吸引手段25は上記ギヤスプロケット23
の回転により包装紙ストック台9の上に積層された包装
紙Bの後端上面に乗り、包装紙Bを吸引する。そして、
ギヤスプロケット23の逆回転により図1乃至図4に示
すように垂直状態が保持される。
【0025】この際、吸引手段25の吸引のみでは静電
気により2枚目以降の包装紙Bも吸い上げられる場合が
あるので、本発明では図2の示すように押えロッド26
と吸着部材27とこれらを保持する基板273から成る
包装紙後部の押え手段28が設けられている。図7はそ
の詳細図であって、包装紙後部の押え手段28は吸引手
段25とは反対側に設けられており、吸引手段25が引
き上げられるとき、押えロッド26とこれと併設されて
いる吸着部材27が作動し、吸着部材27が最上の包装
紙Bを吸引し、吸着部材27とリンク関係にあるシリン
ダ272の作動により軸着部271にて軸着されている
吸着部材27が回転して包装紙Bを少し持ち上げる。そ
の後、押えロッド26が包装紙Bの端部を押え、2枚目
以降の包装紙Bを固定する。その後は吸引手段25によ
って最上の包装紙Bのみが引き上げられてゆくと、吸着
部材27はその作動を休止する。なお、押えロッド26
は包装紙Bの吸引を妨げない範囲で押さえ込んだままで
もよい。
【0026】なお、包装紙Bの寸法に応じて包装紙Bの
後端の位置が変化するので、包装紙後端の押え手段28
の基板273の位置は、本装置の機台に付設されたレー
ル274によって案内され、調節されるようになってい
る。上記の装置によって確実に包装紙B一枚だけの吸引
が可能となる。
【0027】両フレーム21、21の後部に横設された
後面板21aの下端部は、供給台1の上面部との間に被
包装物Aの供給口を形成しており、折畳み作業中に後続
の被包装物Aが供給されないようにシャッタ21bが供
給口の開閉を制御するようになっている。即ち、第1の
往復動フィンガ手段3が待機状態のときのみ開くように
なっている。機台の下方、搬送装置Gのほぼ直下には包
装紙ストック台9が側部の車91によって出し入れ自由
に収納されており、最上部の包装紙Bから順次垂直待機
状態に繰り出される。
【0028】図8(a)に示すように、第1の往復動フ
ィンガ手段3は上面の水平なフィンガ板31、底板32
及び前端の垂直な押板33を後方開放の略コ字型に組枠
した本体30を有し、その内部両側面にはコバ折り用の
フィンガ34が固設されている。フィンガ板31上面に
は上下に伸縮駆動する駆動装置35が設けられ、そのロ
ッド351はフィンガ板31を貫き、下端がフィンガ板
31の下面に突出している。
【0029】図8(b)に示すように、第1の往復動フ
ィンガ手段3は、両側において上下方向の長円孔36a
に摺動嵌合する一対のピン36bを介して上下動可能に
係合された摺動板36を介し、前後に往復駆動が可能と
されている。該摺動板36は図8(a)、(b)に示す
ようにスライド棒361、361に沿って前後摺動自在
とされると共に、サーボモータ362により前後に駆動
するエンドレスチェーン363の途中に固着され、該エ
ンドレスチェーン363の駆動により第1の往復動フィ
ンガ手段3はスライド棒361、361に沿って前後に
往復駆動する。ピン36bの一方にはローラ71が転動
可能に枢支されており、後述する昇降手段7の案内レー
ル72に沿って本体30が摺動板36に対して上下動す
るようになっている。
【0030】フィンガ用サーボモータが図3に示すよう
に被包装物Aを包装紙Bと共に第1の往復動フィンガ手
段3のコ字型空所内に強制押入させると、該モータに接
続されたエンコーダが、予め操作者が入力しておいた被
包装物の寸法に基づいて算出された停止位置を検出し、
サーボモータを停止させる。これによりロッド351下
端と底板32とにより被包装物Aの前側部分が包装紙B
と共に挾持される。
【0031】挾持後、サーボモータ362の作動によっ
て第1の往復動フィンガ手段3は前方搬送台4Aの上に
被包装物Aと包装紙Bを引っ張っていく。上記押入の
際、包装紙Bは引っ張られ、吸引手段25から開放され
る。フィンガ板31の作用によりその前側紙片B1が被
包装物A上後方に折畳まれると共に、左右に突出した紙
