JPH08172557A - 低温領域用テレビジョンカメラ装置 - Google Patents
低温領域用テレビジョンカメラ装置Info
- Publication number
- JPH08172557A JPH08172557A JP6316978A JP31697894A JPH08172557A JP H08172557 A JPH08172557 A JP H08172557A JP 6316978 A JP6316978 A JP 6316978A JP 31697894 A JP31697894 A JP 31697894A JP H08172557 A JPH08172557 A JP H08172557A
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- JP
- Japan
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- main body
- heat
- television camera
- container
- low temperature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲への熱放散を抑えながら、テレビジョン
カメラ本体の保温が充分に得られるようにした低温領域
用テレビジョンカメラ装置を提供すること。 【構成】 撮像部本体1を本体容器2に収容し、ペルチ
エ効果を利用した熱電素子4を、スペーサ3を介して本
体容器2に接触させ、全体を熱絶縁体の包囲体6で被覆
し、熱電素子4に通電することにより、周囲の熱を吸収
し、集めた熱を本体容器2に移動させ、この容器2の温
度を上げるようにしたもの。 【効果】 電熱装置などの加熱装置を用いることなく、
テレビジョンカメラ本体の保温ができるので、それ自体
による発熱は極めて少なく、場合によっては吸熱作用す
ら得られるので、周囲環境に乱れを与える虞れを充分に
抑えることができ、LNG中などの極低温状態でも気泡
が発生しないので、撮像視界が妨げられる虞れも全くな
く、常に良好な撮像画像を得ることができる。
カメラ本体の保温が充分に得られるようにした低温領域
用テレビジョンカメラ装置を提供すること。 【構成】 撮像部本体1を本体容器2に収容し、ペルチ
エ効果を利用した熱電素子4を、スペーサ3を介して本
体容器2に接触させ、全体を熱絶縁体の包囲体6で被覆
し、熱電素子4に通電することにより、周囲の熱を吸収
し、集めた熱を本体容器2に移動させ、この容器2の温
度を上げるようにしたもの。 【効果】 電熱装置などの加熱装置を用いることなく、
テレビジョンカメラ本体の保温ができるので、それ自体
による発熱は極めて少なく、場合によっては吸熱作用す
ら得られるので、周囲環境に乱れを与える虞れを充分に
抑えることができ、LNG中などの極低温状態でも気泡
が発生しないので、撮像視界が妨げられる虞れも全くな
く、常に良好な撮像画像を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温状態で使用するテ
レビジョンカメラ装置に係り、特に液化天然ガス容器内
や、冷凍倉庫内など、極低温領域での撮像、監視に好適
な低温領域用テレビジョンカメラ装置に関する。
レビジョンカメラ装置に係り、特に液化天然ガス容器内
や、冷凍倉庫内など、極低温領域での撮像、監視に好適
な低温領域用テレビジョンカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ほとんどの電気機器は、いずれにしろ使
用温度に限度があり、許容温度が定められている。従っ
て、許容温度よりも高い温度で使用するためには、防熱
や耐熱装備、或いは冷却装置などを要し、他方、低い温
度で使用するためには、防寒装備、耐低温装備、或いは
保温加熱装置などを必要し、このことは、テレビジョン
カメラでも例外ではない。
用温度に限度があり、許容温度が定められている。従っ
て、許容温度よりも高い温度で使用するためには、防熱
や耐熱装備、或いは冷却装置などを要し、他方、低い温
度で使用するためには、防寒装備、耐低温装備、或いは
保温加熱装置などを必要し、このことは、テレビジョン
