JPH0817407A - 密閉形電池の製造法 - Google Patents
密閉形電池の製造法Info
- Publication number
- JPH0817407A JPH0817407A JP6147542A JP14754294A JPH0817407A JP H0817407 A JPH0817407 A JP H0817407A JP 6147542 A JP6147542 A JP 6147542A JP 14754294 A JP14754294 A JP 14754294A JP H0817407 A JPH0817407 A JP H0817407A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery case
- battery
- mold
- center axis
- sealing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型で内側に折り曲げる際、金型に電池ケー
スの側面を沿わせることによってすべり摩擦が発生し、
この力によって電池ケースが大きな衝撃を受けることを
防止する。 【構成】 有底円筒形電池ケース２１と封口板２７の中
心軸に対して内側が釣鐘状に湾曲した金型２９の中心軸
を傾斜させ、金型２９の中心軸を回転させながら電池ケ
ース２１の側面上部を金型の内側に相対的に押し付けて
ケース側面上部を内側に折り曲げ電池を封口するもので
ある。
スの側面を沿わせることによってすべり摩擦が発生し、
この力によって電池ケースが大きな衝撃を受けることを
防止する。 【構成】 有底円筒形電池ケース２１と封口板２７の中
心軸に対して内側が釣鐘状に湾曲した金型２９の中心軸
を傾斜させ、金型２９の中心軸を回転させながら電池ケ
ース２１の側面上部を金型の内側に相対的に押し付けて
ケース側面上部を内側に折り曲げ電池を封口するもので
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ボタン形電池、コイン
形電池、筒形電池のように発電要素を封口板、電池ケー
ス、および絶縁ガスケットにより液密的に封口してなる
密閉形電池の製造法に関するものである。
形電池、筒形電池のように発電要素を封口板、電池ケー
ス、および絶縁ガスケットにより液密的に封口してなる
密閉形電池の製造法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２にコイン形リチウム電池の部分断面
図を示す。
図を示す。
【０００３】図２において２１は金属製で正極端子を兼
ねる電池ケース、２２は電池ケース２１の内底面に配置
した金属製の正極リングである。２３は正極リング２２
の内底面に配置した正極合剤で二酸化マンガン、黒鉛、
結着剤等の混合粉末を加圧成型したものである。２４は
正極合剤２３の上にカップ状に挿入したセパレータで有
機電解液を含浸している。２５はセパレータ２４の上に
配置した負極の金属リチウムである。２６は断面Ｌ字状
の合成樹脂製の絶縁ガスケットであり、２７は絶縁ガス
ケット２６を介在させて電池ケース２１の開口部を閉塞
する逆皿状の負極端子を兼ねる金属製の封口板である。
ねる電池ケース、２２は電池ケース２１の内底面に配置
した金属製の正極リングである。２３は正極リング２２
の内底面に配置した正極合剤で二酸化マンガン、黒鉛、
結着剤等の混合粉末を加圧成型したものである。２４は
正極合剤２３の上にカップ状に挿入したセパレータで有
機電解液を含浸している。２５はセパレータ２４の上に
配置した負極の金属リチウムである。２６は断面Ｌ字状
の合成樹脂製の絶縁ガスケットであり、２７は絶縁ガス
ケット２６を介在させて電池ケース２１の開口部を閉塞
する逆皿状の負極端子を兼ねる金属製の封口板である。
【０００４】このコイン形リチウム電池は、図３（Ａ）
に示すように、電池ケースの開口部に封口板を設置した
後、電池ケース２１を治具２８の上に置き、ついで治具
２８を上昇させて内側が釣鐘状に湾曲した金型２９のＲ
部３０に電池ケース２１の側面上部を押し付けて封口し
て図３（Ｂ）に示すような電池３１としていた。
に示すように、電池ケースの開口部に封口板を設置した
後、電池ケース２１を治具２８の上に置き、ついで治具
２８を上昇させて内側が釣鐘状に湾曲した金型２９のＲ
部３０に電池ケース２１の側面上部を押し付けて封口し
て図３（Ｂ）に示すような電池３１としていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この封