片も同時にコバ折り用のフィンガ34によりコバ折りさ
れる。
【0032】昇降手段7は上記の第1の往復動フィンガ
手段3の挟持作動後に、エアモータ73を所定の角度だ
け旋回させてクランク機構74を介して案内レール72
を前方に下降するように傾斜させる。図4に示すように
第1の往復動フィンガ手段3を前方搬送台4Aの上に移
動することができる。折畳みが終了するとエアモータ7
3は、図2に示すように初期状態に第1の往復動フィン
ガ手段3が復動出来るようにする。案内レール72の後
方端は両耳折返手段の前端に枢支されている。
【0033】第2の往復動フィンガ手段5は、上面のフ
ィンガ板51とその下部左右両側のフィンガ板52とよ
りなり、包装開始時には図2、図3に示すように上記第
1の往復動フィンガ手段3と上下に重積関係に配置され
る。該第2の往復動フィンガ手段5は、両側に摺動板5
3を具備し、該摺動板53は上記同様に前後に架設され
たスライド棒に前後摺動自在に保持されると共に、モー
タ54によりエンドレスに駆動するチェーン55の途中
に固着されている。該チェーン55の駆動により第2の
往復動フィンガ手段5は前後に往復駆動する。
【0034】第1の往復動フィンガ手段3が前方に下降
しながら移行すると、包装紙Bの後側紙片B2がフィン
ガ板51の上面に被さるようになり、このまま前方搬送
台4Aの上に被包装物Aと包装紙Bを共に挾持して移行
して来ると、前記第2の往復動フィンガ手段5の前面を
被うようになる。次いで図5の様に第2の往復動フィン
ガ手段5の往動の開始に伴い、フィンガ板51が被包装
物Aの後面上面に沿って移行し、後側紙片B2はフィン
ガ板51によって前方に折畳まれると共に左右の突出紙
片がフィンガ板52によってコバ折りされる。
【0035】第2の往復動フィンガ手段5が往動すると
前方搬送台4Aと供給台1との間に間隙ができ、この間
を包装紙垂直保持手段2の吸引手段25が上下する。
【0036】前方搬送台4Aの後部上方には、胴貼装置
Hのテープ張り手段8aが付設されその張り合わせの方
向は被包装物Aの進行方向に対して直角方向に配置さ
れ、第1の往復動フィンガ手段3と第2の往復動フィン
ガ手段5によって折られ、それぞれのフィンガ板31と
フィンガ板51によって保持されている前側紙片B1
後側紙片B2をテープにて接合封緘する。
【0037】この場合、折畳まれた後側紙片B2の端部
に粘着テープを貼り合わせるとき、被包装物Aの長さが
第1の往復動フィンガ手段3と第2の往復動フィンガ手
段5のそれぞれのフィンガ板31、51の合計長さに比
して長い場合にはフィンガ板31、51の間にテープ張
り手段8aが降下することができるが、製品の寸法によ
り被包装物Aの長さが第1の往復動フィンガ手段3と第
2の往復動フィンガ手段5のそれぞれのフィンガ板3
1、51の合計長さに近い場合又はそれよりも短い場合
には、フィンガ板31、51の間にテープ張り手段8a
が降下できない。従来はその製品ごとにそれぞれのフィ
ンガ板31、51の設計をして機械を製作していた。し
かし、それでは最近の製品の多様化に対応できないので
一台の機械で各種の寸法の製品に対応することが必要で
ある。
【0038】そこで、本発明では図6の様に胴貼装置H
に、テープ張り手段8aとこれに隣接して後側紙片B2
端部の押さえ板81を設ける。入力された製品寸法に
基づき大小判断を行ない、フィンガ板31、51の間に
テープ張り手段8aが降下できないと判断すると、その
信号により第1の往復動フィンガ手段3のフィンガ板3
1が後退して、テープ張り手段8aの降下動作より早く
押さえ板81が作動して後側紙片B2の端部を押さえ
る。しかる後、テープ張り手段8aが降下して前側紙片
1と後側紙片B2をテープにて接合封緘する。
【0039】前方搬送台4Aにはその長手方向に周動ベ
ルト41Aが設けられており、第1の往復動フィンガ手
段3と第2の往復動フィンガ手段5によって封緘が完了
した被包装物Aを開放して復動すると、被包装物Aは周
動ベルト41Aと後方搬送台4Bの周動ベルト41Bに
よって搬送され、次行程の包装紙の両耳折返手段6と、
テープ張り手段8bに移動する。
【0040】従来の搬送台の周動ベルトは被包装物を支