カメラでも例外ではない。
【0003】ところで、近年、テレビジョンカメラの光
電変換部として、CCDなどと呼ばれる半導体固体撮像
装置が使用されるようになってきているが、この固体撮
像装置は、比較的温度変化による特性変化が大きく、こ
のため、例えば、LNG(液化天然ガス)容器内の撮像、
監視のために用いられるテレビジョンカメラでは、従来
から、例えば電熱による加熱装置を用い、零下百数十度
という極低温状態においても、使用中、その撮像部本体
は、例えば0℃〜−20℃の範囲内の所定の温度で一定
に保たれるようにしている。
電変換部として、CCDなどと呼ばれる半導体固体撮像
装置が使用されるようになってきているが、この固体撮
像装置は、比較的温度変化による特性変化が大きく、こ
のため、例えば、LNG(液化天然ガス)容器内の撮像、
監視のために用いられるテレビジョンカメラでは、従来
から、例えば電熱による加熱装置を用い、零下百数十度
という極低温状態においても、使用中、その撮像部本体
は、例えば0℃〜−20℃の範囲内の所定の温度で一定
に保たれるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】上記従来技術は、
テレビジョンカメラの加熱に伴う周囲への熱放散につい
て配慮がされておらず、周囲の温度環境を乱してしまう
という問題があった。例えば、上記したLNG容器内
で、テレビジョンカメラをLNG中に浸して使用した場
合、テレビジョンカメラの容器からの熱放散のため、L
NGの温度が上昇してしまい、LNGの気化が促進され
てしまったり、気泡が発生して撮像視界が乱されてしま
い、良好な画像が得られなくなってしまったりするので
ある。
テレビジョンカメラの加熱に伴う周囲への熱放散につい
て配慮がされておらず、周囲の温度環境を乱してしまう
という問題があった。例えば、上記したLNG容器内
で、テレビジョンカメラをLNG中に浸して使用した場
合、テレビジョンカメラの容器からの熱放散のため、L
NGの温度が上昇してしまい、LNGの気化が促進され
てしまったり、気泡が発生して撮像視界が乱されてしま
い、良好な画像が得られなくなってしまったりするので
ある。
【0005】本発明の目的は、周囲への熱放散を抑えな
がら、テレビジョンカメラ本体の保温が充分に得られる
ようにした低温領域用テレビジョンカメラ装置を提供す
ることにある。
がら、テレビジョンカメラ本体の保温が充分に得られる
ようにした低温領域用テレビジョンカメラ装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、耐低温性の
材質で作られた密閉容器に収容され、該容器の一部に設
けられている透明窓から外部を撮像するようにしたテレ
ビジョンカメラ装置において、テレビジョンカメラの撮
像部本体を収容する空間部と、該撮像部本体による撮像
用の開孔部とを備えた熱伝導性材料からなる本体容器
と、該本体容器の外側に熱移動方向の一方の端部が接触
された熱電素子と、上記本体容器の上記開孔部を除き、
該本体容器と上記熱電素子を一括して包囲した断熱性材
料の包囲体とを用いることにより達成される。なお、こ
こで、テレビジョンカメラの撮像部本体とは、撮像用レ
ンズと光電変換装置からなり、被写体を撮像して画像信
号を得る部分のことである。
材質で作られた密閉容器に収容され、該容器の一部に設
けられている透明窓から外部を撮像するようにしたテレ
ビジョンカメラ装置において、テレビジョンカメラの撮
像部本体を収容する空間部と、該撮像部本体による撮像
用の開孔部とを備えた熱伝導性材料からなる本体容器
と、該本体容器の外側に熱移動方向の一方の端部が接触
された熱電素子と、上記本体容器の上記開孔部を除き、
該本体容器と上記熱電素子を一括して包囲した断熱性材
料の包囲体とを用いることにより達成される。なお、こ
こで、テレビジョンカメラの撮像部本体とは、撮像用レ
ンズと光電変換装置からなり、被写体を撮像して画像信
号を得る部分のことである。
【0007】
【作用】上記熱電素子は、それに通電することにより、
ペルチエ効果によるヒートポンプ機能を発揮し、周囲か
ら熱を吸収し、この周囲から集めた熱を撮像部本体が収
容されている容器に移動させ、その温度を上げるように
働く。
ペルチエ効果によるヒートポンプ機能を発揮し、周囲か
ら熱を吸収し、この周囲から集めた熱を撮像部本体が収
容されている容器に移動させ、その温度を上げるように
働く。
【0008】このとき、熱電素子により移動させられた
熱量は、該素子に通電したことによる発熱量よりも充分
に多くすることができるから、余分な熱が周囲に放散さ
れるのを充分に抑えながら、撮像部本体の温度を、周囲
の温度よりも充分に高くすることができる。
熱量は、該素子に通電したことによる発熱量よりも充分
に多くすることができるから、余分な熱が周囲に放散さ
れるのを充分に抑えながら、撮像部本体の温度を、周囲
の温度よりも充分に高くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による低温領域用テレビジョン
カメラ装置について、図示の実施例により詳細に説明す
ると、図は、何れも本発明の一実施例で、図1のAはテ
レビジョンカメラ本体で、Bは制御装置を示し、図2の
Cはカメラ容器部を示している。まず、図1のテレビジ
ョンカメラ本体Aは、撮像部本体1と、本体容器2、ス
ペーサ3、熱電素子4、温度検出素子5、包囲体6、そ
れに接続配線用電線7で構成されている。
カメラ装置について、図示の実施例により詳細に説明す
ると、図は、何れも本発明の一実施例で、図1のAはテ
レビジョンカメラ本体で、Bは制御装置を示し、図2の
Cはカメラ容器部を示している。まず、図1のテレビジ
ョンカメラ本体Aは、撮像部本体1と、本体容器2、ス
ペーサ3、熱電素子4、温度検出素子5、包囲体6、そ
れに接続配線用電線7で構成されている。
【0010】撮像部本体1は撮像用のレンズと、CCD
などの固体撮像装置を中心として構成され、被写体を撮
像して画像信号を発生する働きをする部分である。本体
容器2は熱伝導性のよい銅、アルミニウム(合金)などの
材料で作られ、撮像部本体1を収容する空間部2aと、
撮像用の開孔部2b、それに円板状になった熱導入部2
cとで構成されている。スペーサ3は熱伝導性の良い、
例えば銅、アルミニウムなどの材料の円板で作られ、周
囲から熱を集めるためのフィン(ひれ)として働くように
してある。
などの固体撮像装置を中心として構成され、被写体を撮
像して画像信号を発生する働きをする部分である。本体
容器2は熱伝導性のよい銅、アルミニウム(合金)などの
材料で作られ、撮像部本体1を収容する空間部2aと、
撮像用の開孔部2b、それに円板状になった熱導入部2
cとで構成されている。スペーサ3は熱伝導性の良い、
例えば銅、アルミニウムなどの材料の円板で作られ、周
囲から熱を集めるためのフィン(ひれ)として働くように
してある。
【0011】熱電素子4はサーモ・モジュールなどとも
呼ばれるもので、例えば図示のように円板状に作られ、
この実施例では、スペーサ2を介して3枚の熱電素子4
を積み重ね、その一方の端部を本体容器2に接触させた
状態にしてある。そして、この熱電素子4はペルチエ効
果を利用した素子で、通電(電流が流されること)される
ことによりヒートポンプとして働き、周囲の熱を吸収
し、集めた熱を本体容器2に移動させ、この容器2の温
度を上げる働きをする。
呼ばれるもので、例えば図示のように円板状に作られ、
この実施例では、スペーサ2を介して3枚の熱電素子4
を積み重ね、その一方の端部を本体容器2に接触させた
状態にしてある。そして、この熱電素子4はペルチエ効
果を利用した素子で、通電(電流が流されること)される
ことによりヒートポンプとして働き、周囲の熱を吸収
し、集めた熱を本体容器2に移動させ、この容器2の温
度を上げる働きをする。
【0012】温度検出素子5はサーミスタなどからな
り、本体容器2の空間部2a内の温度を検出し、それに
応じた信号を発生する働きをする。包囲体6は発泡ウレ
タン樹脂などの断熱性材料で作られ、図示のように、本
体容器2の開孔部2bに合わせて形成してある開孔6a
を残して、本体容器2とスペーサ3、それに熱電素子4
なども含めて、全体を包込んだ状態で所定の形状に成形
したものである。
り、本体容器2の空間部2a内の温度を検出し、それに
応じた信号を発生する働きをする。包囲体6は発泡ウレ
タン樹脂などの断熱性材料で作られ、図示のように、本
体容器2の開孔部2bに合わせて形成してある開孔6a
を残して、本体容器2とスペーサ3、それに熱電素子4
なども含めて、全体を包込んだ状態で所定の形状に成形
したものである。
【0013】そして、配線用の電線7は複数本の絶縁電
線群からなり、テレビジョンカメラ本体A内の撮像部本
体1と、熱電素子4、それに温度検出素子5を、それぞ
れ制御装置Bに接続する働きをする。
線群からなり、テレビジョンカメラ本体A内の撮像部本
体1と、熱電素子4、それに温度検出素子5を、それぞ
れ制御装置Bに接続する働きをする。
【0014】次に、図2のカメラ容器部Cは、ハウジン
グ8と、透明窓部材9、前部ブラケット10、後部ブラ
ケット11、コネクタ(接続金具)12、そしてフレキシ
ブルチューブ13で構成されている。
グ8と、透明窓部材9、前部ブラケット10、後部ブラ
ケット11、コネクタ(接続金具)12、そしてフレキシ
ブルチューブ13で構成されている。
【0015】ハウジング8は、例えば商品名がテフロン
などとして知られている、耐低温性の合成樹脂(4ふっ
化エチレン樹脂)で作られた略円筒形の部材で、内部に
テレビジョンカメラ本体Aを収容する空所8aが形成し
てある。そして、この空所8a内にテレビジョンカメラ
本体Aを挿入配置したとき、その開孔6aが対向する部
分に、ガラス板からなる透明窓部材9が設けてある。
などとして知られている、耐低温性の合成樹脂(4ふっ
化エチレン樹脂)で作られた略円筒形の部材で、内部に
テレビジョンカメラ本体Aを収容する空所8aが形成し
てある。そして、この空所8a内にテレビジョンカメラ
本体Aを挿入配置したとき、その開孔6aが対向する部
分に、ガラス板からなる透明窓部材9が設けてある。
【0016】前部ブラケット10と後部ブラケット11
は、それぞれ蓋体として働き、内部にテレビジョンカメ
ラ本体Aを収容したあと、図示のように、ボルト、ナッ
トでハウジング8の両端面に取付けられ、内部を密閉状
態にする働きをする。このとき、前部ブラケット10に
は、円錐状の開孔窓10aが形成してあり、これによ
り、内部に収容されたテレビジョンカメラ本体Aの撮像
部本体1による外部の撮像が可能になるようにしてあ
る。
は、それぞれ蓋体として働き、内部にテレビジョンカメ
ラ本体Aを収容したあと、図示のように、ボルト、ナッ
トでハウジング8の両端面に取付けられ、内部を密閉状
態にする働きをする。このとき、前部ブラケット10に
は、円錐状の開孔窓10aが形成してあり、これによ
り、内部に収容されたテレビジョンカメラ本体Aの撮像
部本体1による外部の撮像が可能になるようにしてあ
る。
【0017】また、このとき、後部ブラケット11に
は、耐低温性の合成樹脂で作られた蛇腹状のフレキシブ
ルチューブ13が、コネクタ(接続金具)12によって取
付けてあり、このフレキシブルチューブ13内に接続配
線用の複数本に電線7を収容することにより、保護が得
られるようしてある。
は、耐低温性の合成樹脂で作られた蛇腹状のフレキシブ
ルチューブ13が、コネクタ(接続金具)12によって取
付けてあり、このフレキシブルチューブ13内に接続配
線用の複数本に電線7を収容することにより、保護が得
られるようしてある。
【0018】次に、この実施例の動作について説明す
る。テレビジョンカメラを動作状態にすると、制御装置
Bは、熱電素子4に所定の極性の電流を供給するように
構成されている。そうすると、熱電素子4による熱の移
動作用が現われ、スペーサ3を介して周囲から熱を吸収
し、これが本体容器2に集められてゆくようになる。そ
して、この結果、本体容器1の温度が上昇して行く。
る。テレビジョンカメラを動作状態にすると、制御装置
Bは、熱電素子4に所定の極性の電流を供給するように
構成されている。そうすると、熱電素子4による熱の移
動作用が現われ、スペーサ3を介して周囲から熱を吸収
し、これが本体容器2に集められてゆくようになる。そ
して、この結果、本体容器1の温度が上昇して行く。
【0019】一方、制御装置Bは、温度検出素子5から
の信号により本体容器2の温度を検出し、これに応じて
熱電素子4に供給されている電流値を制御し、本体容器
2の温度が一定に保たれるようにする。
の信号により本体容器2の温度を検出し、これに応じて
熱電素子4に供給されている電流値を制御し、本体容器
2の温度が一定に保たれるようにする。
【0020】そこで、いま、このテレビジョンカメラの
周囲温度が低下し、この結果、本体容器2の温度が低下
し始めたとすると、これに応じて制御装置Bは、熱電素
子4に供給されている電流を増加させ、熱電素子4によ
る熱移動作用を強くし、本体容器2に集められてくる熱
量を多くする。この結果、本体容器2の温度は、周囲の
温度よりも遥かに高い、例えば−4℃などの所定の一定
温度に制御されることになる。
周囲温度が低下し、この結果、本体容器2の温度が低下
し始めたとすると、これに応じて制御装置Bは、熱電素
子4に供給されている電流を増加させ、熱電素子4によ
る熱移動作用を強くし、本体容器2に集められてくる熱
量を多くする。この結果、本体容器2の温度は、周囲の
温度よりも遥かに高い、例えば−4℃などの所定の一定
温度に制御されることになる。
【0021】従って、この実施例によるテレビジョンカ
メラは、例えばLNGなど極低温状態にある液体中に浸
され、或いは極低温雰囲気中に置かれた場合でも、その
撮像部本体1の温度は所定値に一定に保たれ、正常な状
態で撮像を行なうことができる。
メラは、例えばLNGなど極低温状態にある液体中に浸
され、或いは極低温雰囲気中に置かれた場合でも、その
撮像部本体1の温度は所定値に一定に保たれ、正常な状
態で撮像を行なうことができる。
【0022】ここで、本発明の或る実施例によれば、零
下192℃の液体窒素中に浸したテレビジョンカメラに
おいて、熱電素子の電流値が1.2Aのとき、上記した
ように、本体容器内を−4℃の温度に保持することかで
きた。
下192℃の液体窒素中に浸したテレビジョンカメラに
おいて、熱電素子の電流値が1.2Aのとき、上記した
ように、本体容器内を−4℃の温度に保持することかで
きた。
【0023】そして、このとき、この実施例では、電熱
装置などの加熱装置を備えていないから、それ自体によ
る発熱は極めて少なく、場合によっては吸熱作用すら得
られるので、周囲環境に乱れを与える虞れを充分に抑え
ることができ、LNG中でも透明窓部材9による気泡の
発生が無いので、撮像視界が妨げられる虞れも全くな
く、常に良好な撮像画像を得ることができる。
装置などの加熱装置を備えていないから、それ自体によ
る発熱は極めて少なく、場合によっては吸熱作用すら得
られるので、周囲環境に乱れを与える虞れを充分に抑え
ることができ、LNG中でも透明窓部材9による気泡の
発生が無いので、撮像視界が妨げられる虞れも全くな
く、常に良好な撮像画像を得ることができる。
【0024】なお、以上の実施例では、撮像部本体がC
CDなどの固体撮像装置で構成されているが、本発明
は、光電変換部の構成に係わらず適用可能であり、どの
ような撮像装置により実施しても良いことは言うまでも
ない。
CDなどの固体撮像装置で構成されているが、本発明
は、光電変換部の構成に係わらず適用可能であり、どの
ような撮像装置により実施しても良いことは言うまでも
ない。
【0025】また、上記実施例で使用している断熱性材
料についても、4ふっ化エチレン樹脂や発砲ウレタン樹
脂に限らず、必要な断熱特性を備えていれば、どのよう
な材料により本発明を実施しても良いことは言うまでも
ない。
料についても、4ふっ化エチレン樹脂や発砲ウレタン樹
脂に限らず、必要な断熱特性を備えていれば、どのよう
な材料により本発明を実施しても良いことは言うまでも
ない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、電熱装置などの加熱装
置を用いることなく、テレビジョンカメラ本体の保温が
できるので、それ自体による発熱は極めて少なく、場合
によっては吸熱作用すら得られるので、周囲環境に乱れ
を与える虞れを充分に抑えることができ、LNG中など
の極低温状態でも気泡が発生しないので、撮像視界が妨
げられる虞れも全くなく、常に良好な撮像画像を得るこ
とができる。
置を用いることなく、テレビジョンカメラ本体の保温が
できるので、それ自体による発熱は極めて少なく、場合
によっては吸熱作用すら得られるので、周囲環境に乱れ
を与える虞れを充分に抑えることができ、LNG中など
の極低温状態でも気泡が発生しないので、撮像視界が妨
げられる虞れも全くなく、常に良好な撮像画像を得るこ
とができる。
【図1】本発明による低温領域用テレビジョンカメラ装
置の一実施例におけるテレビジョンカメラ本体の説明図
である。
置の一実施例におけるテレビジョンカメラ本体の説明図
である。
【図2】本発明による低温領域用テレビジョンカメラ装
置の一実施例におけるカメラ容器部の説明図である。
置の一実施例におけるカメラ容器部の説明図である。
1 撮像部本体 2 本体容器 2a 空間部 2b 開孔部 2c 熱導入部 3 スペーサ 4 熱電素子(ペルチェ効果素子) 5 温度検出素子 6 包囲体 7 配線用電線 8 ハウジング 8a 空所 9 透明窓部材 10 前部ブラケット 10a 開孔窓 11 後部ブラケット 12 接続金具 13 フレキシブルチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 幸弘 神奈川県横浜市鶴見区末広町一丁目7番7 号 東京瓦斯株式会社生産技術センター内 (72)発明者 梅村 昌和 大阪府大阪市此花区北港一丁目1番16号 大阪瓦斯株式会社生産技術センター内 (72)発明者 岩崎 雅巳 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 井崎 康昭 東京都新宿区高田馬場三丁目18番25号 日 立電子株式会社ビデオシステム事業所内
Claims (1)
- 【請求項1】 耐低温性の材質で作られた密閉容器に収
容され、該容器の一部に設けられている透明窓から外部
を撮像するようにしたテレビジョンカメラ装置におい
て、 テレビジョンカメラの撮像部本体を収容する空間部と、
該撮像部本体による撮像用の開孔部とを備えた熱伝導性
材料からなる本体容器と、 該本体容器の外側に熱移動方向の一方の端部が接触され
た熱電素子と、 上記本体容器の上記開孔部を除き、該本体容器と上記熱
電素子を一括して包囲した断熱性材料からなる包囲体と
を用い、 該包囲体を上記密閉容器内に収容し、上記熱電素子に通
電することにより、該熱電素子が周囲から吸収した熱が
上記本体容器に移動させられるように構成したことを特
徴とする低温領域用テレビジョンカメラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316978A JPH08172557A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 低温領域用テレビジョンカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316978A JPH08172557A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 低温領域用テレビジョンカメラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08172557A true JPH08172557A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18083062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6316978A Pending JPH08172557A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 低温領域用テレビジョンカメラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08172557A (ja) |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP6316978A patent/JPH08172557A/ja active Pending
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