JPH08173652A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH08173652A
JPH08173652A JP32096094A JP32096094A JPH08173652A JP H08173652 A JPH08173652 A JP H08173652A JP 32096094 A JP32096094 A JP 32096094A JP 32096094 A JP32096094 A JP 32096094A JP H08173652 A JPH08173652 A JP H08173652A
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JP
Japan
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blade
shaving unit
base
tubular portion
frame
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JP32096094A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yoshida
敏之 吉田
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Akira Torisawa
陽 鳥澤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、回動可能な髭剃ユニットの回動を必
要に応じて規制可能とした電気かみそりの提供を目的と
する。 【構成】本体ケース4に設け筒状部15とこの筒状部1
5の内側に設けられた凹状の摺動面を有する支持板16
とからなる支持台14と、外刃34を有する外刃台40
とこの外刃台40とで前記支持板16の摺接面を挟持す
る挟持板50とこの挟持板側に設けられたモーター70
とからり前記支持板16に回動可能に取り付けられた髭
剃ユニット30と、前記筒状部15に回動自在に設けら
れ前記筒状部15の軸方向に沿って移動し前記髭剃ユニ
ット30の外周部に当接して髭剃りユニット30の回動
を規制する規制枠80とを備えた電気かみそり。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外刃が設けられた外
刃支持台、内刃体、この内刃体を回転駆動するモーター
とを一体化した髭剃ユニットを本体ケースに任意方向に
回動可能に設けた電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外刃体が固定されている回転式の
電気かみそりでは、髭剃り時に電気かみそり本体を持つ
角度によっては外刃体の刃面が皮膚から離れてしまい、
効率よく髭剃りができないという問題があり、この問題
を解決するために外刃体、内刃体およびこの内刃体を回
転駆動するモーターを一体化した髭剃ユニットを本体ケ
ースに任意方向に回動可能に設け、髭剃り時に外刃体の
刃面が肌つまり皮膚に追従するようにした電気かみそり
が例えば特開平2−213378号公報(図1および図
7等)に記載されている。ところで、通常多くの場合は
髭剃り時に皮膚に沿って外刃体の刃面が皮膚に密着しな
がら追従するようにすることが望ましいが、例えば鼻の
下の部分等の凹み部分の髭等は外刃体を動かないように
固定しておかないと確実な髭剃りができない場合があ
る。しかし、上記公報に記載されている電気かみそりは
髭剃ユニットが常に回動するために、上記のように凹み
部分等の髭剃りをするうえで不都合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように髭剃ユニ
ットを任意方向に回動自在に本体に設け、髭剃り時に外
刃体の刃面を皮膚に追従させるようにした電気かみそり
は、鼻の下等の凹み部分のように外刃体の刃面を固定し
ておかないと確実な髭剃りができない部分の髭剃りが十
分にできないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、請求項1記載の発明は、本