えるために被包装物の幅とほぼ同一となるように設計さ
れているので、製品寸法に適合した機械がその度に必要
であった。しかし、最近の製品の多様化のためには違っ
た寸法製品にも対応することが必要になった。その為に
はまず包装紙の両耳折返手段6と、テープ張り手段8b
の間隔を可動にすることであるが、後述する両耳折返手
段6の傾斜板613が周動ベルト41Bに引っ掛かって
テープ張り手段8bの間隔が変化できない。
【0041】そこで、本発明では従来の搬送台を前方搬
送台4Aと後方搬送台4Bとに分割し、前方搬送台4A
と後方搬送台4Bの間に渡り板411を設けた。該渡り
板411の高さは前記前方搬送台4Aと後方搬送台4B
のそれぞれの周動ベルト41A、Bと同一のレベルに設
計される。前記渡り板411の上を前記の両耳折返手段
6の傾斜板613が可動するので、包装紙の両耳折返手
段6と、テープ張り手段8bの間隔は自由に変動でき、
製品寸法に適合した両耳折返作業と、テープ張り作業が
可能となった。
【0042】後方搬送台4Bの末端部に設けられた両耳
折返手段6は図9に示すように後方搬送台4Bの中央部
に向って動く水平な上板611を左右に駆動する両側の
折返部材61と、該折返部材61の内側に上下動可能に
垂設された左右の平行な折込板62と、これら折返部材
61と折込板62との間に設けられた折り返しを側方か
ら加圧して補助する弾支された補助部材63とから成
る。
【0043】なお、上板611は図10、図11に示す
ように折返部材61全体が駆動装置により軸部615に
より内側に揺動するようになっており、折返部材61全
体は後方搬送台4Bの中央部に向くよう移動する。
【0044】上板611の後端部には傾斜板613が軸
着されており、傾斜板613の一方は前記渡り板411
に接触している。
【0045】上述のように被包装物Aが進行してきて、
包装紙Bの両側のコバ折りされた突出耳部B3が上記傾
斜板613に差し掛かると傾斜板613上をせりあが
り、更に上方に向き、上板611の内側縁により起立す
るようになる。被包装物Aが折返部材61の所定の位置
に来ると停止し、その後折込板62が被包装物Aの側部
に沿って下降し、起立した突出耳部B3をほぼ垂直に折
り込む。折込板62が上昇した後、折返部材61全体は
内側に移動するが、この時、折返部材61全体が駆動装
置により軸部615により内側に揺動し、上板611が
スライドするのではなく、押さえ付けるように折畳み内
側に移動し、起立した突出耳部B3を押さえ付けるよう
にする。なお、補助部材63は被包装物Aの側部を押さ
えて折り返しを補助する。
【0046】両耳折返手段6の内側に配設されたテープ
張り手段8bが下降し、突出耳部Bの端部を封緘して全
ての包装作業は完了する。テープ張り手段8bは上記テ
ープ張り手段8aと同様のものでよく、本発明者の既に
発明した機材が望ましい。そして、上記テープ張り手段
8aの貼り合わせ方向は被包装物Aの進行方向に合致
し、左右に一対づつ配設される。
【0047】包装の完了した商品は後方搬送台4Bの末
端から搬出ユニット95の係合片96に押されて排出さ
れる。後方搬送台4Bの末端側には前記のテーブルリフ
タ10と同様の上下動可能な製品ストック台Cが配置さ
れている。包装物が搬出される度にテーブルリフタ10
は下降する。この時、包装物は両耳の折り返しによって
両端部分は包装紙が数枚重なり合い、製品の厚みよりか
なり厚くなる。このような状態で重ねていくと、製品ス
トック台Cに重ねられた製品の中央部は両耳部よりかな
り下の方に湾曲してくるので、前記の搬出ユニット95
の係合片96の押し出しだけでは十分にテーブルリフタ
10に押し出せないことがある。
【0048】本発明では搬出ユニット95とは別に後方
搬送台4Bの下部に図12に示すようなジョガ装置97
を設けた。該ジョガ装置97は押出板98とこれを作動
させるための駆動装置99とから成っている。搬出ユニ
ット95の係合片96の作動後に必要に応じてジョガ装
置97の駆動装置99が作動して製品の押出ストック台
Cに積載する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、従来の装置では被
