JPH08173007A - 鳥撃退装置 - Google Patents

鳥撃退装置

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JPH08173007A
JPH08173007A JP32291294A JP32291294A JPH08173007A JP H08173007 A JPH08173007 A JP H08173007A JP 32291294 A JP32291294 A JP 32291294A JP 32291294 A JP32291294 A JP 32291294A JP H08173007 A JPH08173007 A JP H08173007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
magnetic
permanent magnet
tube
tubes
Prior art date
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Pending
Application number
JP32291294A
Other languages
English (en)
Inventor
Jinnosuke Hayashi
仁之助 林
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HAYASHI DENKO KK
Original Assignee
HAYASHI DENKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い範囲で鳥を近づかせない鳥撃退装置を得
ようとする。 【構成】 永久磁石8に基部を近接させて導磁管9を設
ける。導磁管9には空気孔10を分散して穿設する。永
久磁石8、導磁管9を垂直軸3を中心として回転自在と
する。空気ポンプ14から出る空気元管12を、垂直軸
3と同心に設けた回転接手11、支管13を経て導磁管
9に連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明の鳥撃退装置は、飛行場
の滑走路のような、面積の広い地域に鳥が入らぬように
するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】飛行場に飛来する鳥が飛行機に衝突した
り、エンジンに吸込まれたりして、飛行機が機体の損
傷、エンジンの破損等の被害を受けることが多く、墜落
の危険もある。このような鳥による被害金額は、1航空
会社当り数億円にもなるといわれている。そこで種々の
鳥撃退策が考えられ実験されている。
【0003】例えば、爆竹のような大音響を発して鳥を
驚かすことも考えられたが、鳥がすぐ慣れてしまって効
果がなく、しかも飛行場に近い人家に騒音公害を及ぼす
ことになる。
【0004】又、鳥の磁気感性を利用して鳥を撃退する
装置も考えられている。この装置はアメリカ合衆国、マ
サチューセッツ工科大学のウオルコット氏が発表した学
説で、鳥には地磁気を感じる器官があり、渡り鳥は地球
の磁場を感じて方向を定めて飛び目的地に達することが
できるという学説に基いたものである。この磁気を利用
する鳥撃退装置は、複数の磁石を非磁性ワイヤでつな
ぎ、これを鳥の進入を防ぎたい場所に張ったり、プロペ
ラに磁石を取付けて風により回転するプロペラと共に磁
石を回転させて地磁気の磁場を攪乱させようとするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の磁石を利用した
鳥撃退装置は、磁気を攪乱する範囲が狭いので、飛行場
滑走路のような広い地域で使用するには不向きである。
【0006】本発明は、地磁気を攪乱する手段を利用し
て、しかも広い地域に効果を及ぼすことのできる鳥撃退
装置を得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】この発明の鳥撃退装置は、
永久磁石の側方に突出し、永久磁石と共に回転する導磁
管の側面に多数の空気孔を穿設し、導磁管の基部に圧縮
空気管を連結して導磁管内に吹込んだ圧縮空気を空気孔
から空中に噴出させる構成のものである。
【0008】
【作用】導磁管に吹込まれた空気は、磁極を通過し磁気
を帯びた状態で大気中に噴出し、これにより付近の地磁
気を広い範囲で攪乱するから、広い範囲において鳥がこ
の状態を嫌って近づかなくなる。
【0009】
【実施例】図1〜図3は本発明の鳥撃退装置の実施例を
示す、図1は正面図、図2は側面図、図3は平面図であ
る。基板1の上には、左右の開いたコ字形の台2が定置
されており、これに垂直軸3がラジアル及びスラスト軸
受(何れも図示を省略する)を介して回転自在に取付け
られている。垂直軸3の下端にはウオーム車4が取付け
てあり、ウオーム5により減速回転させられる。ウオー
ム5は基板1に取付けた減速機付モータ6により駆動さ
れる。垂直軸3の上端には、コ字形に上方の開いたブラ
ケット7に保持された永久磁石8が取付けてあり、ブラ
ケット7は左右に突出させて鋼製の導磁管9の基部を保