口方法では、電池ケースの側面上端部を金型２９に当接
させて圧力を加えているので、図３（Ｃ）に示すように
ケースの上端部や底面周縁部にバリが発生しやすかっ
た。そして、電池ケースと封口板の封口状態が悪くな
り、電池の耐漏液性が低下していた。
口方法では、電池ケースの側面上端部を金型２９に当接
させて圧力を加えているので、図３（Ｃ）に示すように
ケースの上端部や底面周縁部にバリが発生しやすかっ
た。そして、電池ケースと封口板の封口状態が悪くな
り、電池の耐漏液性が低下していた。
【０００６】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、電池ケースの側面上部を金型で内側に折り曲げ
る際、金型に電池ケースの側面を沿わせることによって
すべり摩擦が発生し、この力によって電池ケースが大き
な衝撃を受けることを防止するものである。
であり、電池ケースの側面上部を金型で内側に折り曲げ
る際、金型に電池ケースの側面を沿わせることによって
すべり摩擦が発生し、この力によって電池ケースが大き
な衝撃を受けることを防止するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の密閉形電池の製造法は、有底円筒形電池
ケースと封口板の中心軸に対して内側が釣鐘状に湾曲し
た金型の中心軸を傾斜させ、金型の中心軸を回転させな
がら電池ケースの側面上部を金型の内側に相対的に押し
付けて電池ケースの側面上部を内側に折り曲げ電池を封
口するものである。
めに、本発明の密閉形電池の製造法は、有底円筒形電池
ケースと封口板の中心軸に対して内側が釣鐘状に湾曲し
た金型の中心軸を傾斜させ、金型の中心軸を回転させな
がら電池ケースの側面上部を金型の内側に相対的に押し
付けて電池ケースの側面上部を内側に折り曲げ電池を封
口するものである。
【０００８】
【作用】本発明の製造法では、円筒形電池ケースと封口
板の中心軸に対して、内側が釣鐘状に湾曲した金型の中
心軸を傾斜させ、この金型を回転させながら電池ケース
の側面上部に金型の内側を相対的に押し付けているの
で、電池ケースは金型の回転と電池ケースの押し付け速
度に対応して、ケースの側面上端部が順次内側に折り曲
げられかしめられて電池ケースと封口板の封口ができ
る。
板の中心軸に対して、内側が釣鐘状に湾曲した金型の中
心軸を傾斜させ、この金型を回転させながら電池ケース
の側面上部に金型の内側を相対的に押し付けているの
で、電池ケースは金型の回転と電池ケースの押し付け速
度に対応して、ケースの側面上端部が順次内側に折り曲
げられかしめられて電池ケースと封口板の封口ができ
る。
【０００９】そして、この方法では金型と電池ケースの
上端部との摩擦をすべりによるものからすべり分を軽減
させてころがり成分を主体とした封口が実現でき、電池
ケースに大きな圧力がかかることを防いでバリの発生を
防止できるとともに電池の封口状態を良好にして電池の
耐漏液性を高めることができる。
上端部との摩擦をすべりによるものからすべり分を軽減
させてころがり成分を主体とした封口が実現でき、電池
ケースに大きな圧力がかかることを防いでバリの発生を
防止できるとともに電池の封口状態を良好にして電池の
耐漏液性を高めることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照にしなが
ら説明する。
ら説明する。
【００１１】本発明の電池の製造法を図１を用いて説明
する。図１（Ａ）において、１は電池ケース２１と封口
板２７の中心軸、２は内側が釣鐘状に湾曲した金型２９
の中心軸であり、電池ケースと封口板の中心軸１に対し
て金型の中心軸２を３°傾けている。
する。図１（Ａ）において、１は電池ケース２１と封口
板２７の中心軸、２は内側が釣鐘状に湾曲した金型２９
の中心軸であり、電池ケースと封口板の中心軸１に対し
て金型の中心軸２を３°傾けている。
【００１２】そして、図１（Ｂ）に示したように、電池
ケース２１と封口板２７の中心軸を中心に金型２９の中
心軸を適当な回転数で回転させながら、治具２８を上昇
させることによって金型２９の内側に電池ケース２１の
側面上部を押し付けた。これにより電池ケースの側面上
部を内側に折り曲げて電池ケースと封口板とを封口し、
これを本発明の電池Ａとした。ここで、電池の直径は２
０ｍｍ、高さ３．２ｍｍとした。
ケース２１と封口板２７の中心軸を中心に金型２９の中
心軸を適当な回転数で回転させながら、治具２８を上昇