包装体の寸法ごとの搬送装置が必要であったのに対し、
本発明の包装装置では多様の被包装体の寸法に適合する
ように搬送装置を渡り板によって前方搬送台と後方搬送
台に分割して、包装紙の両耳折返手段の傾斜板が渡り板
の上をスライドすることによって両耳折返手段とテープ
張り手段を可動し、搬送装置のベルト巾より小さい巾の
被包装体を包装できるようにした。
【0050】また、被包装体の長さについても胴貼装置
Hの後側紙片の端部の押さえ板を設け、第1の往復動フ
ィンガ手段のフィンガ板が作動してから後側紙片の端部
の押さえ板が動作し、テープ貼りが行われるようにした
ので、被包装体の長さに適合した胴貼りが出来るように
なった。
【0051】横貼装置においては折返部材の上板が包装
紙のコバ折りされた耳部を上の方から押え付けるように
して内側にスライドするような動きをするので、皺のあ
るような包装紙の耳部でも確実に押さえ付けが可能とな
りテープ張り手段が適正にできるようになった。
【0052】給紙装置に包装紙後部押え手段を設けたこ
とにより一枚給紙が確実になり、以後の包装作業のスム
ーズな対応が可能になった。
【0053】後方搬送台から製品を搬出する搬出ユニッ
トとは別にジョガ装置を設けたことにより、両耳部によ
り中央部が湾曲した製品も確実に製品ストック台に押し
出される。
【0054】本発明では吸紙装置、前折装置、後折装
置、搬送装置、胴貼装置、横貼装置を被包装物と包装紙
の寸法からの入力によってサーボモータにより制御し、
実際の移動量を各サーボモータに連結したエンコーダに
より検出する様にしたので、従来のような各サイズ毎の
マイクロスイッチ、センサ等の再配置及び調整が必要で
なくなり、試運転の時間も短縮されて作業の能率化に貢
献するようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装装置の一実施例を示す斜視図。
【図2】 この装置の作動状態を示す断面図。
【図3】 この装置の作動状態を示す断面図。
【図4】 この装置の作動状態を示す断面図。
【図5】 この装置の作動状態を示す断面図。
【図6】 図2のV部分の拡大側面図。
【図7】 図2のVI部分の拡大側面図。
【図8】 図2のVII部分の拡大斜視図。
【図9】 図2のVIII部分の拡大斜視図。
【図10】 図2左側のAA−AA線での断面図。
【図11】 図10のIX部分の拡大側面図。
【図12】 図2のX部分の拡大側面図。
【符号の説明】
A…被包装物 B…包装紙 B1…前方紙片 B2…後側紙片 B3…コバ折りされた耳部 C…製品ストック台 D…吸紙装置 E…前折装置 F…後折装置 G…搬送装置 H…胴貼装置 I…横貼装置 1…供給台 2…包装紙垂直保持手段 25…吸引装置 26…押えロッド 27…吸着部材 28…押え手段 3…第1の往復動フィンガ手段 31…フィンガ板 4…搬送台 4A…前方搬送台 4B…後方搬送台 411…渡り板 5…第2の往復動フィンガ手段 51…フィンガ板 6…両耳折返手段 61…折返部材 611…上板 7…昇降手段 8a、8b…テープ張り手段 81…押さえ板 95…搬出ユニット 97…ジョガ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)略板状直方体状の被包装物(A)を水
    平に装置する供給台(1)と、該供給台(1)上の被包
    装物(A)の前端部に包装紙(B)を1枚づつ略垂直状
    態で待機させる包装紙垂直保持手段(2)から成る吸紙
    装置(D)と、 b)上記垂直状態の包装紙(B)に対して当接状態で強制
    押入れされた被包装物(A)を包装紙(B)と共に挟持
    して前方に移送させ、同時に包装紙(B)の前方紙片
    (B1)を被包装物(A)上後方に折畳み且つ両側部の
    コバ折りを行う第1の往復動フィンガ手段(3)から成
    る前折装置(E)と、 c)上記供給台(1)より低く被包装物(A)の厚さより
    大きい段差を有し且つ第1の往復動フィンガ手段(3)
    と共に移送された被包装物(A)を受け止める搬送台
    (4)から成る搬送装置(G)と、 d)第1の往復動フィンガ手段(3)をその往動時に供給