持している。ブラケット7は非磁性材で造る。磁石8の
両極に接する部分は鋼材でも良いが、下方部分は非磁性
材とする。導磁管9の上側面には多数の細かい空気孔1
0が穿設されておる。垂直軸3の途中には回転接手11
が設けられていて、空気元管12から送られて来る圧縮
空気を支管13により導磁管9の基部に送っている。1
4は大気を取入れて空気元管12に送る空気ポンプであ
る。
【0010】以上のように構成されるから、モータ6に
より垂直軸3を回転させると共に、空気ポンプ14を運
転すると、回転する導磁管9の空気孔10から空気の細
流が噴出する。この空気は永久磁石8により磁化された
導磁管9の中を通って帯磁するから、空気孔10から帯
磁した空気が大気中に放散され、付近の地磁気を攪乱す
る。
【0011】本発明者が実験した装置は、導磁管9が回
転して描く円の直径1.6m、回転速度2rpm 、導磁管
9へ送る空気の圧力0.45kg/cm2、流量80 l/min、
永久磁石8の強さ18000がガウスであった。この装
置の運転中に、導磁管9から1m離れた位置で磁力を測
定したところ、5ガウスだったが、空気ポンプを止めて
磁力測定をすると4ガウスだった。この装置を離れるに
従って磁気の強さは急速に減じるが、きわめて微弱な地
磁気を感じる鳥に対しては、この装置から大きく離れた
場所でも磁気攪乱の影響を及ぼすものと考えられる。こ
の装置を給餌場に置いて運転を始めると、集まっていた
鳥は総て飛散してしまい、又広い場所で運転すると、鳥
が飛来せず、その効果は装置から60m離れた地点まで
有効であった。従って飛行場の要所に設ければ、鳥の飛
来を防止することができ、滑走路の両側に沿って40基
程度の本装置を設置すれば2000m程度の長さの滑走
路に鳥が飛来するのを防止できると考えられる。飛行場
では、地面に突出物があることは危険であるが、本装置
を地表から沈めて設け、その上をアルミニウム、真鍮等
の非磁性で通気口があり、雨を防ぐことのできる丈夫な
蓋で覆うようにすれば、その上を飛行機や自動車、歩行
者が通過しても安全であり、地磁気攪乱の効果を発揮さ
せることができる。
【0012】
【発明の効果】この発明の鳥撃退装置は、水平面内で回
転する導磁管から噴出する帯磁空気により地磁気を攪乱
するものであるから、広範囲に作用が及び、地磁気の攪
乱を嫌う鳥が近づかないようにする効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鳥撃退装置の実施例を示す正面図。
【図2】同上の側面図。
【図3】同上の平面図。
【符号の説明】
1 基板 2 台 3 垂直軸 4 ウオーム車 5 ウオーム 6 モータ 7 ブラケット 8 永久磁石 9 導磁管 10 空気孔 11 回転接手 12 空気元管 13 支管 14 空気ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直軸(3)を中心として回転する永久
    磁石(8)の両極に基部を近接させて2本の導磁管
    (9)を設け、空気ポンプ(14)に接続した空気元管
    (12)を回転接手(11)を経て支管(13)により
    導磁管(9)に連結し、永久磁石(8)と共に回転する
    導磁管(9)の側面に散在させて穿設した空気孔(1
    0)から帯磁空気を吹出させる鳥撃退装置。
JP32291294A 1994-12-26 1994-12-26 鳥撃退装置 Pending JPH08173007A (ja)

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JP32291294A JPH08173007A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 鳥撃退装置

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JPH08173007A true JPH08173007A (ja) 1996-07-09

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ID=18149020

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JP (1) JPH08173007A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030458A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Kumakura Industry Co Ltd 動物除け
CN102379263A (zh) * 2011-12-17 2012-03-21 李元山 一种新型水生动物驱赶机
CN109418255A (zh) * 2017-08-18 2019-03-05 国网河南鄢陵县供电公司 电力线塔用压缩空气驱鸟系统

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