させることによって金型２９の内側に電池ケース２１の
側面上部を押し付けた。これにより電池ケースの側面上
部を内側に折り曲げて電池ケースと封口板とを封口し、
これを本発明の電池Ａとした。ここで、電池の直径は２
０ｍｍ、高さ３．２ｍｍとした。
【００１３】ついで、本発明の電池Ａと図３に示したよ
うな従来の電池Ｂとをそれぞれ１００００個作製し、こ
のときケース開口上端部とケース底面周縁部におけるバ
リの発生状況を観察した。
うな従来の電池Ｂとをそれぞれ１００００個作製し、こ
のときケース開口上端部とケース底面周縁部におけるバ
リの発生状況を観察した。
【００１４】この結果を（表１）に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】また、本発明の電池Ａと従来の電池Ｂとを
それぞれ１００個ずつ用い、ヒートサイクル試験を行い
このときの漏液状態を調べた。
それぞれ１００個ずつ用い、ヒートサイクル試験を行い
このときの漏液状態を調べた。
【００１７】ヒートサイクル試験は１０℃を１時間、１
０℃から６０℃への昇温を１時間、６０℃を１時間、６
０℃から１０℃への降温を１時間を１サイクルとしてこ
の雰囲気下に電池を保存し、これを３０日間行った。
０℃から６０℃への昇温を１時間、６０℃を１時間、６
０℃から１０℃への降温を１時間を１サイクルとしてこ
の雰囲気下に電池を保存し、これを３０日間行った。
【００１８】この結果を（表２）に示す。
【００１９】
【表２】
【００２０】（表１）、（表２）からわかるように、本
発明の電池では電池封口時に電池ケースにバリが発生す
ることを防止することができるとともに、電池の封口状
態を良好にして電池の耐漏液性を向上させることができ
た。
発明の電池では電池封口時に電池ケースにバリが発生す
ることを防止することができるとともに、電池の封口状
態を良好にして電池の耐漏液性を向上させることができ
た。
【００２１】なお、電池ケースと封口板の中心軸と金型
の中心軸の交点の位置は、封口板と金型の内側が接触し
た位置から上方に３０ｍｍの範囲内であることが好まし
い。また、電池ケースと封口板の中心軸に対する金型の
中心軸の角度を３°としたが、３０°以下の範囲であれ
ば良い。
の中心軸の交点の位置は、封口板と金型の内側が接触し
た位置から上方に３０ｍｍの範囲内であることが好まし
い。また、電池ケースと封口板の中心軸に対する金型の
中心軸の角度を３°としたが、３０°以下の範囲であれ
ば良い。
【００２２】
【発明の効果】本発明の製造法では、円筒形電池ケース
と封口板の中心軸に対して、内側が釣鐘状に湾曲した金
型の中心軸を傾斜させ、この金型を回転させながら電池
ケースの側面上部に金型の内側を相対的に押し付けてい
るので、電池ケースは金型の回転と電池ケースの押し付
け速度に対応して、ケースの側面上端部が順次内側に折
り曲げられかしめられて電池ケースと封口板の封口がで
きる。
と封口板の中心軸に対して、内側が釣鐘状に湾曲した金
型の中心軸を傾斜させ、この金型を回転させながら電池
ケースの側面上部に金型の内側を相対的に押し付けてい
るので、電池ケースは金型の回転と電池ケースの押し付
け速度に対応して、ケースの側面上端部が順次内側に折
り曲げられかしめられて電池ケースと封口板の封口がで
きる。
【００２３】そして、この方法では金型と電池ケースの
上端部との摩擦をすべりによるものからすべり分を軽減
させてころがり成分を主体とした封口が実現でき、電池
ケースに大きな圧力がかかることを防いでバリの発生を
防止できるとともに電池の封口状態を良好にして電池の
耐漏液性を高めることができる。
上端部との摩擦をすべりによるものからすべり分を軽減
させてころがり成分を主体とした封口が実現でき、電池
ケースに大きな圧力がかかることを防いでバリの発生を
防止できるとともに電池の封口状態を良好にして電池の
耐漏液性を高めることができる。
【図１】（Ａ） 本発明の密閉形電池の封口前の様子を
示す図 （Ｂ） 同封口後の様子を示す図
示す図 （Ｂ） 同封口後の様子を示す図
【図２】コイン形電池の部分断面図
【図３】（Ａ） 従来の密閉形電池の封口前の様子を示
す図 （Ｂ） 同封口後の様子を示す図 （Ｃ） 従来の密閉形電池でバリの発生を示す図
す図 （Ｂ） 同封口後の様子を示す図 （Ｃ） 従来の密閉形電池でバリの発生を示す図