体ケースに設けられるとともに筒状部とこの筒状部の内
側壁に設けられ中央部に貫通孔を有する凹状の摺動面を
有する支持板とからなる支持台と、外刃を有する外刃枠
が取着され内側に内刃を収納し外側上部に被当接部を有
するとともに前記摺動面に対応した凹状の外刃台と前記
貫通孔を介して外刃台に取着され前記摺動面の外側に配
置それた抜止部材とこの抜止部材側に設けられ前記内刃
体を回転駆動するモーターとからなり前記摺動面に任意
方向に回動可能に取り付けられた髭剃ユニットと、前記
支持台の筒状部に嵌合し筒状部の軸方向に移動可能に設
けられるとともに前記被当接部と接離する当接部を有し
筒状部の先端方向に移動した際当接部を前記外刃台の被
当接部と当接して髭剃ユニットの回動を規制する規制枠
とを備えた電気かみそりとし、また、請求項2記載の発
明は、本体ケースに設けられるとともに筒状部とこの筒
状部の内側壁に設けられ中央部に貫通孔を有する凹状の
摺動面を有する支持板とからなる支持台と、外刃を有す
る外刃枠が取着され内側に内刃を収納し外側上部に被当
接部を有するとともに前記摺動面に対応した凹状の外刃
台と前記貫通孔を介して外刃台に取着され前記摺動面の
外側に配置それた抜止部材とこの抜止部材側に設けられ
前記内刃体を回転駆動するモーターとからなり前記摺動
面に任意方向に回動可能に取り付けられた髭剃ユニット
と、前記支持台の筒状部に嵌合し筒状部の軸方向に移動
可能に設けられるとともに前記被当接部と接離する当接
部を有し筒状部の先端方向に移動した際当接部を前記外
刃台の被当接部と当接して髭剃ユニットの回動を規制す
る規制枠と、前記支持台の支持板と筒状部の内周壁との
間に設けられ前記髭剃ユニットをその軸心方向に付勢す
る弾性部材を有するセンターリング部材とを備えた電気
かみそりとしたものである。
【0005】
【作用】上記のように構成した請求項1記載の発明は、
本体ケースに設けられた支持台に任意方向に回動可能に
設けた髭剃ユニットの回動を、規制枠により必要に応じ
て規制することができるため、髭剃ユニットの固定を要
する部分の髭剃りが確実にできる。また、請求項2記載
の発明は上記作用に加えてセンターリング部材により髭
剃ユニットの軸心を常に前記支持台の軸心に一致する位
置に位置決めされているため、規制枠の規制方向の操作
がスムーズにできる。
【0006】
【実施例】つぎに、請求項1記載および請求項2記載の
発明の実施例を図1および図5に基づいて説明する。図
1において、1は電気かみそりの本体で、この本体1は
互いに結合された前ケース2と後ケース3とからなる本
体ケース4とこの本体ケース4の一端に設けた髭剃ユニ
ット部5とから構成されている。そして、前記本体ケー
ス4には図示しないが後述するモーター70に電力を供
給する蓄電池、この蓄電池を充電する充電回路、充電回
路と商用電源を接続する出没可能に設けられた充電用プ
ラグ等が配設されている。なお、本体ケース4には電源
スイッチSが設けられている。
【0007】つぎに、髭剃ユニット部5について説明す
る。この髭剃ユニット部5は髭剃りユニット30とこの
髭剃ユニット30を支持する支持台10とから構成され
ている。そして、前記支持台10は前記前ケース2の一
端部に設けた円形状の開口11の開口縁12に一端側を
固着され他端側に嵌合部13aが設けられた筒状のベー
ス部材13とこのベース部材13の嵌合部13aに一端
側を嵌合して取り付けられた支持枠14とから構成され
ている。前記支持枠14は前記一端側つまり図において
下方側を開口した環状の筒状部15とこの筒状部15の
他端側つまり図において上方側の端縁部から筒状部15
の内側でかつ下方側に向かって凹状となるように傾斜し
て形成された円錐状壁16とからなっている。この円錐
状壁16は支持板を構成するとともに図3において二点
鎖線で囲んだ部分は摺動面Fを構成している。そして、
前記円錐状壁16の図において下端部には開口17が形
成されている。また、前記円錐状壁16には円周方向に
3等配つまり筒状部15の軸方向の中心軸を中心として
互いに120度の角度をもたせて分配して形成された係
止溝孔18が設けられている。(なお、以降髭剃ユニッ
ト部5についての説明においては支持枠14の筒状部1
5の軸方向および中心軸と一致する方向の説明をすると
