JPH08174468A - 直線運動の搬送機構 - Google Patents

直線運動の搬送機構

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JPH08174468A
JPH08174468A JP31789494A JP31789494A JPH08174468A JP H08174468 A JPH08174468 A JP H08174468A JP 31789494 A JP31789494 A JP 31789494A JP 31789494 A JP31789494 A JP 31789494A JP H08174468 A JPH08174468 A JP H08174468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
suction nozzle
bearing
rotary
moving plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31789494A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Arai
宏和 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Publication of JPH08174468A publication Critical patent/JPH08174468A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの所要個数を減少させ、ま
た、構成部材の保護及び振動、騒音の低減を図る。 【構成】 回転式アクチュエータ1が動作すると、揺動
アーム2が回転運動を開始し、その先端に取り付けられ
た軸受3が従動アーム4の溝の中を往復転動する。従動
アーム4を固定された移動プレート5は、直線案内6に
案内されて回転案内金具7と共に紙面に対して直角方向
に往復移動する。回転案内金具7内には回転案内8を介
して吸着ノズル9が保持され、吸着ノズル9の上部には
回転アーム10が固定され、その先端に取り付けられた
軸受11がカム12のV型溝に案内されて転動する。す
ると、吸着ノズル12は、回転し、移動プレート5が次
工程に移動する際、吸着ノズル12の下端に吸着された
ワークを所定角度回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線運動の搬送機構に
関し、特に高速運転でかつ搬送途中で90°姿勢を変え
る搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直線運動の搬送機構は、図5及び
図6に示すように圧縮空気を動力源とする直動式アクチ
ュエータ21と、前記直動式アクチュエータ21に取り
付けられ、圧縮空気の流量を調整して、直動式アクチュ
エータ21の動作速度を制御するスピードコントローラ
22と、前記直動式アクチュエータ21の可動部に取り
付けられ、搬送を行う移動プレート23と、前記移動プ
レート23の可動部が固定されていて、移動プレート2
3を搬送方向のみの直線運動に規制する直線案内24
と、前記移動プレート23に固定されている回転案内金
具25と、前記回転案内金具25に保持されている回転
案内26と、前記回転案内26に保持され真空吸着用の
孔を有する吸着ノズル27と、前記吸着ノズル27の吸
着面と反対の端側と回転軸が接続されている回転式アク
チュエータ28と、前記直動式アクチュエータ21の動
作端で運動エネルギを吸収する緩衝材29により構成し
ている。
【0003】次に動作を説明する。図5は、従来の技術
の一例を示す側面図であり、図6は、平面図である。
【0004】吸着ノズル27がワークを真空吸着にて保
持して、次工程に搬送する。直動式アクチュエータ21
の片側の空気配管口に圧縮空気を供給すると、直動式ア
クチュエータ21の可動部が反対側に移動を始める。こ
の時圧縮空気の供給側と反対の配管口から内部に溜って
いた空気が排出される。この時排出される空気の流量を
スピードコントローラ22で調整し、直動式アクチュエ
ータ21の速度を制御する。制御された速度で搬送し動
作端で緩衝材21により運動エネルギを減少させる。こ
れと同時に回転式アクチュエータ20を動作させ、回転
案内26に保持されている吸着ノズル27を90°回転
させることにより、次工程にワークを90°姿勢を変え
て搬送を行う。
【0005】なお、回転運動を直線運動に変換して行う
搬送機構の基礎技術が記載された文献としては、特開昭
62−200242号公報を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の直線運動の搬送
機構では、90°姿勢を変えるため専用に回転式アクチ
ュエータが必要となる。また直動式アクチュエータの動
作速度を制御するスピードコントローラが定速制御しか
できず、運転中の動作速度による運動エネルギがすべて
動作端にかかる回転式アクチュエータの分だけ、動作す
る機構の重量は大きくなり、高速運転の場合は、運動エ
ネルギはより大きくなり、緩衝材で吸収しきれないエネ
ルギにより、衝撃力が生じ、構成部材の破壊又は振動、
騒音の原因となっていた。
【0007】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、アクチュエータの所要個数を減少させ、ま
た、構成部材の保護及び振動、騒音の低減を図るもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、圧縮空気を動力源とする正・逆転可能な回
転式アクチュエータと、前記回転式アクチュエータの回
転軸に固定され、回転運動を伝達する揺動アームと、前
記揺動アーム先端に取り付けられる第1軸受と、前記第
1軸受の外径と合う溝を有する従動アームと、前記従動
アームに取り付けられ、搬送を行う移動プレートと、前
記移動プレートの移動を搬送方向のみの直線運動に規制
する直線案内と、前記移動プレートに固定されている回
転案内部材と、前記回転案内部材に保持されている回転
案内と、前記回転案内に保持され、真空吸着用の孔を有
する吸着ノズルと、前記吸着ノズル先端に固定されてい
る回転アームと、前記回転アーム先端に取り付けられて
いる第2軸受と、前記第2軸受の外径と合うV型溝を有
するカムを備え、前記カムに形成したV型溝を前記回転
式アクチュエータに関して対称的に配置する直線運動の
搬送機構を、手段として採用する。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例の正面図、図2
は、一部断面で示す側面図、図3は、平面図、図4は、
動作中の速度の大きさと方向を示す図である。
【0010】図2に示すように圧縮空気を動力源とする
正・逆転可能な回転式アクチュエータ1と、前記回転式
アクチュエータ1の回転軸に固定され、回転運動を伝達
する揺動アーム2と、前記揺動アーム2の先端に取り付
けられている軸受3と、前記軸受3の外径と合う溝を有
する従動アーム4と、前記従動アーム4に取り付けら
れ、搬送を行う移動プレート5と、前記移動プレート5
の移動を搬送方向のみの直線運動に規制する直線案内6
と、前記移動プレート5に固定されている回転案内金具
7と、前記回転案内金具7に保持されている回転案内8