    台(1)の高さから搬送台(4)の高さに下降させ又そ
    の復動時に搬送台(4)の高さから供給台(1)の高さ
    に上昇させる昇降手段(7)と、 e)搬送台(4)上に第1の往復動フィンガ手段(3)に
    よって挟持されて搬送台(4)上に降下された被包装物
    (A)上に包装紙(B)の後側紙片(B2)を前方に折
    畳み且つ両側部のコバ折りを行う第2の往復動フィンガ
    手段(5)から成る後折装置(F)と、 f)折畳まれた後側紙片(B2)の端部に粘着テープを貼
    り合せるためのテープ張り手段(8a)から成る胴貼装
    置(H)と、 g)前記搬送台(4)の後半部に配設され、傾斜板により
    包装紙の両耳をすくい上げて折り返す折返手段(6)
    と、折畳まれた包装紙の耳部分(B3)の端部に粘着テ
    ープを貼り合せるためのテープ張り手段(8b)から成
    る横貼装置(I)と、 から成る包装装置において、 h)前記搬送台(4)を前方搬送台(4A)と後方搬送台
    (4B)とに分割し、両者の間に同一レベルの渡り板
    (411)を設けるとともに、折返手段(6)の幅を可
    動とし、折返手段の上記傾斜板を渡り板(411)上で
    スライドさせることができるようにした、 ことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 折畳まれた後側紙片(B2)の端部に粘
    着テープを貼り合せるとき被包装物(A)の長さが第1
    の往復動フィンガ手段(3)と第2の往復動フィンガ手
    段(5)のそれぞれのフィンガ板(31)、(51)の
    合計長さと同等以下の長さの場合に作動できるように胴
    貼装置(H)に、後側紙片(B2)の端部の押さえ板
    (81)を設けると共に前記第1の往復動フィンガ手段
    (3)のフィンガ板(31)が後退してからテープ張り
    が作動するようにした請求項1記載の包装装置。
  3. 【請求項3】 包装紙の両耳折返手段(6)において折
    返部材(61)の上板(611)が包装紙(B)の両側
    のコバ折りされた耳部(B3)を上部より押し付けるよ
    うに作動する請求項1記載の包装装置。
  4. 【請求項4】 給紙装置(D)において包装紙ストック
    台に格納されている包装紙(B)の吸引装置(25)の
    反対側に包装紙(B)の1枚取りのための押えロッド
    (26)と吸着部材(27)とから成る包装紙後部の押
    え手段(28)を設けた請求項1記載の包装装置。
  5. 【請求項5】 横貼装置(I)の作動後に製品を後方搬
    送台(4B)から搬出する搬出ユニット(95)とは別
    にジョガ装置(97)を後方搬送台(4B)の下部に設
    けた請求項1記載の包装装置。
  6. 【請求項6】 吸紙装置(D)、前折装置(E)、後折
    装置(F)、搬送装置(G)、胴貼装置(H)、横貼装
    置(I)の各装置の駆動源にサーボモータを使用すると
    ともに、各サーボモータにエンコーダを設け、操作者に
    より入力される被包装物(A)と包装紙(B)の寸法に
    基づいて各装置の必要移動量を算出し、算出量だけ各サ
    ーボモータを作動させるように制御するサーボ制御部を
    設けた請求項1記載の包装装置。
JP33813694A 1994-12-26 1994-12-26 包装装置 Pending JPH08175506A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110294158A (zh) * 2019-07-22 2019-10-01 东莞市贞观盛智控科技有限公司 一种物件自动包纸机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110294158A (zh) * 2019-07-22 2019-10-01 东莞市贞观盛智控科技有限公司 一种物件自动包纸机

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