きは単に軸方向または軸心として記載することとす
る。)さらにまた、円錐状壁16に形成した開口17の
開口縁には水平方向に向けた形成した係止縁19が形成
されている。この係止縁19は後述する挟持板50の筒
状凸部51に当接して回動する動きを規制するものであ
る。
【0008】また、前記筒状部15の外周壁には下方か
ら上方に向けて傾斜した螺旋状の案内溝20が円周方向
に3等配して形成されており、この案内溝20はそれぞ
れ上端および下端に水平方向つまり前記軸心と直交する
方向に水平溝20a、20bが設けられている。また、
筒状部15の外周壁には前記水平溝20aの上端側にこ
の案内溝20に連なるように軸方向に沿って形成された
挿入溝21が形成されている。また、筒状部15の外周
壁には互いに隣接する案内溝20の中間に位置して互い
に離間して形成された一対の係止突起22a、22bが
設けられた溝22とこの溝22と連通した挿入溝22c
とが形成されている。また、支持枠14の筒状部15の
上部外周には後述する規制枠80の規制鍔81が嵌合す
る嵌合段部15aが形成されている。また、筒状部15
の内周壁には後述する押圧子63の先端部が摺接する球
面状の凹状摺接面15cが設けられている。
【0009】つぎに、前記髭剃ユニット30について説
明する。この髭剃りユニット30は、図3に示す外刃体
33と、内刃体36、この外刃体33が取り付けられる
とともに内刃体36を収納する外刃台40、抜止部材と
しての挾持板50およびこの挾持板50に取り付けられ
るモーター70とから構成されている。
【0010】そして、前記外刃体33は内周壁に嵌合溝
33bが形成された外刃枠33aとこの外刃枠33aの
上部に一体的に取着され図示しない多数の髭導入孔が形
成された外刃34とからなり、前記外刃34は中央部に
凹部34aを形成しこの凹部34aの周囲にアーチ状の
刃面34bを形成している。また、内刃体36は略円盤
状に形成された基台36aとこの基台36aに設けられ
た複数個(図3では6個)の刃取付孔37aに周知の方
法で前記外刃34のアーチ状の刃面34bに圧接するよ
うに付勢されて設けられた内刃37bから構成されてお
り、前記基台36aの下方側には軸孔38が形成され、
この軸孔38の内周面には図示しないが周方向の回止を
する被係止面が形成されている。
【0011】つぎに、前記外刃台40は図において上方
を開口した円筒壁41とこの円筒壁41の下端部から内
側下方に向けて形成した円錐状壁42と、この円錐状壁
42の下端部から上方に向けて突出して形成されるとと
もに下方側を開口した嵌合凹部43が形成された環状突
出部44とからなっている。そして、環状突出部44の
中央部には後述するモーター70の出力軸71が貫通す
る貫通孔44aが形成されている。また、前記筒状壁4
1の外周には前記外刃枠33aの内周壁に形成された嵌
合溝33bと係合する係合突起41aが設けられてお
り、前記外刃体33はその嵌合溝33bを前記係合突起
41aに対して係脱することにより外刃台40と着脱可
能となっている。また、前記円錐状壁42の外側下方に
は摺動突起42aが周壁に3個等配して設けられ、ま
た、この円錐状壁42の外側上部には被当接部としての
環状の鍔部42bが形成されている。また、前記環状突
出部44には前記貫通孔44aを挟んで図示しない取付
ねじを挿通する一対の挿通孔44bが設けられている。
なお、前記円錐状壁42の傾斜の大きさは前記支持枠1
4に形成された円錐状壁16と同一傾斜に形成されてい
る。
【0012】つぎに、抜止部材としての挾持板50につ
いて説明する。この挟持板50は中央部に前記外刃台4
0の嵌合凹部43に嵌合する筒状凸部51とこの筒状凸
部51の下端部から上方に向かって傾斜した円錐状壁5
2とから構成されている。そして、前記筒状凸部51に
は図において下方を開口した収納凹部51cが設けら
れ、また、前記円錐状壁52には両側にスリット53、
53を形成することにより形成され先端部に摺動突起5
4が形成された弾性片55が3等配して設けられてい
る。なお、前記挾持板50は成型した後も弾性を有する
合成樹脂から作られているため、上記のように両側にス
リット53を形成することにより自動的に弾性片55が
形成されるものである。また、前記互いに隣接する弾性
片55の中間に位置して前記筒状凸部51の外周と円錐
状壁52の内周とを連結するように回止リブ56が3等
配されて形成され、この回止リブ56は前記支持枠14
に形成された係止溝孔18内に位置して挾持板50が軸
心を中心として回動したときにこの係止リブ56が前記
係止溝孔18の両側の縁に規制されて回動が規制され、
モーター70等が所定以上回ることを規制するようにな
っている。なお、この係止リブ56は前記円錐状壁52
が折損等しないように筒状凸部51に結合する補強の機
能も果たしている。また、前記筒状凸部51の上部には
位置決孔51aが設けられ、この位置決孔51aを挟ん
で前記外刃体40の環状突出部44に形成された挿通孔
44aと対応して取付ねじを挿通する一対の挿通孔51
bが形成されている。
【0013】また、前記円錐状壁52の前記係止リブ5
6と対応する外側には円周方向に3等配して形成された
3個のセンターリング部材60が設けられている。この
センターリング部材60は前記円錐状壁52に一体的に
設けられるとともに軸心と直交する外方向に開口した収
納穴61が形成されたボス62とこの収納穴61にスラ
イド自在に収納された押圧子63と収納穴61に収納さ
れ前記押圧子63を常時外方向に向けて付勢するコイル
ばね64とから構成されている。前記押圧子63の先端
部は球面状に形成されこの先端部は前記支持枠14の筒
状部15の内周面に摺動自在に当接ないしは離反するよ
うになっており、後述するように挾持板50に髭剃り時
に外力が加わり軸心が前記支持枠14の軸心に対して傾
くことが生じても、この傾ける外力が無くなると前記3
個のセンターリング部材60片が協働して前記挾持板5
0の軸心を前記支持枠14の軸心と一致させるように機
能するものである。この挾持板50の軸心を前記支持枠
14の軸心と一致させる機能は、前記押圧子63の先端
部の筒状部15の内周面の当接位置を前記摺接突起54
の動支持枠14の円錐状壁16との当接位置より図にお
いて下方に設けていることにより、押圧子63を介して
コイルばね64の付勢力によって摺接突起54の円錐状
壁16との当接点を支点として回動する力が働くことに
よってなされるものである。
【0014】また、前記収納穴61は図5に示すように
下側面に係合孔65が形成されている。そして、前記押
圧子63には後端を開口したばね収納穴63aが形成さ
れるとともにばね収納穴63aの周壁に両側にスリット
63b(図では一方のみ図示)を形成して弾性変形する
係止片63cが形成されている。この係止片63cの後
端部には前記係合孔65の縁部に係合して抜け止め作用
をする抜止突起63dが形成されいる。そして、押圧子
63を収納穴61に収納するときは、この係止片63c
を内側に押して内側に向かって変形させて収納する。そ
して、収納された後は抜止突起63dが係合孔65の縁
部に係合するので押圧子63は収納穴61抜け出すこと
がないようになっている。
【0015】つぎに、モーター70の上部には前記挟持
板50に形成された位置決孔51aに嵌合する位置決凸
部72が設けられ、この位置決凸部72を挟んで、前記
外刃台40と挾持板50に設けた貫通孔44aおよび5
1aにそれぞれ対応した一対のねじ孔73が設けられて
いる。また、モーター70の出力軸71の先端部には図
示しないが、前記内刃体36の軸穴38に形成された被
係止面に対応する係止面が設けられ、この出力軸71に
前記内刃体36が着脱可能に取り付けられ、取り付けら
た状態で周方向に回止されつつ出力軸71と一体的に回
転するようになっている。このことによって前記内刃3
7bは外刃34のアーチ状の刃面34aに圧接しながら
回転し、髭導入孔から導入した髭を切断することにな
る。
【0016】つぎに、前記支持枠14に取り付けられる
規制枠80について説明する。この規制枠80は前記支
持枠14の外周に回動可能に嵌合する筒状に形成され、
外刃台40側の周縁部に外刃体40の円錐状壁42に形
成された鍔部42bと接離する当接部としての環状の規
制鍔81が形成され、また、内周壁には支持枠14の外
周に設けた3個の案内溝20に案内される3個の案内突
起82および互いに隣接する案内突起82の中間に位置
して設けられた位置決突起83が形成されている。この
位置決突起83は前記溝22内を周方向に移動し、この
溝22内に設けられた一対の係止突起22a、22bの
それぞれに節度感をもって係合離脱して、規制枠80を
支持枠14に対して位置決めしその状態を維持するもの
である。そして、前記案内突起82と規制鍔81との軸
方向の位置関係は、この案内突起82が前記案内溝20
の下方つまり水平溝22b内に位置したとき、前記規制
鍔81の規制鍔81が支持枠14の上部に形成した段部
15aに位置するように、また、案内溝20の上方つま
り水平溝22a内に位置したとき前記規制鍔81が支持
枠14の上端より所定量上方に突出し外刃体40の鍔部
42aに当接する関係となっている。
【0017】つぎに、この規制枠80の支持枠14への
取り付けは、規制枠80の案内突起82および位置決突
起83をそれぞれ支持枠14の外周に設けた挿入溝21
および挿入溝22cに対応させつつ上方から嵌合し、つ
いで案内突起82を案内溝20に沿って回動させること
によりなされる。そして、取付状態では、図3において
規制枠80を反時計方向に回動すると、この回動につれ
て案内突起82は案内溝20によって下方に向けて案内
されるため、規制枠80は支持枠14の下方に移動す
る。そして、規制枠80が所定の位置つまり水平溝20
b内に位置するまで回されたとき、前記位置決突起83
は前記係止突起22bに係合して位置決めされこの状態
が維持され、したがって、規制枠80は支持枠14の下
方に位置し規制鍔81は支持枠14の嵌合段部15aに
嵌合した状態となる。また、この状態から規制枠80を
時計方向に回動するとこの回動につれて前記位置決突起
83の前記係止突起22bとの係合が外れ、また、案内
突起82は案内溝20によって上方へ案内され規制鍔8
4は支持枠14の上端より所定量突出した位置まで上方
に移動する。そして、規制枠80が所定の位置つまり水
平溝2a内に位置するまで回動したときは、前記位置決
突起83は係止突起22aと係合して位置決めされこの
状態に維持され、規制枠80は支持枠14の上方に位置
した状態に保持される。このとき前記規制鍔81は外刃
台40の鍔部42bに下方から当接して、外刃台40の
回動を規制するようになっている。
【0018】つぎに、上記髭剃ユニット部5の組み立て
について説明する。
【0019】まず、前ケース2にベース部材13と支持
枠14つまり支持台10を取り付け、そして、この支持
枠14の筒状部15の外周に規制枠80を嵌合させて取
り付ける。ついで支持台14に形成された円錐状壁16
の図においてに上側の摺動面Fに外刃台40の摺動突起
42aを当接させて配置し、また、円錐状壁16の下側
から、あらかじめボス62の収納孔61にコイルばね6
4とともに押圧子63を収納してセンターリング部材6
0を取り付けた挟持板50をその筒状凸部51を支持台
14の嵌合凹部43に挿入して、弾性片55の摺動突起
54を円錐状壁16の下側の摺動面Fに当接させるとと
もに挿通孔51a、51aを支持台14の挿通孔44
b、44bに対応させて位置決めして配置し、ついで、
挟持板50の収納凹部51c内にその位置決孔51aに
モーター70の位置決突起72を嵌合させるとともにね
じ孔73を前記挿通孔44b、44bおよび51a、5
1aに対応させて配置する。そして、図示しない取付ね
じを挿通孔44b、44bおよび51a、51aに挿通
してモーター70のねじ孔72に締め付ける。取付ねじ
によって一体化された状態では、外刃台40と挟持板5
0の間に介在する支持枠14の円錐状壁16の両側面つ
まり摺動面を外刃台40の摺動突起42aと挟持板50
の摺動突起54とで挟持するとともに前記摺動突起42
aと摺動突起54は円錐状壁16の摺動面F上を任意方
向に摺動できるようになっている。また、センターリン
グ部材60の押圧子63の先端部は筒状部15の内周面
にコイルばね64によって付勢されて当接している。な
お、摺動突起54と摺動突起42aとはともに円錐状壁
16の両側摺動面Fに点接触で摺動するようにしている
ため回動はスムーズになされる。また、この摺動の際
に、円錐状壁16の両摺動面Fを挟持して摺動する摺動
突起42aと摺動突起54が円錐状壁16によって摺動
つまり回動を阻止する力が加わったときは円錐状壁16
の下側摺動面Fを摺動する摺動突起54が弾性片55の
弾性変形によって前記回動を阻止する力を吸収するため
前記外刃台40と挟持板50とは一体化した状態で任意
の方向に回動できるものである。
【0020】そして、上記のように外刃台40、挟持板
50およびモーター70を一体化するとともに外刃台4
0と挟持板50とで円錐状壁16を挟持して支持枠14
に取り付けた状態では、モーター70の出力軸71は外
刃台40の貫通孔44aを貫通しており、この出力軸7
1に軸孔38を嵌合して内刃体36を取り付け、ついで
外刃体33の嵌合溝33bを外刃台40の係合突起41
aに係合させて前記外刃体33を外刃台40に取り付け
ることにより髭剃ユニット部5の組み立ては完了する。
【0021】また、この髭剃ユニット部5が組み立てら
れた状態においては、前記3個のセンターリング部材6
0によって髭剃りユニット30の軸心は常に支持枠14
の軸心と一致するようになっている。すなわち、コイル
ばね64によって外側方向に同じ大きさの付勢力によっ
て付勢されている3個の押圧子63の先端部は支持枠1
4の筒状部15の凹状摺接面15cに当接しており、そ
の反力によって挟持板50はその軸心つまり髭剃ユニッ
ト30の軸心を支持枠14の軸心に一致する位置に位置
決めされるようになっている。したがって、仮に髭剃り
ユニット30の軸心が支持枠14の軸心と不一致の状態
すなわち髭剃ユニット30が支持枠14内で回動して傾
いた状態となったときは、3個の押圧子63の内いずれ
かは支持枠14の筒状壁15の凹状摺接面15cに強い
力で当接し、また、いずれかは弱い力で当接あるいは離
間することになり、したがって、強い力で当接している
押圧子64はその反力も大きいため弱い力で当接してい
る押圧子63の反力と釣り合うまで、前記髭剃りユニッ
ト30の傾きを是正する方向につまり髭剃りユニット3
0の軸心を支持枠14の軸心に一致させる方向に挟持板
50を介して髭剃りユニット30を押圧することにより
センターリングがなされる。。
【0022】そして、この髭剃りユニット部5が組み立
てられた状態においては、外刃体33、内刃体36、外
刃台40、挟持板50およびモーター70から構成され
る髭剃りユニット30は外刃台40の摺動突起42aと
挟持板50の摺接突起54とで支持枠14の円錐状壁1
6を挟持しつつ回動することにより、任意の方向つまり
髭剃りの際外刃体33の刃面34bが皮膚に沿って追従
するように髭剃ユニット30全体として回動可能となっ
ている。
【0023】したがって、図1、図2に示すように、今
規制枠80が前述のように反時計方向に回動操作されて
支持枠14の下方位置に位置決めされた状態であるとす
ると、規制枠80の規制鍔81は支持枠14の嵌合段部
15aと嵌合状態にあり、外刃台40の鍔部42aとは
離間した位置にあり規制鍔81によって回動する動きは
何等規制されない。この状態で髭剃りを行うと、髭剃り
時は刃面34bを皮膚に押し付けるが、この時仮に外刃
体33の刃面34bの一方側に皮膚によって押圧力が加
えられると、この押圧力によって刃面の他方側が皮膚に
接触するようにつまり皮膚から離れているあるいは離れ
ようとする刃面が皮膚に接触をする方向に前記摺動突起
42aと摺動突起54とが円錐状壁16の面上を摺動す
るため、図4に示すように髭剃りユニット30は刃面3
4bが髭剃り時の皮膚に追従するように回動する。そし
て、刃面34bが皮膚から離れて髭剃りユニット30を
回動させようとしている押圧力から解放されると、前記
センターリング部材60によって、髭剃りユニット30
の軸心は支持枠14の軸心と一致する位置まで回動しこ
の状態が維持される。
【0024】なお、図1に示すように髭剃りユニット3
0の回動の中心点(静止極)Pを髭剃りユニット30軸
心線上でかつ外刃体33の上方に設定してあるため回動
の曲率半径が大きくスムーズな回動が得られるようにな
っている。
【0025】つぎに、図2に示すように規制枠80を上
記の場合と反対に計方向に回動操作し、支持枠14の上
方位置に位置決めされた状態であるとすると、規制鍔8
1は支持枠14の上端縁より所定量だけ突出した状態と
なり、この状態では前記規制鍔81は前記外刃台40の
鍔部42bの下面に当接し、外刃台40つまり髭剃りユ
ニット30はその回動が規制されることになる。この状
態で髭剃りを行い刃面34bの刃面全面が皮膚に押し付
けられず、一方側にのみ押圧力が加わったとしても外刃
台40は規制枠80によって回動する動きが規制されて
いるため、髭剃ユニット30は回動することはない。
【0026】つぎに、この電気かみそりの動作について
説明する。まず、通常の髭剃りを行うときは、髭剃りユ
ニット30が回動できるように、規制枠80の規制鍔8
1を支持枠14の嵌合段部15aに嵌合させるように規
制枠80を回動して位置決めする(図1参照)。この状
態で電源スイッチSを閉成して髭剃りを行うが、髭剃り
時は外刃34の刃面34bが皮膚に押し付けられながら
髭剃り動作がなされるが、この際刃面34bが皮膚から
受ける押圧力に応じて外刃台40の摺動突起42aと挟
持板50の摺動突起54とが支持枠14の円錐状壁16
の摺動面Fを摺動することにより髭剃ユニット30は任
意方向に回動可能となっているため、刃面34bは常に
皮膚に圧接追従して髭剃りがなされることから効率的に
髭剃りができる。
【0027】つぎに、髭剃り動作中に例えば鼻の下等の
凹み部分の髭を剃るようなときは、刃面34bつまり髭
剃ユニット30を回動させずに固定状態とすることが望
ましいため、この場合は規制枠80の規制鍔81を外刃
台40の鍔部42bの下面に当接させるように回動し
て、規制枠80を支持枠14に位置決めする(図2参
照)。この状態では髭剃ユニット30の回動は規制され
るため、刃面34bを凹み部分の皮膚に強く押し付ける
ことができ、この部分の髭を確実に剃ることができる。
なお、規制枠80を操作するときは刃面34bは皮膚か
ら離されており、したがって、髭剃ユニット30の軸心
はセンターリング部材60によって支持枠14の軸心と
一致するように位置決めされている。このため、髭剃ユ
ニット30の回動を規制する規制枠80の回動操作がス
ムーズになされる。この髭剃ユニット30と支持枠14
との軸心とが一致している場合、規制枠80の回動がス
ムーズになされる理由は、髭剃ユニット30が傾いた状
態となっていると規制枠80を外刃台40の鍔部42b
に当接させるべく回動操作する際、規制鍔81の一方が
先に鍔部42aに当接してしまう等のため、規制枠80
が支持枠14の筒状部15の周壁に沿って偏心した状態
で回動することになる等のためである。したがって、セ
ンタリング部材60を設けない場合は、規制枠80を操
作する前に髭剃ユニット30の傾きを修正つまり髭剃ユ
ニット30の軸心と支持枠14の軸心とを一致させる煩
わしさがあるが、センタリング部材60を設けることに
より、この煩わしさは解消できる。また、髭剃ユニット
30の軸心と支持枠14の軸心との一致状態では、刃面
34bが傾いていないため髭剃り開始時における操作が
しやすく、また、展示等においては外観上好ましいもの
である。
【0028】上記のように構成した電気かみそりは、髭
剃ユニット30を支持枠14つまり支持台10に回動可
能に設けて髭剃りの際、外刃34の刃面34bを皮膚に
追従するようにするとともに、髭剃ユニット30の回動
を規制して髭剃りを可能とするように規制枠80を支持
枠14に回動可能に設け、必要に応じて髭剃ユニット3
0を回動または固定できるようにしたため、確実かつ効
率的な髭剃りを行うことができるものである。また、外
刃34の刃面34bが皮膚から離れ刃面34bに加わっ
ている皮膚からの押圧力が解放され際には、センターリ
ング部材60によって髭剃ユニット30の軸心は支持枠
14の軸心に一致するように位置決めされるため規制枠
の操作が確実かつスムーズになされる。また、規制枠8
0の規制鍔81が外刃台40の鍔部42bの全周に亘っ
て当接するため、外刃台40の回動規制が確実になされ
る。
【0029】なお、上記実施例では支持台10を支持枠
14とベース部材13で構成するとともに前ケース2と
別体としたが、これは一体とし、また、前ケース2と一
体として形成してもよい。また、支持台10の支持板の
摺動面を円錐状壁16で形成したが、これは凹状の球面
状壁で形成してもよく、この場合は挟持板50に設ける
摺動突起は必ずしも弾性片に設ける必要はなく、また、
支持板の摺動面を凹状の球面状壁で形成した場合は外刃
台および挾持板に摺動突起を設けることなく面接触とし
てもよい。また、上記実施例では規制枠80を回動によ
って軸方向に移動するようにしたが、これは軸方向に沿
って直線的スライドさせるようにしてもよく、この場合
の位置決めは凹部と突起とからなる係脱機構とすればよ
い。また、モーター70は挟持板50ではなく外刃台4
0に取り付けるてもよい。
【0030】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、本体ケースに設けられた支持台に任意方向に回動
可能に設けた髭剃ユニットの回動を規制枠により必要に
応じて規制することができるため、髭剃ユニットの固定
を要する部分の髭剃りが確実にできる。また、請求項2
記載の発明は、上記作用に加えてセンターリング部材に
より髭剃ユニットを常にその中心軸を前記支持台の軸心
に一致する位置に位置決めされているため、規制枠の操
作がスムーズにできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気かみそりの実施例の一部を断面し
た全体図。
【図2】上記実施例の髭剃ユニット部の断面図。
【図3】上記実施例の髭剃ユニット部の分解斜視図。
【図4】上記実施例の髭剃ユニット部の髭剃りユニット
の回動状態を示した断面図。
【図5】上記実施例のセンターリング部材の部分断面
図。
【符号の説明】
4 本体ケース 14 支持台 15 筒状部 16 支持板 30 髭剃りユニット 34 外刃 40 外刃台 70 モーター 80 規制枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースに設けられるとともに筒状部と
    この筒状部の内側壁に設けられ中央部に貫通孔を有する
    凹状の摺動面を有する支持板とからなる支持台と、外刃
    を有する外刃枠が取着され内側に内刃を収納し外側上部
    に被当接部を有するとともに前記摺動面に対応した凹状
    の外刃台と前記貫通孔を介して外刃台に取着され前記摺
    動面の外側に配置それた抜止部材とこの抜止部材側に設
    けられ前記内刃体を回転駆動するモーターとからなり前
    記摺動面に任意方向に回動可能に取り付けられた髭剃ユ
    ニットと、前記支持台の筒状部に嵌合し筒状部の軸方向
    に移動可能に設けられるとともに前記被当接部と接離す
    る当接部を有し筒状部の先端方向に移動した際当接部を
    前記外刃台の被当接部と当接して髭剃ユニットの回動を
    規制する規制枠とを備えたことを特徴とする電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】本体ケースに設けられるとともに筒状部と
    この筒状部の内側壁に設けられ中央部に貫通孔を有する
    凹状の摺動面を有する支持板とからなる支持台と、外刃
    を有する外刃枠が取着され内側に内刃を収納し外側上部
    に被当接部を有するとともに前記摺動面に対応した凹状
    の外刃台と前記貫通孔を介して外刃台に取着され前記摺
    動面の外側に配置それた抜止部材とこの抜止部材側に設
    けられ前記内刃体を回転駆動するモーターとからなり前
    記摺動面に任意方向に回動可能に取り付けられた髭剃ユ
    ニットと、前記支持台の筒状部に嵌合し筒状部の軸方向
    に移動可能に設けられるとともに前記被当接部と接離す
    る当接部を有し筒状部の先端方向に移動した際当接部を
    前記外刃台の被当接部と当接して髭剃ユニットの回動を
    規制する規制枠と、前記支持台の支持板と筒状部の内周
    壁との間に設けられ前記髭剃ユニットをその軸心方向に
    付勢する弾性部材を有するセンターリング部材とを備え
    たことを特徴とする電気かみそり。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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