と、前記回転案内8に保持され、真空吸着用の孔を有す
る吸着ノズル9と、前記吸着ノズル9の先端に固定され
ている回転アーム10と、前記回転アーム10の先端に
取り付けられている軸受11と、搬送工程の中間で吸着
ノズル9の中心から回転アーム10上の軸受11の中心
までの距離と等しい高さの頂点を持ち、動作端が吸着ノ
ズル9の移動中心上にあり、頂点と動作端が連続した線
で結ばれていて、幅が軸受11の外径と合うV型溝13
を持つカム12から構成している。
【0011】カム12のV型溝13を回転式アクチュエ
ータ1に関して対称的に配置すると、スペース設計上好
都合である。
【0012】次に、動作を説明する。
【0013】吸着ノズル9がワークを真空吸着にて保持
し、次工程に搬送する。回転式アクチュエータ1を動作
させると、揺動アーム2が回転式アクチュエータ1の回
転軸を中心に回転運動を始める。揺動アーム2が回転運
動すると、先端に取り付けられている軸受3が転がりな
がら従動アーム4の溝の中で往復運動する。この軸受3
の往復運動により回転式アクチュエータ1の回転成分の
うち移動プレート5の搬送方向の成分が従動アーム4に
よって伝達される。これにより直線案内6を搬送方向の
案内として移動プレート5が動作することによりワーク
を搬送する。
【0014】この時の速度の大きさを、図4に示す。搬
送方向と揺動アーム2がなす角度をθとすると、搬送行
程の中間ではθ=90°となる。回転運動に伴う軸受3
の従動アーム4の溝と接する位置の周速をvとする。移
動プレート5の移動速度をv′とすると、v′=sin
θ・vとなる。搬送行程の中間で最も速く動作し、動作
端では減速する。同時に移動プレート5が移動を始める
と、吸着ノズル9の先端に取り付けられている回転アー
ム10の先端に取り付けられている軸受11がカム12
のV型溝13に沿って転がる。吸着ノズル9の中心から
軸受11までの平面上の距離は一定で変化しないので、
移動プレート5が移動する時、吸着ノズル9の中心を回
転軸とする回転力が発生する。本発明の実施例では、移
動プレート5が左から右に移動する場合、左回転で90
°吸着ノズル9が回転案内8を案内として回転する。移
動プレート5が右から左に移動する場合、右回転で90
°吸着ノズル9が回転案内8を案内として回転する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による直線
運動の搬送機構は、搬送中所要角度姿勢を変えるための
専用のアクチュエータの必要がなく、また、搬送途中の
速度に対して動作端の速度を減らすことができるため、
緩衝材を使用せずに動作端での運動エネルギを低減する
ことが可能となり、構成部材を保護することができ、ま
た、振動、騒音を低減することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】本発明の一実施例の側面図であり、一部を断面
図で示す。
【図3】本発明の一実施例の平面図である。
【図4】本発明の一実施例の速度ベクトル図である。
【図5】従来の技術の一例の側面図であり、一部を断面
図で示す。
【図6】従来の技術の一例の平面図である。
【符号の説明】
1 回転式アクチュエータ 2 揺動アーム 3 軸受 4 従動アーム 5 移動プレート 6 直線案内 7 回転案内金具 8 回転案内 9 吸着ノズル 10 回転アーム 11 軸受 12 カム 13 V型溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を動力源とする正・逆転可能な
    回転式アクチュエータと、前記回転式アクチュエータの
    回転軸に固定され、回転運動を伝達する揺動アームと、
    前記揺動アーム先端に取り付けられる第1軸受と、前記
    第1軸受の外径と合う溝を有する従動アームと、前記従
    動アームに取り付けられ、搬送を行う移動プレートと、
    前記移動プレートの移動を搬送方向のみの直線運動に規
    制する直線案内と、前記移動プレートに固定されている
    回転案内部材と、前記回転案内部材に保持されている回
    転案内と、前記回転案内に保持され、真空吸着用の孔を
    有する吸着ノズルと、前記吸着ノズル先端に固定されて
    いる回転アームと、前記回転アーム先端に取り付けられ
    ている第2軸受と、前記第2軸受の外径と合う溝を有す
    るカムを備えることを特徴とする直線運動の搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記カムの溝をV型に形成することを特
    徴とする請求項1記載の直線運動の搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記カムに形成したV型溝を前記回転式
    アクチュエータに関して対称的に配置することを特徴と
    する請求項2記載の直線運動の搬送機構。
JP31789494A 1994-12-21 1994-12-21 直線運動の搬送機構 Pending JPH08174468A (ja)

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JP31789494A JPH08174468A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 直線運動の搬送機構

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JP31789494A JPH08174468A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 直線運動の搬送機構

Publications (1)

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JPH08174468A true JPH08174468A (ja) 1996-07-09

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ID=18093245

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31789494A Pending JPH08174468A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 直線運動の搬送機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103273483A (zh) * 2013-05-10 2013-09-04 三峡大学 一种行程可调凸轮机械手
CN107618020A (zh) * 2017-08-17 2018-01-23 柳州福能机器人开发有限公司 整理式机械臂
CN107618021A (zh) * 2017-08-17 2018-01-23 柳州福能机器人开发有限公司 气囊式机械臂

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CN103273483A (zh) * 2013-05-10 2013-09-04 三峡大学 一种行程可调凸轮机械手
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010807