１ 電池ケースと封口板の中心軸 ２ 金型の中心軸 ２１ 電池ケース ２２ 正極リング ２３ 正極合剤 ２４ セパレータ ２５ 金属リチウム ２６ 絶縁ガスケット ２７ 封口板 ２８ 治具 ２９ 金型 ３０ Ｒ部 ３１ 電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 和祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】正極端子を兼ねる有底円筒形電池ケースの
開口部に負極端子を兼ねる封口板を絶縁ガスケットを介
して設置した後、前記電池ケースの側面上部を内側が釣
鐘状に湾曲した金型によって内側に折り曲げて電池ケー
スと封口板とを封口する密閉形電池の製造法であって、
前記電池ケースと封口板の中心軸に対して前記金型の釣
鐘部分の中心軸を傾斜させ、金型の中心軸を回転させな
がら電池ケースの側面上部を金型の内側に相対的に押し
付けて電池ケース側面上部を内側に折り曲げて電池を封
口する密閉形電池の製造法。 - 【請求項２】電池ケースと封口板の中心軸に対して金型
の中心軸を３０°以下で傾斜させる請求項１記載の密閉
形電池の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6147542A JP3055396B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 密閉形電池の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6147542A JP3055396B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 密閉形電池の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0817407A true JPH0817407A (ja) | 1996-01-19 |
| JP3055396B2 JP3055396B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=15432681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6147542A Expired - Fee Related JP3055396B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 密閉形電池の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3055396B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002013290A1 (en) * | 2000-08-09 | 2002-02-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Coin-shaped battery |
| CN112514142A (zh) * | 2018-08-28 | 2021-03-16 | 株式会社Lg化学 | 圆柱形电池及其制造方法 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP6147542A patent/JP3055396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002013290A1 (en) * | 2000-08-09 | 2002-02-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Coin-shaped battery |
| US6761995B2 (en) | 2000-08-09 | 2004-07-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Coin-shaped battery |
| CN112514142A (zh) * | 2018-08-28 | 2021-03-16 | 株式会社Lg化学 | 圆柱形电池及其制造方法 |
| CN112514142B (zh) * | 2018-08-28 | 2023-03-24 | 株式会社Lg新能源 | 圆柱形电池及其制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3055396B2 (ja) | 2000-06-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |